JPH1065574A - スペクトル拡散信号送信装置 - Google Patents

スペクトル拡散信号送信装置

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Publication number
JPH1065574A
JPH1065574A JP8217614A JP21761496A JPH1065574A JP H1065574 A JPH1065574 A JP H1065574A JP 8217614 A JP8217614 A JP 8217614A JP 21761496 A JP21761496 A JP 21761496A JP H1065574 A JPH1065574 A JP H1065574A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
band
chip
nyquist
limiting filter
spread spectrum
Prior art date
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Pending
Application number
JP8217614A
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English (en)
Inventor
Masato Mizoguchi
匡人 溝口
Sei Kobayashi
聖 小林
Shuji Kubota
周治 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Publication of JPH1065574A publication Critical patent/JPH1065574A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数利用効率(同一周波数に収容するユー
ザ数)を高くする。 【解決手段】 入力データを拡散符号で直接拡散し(1
2),その拡散出力を搬送波帯とし、これを幅狭帯域制
限フィルタ21で帯域制限して出力する。フィルタ21
の帯域幅fBWはチップ周期Tcのナイキスト帯域fNQ
1/(2Tc)以下、例えば1/2(図1B,曲線2
2)に選定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は直接スペクトル拡
散信号を用いる符号分割多元接続方式において、一定の
周波数帯域内により多くのユーザの収容を可能とし、周
波数利用効率の高効率化を計る送信装置に関する技術で
ある。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の直接スペクトル拡散方式の
変調器の構成を示す。入力端子11よりシンボル周期T
s の伝送データAが帯域拡散回路12に入力され、拡散
符号発生回路13から、シンボル周期Ts をN個(Nは
2以上の整数、通常は数十乃至数百)に分割した期間T
c を1チップとする拡散符号Bが生成され、入力伝送デ
ータAは帯域拡散回路12において拡散符号Bと乗算さ
れて帯域拡散信号Cが出力される。この帯域拡散信号C
は変調回路14に入力され、搬送波発生回路15で生成
した搬送波周波数の信号を変調する。搬送波周波数の信
号とされた帯域拡散信号Eは帯域制限フィルタ16によ
って帯域制限されて伝送される。ここで従来の帯域制限
フィルタ16の中心周波数より片側の半値周波数帯域幅
はチップの符号間干渉が生じないような伝送が行われる
ためにチップのナイキスト帯域1/(2Tc )またはこ
れより広帯域の帯域制限特性が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図3に示した直接スペ
クトル拡散変調器では伝送データの帯域幅を、より高速
の拡散符号で帯域拡散して伝送を行うため周波数効率が
悪い。複数ユーザ(利用者)で符号分割による多元接続
を行う場合でも、他ユーザの信号を完全に直交化するこ
とは難しいため、本質的には従来のFDMAシステムや
TDMAシステムより周波数利用効率が悪くなる。しか
し、回線設定の柔軟性やソフトハンドオーバの適用性な
どが注目され、またボイスアクチベーションの適用によ
り、FDMAやTDMAでは、移動局が1つの無線基地
局S1との送受信から他の無線基地局S2との送受信へ
の切替え、いわゆるハンドオーバ(ゾーン切替え)は瞬
時的に行われるが、CDMAでは無線基地局S1との送
受信状態から無線基地局S2との送受信状態に徐々に切
替えるソフトハンドオーバが行える。またFDMAやT
DMAにおいても送話時のみ送信機を動作する、いわゆ
るVOX(Voice Operating Transmission) を行って消
費電力を小とすることを行っているが、その送信を停止
している間において、その使用チャネルを他の利用者が
有効利用することはなく、チャネルは固定的に割当てら
れている。しかし、CDMAではもともと同一周波数チ
ャネルに対し、複数の拡散符号を用いて多重利用するも
のであるから、VOXにより同時に使用されている周波
数帯の利用者が少ない程、干渉が少なくなり、消費電力
を小とするという効果以外に、他の方式では得られない
効果が得られる。
【0004】このような点で従来のFDMAシステムや
TDMAシステムより周波数利用効率を改善することが
可能なため、実用化に向けて多く検討されている。この
発明は直接拡散を用いる符号分割多元接続システムの周
波数利用効率をハードウェア規模の変更なしに改善する
スペクトル拡散信号送信装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために、従来はチップ波形の忠実な伝送を行う
ためにチップのナイキスト帯域と等しいか、またはこれ
より広帯域の帯域制限フィルタを用いていたのに対し
て、スペクトル拡散通信の特徴である処理利得に期待
し、チップの符号間干渉を許容してチップのナイキスト
帯域以下の狭帯域な帯域制限が行われることを特徴とす
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明を適用したスペク
トル拡散信号送信装置の実施例について、図1を参照し
て説明する。図1Aにおいて、図3と対応する部分に同
一符号を付けてある。この発明では変調回路14よりの
変調された搬送波信号Eは幅狭帯域制限フィルタ21に
よってナイキスト帯域制限より小さく帯域制限され送信
信号Fとなって伝送される。ここで、幅狭帯域制限フィ
ルタ21の半値帯域幅fBWは、例えば図1Bに曲線22
として示すように、チップのナイキスト帯域fNQ=Na
/Ts (Naは拡散率)より狭帯域に帯域制限される。
図1Bでは一例としてナイキスト帯域fNQ=Na /Ts
のほぼ半分fBW=fNQ/2に帯域制限が行われている。
図1B中の曲線23は従来の帯域制限フィルタ16の周
波数特性である。
【0007】この図1Bの曲線22と同一幅fBWの帯域
制限を、図3に示した従来の装置で行う場合は、帯域拡
散回路12において、拡散率Nb をNa /2とし、ナイ
キスト帯域制限フィルタ16での半値帯域幅fBWが図1
Cに示すように、ナイキスト帯域fNQ=Nb /Ts と等
しくなるようにすることになる。つまり従来装置で同一
帯域とするためには、拡散率を下げる必要があるが、こ
の発明では拡散率を下げることなく、帯域幅fBWだけを
狭くし、逆に言えば帯域幅fBWが従来と同一の場合は拡
散率を従来よりも高くしている。
【0008】一例として、送受信フィルタにナイキスト
フィルタとして一般的なルートコサインロールオフフィ
ルタを用い、直接拡散信号を帯域制限して多重化した場
合のビット誤り率の計算機シミュレーションによる結果
を以下に示す。ロールオフフィルタのロールオフ率は0.
5とし、帯域幅は拡散率Nb =31に対してナイキスト
フィルタとなる帯域幅fBW=Nb /Ts に固定する。こ
こで、伝送データのシンボル周期Ts は一定とする。拡
散率を例えばNa =40とするとfBWは一定でなので、
チップのナイキスト帯域fNQで規格化した帯域幅fBW
NQは0.775となる。Nb =31はCDMAを行うに
は実用的ではないが、少ないユーザ数で多重化干渉劣化
を評価できるように設定している。シミュレーションを
簡単にするため拡散符号はランダム(つまり符長が無限
大)とし、干渉ユーザのチップおよびキャリアの位相が
揃っていること、さらに受信側のキャリアとチップの位
相およびシンボルクロックなどの同期が全て完全にとれ
ていると仮定した、変調形式はDQSK,検波を遅延検
波とした。
【0009】以上の条件下で拡散率Naを変化した場合
のビット誤り率のフロア(AWGN環境,Eb /No =
40dB,Eb :1ビット電力、No :雑音電力密度)を
求めた結果を図2に示す。図2より6ユーザの場合fBW
/fNQ=0.775(この発明が適用されている)の誤り
率はPe=4.2e−3であり、fBW/fNQ=1.0(従来
の装置)の誤り率Pe=6.7e−3に比べ36%の改善
となる。この結果と遅延検波の誤り率理論式Pe=0.5
・exp (−Eb/I0)よりEb/I0(I0:干渉波
電力密度)を求めると、fBW/fNQ=0.775でのEb
/I0(真価)=4.78,fBW/fNQ=1.0でのEb/
I0(真価)=4.32とそれぞれなり、前者は後者より
他ユーザ干渉電力が約10%少ない。これより、fBW
NQ=0.775に狭帯域化すれば収容ユーザ数を約10
%増加できることがわかる。このようにfBW/fNQを1
以下に狭帯域化するとfBW/fNQ=0.775程度までは
ビット誤り率が改善するが、これはチップのナイキスト
帯域以下に狭帯域化したために生じたチップの符号間干
渉による劣化よりも拡散率増加によるユーザ間干渉電力
密度の低減効果が大きいためと考えられる。さらにfBW
/fNQ=0.775以下に狭帯域とする場合はビット誤り
率はほとんど変化がないが、チップの符号間干渉による
波形歪みによって同期特性が劣化することが考えられる
ため必要以上の狭帯域化は逆効果となると考えられる。
これらの点から好ましいfBW/fNQは0.9〜0.7程度で
ある。
【0010】
【発明の効果】以上述べたように、この発明のスペクト
ル拡散信号送信装置によれば、チップのナイキスト帯域
以下に帯域制限するため、チップ波形は歪み、チップの
符号間干渉による劣化が生じる。しかし、従来と同じ周
波数帯域を使用するものとして比較すれば、チップ周期
を短く拡散率を大きくすることができるため処理利得
(拡散利得)が増え、他ユーザの干渉電力密度を低減す
る効果がある。この符号間干渉による劣化より処理利得
の増加の効果が大きいため、多元接続した場合のビット
誤り率を改善することができ、すなわち一定周波数帯域
に収容するユーザ数を増加する効果がある。前述したC
DMAの特徴を十分いかすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aはこの発明によるスペクトル拡散信号送信装
置の実施例を示すブロック図、Bは図1A中の帯域制限
フィルタ21の特性図、Cは対応する従来の帯域制限フ
ィルタの特性図である。
【図2】拡散率を変化した場合のビット誤り率のシミュ
レーション結果を示す図。
【図3】従来のスペクトル拡散信号送信装置を示すブロ
ック図。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シンボル周期Ts の伝送データをN個
    (Nは2以上の整数)に分割した期間Tc を1チップと
    する拡散符号を生成する拡散符号生成回路と、前記拡散
    符号によって伝送データのスペクトラムを直接拡散する
    スペクトラム直接拡散信号生成回路と、搬送波周波数を
    発生する搬送波発生回路と、前記スペクトラム直接拡散
    信号生成回路により生成されたスペクトラム直接拡散信
    号で搬送波生成回路の生成搬送波信号を変調する変調回
    路と、前記変調回路により生成された変調信号を帯域制
    限する帯域制限フィルタからなる送信装置において、前
    記帯域制限フィルタはその片側半値帯域幅がチップ期間
    Tc のナイキスト帯域1/(2Tc )以下に選定されて
    いることを特徴とするスペクトル拡散信号送信装置。
JP8217614A 1996-08-19 1996-08-19 スペクトル拡散信号送信装置 Pending JPH1065574A (ja)

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JP8217614A JPH1065574A (ja) 1996-08-19 1996-08-19 スペクトル拡散信号送信装置

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JP8217614A JPH1065574A (ja) 1996-08-19 1996-08-19 スペクトル拡散信号送信装置

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JPH1065574A true JPH1065574A (ja) 1998-03-06

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JP8217614A Pending JPH1065574A (ja) 1996-08-19 1996-08-19 スペクトル拡散信号送信装置

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