JPH1062527A - 速度観測レーダ装置 - Google Patents

速度観測レーダ装置

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JPH1062527A
JPH1062527A JP8222540A JP22254096A JPH1062527A JP H1062527 A JPH1062527 A JP H1062527A JP 8222540 A JP8222540 A JP 8222540A JP 22254096 A JP22254096 A JP 22254096A JP H1062527 A JPH1062527 A JP H1062527A
Authority
JP
Japan
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observation
antenna
sway
error
speed
Prior art date
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Pending
Application number
JP8222540A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiro Mizuno
智洋 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP8222540A priority Critical patent/JPH1062527A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナの動揺によって観測データに生じる
誤差を除去することが可能な速度観測レーダ装置を提供
する。 【解決手段】 アンテナ部100によって受信される観
測対象からのエコーは、送受信部300により増幅・検
波される。この検波結果は、A/D変換器401にてA
/D変換されたのち、メッシュ平均化処理回路402に
てメッシュ毎に平均化処理が施される。そして、動揺誤
差補正回路403では、動揺角検出器103にて検出さ
れた動揺角データに基づいてアンテナ102の動揺角速
度ωを求め、この角速度に基づいてメッシュ平均化処理
回路402の処理結果に対して上記動揺による観測誤差
の補正を行なうようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば車両や船
舶など移動に際して動揺を伴うものに搭載され、観測対
象の移動速度を観測する速度観測レーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、車両などの移動体に搭載
されるレーダ装置においては、移動に伴うアンテナの動
揺によって、観測結果に誤差を生じさせる。これに対
し、従来のレーダ装置では、動揺を検出するセンサを設
け、このセンサで検出したデータに基づき、レーダ装置
のアンテナを機械的に所定方向に対して安定させるよう
にしていた。
【0003】しかし、このように機械的にアンテナを安
定させる方法では、温度変化に応じた調整や繁雑なメン
テナンスが定期的に必要とされるという問題があった。
また、速度観測レーダ装置にあっては、動揺による観測
データへの影響を抑制することが難しかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来では、アンテナに
生じる動揺を機械的に修正するようにしているため、温
度変化に応じた調整や繁雑なメンテナンスが定期的に必
要とされるという問題があった。また、速度観測レーダ
装置にあっては、動揺による観測データへの影響を抑制
することが難しかった。
【0005】この発明は上記の問題を解決すべくなされ
たもので、上述のような調整やメンテナンスが不要で、
なおかつ高い精度で観測対象の移動速度を測定すること
が可能な速度観測レーダ装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明に係わる速度観測レーダ装置は、送信パ
ルスを送信し、なおかつ観測対象による送信パルスのエ
コーを受信し受信信号として出力するアンテナ部と、こ
のアンテナ部近傍に設けられ、アンテナ部に生じる動揺
の角度を検出する動揺角検出手段と、この動揺角検出手
段にて検出した動揺の角度に基づいて移動速度の観測誤
差を求め、受信信号に対して観測誤差の補正を行なう動
揺誤差補正手段とを具備して構成するようにした。
【0007】したがって、上記構成の速度観測レーダ装
置では、アンテナ部近傍にて検出した動揺の角度データ
に基づいて、アンテナ部の動揺によって生じる観測誤差
を補正するようにしているため、高い精度で観測対象の
移動速度を測定することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の一実施形態について説明する。図1は、この発明に係
わる速度観測レーダ装置の一実施形態の構成を示すもの
である。この速度観測レーダ装置は、アンテナ部10
0、アンテナ制御部200、送受信部300および信号
処理部400を備えている。
【0009】アンテナ部100は、レドーム101と、
アンテナ102と、動揺角検出器103とを備えてい
る。レドーム101は、電力損失が少なくアンテナ指向
特性を悪化させることのない、例えばクラフト紙や強化
プラスチックなどの材料からなり、アンテナ102を覆
って過酷な気象条件から保護する。
【0010】アンテナ102は、例えば円形放物面のパ
ラボラ反射器を使用したもので、後述の送受信部300
にて生成された送信パルスを空間に放射する。そして、
観測対象による反射を受信エコーとして受信する。この
受信エコーは、後述の送受信部300に入力される。
【0011】また、動揺角検出器103は、アンテナ1
02の近傍に設置され、アンテナ部100に生じる動揺
の角度(以下、動揺角と称する)を検出する。この検出
結果は、動揺角データとして後述の動揺誤差補正回路4
03に入力される。
【0012】アンテナ制御部200は、アンテナ102
の方位角および仰角を制御するものである。また、アン
テナ102が現在指示する角度(以下、現在角と称す
る)を現在角データとして後述の動揺誤差補正回路40
3に入力するとともに、当該制御部200が指示した角
度と上記現在角との間のずれがある場合には、その較正
を行なう。
【0013】送受信部300は、一定のパルス幅の高周
波電力を発振し、上記送信パルスとしてアンテナ102
に入力する。また、上述したような受信エコーが受信信
号として入力され、この受信信号を、例えば対数特性の
増幅を行なったのち検波し、受信電力データとして信号
処理部400に入力する。
【0014】信号処理部400は、A/D変換器40
1、メッシュ平均化処理回路402、動揺誤差補正回路
403、クラッタ除去回路404および速度算出回路4
05を備えている。
【0015】A/D変換器401は、送受信部300か
らの受信電力データをディジタル信号に変換する。メッ
シュ平均化処理回路402は、A/D変換器401にて
ディジタル信号に変換された受信電力データに対して、
観測対象の大きさを考慮したメッシュごとに空間的な平
均化処理を施す。
【0016】動揺誤差補正回路403は、メッシュ平均
化処理回路402からの受信電力データに生じ得る上記
動揺による誤差の補正を行なうものである。以下、その
補正について説明する。
【0017】図2に示すように、動揺によってアンテナ
102上に生じる速度成分(以下、動揺速度Vと称す
る)は、動揺の中心とアンテナの中心との距離h、動揺
の最大角θおよび動揺の周期Tにより下式(1)で示さ
れる。
【0018】
【数1】
【0019】よって、動揺速度Vの水平速度成分Vx お
よび垂直速度成分Vy は、それぞれ下式(2),(3)
で示される。
【0020】
【数2】
【0021】このようなアンテナ102の動揺によって
受信信号に生じる誤差を補正するために、動揺誤差補正
回路403では、動揺角検出器103で検出した動揺角
データを一定時間毎に測定して、図3に示す動揺の角速
度ωを求める。そして、この角速度ωと、動揺の中心と
アンテナの中心との距離hとからアンテナ102の動揺
円周上でのアンテナの速度V´を求め、この求めた速度
からアンテナビーム方向の速度ベクトル(以下、動揺補
正速度Ve と称する)を求める。
【0022】そして、動揺誤差補正回路403は、上記
動揺補正速度Ve に基づいて、メッシュ平均化処理回路
402からの受信電力データに対して、補正を行なうこ
とにより動揺によって生じた観測誤差を除去する。この
ようにして観測誤差が除去された受信電力データは、ク
ラッタ除去回路402に入力される。
【0023】クラッタ除去回路402は、動揺誤差補正
回路403からの受信電力データから、山などの地上固
定物等によって生じるクラッタを除去し、観測目標から
の反射成分のみの受信電力データを求める。この結果
は、速度算出回路405に入力される。
【0024】速度算出回路405は、クラッタ除去回路
402からの受信電力データから、観測目標の速度を算
出し、この算出結果を後段の指示装置(図示しない)へ
入力する。
【0025】以上のように、上記構成の速度観測レーダ
装置では、動揺角検出器103にて検出した動揺の角度
を示すデータから動揺によってアンテナ102に生じる
動揺角速度ωを求める。そして、この動揺角速度ωに基
づいて、受信電力データに対する補正を行なうことによ
り、動揺によって生じた誤差を除去するようにしてい
る。したがって、この速度観測レーダ装置によれば、ア
ンテナの動揺による観測データへの影響を抑制して、高
い精度で観測対象の移動速度を測定することができる。
【0026】また、従来の速度観測レーダ装置において
は、アンテナを安定させるためには、温度変化に応じた
調整や繁雑なメンテナンスが定期的に必要とされるが、
上記構成の速度観測レーダ装置によれば、上述のような
運用上の手間を省くことができる。
【0027】尚、この発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。例えば、連続波を観測対象に向けて放
射し、反射電波の周波数の偏移を分析することにより観
測対象の移動速度や距離情報を得るドップラレーダ装置
に適用することも可能である。このようなドップラ現象
を利用したレーダ装置に適用した場合においても、同様
の効果が得られる。その他、この発明の要旨を逸脱しな
い範囲で種々の変形を施しても同様に実施可能であるこ
とはいうまでもない。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、この発明では、新た
に動揺角検出手段と動揺誤差補正手段とを設け、アンテ
ナ部近傍にて検出した動揺の角度データに基づいて、ア
ンテナ部の動揺によって生じる観測誤差を補正するよう
にしている。このため、この発明によれば、高い精度で
観測対象の移動速度を測定することが可能な速度観測レ
ーダ装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる速度観測レーダ装置の実施の
一形態の構成を示す回路ブロック図である。
【図2】速度観測レーダ装置のアンテナに動揺によって
生じる速度を説明するための図である。
【図3】この発明に係わる速度観測レーダ装置の動揺速
度の補正成分を説明するための図である。
【符号の説明】
100…アンテナ部 101…レドーム 102…アンテナ 103…動揺角検出器 200…アンテナ制御部 300…送受信部 400…信号処理部 401…A/D変換器 402…メッシュ平均化処理回路 403…動揺誤差補正回路 404…クラッタ除去回路 405…速度算出回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のパルス幅の送信パルスを観測対象
    に向けて送信したのち、前記観測対象による送信パルス
    のエコーを受信して、この受信結果に基づいて前記観測
    対象の移動速度を求めるレーダ装置において、 前記送信パルスを送信し、なおかつ前記観測対象による
    送信パルスのエコーを受信し受信信号として出力するア
    ンテナ部と、 このアンテナ部近傍に設けられ、前記アンテナ部に生じ
    る動揺の角度を検出する動揺角検出手段と、 この動揺角検出手段にて検出した動揺の角度に基づいて
    前記移動速度の観測誤差を求め、前記受信信号に対して
    前記観測誤差の補正を行なう動揺誤差補正手段とを具備
    することを特徴とする速度観測レーダ装置。
  2. 【請求項2】 前記動揺誤差補正手段は、前記動揺角検
    出手段にて検出した動揺の角度を一定時間毎に測定して
    動揺の角速度を求め、この角速度に基づいて前記観測誤
    差を求めることを特徴とする請求項1に記載の速度観測
    レーダ装置。
JP8222540A 1996-08-23 1996-08-23 速度観測レーダ装置 Pending JPH1062527A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014045930A1 (ja) * 2012-09-20 2014-03-27 古野電気株式会社 船舶用レーダ装置及び速度測定方法
US8922423B2 (en) 2010-11-19 2014-12-30 Furuno Electric Company Limited Radar apparatus and method of detecting target object
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