JPH1062317A - ダニ抗原採取装置 - Google Patents
ダニ抗原採取装置Info
- Publication number
- JPH1062317A JPH1062317A JP21366696A JP21366696A JPH1062317A JP H1062317 A JPH1062317 A JP H1062317A JP 21366696 A JP21366696 A JP 21366696A JP 21366696 A JP21366696 A JP 21366696A JP H1062317 A JPH1062317 A JP H1062317A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bag body
- hose
- outer bag
- opening
- mite
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ダニ抗原をきわめて容易かつ簡単に採取する
こと。 【解決手段】 ダニ抗原採取装置10は、電気掃除機本
体21から延びるホース20先端に装着された細かなメ
ッシュの外側袋体15と、外側袋体15内に装着され荒
い孔14が設けられた紙製本体12からなる内側袋体1
1とを備えている。内側袋体11には、紙製本体12の
開口12aから突出するとともにホース20外面に折返
される折返部13が設けられている。折返部13はバン
ドによってホース20外面に固定されている。比較的大
きなダストが内側袋体11に捕集され、ダニ抗原を含む
細かなダストが外側袋体15により捕集される。
こと。 【解決手段】 ダニ抗原採取装置10は、電気掃除機本
体21から延びるホース20先端に装着された細かなメ
ッシュの外側袋体15と、外側袋体15内に装着され荒
い孔14が設けられた紙製本体12からなる内側袋体1
1とを備えている。内側袋体11には、紙製本体12の
開口12aから突出するとともにホース20外面に折返
される折返部13が設けられている。折返部13はバン
ドによってホース20外面に固定されている。比較的大
きなダストが内側袋体11に捕集され、ダニ抗原を含む
細かなダストが外側袋体15により捕集される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダニ検査に用いられるダ
ニ抗原採取装置に係り、とりわけ容易かつ確実にダニ抗
原を採取することができるダニ抗原採取装置に関する。
ニ抗原採取装置に係り、とりわけ容易かつ確実にダニ抗
原を採取することができるダニ抗原採取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅等でダニが発生しており、住
宅内で直接人に対して被害を与えている。このようなダ
ニは人を刺してかゆみを与えたり、アレルギー性のぜん
息の原因となっている。
宅内で直接人に対して被害を与えている。このようなダ
ニは人を刺してかゆみを与えたり、アレルギー性のぜん
息の原因となっている。
【0003】このような住宅内のダニを除去するため、
電気掃除機が効果的であるといわれるが、ダニは小さく
て肉眼でみえにくいため、掃除をしてもダニが減ってい
るのか否か、またはダニがどこに多く発生しているのか
よくわからないのが現状である。
電気掃除機が効果的であるといわれるが、ダニは小さく
て肉眼でみえにくいため、掃除をしてもダニが減ってい
るのか否か、またはダニがどこに多く発生しているのか
よくわからないのが現状である。
【0004】このような場合、ダニ検査を行う必要があ
る。現在行われているダニ検査方法は、次のとおりであ
る。まずダニ抗原(ダニの虫体や糞中に存在するアレル
ギー主要原因となる成分)を捕集し、このダニ抗原を保
健所へ送る。次に保健所において、捕集されたダニ抗原
からいくつかのダニ検査工程を得てダニ抗原を検査して
いる。
る。現在行われているダニ検査方法は、次のとおりであ
る。まずダニ抗原(ダニの虫体や糞中に存在するアレル
ギー主要原因となる成分)を捕集し、このダニ抗原を保
健所へ送る。次に保健所において、捕集されたダニ抗原
からいくつかのダニ検査工程を得てダニ抗原を検査して
いる。
【0005】ところで、一般家庭用としてダニ抗原を簡
便に検査することができるダニ検査装置が開発されてい
る。このダニ検査装置を使用する場合、まずダニ抗原を
採取しておき、採取したダニ抗原をダニ検査装置に入れ
て、ダニ抗原の有無を検査する。
便に検査することができるダニ検査装置が開発されてい
る。このダニ検査装置を使用する場合、まずダニ抗原を
採取しておき、採取したダニ抗原をダニ検査装置に入れ
て、ダニ抗原の有無を検査する。
【0006】この場合、ダニ抗原を含むダストを容易か
つ確実に採取することができれば、一般家庭において簡
便にダニ検査を行うことができて都合がよい。
つ確実に採取することができれば、一般家庭において簡
便にダニ検査を行うことができて都合がよい。
【0007】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、容易かつ確実にダニ抗原を採取すること
ができるダニ抗原採取装置を提供することを目的とす
る。
たものであり、容易かつ確実にダニ抗原を採取すること
ができるダニ抗原採取装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、電気掃除機本
体から延びるホース先端に固定されダニ抗原を採取する
ためのダニ抗原採取装置において、ホース先端内に装着
されるとともに、ホース先端側の開口と電気掃除機本体
側の底部とを有する細かなメッシュ若しくは不織布の外
側袋体と、この外側袋体内に装着されるとともに、ホー
ス先端側の開口と電気掃除機本体側の底部とを有し、外
側袋体のメッシュより荒い孔またはスリットが形成され
た内側袋体とを備え、内側袋体の開口側に、内側袋体の
開口から突出してホース外面に折返される折返部が設け
られ、この折返部はホース外面に固定されることを特徴
とするダニ抗原採取装置である。
体から延びるホース先端に固定されダニ抗原を採取する
ためのダニ抗原採取装置において、ホース先端内に装着
されるとともに、ホース先端側の開口と電気掃除機本体
側の底部とを有する細かなメッシュ若しくは不織布の外
側袋体と、この外側袋体内に装着されるとともに、ホー
ス先端側の開口と電気掃除機本体側の底部とを有し、外
側袋体のメッシュより荒い孔またはスリットが形成され
た内側袋体とを備え、内側袋体の開口側に、内側袋体の
開口から突出してホース外面に折返される折返部が設け
られ、この折返部はホース外面に固定されることを特徴
とするダニ抗原採取装置である。
【0009】本発明によれば、まず内側袋体の折返部を
ホース外面に固定しておき、電気掃除機本体を作動させ
空気をホースから吸引する。この場合、比較的大きなダ
ストが荒い孔またはスリットが形成された内側袋体によ
り補集され、ダニ抗原を含む比較的細かなダストが細か
なメッシュの外側袋体により捕集される。
ホース外面に固定しておき、電気掃除機本体を作動させ
空気をホースから吸引する。この場合、比較的大きなダ
ストが荒い孔またはスリットが形成された内側袋体によ
り補集され、ダニ抗原を含む比較的細かなダストが細か
なメッシュの外側袋体により捕集される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1および図2は本発明に
よるダニ抗原採取装置の一実施の形態を示す図である。
施の形態について説明する。図1および図2は本発明に
よるダニ抗原採取装置の一実施の形態を示す図である。
【0011】図1および図2に示すように、ダニ抗原採
取装置10は、電気掃除機本体21から延びるホース2
0の先端に固定され、ダニ抗原を採取するようになって
いる。
取装置10は、電気掃除機本体21から延びるホース2
0の先端に固定され、ダニ抗原を採取するようになって
いる。
【0012】すなわち、図1および図2に示すように、
ダニ抗原採取装置10は、ホース20先端内に装着され
る細かなメッシュの外側袋体15と、この外側袋体15
内に装着され荒い孔14が形成された内側袋体11とを
備えている。
ダニ抗原採取装置10は、ホース20先端内に装着され
る細かなメッシュの外側袋体15と、この外側袋体15
内に装着され荒い孔14が形成された内側袋体11とを
備えている。
【0013】このうち外側袋体15はホース20先端側
に位置する開口15aと、空気掃除機本体21側に位置
する底部16とを有している。また、外側袋体18は、
全体としてダニより細かなメッシュ(メッシュ単位15
0より細かなメッシュ、望ましくはメッシュ単位200
より細かなメッシュ)の材料、例えばテトロンやナイロ
ン等や不織布からなっている。
に位置する開口15aと、空気掃除機本体21側に位置
する底部16とを有している。また、外側袋体18は、
全体としてダニより細かなメッシュ(メッシュ単位15
0より細かなメッシュ、望ましくはメッシュ単位200
より細かなメッシュ)の材料、例えばテトロンやナイロ
ン等や不織布からなっている。
【0014】さらに外側袋体15の底部側には、切断用
の切込み17が設けられている。後述のようにホース2
0先端から吸引されたダニ抗原は細かなメッシュの外側
袋体15の底部16に捕集されるが、外側袋体15を切
込み17によって切断することにより、底部16のみ簡
単に外側袋体15から取外すことができる。
の切込み17が設けられている。後述のようにホース2
0先端から吸引されたダニ抗原は細かなメッシュの外側
袋体15の底部16に捕集されるが、外側袋体15を切
込み17によって切断することにより、底部16のみ簡
単に外側袋体15から取外すことができる。
【0015】また内側袋体11はホース20先端側に位
置する開口12aと、電気掃除機本体21側に位置する
底部12bを有する四角錐状の紙製本体12からなり、
この紙製本体12には外側袋体15のメッシュより荒い
(太径の)孔14が多数設けられている。なお、紙製本
体12に孔14を設ける代わりに、荒いスリットを設け
てもよい。
置する開口12aと、電気掃除機本体21側に位置する
底部12bを有する四角錐状の紙製本体12からなり、
この紙製本体12には外側袋体15のメッシュより荒い
(太径の)孔14が多数設けられている。なお、紙製本
体12に孔14を設ける代わりに、荒いスリットを設け
てもよい。
【0016】また四角すい状の紙製本体12の開口12
aには、紙製本体12の開口12aの四辺から外方へ突
出する4本の折返部13が設けられ、各折返部13はホ
ース20外面に折返されるようになっている。また、内
側袋体11の折返部13はホース20外面に折返され、
バンド19によりホース20に固定される。なお、バン
ド19を使用せず、直接手で押さえてもよい。
aには、紙製本体12の開口12aの四辺から外方へ突
出する4本の折返部13が設けられ、各折返部13はホ
ース20外面に折返されるようになっている。また、内
側袋体11の折返部13はホース20外面に折返され、
バンド19によりホース20に固定される。なお、バン
ド19を使用せず、直接手で押さえてもよい。
【0017】さらに外側袋体15の外周に紙製リング2
2が装着されている。紙製リング22は紙製本体12の
外形に対応する四角形の開口22aを有し、外側袋体1
5の外周に装着されて外側袋体15を内側袋体11との
間で挟持するものである。なお、図1では四角錐状の紙
製本体12の例を示したが、三角錐状や四角錐以上の多
角錐状の紙製本体12と、それぞれに対応する紙製リン
グ22を設けてもよい。
2が装着されている。紙製リング22は紙製本体12の
外形に対応する四角形の開口22aを有し、外側袋体1
5の外周に装着されて外側袋体15を内側袋体11との
間で挟持するものである。なお、図1では四角錐状の紙
製本体12の例を示したが、三角錐状や四角錐以上の多
角錐状の紙製本体12と、それぞれに対応する紙製リン
グ22を設けてもよい。
【0018】次にこのような構成からなる本実施の形態
の作用について説明する。まず、細かなメッシュの外側
袋体15内に荒い孔14が設けられた内側袋体11が重
ねて装着され、次に外側袋体15外周に紙製リング22
が装着される。この場合、紙製リング22は内側袋体1
1の紙製本体12の外形に対応する形状の開口22を有
するので、紙製リング22と内側袋体11との間で外側
袋体15を堅固に挟持することができる。次にこれら重
ね合された外側袋体15と内側袋体11がホース20先
端内に装着される。次に内側袋体11の折返部13がホ
ース20外面に折返され、この折返部13はバンド19
により固定される。
の作用について説明する。まず、細かなメッシュの外側
袋体15内に荒い孔14が設けられた内側袋体11が重
ねて装着され、次に外側袋体15外周に紙製リング22
が装着される。この場合、紙製リング22は内側袋体1
1の紙製本体12の外形に対応する形状の開口22を有
するので、紙製リング22と内側袋体11との間で外側
袋体15を堅固に挟持することができる。次にこれら重
ね合された外側袋体15と内側袋体11がホース20先
端内に装着される。次に内側袋体11の折返部13がホ
ース20外面に折返され、この折返部13はバンド19
により固定される。
【0019】次に電気掃除機本体21を作動させる。こ
の場合、ホース20先端側から空気が吸込まれて電気掃
除機本体21側へ流入する。
の場合、ホース20先端側から空気が吸込まれて電気掃
除機本体21側へ流入する。
【0020】この場合、比較的大きなダストが内側袋体
11内に捕集され、ダニ抗原を含む比較的細かいダスト
が外側袋体15の底部16に捕集される。
11内に捕集され、ダニ抗原を含む比較的細かいダスト
が外側袋体15の底部16に捕集される。
【0021】次に、電気掃除機本体21を停止させ、バ
ンド19を外してホース20先端から内側袋体11と外
側袋体15を取出す。その後、外側袋体15を切込み1
7から切断して、外側袋体15の底部16のみが図示し
ないダニ検査装置内に挿入されてダニ検査が行われる。
ンド19を外してホース20先端から内側袋体11と外
側袋体15を取出す。その後、外側袋体15を切込み1
7から切断して、外側袋体15の底部16のみが図示し
ないダニ検査装置内に挿入されてダニ検査が行われる。
【0022】本実施の形態によれば、既存の電気掃除機
本体21から延びるホース20先端にダニ抗原採取装置
10を装着するだけで、容易かつ簡単にダニ抗原を採取
することができる。
本体21から延びるホース20先端にダニ抗原採取装置
10を装着するだけで、容易かつ簡単にダニ抗原を採取
することができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電気掃除
機のホースを利用して容易かつ簡単にダニ抗原を採取す
ることができる。
機のホースを利用して容易かつ簡単にダニ抗原を採取す
ることができる。
【図1】本発明によるダニ抗原採取装置の分解図。
【図2】本発明によるダニ抗原採取装置の組立図。
10 ダニ抗原採取装置 11 内側袋体 12 紙製本体 12a 開口 12b 底部 13 折返部 14 孔 15 外側袋体 15a 開口 16 底部 17 切込み 20 ホース 21 電気掃除機本体 22 紙製リング 22a 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小 口 清 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】電気掃除機本体から延びるホース先端に固
定されダニ抗原を採取するためのダニ抗原採取装置にお
いて、 ホース先端内に装着されるとともに、ホース先端側の開
口と電気掃除機本体側の底部とを有する細かなメッシュ
若しくは不織布の外側袋体と、 この外側袋体内に装着されるとともに、ホース先端側の
開口と電気掃除機本体側の底部とを有し、外側袋体のメ
ッシュより荒い孔またはスリットが形成された内側袋体
とを備え、 内側袋体の開口側に、内側袋体の開口から突出してホー
ス外面に折返される折返部が設けられ、この折返部はホ
ース外面に固定されることを特徴とするダニ抗原採取装
置。 - 【請求項2】外側袋体の外周に内側袋体との間で外側袋
体を挟持するリングを設けたことを特徴とする請求項1
記載のダニ抗原採取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21366696A JPH1062317A (ja) | 1996-08-13 | 1996-08-13 | ダニ抗原採取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21366696A JPH1062317A (ja) | 1996-08-13 | 1996-08-13 | ダニ抗原採取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1062317A true JPH1062317A (ja) | 1998-03-06 |
Family
ID=16642955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21366696A Pending JPH1062317A (ja) | 1996-08-13 | 1996-08-13 | ダニ抗原採取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1062317A (ja) |
-
1996
- 1996-08-13 JP JP21366696A patent/JPH1062317A/ja active Pending
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