JPH1061211A - 被破壊物の破壊用具の封じ込め装置 - Google Patents

被破壊物の破壊用具の封じ込め装置

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Publication number
JPH1061211A
JPH1061211A JP22193096A JP22193096A JPH1061211A JP H1061211 A JPH1061211 A JP H1061211A JP 22193096 A JP22193096 A JP 22193096A JP 22193096 A JP22193096 A JP 22193096A JP H1061211 A JPH1061211 A JP H1061211A
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JP
Japan
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mounting hole
fracture
elastic member
hole
destruction
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Pending
Application number
JP22193096A
Other languages
English (en)
Inventor
Keizo Kazama
慶三 風間
Kaoru Fujisawa
薫 藤沢
Kyozo Suyama
恭三 須山
Hidehiko Maehata
英彦 前畑
Hiroshige Arai
浩成 荒井
Tetsuya Inoue
鉄也 井上
Masanori Tsukahara
正徳 塚原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
Hitachi Zosen Corp
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Publication date
Application filed by Obayashi Corp, Hitachi Zosen Corp filed Critical Obayashi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被破壊物の破壊時に、装着孔の開口端部は自
由面となっているので、破壊用物質を気化の際の衝撃力
が逃げてしまい、破壊効率の低下が生じてしまってい
た。 【解決手段】 被破壊物H1の破壊時に、破壊プローブ
1Aを装着した装着孔20aの開放側で、予め、押圧装
置16を駆動して弾性部材15を拡大し、その外周面を
装着孔20aの内周面に圧接して破壊プローブ1Aを封
じ込め、破壊時の衝撃圧力が装着孔20aの開口端部か
ら逃げるのを確実に防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば放電による
衝撃エネルギーを用いた被破壊物の破壊装置において、
その破壊用具を被破壊物に設けた装着孔に封じ込めるた
めの封じ込め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、放電による衝撃エネルギーを用い
てコンクリート構造物や岩石などの被破壊物を破壊する
装置は、金属細線を介して互いに接続した一対の電極を
コンデンサーに接続し、このコンデンサーに電源を接続
したもので、被破壊物に穿った装着孔に水や油などの破
壊用物質を注入するとともに電極を装着し、コンデンサ
ーに充電蓄積した電気エネルギーを短時間で金属細線に
放電供給することにより、金属細線を急激に溶融蒸発さ
せるとともに破壊用物質を気化させ、その際の膨張力で
被破壊物を破壊させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記被破壊物の破壊装
置では、金属細線や破壊用物質などを装着孔に封じ込め
る装置を有していないので、被破壊物の破壊時に、装着
孔の開口端部は自由面となって、破壊用物質の気化の際
の衝撃力が逃げ、従って、破壊効率の低下が生じてしま
っていた。
【0004】そこで本発明は、上記課題を解決し得る被
破壊物の破壊用具の封じ込め装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明における課題を解
決するための手段は、被破壊物に設けた装着孔に装着し
た破壊用具を封じ込めるための封じ込め装置であって、
破壊用具に対して装着孔開放側に挿入されるとともに装
着孔の径方向に拡大可能な弾性部材と、この弾性部材
を、装着孔の深さ方向に圧縮して拡大するための押圧装
置とを備えている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図8に基づいて説明する。本発明の実施の形態に係る
封じ込め装置は、宅地造成地の岩盤破壊および岩石の小
割り作業、あるいはトンネルの仕上げ破壊やコンクリー
ト構造物などの被破壊物H1の破壊に用いる破壊装置1
において、その破壊プローブ(破壊用具の一例)1Aを
被破壊物H1に形成した装着孔20aに装着した状態で
封じ込めるためのものである。
【0007】前記破壊装置1における破壊プローブ1A
は、図8に示すように、プラスチックゴム(合成ゴム)
や防水処理紙あるいはガラスから形成されて装着孔20
aに装着する破壊容器2に、発生衝撃力伝達用の破壊用
物質(例えば水などが用いられる)3が充填され、破壊
容器2の封入栓2aに、一対の電極4の端子5に接続し
た導線6が挿通され、電極4どうしの途中は、保持具7
によって、離間距離を一定に保持され、先端部どうしに
金属細線(例えばCuからなる)8が溶接などにより接
続され、前記破壊用物質3に浸漬されている。
【0008】また破壊装置1には、図7に示すように、
金属細線8に電極4を介して電気エネルギーを供給する
ための、エネルギー供給装置9が設けられている。この
エネルギー供給装置9は、電極4の端子5間に接続され
た電源装置10と、この電源装置10と端子5間に並列
接続されたコンデンサー13と、コンデンサー13と電
源装置10との間に接続して図示しない充電スイッチお
よび充電抵抗器を備えた充電制御用の制御装置11と、
この制御装置11とコンデンサー13および端子5の間
に接続された放電スイッチ12とから構成されている。
【0009】また封じ込め装置25は、図1および図2
に示すように、破壊プローブ1Aに対して装着孔20a
開放側に挿入されるとともに装着孔20aの径方向に拡
大可能な筒状の弾性部材(例えば硬質の合成ゴムから形
成される)15と、この弾性部材15を、装着孔20a
の深さ方向に圧縮して拡大するための押圧装置16とを
備え、弾性部材15は負荷のない状態で装着孔20aよ
り小径に形成されている。
【0010】押圧装置16は、例えば油圧シリンダ装置
が用いられ、この押圧装置16は金属製のシリンダ部1
7に支持される金属製のピストンロッド18の先端に拡
大部19が形成され、途中の杆状部26は弾性部材15
の中空部15aを移動自在に挿通されている。
【0011】上記構成において、予め所定のドリルで装
着孔20aを形成しておき、一方で破壊容器2の内部に
破壊用物質3を注入し、電極4間に金属細線8を取付
け、金属細線8を破壊用物質3に浸漬する。
【0012】このようにした破壊プローブ1Aを、装着
孔20aに装着し、この破壊プローブ1Aを封じ込め装
置25で封じ込める。すなわち、押圧装置16に弾性部
材15を取付けた状態で弾性部材15を装着孔20aに
挿入して拡大部19を破壊プローブ1Aの封入栓2aに
当接させる。
【0013】次に押圧装置16を駆動して、弾性部材1
5の弾性に抗してシリンダ部17を装着孔20aに向け
て押し出し(あるいは拡大部19を封入栓2aに当接し
た状態を維持しながら、シリンダ部17と拡大部19と
の距離を縮め)、図2に示すように、弾性部材15を装
着孔20aの径方向に拡大させ、弾性部材15の外周面
を装着孔20aの内周面に圧接する。
【0014】このようにして、弾性部材15の外周面を
装着孔20aの内周面に圧接する作業を行う一方で、金
属細線8の端子5に接続したエネルギー供給装置9のコ
ンデンサー13に、制御装置11の充電スイッチをオン
することにより電気エネルギーを蓄積しておく。
【0015】そして、この蓄積した電気エネルギーを放
電スイッチ12をオンして金属細線8に供給すると、電
気エネルギーが短時間で金属細線8に供給され、金属細
線8が急激に溶融気化するとともに、破壊用物質3が急
激に気化し、その際に発生する衝撃圧力で被破壊物H1
が破壊されたり脆弱化する。
【0016】そして衝撃圧力は装着孔20aの開口端部
に向けても働くが、装着孔20aの開口端部では、弾性
部材15の外周面が装着孔20aの内周面に圧接して破
壊プローブ1Aを封じ込めているので、衝撃圧力が装着
孔20aの開放端部から逃げるのを防止し、また、予め
弾性部材15の拡大によって装着孔20aが径方向の負
荷を受けているので、この負荷が衝撃圧力と相まって、
図5および図6に示すように、被破壊物H1を確実に破
壊したり脆弱化させたり、あるいは装着孔20aの径方
向の亀裂を生じさせることができる。
【0017】また、従来のように、衝撃圧力が装着孔2
0aの開口端部から逃げる場合は、破壊時の騒音が増大
するが、本発明の実施の形態によれば、衝撃圧力が装着
孔20aの開口端部から逃げるのを防止することができ
るので、破壊時の騒音の低下を実現することができた。
【0018】具体的には、従来の破壊時の騒音が100
dBだったのを、本発明の実施の形態によれば、90d
B以下に低下させることができた。このように、本発明
の実施の形態によれば、被破壊物H1の破壊時に、破壊
プローブ1Aを装着した装着孔20aの開放側で、予
め、押圧装置16を駆動して弾性部材15を拡大するこ
とによってその外周面を装着孔20aの内周面に圧接し
て破壊プローブ1Aを封じ込めているので、破壊時の衝
撃圧力が装着孔20aの開口端部から逃げるのを確実に
防止することができ、従って、破壊効率を向上させるこ
とができる。
【0019】なお上記実施の形態では、破壊用具の一例
として放電破壊による破壊プローブ1Aを用いた例を説
明したがこれに限定されるものではなく、例えばダイナ
マイトなどの破壊用具にも適用でき、この場合、ダイナ
マイトを装着孔20aに装着後に弾性部材15を挿入
し、上記実施の形態と同様に、弾性部材15を圧縮して
装着孔20aの径方向に拡大し、弾性部材15の外周面
を装着孔20aの内周面に圧接するようにして、ダイナ
マイトを装着孔20aに封じ込めるようにする。
【0020】このようにした状態でダイナマイトに点火
すると、ダイナマイトの爆破時の衝撃圧力が、装着孔2
0aの開口端部から逃げるのが防止され、被破壊物H1
を確実に破壊したり脆弱化させたり、あるいは装着孔2
0aの径方向の亀裂を生じさせることができる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明
は、破壊用具に対して装着孔開放側に挿入されるととも
に装着孔の径方向に拡大可能な弾性部材と、この弾性部
材を、装着孔の深さ方向に圧縮して拡大するための押圧
装置とを備えたので、破壊時に、予め押圧装置を駆動し
て弾性部材を拡大し、その外周面を装着孔の内周面に圧
接することにより破壊用具を封じ込めるので、破壊時の
衝撃圧力が装着孔の開口端部から逃げるのを確実に防止
することができ、従って、破壊効率を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す封じ込め装置におい
て弾性部材を装着孔に挿入した状態の垂直断面図であ
る。
【図2】同じく弾性部材が拡大した状態の垂直断面図で
ある。
【図3】同じく弾性部材を装着孔に挿入した状態の水平
断面図である。
【図4】同じく弾性部材が拡大した状態の水平断面図で
ある。
【図5】同じく破壊の初期状態を示す水平断面図であ
る。
【図6】同じく亀裂の成長を示す水平断面図である。
【図7】同じく破壊装置の全体構成図である。
【図8】同じく破壊プローブの構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 破壊装置 1A 破壊プローブ 2 破壊容器 3 破壊用物質 4 電極 8 金属細線 9 エネルギー供給装置 10 電源装置 11 制御装置 12 放電スイッチ 13 コンデンサー 15 弾性部材 16 押圧装置 17 シリンダ部 18 ピストンロッド 19 拡大部 20a 装着孔 25 封じ込め装置 26 杆状部 H1 被破壊物
フロントページの続き (72)発明者 須山 恭三 東京都千代田区神田司町2−3 株式会社 大林組東京本社内 (72)発明者 前畑 英彦 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 荒井 浩成 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 井上 鉄也 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 塚原 正徳 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被破壊物に設けた装着孔に装着した破壊
    用具を封じ込めるための封じ込め装置であって、破壊用
    具に対して装着孔開放側に挿入されるとともに装着孔の
    径方向に拡大可能な弾性部材と、この弾性部材を、装着
    孔の深さ方向に圧縮して拡大するための押圧装置とを備
    えたことを特徴とする被破壊物の破壊用具の封じ込め装
    置。
JP22193096A 1996-08-23 1996-08-23 被破壊物の破壊用具の封じ込め装置 Pending JPH1061211A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22193096A JPH1061211A (ja) 1996-08-23 1996-08-23 被破壊物の破壊用具の封じ込め装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22193096A JPH1061211A (ja) 1996-08-23 1996-08-23 被破壊物の破壊用具の封じ込め装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1061211A true JPH1061211A (ja) 1998-03-03

Family

ID=16774394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22193096A Pending JPH1061211A (ja) 1996-08-23 1996-08-23 被破壊物の破壊用具の封じ込め装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH1061211A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20080083375A (ko) * 2007-03-12 2008-09-18 원연호 밀폐장치가 마련된 파쇄장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20080083375A (ko) * 2007-03-12 2008-09-18 원연호 밀폐장치가 마련된 파쇄장치

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Effective date: 20050308

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