JPH1062267A - 配管の温度表示装置 - Google Patents

配管の温度表示装置

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JPH1062267A
JPH1062267A JP8217215A JP21721596A JPH1062267A JP H1062267 A JPH1062267 A JP H1062267A JP 8217215 A JP8217215 A JP 8217215A JP 21721596 A JP21721596 A JP 21721596A JP H1062267 A JPH1062267 A JP H1062267A
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JP
Japan
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pipe
temperature
memory alloy
shape memory
alloy spring
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JP8217215A
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English (en)
Inventor
Takashi Fukunaga
隆 福永
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管の温度を容易かつ確実に短時間で確認で
きる配管の温度表示装置を提供すること。 【解決手段】 所定温度における形状を記憶された形状
記憶合金ばね21を配管10に巻装して一端を配管10
に固定し、他端側に可動リング22を配管10の長手方
向に移動可能に外挿するとともに、バイアスばね23で
可動リング22を形状記憶合金ばね21が縮む方向に付
勢する。この可動リング22に指針27の基端を係合す
ることにより、可動リング22の位置に応じた配管10
の温度を表示させる。これにより、指針27の位置を目
視で確認するだけで、配管10の温度を短時間で確認す
ることができ、通気不良等を容易かつ確実に発見でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配管の温度表示装
置に関する。
【0002】
【背景技術】石油精製工場や化学工場においては、プロ
セス配管内を流通する油やガス等の流体が冬場に凍結す
ることがある。このような流体の凍結を防止するため
に、一般に、プロセス配管の外側には加熱用配管および
断熱材が設けられ、この加熱用配管に蒸気等を流通させ
ることによりプロセス配管を温めて流体を保温するよう
にしている。このような加熱用配管には蒸気等の通気不
良が発生することがあるため、人による触手や配管の表
面温度を温度計で測定すること等により定期的に通気状
況を確認していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、触手による通
気の確認は、火傷の危険性があるためほとんど用いるこ
とができなかった。また、配管の表面温度を測定する方
法では、その都度温度計を用いて温度測定をしなければ
ならないので、手間がかかるという問題があった。
【0004】本発明の目的は、配管の温度を容易かつ確
実に確認できる配管の温度表示装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の配管の温度表示
装置は、配管に巻装されて一端が配管に固定されかつ所
定温度における形状を記憶された形状記憶合金ばねと、
この形状記憶合金ばねの他端側に設けられかつ前記配管
の長手方向に移動可能な可動部と、この可動部を前記形
状記憶合金ばねが変形する方向に付勢する付勢手段と、
前記可動部の位置に応じて前記配管の温度変化を表示す
る表示手段とを有することを特徴とする。
【0006】本発明では、形状記憶合金ばねを配管に巻
装したため、伝熱によって形状記憶合金ばねは配管と略
同じ温度になる。形状記憶合金ばねには、所定温度にお
ける形状が記憶されているから、例えば、配管内に蒸気
等が流通している正常状態での配管の所定温度における
形状を記憶させておけば、正常状態では配管が所定温度
以上に維持されるので、形状記憶合金ばねには記憶した
形状に復元する力が発生し、その復元力が付勢手段の付
勢力よりも強くなって形状記憶合金ばねは記憶形状に復
元される。一方、配管内に蒸気等が流通していない異常
状態では、配管の温度が所定温度よりも低いから、形状
記憶合金ばねの復元力は付勢手段の付勢力よりも弱く、
付勢手段によって変形された状態に保たれる。
【0007】このような形状記憶合金ばねの変形および
復元に伴って、形状記憶合金ばねの他端に設けられた可
動部は配管の長手方向に沿って移動するようになる。本
発明の装置は、この可動部の位置に応じて温度変化を表
示する表示手段を有するため、触手や温度計を用いた温
度測定を行うことなく目視によって配管の温度を容易か
つ確実に短時間で確認することができる。これらによ
り、前記目的が達成される。
【0008】また、前記可動部は前記配管に外挿された
可動リングであり、前記付勢手段は、前記配管に巻装さ
れかつ前記可動リングを前記形状記憶合金ばねが縮む方
向に付勢するバイアスばねであることが望ましい。
【0009】このように形状記憶合金ばねが縮む方向に
付勢するバイアスばねを配管に巻装して付勢手段を構成
すれば、付勢手段を配管の外周に沿って配置することが
できるので、装置全体の省スペース化を図ることができ
る。また、可動リングは形状記憶合金ばねおよびバイア
スばねにより両側から押圧されることになるため、配管
に外挿するだけでよく簡単に設置できる。
【0010】前記表示手段は、表示部と、この表示部に
中間より基端寄り部分を支点に回転可能に取り付けられ
かつ前記基端が前記可動部に係合された指針とを有する
ことが望ましい。
【0011】指針を表示部に回転可能に取り付けてその
基端を可動部に係合すると、可動部の移動に伴って指針
の基端が移動するため、指針が可動部の移動距離に応じ
た角度で回動するようになり、この指針の先端の位置に
より配管の温度状態を確認することができる。このよう
な指針をその中間より基端寄り部分を支点に表示部に取
り付けたため、てこの原理で基端の移動距離よりも指針
の先端の移動距離が大きくなり、可動部の移動距離、す
なわち、配管の温度変化を増幅して表示することができ
る。従って、目視による配管の温度確認を遠方からでも
簡単に行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面
に基づいて説明する。 [第一実施形態]図1には、本実施形態の配管10の温
度表示装置20が示されている。配管10は、例えば、
加熱用の配管であり、蒸気等が正常に流通している場合
は比較的高温になり、蒸気等が流通していない場合や通
気不良を起こした場合には正常なときよりも低い温度に
なる。
【0013】温度表示装置20は、配管10に巻装され
た形状記憶合金ばね21と、配管10に外挿された可動
部である可動リング22と、この可動リング22を付勢
する付勢手段であるバイアスばね23と、可動リング2
2の位置に応じて温度変化を表示する表示手段24とを
備えている。形状記憶合金ばね21は、図2に示すよう
に、半円形の断面形状を備え、その内径と配管10の外
径との差が0.2〜0.5mmとなるように配管10に巻装され
ている。このような形状記憶合金ばね21は、例えば、
Ni-Ti合金等からなり、図4に示すような伸長した状
態のばね形状を記憶させてあり、その変態点は、蒸気等
が正常に流通したときの配管10の温度前後に設定され
ている。形状記憶合金ばね21の一端は、配管10に固
定された固定リング25Aに当接されている。
【0014】図1に戻って、形状記憶合金ばね21の他
端には可動リング22が当接されている。可動リング2
2は、内径が配管10の外径よりも若干大きく形成さ
れ、配管10の長手方向に移動できるようになってい
る。この可動リング22の外周面には、後述する指針2
7と接続するための突部22Aが設けられている。可動
リング22の形状記憶合金ばね21とは反対側にはバイ
アスばね23の一端が当接されている。バイアスばね2
3は配管10に巻装され、その他端は配管10に固定さ
れた固定リング25Bに当接されている。このバイアス
ばね23は、圧縮ばねであり、可動リング22を形状記
憶合金ばね21が縮む方向に付勢している。
【0015】表示手段24は、円弧状に高温領域表示2
6Aおよび低温領域表示26Bが形成された表示部であ
る表示板26と、この表示板26に回転可能に取り付け
られた指針27とを備えている。指針27は、その中間
よりも基端寄りの部分を支点に表示板26に取り付けら
れ、その先端27Aが高温領域表示26Aおよび低温領
域表示26Bに沿って回動するようになっている。指針
27の基端には長孔28が設けられ、この長孔28に可
動リング22の突部22Aが係合され、これにより、指
針27が可動リング22の変位に応じて回動するように
なっている。
【0016】このように構成された本実施形態において
は、温度表示装置20の指針27の先端27Aの指す温
度領域表示26A,26Bを目視することにより配管1
0の通気状況を確認する。すなわち、配管10に蒸気等
が流通していない状態、或いは通気不良が発生している
状態では、図3に示すように、配管10が形状記憶合金
ばね21の変態点よりも低温なため、形状記憶合金ばね
21の反発力はバイアスばね23の反発力よりも弱く、
このバイアスばね23の反発力によって形状記憶合金ば
ね21は縮んだ状態に変形される。このとき、可動リン
グ22はバイアスばね23の反発力によって図3中左側
に移動されるので、指針27は可動リング22の位置に
応じた角度で回動した状態となり、先端27Aは低温領
域表示26Bを指す。
【0017】配管10に正常に蒸気等が流通して配管1
0の温度が上昇すると、図4に示すように、形状記憶合
金ばね21は変態点以上の温度に加熱されるため、記憶
させた形状に復元する力が発生し、形状記憶合金ばね2
1の反発力がバイアスばね23の反発力よりも強くなっ
て、伸長した状態のばね形状に復元する。このとき、可
動リング22は、形状記憶合金ばね21の反発力によっ
て図4中右側に移動されるので、指針27は可動リング
22の位置に応じた角度で回動した状態となり、その先
端27Aは高温領域表示26Aを指す。
【0018】このように、配管10の通気状況が正常な
場合には指針27が高温領域表示26Aを指すので、配
管10に蒸気等を流通させているにもかかわらず指針2
7の先端27Aが低温領域表示26B側を指している場
合は、通気不良が発生していることになる。
【0019】このような本実施形態によれば、以下のよ
うな効果がある。すなわち、配管10に巻装した形状記
憶合金ばね21に伸長した状態のばね形状を記憶させる
とともに変態点を正常な通気状態における配管10の温
度前後に設定し、この形状記憶合金ばね21をバイアス
ばね23によって変形する方向に付勢したので、蒸気等
が流通して配管10が所定温度以上に維持される正常状
態においては形状記憶合金ばね21が記憶形状に復元さ
れ、蒸気等が流通しておらず配管10の温度が正常時よ
りも低い異常状態においては形状記憶合金ばね21はバ
イアスばね23によって変形された状態に保たれる。
【0020】この形状記憶合金ばね21の他端に可動リ
ング22を設けたため、配管10の温度変化に応じた形
状記憶合金ばね21の変形および復元にともなって可動
リング22が配管10の長手方向に沿って移動する。本
実施形態では、この可動リング22の位置に応じて温度
変化を表示する表示手段24を設けたので、触手や温度
計を用いた温度測定を行うことなく目視によって配管1
0の温度を短時間で確認することができ、通気不良を容
易かつ確実に発見できる。
【0021】また、形状記憶合金ばね21を縮む方向に
付勢するバイアスばね23を配管10に巻装して付勢手
段を構成したので、付勢手段を配管10の外周に沿って
配置することができ、温度表示装置20全体の省スペー
ス化を図ることができる。さらに、可動リング22は形
状記憶合金ばね21およびバイアスばね23により両側
から押圧されるため、配管10に外挿するだけでよく簡
単に設置できる。また、配管10に固定リング25A,
25Bを設けたので、形状記憶合金ばね21およびバイ
アスばね23は、配管10に外挿してこれらの固定リン
グ25A,25Bに当接させるだけで簡単に設置でき
る。
【0022】また、指針27を表示部26に回転可能に
取り付けてその基端を可動リング22に係合したので、
可動リング22の移動に伴って指針27の基端が移動し
て指針27が可動リング22の移動距離に応じた角度で
回動するようになり、この指針27の先端の位置により
配管10の温度状態を確認することができる。さらに、
このような指針27をその中間より基端寄り部分を支点
に表示部26に取り付けたため、てこの原理で基端の移
動距離よりも先端27Aの移動距離の方が大きくなり、
可動リング22の移動距離、すなわち、配管10の温度
変化を増幅して表示することができる。従って、目視に
よる配管10の温度確認を遠方からでも簡単に行うこと
ができる。
【0023】そして、形状記憶合金ばね21は半円形の
断面形状を有するので、配管10との接触面積が円形断
面の場合よりも大きくなり、配管10の熱を効率よく伝
えることができるので、配管10の温度を速く正確に表
示することができる。
【0024】また、形状記憶合金ばね21をその内径と
配管10の外径との差が0.2〜0.5mmとなるように配管1
0に巻装したため、配管10の熱を形状記憶合金ばね2
1に効率よく伝えることができるとともに形状記憶合金
ばね21を円滑に伸縮させることが可能となり、配管1
0の温度を一層精度よく表示することができる。
【0025】[第二実施形態]本実施形態の配管10の
温度表示装置30は、前記第一実施形態の温度測定装置
20と略同様な構成を備え、可動リング31および固定
リング32A,32Bの構造と、付勢手段とが異なるの
みであるので、同一部分には同一符号を付して詳しい説
明は省略し、以下には異なる部分のみを詳述する。図5
および図6に示すように、本実施形態の可動リング31
は、両端に鍔部43を備えた一対の半割リング41,4
2からなる。これらの半割リング41,42は、配管1
0を挟み込んだ状態でその鍔部43同士がボルト44お
よびナット45により締結され、前記第一実施形態と同
様に配管10の長手方向に自由に移動できるようになっ
ている。各半割リング41,42には、配管10の長手
方向と平行な一対の貫通孔46がそれぞれ形成されてい
る。
【0026】この可動リング31と同様に、固定リング
32A,32Bも鍔部53を備えた一対の半割リング5
1,52からなり、鍔部53同士をボルト44およびナ
ット45により締結されて配管10に装着されている。
固定リング32A,32Bの内径は配管10の外径と同
じ或いは若干小さく形成され、配管10に対して移動で
きないように固定されている。
【0027】形状記憶合金ばね21と反対側の固定リン
グ32Bを構成する各半割リング51,52には、それ
ぞれ配管10の長手方向と平行に一対のガイド軸54が
設けられ、各ガイド軸54は可動リング31の各貫通孔
46に摺動可能に挿通されている。各ガイド軸54には
付勢手段であるバイアスばね55が巻装され、その両端
はそれぞれ可動リング31および固定リング32Bに当
接されている。このバイアスばね23は圧縮ばねであ
り、各ガイド軸54に沿って可動リング22を形状記憶
合金ばね21が縮む方向に付勢している。
【0028】このように構成された本実施形態において
は、半割リング41,42で配管10を両側から挟み、
その状態で鍔部43同士をボルト44およびナット45
により締め付けて可動リング31を装着し、同様にして
固定リング32Aを配管10の所定位置に固定する。こ
の後、固定リング32Bを構成する半割リング51,5
2の各ガイド軸54にバイアスばね55を巻装し、これ
らの半割リング51,52で配管10を両側から挟み込
み、ガイド軸54の先端部を可動リング31の各貫通孔
46に挿通して、配管10の所定位置にボルト44およ
びナット45で固定する。また、形状記憶合金ばね21
は、常温で真っ直ぐな状態に伸ばしておき、固定リング
32Aおよび可動リング31の間の配管10に巻き付け
る。
【0029】このような本実施形態によれば、前記第一
実施形態と同様な作用、効果を奏することができる他、
以下のような効果がある。すなわち、可動リング31お
よび固定リング32A,32Bはそれぞれ半割リング4
1,42,51,52からなるため、既存の配管10に
対して後付けすることができる。また、バイアスばね5
5は固定リング32Bのガイド軸54に巻装され、形状
記憶合金ばね21は常温で伸ばしてから配管10に巻装
できるため、これらのばね55,21を配管10に挿入
することなく後付けすることができる。従って、温度表
示装置30全体を既存の配管10に対して後付けできる
ので、配管10を分解することなく簡単に設置できる。
【0030】さらに、バイアスばね55はガイド軸54
に沿って伸縮するので、可動リング31を配管10の長
手方向に沿った方向に確実に付勢することができるよう
になり、可動リング31の姿勢を正しい姿勢に維持する
ことができるため、配管10に沿って可動リング31を
円滑に移動させることができる。また、可動リング31
はガイド軸54に沿って移動するので、配管10の外表
面に凹凸がある場合でも円滑に移動させることができ
る。
【0031】なお、本発明は前記各実施形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等
を含み、以下に示すような変形なども本発明に含まれ
る。すなわち、前記各実施形態の形状記憶合金ばね21
の断面形状は半円状であったが、図7に示すように、断
面形状が矩形の形状記憶合金ばね21としてもよく、或
いは、円形断面であってもよい。また、前記各実施形態
では、バイアスばね23,55により形状記憶合金ばね
21を縮む方向に付勢したが、引張りばね等を用いて形
状記憶合金ばね21を記憶させた形状よりも伸長する方
向に付勢してもよい。このとき、形状記憶合金ばね21
に記憶させる形状は縮んだ状態のばね形状としてもよ
い。
【0032】また、付勢手段はバイアスばね23,55
に限らず、例えば、板ばねとしてもよく、形状記憶合金
ばね21を付勢するものであれば任意である。
【0033】さらに、前記各実施形態では、指針27を
中間よりも基端寄りの部分を支点に表示板26に取り付
けて可動リング22,31の移動距離を増幅して表示す
るように構成したが、例えば、可動リング22,31に
垂直に指針等を固定して、可動リング22,31の変位
をそのまま表示するようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明では、配管
に巻装した形状記憶合金ばねに所定温度における形状を
記憶させるとともにこの形状記憶合金ばねを付勢手段に
より変形する方向に付勢したので、形状記憶合金ばねに
生じる記憶形状に復元する力が、配管の温度に応じて付
勢手段の付勢力よりも強くなったり弱くなったりして、
形状記憶合金ばねが記憶形状に復元されたり付勢手段に
よって変形されたりする。本発明の装置は、この形状記
憶合金ばねの他端側に設けた可動部の位置に応じて温度
変化を表示する表示手段を有するため、触手や温度計を
用いた温度測定を行うことなく目視によって配管の温度
を短時間で確認することができ、通気不良等を容易かつ
確実に発見できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態を示す正面図。
【図2】前記実施形態の形状記憶合金ばねを断面した拡
大図。
【図3】前記実施形態の配管が低温な場合の温度表示装
置の状態を示す正面図。
【図4】前記実施形態の配管が高温な場合の温度表示装
置の状態を示す正面図。
【図5】本発明の第二実施形態を示す正面図。
【図6】前記第二実施形態の可動リングを示す側面図。
【図7】本発明の他の形状記憶合金ばねを示す拡大図。
【符号の説明】
10 配管 20,30 温度表示装置 21 形状記憶合金ばね 22,31 可動リング(可動部) 23,55 バイアスばね(付勢手段) 24 表示手段 26 表示部 27 指針

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管に巻装されて一端が配管に固定され
    かつ所定温度における形状を記憶された形状記憶合金ば
    ねと、この形状記憶合金ばねの他端側に設けられかつ前
    記配管の長手方向に移動可能な可動部と、この可動部を
    前記形状記憶合金ばねが変形する方向に付勢する付勢手
    段と、前記可動部の位置に応じて前記配管の温度変化を
    表示する表示手段とを有することを特徴とする配管の温
    度表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した配管の温度表示装置
    において、前記可動部は前記配管に外挿された可動リン
    グであり、前記付勢手段は、前記配管に巻装されかつ前
    記可動リングを前記形状記憶合金ばねが縮む方向に付勢
    するバイアスばねであることを特徴とする配管の温度表
    示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載した配管
    の温度表示装置において、前記表示手段は、表示部と、
    この表示部に中間より基端寄り部分を支点に回転可能に
    取り付けられかつ前記基端が前記可動部に係合された指
    針とを有することを特徴とする配管の温度表示装置。
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