JPH1064617A - 防水プラグ及び防水ソケット - Google Patents

防水プラグ及び防水ソケット

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JPH1064617A
JPH1064617A JP22240196A JP22240196A JPH1064617A JP H1064617 A JPH1064617 A JP H1064617A JP 22240196 A JP22240196 A JP 22240196A JP 22240196 A JP22240196 A JP 22240196A JP H1064617 A JPH1064617 A JP H1064617A
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JP
Japan
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housing
waterproof
plug
socket
resin
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JP22240196A
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Junichi Hisa
純一 比佐
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SMK Corp
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SMK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型軽量で、かつ、夫々が単独で防水性を持つ
防水プラグ及びソケットを提供する。 【解決手段】防水プラグ及びソケットの導体部分以外
は、全て同一部材、例えば樹脂モールドにより一体成形
して防水を施した構成にして且つ簡略化を図る。又、構
成を簡略化することにより、小型化及び軽量化を図るこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気機器に使用さ
れる雌雄の関係にあるプラグ及びソケットに関するもの
であり、特に防水を施したプラグ及びソケットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、水中カメラ等を使用する場合
においては、水中カメラと地上又は水中のモニタ装置と
の間をケーブルで接続する。この場合、ケーブルの両端
にはプラグ(又はブッシュ)を取り付け、水中カメラ及
びモニタ装置には夫々ソケット(又はレセプタクル)を
設けて、何らかの防水が施されている。
【0003】この防水プラグ及びソケットは、プラグと
ソケットとを接続した時に全体として防水機能を持つよ
うな構造にしてある。具体的には、図17〜図19及び
図20〜図22に示すものが周知である。
【0004】防水プラグ10は、図17〜図19に示す
ように、PBT樹脂からなる円柱状のハウジング11
と、ハウジング11の周囲を囲んで固定された金属円筒
からなるシェル12と、シェル12と同心円状に設けら
れ、シェル12に沿って上下方向に移動可能でかつロー
レット13aを回すことにより回転可能な金属円筒から
なるシェル13と、ハウジング11の上下両端を付き抜
けるように設けられた複数のプラグピン14と、プラグ
ピン14の上端と接続された芯線15aからなる複合ケ
ーブル15とを主体として構成されている。
【0005】プラグピン14の下端は、後述するソケッ
ト20(図21参照)のコンタクトに挿入されるように
なっており、ケーブル15は他のソケット等と接続され
ている。シェル12の外周には、板バネ16が取り付け
られており、シェル13の上端部内側には、板バネ16
と係合するストッパ17が設けられておりシェル13の
移動距離を規制している。
【0006】シェル12の上端と接するように、PVC
樹脂性のハウジング18が形成され、その中にプラグピ
ン14の上端及びケーブル15の芯線15aが埋設され
ている。金属性シェル12の上端と樹脂性ハウジング1
8の下端との間に必然的に発生する微細な隙間を埋める
ために、ゴムのOリングを嵌め、更に、その部分のシェ
ル12の周囲を金属性Cリング19で締め付けることに
より防水性を高めるようにしている。なお、本例では、
ハウジング18はL字型に曲がっている。
【0007】一方、従来の防水ソケット20は、図20
〜図22に示すように、PBT樹脂からなる円柱状のハ
ウジング21と、ハウジング21に圧入された複数のコ
ンタクト22と、上端がハウジング21の下端と接する
PBT樹脂からなる円柱状のハウジング23と、コンタ
クト22の下端からハウジング23を突き抜けて下方に
突出したピン端子24と、ハウジング21及びハウジン
グ23の外殻を覆う金属性のシェル25と、シェル25
の外側に移動及び回転可能に設けられた六角ナット26
と、ゴム性のOリング27と、シェル23の移動を規制
するバネ座金28と、ハウジング21とシェル23の間
に設けられたゴム性のOリング29とから構成されてい
る。
【0008】上記防水プラグ10のプラグピン14を上
記ソケット20のコンタクト22に挿入し、六角ナット
26を締めることによりプラグ10とソケット20は接
続され、その時始めて防水効果が発揮されるようになっ
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の防水プラグ及びソケットには下記のような問題点が
ある。
【0010】防水プラグ10は、金属性のシェル12に
樹脂モールド性ハウジング11を嵌合させた後、その嵌
合部の外側に金属性のCリング19を嵌め、治具で強い
力で締めつけることによりシェル12とハウジング11
との間の隙間をなくし防水性を得るようにしている。
【0011】治具の強い力で締め付けるためには、その
分治具の強度が必要であり、治具で締め付ける幅が必要
になる。従って、シェル12の上記嵌合部は、治具が入
るだけの幅が必要となり、その分、プラグ10の首が高
くなりかつ重量も大きくなる。
【0012】又、シェル12は、治具が入るだけの幅を
必要とすると共に強い力で締め付けるため金属性材料で
作成しているので重量が重くなっている。
【0013】一方、ソケット20は、一般に地上の機器
等に取り付けられることが多いため、単独で防水を施し
たものはなかった。しかし、水中カメラ等と地上のモニ
タ装置とを接続する場合、中継ケーブルを必要とする場
合等には、水中でプラグ10とソケット20とを接続し
なければならないこともあり、ソケット20自体の防水
性も重要である。しかし、ソケット20はプラグ10と
接続して始めて防水効果をもつようになり、ソケット2
0単独で防水を施したものは存在しなかった。
【0014】従って、本発明に係る防水プラグ及び防水
ソケットは、上記従来のプラグ及びソケットの問題点を
解消し、小型軽量で、かつ、夫々単独で防水機能を持つ
防水プラグ及び防水ソケットを提供することを目的と
し、従来のプラグの欠点である金属部分と樹脂部分とを
密着させるために必要であったかしめ部を無くした防水
プラグと、プラグとソケットとを接続していない場合で
も、プラグ及びソケットの夫々単独で完全な防水機能を
有する防水プラグ及び防水ソケットに課題を有する。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る防水プラグは、電気的な接続をするソ
ケットとの接合をガイドする円筒形状をしたガイド筒部
と、該ガイド筒部の基部側から複数のプラグピンを外方
向に突出させて配設した基端部と、前記複数のプラグピ
ンと電気的に接続したケーブルを収容したハウジング
と、からなるプラグであって、前記ガイド筒部と、前記
基端部と、前記ハウジングとを同一部材で一体に形成
し、前記基端部に圧入されたプラグピンの後端側圧入部
分に防水用接着剤を塗布したことである。
【0016】又、防水ソケットは、プラグの円筒形状を
したガイド筒部と係合するガイド部と、該ガイド部の基
部側から複数のコンタクトを外方向に向けて配設した円
柱部と、該円柱部に配設された複数のコンタクトと電気
的な接続をしたケーブルを収容したハウジングと、から
なるソケットであって、前記ガイド部と、前記円柱部
と、前記ハウジングとを同一部材で一体に形成し、前記
円柱部に収容されたコンタクトの基部側に防水用接着剤
を塗布したことである。
【0017】上記構成による防水プラグ及び防水ソケッ
トは、従来のように金属性シェルと樹脂のハウジングと
の間の接触部が無いから、水が漏れない。従って、防水
プラグでは、金属性シェルと樹脂性ハウジングとの嵌合
部に大きなかしめ用スペースを設ける必要がなく小型化
及び軽量化を図ることができる。
【0018】又、シェルはかしめ用スペースと共に強度
を持たせるために金属製部材にする必要がなくなり、軽
量化が図れる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明に係る防水プラグ及び防水
ソケットの実施形態は、プラグのピン及びソケットのコ
ンタクト等を形成する導体部分、及びパッキング用のゴ
ム等以外は、樹脂で作成することを基本とし、寸法、形
状、呼び名等は任意である。
【0020】使用目的によって、防水プラグには防水プ
ラグと防水ブッシュとがあり、防水ソケットには防水レ
セプタクルと防水ソケットとがある。図1に示すよう
に、水中カメラ1と地上又は水中のモニタ装置2とを、
一本のケーブル3で接続する場合、ケーブル3のモニタ
装置2側に取り付けられるプラグを以下防水プラグ30
と呼び、水中カメラ1側に取り付けられるプラグを以下
防水ブッシュ40と呼ぶ。
【0021】又、図2に示すように、水中カメラ1と、
地上又は水中のモニ装置2とを、上記と同じケーブル3
と中継ケーブル4とで接続する場合、中継ケーブル4の
モニタ装置2側には防水プラグ30を取り付け、その反
対側には取り付けるソケットを以下防水ソケット60と
呼ぶ。そして、ケーブル3の防水プラグ30とケーブル
4の防水ソケット60とを接続することにより、ケーブ
ルを延長することができる。又、モニタ装置2に取り付
けられるソケットを防水レセプタクル50(図2及び図
3参照)と呼ぶ。
【0022】以下、防水プラグ30、防水ブッシュ4
0、防水レセプタクル50、防水ソケット60の順に各
実施形態について説明する。
【0023】1.防水プラグ30 防水プラグ30は、図3〜図5に示すように、図示しな
いソケットと嵌合する円筒形状に形成した第一のハウジ
ング31と、図5に示す第一のハウジング31内に収容
され、複合ケーブルを配設した第二のハウジング33
と、複合ケーブルを樹脂でモールド成形した補助成形部
38と、この補助成形部38の表面を覆ったゴムキャッ
プ39とから構成されている。
【0024】第一のハウジング31は、ソケットと電気
的な接続を得るようにガイドするガイド筒部31Aと、
複数のプラグピン32を配設できる孔31dを備えた基
端部31Bと、基端部31Bを境にしてガイド筒部31
Aの反対側に第二のハウジング33を収容できる大きさ
からなる端子収容部31Cとから構成されている。
【0025】ガイド筒部31Aは、基端部31Bと同一
部材により一体に形成されており、内部には基端部31
Bから突出形成された複数のプラグピン32を外部力か
ら保護し、且つソケットとの接合の際のガイドをする機
能を備えた構造となっている。
【0026】プラグピン32は、基端部31Bに設けて
ある孔31dに後方側(図5において上方向)から圧入
して差し込む。
【0027】差し込まれたプラグピン32は、その先端
側をガイド筒部31A内に突出し、後端側は端子収容部
31C内に位置されて配設される。
【0028】配設されたプラグピン32は、基端部31
Bの端子収容部31C側の基部側に防水用接着剤34を
塗布した構造となっている。
【0029】第二のハウジング33は、第一のハウジン
グ31の端子収容部31Cに嵌合できる大きさの円柱形
状に形成されており、その前方側には基端部31Bに配
設されたプラグピン32に係合する係合穴33aと、こ
の係合穴33aよりも拡径であって、プラグピン32と
接続するコンタクト35を圧入するコンタクト穴33b
とを設けた構造となっている。このコンタクト穴33b
と、コンタクト穴33bの同軸上に係合穴33aを連通
し孔33cを形成する。この孔33cは実施例において
14個設けた構造となっている。
【0030】コンタクト35の後端部には、予め決めら
れた複合ケーブル36の芯線36aが電気的に接続され
た構造となっている。
【0031】補助成形部38は、第二のハウジング33
に配設されているコンタクト35と電気的に接続されて
いる芯線36aとクランプ36bを含ませて第一のハウ
ジング31及び第二のハウジング33にモールド成形し
て形成されたものである。
【0032】このような構造からなる防水プラグ30は
下記の順序で組み立てられる。 (1)予め、複合ケーブル36の各芯線36aをコンタ
クト35の後端部に圧着により接続し、複合ケーブルア
センブリを作成しておく。
【0033】(2)第一のハウジング31の基端部31
Bの孔33cに複数のプラグピン32を後方側から垂直
に圧入する。この時、プラグピン32の上半分は、第一
のハウジング31の端子収容部31C内へ突出し、プラ
グピン32の下半分は、第一のハウジング31のガイド
筒部31A内へ突出するようになる。
【0034】(3)各プラグピン32の第一のハウジン
グ31への圧入部分を防水するために、接着剤34を塗
布する。
【0035】(4)第二のハウジング33を第一のハウ
ジング31の端子収容部31Cに挿入して、プラグピン
32の上半分を、第二のハウジング33に圧入する。
【0036】(5)上記(1)で準備しておいたケーブ
ルアセンブリの左端部に取り付けたコンタクト35にプ
ラグピン32の上端から圧入する。これにより、プラグ
ピン32と複合ケーブル36とは電気的に接続される。
【0037】(6)複合ケーブル36の根元をクランプ
36bで締める。これにより複合ケーブル36の抜け強
度を補強する。
【0038】(7)ストッパ37を第一のハウジング3
1の外側に嵌め込む。 (8)第二のハウジング33の上に補助成形部38をモ
ールド成形し、複合ケーブル36と一体にする。 (9)補助成形部38の表面にゴムキャップ39を被覆
する。
【0039】上記のように構成された防水プラグ30
は、水の侵入する部位を樹脂で一体成形したので防水性
が良く、又、従来のように金属性の長いシェルに金属性
Cリングをかしめる必要がないので高さも低く小型軽量
に形成できる。
【0040】2.防水ブッシュ40 防水ブッシュ40は、図6〜図8に示すように、円筒状
の樹脂で形成された第一のハウジング41と、第一のハ
ウジング41とネジ止めで結合され、全体として第一の
ハウジング41に対して直角方向に曲がった第二のハウ
ジング42と、第二のハウジング42の右端部にネジ止
めされた樹脂で形成されたクランプキャップ43と、信
号を伝達する複数芯の複合ケーブル44と、第一のハウ
ジング41と第二のハウジング42との間に設けられた
ゴム性のパッキングリング45と、複合ケーブル44を
緊締するゴムクランプ46と、クランプキャップ43と
ゴムクランプ46との間に設けられた樹脂で形成された
スペーサ47とからなる。
【0041】第一のハウジング41は、上下方向に長い
円筒部41aと、円筒部41aの上端部(第二のハウジ
ング42側)に一体成形された鍔部41bとからなる。
円筒部41aの下端部には、リング状の溝41cが設け
られている。これは、水中カメラの筐体に結合するため
である(図1参照)。
【0042】鍔部41bの円周端縁部は、下方に直角に
曲がった構造となっている。この鍔部41bの軸心上部
の外周には第二のハウジング42との結合のためのネジ
41dを設けた構造となっている。
【0043】第二のハウジング42は、直交する方向に
貫通した中空を形成し、図8において左側は第一のハウ
ジング41と嵌合する嵌合部42Aを設け、右側は嵌合
部42Aに直交する方向が中空となり、右側端部にはゴ
ムクランプ46を係合させる連結係合部42Bを設けた
構造となっている。
【0044】嵌合部42Aの第一のハウジング41との
接合面には、円周の帯状にパッキン用リング45を装着
するパッキン用溝部42cを設けた構造となっている。
【0045】連結係合部42Bは、外周端部にネジ部4
2dを設け、その内側にゴムクランプ46を装着した構
造となっている。
【0046】この連結係合部42Bの内周径は奥に行く
に従い序々に、その径が縮径に形成されている。
【0047】このような構造からなる防水ブッシュ40
は下記の順序で組み立てられる。 (1)予め、複合ケーブル44の芯線44aを出し、被
覆された部分の先端に、クランプキャップ43、スペー
サ47、ゴムクランプ46の順で挿通したケーブルアセ
ンブリを準備しておく。
【0048】(2)上記準備されたケーブルアセンブリ
のクランプキャップ43に第二のハウジング42をネジ
止めで固定する。この時、第二のハウジング42とクラ
ンプキャップ43との結合が進むに従って、ゴムクラン
プ46が第二のハウジング42の連結結合部42Bによ
って締め付けられることになる。
【0049】(3)第二のハウジング42のパッキン用
溝部42cにパッキングリング45を挟んだ状態で、第
一のハウジング41を第二のハウジング42にネジ止め
する。
【0050】このようにして組み立てられた防水ブッシ
ュ40は、複合ケーブル44を配設した第二のハウジン
グ42内が密閉状態となり、第一のハウジング41の円
筒部41aに水中カメラを密封した状態で係合すれば、
複合ケーブル44はクランプキャップ43と第二のハウ
ジング42とで完全に密封した状態となり、水等の侵入
を防げる構造となる。同時に、第一のハウジング41と
第二のハウジング42との接合面はパッキン用リング4
5により密封され、同じく水等の侵入を防げる構造とな
っている。従って、複合ケーブル44からむき出した芯
線44aの間及び、第一及び第二のハウジング41、4
2内の芯線44aの空間は外部の例えば水等の侵入を完
全に防止できる密閉構造となっている。
【0051】3.防水レセプタクル50 防水レセプタクル50は、図9〜図12に示すように、
樹脂で形成されたハウジング51と、下端部がピン状で
上端部が鞘状に形成された金属性コンタクト52(図1
2参照)と、印刷配線フィルム(FPC)53と、接着
剤54(図12参照)とからなる。金属性コンタクト5
2は、下部側を一芯のピン52a形状に形成し、上部側
を二股形状の接続ピン52bとから構成されている。
【0052】ハウジング51は、略円筒形状に形成さ
れ、図12において、上部側を防水プラグ30のハウジ
ング31(図5参照)と係合する大きさに切り欠いたガ
イド部51aと、該ガイド部51aに連設して複数の金
属性コンタクト52を配設する複数の挿通孔を備えた円
筒形状の円柱部51bと、円柱部51bの反対側(図1
2において下部側)において、印刷配線フィルム(FP
C)53と接続する金属性コンタクト52の部分を切り
欠いた接合部51cと、円柱部51bの複数の挿通孔に
挿入して固定した金属性コンタクト52とから構成され
ている。
【0053】円柱部51bの側壁面周囲には、リング状
の溝51dを設け、円柱部51bの高さ寸法が防水プラ
グ30のガイド筒部31A(図5参照)に充分に嵌合で
きる深さに形成されている。
【0054】接合部51cは、金属性コンタクト52を
ガイド部側から圧入して配設したピン側に防水用接着剤
54を塗布し、その上からFPC53を配置する。この
ようにして、FPC53の接続部分と接合部51cとの
間には接着剤54を塗布した構造にして金属性コンタク
ト52の挿通孔に入り込む水等を防止できる構造となっ
ている。
【0055】印刷配線フィルム(FPC)53は、樹脂
フィルムに配線を施し、その上を樹脂で被覆したもので
あり、各配線は、金属性コンタクト52にハンダ付けさ
れている。また、印刷配線フィルム(FPC)53は、
ハウジング51の下面に接着固定されている。
【0056】このような構造をした防水レセプタクル5
0は、下記のように組み立てられる。 (1)ハウジング51の円柱51bに複数の金属性コン
タクト52(実施例においては14個)を圧入する。 (2)金属性コンタクト52の印刷配線フィルム(FP
C)53側に突出したピン52aの接合部51cに接着
剤54を塗布する。 (3)その上から被せるようにして印刷配線フィルム
(FPC)53を金属性コンタクト52にハンダ付けす
る。
【0057】このようにして防水プラグ30を受け入れ
るレセプタクル50のガイド部51aはハウジング51
で一体に形成し、且つ金属性コンタクト52の印刷配線
フィルル53側のピン52a部分に接着剤54を塗布し
て防水加工をすることにより印刷配線フィルム(FP
C)53側への水等の漏れを遮断できる構造となる。
又、防水加工はガイド部51aと円柱部51bと同一性
部材の樹脂でモールド成形して一体に形成したため、構
造的に簡略化を図り且つ小型化に対応し易い構造とな
る。
【0058】4.防水ソケット60 防水ソケット60は、図13及び図14に示すように、
防水ソケット60の左端部を形成する円柱状の樹脂で形
成されたコネクタ部61と、コネクタ部61を貫通する
複数のコネクタ端子62と、コネクタ端子62に塗布さ
れた接着剤63(図14参照)と、コネクタ部61の右
端部と隣接する円柱状の樹脂で形成された接合部64
と、コネクタ端子62の右端と接続され接合部64を貫
通する複数のコンタクト65と、複数のコンタクト65
の各右端に接続された芯線66と、複数の芯線66を緊
締するナイロン性のユニタイファスナ67と、複数の芯
線66全体を保護するビニール性の保護チューブ68
と、ユニタイファスナ67から右方へ延びる複合ケーブ
ル69と、複合ケーブル69の左端部の周囲に施された
ゴムクランプ70と、ゴムクランプ70の右端部に設け
られたリング状のステンレス性のスペーサ71と、コネ
クタ部61、接合部64、保護チューブ68、ユニタイ
ファスナ67、ゴムクランプ70、複合ケーブル69の
全体を被覆する樹脂性のカバー72と、コネクタ部61
の右端部とカバー72との間に設けられたリング状のゴ
ム性パッキン73と、クランプキャップ74とから構成
されている。
【0059】コネクタ部61は、防水プラグ30のガイ
ド筒部31A(図5参照)をガイドして係合する大きさ
からなる円筒状のガイド部61aと、ガイド部61aの
奥側であって中心位置にコネクタ端子62を複数個配設
する円筒形状の円柱部61bと、この円柱部61bの側
壁外周面にガイド筒部31Aが収容できる深さのリング
状の溝61cとから構成されている。
【0060】尚、接着剤63で塗布されたコネクタ端子
62のピンと、複合ケーブル69からのコンタクト65
とは組み立て時に圧入によって接続される。接着剤63
は、コネクタ端子62のピンからの水等の流入を防ぐた
めに塗布される。接合部64は、コンタクト65を収納
するためのもので、コネクタ端子62とコンタクト65
とを接続する時にコネクタ部61の右端部に取り付けら
れる。
【0061】複数本の芯線66の各々は、左端部をコン
タクト65の右端部に接続し、右端部は複合ケーブル6
9の芯線66となっている。ユニタイファスナ67は、
複数の芯線66を纏めて緊締することにより、複合ケー
ブル69の引っ張り強度を強化している。
【0062】保護チューブ68は、コンタクト65から
複合ケーブル69まで夫々ばらばらの芯線66を保護す
るものである。複合ケーブル69は、複数の芯線66を
被覆したものであり、信号を伝達する。つまり、電気信
号は、コネクタ端子62→コンタクト65→芯線66→
複合ケーブル69のように伝達されることになる。
【0063】ゴムクランプ70は、複合ケーブル69と
カバー72との間の防水用に挿入されている。なお、ゴ
ムクランプ70は、左方に向かって細くなっており、カ
バー72の右端部の内面は右方に向かってやや広がって
いる。この構造により、クランプキャップ74をカバー
72にネジ止めする時、ゴムクランプ70はカバー72
によって徐々に締め付けられ、複合ケーブル69との間
の隙間を無くするようにしている。
【0064】このような構造からなる防水ソケット60
は下記のように組み立てられる。 (1)予め、複合ケーブル69の左端部の芯線66を出
し、そこに、クランプキャップ74、スペーサ71、ゴ
ムクランプ70の順で挿通し、芯線66をコンタクト6
5に圧着したケーブルアセンブリを準備して置く。
【0065】(2)一方では、コネクタ部61にコネク
タ端子62を圧入する。この場合、コネクタ端子62の
鞘状部の最左端は、ガイド部61aに面する円柱部61
bの表面と面一になり、コネクタ端子62のピン状の右
端部は円柱部61bから突出する。 (3)コネクタ端子62の右端部側のピン周囲に接着剤
63を塗布する。
【0066】(4)接合部64にコネクタ端子62の上
記ピン部分を圧入する。 (5)上記ケーブルアセンブリのコンタクト65の左端
部に、コネクタ端子62の上記ピン状部分を圧入する。 (6)パッキン73を挟んだ状態で、コネクタ部61と
カバー72とをネジ止めする。
【0067】(7)上記(1)で準備したケーブルアセ
ンブリのクランプキャップ74をカバー72の右端部に
ネジ止めする。この時、上記のようにカバー72と複合
ケーブル69との間にゴムクランプ70を挟むことによ
り防水性を高める。
【0068】このようにして組み立てられた防水ソケッ
ト60は、コネクタ端子62のピン部分と、複合ケーブ
ル69のコンタクト65との接続部分を完全に密閉した
状態にできるため、外部からの水等の流入を遮蔽するこ
とができる構造となっている。又、コネクタ部61のガ
イド部61a、円柱部61b、溝61cとは、樹脂で一
体に形成して構造の簡略化を図り、小型化及び軽量化に
容易に対応できる構造となる。
【0069】5.防水コード 防水コードは、図15及び図16に示すように、前記説
明した両端に防水を施した防水プラグ30、防水ブッシ
ュ40、防水ソケット60を備え付けた構造となってい
る。例えば、図15は防水プラグ30とモニタ装置2に
装着した防水ブッシュ40とを接続するスパイラル状の
防水コード3の一例を示したものであり、図16は防水
プラグ30と防水ソケット60とを接続する防水中継コ
ード4の一例を示したものである。このようにしてコー
ドの両端部に個々に防水を施したプラグ、ブッシュ、ソ
ケットを備え付けることにより、水等の浸透を完全に遮
蔽したコードとなる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る防水
プラグ及びソケットは、導体部分以外のプラグとソケッ
トの嵌合部分を樹脂で形成して防水を施すようにしたこ
とにより、防水を施したプラグ及びソケットであっても
構造の簡略化を図り、小型化及び軽量化を図ることがで
きるという効果がある。
【0071】又、プラグ、ソケット共、夫々独立に防水
構造としたので、プラグとソケットとを接続していない
時でも、夫々の防水性が保持されると云う効果もある。
【0072】更に、金属性シェルを使用していないので
軽量化が図れると云う効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防水プラグ及びソケットの一使用
方法を示す説明図である。
【図2】本発明に係る防水プラグ及びソケットのもう一
つの使用方法を示す説明図である。
【図3】本発明に係る防水プラグの斜視図である。
【図4】同防水プラグの平面図である。
【図5】同防水プラグの断面図である。
【図6】本発明に係る防水ブッシュの斜視図である。
【図7】同防水ブッシュの平面図である。
【図8】同防水ブッシュの断面図である。
【図9】本発明に係る防水レセプタクルの斜視図であ
る。
【図10】同防水レセプタクルの下面図である。
【図11】同防水レセプタクルの上面図である。
【図12】同防水レセプタクルの断面図である。
【図13】本発明に係る防水ソケットの斜視図である。
【図14】同防水ソケットの断面図である。
【図15】本発明に係る防水プラグ及びソケットの接続
コードを示す説明図である。
【図16】本発明に係る防水プラグ及びソケットの中継
コードを示す説明図である。
【図17】従来技術における防水プラグを示す正面図で
ある。
【図18】従来技術における防水プラグの断面図であ
る。
【図19】従来技術における防水プラグの平面図であ
る。
【図20】従来技術における防水ソケットの平面図であ
る。
【図21】従来技術における防水ソケットの断面図であ
る。
【図22】従来技術における防水ソケットの下面図であ
る。
【符号の説明】
1 水中カメラ 2 モニタ装置 3、4 ケーブル 10 従来の防水プラグ 11 ハウジング 12 シェル 13 シェル 14 プラグピン 15 ケーブル 15a 芯線 16 板バネ 17 ストッパ 18 ハウジング 19 Cリング 20 従来の防水ソケット 21 ハウジング 22 コンタクト 23 ハウジング 24 ピン端子 25 シェル 26 六角ナット 27 Oリング 28 バネ座金 29 Oリング 30 防水プラグ 31 第一のハウジング 31A ガイド筒部 31B 基端部 31C 端子収容部 31d 孔 32 プラグピン 33 第二のハウジング 33a 係合穴 33b コンタクト穴 33c 孔 34 接着剤 35 コンタクト 36 複合ケーブル 37 ストッパ 37a 樹脂性パッキング 38 補助成形 39 ゴムキャップ 40 防水ブッシュ 41 第一のハウジング 42 第二のハウジング 42A 嵌合部 42B 連結結合部 42c パッキン用溝部 42d ネジ部 43 クランプキャップ 44 複合ケーブル 45 パッキン用リング 46 ゴムクランプ 47 スペーサ 50 防水レセプタクル 51 ハウジング 51a ガイド部 51b 円柱部 51c 接合部 51d 溝 52 金属性コンタクト 53 印刷配線フィルム 54 接着剤 60 防水ソケット 61 コネクタ部 61a ガイド部 61b 円柱部 61c 溝 62 コネクタ端子 63 接着剤 64 接合部 65 コンタクト 66 芯線 67 ユニタイファスナ 68 保護チューブ 69 複合ケーブル 70 ゴムクランプ 71 スペーサ 72 カバー 73 パッキン 74 クランプキャップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気的な接続をするソケットとの嵌合をガ
    イドするガイド筒部と、該ガイド筒部の基部側から複数
    のプラグピンを外方向に突出して配設した基端部と、前
    記複数のプラグピンと電気的に接続したケーブルを収容
    したハウジングと、からなるプラグであって、前記ガイ
    ド筒部と、前記基端部と、前記ハウジングとを同一部材
    で一体に形成し、前記基端部に圧入されたプラグピンの
    後端側圧入部分に防水用接着剤を塗布したことを特徴と
    する防水用プラグ。
  2. 【請求項2】プラグのガイド筒部との嵌合をガイドする
    ガイド部と、該ガイド部の基部側から複数のコンタクト
    を外方向に向けて配設した円柱部と、該円柱部に配設さ
    れた複数のコンタクトと電気的な接続をしたケーブルを
    収容したハウジングと、からなるソケットであって、前
    記ガイド部と、前記円柱部と、前記ハウジングとを同一
    部材で一体に形成し、前記円柱部に収容されたコンタク
    トの基部側に防水用接着剤を塗布したことを特徴とする
    防水用ソケット。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009170187A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 Kenta Tanaka コード付き接続具
KR102523127B1 (ko) * 2022-12-21 2023-04-18 이종호 전원플러그의 단선 방지장치 및 이를 구비한 전원플러그

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