JPH1061113A - 隅棟瓦 - Google Patents

隅棟瓦

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Publication number
JPH1061113A
JPH1061113A JP24120996A JP24120996A JPH1061113A JP H1061113 A JPH1061113 A JP H1061113A JP 24120996 A JP24120996 A JP 24120996A JP 24120996 A JP24120996 A JP 24120996A JP H1061113 A JPH1061113 A JP H1061113A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corner
tile
corner ridge
ridge
roof
Prior art date
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Pending
Application number
JP24120996A
Other languages
English (en)
Inventor
Youichi Ebina
洋一 恵比名
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOYASU SEIGA KK
Original Assignee
NOYASU SEIGA KK
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Filing date
Publication date
Application filed by NOYASU SEIGA KK filed Critical NOYASU SEIGA KK
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Pending legal-status Critical Current

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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋根の美観を損なうことのない隅棟瓦20を
提供すること。 【解決手段】 尻側端面20bの形状を谷形に形成し、
かつ横断面形状を山形に形成した隅棟瓦20であって、
尻側角隅部20dの左右の側面に切欠部20eを形成
し、頭側角隅部20fに下段の隅棟瓦20の切欠部20
eに嵌合して尻側角隅部20dを覆い隠す凸片20gを
垂設し、隅棟瓦20の尻側角隅部20dに変形が生じて
いたとしても、隅棟の外観にその変形部分が露呈して屋
根の美観が損なわれることを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は隅棟瓦に関し、より
詳しくは平板瓦を葺いた屋根の隅棟に設置する隅棟瓦に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、平板瓦を葺いた屋根の隅棟に設
置する隅棟瓦10は図7に示すように、頭側端面10a
の形状を山形に形成し、尻側端面10bの形状を谷形に
形成し、かつ横断面形状を山形に形成した構造を有す
る。図8に従来の隅棟瓦10を設置した隅棟を示すに、
平板瓦11を葺いた左右の棟の境界部に平板瓦を所要形
状に分割した瓦片11A〜11Cを設置し、隅棟瓦10
の尻側端面10bを瓦片11A〜11Cに嵌合させ、隅
棟瓦10と瓦片11A〜11Cの嵌合部に上段の隅棟瓦
10の頭側10aを重ねるようにして設置している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の隅棟瓦10は隅
棟に設置したとき、図9に示すように上下の隅棟瓦10
の重なる箇所に下段の隅棟瓦10の尻側の角隅部10c
が露出する。隅棟瓦10の尻側端面10bは谷形を有す
るので、この端面10bの角隅部10cは鋭角を成して
いる。このような鋭角の角隅部10cは隅棟瓦10をプ
レス成形した後の乾燥中あるいは焼成時に反り、垂れ下
がり等の変形を生じ易く、変形した角隅部10cが隅棟
の外観に表れて屋根の美観を損なうおそれがある。本発
明はかかる問題点に鑑み、屋根の美観を損なうことのな
い隅棟瓦を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は
尻側端面の形状を谷形に形成し、かつ横断面形状を山形
に形成した隅棟瓦であって、尻側角隅部の左右の側面に
切欠部を形成し、頭側に下段の隅棟瓦の前記切欠部に嵌
合して尻側角隅部を覆い隠す凸片を垂設したことを特徴
とする。請求項2に記載の発明は請求項1に記載の隅棟
瓦において、前記切欠部の縦方向の端面と横方向の端面
が鈍角を成すように形成したことを特徴とする。
【0005】
【発明の作用・効果】請求項1に記載の発明によれば、
上段の隅棟瓦の凸片により下段の隅棟瓦の尻側の角隅部
を覆い隠すことができるので、たとえ隅棟瓦の尻側の角
隅部に変形が生じていたとしても、隅棟の外観にその変
形部分が露呈することはなく、これによって屋根の美観
が損なわれることを防止できる。請求項2に記載の発明
によれば、切欠部の縦方向の端面と横方向の端面が成す
角度を鈍角に形成したので、切欠部のゴミが雨水と共に
流れ落ち。従って、切欠部にゴミの溜まるのを防止でき
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図面に基づき説明
するに、図1には本発明の一実施形態に係る隅棟瓦20
が示されている。当該隅棟瓦20は頭側端面の形状20
aが山形に形成され、尻側端面20bの形状が谷形に形
成され、横断面形状(図4参照)が山形に形成されてい
る。頂部の2箇所には釘穴20cが形成され、尻側の角
隅部20dの左右の側面には切欠部20eが形成されて
いる。この切欠部20eは縦方向の端面と横方向の端面
が鈍角を成すように形成されている。一方、隅棟瓦20
の頭側の左右の角隅部20fには下段の隅棟瓦20の切
欠部20eに嵌合して尻側の角隅部20dを覆い隠すこ
とのできる凸片20gが垂設されている。
【0007】図2及び図3にはかかる構造を有する隅棟
瓦20を施工した隅棟が示されている。当該隅棟は平板
瓦21を葺設した屋根の隅棟であって、左右の棟の境界
には平板瓦21を三角形、台形等の所要形状に分割した
瓦片21A〜21Fを設置し、左右の棟の同段の瓦片2
1A〜21Fの角隅に隅棟瓦20の尻側端面20bを嵌
め込み、その上に上段の隅棟瓦20の頭側を重ねるよう
に載置し、下段の隅棟瓦20の切欠部20eに上段の隅
棟瓦20の凸片20gを嵌合させる。この隅棟の内部構
造を図4に示すに、断面山形の棟木22の山形斜面にた
る木23を固定し、たる木23に野地板24を釘で固定
し、野地板24に列設して固定した桟木25に平板瓦2
1の桟掛部を掛止している。この隅棟にあっては、棟木
22に対向するように野地板24の頂部外側に谷形の断
面形状を有する補助棟木26が釘で固定されている。野
地板24の内側に設ける棟木22と外側に設ける補助棟
木26は図5に示すように、断面形状が方形の角材30
を断面形状山形の部材22Aと断面形状谷形の部材26
Aに2分割し、部材22Aをそのまま棟木22に用い、
部材26Aは補助棟木26に加工するため幅を短く切断
している。隅棟瓦20は釘穴20cに瓦釘27を通して
補助棟木26の上面に打ち付け、固定されている。
【0008】本実施形態に係る隅棟瓦20及び該隅棟瓦
20を施工した隅棟の構造は以上の通りであって、図6
に示すように上段の隅棟瓦20の凸片20gにより下段
の隅棟瓦20の尻側の角隅部21dを覆い隠すことがで
きるので、隅棟瓦20の尻側の角隅部20dに変形が生
じていたとしても、隅棟の外観にその変形部分が露呈す
ることはなく、これによって屋根の美観が損なわれるこ
とを防止できる。また、切欠部20eの縦方向の端面と
横方向の端面が成す角度を鈍角に形成したので、切欠部
20eのゴミが雨水と共に流れ落ち易く、切欠部20e
にゴミの溜まるのを防止できる。さらに、凸片20gが
切欠部に嵌合する位置を切欠部20eの縦方向の端面に
沿って調整することができ、これにより隅棟瓦の縦方向
の働き寸法を隅棟に合わせて調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る隅棟瓦を示す斜視
図である。
【図2】 同隅棟瓦を設置した隅棟を示す斜視図であ
る。
【図3】 同隅棟を示す平面図である。
【図4】 同隅棟の内部構造を示すため図2の4−4線
から切断した断面図である。
【図5】 同隅棟に使用する棟木と補助棟木の加工方法
を示す説明図である。
【図6】 同隅棟に設置した隅棟瓦を示す側面図であ
る。
【図7】 従来の隅棟瓦を示す斜視図である。
【図8】 従来の隅棟瓦を設置した隅棟を示す斜視図で
ある。
【図9】 同隅棟に設置した従来の隅棟瓦を示す側面図
である。
【符号の説明】
20…隅棟瓦、20a…頭側端面、20b…尻側端面、
20c…釘穴、20d…尻側角隅部、20e…切欠部、
20f…頭側角隅部、20g…凸片、21…平板瓦、2
1A〜21F…瓦片、22…棟木、23…たる木、24
…野地板、25…桟木、26…補助棟木、27…瓦釘、
22A…断面形状山形の部材、26A…断面形状谷形の
部材、30…断面形状方形の角材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 尻側端面の形状を谷形に形成し、かつ横
    断面形状を山形に形成した隅棟瓦であって、尻側角隅部
    の左右の側面に切欠部を形成し、頭側に下段の隅棟瓦の
    前記切欠部に嵌合して尻側角隅部を覆い隠す凸片を垂設
    したことを特徴とする隅棟瓦。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の隅棟瓦において、前記
    切欠部の縦方向の端面と横方向の端面が鈍角を成すよう
    に形成したことを特徴とする隅棟瓦。
JP24120996A 1996-08-22 1996-08-22 隅棟瓦 Pending JPH1061113A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24120996A JPH1061113A (ja) 1996-08-22 1996-08-22 隅棟瓦

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JP24120996A JPH1061113A (ja) 1996-08-22 1996-08-22 隅棟瓦

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1061113A true JPH1061113A (ja) 1998-03-03

Family

ID=17070830

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24120996A Pending JPH1061113A (ja) 1996-08-22 1996-08-22 隅棟瓦

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JP (1) JPH1061113A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018066247A (ja) * 2016-10-23 2018-04-26 甍エンジニアリング株式会社 隅棟瓦

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041105

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Effective date: 20041130

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050405