JPH1061662A - 球面軸受を備えるスタッド - Google Patents
球面軸受を備えるスタッドInfo
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- JPH1061662A JPH1061662A JP8212356A JP21235696A JPH1061662A JP H1061662 A JPH1061662 A JP H1061662A JP 8212356 A JP8212356 A JP 8212356A JP 21235696 A JP21235696 A JP 21235696A JP H1061662 A JPH1061662 A JP H1061662A
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E06—DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
- E06B—FIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
- E06B3/00—Window sashes, door leaves, or like elements for closing wall or like openings; Layout of fixed or moving closures, e.g. windows in wall or like openings; Features of rigidly-mounted outer frames relating to the mounting of wing frames
- E06B3/54—Fixing of glass panes or like plates
- E06B3/5436—Fixing of glass panes or like plates involving holes or indentations in the pane
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C11/00—Pivots; Pivotal connections
- F16C11/04—Pivotal connections
- F16C11/06—Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints
- F16C11/0619—Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints the female part comprising a blind socket receiving the male part
- F16C11/0623—Construction or details of the socket member
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2350/00—Machines or articles related to building
Abstract
(57)【要約】
【課題】 球面軸受を備えるスタッドの製造を容易にす
る。 【解決手段】 球面軸受を備えるスタッド1において、
球体受け部 301が軸線Cの方向に分離可能となるよう
に、レース3を第1部材3a、第2部材3bで構成す
る。そして、第1・第2部材3a、3bには、互いに軸
線Cの方向と略平行に接する接合面5、6を設ける。ま
た、接合面5、6には夫々ねじ部を形成する。この球面
軸受を備えるスタッド1を製造する際には、別々に成形
した第1・第2部材3a、3bで球体2aを挟持し、前
記ねじ部によって、第1・第2部材3a、3b同士を係
合させる。このとき、ねじ部のねじ込み量を調節するこ
とにより、第1・第2部材3a、3bの位置関係を任意
に設定し、レース3の球体受け部301と球体2aとの隙
間を適切に調節する。そして、ピン4で第1・第2部材
3a、3bを位置固定し、前記隙間が変化しないように
する。
る。 【解決手段】 球面軸受を備えるスタッド1において、
球体受け部 301が軸線Cの方向に分離可能となるよう
に、レース3を第1部材3a、第2部材3bで構成す
る。そして、第1・第2部材3a、3bには、互いに軸
線Cの方向と略平行に接する接合面5、6を設ける。ま
た、接合面5、6には夫々ねじ部を形成する。この球面
軸受を備えるスタッド1を製造する際には、別々に成形
した第1・第2部材3a、3bで球体2aを挟持し、前
記ねじ部によって、第1・第2部材3a、3b同士を係
合させる。このとき、ねじ部のねじ込み量を調節するこ
とにより、第1・第2部材3a、3bの位置関係を任意
に設定し、レース3の球体受け部301と球体2aとの隙
間を適切に調節する。そして、ピン4で第1・第2部材
3a、3bを位置固定し、前記隙間が変化しないように
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定した2部材の
揺動を許容する、球面軸受を備えるスタッドに関する。
揺動を許容する、球面軸受を備えるスタッドに関する。
【0002】
【従来の技術】部材間の固定を行う際に、一方の部材を
他方の部材に対して一定量だけ揺動可能とすることが好
ましい場合がある。例えば、ビル等に窓ガラスを固定す
る際には、耐風圧、耐震性等を高めるために、ガラスの
揺動を一定量許容して固定する。この際には、一端部に
球面軸受を備え、該球面軸受により部材同士を揺動可能
に固定するスタッドが用いられる。図2には、球面軸受
を備えるスタッド1を示している。この球面軸受を備え
るスタッド1は、一端部に球体2aを設けたスタッド部
2と、レース3とを有し、球体2aをレース3で保持す
ることにより球面軸受を構成している。このとき、レー
ス3は球体受け部 301によって、球体2aがレース3か
ら脱落しないように、かつ、球体2aの揺動を許容する
ように保持する。また、球体受け部 301は、レース3の
軸線Cに対し、所定の角度θをなす円錐状壁面 302を介
して外部に開口し、スタッド部2はこの円錐状壁面 302
からレース3の外部に突出している。したがって、スタ
ッド部2は球体2aを中心として、レース3の軸線Cに
対し角度θの範囲で揺動自在に保持される。
他方の部材に対して一定量だけ揺動可能とすることが好
ましい場合がある。例えば、ビル等に窓ガラスを固定す
る際には、耐風圧、耐震性等を高めるために、ガラスの
揺動を一定量許容して固定する。この際には、一端部に
球面軸受を備え、該球面軸受により部材同士を揺動可能
に固定するスタッドが用いられる。図2には、球面軸受
を備えるスタッド1を示している。この球面軸受を備え
るスタッド1は、一端部に球体2aを設けたスタッド部
2と、レース3とを有し、球体2aをレース3で保持す
ることにより球面軸受を構成している。このとき、レー
ス3は球体受け部 301によって、球体2aがレース3か
ら脱落しないように、かつ、球体2aの揺動を許容する
ように保持する。また、球体受け部 301は、レース3の
軸線Cに対し、所定の角度θをなす円錐状壁面 302を介
して外部に開口し、スタッド部2はこの円錐状壁面 302
からレース3の外部に突出している。したがって、スタ
ッド部2は球体2aを中心として、レース3の軸線Cに
対し角度θの範囲で揺動自在に保持される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成を
なすスタッドを製造するにあたって、従来は次のような
問題点を包含していた。上記のごとく、レース3の球体
受け部 301は、それ自体で球体2aの脱落を防止し、か
つ、球体2aの揺動を許容するように保持する必要があ
る。よって、球体受け部 301と円錐状壁面 302との連続
部 303はアンダーカットを構成している。
なすスタッドを製造するにあたって、従来は次のような
問題点を包含していた。上記のごとく、レース3の球体
受け部 301は、それ自体で球体2aの脱落を防止し、か
つ、球体2aの揺動を許容するように保持する必要があ
る。よって、球体受け部 301と円錐状壁面 302との連続
部 303はアンダーカットを構成している。
【0004】従来は、レース3を塑性変形により一体部
品として形成していた。その工程は、略円筒状をなすレ
ース3の素材に球体2aを挿入し、外部から素材に圧力
を加えて球体2aを強く締め付け、球体2aの形状を素
材に転写するというものであった。そして、球体2aの
形状を素材に転写する際に、球体受け部 301および連続
部 303を形成する必要があった。この為、塑性変形終了
時点ではレース3が球体2aを把持する力が強過ぎる傾
向があり、球体2aの揺動が不可能となる。したがっ
て、後工程として球体受け部 301の径を若干広げ、球体
2aとの間に揺動が可能な程度の隙間を形成する必要が
あった。ところが、この後工程は作業者の勘や経験に頼
る部分が大きく、容易に施すことができなかった。ま
た、レース3の素材の変形を容易とし、かつ球体2aに
加わる圧力が過大(球体2aが変形してしまう程の圧
力)とならないようにする為、レースの厚さの設定が制
限され、レースの自由な形状設定も困難であった。
品として形成していた。その工程は、略円筒状をなすレ
ース3の素材に球体2aを挿入し、外部から素材に圧力
を加えて球体2aを強く締め付け、球体2aの形状を素
材に転写するというものであった。そして、球体2aの
形状を素材に転写する際に、球体受け部 301および連続
部 303を形成する必要があった。この為、塑性変形終了
時点ではレース3が球体2aを把持する力が強過ぎる傾
向があり、球体2aの揺動が不可能となる。したがっ
て、後工程として球体受け部 301の径を若干広げ、球体
2aとの間に揺動が可能な程度の隙間を形成する必要が
あった。ところが、この後工程は作業者の勘や経験に頼
る部分が大きく、容易に施すことができなかった。ま
た、レース3の素材の変形を容易とし、かつ球体2aに
加わる圧力が過大(球体2aが変形してしまう程の圧
力)とならないようにする為、レースの厚さの設定が制
限され、レースの自由な形状設定も困難であった。
【0005】そこで、最初にレース3を2つに分割した
ものを形成し(例えば、図2のA−A線に沿ってレース
3を分割する)、これらで球体2aを挟持した後に両者
を溶接するという手法も考え出された。ところが、この
手法においても、溶接後における球体2aと球体受け部
301との隙間を最適にすることが困難であり、溶接後の
隙間の微調整も容易ではなかった。
ものを形成し(例えば、図2のA−A線に沿ってレース
3を分割する)、これらで球体2aを挟持した後に両者
を溶接するという手法も考え出された。ところが、この
手法においても、溶接後における球体2aと球体受け部
301との隙間を最適にすることが困難であり、溶接後の
隙間の微調整も容易ではなかった。
【0006】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、スタッドの球体と、レ
ースの球体受け部との隙間の調節が容易で、厚さ、形状
等に制限を受けることのないレースを用いることによ
り、球面軸受を備えるスタッドの製造コストの削減およ
び用途の拡大を図り、球面軸受を備えるスタッドの商品
性を高めることにある。
あり、その目的とするところは、スタッドの球体と、レ
ースの球体受け部との隙間の調節が容易で、厚さ、形状
等に制限を受けることのないレースを用いることによ
り、球面軸受を備えるスタッドの製造コストの削減およ
び用途の拡大を図り、球面軸受を備えるスタッドの商品
性を高めることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為の
本発明に係る手段は、一端部に設けた球体をレースで保
持してなるスタッドにおいて、前記レースは、その球体
受け部が軸方向に分離可能となるように複数の部材で構
成され、該複数の部材は互いに前記軸方向と略平行に接
する接合面を有し、該接合面に夫々ねじ部が形成されて
なることを特徴とする。
本発明に係る手段は、一端部に設けた球体をレースで保
持してなるスタッドにおいて、前記レースは、その球体
受け部が軸方向に分離可能となるように複数の部材で構
成され、該複数の部材は互いに前記軸方向と略平行に接
する接合面を有し、該接合面に夫々ねじ部が形成されて
なることを特徴とする。
【0008】上記構成によると、前記レースを複数の部
材で構成し、各部材を分離した時には、球体受け部が軸
方向に分離可能とする。また各部材は、互いに略軸方向
に接する接合面を有し、これら接合面には夫々ねじ部が
形成されているので、上記スタッドを製造する際には、
別々に成形した前記各部材の球体受け部でスタッドの球
体を挟持し、各部材の接合面に形成されたねじ部によっ
て、各部材同士を固定する。このとき、ねじ部のねじ込
み量を調節することにより、各部材の位置関係を任意に
設定する。よって、レースの球体受け部と球体との隙間
も任意に設定することが可能である。ところで、レース
の球体受け部と球体との隙間の調節は、前記ねじ部のね
じ込み量の調節のみによって行い、レースを変形させる
ことにはよらない。
材で構成し、各部材を分離した時には、球体受け部が軸
方向に分離可能とする。また各部材は、互いに略軸方向
に接する接合面を有し、これら接合面には夫々ねじ部が
形成されているので、上記スタッドを製造する際には、
別々に成形した前記各部材の球体受け部でスタッドの球
体を挟持し、各部材の接合面に形成されたねじ部によっ
て、各部材同士を固定する。このとき、ねじ部のねじ込
み量を調節することにより、各部材の位置関係を任意に
設定する。よって、レースの球体受け部と球体との隙間
も任意に設定することが可能である。ところで、レース
の球体受け部と球体との隙間の調節は、前記ねじ部のね
じ込み量の調節のみによって行い、レースを変形させる
ことにはよらない。
【0009】また、本発明においては、前記接合面同士
の位置関係を固定する固定手段を用いることが望まし
い。該固定手段により、レースを構成する複数の部材同
士を位置決めすることが可能となり、かつ、分割して成
形されたレースの各部材を、1つのレースとして強固に
固定する。
の位置関係を固定する固定手段を用いることが望まし
い。該固定手段により、レースを構成する複数の部材同
士を位置決めすることが可能となり、かつ、分割して成
形されたレースの各部材を、1つのレースとして強固に
固定する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
1に基づいて説明する。なお、従来例と同一部分または
相当する部分については同一符号で示して説明する。
1に基づいて説明する。なお、従来例と同一部分または
相当する部分については同一符号で示して説明する。
【0011】図1には、本発明の実施の形態に係る球面
軸受を備えるスタッド1を示している。このスタッド
は、一端部に球体2aを設けたスタッド部2と、球体2
aを保持するレース3とからなる。さらに、レース3は
その軸線Cの方向(以下、軸方向という)に分離する第
1部材3aと第2部材3bとからなり、球体受け部 301
が軸方向に分離可能となっている。第2部材3bには、
分割された球体受け部 301と、所定角度θの円錐状壁面
302とを有している。そして、球体受け部 301と円錐状
壁面 302との連続部 303はアンダーカットを構成してい
る。
軸受を備えるスタッド1を示している。このスタッド
は、一端部に球体2aを設けたスタッド部2と、球体2
aを保持するレース3とからなる。さらに、レース3は
その軸線Cの方向(以下、軸方向という)に分離する第
1部材3aと第2部材3bとからなり、球体受け部 301
が軸方向に分離可能となっている。第2部材3bには、
分割された球体受け部 301と、所定角度θの円錐状壁面
302とを有している。そして、球体受け部 301と円錐状
壁面 302との連続部 303はアンダーカットを構成してい
る。
【0012】ところで、第1部材3aおよび第2部材3
bの接合面5、6は、互いに軸方向と略平行となってい
る。そして、各接合面5、6には夫々ねじ部が形成さ
れ、第1部材3aと第2部材3bとは、該ねじ部の結合
により一体化している。また、第1部材3aおよび第2
部材3bの接合面5、6を貫通するように、ピン4を用
いている。
bの接合面5、6は、互いに軸方向と略平行となってい
る。そして、各接合面5、6には夫々ねじ部が形成さ
れ、第1部材3aと第2部材3bとは、該ねじ部の結合
により一体化している。また、第1部材3aおよび第2
部材3bの接合面5、6を貫通するように、ピン4を用
いている。
【0013】ここで、本発明の実施の形態に係る球面軸
受を備えるスタッド1の、製造手順を以下に説明する。
一端部に球体2aを設けたスタッド部2は、従来と同様
のものを用いる。レース3に関しては、第1部材3aと
第2部材3bとを、夫々別個に成形する。この際に、以
後の工程で更なる形状加工を施す必要がなく、両者を一
体化するだけでレース3としての形状が完成するよう
に、第1・第2部材3a、3bを成形する。
受を備えるスタッド1の、製造手順を以下に説明する。
一端部に球体2aを設けたスタッド部2は、従来と同様
のものを用いる。レース3に関しては、第1部材3aと
第2部材3bとを、夫々別個に成形する。この際に、以
後の工程で更なる形状加工を施す必要がなく、両者を一
体化するだけでレース3としての形状が完成するよう
に、第1・第2部材3a、3bを成形する。
【0014】次に各部材の組み付け工程では、まず、第
1部材3aの球体受け部 301にスタッド部2の球体2a
を当接させる。次に、スタッド部2に第2部材3bを挿
通させ、第2部材3bの球体受け部 301を、球体2aと
ほぼ密着する位置まで移動させる。そして、第1部材3
aの接合面5に形成されたねじ部と、第2部材3bの接
合面6に形成されたねじ部とを係合させて閉め込み、双
方の球体受け部 301で球体2aを挟持する。このとき、
前記ねじ部のねじ込み量を調節することにより、第1・
第2部材3a、3bの間の位置関係を任意に設定し、球
体2aと球体受け部 301との間に、ぐらつきがなく揺動
が可能な程度の、適切な隙間を形成する。
1部材3aの球体受け部 301にスタッド部2の球体2a
を当接させる。次に、スタッド部2に第2部材3bを挿
通させ、第2部材3bの球体受け部 301を、球体2aと
ほぼ密着する位置まで移動させる。そして、第1部材3
aの接合面5に形成されたねじ部と、第2部材3bの接
合面6に形成されたねじ部とを係合させて閉め込み、双
方の球体受け部 301で球体2aを挟持する。このとき、
前記ねじ部のねじ込み量を調節することにより、第1・
第2部材3a、3bの間の位置関係を任意に設定し、球
体2aと球体受け部 301との間に、ぐらつきがなく揺動
が可能な程度の、適切な隙間を形成する。
【0015】そして、適切なねじ込み量に設定した時点
で、接合面5、6を貫通するように第1・第2部材3
a、3bに穴を開け、この穴に固定手段であるピン4を
圧入し、完成となる。このように、ピン4を圧入するこ
とにより、接合面同士の位置関係を固定し、球体受け部
301と球体2aとの間の隙間に変化が生じないようにす
る。また、第1部材3aおよび第2部材3bの分解を防
止する。
で、接合面5、6を貫通するように第1・第2部材3
a、3bに穴を開け、この穴に固定手段であるピン4を
圧入し、完成となる。このように、ピン4を圧入するこ
とにより、接合面同士の位置関係を固定し、球体受け部
301と球体2aとの間の隙間に変化が生じないようにす
る。また、第1部材3aおよび第2部材3bの分解を防
止する。
【0016】以上のごとく製造された、本発明の実施の
形態に係る球面軸受を備えるスタッド1においては、レ
ース3の球体受け部 301が、所定角度θの円錐状壁面 3
02を介して外部に開口しており、スタッド部2はこの円
錐状壁面 302からレース3の外部に突出する。よって、
スタッド部2は球体2aを中心として、レース3の軸線
Cに対し角度θの範囲で揺動自在となる。
形態に係る球面軸受を備えるスタッド1においては、レ
ース3の球体受け部 301が、所定角度θの円錐状壁面 3
02を介して外部に開口しており、スタッド部2はこの円
錐状壁面 302からレース3の外部に突出する。よって、
スタッド部2は球体2aを中心として、レース3の軸線
Cに対し角度θの範囲で揺動自在となる。
【0017】上記構成をなす本発明の実施の形態から得
られる作用効果は、以下の通りである。レース3は、球
体受け部 301が軸方向に分離可能となるように、第1部
材3aと第2部材3bとで構成する。そして、第1部材
3aおよび第2部材3bの接合面5、6にねじ部を形成
し、ねじ部のねじ込み量を調節することにより、第1・
第2部材3a、3bの位置関係を任意に設定可能として
いる。よって、レース3の球体受け部 301で、球体2a
がレース3から脱落しないように、かつ、球体2aの揺
動を許容するように保持するように、球体2aと球体受
け部 301との隙間を調節することが容易である。
られる作用効果は、以下の通りである。レース3は、球
体受け部 301が軸方向に分離可能となるように、第1部
材3aと第2部材3bとで構成する。そして、第1部材
3aおよび第2部材3bの接合面5、6にねじ部を形成
し、ねじ部のねじ込み量を調節することにより、第1・
第2部材3a、3bの位置関係を任意に設定可能として
いる。よって、レース3の球体受け部 301で、球体2a
がレース3から脱落しないように、かつ、球体2aの揺
動を許容するように保持するように、球体2aと球体受
け部 301との隙間を調節することが容易である。
【0018】また、第1・第2部材3a、3bの接合部
5、6を貫通するように固定手段であるピン4を圧入す
ることにより、接合面5、6同士の位置関係を固定し、
球体受け部 301と球体2aとの間の隙間に変化が生じな
いように、また、第1部材3aおよび第2部材3bの分
解を生じないようにすることができる。ところで、前記
固定手段としては、ピン4に代えて止めねじを用いた
り、また接着剤等による固定も可能である。
5、6を貫通するように固定手段であるピン4を圧入す
ることにより、接合面5、6同士の位置関係を固定し、
球体受け部 301と球体2aとの間の隙間に変化が生じな
いように、また、第1部材3aおよび第2部材3bの分
解を生じないようにすることができる。ところで、前記
固定手段としては、ピン4に代えて止めねじを用いた
り、また接着剤等による固定も可能である。
【0019】ところで、第1部材3aと第2部材3bと
を夫々別個に成形する際に、以後の工程で更なる形状加
工を施す必要がなく、両者を一体化するだけでレース3
としての形状が完成するように、各部材を成形してしま
う。この各部材を別個に成形する時点では、レース3の
形状や、肉圧に係らず成形が容易であるので、形状、肉
厚等の自由度を高めることができる。
を夫々別個に成形する際に、以後の工程で更なる形状加
工を施す必要がなく、両者を一体化するだけでレース3
としての形状が完成するように、各部材を成形してしま
う。この各部材を別個に成形する時点では、レース3の
形状や、肉圧に係らず成形が容易であるので、形状、肉
厚等の自由度を高めることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明はこのように構成したので、以下
のような効果を有する。本発明の請求項1にかかる球面
軸受を備えるスタッドは、レースを複数の部材で構成
し、各部材は、互いに略軸方向に接する接合面を有し、
これら接合面には夫々ねじ部が形成されているので、上
記スタッドを製造する際には、別々に成形した前記各部
材の球体受け部でスタッドの球体を挟持し、各部材の接
合面に形成されたねじ部によって、各部材同士を固定す
ることができる。このとき、ねじ部のねじ込み量を調節
することにより、各部材の位置関係を任意に設定するこ
とが可能であり、レースの球体受け部と球体との隙間も
任意に設定することができる。すなわち、従来は困難で
あったレースの球体受け部と球体との隙間の調節を、レ
ースの構成部材のねじ込み量の調節のみによって、簡単
に行うことができる。したがって、該調節を作業者の勘
や経験に頼る必要もなくなり、製造コストの削減に大き
く貢献することができる。
のような効果を有する。本発明の請求項1にかかる球面
軸受を備えるスタッドは、レースを複数の部材で構成
し、各部材は、互いに略軸方向に接する接合面を有し、
これら接合面には夫々ねじ部が形成されているので、上
記スタッドを製造する際には、別々に成形した前記各部
材の球体受け部でスタッドの球体を挟持し、各部材の接
合面に形成されたねじ部によって、各部材同士を固定す
ることができる。このとき、ねじ部のねじ込み量を調節
することにより、各部材の位置関係を任意に設定するこ
とが可能であり、レースの球体受け部と球体との隙間も
任意に設定することができる。すなわち、従来は困難で
あったレースの球体受け部と球体との隙間の調節を、レ
ースの構成部材のねじ込み量の調節のみによって、簡単
に行うことができる。したがって、該調節を作業者の勘
や経験に頼る必要もなくなり、製造コストの削減に大き
く貢献することができる。
【0021】また、レースの球体受け部と球体との隙間
の調節は、前記ねじ部のねじ込み量の調節のみによって
行い、従来のごとくレースの素材を旧態表面に圧接し
て、その形状を転写する手法にはよらないので、レース
の形状や、肉厚等を自由に設定することが可能となり、
球面軸受を備えるスタッドの用途の拡大を図ることがで
きる。
の調節は、前記ねじ部のねじ込み量の調節のみによって
行い、従来のごとくレースの素材を旧態表面に圧接し
て、その形状を転写する手法にはよらないので、レース
の形状や、肉厚等を自由に設定することが可能となり、
球面軸受を備えるスタッドの用途の拡大を図ることがで
きる。
【0022】さらに、請求項2に係る球面軸受を備える
スタッドのごとく、前記接合面同士の位置関係を固定す
るために固定手段を用いることにより、レースを構成す
る複数の部材同士を位置決めし、球体受け部と球体との
間の隙間に変化が生じないようにすることができる。ま
た、分割して成形されたレースの各部材を、1つのレー
スとして強固に固定し、分解を防止することが可能であ
り、商品としての信頼性を高めることができる。
スタッドのごとく、前記接合面同士の位置関係を固定す
るために固定手段を用いることにより、レースを構成す
る複数の部材同士を位置決めし、球体受け部と球体との
間の隙間に変化が生じないようにすることができる。ま
た、分割して成形されたレースの各部材を、1つのレー
スとして強固に固定し、分解を防止することが可能であ
り、商品としての信頼性を高めることができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る、球面軸受を備える
スタッドを示す断面摸式図である。
スタッドを示す断面摸式図である。
【図2】従来の、球面軸受を備えるスタッドを示す断面
摸式図である。
摸式図である。
1 球面軸受を備えるスタッド 2 スタッド部 2a 球体 3 レース 301 球体受け部 3a 第1部材 3b 第2部材 4 ピン 5 接合面 6 接合面
Claims (2)
- 【請求項1】 一端部に設けた球体をレースで保持して
なるスタッドにおいて、前記レースは、その球体受け部
が軸方向に分離可能となるように複数の部材で構成さ
れ、該複数の部材は互いに前記軸方向と略平行に接する
接合面を有し、該接合面に夫々ねじ部が形成されてなる
ことを特徴とする球面軸受を備えるスタッド。 - 【請求項2】 前記接合面同士の位置関係を固定する固
定手段を用いることを特徴とする請求項1記載の球面軸
受を備えるスタッド。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8212356A JPH1061662A (ja) | 1996-08-12 | 1996-08-12 | 球面軸受を備えるスタッド |
US08/888,326 US5833418A (en) | 1996-08-12 | 1997-07-03 | Stud having a spherical surface bearing |
SG1997002462A SG55350A1 (en) | 1996-08-12 | 1997-07-14 | Stud having a spherical surface bearing |
EP97112001A EP0824200A1 (en) | 1996-08-12 | 1997-07-15 | Stud having a spherical surface bearing |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8212356A JPH1061662A (ja) | 1996-08-12 | 1996-08-12 | 球面軸受を備えるスタッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1061662A true JPH1061662A (ja) | 1998-03-06 |
Family
ID=16621195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8212356A Pending JPH1061662A (ja) | 1996-08-12 | 1996-08-12 | 球面軸受を備えるスタッド |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5833418A (ja) |
EP (1) | EP0824200A1 (ja) |
JP (1) | JPH1061662A (ja) |
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FR2831048B1 (fr) | 2001-10-18 | 2004-09-17 | Ldr Medical | Dispositif d'osteosynthese a approche progressive et procede de premontage |
FR2831049B1 (fr) | 2001-10-18 | 2004-08-13 | Ldr Medical | Plaque pour dispositif d'osteosynthese et procede de premontage |
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WO2015137847A1 (ru) * | 2014-03-13 | 2015-09-17 | Олег Евгеньевич ДОРОЕВСКИЙ | Крепёжный элемент |
US10857003B1 (en) | 2015-10-14 | 2020-12-08 | Samy Abdou | Devices and methods for vertebral stabilization |
US20190003515A1 (en) * | 2015-12-29 | 2019-01-03 | Joseph Daniel Paul Godbout | Fastener with pivoting head |
US10973648B1 (en) | 2016-10-25 | 2021-04-13 | Samy Abdou | Devices and methods for vertebral bone realignment |
US10744000B1 (en) | 2016-10-25 | 2020-08-18 | Samy Abdou | Devices and methods for vertebral bone realignment |
US11179248B2 (en) | 2018-10-02 | 2021-11-23 | Samy Abdou | Devices and methods for spinal implantation |
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US1403744A (en) * | 1920-01-20 | 1922-01-17 | Flannery Bolt Co | Stay-bolt structure |
US1498019A (en) * | 1922-10-05 | 1924-06-17 | Flannery Bolt Co | Stay-bolt structure for boilers |
US1660960A (en) * | 1927-02-18 | 1928-02-28 | Flannery Bolt Co | Flexible stay bolt and method of making |
US2453742A (en) * | 1945-03-23 | 1948-11-16 | Henry B Bowen | Terminal attachment for crutches and the like |
US2453724A (en) * | 1945-07-26 | 1948-11-16 | Bundy Tubing Co | Coiling machine |
US2928686A (en) * | 1956-04-20 | 1960-03-15 | Roy A Newkirk | Universal ball and socket bind |
US3059948A (en) * | 1959-03-17 | 1962-10-23 | Joseph Rogers Inc | Ball and socket joint |
US3535976A (en) * | 1968-04-01 | 1970-10-27 | Pearl Musical Instr Mfg Co Ltd | Tom-tom holder |
US4187033A (en) * | 1977-09-16 | 1980-02-05 | Trw Inc. | Variably preloaded ball joint assembly |
-
1996
- 1996-08-12 JP JP8212356A patent/JPH1061662A/ja active Pending
-
1997
- 1997-07-03 US US08/888,326 patent/US5833418A/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-07-14 SG SG1997002462A patent/SG55350A1/en unknown
- 1997-07-15 EP EP97112001A patent/EP0824200A1/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
SG55350A1 (en) | 1998-12-21 |
US5833418A (en) | 1998-11-10 |
EP0824200A1 (en) | 1998-02-18 |
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