JPH106568A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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Publication number
JPH106568A
JPH106568A JP18134096A JP18134096A JPH106568A JP H106568 A JPH106568 A JP H106568A JP 18134096 A JP18134096 A JP 18134096A JP 18134096 A JP18134096 A JP 18134096A JP H106568 A JPH106568 A JP H106568A
Authority
JP
Japan
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recording head
printing
main body
body case
head
Prior art date
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Pending
Application number
JP18134096A
Other languages
English (en)
Inventor
Naohisa Kinoshita
尚久 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
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Priority to US08/879,633 priority patent/US6015211A/en
Publication of JPH106568A publication Critical patent/JPH106568A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/36Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for portability, i.e. hand-held printers or laptop printers

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  • Ink Jet (AREA)
  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録ヘッドを本体ケース内の収納位置と印字
位置とに簡単に切換えでき、しかも、キャップ部材を用
いて記録ヘッドのヘッド面の乾燥を簡単、且つ確実に防
止し得る印字装置を提供することである。 【解決手段】 可動フレーム21をその下端部が部分的
に本体ケース2の外部に突出する下限位置に移動させた
とき、印字機構の記録ヘッド15は、位置切換え機構2
0を介して本体ケース内の収納位置に移動されると共
に、その記録ヘッド15のヘッド面にキャップ部材50
が密着される。一方、前記可動フレーム21をその略全
体が本体ケース2内に収まる上限位置に移動させたと
き、前記記録ヘッド15は、位置切換え機構20を介し
て印字位置に移動されると共に、前記キャップ部材50
は記録ヘッド15のヘッド面から退避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録ヘッドを備え
た印字装置に関し、特に印字しないときには収納位置に
収納した記録ヘッドにキャップ部材を装着するようにし
て記録材料の乾燥の防止が図れ、しかも印字操作に連動
してキャップ部材を簡単に着脱するようにしたものに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、サーマルヘッドからなる記録ヘッ
ドを有する印字機構を本体ケース内にコンパクトに収納
し、記録媒体上に略鉛直状に保持し、本体ケースを印字
方向に手動で移動させることで、記録媒体上に印字する
ようにした携帯可能な小型の印字装置が各種提案されて
いる。例えば、特開昭63─72261号公報には、1
つのロッドの端部に2つのリンクを連結し、これら2つ
のリンクとバネを介して記録ヘッドを本体ケース内に収
納可能に構成し、ロッドを手動で押し込むことで記録ヘ
ッドが本体ケースの下端よりも下側に突出して記録可能
にした記録ヘッドを退避可能な記録装置が提案されてい
る。
【0003】また、実開平1─67052号公報には、
実行スイッチに取付けられた揺動フレームに、サーマル
ヘッドを取付けた保持フレームを連結機構を介して連結
し、実行スイッチが非印字側に手動操作されたときに
は、サーマルヘッドは連結機構により本体ケース内の収
納位置に収納される一方、実行スイッチが印字側に手動
操作されたときには、サーマルヘッドは連結機構を介し
て下降して印字位置に切換えられるようにした携帯型印
字機が提案されている。
【0004】更に、実開平2─43059号公報には、
本体ケースの下端部に、サーマルヘッドを有する印字手
段を設けるとともに、開口部を有する移動部材を上下動
可能に設け、移動部材の上下動に応動して開口部を保護
カバーで開閉作動させる開閉手段を設け、移動部材の下
端部が本体ケースの下端よりも下側に突出する非印字時
には、印字手段は移動部材内に収納され、本体ケースを
印字媒体上に押圧した印字時には、移動部材が本体ケー
ス内に収納されるのに応動して開口部が開いて印字手段
による印字を可能にした手動走査型電子機器が提案され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、特開
昭63─72261号公報、実開平1─67052号公
報、実開平2─43059号公報などにおいて提案され
ている従来のハンディ型の印字装置においては、印字手
段には、サーマルヘッドを記録ヘッドとして備えている
ので、インクリボンさえ有れば、本体ケースを手動で移
動させることで簡単に印字することができるが、最近、
用紙以外の、例えば、布地などの種々の記録対象物にも
印字できるように、インクジェット式の記録ヘッドを搭
載したハンディ型の印字装置が要望されており、この場
合、記録ヘッドを本体ケース内に収納した非印字時にお
いて、記録ヘッドのヘッド面のインクが乾燥して、次回
の印字に際して直ぐに印字できないという問題がある。
【0006】そこで、特開昭63─72261号公報や
実開平1─67052号公報に記載のハンディ型の印字
装置に、インクジェット式の記録ヘッドを採用するとと
もに、ヘッド面に密着させてインク乾燥を防止するキャ
ップ部材を設ける場合、キャップ部材の着脱の為の機構
を別途設けることになり、印字装置が大型化するだけで
なく、印字処理に際して、ロッドや実行スイッチを印字
側に切換え操作して、記録ヘッドを収納位置から印字位
置に位置切換えする一方、キャップ部材の取り外し操作
を必要とし、また印字処理の終了に際しては、ロッドや
実行スイッチを非印字側に切換え操作して、記録ヘッド
を印字位置から収納位置に位置切換えする一方、キャッ
プ部材の装着操作を必要とすることから、キャップ部材
の着脱を含む印字処理の操作性に欠けるという問題があ
る。
【0007】更に、実開平2─43059号公報に記載
のハンディ型の印字装置に、インクジェット式の記録ヘ
ッドを採用するとともに、インク乾燥防止用のキャップ
部材を設ける場合、大掛かりな開閉手段を1対設ける上
に、更にキャップ部材の着脱の為の機構を別途設けるこ
とになり、これら機構の組付け作業が複雑化し且つコス
ト高になること、印字装置が大型化すること、などの問
題がある。
【0008】ところで、テーブルなどに載置して使用す
る据え置き型のインクジェット式印字装置におていは、
非印字時には、キャリッジを印字領域以外の退避領域に
移動させたときに、記録ヘッドのヘッド面をキャップ部
材でキャップするようにして、ヘッド面のインク乾燥を
防止するようにしているが、ハンディ型の印字装置の場
合には、退避領域が存在しないことからキャップするこ
とができないという問題がある。そこで、非印字時に本
体ケースの下端部をキャップ部材でキャップすることも
考えられるが、印字の開始時や終了時におけるキャップ
部材の取付けや取り外しが面倒になるという問題があ
る。
【0009】本発明の目的は、記録ヘッドを本体ケース
内の収納位置と印字位置とに簡単に切換えでき、しかも
キャップ部材を用いて記録ヘッドのヘッド面の乾燥を簡
単に且つ確実に防止し得るような印字装置を提供するこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の印字装置は、
底部に開口を有する本体ケースと、この本体ケースの下
端部に配設された記録ヘッドを有する印字手段と、記録
ヘッドの近傍に設けられ記録対象物の表面に当接しなが
ら回転するタイミングローラを介して記録対象物に対す
る相対移動量を検出する移動量検出手段とを備え、印字
方向への移動により印字する印字装置において、本体ケ
ース内の下端部分に上下動可能に且つ本体ケース下端外
へ部分的に突出可能に配設された可動フレームと、可動
フレームの本体ケースに対する下方への相対移動に連動
して記録ヘッドを本体ケース内に収納した収納位置に移
動させるとともに、可動フレームの本体ケースに対する
上方への相対移動に連動して記録ヘッドを印字可能な印
字位置に移動させる位置切換え機構と、記録ヘッドが収
納位置にあるときに、記録ヘッドのヘッド面に密着する
キャップ部材とを備えたものである。
【0011】可動フレームは、本体ケース内の下端部に
おいて、その略全体が本体ケース内に収まる上限位置
と、その下端部が部分的に本体ケース下端外に突出する
下限位置とに上下動可能であり、可動フレームをその下
限位置に移動させたときには、印字手段の記録ヘッドは
位置切換え機構を介して、可動フレームの下方への相対
移動に連動して本体ケース内に収納した収納位置に移動
される。このとき、記録ヘッドのヘッド面にはキャップ
部材が密着されるので、キャップ部材の装着が簡単化
し、ヘッド面の乾燥を確実に防止できるとともに、印字
装置を持ち運ぶときでも、記録ヘッドに傷が付かないよ
うに保護することができる。一方、可動フレームをその
上限位置に移動させたときには、記録ヘッドは位置切換
え機構を介して、可動フレームの上方への相対移動に連
動して印字位置に移動され、このとき、キャップ部材は
ヘッド面から退避するので、記録ヘッドにより記録対象
物に印字することができる。
【0012】請求項2の印字装置は、請求項1の発明に
おいて、前記キャップ部材は、ヘッド面に密着するキャ
ップ位置と記録ヘッドの側方に退避した退避位置とに移
動可能に本体ケースに支持され、記録ヘッドの印字位置
への移動に連動して退避位置に移動するとともに、その
退避位置への移動開始時にヘッド面を払拭するように構
成されたものである。
【0013】この場合、キャップ部材は、ヘッド面に密
着するキャップ位置と、記録ヘッドの側方に退避した退
避位置とに、本体ケースに移動可能に支持されている。
そして、記録ヘッドが位置切換え機構を介して印字位置
へ移動するときには、キャップ部材はその印字位置への
移動に連動して退避位置に移動されるので、記録ヘッド
により記録対象物に印字することができる。更に、キャ
ップ部材の退避位置への移動開始時にヘッド面に付着し
ている不要な記録材料が払拭されるので、例えば、イン
クの場合、その噴射が良好となり、綺麗に印字すること
ができる。その他、請求項1と同様に作用する。
【0014】請求項3の印字装置は、請求項2の発明に
おいて、前記キャップ部材をキャップ位置側に移動付勢
する付勢手段を設けたものである。この場合、キャップ
部材は、付勢手段によりキャップ位置側に移動付勢され
ているので、記録ヘッドが印字位置から収納位置に移動
したときには、キャップ部材は付勢手段によりキャップ
位置に移動され、非印字時にはヘッド面が自動的にキャ
ップされて、ヘッド面の乾燥を防止することができる。
その他、請求項2と同様に作用する。
【0015】請求項4の印字装置は、請求項1〜請求項
3の何れか1項の発明において、前記位置切換え機構
は、本体ケース内に回転可能に枢支されたピニオンと、
そのピニオンに一方から噛合するように可動フレームに
設けられた駆動ラックと、記録ヘッドが取付けられた可
動板に設けられ且つピニオンに他方から噛合する従動ラ
ックとを備えたものである。
【0016】印字に際して、本体ケースを下方に押圧操
作すると、記録対象物の表面に押し当てられている可動
フレームは、本体ケースに対して上限位置に相対移動す
るので、可動フレームの駆動ラックが上方へ移動すると
きにピニオンが回転され、このピニオンの回転により従
動ラックが下方に移動され、可動板を介して記録ヘッド
が印字位置に移動する。一方、印字処理の終了に際し
て、本体ケースの下方への押圧操作を中止すると、可動
フレームは、本体ケースに対して下限位置に相対移動す
るので、駆動ラックが下方へ移動するときにピニオンが
回転され、このピニオンの回転により従動ラックが上方
に移動され、可動板を介して記録ヘッドが収納位置に移
動する。即ち、位置切換え機構の構成を簡単化でき、し
かも手動操作により可動フレームを本体ケースに対して
上下に相対移動させるだけで、記録ヘッドを印字位置と
収納位置とに簡単に且つ迅速に切換えることができる。
【0017】請求項5の印字装置は、請求項4の発明に
おいて、前記位置切換え機構は、可動フレームを下方へ
弾性付勢する付勢手段を有するものである。可動フレー
ムは、付勢手段により常に下方の下限位置側に弾性付勢
されているので、その弾性付勢力に抗して本体ケースを
下方に押圧操作するだけで、記録ヘッドが印字位置に移
動する一方、印字処理の終了に際して、本体ケースの下
方へその押圧操作を中止すると、可動フレームはその弾
性付勢力によりその下限位置に移動するので、記録ヘッ
ドを収納位置に簡単に収納することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面に基づいて説明する。図1〜図3に示すよう
に、手動移動型の印字装置1は、記録ヘッドを有する印
字機構10と、タイミングローラ31を有する移動量検
出機構30と、赤外光を用いて光通信する赤外発光ダイ
オード41及び赤外フォトダイオード40と、これらダ
イオード40,41による送受信制御を司るとともに、
移動量検出機構30から受けるエンコーダ信号に基づい
て印字機構10を駆動制御する制御部8aを設けた制御
用基板8と、電源としてのバッテリ9とを電気的に接続
して本体ケース2内にコンパクトに収納したもので、記
録紙(記録対象物に相当する)18上を印字方向に手動
で移動させることで、記録紙18に文字や画像を印字す
ることができる。
【0019】本体ケース2は、底面を開放した平面視略
矩形状で筒状の合成樹脂製ケースであり、本体ケース2
の前面壁部2aの略上半部には、操作パネル3が設けら
れ、その操作パネル3には、記録データの受信や印字処
理に関する各種のメッセージを表示する液晶ディスプレ
イ4、電源スイッチ5などの各種のスイッチが設けら
れ、また前面壁部2aの下端近傍部には、印字を開始す
る開始スイッチの為の印字開始ボタン6が設けられ、ま
たその印字開始ボタン6の下側には、後述するキャップ
部材50の回動を許可する開口部2cが形成されてい
る。
【0020】前記印字機構10について説明すると、図
3〜図8に示すように、本体ケース2の後面壁部2bに
上端部が固定支持された1対のガイドロッド11が下方
に延び、これらガイドロッド11に案内されて上下方向
に摺動する摺動部材12に、上下に延びる可動板13が
固着され、この可動板13には、記録用のインクを吸収
しているインク吸収体を収容したインクタンク14が着
脱可能に取付けられるとともに、そのインクタンク14
に連結された記録ヘッド15が取付けられ、この記録ヘ
ッド15には、例えば、1列で16個の下向きの噴射ノ
ズル(図示略)が、印字方向(主走査方向)と直交する
副走査方向(左右方向)に2列分設けられている。即
ち、インクタンク14内のインクが記録ヘッド15の各
噴射ノズルに供給されるようになっている。記録ヘッド
15の下端面の左右両端部には、主走査方向に長い突条
部16が夫々形成され、印字後のインクがヘッド面に付
着しないようになっている。
【0021】次に、記録ヘッド15を、本体ケース2の
内部に収納する収納位置と、記録ヘッド15の下端部を
本体ケース2の下端より下側に突出させて印字可能な印
字位置とに切換えする位置切換え機構20について、図
3〜図6に基づいて説明する。本体ケース2内の下端部
分に上下方向摺動可能に且つ本体ケース2の下端外へ部
分的に突出可能に配設された平面視コ字状の可動フレー
ム21の後壁部21aの内側の右端部には、上下方向に
延びる駆動ラック22がギヤ部を前方向きにして固定さ
れ、この駆動ラック22に前方から噛合するピニオン2
3は、右壁部21cに形成された上下方向に長いスリッ
ト21dを挿通して外側の本体ケース2に枢支軸24に
より回転可能に枢支されている。
【0022】一方、前記可動板13の後端面の右端部に
は、上下方向に延びる従動ラック25がギヤ部を後方向
きにして固着され、この従動ラック25にピニオン23
が後方から噛合している。そして、可動フレーム21の
左右両壁部21b,21cの下端部には、副走査方向に
延びるゴム製のタイミングローラ31が枢支軸32によ
り回転可能に枢支されている。更に、図3〜図6に示す
ように、可動フレーム21の下端近傍部には、前方突出
状の下側バネ受け板21eが一体的に形成されるととも
に、本体ケース2の後面壁部2bに一体形成された上側
バネ受け板26は、可動フレーム21の後壁部21aに
形成された上下方向に長い矩形状の切欠き部21fを挿
通して、下側バネ受け板21eに対向状に設けられてい
る。そして、これら上側バネ受け板26と下側バネ受け
板21eとに亙って圧縮コイルバネ(付勢手段に相当す
る)27が介設されている。
【0023】即ち、印字しないときには、可動フレーム
21は、圧縮コイルバネ27のバネ力により下側バネ受
け板21eを介して下方に付勢され、図6に示すよう
に、上側バネ受け板26が切欠き部21fの上端に当接
する下降位置で保持される。このとき、可動フレーム2
1の下端部分が本体ケース2の下端外に部分的に突出
し、記録ヘッド15は、図3〜図5に示すように、本体
ケース2の内部に収納された収納位置に保持される。一
方、印字処理に際して、本体ケース2を記録紙18上で
略鉛直向きに保持した状態で下方に押し下げる。このと
き、タイミングローラ31が記録紙18上に押圧される
ことにより、本体ケース2が圧縮コイルバネ27のバネ
力に抗して、可動フレーム21に対して相対的に下方に
移動される。
【0024】即ち、本体ケース2が可動フレーム21に
対して下方へ移動することになるが、逆に、可動フレー
ム21は本体ケース2に対して略その全体が収まるまで
上方に相対移動することから、駆動ラック22の上方へ
の移動によりピニオン23が図5にて反時計回り方向に
回転し、このピニオン23に噛合する従動ラック25が
下方に移動される。このとき、図9〜図11に示すよう
に、従動ラック25を取付けた可動板13がガイドロッ
ド11に案内されて下降し、記録ヘッド15は収納位置
よりも下方の印字位置に移動する。このとき、記録ヘッ
ド15の下端部は本体ケース2の下端位置より若干下側
であり、印字可能になっている。次に、印字装置1の記
録紙18に対する相対移動量を検出する移動量検出機構
(移動量検出手段に相当する)30について説明する。
【0025】図4〜図5、図7に示すように、可動フレ
ーム21の左右両壁部21b,21cの下端部には、前
述したようにタイミングローラ31が回転可能に枢支さ
れ、左壁部21bには、タイミングローラ31の端部に
取付けられたギヤ33に噛合するギヤ34と、このギヤ
34に噛合する2段ギヤ35(35a,35b)と、こ
の2段ギヤ35に噛合するギヤ36とが夫々回転可能に
枢支されている。そして、タイミングローラ31の回転
に伴うギヤ33の回転力は、その上側のギヤ34と2段
ギヤ35とギヤ36に伝達される。ここで、ギヤ36に
は、外周部に複数のスリットが形成された円形のエンコ
ーダ板37が固着され、発光部と受光部とを有するフォ
トセンサ38が、そのエンコーダ板37の外周部に両側
面から臨むように設けられている。ここで、タイミング
ローラ31の下端部は、本体ケース2の下端よりも下側
に突出している。
【0026】即ち、本体ケース2を、図1〜図2に示す
ように、記録紙18上で略鉛直状態に保持して下方に押
し下げることで、前述したように、記録ヘッド15は印
字位置に移動して、記録ヘッド15の下端部は記録紙1
8の紙面に臨んでいるので、この状態を保持しながら本
体ケース2を印字方向(主走査方向)に手動で移動させ
ることにより、タイミングローラ31が回転するのと同
時に、各ギヤ33〜36が矢印で示す方向に回転され
て、エンコーダ板37が回転されるときにフォトセンサ
38から出力されるパルス列からなるエンコーダ信号と
記録データとに基づいて、本体ケース2が所定印字ピッ
チ分ずつ移動した各印字タイミング毎に、複数の噴射ノ
ズルから選択的にインクが噴射されて、記録紙18に文
字や画像が印字される。
【0027】前記赤外フォトダイオード40は、図示外
のパーソナルコンピュータなどの電子機器から赤外光に
より送信される光データを受信するものであり、また赤
外発光ダイオード41は、文字サイズや書体に関する印
字フォーマットのデータやデータ転送に関する諸データ
を電子機器に光データとして送信するものである。前記
制御用基板8の制御部8aには、CPUやROM及びR
AMを有するマイクロプロセッサ、赤外光による光通信
の為の通信用回路、記録ヘッド15の各噴射ノズルに設
けられたアクチュエータに配線されたフレキシブル配線
コード42を介して記録ヘッド15を駆動する為の駆動
回路などの各種の回路が設けられており、マイクロプロ
セッサにより、赤外フォトダイオード40による光デー
タの受信制御や赤外発光ダイオード41による光データ
の送信制御が実行されるとともに、フォトセンサ38か
らのエンコーダ信号と記録データとに基づいて噴射ノズ
ルからインクを噴射して印字する印字制御が実行され
る。
【0028】ところで、記録ヘッド15のヘッド面を保
護するようにキャップ部材50が設けられており、この
キャップ部材50について説明する。図3〜図5に示す
ように、キャップ部材50は、記録ヘッド15の副走査
方向の幅寸法と略同寸法を有し略直角に屈曲形成された
ものであり、ヘッド面に密着するキャップ位置と、記録
ヘッド15の側方に退避した退避位置(図9参照)と
に、枢支軸51を介して本体ケース2に回動可能に枢支
されている。また、キャップ部材50のキャップ部50
aの内側端面には、ゴム製で且つブロック状の保護キャ
ップ52が接着固定されるとともに、その枢支軸51に
捩じりバネ(付勢手段に相当する)53が外装されてお
り、記録ヘッド15が収納位置のときには、キャップ部
材50は、図4〜図5に示すように、その捩じりバネ5
3のバネ力で保護キャップ52を記録ヘッド15のヘッ
ド面に密着させるキャップ位置に付勢されている。
【0029】そして、記録ヘッド15が下降するのに連
動して、記録ヘッド15のヘッド面に密着保護している
キャップ部材50は、枢支軸51を回動中心として、図
5にて時計回り方向に回転してその側方側に退避し、記
録ヘッド15が印字位置まで下降したときには、図9・
図11に示す退避位置に保持される。一方、記録ヘッド
15が収納位置に移動するときに、記録ヘッド15の下
端部がキャップ部材50の先端部よりも上側に移動した
とき以降において、捩じりバネ53のバネ力により、キ
ャップ部材50は図11において反時計回り方向に回動
して、記録ヘッド15が収納位置に移動したときには、
図5に示す元のキャップ位置まで回動してヘッド面を保
護する。
【0030】次に、手動移動型印字装置1の作用につい
て説明する。非印字時には、図3に示すように、可動フ
レーム21が下限位置であり、記録ヘッド15が収納位
置であり、またキャップ部材50はキャップ位置であ
る。そして、印字処理に際して、本体ケース2を記録紙
18上で略鉛直向きに保持した状態で下方に押し下げ
る。このとき、タイミングローラ31が記録紙18上に
押圧されることで、本体ケース2が可動フレーム21に
対して下方へ相対移動するときに、可動フレーム21は
本体ケース2に対して逆にその略全体が収まる上限位置
に相対移動することから、駆動ラック22の上方への移
動でピニオン23が回転して従動ラック25が下方に移
動されるので、可動フレーム21がガイドロッド11に
案内されて下降し、記録ヘッド15は収納位置から印字
位置に移動する。
【0031】このとき、記録ヘッド15のヘッド面に密
着しているキャップ部材50は、記録ヘッド15の下降
移動に連動して、枢支軸51を回動中心としてその側方
側に回動駆動され、その回動開始時に、保護キャップ5
2で記録ヘッド15のヘッド面に付着している不要なイ
ンクが払拭され、その側方の退避位置まで回動して保持
される。この状態のときに、印字開始ボタン6を押圧操
作しながら本体ケース2を記録紙18に沿って印字方向
に連続的に移動(走査)することで、前述したように、
赤外フォトダイオード40で受信した記録データと、フ
ォトセンサ38からのエンコーダ信号とに基づいて、本
体ケース2が所定印字ピッチ分ずつ移動した各印字タイ
ミング毎に、複数の噴射ノズルから噴射されたインクで
記録紙18に印字される。
【0032】このとき、キャップ部材50は屈曲した形
状であり、退避位置に回動したときでも、本体ケース2
内に略収容されているので、印字した文字や画像を、キ
ャップ部材50で邪魔されることなく容易に目で確認す
ることができる。ところで、印字の終了に伴って、印字
開始ボタン6の操作を中止するとともに、本体ケース2
を持ち上げると、可動フレーム21は圧縮コイルバネ2
7のバネ力により、本体ケース2に対して下方に移動す
るので、両ラック22,25及びピニオン23を介して
記録ヘッド15が上昇して収納位置まで一気に移動す
る。このとき、キャップ部材50は前述したように、捩
じりバネ53のバネ力により図5に示す元のキャップ位
置まで回動復帰して、収納位置の記録ヘッド15のヘッ
ド面を密着保護する。
【0033】以上説明した手動移動型印字装置1におい
ては、本体ケース2を記録紙18上に押圧しない非印字
時において、可動フレーム21は圧縮コイルバネ27に
よりその下限位置に移動するとともに、記録ヘッド15
は位置切換え機構20を介して、可動フレーム21の下
方への相対移動に連動して本体ケース2内に収納した収
納位置に移動される。このとき、記録ヘッド15のヘッ
ド面にはキャップ部材50が密着されるので、キャップ
部材50の装着が簡単化し、ヘッド面のインク乾燥を確
実に防止できるとともに、印字装置1を持ち運ぶときで
も、記録ヘッド15に傷が付かないように保護すること
ができる。
【0034】一方、印字に際して本体ケース2を記録紙
18上に押圧したときには、可動フレーム21はその上
限位置に移動するとともに、記録ヘッド15は位置切換
え機構20を介して、可動フレーム21の上方への相対
移動に連動して印字位置に移動される。このとき、キャ
ップ部材50は記録ヘッド15の印字位置への移動に連
動して側方の退避位置に退避するので、記録ヘッド15
のインク噴射により記録紙18に印字することができ
る。
【0035】また、キャップ部材50は、ヘッド面に密
着するキャップ位置と記録ヘッド15の側方に退避した
退避位置とに回動可能に本体ケース2に枢支され、記録
ヘッド15の印字位置への移動に連動して退避位置に回
動するとともに、その退避位置への回動開始時に保護キ
ャップ52でヘッド面を払拭するように構成されている
ため、記録ヘッド15が印字位置へ移動するときには、
キャップ部材50はその印字位置への移動に連動して退
避位置に回動されるので、キャップ部材50を取り外す
ことなく、記録ヘッド15により記録紙18に簡単に印
字することができ、またヘッド面に付着している不要な
インクを払拭することでインク噴射が良好となり、綺麗
に印字することができる。
【0036】更に、キャップ部材50は捩じりバネ53
によりキャップ位置側に回動付勢されているので、記録
ヘッド15が印字位置から収納位置に移動したときに
は、キャップ部材50はその捩じりバネ53のバネ力で
キャップ位置に回動され、非印字時にはヘッド面が自動
的にキャップされて、ヘッド面のインク乾燥を簡単に防
止することができる。
【0037】ところで、位置切換え機構20は、本体ケ
ース2内に回転可能に枢支されたピニオン23と、その
ピニオン23に一方から噛合するように可動フレーム2
1に設けられた駆動ラック22と、記録ヘッド15が取
付けられた可動板13に設けられ且つピニオン23に他
方から噛合する従動ラック25とを備えたので、手動操
作により可動フレーム21を本体ケース2に対して上下
に相対移動させるだけで、記録ヘッド15を印字位置と
収納位置とに簡単に且つ迅速に切換えることができる。
【0038】更に、位置切換え機構20においては、圧
縮コイルバネ27により可動フレーム21が下方の下限
位置に弾性付勢されているので、印字処理の終了に際し
て、本体ケース2を持ち上げるだけで、可動フレーム2
1はその圧縮コイルバネ27のバネ力によりその下限位
置に一気に移動でき、記録ヘッド15を収納位置に簡単
に収納することができる。ところで、前記手動移動型印
字装置1Aを、図12,図13に示すように部分的に変
更し、記録ヘッド15Aが印字位置に下降するときに、
キャップ部材50Aを回動レバー60の回動により強制
的に退避位置に回動駆動するようにしてもよい。
【0039】即ち、記録ヘッド15Aを取付けている可
動板13Aの右端部に回動レバー60を回動可能に枢支
するとともに、この回動レバー60に当接可能な回動用
カム61を、可動フレーム21Aに形成した切欠き(図
示略)を挿通して本体ケース2Aに取付ける。更に、キ
ャップ部材50Aに、その回動レバー60に当接可能な
作動レバー50bを一体的に形成する。そして、図12
に示すように、印字しないときに、記録ヘッド15Aが
収納位置にあるときには、キャップ部材50Aはその捩
じりバネによりキャップ位置に位置している。
【0040】ところで、図13に示すように、印字に際
して記録ヘッド15Aが印字位置に下降するときには、
回動レバー60も同時に下降するので、回動レバー60
の駆動アーム部60aが回動用カム61に摺接しながら
下降するときに、回動レバー60が反時計回り方向に回
動するのと同時に、その回動レバー60の作動アーム6
0bが作動レバー50bを介してキャップ部材50Aを
退避位置に回動させる。一方、印字の終了に際して、記
録ヘッド15Aが収納位置に上昇するときには、回動レ
バー60も同時に上昇するので、キャップ部材50Aは
捩じりバネによりキャップ位置に復帰する。
【0041】この場合には、キャップ部材50Aは、記
録ヘッド15Aの側壁に接触することがなく、回動レバ
ー60により作動レバー50bを介して強制的にキャッ
プ位置から退避位置に回動されるので、記録ヘッド15
Aの側壁に配線されているフレキシブル配線コード42
Aに傷を付けることがない。ここで、前記実施形態を部
分的に変更する変更態様として、キャップ部材50を、
キャップ位置と退避位置とにスライド可能に構成しても
よい。記録ヘッド15として、複数の噴射ノズルが1列
状に形成されたものであってもよい。更に、画像読み取
り装置などを設けた種々の印字装置に本発明を適用し得
ることは勿論である。
【0042】
【発明の効果】請求項1の印字装置によれば、筒状の本
体ケースと、記録ヘッドを有する印字手段と、タイミン
グローラを介して記録対象物に対する相対移動量を検出
する移動量検出手段とを備え、印字方向への移動により
印字する印字装置において、本体ケース内に上下動可能
に配設された可動フレームと、可動フレームの下方への
相対移動に連動して記録ヘッドを収納位置に移動させる
とともに、可動フレームの上方への相対移動に連動して
記録ヘッドを印字位置に移動させる位置切換え機構と、
記録ヘッドが収納位置にあるときに記録ヘッドのヘッド
面に密着するキャップ部材とを備えているので、本発明
によれば、可動フレームをその下限位置に移動させたと
きには、記録ヘッドは位置切換え機構を介して、可動フ
レームの下方への相対移動に連動して本体ケース内に収
納した収納位置に移動される。このとき、記録ヘッドの
ヘッド面にはキャップ部材が密着されるので、キャップ
部材の装着が簡単化し、ヘッド面の乾燥を確実に防止で
きるとともに、印字装置を持ち運ぶときでも、記録ヘッ
ドに傷が付かないように保護することができる。一方、
可動フレームをその上限位置に移動させたときには、記
録ヘッドは位置切換え機構を介して、可動フレームの上
方への相対移動に連動して印字位置に移動され、このと
き、キャップ部材はヘッド面から退避するので、記録ヘ
ッドにより記録対象物に印字することができる。
【0043】請求項2の印字装置によれば、請求項1と
同様の効果を奏するが、前記キャップ部材は、ヘッド面
に密着するキャップ位置と記録ヘッドの側方に退避した
退避位置とに移動可能に本体ケースに支持され、記録ヘ
ッドの印字位置への移動に連動して退避位置に移動する
とともに、その退避位置への移動開始時にヘッド面を払
拭するように構成されているため、記録ヘッドが印字位
置へ移動するときには、キャップ部材はその印字位置へ
の移動に連動して退避位置に移動されるので、キャップ
部材を取り外すことなく、記録ヘッドにより記録対象物
に簡単に印字することができ、またキャップ部材の退避
位置への移動開始時にヘッド面に付着している不要な記
録材料が払拭されるので、例えば、インクの場合、その
噴射が良好となり、綺麗に印字することができる。
【0044】請求項3の印字装置によれば、請求項2と
同様の効果を奏するが、前記キャップ部材をキャップ位
置側に移動付勢する付勢手段が設けられているので、記
録ヘッドが印字位置から収納位置に移動したときには、
キャップ部材は付勢手段によりキャップ位置に移動さ
れ、非印字時にはヘッド面が自動的にキャップされて、
ヘッド面の乾燥を簡単に防止することができる。
【0045】請求項4の印字装置によれば、請求項1〜
請求項3の何れか1項と同様の効果を奏するが、位置切
換え機構は、本体ケース内に回転可能に枢支されたピニ
オンと、そのピニオンに一方から噛合するように可動フ
レームに設けられた駆動ラックと、記録ヘッドが取付け
られた可動板に設けられ且つピニオンに他方から噛合す
る従動ラックとを備えたので、位置切換え機構の構成を
簡単化でき、しかも手動操作により可動フレームを本体
ケースに対して上下に相対移動させるだけで、記録ヘッ
ドを印字位置と収納位置とに簡単に且つ迅速な切換えが
可能になる。
【0046】請求項5の印字装置によれば、請求項4と
同様の効果を奏するが、位置切換え機構は、可動フレー
ムを下方へ弾性付勢する付勢手段を有するので、その弾
性付勢力に抗して本体ケースを下方に押圧操作するだけ
で、記録ヘッドが印字位置に移動する一方、印字処理の
終了に際して、本体ケースの下方へその押圧操作を中止
すると、可動フレームはその弾性付勢力によりその下限
位置に移動して、記録ヘッドを収納位置に簡単に収納す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る手動移動型印字装置の
正面図である。
【図2】図1の印字装置の側面図である。
【図3】非印字時における図1のA─A線の縦断側面図
である。
【図4】非印字時における図2のB─B線の縦断部分正
面図である。
【図5】非印字時における図3の部分拡大図である。
【図6】可動フレームの概略拡大斜視図である。
【図7】非印字時における図1のC─C線の縦断部分側
面図である。
【図8】非印字時における図3のD─D線の縦断部分正
面図である。
【図9】印字時における図3相当図である。
【図10】印字時における図4相当図である。
【図11】印字時における図5相当図である。
【図12】回動レバーを設けたときの図3相当図であ
る。
【図13】回動レバーを設けたときの図9相当図であ
る。
【符号の説明】
1 手動移動型印字装置 2 本体ケース 10 印字機構 15 記録ヘッド 20 位置切換え機構 21 可動フレーム 22 駆動ラック 23 ピニオン 25 従動ラック 27 圧縮コイルバネ 30 移動量検出機構 31 タイミングローラ 37 エンコーダ板 38 フォトセンサ 50 キャップ部材 52 保護キャップ 53 捩じりバネ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に開口を有する本体ケースと、この
    本体ケースの下端部に配設された記録ヘッドを有する印
    字手段と、記録ヘッドの近傍に設けられ記録対象物の表
    面に当接しながら回転するタイミングローラを介して記
    録対象物に対する相対移動量を検出する移動量検出手段
    とを備え、印字方向への移動により印字する印字装置に
    おいて、 前記本体ケース内の下端部分に上下動可能に且つ本体ケ
    ース下端外へ部分的に突出可能に配設された可動フレー
    ムと、 前記可動フレームの本体ケースに対する下方への相対移
    動に連動して記録ヘッドを本体ケース内に収納した収納
    位置に移動させるとともに、可動フレームの本体ケース
    に対する上方への相対移動に連動して記録ヘッドを印字
    可能な印字位置に移動させる位置切換え機構と、 前記記録ヘッドが収納位置にあるときに、記録ヘッドの
    ヘッド面に密着するキャップ部材と、 を備えたことを特徴とする印字装置。
  2. 【請求項2】 前記キャップ部材は、ヘッド面に密着す
    るキャップ位置と記録ヘッドの側方に退避した退避位置
    とに移動可能に本体ケースに支持され、記録ヘッドの印
    字位置への移動に連動して退避位置に移動するととも
    に、その退避位置への移動開始時にヘッド面を払拭する
    ように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の印
    字装置。
  3. 【請求項3】 前記キャップ部材をキャップ位置側に移
    動付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする請求項2
    に記載の印字装置。
  4. 【請求項4】 前記位置切換え機構は、本体ケース内に
    回転可能に枢支されたピニオンと、そのピニオンに一方
    から噛合するように可動フレームに設けられた駆動ラッ
    クと、記録ヘッドが取付けられた可動板に設けられ且つ
    ピニオンに他方から噛合する従動ラックとを備えたこと
    を特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の
    印字装置。
  5. 【請求項5】 前記位置切換え機構は、可動フレームを
    下方へ弾性付勢する付勢手段を有することを特徴とする
    請求項4に記載の印字装置。
JP18134096A 1996-06-21 1996-06-21 印字装置 Pending JPH106568A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18134096A JPH106568A (ja) 1996-06-21 1996-06-21 印字装置
US08/879,633 US6015211A (en) 1996-06-21 1997-06-20 Portable printing device with shutter for covering print head

Applications Claiming Priority (1)

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JP18134096A JPH106568A (ja) 1996-06-21 1996-06-21 印字装置

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JPH106568A true JPH106568A (ja) 1998-01-13

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ID=16098993

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JP18134096A Pending JPH106568A (ja) 1996-06-21 1996-06-21 印字装置

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JP (1) JPH106568A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001007261A1 (de) * 1999-07-21 2001-02-01 Wincor Nixdorf Gmbh & Co. Kg Stempelvorrichtung mit einem tintendruckkopf
JP2010234815A (ja) * 2000-02-18 2010-10-21 Seiko Epson Corp プリンタ
CN115871350A (zh) * 2022-12-13 2023-03-31 上海开仰实业有限公司 一种标签打印机打印头智能调节系统

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JP2010234815A (ja) * 2000-02-18 2010-10-21 Seiko Epson Corp プリンタ
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