JPH1061212A - 被破壊物の破壊用具の封じ込め装置 - Google Patents
被破壊物の破壊用具の封じ込め装置Info
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- JPH1061212A JPH1061212A JP8221931A JP22193196A JPH1061212A JP H1061212 A JPH1061212 A JP H1061212A JP 8221931 A JP8221931 A JP 8221931A JP 22193196 A JP22193196 A JP 22193196A JP H1061212 A JPH1061212 A JP H1061212A
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Abstract
由面となっているので、破壊用物質を気化の際の衝撃力
が逃げてしまい、破壊効率の低下が生じてしまってい
た。 【解決手段】 被破壊物H1の破壊時に、装着孔20a
の開放側で、予め、押し込みプレート32によって破壊
プローブ1Aを装着孔20aの深さ方向に押圧して破壊
プローブ1Aを封じ込め、破壊時の衝撃圧力が装着孔2
0aの開口端部から逃げるのを確実に防止する。
Description
衝撃エネルギーを用いた被破壊物の破壊装置において、
その破壊用具を被破壊物に設けた装着孔に封じ込めるた
めの封じ込め装置に関する。
てコンクリート構造物や岩石などの被破壊物を破壊する
装置は、金属細線を介して互いに接続した一対の電極を
コンデンサーに接続し、このコンデンサーに電源を接続
したもので、被破壊物に穿った装着孔に水や油などの破
壊用物質を注入するとともに電極を装着し、コンデンサ
ーに充電蓄積した電気エネルギーを短時間で金属細線に
放電供給することにより、金属細線を急激に溶融蒸発さ
せるとともに破壊用物質を気化させ、その際の膨張力で
被破壊物を破壊させるものである。
置では、金属細線や破壊用物質などを装着孔に封じ込め
る装置を有していないので、被破壊物の破壊時に、装着
孔の開口端部は自由面となって、破壊用物質の気化の際
の衝撃力が逃げ、従って、破壊効率の低下が生じてしま
っていた。
破壊物の破壊用具の封じ込め装置の提供を目的とする。
決するための手段は、破壊用具を装着孔内に向けて移動
させるための移動部材が設けられ、この移動部材を装着
孔に向けて移動するとともに、装着孔に破壊用具を挿入
した状態で装着孔の深さ方向に押圧するための移動押圧
装置が設けられている。
置するとともに移動部材を装着孔に向けて案内するため
のシリンダ状の本体と、本体内に形成した流体室に移動
部材の移動用流体を送り込むための流体供給部を備えて
いる。
破壊用具を装着孔に向けて移動自在に内嵌するための案
内部が設けられている。
〜図4に基づいて説明する。本発明の実施の形態に係る
封じ込め装置は、宅地造成地の岩盤破壊および岩石の小
割り作業、あるいはトンネルの仕上げ破壊やコンクリー
ト構造物などの被破壊物H1の破壊に用いる破壊装置1
において、その破壊プローブ(破壊用具の一例)1Aを
被破壊物H1に形成した装着孔20aに装着した状態で
封じ込めるためのものである。
は、図4に示すように、プラスチックゴム(合成ゴム)
や防水処理紙あるいはガラスから形成されて装着孔20
aに装着される破壊容器2に、発生衝撃力伝達用の破壊
用物質(例えば水などが用いられる)3が充填され、破
壊容器2の封入栓2aに、一対の電極4の端子5に接続
した導線6が挿通され、電極4どうしの途中は、保持具
7によって、離間距離を一定に保持され、先端部どうし
に金属細線(例えばCuからなる)8が溶接などにより
接続され、前記破壊用物質3に浸漬されている。
金属細線8に電極4を介して電気エネルギーを供給する
ための、エネルギー供給装置9が設けられている。この
エネルギー供給装置9は、電極4の端子5間に接続され
た電源装置10と、この電源装置10と端子5間に並列
接続されたコンデンサー13と、コンデンサー13と電
源装置10との間に接続して図示しない充電スイッチお
よび充電抵抗器を備えた充電制御用の制御装置11と、
この制御装置11とコンデンサー13および端子5の間
に接続された放電スイッチ12とから構成されている。
め装置25は、装着孔20aに対向して配置されるシリ
ンダ状の本体26を備えており、この本体26の一側
(装着孔に対向する側)に、破壊プローブ1Aを内装し
て装着孔20aの深さ方向に移動自在に内嵌案内するた
めの案内部27が形成されている。
向けて押し出すための押出し用の杆状部材(移動部材)
28が、本体26内部の途中に形成した仕切り壁30の
案内孔31に挿通して本体26の軸心に沿って移動自在
に内装され、この杆状部材28の先端部に、破壊プロー
ブ1Aとほぼ同径に形成されるとともに破壊プローブ1
Aの封入栓2aに当接する押し込みプレート32が、連
結部33を介して取付けられ、杆状部材28の基端側
に、本体26の他側に摺動自在で本体26内を流体室、
すなわち、第一室34と第二室35とに分割するピスト
ン部材36が外嵌され、また、本体26の一側端部に
は、被破壊物H1に形成した装着孔20aの周囲部に当
接する環状の拡大部37が形成され、本体26の案内部
27周壁には、導線6を導出するための導出孔(本体2
6の長さ方向に沿った長穴)38が形成されている。
動させ、破壊プローブ1Aを装着孔20aに挿入した状
態で杆状部材28を装着孔20aの深さ方向に押圧する
ための移動押圧装置40が設けられ、この移動押圧装置
40は、移動用空気45によって杆状部材28を駆動す
るもので、前記本体26と、仕切り壁30の本体26基
端部側周面に形成された第一通気口41と、本体26の
基端部に形成された第二通気口42と、図示しない流体
供給部(例えば、エアーコンプレッサなどが用いられ
る)と、この流体供給部と第一通気口41とを接続する
第一送気管路43と、流体供給部と第二通気口42とを
接続する第二送気管路44とから構成されている。
着孔20aを形成しておき、一方で破壊容器2の内部に
破壊用物質3を注入し、電極4間に金属細線8を取付
け、金属細線8を破壊用物質3に浸漬し、破壊容器2を
案内部27に装着し、また導線6を導出孔38から導出
し、電源装置10に接続する。
大部37が装着孔20aの周囲部に当接するようにして
設置する。続いて、流体供給部を駆動して、第二送気管
路44から第二通気口42を介して第二室35に移動用
空気45を送り込む。そうすると、この移動用空気45
によってピストン部材36が本体26の軸心に沿って押
圧されて移動し、これに伴って、押し込みプレート32
が破壊プローブ1Aを装着孔20aの深さ方向に押圧
し、図2に示すように、破壊プローブ1Aを装着孔20
aに装着した状態で封じ込める。
20aに封じ込める一方で、金属細線8の端子5に接続
したエネルギー供給装置9のコンデンサー13に、制御
装置11の充電スイッチをオンすることにより電気エネ
ルギーを蓄積しておく。
電スイッチ12をオンして金属細線8に供給すると、電
気エネルギーが短時間で金属細線8に供給され、金属細
線8が急激に溶融気化するとともに、破壊用物質3が急
激に気化し、その際に発生する衝撃圧力で被破壊物H1
が破壊されたり脆弱化する。
状態とし、破壊プローブ1Aを装着孔20aの深さ方向
に押圧しておく。そして衝撃圧力は、装着孔20aの開
口端部に向けても働くが、装着孔20aの開口端部で
は、押し込みプレート32によって装着孔20aの深さ
方向に押圧しているので、衝撃圧力が装着孔20aの開
放端部から逃げるのを防止し、被破壊物H1を確実に破
壊したり脆弱化させたり、あるいは装着孔20aの径方
向の亀裂を生じさせることができる。
0aの開口端部から逃げる場合は、破壊時の騒音が増大
するが、本発明の実施の形態によれば、衝撃圧力が装着
孔20aの開口端部から逃げるのを防止することができ
るので、破壊時の騒音の低下を実現することができた。
dBだったのを、本発明の実施の形態によれば、90d
B以下に低下させることができた。なお、所定の位置に
おける破壊作業が終了し、押し込みプレート32を戻す
場合は、流体供給部を駆動して第二室35から抜気する
とともに第一室34に吸気するようにすれば、押し込み
プレート32は杆状部材28とともに本体26の他側に
向けて後退する。
ば、被破壊物H1の破壊時に、装着孔20aの開放側
で、予め、押し込みプレート32によって破壊プローブ
1Aを装着孔20aの深さ方向に押圧して破壊プローブ
1Aを封じ込めているので、破壊時の衝撃圧力が装着孔
20aの開口端部から逃げるのを確実に防止することが
でき、従って、破壊効率を向上させることができる。
Aを直接押し込みプレート32によって装着孔20aの
深さ方向に押圧したが、これに限定されるものではな
く、例えば図5および図6に示すように、押し込みプレ
ート32と破壊プローブ1Aとの間に、硬質の合成ゴム
などから形成される蓋部材50を設け、破壊プローブ1
Aを蓋部材50を介して装着孔20aに挿入し、また装
着孔20aの深さ方向に押圧するよう構成してもよい。
供給して衝撃圧力を発生させると、蓋部材50は押し込
みプレート32によって押圧されているので、装着孔2
0aの径方向に拡大し、従って、その際の膨張力が衝撃
圧力と相まって、確実に被破壊物H1を破壊し、また脆
弱化させ、あるいは装着孔20aの径方向の亀裂を生じ
させることができる。
一例として放電破壊による破壊プローブ1Aを用いた例
を説明したがこれに限定されるものではなく、例えばダ
イナマイトなどの破壊用具にも適用でき、この場合、ダ
イナマイトを案内部27に挿入し、押し込みプレート3
2によってダイナマイトを装着孔20aに挿入して封じ
込める。このようにして状態でダイナマイトに点火して
爆発させた際、押し込みプレート32によって蓋をされ
た状態となっているので、その衝撃圧力が装着孔20a
の開口端部から逃げるのを防止し、被破壊物H1を確実
に破壊したり脆弱化させたり、あるいは装着孔20aの
径方向の亀裂を生じさせることができる。
は、破壊用具を装着孔内に向けて移動させるための移動
部材を設け、この移動部材を装着孔に向けて移動すると
ともに、装着孔に破壊用具を挿入した状態で装着孔の深
さ方向に押圧するための移動押圧装置を設けたので、破
壊時に、予め移動押圧装置を駆動して破壊用具を装着孔
の深さ方向に押圧して破壊用具を封じ込めることによ
り、破壊時の衝撃圧力が装着孔の開口端部から逃げるの
を確実に防止し、従って、破壊効率を向上させることが
できる。
拡大断面図である。
概略断面図である。
る。
ーブを装着孔に装着した状態の要部拡大断面図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 被破壊物に設けた装着孔に装着した破壊
用具を封じ込めるための封じ込め装置であって、破壊用
具を装着孔内に向けて移動させるための移動部材が設け
られ、この移動部材を装着孔に向けて移動するととも
に、装着孔に破壊用具を挿入した状態で装着孔の深さ方
向に押圧するための移動押圧装置が設けられたことを特
徴とする被破壊物の破壊用具の封じ込め装置。 - 【請求項2】 移動押圧装置は、装着孔に対向して配置
するとともに移動部材を装着孔に向けて案内するための
シリンダ状の本体と、本体内に形成した流体室に移動部
材の移動用流体を送り込むための流体供給部を備えたこ
とを特徴とする請求項1記載の被破壊物の破壊用具の封
じ込め装置。 - 【請求項3】 本体の、装着孔に対向する側に、破壊用
具を装着孔に向けて移動自在に内嵌するための案内部が
設けられたことを特徴とする請求項2記載の被破壊物の
破壊用具の封じ込め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22193196A JP3818701B2 (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | 被破壊物の破壊用具の封じ込め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22193196A JP3818701B2 (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | 被破壊物の破壊用具の封じ込め装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1061212A true JPH1061212A (ja) | 1998-03-03 |
JP3818701B2 JP3818701B2 (ja) | 2006-09-06 |
Family
ID=16774410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22193196A Expired - Fee Related JP3818701B2 (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | 被破壊物の破壊用具の封じ込め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3818701B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011047803A (ja) * | 2009-08-27 | 2011-03-10 | Hitachi Zosen Corp | 破壊性状算出方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6031839A (ja) * | 1983-07-29 | 1985-02-18 | 住友精密工業株式会社 | 静的高圧破砕装置 |
JPS6285594U (ja) * | 1985-11-14 | 1987-06-01 | ||
JPS62174496A (ja) * | 1986-01-24 | 1987-07-31 | 株式会社小松製作所 | 岩破砕法 |
-
1996
- 1996-08-23 JP JP22193196A patent/JP3818701B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6031839A (ja) * | 1983-07-29 | 1985-02-18 | 住友精密工業株式会社 | 静的高圧破砕装置 |
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---|---|---|---|---|
JP2011047803A (ja) * | 2009-08-27 | 2011-03-10 | Hitachi Zosen Corp | 破壊性状算出方法 |
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---|---|
JP3818701B2 (ja) | 2006-09-06 |
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