JPH1066211A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents
ガス絶縁開閉装置Info
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- JPH1066211A JPH1066211A JP8217457A JP21745796A JPH1066211A JP H1066211 A JPH1066211 A JP H1066211A JP 8217457 A JP8217457 A JP 8217457A JP 21745796 A JP21745796 A JP 21745796A JP H1066211 A JPH1066211 A JP H1066211A
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- tank
- insulated switchgear
- conductor
- gas insulated
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- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02B—BOARDS, SUBSTATIONS OR SWITCHING ARRANGEMENTS FOR THE SUPPLY OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02B13/00—Arrangement of switchgear in which switches are enclosed in, or structurally associated with, a casing, e.g. cubicle
- H02B13/02—Arrangement of switchgear in which switches are enclosed in, or structurally associated with, a casing, e.g. cubicle with metal casing
- H02B13/035—Gas-insulated switchgear
- H02B13/065—Means for detecting or reacting to mechanical or electrical defects
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02B—BOARDS, SUBSTATIONS OR SWITCHING ARRANGEMENTS FOR THE SUPPLY OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02B13/00—Arrangement of switchgear in which switches are enclosed in, or structurally associated with, a casing, e.g. cubicle
- H02B13/02—Arrangement of switchgear in which switches are enclosed in, or structurally associated with, a casing, e.g. cubicle with metal casing
- H02B13/035—Gas-insulated switchgear
- H02B13/0352—Gas-insulated switchgear for three phase switchgear
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02B—BOARDS, SUBSTATIONS OR SWITCHING ARRANGEMENTS FOR THE SUPPLY OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02B13/00—Arrangement of switchgear in which switches are enclosed in, or structurally associated with, a casing, e.g. cubicle
- H02B13/02—Arrangement of switchgear in which switches are enclosed in, or structurally associated with, a casing, e.g. cubicle with metal casing
- H02B13/035—Gas-insulated switchgear
- H02B13/075—Earthing arrangements
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- Power Engineering (AREA)
- Gas-Insulated Switchgears (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ガス絶縁開閉装置における、発生確率の極めて
小さい地絡事故に対し、有効かつ経済性に優れた事故時
の位置標定法を提供すること。 【解決手段】接地タンク１と、接地タンク内に配置され
る単純導体部、導体接続部、導体端部、または開閉部等
の高電圧部２と、高電圧部を支持するための、または高
電圧部を支持およびガス区画するための絶縁スペーサ
３、４と、から構成されるユニット機器であって、前記
ユニット機器を単独または複数接続して構成されるガス
絶縁開閉装置において、接地タンク１の外表面の少なく
とも一部に、接地タンク１と高電圧部２間の地絡事故の
発熱を検出するための変色部材９を塗布または貼付す
る。また、変色部材９は、接地タンク外表面上の直接日
射を受けない範囲または接地タンク外表面底部に施す。
小さい地絡事故に対し、有効かつ経済性に優れた事故時
の位置標定法を提供すること。 【解決手段】接地タンク１と、接地タンク内に配置され
る単純導体部、導体接続部、導体端部、または開閉部等
の高電圧部２と、高電圧部を支持するための、または高
電圧部を支持およびガス区画するための絶縁スペーサ
３、４と、から構成されるユニット機器であって、前記
ユニット機器を単独または複数接続して構成されるガス
絶縁開閉装置において、接地タンク１の外表面の少なく
とも一部に、接地タンク１と高電圧部２間の地絡事故の
発熱を検出するための変色部材９を塗布または貼付す
る。また、変色部材９は、接地タンク外表面上の直接日
射を受けない範囲または接地タンク外表面底部に施す。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はガス絶縁開閉装置に
係り、特に地絡事故時の処理対応を容易に行えるように
したガス絶縁開閉装置に関する。
係り、特に地絡事故時の処理対応を容易に行えるように
したガス絶縁開閉装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】変電所などに用いられるガス絶縁開閉装
置は、万一の事故に備え、その位置を特定するため、各
種のセンサが開発され使用されている。
置は、万一の事故に備え、その位置を特定するため、各
種のセンサが開発され使用されている。
【０００３】その一例としては電気協同研究、第４２
巻、第３号（１９８７年）「変電所監視システム」の６
４頁から６５頁には次のような検出方法が提案されてい
る。
巻、第３号（１９８７年）「変電所監視システム」の６
４頁から６５頁には次のような検出方法が提案されてい
る。
【０００４】（１）地絡電流を検出する方法 （２）地絡による圧力上昇に着目し、圧力上昇値及び圧
力変化を検出する方法 （３）地絡により発生する音及び振動を検出する方法 （４）地絡により発生する光を機器内部に設置した光セ
ンサで検出する方法 （５）地絡により発生する分解ガスを検出する方法 （６）地絡による温度上昇部を赤外線カメラで検出する
方法
力変化を検出する方法 （３）地絡により発生する音及び振動を検出する方法 （４）地絡により発生する光を機器内部に設置した光セ
ンサで検出する方法 （５）地絡により発生する分解ガスを検出する方法 （６）地絡による温度上昇部を赤外線カメラで検出する
方法
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】一般に、変電所などに
用いられるガス絶縁開閉装置は、地絡事故の発生する確
率が極めて小さいこと、また、地絡事故の箇所を特定す
るためには多くのセンサが必要になる等検出の信頼性お
よび経済性の面で問題が多かった。
用いられるガス絶縁開閉装置は、地絡事故の発生する確
率が極めて小さいこと、また、地絡事故の箇所を特定す
るためには多くのセンサが必要になる等検出の信頼性お
よび経済性の面で問題が多かった。
【０００６】例えば、上記従来技術において地絡箇所を
特定するためには、ユニット機器毎にあるいはガス区画
毎等にセンサを設置する必要があり、大形変電所では数
１００個に及ぶセンサが必要になる。
特定するためには、ユニット機器毎にあるいはガス区画
毎等にセンサを設置する必要があり、大形変電所では数
１００個に及ぶセンサが必要になる。
【０００７】従来、検出感度、検出の信頼性、経済性等
から上記（２）の圧力検出法が主流を占めていたが、近
年機器の合理化が進み、ガス区画の大形化が進んでい
る。このため、地絡事故時の圧力上昇値および圧力変化
が小さくなり、検出が一段と困難となっている。
から上記（２）の圧力検出法が主流を占めていたが、近
年機器の合理化が進み、ガス区画の大形化が進んでい
る。このため、地絡事故時の圧力上昇値および圧力変化
が小さくなり、検出が一段と困難となっている。
【０００８】本発明は上述の従来技術の欠点に鑑み、発
生確率の極めて小さい地絡事故に対して、経済性に優れ
た有効な地絡事故の位置標定法を備えたガス絶縁開閉装
置を提供することにある。
生確率の極めて小さい地絡事故に対して、経済性に優れ
た有効な地絡事故の位置標定法を備えたガス絶縁開閉装
置を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するに当たって、実験的に次の事項を確認した。
決するに当たって、実験的に次の事項を確認した。
【００１０】１．ガス絶縁開閉装置内部で事故が発生す
ると、地絡電流により接地タンク外表面の温度が上昇す
る。
ると、地絡電流により接地タンク外表面の温度が上昇す
る。
【００１１】２．地絡は絶縁スペーサ部、接続部、開閉
部、導体端部での発生確率が高い。
部、導体端部での発生確率が高い。
【００１２】３．地絡アークは電磁力により機器内を移
動するが、上記部位で停滞する可能性が高く、この部位
近傍の接地タンクの温度上昇を検出するのが有効であ
る。
動するが、上記部位で停滞する可能性が高く、この部位
近傍の接地タンクの温度上昇を検出するのが有効であ
る。
【００１３】４．真夏の日射時には機器の接地タンク表
面温度は最高１００℃相当まで上昇する可能性があり、
この温度での変色を押さえる必要がある。
面温度は最高１００℃相当まで上昇する可能性があり、
この温度での変色を押さえる必要がある。
【００１４】５．変色部材としてはタンク面に塗布する
塗料およびタンク面に貼るラベル状のものがある。
塗料およびタンク面に貼るラベル状のものがある。
【００１５】本発明は、上記の各事項に留意して、本発
明の課題を解決するために次のような手段を採用した。
明の課題を解決するために次のような手段を採用した。
【００１６】接地タンクと、接地タンク内に配置される
高電圧部と、高電圧部を支持するための、または高電圧
部を支持およびガス区画するための絶縁スペーサと、か
ら構成されるユニット機器であって、前記ユニット機器
を単独または複数接続して構成されるガス絶縁開閉装置
において、前記接地タンクの外表面の少なくとも一部
に、前記接地タンクと前記高電圧部間の地絡事故の発熱
を検出するための変色部材を塗布または貼付したことを
特徴とする。
高電圧部と、高電圧部を支持するための、または高電圧
部を支持およびガス区画するための絶縁スペーサと、か
ら構成されるユニット機器であって、前記ユニット機器
を単独または複数接続して構成されるガス絶縁開閉装置
において、前記接地タンクの外表面の少なくとも一部
に、前記接地タンクと前記高電圧部間の地絡事故の発熱
を検出するための変色部材を塗布または貼付したことを
特徴とする。
【００１７】また、前記高電圧部が単純導体部、導体接
続部、導体端部、または開閉部であることを特徴とす
る。
続部、導体端部、または開閉部であることを特徴とす
る。
【００１８】また、前記導体接続部、前記開閉部、また
は前記絶縁スペーサの近傍の前記接地タンクの外表面
に、前記変色部材を塗布または貼付したことを特徴とす
る。
は前記絶縁スペーサの近傍の前記接地タンクの外表面
に、前記変色部材を塗布または貼付したことを特徴とす
る。
【００１９】また、前記高電圧部が導体端部を形成する
ユニット機器において、前記導体端部と対向する接地タ
ンク端部の外表面に、前記変色部材を塗布または貼付し
たことを特徴とする。
ユニット機器において、前記導体端部と対向する接地タ
ンク端部の外表面に、前記変色部材を塗布または貼付し
たことを特徴とする。
【００２０】また、ユニット機器が複数接続されたユニ
ット機器において、各ユニット機器毎に接地タンクの外
表面に、前記変色部材を塗布または貼付したことを特徴
とする。
ット機器において、各ユニット機器毎に接地タンクの外
表面に、前記変色部材を塗布または貼付したことを特徴
とする。
【００２１】また、前記変色部材が、接地タンク外表面
上の直接日射を受けない範囲、または接地タンク外表面
底部に施したことを特徴とする。
上の直接日射を受けない範囲、または接地タンク外表面
底部に施したことを特徴とする。
【００２２】また、前記変色部材の平常時の色は、前記
ユニット機器に使用されている塗装色と同じであること
を特徴とする。
ユニット機器に使用されている塗装色と同じであること
を特徴とする。
【００２３】
【発明の実施の形態】はじめに、図７に、本発明が適用
されるガス絶縁開閉装置の一例を示す。
されるガス絶縁開閉装置の一例を示す。
【００２４】図７において、１０１はケーブル接続部、
１０２は計器用変圧器、１０３は断路器、１０４は遮断
器、１０５は計器用変流器、１０６はガス絶縁母線を示
す。
１０２は計器用変圧器、１０３は断路器、１０４は遮断
器、１０５は計器用変流器、１０６はガス絶縁母線を示
す。
【００２５】これらの各機器は、接地タンク１と、接地
タンク内に配置される高電圧部２と、高電圧部を支持お
よびガス区画する円錐スペーサ（絶縁スペーサ）３とに
よって区画される多くのユニット機器から構成されてい
る。
タンク内に配置される高電圧部２と、高電圧部を支持お
よびガス区画する円錐スペーサ（絶縁スペーサ）３とに
よって区画される多くのユニット機器から構成されてい
る。
【００２６】本発明は、このようなユニット機器におけ
る短絡事故の部位を特定しようとするものである。
る短絡事故の部位を特定しようとするものである。
【００２７】次に、本発明の第１の実施形態を図１〜図
２に従って説明する。
２に従って説明する。
【００２８】図１はユニット機器の一例としてのガス絶
縁母線の断面図である。
縁母線の断面図である。
【００２９】ガス絶縁母線は、接地タンク１内には中心
導体２が配置されており、中心導体２は複数の柱状スペ
ーサ４により支持されている。また、接地タンク１、１
には数ｍのユニット機器毎にフランジ６、およびガス区
画用の円錐スペーサ３が設けられており、各ユニット機
器がこの部分で接続されている。この円錐スペーサ３は
各ユニット機器のガス区画をすると共に中心導体２の支
持を行っている。各ユニット機器を接続する場合、中心
導体２の接続は接続部８に示すようにボルト締結または
コンタクト接続部７により行われる。
導体２が配置されており、中心導体２は複数の柱状スペ
ーサ４により支持されている。また、接地タンク１、１
には数ｍのユニット機器毎にフランジ６、およびガス区
画用の円錐スペーサ３が設けられており、各ユニット機
器がこの部分で接続されている。この円錐スペーサ３は
各ユニット機器のガス区画をすると共に中心導体２の支
持を行っている。各ユニット機器を接続する場合、中心
導体２の接続は接続部８に示すようにボルト締結または
コンタクト接続部７により行われる。
【００３０】本実施形態では、このようなガス絶縁母線
において、柱状スペーサ４の取付け座５、円錐スペーサ
３の接続フランジ６の近傍、コンタクト部７、および接
続部８と対向する接地タンク１の外表面に変色部材９を
塗布または貼付している。
において、柱状スペーサ４の取付け座５、円錐スペーサ
３の接続フランジ６の近傍、コンタクト部７、および接
続部８と対向する接地タンク１の外表面に変色部材９を
塗布または貼付している。
【００３１】例えば、このような状況下で万が一、ガス
絶縁母線内部のアークＡの箇所で地絡事故が発生する
と、アークＡは電磁力により接地タンク内を移動し、柱
状スペーサ４等に到達すると、その部分の炭化等に伴
い、その部位に停滞する。すなわち、柱状スペーサ４の
取付け座５はアークＢの停滞により発熱し高温になる。
したがって、各柱状スペーサ４の取付け座５の外表面に
は変色部材９が塗布または貼付されているため、地絡発
生部の柱状スペーサ４の部分の変色部材９の色が変わ
り、地絡部位であることが特定できる。
絶縁母線内部のアークＡの箇所で地絡事故が発生する
と、アークＡは電磁力により接地タンク内を移動し、柱
状スペーサ４等に到達すると、その部分の炭化等に伴
い、その部位に停滞する。すなわち、柱状スペーサ４の
取付け座５はアークＢの停滞により発熱し高温になる。
したがって、各柱状スペーサ４の取付け座５の外表面に
は変色部材９が塗布または貼付されているため、地絡発
生部の柱状スペーサ４の部分の変色部材９の色が変わ
り、地絡部位であることが特定できる。
【００３２】図２は、３相一括のガス絶縁母線の断面図
を示すもので、３相一括のガス絶縁母線における本発明
の適用を示すものである。
を示すもので、３相一括のガス絶縁母線における本発明
の適用を示すものである。
【００３３】この３相一括のガス絶縁母線では、接地タ
ンク１内に、中心導体２が３相分配置され、各中心導体
２は柱状スペーサ４によって支持されいる。それぞれの
スペーサ取付け座５の外表面に変色部材９が塗布または
貼付されている。このようなガス絶縁母線においても、
地絡事故の発生時、変色部材９によって地絡部位が検出
できることは図１におけるガス絶縁母線の場合と同様で
ある。この場合には、相毎の判定も可能となる。
ンク１内に、中心導体２が３相分配置され、各中心導体
２は柱状スペーサ４によって支持されいる。それぞれの
スペーサ取付け座５の外表面に変色部材９が塗布または
貼付されている。このようなガス絶縁母線においても、
地絡事故の発生時、変色部材９によって地絡部位が検出
できることは図１におけるガス絶縁母線の場合と同様で
ある。この場合には、相毎の判定も可能となる。
【００３４】次に、本発明の第２の実施形態を図３に従
って説明する。
って説明する。
【００３５】図３はユニット機器におけるガス絶縁母線
の導体端部の断面図である。
の導体端部の断面図である。
【００３６】導体端部では、接地タンク１に接地タンク
端部１０が結合されており、接地タンク１内には、中心
導体２の端部に導体端部シールド１１が取り付けられて
いる。そして、接地タンク端部１１の外表面には変色部
材１０が塗布ないしは貼付されている。
端部１０が結合されており、接地タンク１内には、中心
導体２の端部に導体端部シールド１１が取り付けられて
いる。そして、接地タンク端部１１の外表面には変色部
材１０が塗布ないしは貼付されている。
【００３７】このような状態で、万が一ガス絶縁母線内
部で地絡事故が発生した場合には、前述と同様に地絡ア
ークＡは接地タンク１内を移動し、最終的に端部アーク
Ｂとして停滞する可能性が高い。すなわち、接地タンク
端部１０の外表面に変色部材９を施すことにより地絡時
にその温度上昇を検出し、容易に地絡部位を特定するこ
とができる。
部で地絡事故が発生した場合には、前述と同様に地絡ア
ークＡは接地タンク１内を移動し、最終的に端部アーク
Ｂとして停滞する可能性が高い。すなわち、接地タンク
端部１０の外表面に変色部材９を施すことにより地絡時
にその温度上昇を検出し、容易に地絡部位を特定するこ
とができる。
【００３８】次に、本発明の第３の実施形態を図４を用
いて説明する。
いて説明する。
【００３９】図４はユニット機器の一例としての開閉部
の断面図である。
の断面図である。
【００４０】開閉部は、接地タンク１内に、中心導体
２、２間を開閉する開閉器１２が設けられており、開閉
器１２に対向する接地タンク１の外表面に変色部材９が
塗布または貼付されている。開閉部は地絡事故の発生の
確率が高いから、このような箇所に変色部材を施すこと
は非常に有効である。
２、２間を開閉する開閉器１２が設けられており、開閉
器１２に対向する接地タンク１の外表面に変色部材９が
塗布または貼付されている。開閉部は地絡事故の発生の
確率が高いから、このような箇所に変色部材を施すこと
は非常に有効である。
【００４１】次に、本発明の第４の実施形態を図５を用
いて説明する。
いて説明する。
【００４２】図５はユニット機器を複数接続した状態を
示す図である。
示す図である。
【００４３】図１において、ガス絶縁母線における各接
地タンク１を、フランジ６および円錐スペーサ３を介し
て接続し、円錐スペーサ３の接続フランジ６の近傍に変
色部材９を塗布または貼付すること示したが、各種のユ
ニット機器が複数接続されている場合は、それぞれの接
地タンク１イ〜１ニに、例えば、接地タンク１イ〜１ニ
を接続するフランジ６イ〜６ハの近傍に、変色部材９イ
〜９ヘを施すことにより容易に事故発生部位を特定で
き、フランジ６を容易に開口することが可能になる。
地タンク１を、フランジ６および円錐スペーサ３を介し
て接続し、円錐スペーサ３の接続フランジ６の近傍に変
色部材９を塗布または貼付すること示したが、各種のユ
ニット機器が複数接続されている場合は、それぞれの接
地タンク１イ〜１ニに、例えば、接地タンク１イ〜１ニ
を接続するフランジ６イ〜６ハの近傍に、変色部材９イ
〜９ヘを施すことにより容易に事故発生部位を特定で
き、フランジ６を容易に開口することが可能になる。
【００４４】上記のごとく幾つかの実施形態において、
各種のユニット機器について、変色部材を塗布または貼
付することについて説明したが、さらに、各種ユニット
機器に共通して、接地タンクのどのような箇所に変色部
材を塗布または貼付すべきかについて検討する。
各種のユニット機器について、変色部材を塗布または貼
付することについて説明したが、さらに、各種ユニット
機器に共通して、接地タンクのどのような箇所に変色部
材を塗布または貼付すべきかについて検討する。
【００４５】図６は、あるユニット機器の径方向の断面
図を示したものである。
図を示したものである。
【００４６】通常、接地タンク１の外表面温度は、外気
温度、中心導体２の通電電流に起因する発熱による温度
上昇、および日射１３による温度上昇により決定され
る。
温度、中心導体２の通電電流に起因する発熱による温度
上昇、および日射１３による温度上昇により決定され
る。
【００４７】この場合の外表面の最大温度を試算する
と、外気温度４０℃と想定して、通電による温度上昇４
０度相当、日射による温度上昇２０度相当を加味すると
約１００℃相当を考える必要がある。
と、外気温度４０℃と想定して、通電による温度上昇４
０度相当、日射による温度上昇２０度相当を加味すると
約１００℃相当を考える必要がある。
【００４８】したがって、地絡事故時の温度上昇を高感
度に検出するためには、変色部材の設定温度を１００℃
近辺にすることが有効であるといえる。しかしながら、
誤動作を避けるためには、実際はこの温度よりも高く設
定する必要がある。
度に検出するためには、変色部材の設定温度を１００℃
近辺にすることが有効であるといえる。しかしながら、
誤動作を避けるためには、実際はこの温度よりも高く設
定する必要がある。
【００４９】これらのことを考慮すると、変色部材の設
置個所は、日射１３の影響を受けにくい図中Ｘの範囲に
施すことが好ましいが、さらにはガス絶縁開閉装置内の
ユニット機器の様々な配置に対応するためには接地タン
ク底面Ｙに施すことが最適である。
置個所は、日射１３の影響を受けにくい図中Ｘの範囲に
施すことが好ましいが、さらにはガス絶縁開閉装置内の
ユニット機器の様々な配置に対応するためには接地タン
ク底面Ｙに施すことが最適である。
【００５０】また、変色部材の色は通常目立たない方が
好ましく、変色前は通常のガス絶縁開閉装置の塗装色に
合わせるのが望ましい。
好ましく、変色前は通常のガス絶縁開閉装置の塗装色に
合わせるのが望ましい。
【００５１】以上述べたごとく、本発明によれば、価格
の高いセンサおよびこれらのセンサからの信号を処理す
る監視装置等が不要であり、簡単でしかも確実に事故点
の特定が可能となる。近年ガス絶縁開閉装置の事故率は
極めて低く、稼動実績の少ない大掛かりな監視装置は経
済的に不利なものとなっている。本発明によれば、単に
変色部材を塗布または貼付するだけで済み、経済性は格
段に向上する。
の高いセンサおよびこれらのセンサからの信号を処理す
る監視装置等が不要であり、簡単でしかも確実に事故点
の特定が可能となる。近年ガス絶縁開閉装置の事故率は
極めて低く、稼動実績の少ない大掛かりな監視装置は経
済的に不利なものとなっている。本発明によれば、単に
変色部材を塗布または貼付するだけで済み、経済性は格
段に向上する。
【００５２】
【発明の効果】本発明によれば、極めて簡単な方法によ
り事故点の特定が可能になり、従来各種センサを取付
け、監視装置等で診断していた方法と比較して、経済的
に非常に有利なものとなる。
り事故点の特定が可能になり、従来各種センサを取付
け、監視装置等で診断していた方法と比較して、経済的
に非常に有利なものとなる。
【図１】本発明をユニット機器におけるガス絶縁母線に
適用した第１の実施形態を示す断面図である。
適用した第１の実施形態を示す断面図である。
【図２】本発明をユニット機器における３相一括のガス
絶縁母線に適用した第１の実施形態を示す断面図であ
る。
絶縁母線に適用した第１の実施形態を示す断面図であ
る。
【図３】本発明をユニット機器におけるガス絶縁母線の
導体端部に適用した第２の実施形態を示す断面図であ
る。
導体端部に適用した第２の実施形態を示す断面図であ
る。
【図４】本発明をユニット機器における開閉部に適用し
た第３の実施形態を示す断面図である。
た第３の実施形態を示す断面図である。
【図５】本発明を複数接続されたユニット機器に適用し
た第４の実施形態を示す側面図である。
た第４の実施形態を示す側面図である。
【図６】直射日光と変色部材を施す範囲との関係を示す
ユニット機器の径方向の断面図である。
ユニット機器の径方向の断面図である。
【図７】本発明が適用されるガス絶縁開閉装置の一例を
示す断面図である。
示す断面図である。
１ 接地タンク ２ 中心導体 ３ 円錐スペーサ ４ 柱状スペーサ ５ スペーサ取付け座 ６ フランジ ７ コンタクト部 ８ 接続部 ９ 変色部材 １０ 接地タンク端部 １１ 導体端部シールド １２ 開閉器 １３ 日射 Ａ、Ｂ アーク Ｘ、Ｙ 変色部材の設置範囲
Claims (7)
- 【請求項１】 接地タンクと、接地タンク内に配置され
る高電圧部と、高電圧部を支持するための、または高電
圧部を支持およびガス区画するための絶縁スペーサと、
から構成されるユニット機器であって、前記ユニット機
器を単独または複数接続して構成されるガス絶縁開閉装
置において、 前記接地タンクの外表面の少なくとも一部に、前記接地
タンクと前記高電圧部間の地絡事故の発熱を検出するた
めの変色部材を塗布または貼付したことを特徴とするガ
ス絶縁開閉装置。 - 【請求項２】 請求項１において、 前記高電圧部が単純導体部、導体接続部、導体端部、ま
たは開閉部であることを特徴とするガス絶縁開閉装置。 - 【請求項３】 請求項２において、 前記導体接続部、前記開閉部、または前記絶縁スペーサ
の近傍の前記接地タンクの外表面に、前記変色部材を塗
布または貼付したことを特徴とするガス絶縁開閉装置。 - 【請求項４】 請求項２において、 前記高電圧部が導体端部を形成するユニット機器におい
て、前記導体端部と対向する接地タンク端部の外表面
に、前記変色部材を塗布または貼付したことを特徴とす
るガス絶縁開閉装置。 - 【請求項５】 請求項１ないしは請求項２のいずれか１
つに記載の請求項において、 前記ユニット機器が複数接続されたユニット機器におい
て、各ユニット機器毎に接地タンクの外表面に、前記変
色部材を塗布または貼付したことを特徴とするガス絶縁
開閉装置。 - 【請求項６】 請求項１ないしは請求項５のいずれか１
つに記載の請求項において、 前記変色部材が、接地タンク外表面上の直接日射を受け
ない範囲、または接地タンク外表面底部に施されたこと
を特徴とするガス絶縁開閉装置。 - 【請求項７】 請求項１ないしは請求項６のいずれか１
つに記載の請求項において、 前記変色部材の平常時の色は、前記ユニット機器に使用
されている塗装色と同じであることを特徴とするガス絶
縁開閉装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8217457A JPH1066211A (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | ガス絶縁開閉装置 |
| TW086108658A TW340982B (en) | 1996-08-19 | 1997-06-20 | Gas insulation switch |
| CN97115815A CN1058355C (zh) | 1996-08-19 | 1997-08-18 | 气体绝缘开关装置 |
| KR1019970039125A KR19980018725A (ko) | 1996-08-19 | 1997-08-18 | 가스절연 개폐장치 (gas insulating switch) |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8217457A JPH1066211A (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | ガス絶縁開閉装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1066211A true JPH1066211A (ja) | 1998-03-06 |
Family
ID=16704537
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8217457A Pending JPH1066211A (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | ガス絶縁開閉装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1066211A (ja) |
| KR (1) | KR19980018725A (ja) |
| CN (1) | CN1058355C (ja) |
| TW (1) | TW340982B (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010153552A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Fuji Electric Systems Co Ltd | 太陽電池アレイの地絡試験方法 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8520368B2 (en) * | 2008-09-11 | 2013-08-27 | Mitsubishi Electric Corporation | Gas insulated switchgear |
| CN106532550B (zh) * | 2016-11-18 | 2018-09-28 | 中国能源建设集团广东省电力设计研究院有限公司 | 气体绝缘开关设备及该设备的绝缘垫片安装方法 |
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Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53100446A (en) * | 1977-02-15 | 1978-09-01 | Mitsubishi Electric Corp | Trouble detecting device of electric machine and apparatus |
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1997
- 1997-06-20 TW TW086108658A patent/TW340982B/zh not_active IP Right Cessation
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- 1997-08-18 CN CN97115815A patent/CN1058355C/zh not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010153552A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Fuji Electric Systems Co Ltd | 太陽電池アレイの地絡試験方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| TW340982B (en) | 1998-09-21 |
| CN1058355C (zh) | 2000-11-08 |
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| KR19980018725A (ko) | 1998-06-05 |
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