JPH1060954A - 発破地面の掘削負荷計測および表示装置 - Google Patents

発破地面の掘削負荷計測および表示装置

Info

Publication number
JPH1060954A
JPH1060954A JP8223813A JP22381396A JPH1060954A JP H1060954 A JPH1060954 A JP H1060954A JP 8223813 A JP8223813 A JP 8223813A JP 22381396 A JP22381396 A JP 22381396A JP H1060954 A JPH1060954 A JP H1060954A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
excavation
blasting
digging
pressure
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8223813A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3824715B2 (ja
Inventor
Yasuo Tanaka
康雄 田中
Yutaka Watanabe
豊 渡辺
Yoshinori Furuno
義紀 古野
Takashi Yagyu
隆 柳生
Yukihiko Sugiyama
幸彦 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP22381396A priority Critical patent/JP3824715B2/ja
Priority to DE19780904T priority patent/DE19780904T1/de
Priority to US09/065,064 priority patent/US6122598A/en
Priority to PCT/JP1997/002968 priority patent/WO1998009026A1/ja
Priority to AU38696/97A priority patent/AU705565B2/en
Publication of JPH1060954A publication Critical patent/JPH1060954A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3824715B2 publication Critical patent/JP3824715B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/2025Particular purposes of control systems not otherwise provided for
    • E02F9/205Remotely operated machines, e.g. unmanned vehicles
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/28Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets
    • E02F3/30Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets with a dipper-arm pivoted on a cantilever beam, i.e. boom
    • E02F3/308Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets with a dipper-arm pivoted on a cantilever beam, i.e. boom working outwardly
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/28Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with digging tools mounted on a dipper- or bucket-arm, i.e. there is either one arm or a pair of arms, e.g. dippers, buckets
    • E02F3/36Component parts
    • E02F3/42Drives for dippers, buckets, dipper-arms or bucket-arms
    • E02F3/43Control of dipper or bucket position; Control of sequence of drive operations
    • E02F3/435Control of dipper or bucket position; Control of sequence of drive operations for dipper-arms, backhoes or the like
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/2025Particular purposes of control systems not otherwise provided for
    • E02F9/2029Controlling the position of implements in function of its load, e.g. modifying the attitude of implements in accordance to vehicle speed
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/2025Particular purposes of control systems not otherwise provided for
    • E02F9/2045Guiding machines along a predetermined path
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/26Indicating devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確な発破に資することができる発破地面の
掘削負荷計測および表示装置を提供すること。 【解決手段】 掘削機のバケットの操作方向は圧力スイ
ッチ15、16で検出され、バケットシリンダのボトム
室6SBの圧力PB は圧力センサ17で検出される。処
理装置23はブーム角センサ18、アーム角センサ1
9、GPS20、磁気方位センサ21の信号により掘削
位置を演算し、圧力スイッチ16のON期間に圧力PB
を積算し、掘削位置とともに無線送受信機24、31を
介してコンピュータ30へ送信する。コンピュータ30
は表示装置に発破区域の地図および発破位置を表示し、
その地図上に送信された掘削位置を×印で、積算圧力を
数字で表示する。この積算圧力を見て発破の適否が判断
され、次の発破に利用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大規模鉱山等にお
いて発破をかけた後の掘削機による地面の掘削負荷を測
定、表示する発破地面の掘削負荷計測および表示装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】露天掘り(直掘り)の大規模鉱山等にお
いては、発破により一旦地面を爆破しておき、その後、
爆破された地面を掘削機、例えば油圧ショベルで掘削す
る手段が採用されている。これを図19、20、21を
参照して説明する。図19は大規模鉱山全体の平面図で
ある。この図で、Aは大規模鉱山の全体領域を示し、通
常、縦、横それぞれ数km以上に及ぶ。A1 〜An は全
体領域Aを小さく区分した区域を示し、各区域は、例え
ば、縦、横それぞれ50〜 200m程度に選定される。Bは
この鉱山現場の管理を行う鉱山管理事務所を示す。鉱山
管理事務所Bは全体領域Aの内外の管理に都合の良い位
置に設置される。
【0003】図20は図19に示す1つの区域の平面図
である。この場合、図19に示す区域A1 が方形で示さ
れている。PB1、PB2、…………、PBi、…………は、
区域A1 における発破の設置位置を示す。又、d1 、d
2 は発破相互の間隔を示す。通常、この間隔はほぼ等間
隔とされることが多い。発破の設置位置(間隔)や爆薬
の量は、全体領域Aにおけるある場所の地質調査の柱状
サンプルや地形図を参考にして決定される。
【0004】図21は油圧ショベルの側面図である。1
つの区域に発破が仕掛けられ、これらによる爆破が終了
すると、当該区域に1台又は複数台の油圧ショベルが入
って爆破された地面を掘削し、掘削土石をダンプトラッ
ク等に積み込んで所定の個所へ運搬して処理を行う。図
21はこの掘削作業を行う油圧ショベルを示し、図中、
1は走行体、2は上部旋回体、3は運転室、4は上部旋
回体2に可回動に支持されたブーム、4Sはブーム4を
駆動するブームシリンダ、5はブーム4に可回動に支持
されたアーム、5Sはアーム5を駆動するアームシリン
ダ、6はアーム5に可回動に支持されたバケット、6S
はバケット6を駆動するバケットシリンダ、6pはバケ
ットの回動中心となるピンである。Cはバケット操作に
おけるクラウド方向、Dはダンプ方向を示す。バケット
6がクラウド方向Cに操作されると掘削が行われ、ダン
プ方向Dに操作されると放土が行われる。
【0005】1つの区域における上記掘削作業が終了す
ると、再び次の区域に発破が仕掛けられ、これら発破が
爆破され、爆破後の地面が油圧ショベルにより掘削さ
れ、掘削された土石がダンプトラック等により運搬され
る。このようにして、順次、各区域の掘削処理が行われ
てゆく。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記大規模鉱山におけ
る作業の80%は表土の除去作業であるといわれている。
したがって、発破の適否は全体作業に重大な影響を及ぼ
す。即ち、爆薬の量が少な過ぎると、又は発破位置の間
隔が広過ぎると土石を充分にほぐすことができず、この
場合には油圧ショベルの掘削負荷が大きくなり、掘削に
余分な時間が消費されて予定時間通りの掘削を行うこと
ができず、又、ダンプトラックを長時間待機させるとい
う不都合を生じる。逆に、爆薬の量が多過ぎ、又は間隔
が狭過ぎると土石が充分過ぎるほどほぐされ、油圧ショ
ベルの有する掘削能力を充分に利用できないばかりでな
く、爆薬に大きなコストがかかるという問題を生じる。
発破の計画者は、発破後の状態を見て、又は油圧ショベ
ルのオペレータから掘削の状況を聞いて次の区域の発破
の計画を立案するが、これらはいずれも計画者やオペレ
ータの感覚によるものであり、多くの場合、最適の発破
を行うことはできなかった。
【0007】本発明の目的は、上記従来技術における課
題を解決し、正確な発破に資することができる発破地面
の掘削負荷計測および表示装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、発破後の地面を掘削する掘削機
のバケットのクラウド操作を検出するクラウド操作検出
手段と、このクラウド操作検出手段でクラウド操作が検
出された状態での前記掘削機のバケットシリンダのボト
ム圧力を掘削負荷として検出する圧力検出手段とで発破
地面の掘削負荷計測装置を構成することを特徴とする。
【0009】又、請求項2の発明は、請求項1記載の発
破地面の掘削負荷計測装置において、前記掘削機の掘削
時間を検出する掘削時間検出手段を設けたことを特徴と
する。
【0010】又、請求項3の発明は、発破後の地面を掘
削する掘削機のバケットのクラウド操作を検出するクラ
ウド操作検出手段と、前記掘削機による積込工程を判定
する積込工程判定手段と、前記クラウド操作検出手段で
クラウド操作が検出された状態での前記掘削機のバケッ
トシリンダのボトム圧力を掘削負荷として検出する圧力
検出手段と、この圧力検出手段により検出された掘削負
荷を前記積込工程判定手段で判定された積込工程におけ
る掘削負荷とそれ以外の工程における掘削負荷とに分け
る分類手段とで発破地面の掘削負荷計測装置を構成する
ことを特徴とする。
【0011】又、請求項4の発明は、発破後の地面を掘
削する掘削機のバケットのクラウド操作を検出するクラ
ウド操作検出手段と、このクラウド操作検出手段でクラ
ウド操作が検出された状態での前記掘削機のバケットシ
リンダのボトム圧力が予め設定された設定圧力以上にな
ったときこれを掘削負荷として検出する設定圧力検出手
段とで発破地面の掘削負荷計測装置を構成することを特
徴とする。
【0012】又、請求項5の発明は、請求項4記載の発
破地面の掘削負荷計測装置において、前記設定圧力検出
手段により設定圧力以上の圧力が検出された時間又は回
数を求める負荷量検出手段を設けたことを特徴とする。
【0013】又、請求項6の発明は、請求項1又は請求
項2記載の発破地面の掘削負荷計測装置において、前記
掘削機の掘削位置を検出する掘削位置検出手段と、前記
圧力検出手段により検出された掘削負荷又はこれに対応
する値或いはこれに対応する色彩、および前記掘削位置
検出手段で検出された掘削位置を表示する表示手段とを
設けて発破地面の掘削負荷表示装置を構成したことを特
徴とする。
【0014】又、請求項7の発明は、請求項3記載の発
破地面の掘削負荷計測装置において、前記掘削機の掘削
位置を検出する掘削位置検出手段と、前記圧力検出手段
により検出された掘削負荷又はこれに対応する値或いは
これに対応する色彩を前記積込工程判定手段で判定され
た積込工程とそれ以外の工程とに分けて表示するととも
に、前記掘削位置検出手段で検出された掘削位置を表示
する表示手段とを設けて発破地面の掘削負荷表示装置を
構成したことを特徴とする。
【0015】さらに、請求項8の発明は、請求項5記載
の発破地面の掘削負荷計測装置において、前記掘削機の
掘削位置を検出する掘削位置検出手段と、前記負荷量検
出手段により検出された時間又は回数或いはこれに対応
する色彩、および前記掘削位置検出手段で検出された掘
削位置を表示する表示手段とを設けて発破地面の掘削負
荷表示装置を構成したことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施の形態
に係る発破地面の掘削負荷計測および表示装置のブロッ
ク図である。この図で、6Sは図21に示すバケットシ
リンダ、6SR はバケットシリンダ6Sのロッド室、6
B はボトム室である。10は油圧ショベルの油圧ポン
プ、11は油タンク、12は油圧ポンプ10とバケット
シリンダ6Sの間に介在するコントロール弁、13はバ
ケット6の操作レバーである。14はパイロット弁であ
り、操作レバー13の操作に応じてコントロール弁12
へパイロット圧を供給し、コントロール弁12を駆動す
る。15は操作レバー13によるバケット6のクラウド
方向操作を検出する圧力スイッチであり、操作レバー1
3がクラウド方向に操作されとき信号LC を出力する。
16は操作レバー13によるバケット6のダンプ方向操
作を検出する圧力スイッチであり、操作レバー13がダ
ンプ方向に操作されとき信号LD を出力する。17はバ
ケットシリンダ6Sのボトム室6SB の圧力PB を検出
する圧力センサである。18は油圧ショベルのブーム角
αを検出する角度センサ、19は油圧ショベルのアーム
角βを検出する角度センサである。
【0017】20は油圧ショベルに搭載されたGPS
( Grobal Positioning System)であり、人工衛星か
らの信号をアンテナ20Aで受信して油圧ショベルの地
球上の絶対座標PG を出力する。21は油圧ショベルの
上部旋回体2の旋回中心に設置された磁気方位センサで
ある。この磁気方位センサの検出方位を図2により説明
する。図2で、2Cは上部旋回体2の旋回中心、実線で
示す4、5はブーム4およびアーム5の軸線を示す。6
pはバケット6の回動ピンである。磁気方位センサ21
は、上部旋回体2の正面方向の向き、即ち、ブーム4、
アーム5、バケット6の向きが地磁気の北方向から何度
傾いているかを検出するものであり、その検出角度が図
2にθで示され、これが方位データとして出力される。
22は油圧ショベルに備えられたスタート/ストップス
イッチであり、操作されたとき信号SS を出力する。信
号SS はスタートスイッチONとストップスイッチON
の両方の信号を含む。23は油圧ショベルに備えられ、
コンピュータで構成される処理装置(この処理装置の構
成については後述する)、24はアンテナ24Aを有す
る無線送受信機である。
【0018】30は図19に示す鉱山の管理事務所Bに
備えられたコンピュータである。31はアンテナ31A
を有する無線送受信機であり、処理装置23から出力さ
れる各種データを無線送受信機24を介して受信する。
32はコンピュータ30からのデータに基づいて所要の
表示を行う表示装置である。
【0019】図3は図1に示す処理装置23のシステム
構成図である。この図で、23は処理装置を示す。23
1は図1に示す各信号を入力する入力インタフェースで
あり、A/D変換器を有する。232は種々の演算、制
御を行う中央処理ユニット(CPU)、233はCPU
232の処理プログラム等を格納するリードオンリメモ
リ(ROM)、234は演算、制御の結果等を格納する
ランダムアクセスメモリ(RAM)、235は時刻信号
を出力するタイマ、236は処理装置23で得られたデ
ータを出力する出力インタフェースである。ROM23
3には、スタート/ストッププログラム233a、負荷
圧サンプリングプログラム233b、掘削位置サンプリ
ングプログラム233c、および終了プログラム233
dが格納されている。
【0020】図4は図1に示すコンピュータ30のシス
テム構成図である。この図で、30はコンピュータを示
す。301は図1に示す無線送受信機31からの信号を
入力する入力インタフェース、302は種々の演算、制
御を行う中央処理ユニット(CPU)、303はCPU
302の処理プログラム等を格納するリードオンリメモ
リ(ROM)、304は演算、制御の結果等を格納する
ランダムアクセスメモリ(RAM)、305はコンピュ
ータ30で得られたデータを出力する出力インタフェー
スである。ROM303には、発破データ303a、負
荷圧データ303b、および表示プログラム303cが
格納されている。発破データ303aは、掘削工事現場
の地図、発破を設けた位置、および火薬の使用量で構成
されている。
【0021】次に、本実施の形態の動作を、図5〜図1
0に示すフローチャートを参照しながら説明する。油圧
ショベルのオペレータは、発破終了後の地面を掘削する
とき、スタート/ストップスイッチ22のスタートスイ
ッチをONとし、信号SS を出力する。処理装置23の
CPU232は、図5に示すスタートプログラム233
aにより信号SS の入力を監視しており(手順S10)、
信号SS が入力されると、掘削カウンタn、操作レバー
13のレバー操作時間カウンタCTL、および圧力センサ
17の検出圧力PB の積算値PD をそれぞれ0にセット
し、かつ、クラウドフラグFC とダンプフラグFD をそ
れぞれOFFにして(手順S11)、スタートプログラム
を終了する。
【0022】次いで、CPU232はタイマ235の出
力に基づき、一定時間、例えば10msec毎に、図6お
よび図7に示す負荷圧サンプリングプログラム233b
を起動させる。この負荷圧サンプリングプログラムで
は、操作レバー13がバケット6をクラウド方向に操作
されたとき(即ち、掘削が行われたとき)、この操作信
号LC がノイズではなくオペレータの意志であることを
確認するため、当該信号が一定時間、例えば 0.3sec
継続して入力されたか否かを判断し、当該一定時間継続
したとき掘削が行われたと判断する。又、その掘削が終
了して放土するときの操作信号LD についても同様の確
認を行う。そして、これらが確認されたとき、初めてそ
れぞれ所要の数値を設定し又は取り込む動作を行う。
【0023】図5に示すスタートプログラムが実施され
た後、負荷圧サンプリングプログラム233bが起動す
ると、CPU232は操作レバー13のクラウド方向の
操作信号LC が入力されたか否か判断し(図6に示す手
順S20)、入力されていない場合、クラウド操作判定用
カウンタ値CC を0に、かつ、クラウドフラグをOFF
にし(手順S21)、次いで操作レバー13のダンプ方向
操作信号LD が入力されたか否か判断し(手順S22)、
入力されていない場合、ダンプ操作判定用カウンタ値C
D を0に、かつ、ダンプフラグをOFFにする(手順S
21)。そして、処理を図7に示す手順S24に移行させ、
ここでクラウドフラグFC がONか否かを判断し、ON
でない場合には、同様にダンプフラグがONか否か判断
し(手順S25)、ONでなければ処理を終了する。
【0024】このような処理が10msec毎に行われて
いるうちに、オペレータが掘削をすべく操作レバー13
をクラウド方向に操作すると、これが手順S20の処理で
判断され、次にCPU232はクラウドフラグFC がO
Nか否かを判断し(手順S26)、この場合、ONになっ
ていないので、クラウド操作判定用カウンタ値CC が予
め定められた値CC0になっているか否か判断する(手順
27)。値CC0を例えば30回とすると、負荷圧サンプリ
ングプログラム233bは上記の例では10msec毎に
実行されるので、クラウド操作判定用カウンタ値CC
0 から30になるまでには0.3 secを要し、この時間で
オペレータの操作の意志確認を行う。
【0025】即ち、クラウド操作判定用カウンタ値CC
が予め定められた値CC0になっていない場合には、クラ
ウド操作判定用カウンタ値CC に「1 」を加算し(手順
28)、手順S22、S23、S24、S25を経て処理を終了
する。この処理を10msec毎に繰り返して行くと、や
がてクラウド操作判定用カウンタ値CC が値CC0に達す
る。CPU232は手順S27の処理でこれを判断するこ
とにより、オペレータが操作レバー13をクラウド方向
に操作したことを確認し、クラウドフラグをONとし、
掘削カウンタnに「1 」を加算し、そのときの掘削位置
6P(ピン6pの位置)、およびそのときの時刻を格納
し、かつ、ダンプフラグをOFFにし(手順S29)、手
順S22、S23、S24、S25を経て処理を終了する。
【0026】ここで、上記掘削位置P6Pは、図8に示す
掘削位置サンプリングプログラム233cを実行するこ
とにより得られる。即ち、CPU232は、GPS20
からの信号PG 、磁気方位センサ21からの信号θ、ブ
ーム角センサ18およびアーム角センサ19からの信号
α、βを読み込み(図8に示す手順S40)、油圧ショベ
ルの旋回中心2Cとブーム4の上部旋回体2との連結点
との間の水平距離(既知)、および角度α、β用いて上
記連結点とバケットピン6pとの間の水平距離Lを演算
し、さきに読みだされた信号PG 、演算された距離L、
および方位θに基づいて掘削位置(バケットピン6pの
位置)P6Pを演算する(手順S41)。
【0027】上記手順S29の処理が終了して10msec
経過後に再度負荷圧サンプリングプログラムが実行され
るが、このときは前回の処理の手順S29においてクラウ
ドフラグFC をONとしているので、手順S26でこれが
判断され、処理は手順S22、S23を経て手順S24へ移行
する。クラウドフラグFC はONの状態にあるので、手
順S24ではこれを判断し、処理を手順S30へ移行する。
手順S30において、CPU232はクラウド操作時間の
カウント値CTLに「 1」を加算し、かつ、そのときの圧
力センサ17の検出値(負荷圧)をそれまでの負荷圧の
積算値(この場合は最初の掘削であるので「 0」)に加
算する。次いで、手順S25を経て処理を終了する。この
処理が掘削動作中、10msec毎に実行され、その都
度、クラウド操作時間のカウント値CTLに「 1」が加算
され、負荷圧が積算されてゆく。
【0028】掘削動作が終了すると、オペレータは操作
レバー13をダンプ方向へ操作する。この動作は、手順
20、S21を経て手順S22の処理で判断される。次い
で、CPU232はダンプフラグFD がONであるか否
か判断し(手順S31)、この場合はダンプ方向へ切り換
えられたばかりであるので、ダンプフラグFD はOFF
の状態にあり、ダンプ操作判定用カウンタ値CD がさき
に述べた値CC0になっているか否か判断し(手順
32)、値CC0にはなっていないので、ダンプ操作判定
用カウンタ値CD に「 1」を加算し(手順S33)、手順
24、S25を経て処理を終了する。クラウド方向操作の
場合と同様、この処理がCD =CC0になる(ダンプ方向
操作が確認される)まで繰り返され、手順S32でこれが
判断されると、CPU232は、ダンプフラグFD をO
N、クラウドフラグFC をOFFにし(手順S33)、手
順S24を経て手順S25でダンプフラグFD がONである
ことを判断し、掘削回数nが更新されてるか否かをみる
(手順S34)。この場合、掘削回数nは手順S29で「
1」が加算され、更新されているので、CPU232は
手順S35の処理を実行する。
【0029】この手順S35の処理では、 〔1〕今回得られたクラウド操作時間カウント値CTL
積算値CTL(n)から前回までのクラウド操作時間カウ
ント値CTL(n−1)を減算して今回のクラウド操作時
間カウント値ΔCTL(n)を得る演算 〔2〕今回のクラウド操作時間カウント値ΔCTL(n)
に負荷圧サンプリングプログラム233cの繰り返し時
間間隔(10msec)を乗算して今回の掘削時間ΔTL
を得る演算 〔3〕今回得られた負荷圧の積算値PD (n)から、前
回までの負荷圧の積算値PD (n−1)を減算して今回
の負荷圧ΔPD (n)を得る演算 〔4〕今回の負荷圧ΔPD (n)を今回のクラウド操作
時間カウント値ΔCTL(n)で除して今回の平均負荷圧
A を得る演算 が実行され、演算の結果をデータとして無線送受信機2
4へ出力する。無線送受信機24は入力されたデータを
無線で鉱山管理事務所Bのコンピュータ30へ送信す
る。
【0030】油圧ショベルでは、バケット6がクラウド
方向に操作される毎に、処理装置23により上記の処理
が繰り返され、1回のクラウド方向操作が終了する毎に
上記データが鉱山管理事務所Bのコンピュータ30へ送
信されることになる。1つの区域の掘削作業が終了する
と、オペレータはスタート/ストップスイッチ22のス
トップスイッチをONにすることにより、図9に示す終
了プログラム233dを実行する。即ち、CPU232
はストップスイッチ22がONにされたか否かを見てお
り(手順S50)、ONにされたと判断すると、無線送受
信機24に、作業終了のステータスを出力するととも
に、現在の時刻t0 、クラウド操作時間の積算値TL
負荷圧力の積算値PD を出力して(手順S51)処理を終
了する。
【0031】以上は、掘削機側の処理であるが、鉱山管
理事務所B側では掘削機側から掘削操作ごとに送信され
てくるデータに対して次の処理が行われる。コンピュー
タ30は、油圧ショベルによる掘削区域の掘削開始前
に、発破データ303aに基づいて表示装置32の画面
に掘削区域の地図および発破を設けた位置を表示する。
この状態で、図10に示す表示プログラム303cが常
時実行され、CPU302は掘削機側から新しいデータ
が送信されてきたか否か判断する(手順S60)。掘削機
側からのデータが無線送受信機31で受信され入力され
たことを判断すると、CPU303cは入力された掘削
位置データP6Pと今回掘削の負荷圧ΔPD (n)とを負
荷圧データ領域303bに書き込むとともに、掘削位置
データP6Pに相当する表示画面上の位置に×印を表示
し、かつ、その近辺に今回掘削の負荷圧ΔPD (n)を
表示する(手順S61)。次いで、ストップスイッチがO
Nになったか否かを判断し(手順S62)、ONになって
いなければ、手順S60へ処理を戻し、新たにデータが入
力される毎に×印と負荷圧を格納し、かつ、表示してゆ
く。
【0032】図11は表示装置の画面の一部拡大正面図
である。この図で、32Dは表示装置32の表示画面を
示す。PBiは発破を設けた位置の1つを示し、この発破
位置PBiの周辺の掘削位置が×印で、負荷圧が数字で表
示されている。なお、この場合、負荷圧は実際の負荷圧
ではなく、実際の負荷圧を 0〜100 のレベルに区分した
ときのレベルが表示される。他の位置の表示も同様にな
される。
【0033】掘削作業が終了し、オペレータによりスト
ップスイッチがONとされると、CPU302は手順S
62でこれを判断し、図9に示す手順S51により送信され
てきたクラウド操作時間の積算値TL 、および負荷圧力
の積算値PD を表示するとともに、現在時刻t0 から掘
削作業開始時の時刻t0 (1)を減算して掘削に要した
全作業時間を表示する。
【0034】図12は表示装置の他の表示例を示す表示
画面の正面図である。この図で、32Dは図11に示す
ものと同じ表示画面である。又、PB1は1つの発破位置
を示す。この表示例の場合、区域をさらに小区域(例え
ば 5m四方)に細分しこれら小区域毎に、掘削時間およ
び負荷圧(レベル)の平均値を表示するようになってい
る。勿論、この場合には、表示プログラム303cに掘
削時間および負荷圧レベルの平均値演算の手順が付加さ
れることになる。
【0035】なお、図11、図12に示す表示例では、
負荷圧を数値で表示する例を示したが、負荷圧又は負荷
圧レベルをそれらの値に対応して複数範囲に区分し、各
区分毎に異なる色彩、例えば、負荷圧が高い範囲を赤、
低い範囲を青、中間の範囲を緑というように割当て、負
荷圧又は負荷圧レベルを対応する色彩で表示することも
できる。
【0036】このように、本実施の形態では、発破後の
地面の掘削において、掘削機側でバケットの掘削位置と
その位置でのクラウド方向の負荷圧とを採取し、これら
を鉱山事務所へ送信し、鉱山事務所ではそれら送信され
たデータに基づいて発破区域および発破位置の地図上に
掘削位置と負荷圧又は負荷圧レベルを表示するようにし
たので、発破の計画者はこれを参照して次の区域の発破
をより一層適切に行うことができる。即ち、発破の計画
者は、地図上の発破設置位置、掘削位置、および負荷圧
又は負荷圧レベルをみることにより、負荷圧が高過ぎる
個所は発破の火薬の量が少なかったか、又は火薬の量が
少ないとは考えられない場合は再度の地質調査が必要
か、さらに、負荷圧が低い場合にはさらに火薬の量を減
少させるか等の判断を行うことにより、次の区域の発破
を適切なものとすることができる。
【0037】さらに、ダンプトラックの使用台数を考慮
し、使用台数が多い場合には、負荷圧を小さくして掘削
時間を短くする方がダンプトラックの待ち時間を最小に
することができるので、この観点から、本実施の形態の
計測で得られた負荷圧を考慮し、火薬の量をさらに大き
くするか(負荷圧を小さくするか)否かの判断ができ、
逆に、ダンプトラックの使用台数が少ない場合には、掘
削時間が多少長くても全体の運搬作業に差し支えはない
ので、この観点から、得られた負荷圧を考慮して火薬の
量を判断することができる。又、掘削機についても、負
荷圧が時々刻々と表示されるので、負荷圧の大きな個所
が多い場合には、新たに掘削機を投入して作業を円滑に
遂行させることもできる。
【0038】又、掘削時間を参照する場合、負荷圧が低
いのに掘削時間が大きいときには、オペレータの未熟練
又は機械的トラブルの発生が予想できる。さらに、負荷
圧を色彩で表示した場合には、全体の発破の適、不適を
一目で判断することができる。又、クラウド操作時間の
積算値TL 、負荷圧力の積算値PD 掘削に要した全作業
時間の表示からも全体の発破の適、不適を判断すること
ができる。
【0039】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図13は本発明の第2の実施の形態に係る発
破地面の掘削負荷計測および表示装置のブロック図であ
る。この図で、図1に示す部分と同一又は等価な部分に
は同一符号を付して説明を省略する。さきの第1の実施
の形態では、バケットがクラウド方向に操作された場合
を一律に「掘削」としたのに対して、本実施の形態で
は、「掘削」を、実態に即してさらに区分する。即ち、
掘削作業においては、ダンプトラックの数が少ない場合
には、発破地面を掘削して土石を一個所に集めておき、
ダンプトラックが到着したとき、集めた土石をダンプト
ラックに積み込む作業態様を採用するのが通常である。
本実施の形態では、「掘削」を、発破地面の掘削(実際
の負荷に直結する掘削)とダンプトラックへの積込時の
掘削とに区分するものであり、その区分を工程入力スイ
ッチ25で行う。工程入力スイッチ25はDIGスイッ
チとLOADスイッチで構成され、DIGスイッチは発
破地面掘削時にONとされ、LOADスイッチはダンプ
トラックへの積込掘削時にONとされる。工程入力スイ
ッチ25以外の構成は、処理装置23およびコンピュー
タ30の処理手順に多少の相違があるものの、図1に示
す構成と同じである。
【0040】次に、本実施の形態の動作を図14、図1
5に示すフローチャートを参照して説明する。油圧ショ
ベルのオペレータは、発破地面掘削時にはDIGスイッ
チを、ダンプトラックへの積込掘削時にはLOADスイ
ッチをONとしておく。この状態で、さきの実施の形態
と同じく負荷圧サンプリングプログラムが実施される。
即ち、操作レバー13のクラウド方向操作が確認され、
クラウド操作時間のカウント値CTLおよびバケット負荷
圧PB が積算されてゆき、次いで操作レバー13がダン
プ方向に操作されたとき、その操作を確認する。ここま
での動作を、さきの実施の形態では手順S20〜手順S34
で行い、次いで手順S35で直ちに各データの演算出力の
処理を行った。本実施の形態では、手順S34までの動作
はさきの実施の形態と同じであるが、この後の動作が相
違する。
【0041】即ち、手順S34で掘削回数nが更新された
と判断されると、次に、工程スイッチ25はDIGスイ
ッチがONになっているか、LOADスイッチがONに
なっているかを判断する(図14に示す手順S36)。D
IGスイッチがONになっている場合には工程入力スイ
ッチ25のフラグF25を「 1」とし(手順S37)、LOA
DスイッチがONになっている場合には工程入力スイッ
チ25のフラグF25を「 0」とし(手順S38)、処理を
手順S350 へ移行する。手順S350 では、図7に示す手
順S35と同一の演算により同一の各データを得るととも
に、フラグF25のデータも採取して当該各データととも
に無線送受信機24へ出力する。
【0042】一方、コンピュータ30では、さきの実施
の形態と同じく表示プログラムが実行され、新しいデー
タが入力されたと判断(手順S60)されたとき、入力さ
れた掘削位置データP6Pと今回掘削の負荷圧ΔPD
(n)とを、フラグF25のデータとともに負荷圧データ
領域303bに書き込むとともに、掘削位置データP6P
に相当する表示画面上の位置に×印を表示し、かつ、そ
の近辺に今回掘削の負荷圧ΔPD (n)を表示する(手
順S61)。この×印と負荷圧データの表示はさきの実施
の形態と同じであるが、本実施の形態の場合、×印と負
荷圧データはフラグF25のデータに応じて異なる色彩で
表示される。この処理に続く手順S62、S63の処理は
さきの実施の形態の処理と同じである。
【0043】図16は表示装置の画面の一部拡大正面図
である。この図で、32Dは表示装置32の表示画面を
示す。PBiは発破を設けた位置の1つを示し、この発
破位置PBiの周辺の掘削位置が×印で、負荷圧が数字で
表示されている。なお、この場合、負荷圧は実際の負荷
圧ではなく、実際の負荷圧を 0〜100 のレベルに区分し
たときのレベルが表示される。他の位置の表示も同様に
なされる。本実施の形態では、掘削位置と負荷圧レベル
が、発破地面掘削と積込掘削とで異なる色彩により表示
されるので、位置PBiの周辺ではフラグF25のデータが
「 1」のときの(発破地面掘削時の)掘削位置および負
荷圧レベルと、フラグF25のデータが「 0」のときの
(積込掘削時の)掘削位置および負荷圧レベルとが、色
分けされた2つのグループとして観察される。図で、3
2DD は発破地面掘削時のグループ、32DL は積込掘
削時のグループである。なお、表示は図16に示す表示
に限らず、図12に示す態様の表示も可能である。この
場合には、異なる色彩の時間と負荷圧が表示される小区
分が表われることになる。
【0044】本実施の形態の効果は、さきの実施の形態
の効果に加えて、負荷圧を発破地面掘削時の負荷圧と、
積込掘削時の負荷圧とに区分して表示するので、発破の
適、不適の判断をより一層容易、正確に行うことができ
る。
【0045】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。本実施の形態の全体構成は、圧力スイッチ15が除
かれている点、および処理装置23およびコンピュータ
30の処理手順が異なる点を除き、図1に示す構成とほ
ぼ同じである。図17および図18は当該実施の形態に
係る発破地面の掘削負荷計測を説明する図であり、図1
7は発破地面の断面図、図18は本実施の形態の動作を
示すタイミングチャートである。
【0046】図17で、G1 は発破地面における掘削終
了地面、G2 は発破地面における未掘削地面を示す。未
掘削地面G2 中、G21は発破によりほぐされた部分、G
22は発破によっても充分にほぐされていない部分を示
す。油圧ショベルは地面G1 の掘削が終了するとこの地
面G1 を足場にして隣接する地面G2 の掘削を行う。と
ころで、発破は地面にドリルで孔をあけて火薬をセット
することにより行われるので、相当程度の深さまで土石
を破砕するが、それでも表面に近い部分に比較して深い
部分の土石の破砕は不十分となる。そして、発破が適切
であったか否かは、土石の破砕の不十分な個所がどの程
度存在するかにより判断される。そこで、本実施の形態
では、土石の破砕が不十分な部分の掘削負荷のみを取り
出して、鉱山管理事務所Bへ送信するデータを作成しよ
うとするものである。
【0047】以下、本実施の形態の動作を図18に示す
タイミングチャートを参照して説明する。図18の
(a)は操作レバーの動作を示す図であり、横軸に時
間、縦軸に操作レバーの操作状態がとってある。又、図
18の(b)はバケットシリンダ6Sのボトム室6SB
の圧力を示す図であり、横軸に時間、縦軸に圧力がとっ
てある。掘削開始時にスタート/ストップスイッチ22
のスタートスイッチはONとされ、又、掘削中の掘削位
置は、第1の実施の形態と同一方法で算出される。処理
装置23は、信号LD により操作レバー13がクラウド
方向に操作されたと判断すると(この判断方法は第1の
実施の形態の判断方法と同じ)、圧力センサ17の検出
圧力PB を取り込み、予め定められた設定圧力PS と比
較し、検出圧力PB が設定圧力PS 以上であるとき、そ
の時間を計測し(図ではこれらの時間がt1 、t2 、t3
で示されている)、かつ、回数(図の場合3回)をカウ
ントする。なお、図で、PR はリリーフ圧を示す。これ
らの時間は合計され、回数とともに無線送受信機24へ
出力され、コンピュータ30へ送信される。
【0048】コンピュータ30は送信されてきたデータ
を負荷圧データ領域303bに格納するとともに、表示
プログラムにより、表示装置32の表示画面に掘削位置
を×印で表示し、かつ、この×印の近辺に上記合計時間
又は回数或いは両者を表示する。又、ストップスイッチ
がONとなった場合には、全操作時間、全経過時間、上
記合計時間の積算値又は上記回数の積算値を表示画面に
表示する。本実施の形態の効果も、さきの各実施の形態
の効果と同じである。
【0049】なお、上記各実施の形態の説明では、掘削
機として図21に示すローダ型の油圧ショベルを例示し
たが、バックホウ型の油圧ショベルであってもよいのは
当然である。又、表示装置によらず掘削負荷のデータだ
けでも発破の適否等を相当程度推測することができる。
又、スタート/ストップスイッチは掘削機側に設置せず
に鉱山管理事務所側に設置し、ここから無線送受信機に
よりスタート/ストップスイッチのデータを掘削機側に
送信してもよい。又、第2の実施の形態における工程入
力スイッチはダンプトラック側に設け、ここから掘削機
へ送信してもよい。さらに、操作レバーの操作の検出に
圧力スイッチの代わりに圧力センサを用い、これを処理
装置に取り込み、圧力が所定値以上となったとき操作レ
バーが操作されたと判断するようにしてもよい。そし
て、当該所定値を適宜の値に設定しておけば、処理装置
における操作レバーの操作の確認処理は不要となる。
【0050】さらに、掘削位置については、GPSを用
いる例について説明したが、GPSに代えてレーザ投光
器と反射ミラーを用い、鉱山管理事務所から掘削機に設
置した反射ミラーを追尾して、鉱山管理事務所からの相
対位置を計測して掘削位置としてもよい。又、掘削位置
としてバッケットピン位置をブーム角とアーム角を用い
て算出する例について説明したが、掘削や積込の姿勢は
大きく変化しないので、ブーム角とアーム角は用いず、
ブームの回動中心から所定の距離を定めておき、これを
掘削位置の算出に用いることもできる。
【0051】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、発破後
の地面を掘削する掘削機のバケットのクラウド操作期間
におけるバケットシリンダのボトム圧力を検出し、か
つ、当該掘削機の掘削位置を検出し、両者を表示装置に
表示するようにしたので、発破を適切に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る発破地面の掘
削負荷計測および表示装置のブロック図である。
【図2】磁気方位センサの方位を説明する図である。
【図3】図1に示す処理装置のシステム構成図である。
【図4】図1に示すコンピュータのシステム構成図であ
る。
【図5】図1に示す装置の動作を説明するフローチャー
トである。
【図6】図1に示す装置の動作を説明するフローチャー
トである。
【図7】図1に示す装置の動作を説明するフローチャー
トである。
【図8】図1に示す装置の動作を説明するフローチャー
トである。
【図9】図1に示す装置の動作を説明するフローチャー
トである。
【図10】図1に示す装置の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図11】表示装置の画面の一部拡大正面図である。
【図12】表示装置の他の表示例を示す表示画面の正面
図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態に係る発破地面の
掘削負荷計測および表示装置のブロック図である。
【図14】図13に示す装置の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図15】図13に示す装置の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図16】表示装置の画面の一部拡大正面図である。
【図17】発破地面の断面図である。
【図18】第3の実施の形態の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図19】大規模鉱山全体の平面図である。
【図20】図19に示す1つの区域の平面図である。
【図21】油圧ショベルの側面図である。
【符号の説明】
6S バケットシリンダ 12 コントロール弁 13 操作レバー 14 パイロット弁 15、16 圧力スイッチ 17 圧力センサ 20 GPS 21 磁気方位センサ 22 スタート/ストップスイッチ 23 処理装置 24、31 無線送受信機 30 コンピュータ 32 表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳生 隆 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 杉山 幸彦 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発破後の地面を掘削する掘削機のバケッ
    トのクラウド操作を検出するクラウド操作検出手段と、
    このクラウド操作検出手段でクラウド操作が検出された
    状態での前記掘削機のバケットシリンダのボトム圧力を
    掘削負荷として検出する圧力検出手段とを備えているこ
    とを特徴とする発破地面の掘削負荷計測装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発破地面の掘削負荷計測
    装置において、前記掘削機の掘削時間を検出する掘削時
    間検出手段を設けたことを特徴とする発破地面の掘削負
    荷計測装置。
  3. 【請求項3】 発破後の地面を掘削する掘削機のバケッ
    トのクラウド操作を検出するクラウド操作検出手段と、
    前記掘削機による積込工程を判定する積込工程判定手段
    と、前記クラウド操作検出手段でクラウド操作が検出さ
    れた状態での前記掘削機のバケットシリンダのボトム圧
    力を掘削負荷として検出する圧力検出手段と、この圧力
    検出手段により検出された掘削負荷を前記積込工程判定
    手段で判定された積込工程における掘削負荷とそれ以外
    の工程における掘削負荷とに分ける分類手段とを備えて
    いることを特徴とする発破地面の掘削負荷計測装置。
  4. 【請求項4】 発破後の地面を掘削する掘削機のバケッ
    トのクラウド操作を検出するクラウド操作検出手段と、
    このクラウド操作検出手段でクラウド操作が検出された
    状態での前記掘削機のバケットシリンダのボトム圧力が
    予め設定された設定圧力以上になったときこれを掘削負
    荷として検出する設定圧力検出手段とを備えていること
    を特徴とする発破地面の掘削負荷計測装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の発破地面の掘削負荷計測
    装置において、前記設定圧力検出手段により設定圧力以
    上の圧力が検出された時間又は回数を求める負荷量検出
    手段を設けたことを特徴とする発破地面の掘削負荷計測
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は請求項2記載の発破地面の
    掘削負荷計測装置において、前記掘削機の掘削位置を検
    出する掘削位置検出手段と、前記圧力検出手段により検
    出された掘削負荷又はこれに対応する値或いはこれに対
    応する色彩、および前記掘削位置検出手段で検出された
    掘削位置を表示する表示手段とを設けたことを特徴とす
    る発破地面の掘削負荷表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の発破地面の掘削負荷計測
    装置において、前記掘削機の掘削位置を検出する掘削位
    置検出手段と、前記圧力検出手段により検出された掘削
    負荷又はこれに対応する値或いはこれに対応する色彩を
    前記積込工程判定手段で判定された積込工程とそれ以外
    の工程とに分けて表示するとともに、前記掘削位置検出
    手段で検出された掘削位置を表示する表示手段とを設け
    たことを特徴とする発破地面の掘削負荷表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の発破地面の掘削負荷計測
    装置において、前記掘削機の掘削位置を検出する掘削位
    置検出手段と、前記負荷量検出手段により検出された時
    間又は回数或いはこれに対応する色彩、および前記掘削
    位置検出手段で検出された掘削位置を表示する表示手段
    とを備えていることを特徴とする発破地面の掘削負荷表
    示装置。
  9. 【請求項9】 請求項6乃至請求項8において、前記表
    示手段は、発破位置を記憶し、かつ、これを任意に表示
    することを特徴とする発破地面の掘削負荷表示装置。
JP22381396A 1996-08-26 1996-08-26 発破地面の掘削負荷計測装置 Expired - Fee Related JP3824715B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22381396A JP3824715B2 (ja) 1996-08-26 1996-08-26 発破地面の掘削負荷計測装置
DE19780904T DE19780904T1 (de) 1996-08-26 1997-08-26 Meß- und Anzeigesystem für anliegende Lasten beim Baggern von gesprengter Erde
US09/065,064 US6122598A (en) 1996-08-26 1997-08-26 Measurement and display of load of excavating blasted ground
PCT/JP1997/002968 WO1998009026A1 (fr) 1996-08-26 1997-08-26 Mesure et affichage de la charge d'excavation de la terre abattue
AU38696/97A AU705565B2 (en) 1996-08-26 1997-08-26 Measuring and display system for loads applied upon digging blasted earth

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22381396A JP3824715B2 (ja) 1996-08-26 1996-08-26 発破地面の掘削負荷計測装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1060954A true JPH1060954A (ja) 1998-03-03
JP3824715B2 JP3824715B2 (ja) 2006-09-20

Family

ID=16804131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22381396A Expired - Fee Related JP3824715B2 (ja) 1996-08-26 1996-08-26 発破地面の掘削負荷計測装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6122598A (ja)
JP (1) JP3824715B2 (ja)
AU (1) AU705565B2 (ja)
DE (1) DE19780904T1 (ja)
WO (1) WO1998009026A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106013311A (zh) * 2015-03-27 2016-10-12 住友建机株式会社 挖土机

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7912612B2 (en) * 2007-11-30 2011-03-22 Caterpillar Inc. Payload system that compensates for rotational forces
US8660758B2 (en) * 2007-11-30 2014-02-25 Caterpillar Inc. Payload system with center of gravity compensation
KR101593281B1 (ko) * 2011-07-25 2016-02-11 가부시끼 가이샤 구보다 작업기 및 작업기의 데이터 통신 시스템
US9211832B1 (en) * 2012-05-16 2015-12-15 S.A.S. Of Luxemburg, Ltd. Salvage hold down attachment for excavators
US20210078667A1 (en) * 2018-07-04 2021-03-18 Chad Wilson System and method for Balancing a Bicycle

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0110399B1 (en) * 1982-12-01 1988-05-11 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. Load weight indicating system for load moving machine
CA1248147A (en) * 1985-06-07 1989-01-03 James R. Blair Determining of the amount of material delivered each operational cycle of a shovel loader
US4919222A (en) * 1989-03-15 1990-04-24 Caterpillar Inc. Dynamic payload monitor
US5105896A (en) * 1991-03-05 1992-04-21 Caterpillar Inc. Dynamic payload monitor
JPH07158105A (ja) * 1993-12-09 1995-06-20 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd ショベル系建設機械の掘削制御装置
JPH07259137A (ja) * 1994-03-23 1995-10-09 Caterpillar Inc 掘削機械のペイロードを求める方法
US5438771A (en) * 1994-05-10 1995-08-08 Caterpillar Inc. Method and apparatus for determining the location and orientation of a work machine
US5850341A (en) * 1994-06-30 1998-12-15 Caterpillar Inc. Method and apparatus for monitoring material removal using mobile machinery
US5404661A (en) * 1994-05-10 1995-04-11 Caterpillar Inc. Method and apparatus for determining the location of a work implement
US5553407A (en) * 1995-06-19 1996-09-10 Vermeer Manufacturing Company Excavator data acquisition and control system and method of use
US5806016A (en) * 1996-03-28 1998-09-08 Caterpillar Inc. Method for determining the course of a machine
US5844800A (en) * 1996-12-18 1998-12-01 Caterpillar Inc. Shot-rock diggability monitor
US5968103A (en) * 1997-01-06 1999-10-19 Caterpillar Inc. System and method for automatic bucket loading using crowd factors

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106013311A (zh) * 2015-03-27 2016-10-12 住友建机株式会社 挖土机
JP2016186210A (ja) * 2015-03-27 2016-10-27 住友建機株式会社 ショベル
CN106013311B (zh) * 2015-03-27 2021-01-29 住友建机株式会社 挖土机

Also Published As

Publication number Publication date
JP3824715B2 (ja) 2006-09-20
AU3869697A (en) 1998-03-19
AU705565B2 (en) 1999-05-27
WO1998009026A1 (fr) 1998-03-05
US6122598A (en) 2000-09-19
DE19780904T1 (de) 1998-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6114993A (en) Method for determining and displaying the position of a truck during material removal
US7513070B2 (en) Work support and management system for working machine
US5850341A (en) Method and apparatus for monitoring material removal using mobile machinery
AU2006201412B2 (en) Work machine having boundary tracking system
US6711838B2 (en) Method and apparatus for determining machine location
US20040210370A1 (en) Method and apparatus for displaying an excavation to plan
US6701239B2 (en) Method and apparatus for controlling the updating of a machine database
US5864060A (en) Method for monitoring the work cycle of mobile machinery during material removal
CN102797461B (zh) 用于监控线缆铲机的操作的方法和系统
JP3824715B2 (ja) 発破地面の掘削負荷計測装置
CN111655940B (zh) 作业机械及包括作业机械的系统
JP3723660B2 (ja) 掘削負荷計測表示装置
JP3652062B2 (ja) 発破地面の自動掘削負荷計測装置
WO2024106423A1 (ja) 建設機械の作業管理方法
JP2922832B2 (ja) 測地システム
JPH0754003B2 (ja) バックホウの掘削位置自動検出装置
Hendricks et al. Precise positioning of blasthole drills and mining shovels using GPS
CN116096972A (zh) 作业机械
CN111655939A (zh) 作业机械及包括作业机械的系统
JPH10252075A (ja) ニューマチックケーソン用掘削機の削孔支援方法
Thomson Equipment: shields and tunnel boring machines

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051011

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051209

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060620

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090707

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100707

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100707

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110707

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120707

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130707

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees