JPH1065196A - 光起電力素子等の機能性堆積膜の連続形成方法及び連続形成装置 - Google Patents

光起電力素子等の機能性堆積膜の連続形成方法及び連続形成装置

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JPH1065196A
JPH1065196A JP8241339A JP24133996A JPH1065196A JP H1065196 A JPH1065196 A JP H1065196A JP 8241339 A JP8241339 A JP 8241339A JP 24133996 A JP24133996 A JP 24133996A JP H1065196 A JPH1065196 A JP H1065196A
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gas
processing chamber
layer
separation
gas gate
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Hideo Tamura
秀男 田村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、帯状基板の変形により分離通路の高
さが変化した場合でもガスの分離性能を一定に保ち、ガ
スゲート部に流す分離用ガスを必要以上に流すことを防
止し、コストダウンを図ると共に特性のより安定した機
能性堆積膜を形成することができる光起電力素子等の機
能性堆積膜の連続形成方法及び連続形成装置を提供する
ことを目的としている。 【解決手段】本発明は、帯状基板をその長手方向に連続
的に搬送させながらガスゲートで接続された複数の処理
室を通過させ該帯状基板に半導体素子を積層する光起電
力素子等の機能性堆積膜の連続形成方法または装置にお
いて、前記ガスゲート部に分離用ガスを前記帯状基板の
表裏に流すと同時に、該ガスゲート部における該帯状基
板の搬送高さを検出し、その検出した搬送高さに基づい
て該ガスゲート部に流す該分離用ガスの表裏の流量比を
調整することを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大面積の機能性堆
積膜の連続形成方法及び連続形成装置に係り、特に光起
電力素子等の積層薄膜素子に用いる薄膜を帯状基板上に
連続的に形成する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、基板上に光起電力素子等に用いる
機能性堆積膜を連続的に形成する方法として、各々の半
導体層形成用の独立した成膜室を設け、各成膜室にて各
々の半導体層の形成を行う方法が提案されている。米国
特許第4,400,409号明細書には、ロール・ツー
・ロール(Rollto Roll)方式を採用した連
続プラズマCVD装置が開示されている。この装置によ
れば、複数のグロー放電領域を設け、所望の幅の十分に
長い可撓性の基板を、該基板が前記各グロー放電領域を
順次貫通する経路に沿って配置し、前記各グロー放電領
域において必要とされる導伝型の半導体層を堆積しつ
つ、前記基板をその長手方向に連続的に搬送せしめるこ
とによって、半導体接合を有する素子を連続作成するこ
とができるとされている。なお、該明細書においては、
各半導体層作成時に用いるドーパントガスが他のグロー
放電領域へ拡散、混入するのを防止するにはガスゲート
が用いられている。具体的には、前記各グロー放電領域
同士を、スリット状の分離通路によって相互に分離し、
さらに該分離通路に例えばAr,H2等の分離用ガスの
流れを作製させる手段が採用されている。
【0003】以下に図面を用い従来例を説明する。図8
は従来例を表す図であり、送り出し用真空容器101、
N層成膜用真空容器201、I層成膜用真空容器30
1、P層成膜用真空容器401、巻き取り用真空容器5
01はガスゲート151、271、351、451で接
続され排気口102、202、302、402、502
より排気ポンプ(不図示)で真空に排気されている。帯
状基板10は送り出し用ボビン11に巻かれており搬送
ローラー13により搬送方向が変更されてN層成膜用真
空容器201、I層成膜用真空容器301、p層成膜用
真空容器401へ搬送される(矢印Aの方向)。そして
各真空容器内で成膜等の処理が行われた帯状基板10は
搬送ローラー14により搬送方向が変更されて巻き取り
用ボビン12により巻き取られる。ここでガスゲート1
51、271、351、451において分離用ガス供給
管152、153、272、273、352、353、
452、453より分離用ガスが流されており各真空容
器間でガスが混入するのを防いでいる。
【0004】さらにガスゲートについて詳しく説明す
る。ガスゲートにおいて相互のガスの混入、拡散を防ぐ
分離性能は、ガスゲートのスリット部分のコンダクタン
スと、ガスゲートのスリット部分から成膜室に流す分離
用ガスの流量により決定される。ガスゲートの模式斜視
図を図9に示す。帯状基板10は開口断面調節部材55
7内に設けられたマグネットローラー558により保持
され分離通路556が形成される。この分離通路556
がガスゲート内のコンダクタンスを発生させており、コ
ンダクタンスは分離通路556の高さの自乗に比例し長
さに反比例する。そして分離用ガス供給管553より分
離用ガスが供給され分離用ガス流路554を通り分離用
ガス放出口555より放出しガス分離を行っている。
【0005】図10はガスゲートの断面図であり、10
は帯状基板、551はガスゲート、552、553は分
離用ガス供給管、554は分離用ガス流路、555は分
離用ガス放出口、556は分離通路、557は開口断面
調節部材、558はマグネットローラーである。図10
内のA〜A′断面およびB〜B′断面をそれぞれ図11
および図12に示す。同一符号のものは同一部材であ
る。
【0006】またガスの分離性能を図13の様な装置を
用いて測定した。第1真空容器601と第2真空容器6
11は、ガスゲート651により接続され排気口60
2、612より排気ポンプ(不図示)で真空に排気され
ている。帯状基板621はガスゲート651を貫通して
第1真空容器601から第2真空容器611まで設置し
分離通路656が形成されている。そして各成膜ガス導
入管603、613から試験ガスが、分離用ガス供給管
652、653より分離用ガスがそれぞれ導入され、所
望の圧力になるように各圧力計604、614により測
定し排気コンダクタンスを調整しながら保持する。また
第2真空容器611には質量分析器631が取り付けら
れており、質量分析器631により第2真空容器611
の内部のガスが分析される。
【0007】実験は次のように行った。第1真空容器6
01および第2真空容器611を不図示の排気装置を用
いて排気口602、612を通して10-6Torr代ま
で排気した後、第1真空容器にHeガスを200scc
m、第2真空容器にH2ガスを200sccm、さらに
分離用ガスとしてH2ガスを分離用ガス供給管652、
653より各々200sccmずつ合計400sccm
導入し、それぞれの圧力が1.0Torr、0.005
Torrになるようにそれぞれの真空容器の排気コンダ
クタンスを調節した。尚帯状基板621は120mm幅
のものを使用しガスゲートもこれに合うものを使用し
た。この時第1真空容器601から第2真空容器611
へ侵入してくるHeガスの量およびH2ガスの量を質量
分析器631により測定し信号強度の比(H2/He)
として求めた。そして、ガスゲート内部の分離通路65
6の高さをそれぞれ変更し測定した結果を図14に示
す。これより分離通路の高さが変化することにより、ガ
ス分離性能が変化することが分かる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では各成膜真空容器において300℃程度の各成膜
温度にまで加熱され各層が形成されるため帯状基板が熱
による変形を起こしそのままの状態でガスゲートに送ら
れている。そのためガスゲート内部において帯状基板の
変形により分離通路の高さが変化してコンダクタンスが
常時変動する。それによりガスの分離性能が変化して各
成膜用真空容器間でガスの混入が発生する可能性があっ
た。そのため、必要以上に分離ガスを流していた。
【0009】そこで、本発明は、上記従来のものにおけ
る課題を解決し、帯状基板の変形により分離通路の高さ
が変化した場合でもガスの分離性能を一定に保ち、ガス
ゲート部に流す分離用ガスを必要以上に流すことを防止
し、コストダウンを図ると共に特性のより安定した機能
性堆積膜を形成することができる光起電力素子等の機能
性堆積膜の連続形成方法及び連続形成装置を提供するこ
とを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、光起電力素子等の機能性堆積膜の連続形成
方法及び連続形成装置をつぎのように構成したものであ
る。すなわち、本発明の光起電力素子等の機能性堆積膜
の連続形成方法または装置は、帯状基板をその長手方向
に連続的に搬送させながらガスゲートで接続された複数
の処理室を通過させ該帯状基板に半導体素子を積層する
光起電力素子等の機能性堆積膜の連続形成方法におい
て、前記ガスゲート部に分離用ガスを前記帯状基板の表
裏に流すと同時に、該ガスゲート部における該帯状基板
の搬送高さを検出し、その検出した高さに基づいて該ガ
スゲート部に流す該分離用ガスの表裏の流量比を調整す
ることを特徴としている。そして、本発明の光起電力素
子等の機能性堆積膜の連続形成方法または装置において
は、前記分離用ガスの表裏の流量比の調整を、ガスゲー
トによってN層成膜用処理室、I層成膜用処理室、P層
成膜用処理室の順に接続した複数の処理室における該N
層成膜用処理室と該I層成膜用処理室の間のガスゲート
部で行うように構成することができる。また、その分離
用ガスの表裏の流量比の調整を、ガスゲートによってN
層成膜用処理室、I層成膜用処理室、P層成膜用処理室
の順に複数回繰り返し接続した複数の処理室における該
P層成膜用処理室と該N層成膜用処理室の間のガスゲー
ト部で行うように構成することができる。また、その分
離用ガスの表裏の流量比の調整を、ガスゲートによって
N層成膜用処理室、I層成膜用処理室、P層成膜用処理
室の順に複数回繰り返し接続した複数の処理室における
該N層成膜用処理室と該I層成膜用処理室の間及び該P
層成膜用処理室と該N層成膜用処理室の間のガスゲート
部で行うように構成することもできる。その際、本発明
においては、ガスゲート部に総流量300sccm以上
の分離用ガスを流すことが本発明を実施する上で好まし
い。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、上記したように機能性
堆積膜の連続形成方法及び連続形成装置において、ガス
ゲート部における帯状基板の搬送高さを検知してそのデ
ータを基にガスゲートに供給される分離用ガスの上下の
流量比を自動でコントロールすることにより、熱などに
より変形した帯状基板がガスゲートに入ってきてコンダ
クタンスが変化した時でもガスの分離性能を一定に保つ
ことができ、上記した本発明の目的を達成することが可
能となる。
【0012】以下、図面に基づいて本発明の内容を具体
的に説明する。図1は本発明のガスゲート部におけるシ
ステム図を示している。ガスゲート551内に帯状基板
10が通っており分離用ガス供給管552、553より
分離用ガスが流されている。ここでガスゲート部におけ
る帯状基板10の搬送高さを高さ検出器1により検出し
そのデータをコントローラー5に送られる。そしてその
データを基に上側可変流量弁6および下側可変流量弁7
を操作し、ガスゲートに供給される分離用ガスの上下の
流量比をコントロールしている。すなわち通常はガスゲ
ートの上下の流量比を1:1で流していたものを、帯状
基板の熱による変形などに応じてその変形量を検出し
て、ガスゲートの上下の流量比を0.9:1.1または
0.8:1.2といった具合に連続的に上下の流量比を
変化させるものである。
【0013】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を図を用いて説明す
るが、本発明はこれらの実施例によって何等限定される
ものではない。 [実施例1]本発明の図1の様なガスゲート部における
システムを組み込んだ装置の実施例1を図2に示す。こ
れはシングルの光起電力素子の製造装置であり、N層成
膜用真空容器とI層成膜用真空容器の間のガスゲートに
本発明のシステムを組み込んだものである。図1におい
て、ガスゲート551内に帯状基板10が通っており分
離用ガス供給管552、553より分離用ガスが流され
ている。ここでガスゲート部における帯状基板10の搬
送高さを高さ検出器1により検出しそのデータをコント
ローラー5に送られる。そしてそのデータを基に上側可
変流量弁6および下側可変流量弁7を操作し、ガスゲー
トに供給される分離用ガスの上下の流量比をコントロー
ルしている。
【0014】図2において送り出し用真空容器101、
N層成膜用真空容器201、I層成膜用真空容器30
1、P層成膜用真空容器401、巻き取り用真空容器5
01はガスゲート151、251、351、451で接
続され排気口102、202、302、402、502
より排気ポンプ(不図示)で真空に排気されている。帯
状基板10は送り出し用ボビン11に巻かれており搬送
ローラー13により搬送方向が変更されてN層成膜用真
空容器201、I層成膜用真空容器301、p層成膜用
真空容器401へ搬送される(矢印Aの方向)。そして
各真空容器内で成膜等の処理が行われた帯状基板10は
搬送ローラー14により搬送方向が変更されて巻き取り
用ボビン12により巻き取られる。またガスゲート15
1、251、351、451において、分離用ガス供給
管152、153、252、253、352、353、
452、453より分離用ガスが流されており各真空容
器間でガスが混入するのを防いでいる。ここでガスゲー
ト251において本発明のシステムが組み込まれており
帯状基板の搬送高さ検出器2により搬送高さを検出し、
分離用ガスが上下の流量比をコントロールされながら流
されている(コントローラーおよび可変流量弁は不図
示)。
【0015】以下に本発明を用いた製造装置による光起
電力素子製造の具体的実施例を示す。帯状基板10とし
て、十分に脱脂及び洗浄を行い下部電極としてスパッタ
リング法により銀薄膜を100nm、ZnO薄膜を1μ
m成膜してあるSUS430BA(幅120mm×長さ
100m×厚さ0.13mm)を用い、N層成膜用真空
容器201、I層成膜用真空容器301、P層成膜用真
空容器401を通過し巻き取り用真空容器501におい
て巻き取り用ボビン12に巻き付けられたるみの無い程
度に張力調整を行った。そこで各真空容器101、20
1、301、401、501の排気口102、202、
302、402、502より排気ポンプ(不図示)で1
×10-3Torr以下まで真空引きした。次に分離用ガ
ス供給管152、153、252、253、352、3
53、452、453より分離用ガスとしてH2を各々
200sccm、上下の総流量が400sccm流す。
さらに各々成膜用真空容器201、301、401内に
おいて成膜ガスを成膜ガス導入管204、304、40
4より導入し所定の圧力になるように排気量を調整す
る。
【0016】そして帯状基板の裏面より赤外線ランプヒ
ーター203、303、403で所定の温度に加熱し、
放電電極205、405から13.56MHzのRF電
力を印加し、またマイクロ波導入手段306より2.4
5GHzのマイクロ波が導入されそれぞれグロー放電を
生起させて、帯状基板10を一定速度で矢印Aの方向に
搬送して帯状基板10上にN型、I型、P型のアモルフ
ァスシリコン膜を連続的に形成する。各成膜室での作製
条件を表1に示す。
【0017】
【表1】 ここで、本発明のシステムが組み込まれているガスゲー
ト251において、分離用ガスの総流量を250、30
0、350、400sccmと変更し各々成膜し作製し
た。
【0018】本発明の装置を用い上記方法で得られたア
モルファスシリコン膜を堆積した帯状基板をロール・ツ
ー・ロール装置から取り出し、5cm×5cmの大きさ
に切り離し、シングルチャンバーの真空蒸着装置に図3
のような直径6mmの穴702が25個あるステンレス
製のマスク701と一緒にセットし、真空蒸着法により
表2に示す条件でITO透明導電膜を堆積し、図4の模
式断面図に示す太陽電池を作製した。
【0019】
【表2】 図4において、10は帯状基板、801は銀薄膜、80
2はZnO薄膜、811はN型アモルファスシリコン、
812はI型アモルファスシリコン、813はP型アモ
ルファスシリコン、821はITO透明導電膜である。
この方法で作製した光起電力素子を評価したところ、ガ
スゲート251に流した分離用ガスの総流量が300s
ccm以上のものは特性悪化は無かったが、250sc
cmのものは特性上曲線因子(F.F.)が悪化する傾
向があった。
【0020】(比較例1)従来の図8のような装置(実
施例1と比較してガスゲート部における分離用ガスの上
下の流量比をコントロールするシステムがない装置)に
おいて、実施例1と同一条件でシングルの光起電力素子
を作製した。この方法で作製した光起電力素子を評価し
たところ、ガスゲート651に流した分離用ガスの総流
量が350sccm以上のものは特性悪化は無かった
が、300sccmのものは特性上曲線因子(F.
F.)が悪化する傾向があった。
【0021】[実施例2]図5は本発明の実施例2の装
置である。これは本発明の図1の様なガスゲート部にお
けるシステムを組み込んだトリプルの光起電力素子の製
造装置であり、P層成膜用真空容器とN層成膜用真空容
器の間のガスゲートに本発明のシステムを組み込んだも
のである。
【0022】図1において、ガスゲート551内に帯状
基板10が通っており分離用ガス供給管552、553
より分離用ガスが流されている。ここでガスゲート部に
おける帯状基板10の搬送高さを高さ検出器1により検
出しそのデータをコントローラー5に送られる。そして
そのデータを基に上側可変流量弁6および下側可変流量
弁7を操作し、ガスゲートに供給される分離用ガスの上
下の流量比をコントロールしている。
【0023】図5において送り出し用真空容器100
1、第1のN層成膜用真空容器1101、第1のI層成
膜用真空容器1201、第1のP層成膜用真空容器13
01、第2のN層成膜用真空容器1401、第2のI層
成膜用真空容器1501、第2のP層成膜用真空容器1
601、第3のN層成膜用真空容器1701、第3のI
層成膜用真空容器1801、第3のP層成膜用真空容器
1901、巻き取り用真空容器2001はガスゲート1
051、1151、1251、1351、1451、1
551、1651、1751、1851、1951で接
続され排気口(不図示)より排気ポンプ(不図示)で真
空に排気されている。帯状基板1000は送り出し用ボ
ビン1002に巻かれており搬送ローラー1003によ
り搬送方向が変更されて各々の真空容器に搬送される
(矢印Aの方向)。そして各真空容器内で成膜等の処理
が行われた帯状基板1000は搬送ローラー2003に
より搬送方向が変更されて巻き取り用ボビン2002に
より巻き取られる。またガスゲート1051、115
1、1251、1351、1451、1551、165
1、1751、1851、1951において、分離用ガ
ス供給管(不図示)より分離用ガスが流されており各真
空容器間でガスが混入するのを防いでいる。ここでガス
ゲー卜1351、1651において本発明のシステムが
組み込まれており帯状基板の搬送高さ検出器3、4によ
り搬送高さを検出し、分離用ガスが上下の流量比をコン
トロールされながら流されている(コントローラーおよ
び可変流量弁は不図示)。
【0024】以下に本発明を用いた製造装置による光起
電力素子製造の具体的実施例を示す。帯状基板1000
として、十分に脱脂及び洗浄を行い下部電極としてスパ
ッタリング法により銀薄膜を100nm、ZnO薄膜を
1μm成膜してあるSUS430BA(幅120mm×
長さ100m×厚さ0.13mm)を用い、第1のN層
成膜用真空容器1101、第1のI層成膜用真空容器1
201、第1のP層成膜用真空容器1301、第2のN
層成膜用真空容器1401、第2のI層成膜用真空容器
1501、第2のP層成膜用真空容器1601、第3の
N層成膜用真空容器1701、第3のI層成膜用真空容
器1801、第3のP層成膜用真空容器1901を通過
し巻き取り用真空容器2001において巻き取り用ボビ
ン2002に巻き付けられたるみの無い程度に張力調整
を行った。
【0025】そこで各真空容器1001、1101、1
201、1301、1401、1501、1601、1
701、1801、1901、2001の排気口(不図
示)より排気ポンプ(不図示)で1×10-3Torr以
下まで真空引きした。次に分離用ガス供給管(不図示)
より分離用ガスとしてH2を各々200sccm、上下
の総流量が400sccm流す。さらに各々成膜用真空
容器1101、1201、1301、1401、150
1、1601、1701、1801、1901内におい
て成膜ガスを成膜ガス導入管(不図示)より導入し所定
の圧力になるように排気量を調整する。
【0026】そして、帯状基板の裏面より赤外線ランプ
ヒーター(不図示)で所定の温度に加熱し、放電電極1
105、1305、1405、1605、1705、1
805、1905から13.56MHzのRF電力を印
加し、またマイクロ波導入手段1206,1506より
2.45GHzのマイクロ波が導入されそれぞれグロー
放電を生起させて、帯状基板1000を一定速度で矢印
Aの方向に搬送して帯状基板1000上に第1のN型、
第1のI型、第1のP型、第2のN型、第2のI型、第
2のP型、第3のN型、第3のI型、第3のP型のアモ
ルファスシリコン膜を連続的に形成する。各成膜室での
作製条件を表3に示す。
【0027】
【表3】 ここで、本発明のシステムが組み込まれているガスゲー
ト1351、1651において、分離用ガスの総流量を
250、300、350、400sccmと変更し各々
成膜し作製した。
【0028】本発明の装置を用い上記方法で得られたア
モルファスシリコン膜を堆積した帯状基板をロール・ツ
ー・ロール装置から取り出し、5cm×5cmの大きさ
に切り離し、シングルチャンバーの真空蒸着装置に図3
のような直径6mmの穴702が25個あるステンレス
製のマスク701と一緒にセットし、真空蒸着法により
表2に示す条件でITO透明導電膜を堆積し、図6の模
式断面図に示す太陽電池を作製した。図6において、1
000は帯状基板、901は銀薄膜、902はZnO薄
膜、911は第1のN型アモルファスシリコン、912
は第1のI型アモルファスシリコン、913は第1のP
型アモルファスシリコン、921は第2のN型アモルフ
ァスシリコン、922は第2のI型アモルファスシリコ
ン、923は第2のP型アモルファスシリコン、931
は第3のN型アモルファスシリコン、932は第3のI
型アモルファスシリコン、933は第3のP型アモルフ
ァスシリコン、941はITO透明導電膜である。この
方法で作製した光起電力素子を評価したところ、ガスゲ
ート1351,1651に流した分離用ガスの総流量が
300sccm以上のものは特性悪化は無かったが、2
50sccmのものは特性上シリーズ抵抗(Rs)が上
がる傾向があった。
【0029】(比較例2)従来の装置(実施例2と比較
してガスゲート部における分離用ガスの上下の流重比を
コントロールするシステムがない装置)において、実施
例2と同―条件でトリプルの光起電力素子を作製した。
この方法で作製した光起電力素子を評価したところ、ガ
スゲートに流した分離用ガスの総流量が350sccm
以上のものは特性悪化は無かったが、300sccmの
ものは特性上シリーズ抵抗(Rs)が上がる傾向があっ
た。
【0030】[実施例3]図7は本発明の実施例3の装
置である。これは本発明の図1の様なガスゲート部にお
けるシステムを組み込んだトリプルの光起電力素子の製
造装置であり、N層成膜用真空容器とI層成膜用真空容
器の間およびP層成膜用真空容器とN層成膜用真空容器
の間のガスゲートに本発明のシステムを組み込んだもの
である。
【0031】図1において、ガスゲート551内に帯状
基板10が通っており分離用ガス供給管552,553
より分離用ガスが流されている。ここでガスゲート部に
おける帯状基板10の搬送高さを高さ検出器1により検
出しそのデータをコントローラー5に送られる。そして
そのデータを基に上側可変流量弁6および下側可変流量
弁7を操作し、ガスゲートに供給される分離用ガスの上
下の流量比をコントロールしている。
【0032】図7において送り出し用真空容器300
1,第1のN層成膜用真空容器3101、第1のI層成
膜用真空容器3201、第1のP層成膜用真空容器33
01、第2のN層成膜用真空容器3401、第2のI層
成膜用真空容器3501、第2のP層成膜用真空容器3
601、第3のN層成膜用真空容器3701、第3のI
層成膜用真空容器3801、第3のP層成膜用真空容器
3901、巻き取り用真空容器4001はガスゲート3
051、3151、3251、3351、3451,3
551、3651、3751、3851、3951で接
続され排気口(不図示)より排気ポンブ(不図示)で真
空に排気されている。帯状基板3000は送り出し用ボ
ビン3002に巻かれており搬送ローラー3003によ
り搬送方向が変更されて各々の真空容器に搬送される
(矢印Aの方向)。そして各真空容器内で成膜等の処理
が行われた帯状基板3000は搬送ローラー3003に
より搬送方向が変更されて巻き取り用ボビン4002に
より巻き取られる。
【0033】またガスゲート3051、3151、32
51、3351、3451、3551、3651、37
51、3851、3951において、分離用ガス供給管
(不図示)より分離用ガスが流されており各真空容器間
でガスが混入するのを防いでいる。ここでガスゲート3
151、3351、3451、3651、3751にお
いて本発明のシステムが組み込まれており帯状基板の搬
送高さ検出器21、22、23、24、25により搬送
高さを検出し、分離用ガスが上下の流量比をコントロー
ルされながら流されている(コントローラーおよび可変
流量弁は不図示)。
【0034】以下に本発明を用いた製造装置による光起
電力素子製造の具体的実施例を示す。
【0035】帯状基板3000として、十分に脱脂及び
洗浄を行い下部電極としてスパッタリング法により銀薄
膜を100nm、ZnO薄膜を1μm成膜してあるSU
S430BA(幅12mm×長さ100m×厚さ0.1
3mm)を用い、第1のN層成膜用真空容器3101、
第1のI層成膜用真空容器3201、第1のP層成膜用
真空容器3301、第2のN層成膜用真空容器340
1、第2のI層成膜用真空容器3501、第2のP層成
膜用真空容器3601、第3のN層成膜用真空容器37
01,第3のI層成膜用真空容器3801、第3のP層
成膜用真空容器3901を通過し巻き取り用真空容器4
001において巻き取り用ボビン4002に巻き付けら
れたるみの無い程度に張力調整を行った。
【0036】そこで各真空容器3001、3101、3
201、3301、3401、3501、3601、3
701、3801、3901、4001の排気口(不図
示)より排気ポンプ(不図示)で1×10-3Torr以
下まで真空引きした。次に分離用ガス供給管(不図示)
より分離用ガスとしてH2を各々200sccm、上下
の総流量が400sccm流す。さらに各々成膜用真空
容器3101、3201、3301、3401、350
1、3601、3701、3801、3901内におい
て成膜ガスを成膜ガス導入管(不図示)より導入し所定
の圧力になるように排気量を調整する。
【0037】そして帯状基板の裏面より赤外線ランプヒ
ーター(不図示)で所定の温度に加熱し、放電電極31
05、3305、3405、3605、3705、38
05、3905から13.56MHzのRF電力を印加
し、またマイクロ波導入手段3206、3506より
2.45GHzのマイクロ波が導入されそれぞれグロー
放電を生起させて、帯状基板3000を一定速度で矢印
Aの方向に搬送して帯状基板3000上に第1のN型、
第1のI型、第1のP型、第2のN型、第2のI型、第
2のP型、第3のN型、第3のI型,第3のP型のアモ
ルファスシリコン膜を連続的に形成する。各成膜室での
作製条件を表3に示す。
【0038】ここで、本発明のシステムが組み込まれて
いるガスゲート3151、3351、3451、365
1、3751において、分離用ガスの総流量を250、
300、350、400sccmと変更し各々成膜し作
製した。
【0039】本発明の装置を用い上記方法で得られたア
モルファスシリコン膜を堆積した帯状基板をロール・ツ
ー・ロール装置から取り出し、5cm×5cmの大きさ
に切り離し、シングルチャンバーの真空蒸着装置に図3
のような直径6mmの穴702が25個あるステンレス
製のマスク701と一緒にセットし、真空蒸着法により
表2に示す条件でITO透明導電膜を堆積し、図6の模
式断面図に示す太陽電池を作製した。
【0040】図6において、1000は帯状基板、90
1は銀薄膜、902はZnO薄膜、911は第1のN型
アモルファスシリコン、912は第1のI型アモルファ
スシリコン、913は第1のP型アモルファスシリコ
ン、921は第2のN型アモルファスシリコン、922
は第2のI型アモルファスシリコン、923は第2のP
型アモルファスシリコン、931は第3のN型アモルフ
ァスシリコン、932は第3のI型アモルファスシリコ
ン、933は第3のP型アモルファスシリコン、941
はITO透明導電膜である。
【0041】この方法で作製した光起電力素子を評価し
たところ、ガスゲート3151、3351、3451、
3651、3751に流した分離用ガスの総流量が30
0sccm以上のものは特性悪化は無かったが、250
sccmのものは特性上曲線因子(F.F.)が悪化し
シリーズ抵抗(Rs)が上がる傾向があった。
【0042】(比較例3)従来の装置(実施例3と比較
してガスゲート部における分離用ガスの上下の流量比を
コントロールするシステムがない装置)において、実施
例3と同一条件でトリプルの光起電力素子を作製した。
この方法で作製した光起電力素子を評価したところ、ガ
スゲートに流した分離用ガスの総流量が350sccm
以上のものは特性悪化は無かったが、300sccmの
ものは特性上曲線因子(F.F.)が悪化しシリーズ抵
抗(Rs)が上がる傾向があった。
【0043】
【発明の効果】本発明は、以上のように、ロール・ツー
・ロール方式の装置で半導体素子等の機能性堆積膜の連
続形成方法及び装置において、ガスゲート部における帯
状基板の搬送高さを検知してそのデータを基にガスゲー
トに供給される分離用ガスの上下の流量比を自動的にコ
ントロールするよう構成し、これによって熱などにより
変形した帯状基板がガスゲートに入ってきてコンダクタ
ンスが変化した時でもガスの分離性能を一定に保つこと
が可能となる。したがって、本発明においては、上記構
成によりガスゲート部に流す分離用ガスを必要以上に流
すことが防止でき、特性を維持しながら使用ガス流量を
減らすことができコストダウンを図ることが可能となる
と同時に、ガスゲートから成膜用真空容器へのガスの入
り込みが減り成膜条件の幅が取り易くなり、特性がより
安定した堆積膜の形成が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスゲート部におけるシステム図であ
る。
【図2】本発明における実施例1のロール・ツー・ロー
ル方式の装置を示す図である。
【図3】ITO透明導電膜用マスクを示す図である。
【図4】シングルの光起電力素子の模式断面図である。
【図5】本発明における実施例2のロール・ツー・ロー
ル方式の装置を示す図である。
【図6】トリプルの光起電力素子の模式断面図である。
【図7】本発明における実施例3のロール・ツー・ロー
ル方式の装置を示す図である。
【図8】従来例のロール・ツー・ロール方式の装置を示
す図である。
【図9】従来のガスゲートの模式斜視図である。
【図10】従来のガスゲートの断面図である。
【図11】従来のガスゲートのA〜A′断面図である。
【図12】従来のガスゲートのB〜B′断面図である。
【図13】ガス分離性能測定装置を示す図である。
【図14】ガス分離性能測定結果を示す図である。
【符号の説明】
1、2、3、4、21、22、23、24、25:高さ
検出器 5:コントローラー 6:上側可変流量弁 7:下側可変流量弁 10、621、1000、3000:帯状基板 11、1002、3002:送り出し用ボビン 12、2002、4002:巻き取り用ボビン 13、14、1003、2003、3003、400
3:搬送ローラー 101、1001、3001:送り出し用真空容器 201、1101、1401、1701、3101、3
401、3701:N層成膜用真空容器 301、1201、1501、1801、3201、3
501、3801:I層成膜用真空容器 401、1301、1601、1901、3301、3
601、3901:P層成膜用真空容器 501、2001、4001:巻き取り用真空容器 601:第1真空容器 611:第2真空容器 102、202、302、402、502、602、6
12:排気口 151、251、351、451、271、551、6
51、1051、1151、1251、1351、14
51、1551、1651、1751、1851、19
51、3051、3151、3251、3351、34
51、3551、3651、3751、3851、39
51:ガスゲート 152、153、252、253、352、353、4
52、453、272、273、552、553、65
2、653:分離用ガス供給管 557:開口断面調節部材 558:マグネットローラー 556、656:分離通路 554:分離用ガス流路 555:分離用ガス放出口 203、303、403:赤外線ランプヒーター 204、304、404、603、613:成膜ガス導
入管 205、405、1105、1305、1405、16
05、1705、1805、1905、3105、33
05、3405、3605、3705、3805、39
05:放電電極 306、1206、1506、3206、3506:マ
イクロ波導入手段 604、614:圧力計 631:質量分析器 701:ステンレス製のマスク 702:穴 801、901:銀薄膜 802、902:ZnO薄膜 811、911、921、931:N型アモルファスシ
リコン 812、912、922、932:I型アモルファスシ
リコン 813、913、923、933:P型アモルファスシ
リコン 821、941:ITO透明導電膜

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状基板をその長手方向に連続的に搬送さ
    せながらガスゲートで接続された複数の処理室を通過さ
    せ該帯状基板に半導体素子を積層する光起電力素子等の
    機能性堆積膜の連続形成方法において、 前記ガスゲート部に分離用ガスを前記帯状基板の表裏に
    流すと同時に、該ガスゲート部における該帯状基板の搬
    送高さを検出し、その検出した搬送高さに基づいて該ガ
    スゲート部に流す該分離用ガスの表裏の流量比を調整す
    ることを特徴とする光起電力素子等の機能性堆積膜の連
    続形成方法。
  2. 【請求項2】前記分離用ガスの表裏の流量比の調整が、
    ガスゲートによってN層成膜用処理室、I層成膜用処理
    室、P層成膜用処理室の順に接続された複数の処理室に
    おける該N層成膜用処理室と該I層成膜用処理室の間の
    ガスゲート部で行われることを特徴とする請求項1に記
    載の光起電力素子等の機能性堆積膜の連続形成方法。
  3. 【請求項3】前記分離用ガスの表裏の流量比の調整が、
    ガスゲートによってN層成膜用処理室、I層成膜用処理
    室、P層成膜用処理室の順に複数回繰り返し接続された
    複数の処理室における該P層成膜用処理室と該N層成膜
    用処理室の間のガスゲート部で行われることを特徴とす
    る請求項1に記載の光起電力素子等の機能性堆積膜の連
    続形成方法。
  4. 【請求項4】前記分離用ガスの表裏の流量比の調整が、
    ガスゲートによってN層成膜用処理室、I層成膜用処理
    室、P層成膜用処理室の順に複数回繰り返し接続された
    複数の処理室における該N層成膜用処理室と該I層成膜
    用処理室の間及び該P層成膜用処理室と該N層成膜用処
    理室の間のガスゲート部で行われることを特徴とする請
    求項1に記載の光起電力素子等の機能性堆積膜の連続形
    成方法。
  5. 【請求項5】前記ガスゲート部に、総流量300scc
    m以上の分離用ガスを流すことを特徴とする請求項1〜
    請求項4のいずれか1項に記載の光起電力素子等の機能
    性堆積膜の連続形成方法。
  6. 【請求項6】帯状基板をその長手方向に連続的に搬送さ
    せながらガスゲートで接続された複数の処理室を通過さ
    せ該帯状基板に半導体素子を積層する光起電力素子等の
    機能性堆積膜の連続形成装置において、 前記ガスゲート部において分離用ガスを前記帯状基板の
    表裏に流す手段を設けると同時に、該ガスゲート部にお
    ける該帯状基板の搬送高さを検出する手段と、その検出
    された高さに基づいて該ガスゲート部に流される該分離
    用ガスの表裏の流量比を調整する手段を設けたことを特
    徴とする機能性堆積膜の連続形成装置。
  7. 【請求項7】前記搬送高さを検出する手段及び分離用ガ
    スの表裏の流量比の調整手段が、ガスゲートによってN
    層成膜用処理室、I層成膜用処理室、P層成膜用処理室
    の順に接続された複数の処理室における該N層成膜用処
    理室と該I層成膜用処理室の間のガスゲート部に設けら
    れていることを特徴とする請求項6に記載の光起電力素
    子等の機能性堆積膜の連続形成装置。
  8. 【請求項8】前記搬送高さを検出する手段及び分離用ガ
    スの表裏の流量比の調整手段が、ガスゲートによって複
    数の処理室をN層成膜用処理室、I層成膜用処理室、P
    層成膜用処理室の順に接続された複数の処理室における
    該P層成膜用処理室と該N層成膜用処理室の間のガスゲ
    ート部に設けられていることを特徴とする請求項6に記
    載の光起電力素子等の機能性堆積膜の連続形成装置。
  9. 【請求項9】前記搬送高さを検出する手段及び分離用ガ
    スの表裏の流量比の調整手段が、ガスゲートによってN
    層成膜用処理室、I層成膜用処理室、P層成膜用処理室
    の順に接続された複数の処理室における該N層成膜用処
    理室と該I層成膜用処理室の間及び該P層成膜用処理室
    と該N層成膜用処理室の間のガスゲート部に設けられて
    いることを特徴とする請求項6に記載の光起電力素子等
    の機能性堆積膜の連続形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015525298A (ja) * 2012-06-15 2015-09-03 ピコサン オーワイPicosun Oy 原子層堆積法による基板ウェブのコーティング

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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