JPH106175A - 加工装置 - Google Patents

加工装置

Info

Publication number
JPH106175A
JPH106175A JP15526996A JP15526996A JPH106175A JP H106175 A JPH106175 A JP H106175A JP 15526996 A JP15526996 A JP 15526996A JP 15526996 A JP15526996 A JP 15526996A JP H106175 A JPH106175 A JP H106175A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
tool
jig
machining
mist
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15526996A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Isotani
勝己 磯谷
Masahiro Yasushi
雅洋 安司
Genichi Sato
嚴一 佐藤
Tatsuichi Iwai
辰一 岩井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP15526996A priority Critical patent/JPH106175A/ja
Publication of JPH106175A publication Critical patent/JPH106175A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工液が加工部位全周にわたって十分な量供
給される加工装置の提供。 【解決手段】 ワークの孔内面を加工する工具8の周囲
に、工具8の軸方向および径方向に対して所定角傾斜し
た加工液噴出通路1a、3aを有する治具1、3を備え
た加工装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工液をワークの
加工部位に当てながら孔を加工する加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】孔加工は、通常、図3に示すように、加
工液、たとえばクーラント11を、ワーク12の孔加工
部位に向けて流下させながらブローチカッター13でワ
ークに孔加工するか、または特開昭61−182771
号公報の孔内面研削装置に開示されているように、加工
液、たとえばクーラントを、ミスト状にして加工部位に
噴射しながら孔を加工する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のクーラ
ントの供給には、クーラントが液状の場合もミスト状の
場合もクーラントの供給に加工部周方向にむらがあり、
その結果、十分にクーラントが供給されない部位が生じ
て、工具寿命低下、ワーク加工精度悪化を招きやすいと
いう問題があった。本発明の目的は、クーラントを加工
部位に十分に供給することができる加工装置を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、つぎの通りである。ワークの孔内面を加工する工
具の周囲に、工具の軸方向及び径方向に対して所定角傾
斜した加工液噴出通路を有する治具を備えた加工装置。
【0005】上記本発明の装置では、加工液噴出通路が
工具の軸方向及び径方向に対して所定角傾斜しているの
で、加工液噴出通路から流出した加工液はその流出部位
から工具の周方向に流れ、工具とワークとの加工部位に
全周にわたって供給される。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明実施例の加工装置は、図
1、図2に示すように、ワーク2の孔内面を加工する工
具8の周囲に、工具8の軸方向及び径方向に対して所定
角傾斜した加工液噴出通路1a、3aを有する治具1、
3を備えた加工装置からなる。ここで、加工液は、クー
ラント、冷却液、切削液、研削液の何れであってもよ
い。また、加工液は、液体、ミストの何れであってもよ
い。
【0007】さらに具体的には、治具1、3は、加工
(以下の説明ではブローチ加工の場合を例にとるが、加
工はブローチ加工に限るものではなく、旋盤加工、ギヤ
シェーパ加工などであってもよい)用の工具(加工がブ
ローチ加工の場合はブローチカッターとなる)8の上下
に配置され、工具8と相対動可能な関係にあり、工具8
を挿通させる工具挿通孔1c、3cを有する。治具1、
3に形成された加工液噴出通路1a、3aは、加工液
(以下の説明では、加工液としてクーラントを例にと
り、かつクーラントがミストの状態で供給される場合を
例にとる)を流出する通路からなる。そして、加工液噴
出通路1a、3aは治具1、3に、それぞれ設けられて
いる。また、加工液噴出通路1a、3aは、工具挿通孔
1c、3c周方向に等間隔に設けられており、かつ工具
挿通孔1c、3c半径方向から工具挿通孔1c、3c周
方向側に角度θc 傾けられるとともに、工具挿通孔1
c、3c軸直角方向から工具挿通孔1c、3c軸方向側
に角度θa 傾けられている。ワーク2の下側の治具3の
下には治具4が、さらにその下には治具5が、配置され
ており、ブローチサイクルにおいて、治具5が上昇する
ことにより治具4、治具3が押し上げられてブローチ加
工が開始される。
【0008】ブローチカッター8の取付状態では、カッ
ターすくい面8aはカッター下側方向に向いており、カ
ッター逃げ面8bはカッター上側方向に向いている。ブ
ローチカッター8は治具5の下方の空間10に配置され
たカッター治具9に固定されており、治具1、3と同一
軸芯上に配置されている。カッターすくい面8aにかけ
る加工液は、治具5に形成された加工液通過孔5a、治
具4に形成された加工液通過孔4a、加工液通過孔4a
に接続された環状通路6を介して、治具3に形成された
加工液噴出通路3aに導かれ、加工しようとするワーク
2とブローチカッター8との加工部位の隙間3bに吹き
出されてそこに周方向にむらなく(均一に)充満され、
潤滑および冷却作用を果たす。
【0009】さらにむらなく(均一に)ミストを加工部
位の隙間3bに充満するための構造として、治具3の加
工液噴出通路3aは、加工部位の隙間3bに向かって近
づくようにスパイラル構造としてある(加工液噴出通路
3aを工具挿通孔3cの接線方向に近づくように周方向
に傾けるとともに(図2参照)、加工部位の隙間3bに
向かって近づくように工具挿通孔3c軸方向にも傾けて
ある)。これによって、加工液噴出通路3aから流出し
た加工液ミストは、周方向に延びている加工部位の隙間
3bに沿って流れ、加工部位の隙間3bに供給され、充
満される。
【0010】ブローチカッター逃げ面8bに加工液ミス
トを供給する治具1は、治具3とは別系統で、加工液噴
出通路1aからミストを吹き出している。加工液噴出通
路1aからのミストは、ブローチカッター8の外周と治
具1の工具挿通孔1cとの隙間1bにミストを供給し、
ブローチカッター逃げ面8bの冷却、潤滑を行う。
【0011】さらに、治具5の内側には、エアーブロー
用治具7が設けられており、ブローチカッター8はエア
ーブロー用治具7を挿通している。エアーブロー用治具
7には、エアーブロー出口7aが形成されていて、内側
のブローチカッター8に向けてエアーを吹きつけること
ができる。これによって、加工中に切粉がブローチカッ
ター8のすくい面8aに付着したり噛み込んだりしたと
きのその切粉を除去できるようになっている。
【0012】つぎに、作用を説明する。加工中、加工液
噴出通路3a、1aからクーラントのミストを流出させ
る。加工液噴出通路3a、1aが治具3、1に設けられ
ていること、周方向に等間隔に位置していること、およ
び接線方向成分をもつように傾けられて治具の工具挿通
孔に開口していることにより、加工液噴出通路3a、1
aからのミストは、ワーク2と工具8との隙間3b、1
bに十分に侵入して隙間3b、1bを充満し、カッター
すくい面8a、カッター逃げ面8bに周方向全周にわた
ってほぼ均一に供給され、確実にワークと工具との加工
部位を潤滑するとともに冷却する。その結果、加工工具
寿命が伸び(工具寿命の短いワークについても対応可能
となり)、また加工精度も向上する。また、クーラント
をミスト状にして隙間3b、1bに供給した場合、従来
の液状クーラントの垂れ流しに比べて、少量で潤滑、冷
却が可能になり、ワーク2に付着して持ち出されるクー
ラント量も減少し、クーラントの廃液低減を達成するこ
ともできる。
【0013】また、加工中に切粉がブローチカッター8
のすくい面8aに付着したり噛み込んだりしても、エア
ーブロー出口7aからブローチカッター8に向けてエア
ーを吹きつけることにより、切粉を除去することができ
る。その結果、切粉詰まりにより加工不全が生じること
が防止され、稼働率、作業能率も向上される。
【0014】
【発明の効果】本発明の装置によれば、加工液噴出通路
を工具の径方向および軸方向に傾けて設けたので、加工
液噴出通路から流出した加工液をその流出部位から工具
とワークとの加工部位に全周にわたって、十分な量、供
給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る加工装置の断面図であ
る。
【図2】図1の装置の横断面図である。
【図3】従来の加工装置の概略断面図である。
【符号の説明】
1、3 治具 1a、3a 加工液噴出通路 1b、3b 隙間 1c、3c 工具挿通孔 4、5 治具 7 エアーブロー用治具 8 工具(たとえば、ブローチカッター) 9 カッター治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安司 雅洋 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 佐藤 嚴一 愛知県名古屋市名東区貴船一丁目204番地 (72)発明者 岩井 辰一 愛知県海部郡七宝町大字桂字親田1969−6

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの孔内面を加工する工具の周囲
    に、工具の軸方向及び径方向に対して所定角傾斜した加
    工液噴出通路を有する治具を備えた加工装置。
JP15526996A 1996-06-17 1996-06-17 加工装置 Pending JPH106175A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15526996A JPH106175A (ja) 1996-06-17 1996-06-17 加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15526996A JPH106175A (ja) 1996-06-17 1996-06-17 加工装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH106175A true JPH106175A (ja) 1998-01-13

Family

ID=15602222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15526996A Pending JPH106175A (ja) 1996-06-17 1996-06-17 加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH106175A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009202299A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Aisin Aw Co Ltd ブローチ加工方法及びブローチ加工装置
JP2012121076A (ja) * 2010-12-06 2012-06-28 Honda Motor Co Ltd ブローチ盤用治具
JP2015098077A (ja) * 2013-11-20 2015-05-28 株式会社不二越 内面ブローチ盤

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009202299A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Aisin Aw Co Ltd ブローチ加工方法及びブローチ加工装置
JP2012121076A (ja) * 2010-12-06 2012-06-28 Honda Motor Co Ltd ブローチ盤用治具
JP2015098077A (ja) * 2013-11-20 2015-05-28 株式会社不二越 内面ブローチ盤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU667211B2 (en) Rotary ring cutter having coolant distribution and discharge means
JP2010142889A (ja) 工具保持具、工具保持具用切削液供給プレート及び切削加工方法
EP1388393B1 (en) Grinding method and grinding machine
JPH106175A (ja) 加工装置
JPH08197371A (ja) 工作機械の切粉気流除去装置
JP2007313574A (ja) 穴あけ工具
JPS614646A (ja) 高圧流による切くず除去
US4111500A (en) Sealing structure for a bearing
JPH0751981A (ja) 切削加工方法とその装置
JPH10113867A (ja) かき取り工具と加工片の間の共同動作領域に冷却潤滑剤を供給する方法及び装置
JP3175012B2 (ja) 工作機械の切粉気流除去装置
JPH0717452U (ja) クーラント噴出路を備えた工具ホルダ
JP2511368B2 (ja) ク―ラント供給方法および装置
WO2003004216A8 (de) Verfahren und vorrichtung zum spanenden bearbeiten eines werkstücks
JP2000033506A (ja) 深穴加工軸の支持具
JP4499238B2 (ja) 空冷・清浄化形工作機械
JP2653966B2 (ja) 工作機械
JP4608241B2 (ja) 穴加工工具
WO2000076721A1 (en) Method and device at automatic chip removal from a workpiece
JP4017907B2 (ja) クーラント供給機構を備えた旋盤用脱着式バイトホルダシステム
JP2001087986A (ja) 工具保持具の冷却装置
USRE24769E (en) Hole enlarging and finishing tool
JP2522665Y2 (ja) インターナルピンミラーカッタ
JPH106123A (ja) ワークの切削方法及びそれに使用するエンドミル
KR100252338B1 (ko) 절삭용공구및그공구를사용하는밀링머시인