JPH07259137A - 掘削機械のペイロードを求める方法 - Google Patents

掘削機械のペイロードを求める方法

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JPH07259137A
JPH07259137A JP6066295A JP6066295A JPH07259137A JP H07259137 A JPH07259137 A JP H07259137A JP 6066295 A JP6066295 A JP 6066295A JP 6066295 A JP6066295 A JP 6066295A JP H07259137 A JPH07259137 A JP H07259137A
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JP6066295A
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David J Rocke
ジェイ ロック ディヴィッド
William C Sahm
シー ザーム ウィリアム
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Caterpillar Inc
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/2025Particular purposes of control systems not otherwise provided for
    • E02F9/2029Controlling the position of implements in function of its load, e.g. modifying the attitude of implements in accordance to vehicle speed

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 掘削機械のペイロードを決定する方法を提供
する。 【構成】 掘削機械は油圧シリンダによって制御自在に
動かされるブーム、ステッキ、およびバケットから成る
フロントアタッチメントを装備する。位置センサはブー
ム、ステッキ、およびバケットの位置に応じてそれぞれ
の位置信号を発生する。力センサはブーム、ステッキお
よびバケットシリンダに加わる力に応じてそれぞれの力
信号を発生する。マイクロプロセッサはブームおよびス
テッキの速度に応じてそれぞれの速度信号を発生する。
マイクロプロセッサは力信号と位置信号を受け取り、ほ
ぼ一定であるブーム速度とステッキ速度に応じて、バケ
ットによって運ばれるペイロードを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般には掘削機械の分
野、より詳細には掘削機械のペイロードを求める装置に
関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】掘削機、バックホウ、
フロントショベルなどの作業機械を使用して、トラック
や貨車などの運搬車に土砂などを積み込むことができ
る。そのような積込み作業においては、運搬車に積み込
むペイロードを測定し、最大法定定格積載量で積み込む
ことが望ましい。過少積載は運搬サイクルが非効率であ
り、また運搬車が十分に活用されない。過剰積載は余分
の保守費用が必要であり、またトラックのタイヤやサス
ペンション装置が余計に磨耗する。
【0003】ペイロードの測定はそのほかに土砂などの
運搬作業の生産性の尺度として望ましい。1回の移動の
間に、24時間の間に、あるいは他の任意の時間間隔の
間に積み込まれる土砂などの重量を累算する能力は作業
管理者にとって役に立つ。従って、運搬作業の生産性を
高めるためにペイロードの計算を自動化されたやり方で
実行することが望ましい。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の態様と
して、掘削機械のペイロードを求める装置を提供する。
掘削機械は油圧シリンダによって制御自在に動かされる
ブーム、ステッキ、及びバケットを含むフロントアタッ
チメントを装備する。位置センサは、ブーム、ステッ
キ、及びバケットの位置に応じて対応する位置信号を発
生する。力センサはブーム、ステッキ、及びバケット油
圧シリンダに加わる力に応じて対応する力信号を発生す
る。マイクロプロセッサはブーム及びステッキの速度に
応じて対応する速度信号を発生する。最後に、マイクロ
プロセッサは力信号と位置信号を受け取り、実質上一定
であるブーム速度おステッキ速度に応じて、バケットに
よって運ばれるペイロードを求める。
【0005】
【実施例】図1に、掘削機、バックホウローダー、及び
フロントショベルの機能と同様な掘削機能又は積込み機
能を実行する掘削機械のフロントアタッチメント100
の側面図を示す。
【0006】掘削機械には掘削機、パワーショベル、ホ
ィールローダー、又は同種の機械が含まれる。フロント
アタッチメント100はブーム110、ステッキ11
5、及びバケット120を含んでいる。ブーム110は
ブーム旋回ピン1で掘削機械本体105に旋回自在に取
り付けられている。ブームの重心(GBM)は点12で
示してある。ステッキ115はステッキ旋回ピン4でブ
ーム110の自由端に旋回自在に連結されている。ステ
ッキの重心(GST)は点13で示してある。バケット
120はバケット旋回ピン8でステッキ115に旋回自
在に取り付けられている。バケット120は湾曲部分1
30と、点16で示したフロワー部分と、点15で示し
た先端部分を有している。バケットの重心(GBK)は
点14で示してある。
【0007】水平基準軸Rの原点は、点26を通って延
びているピン1の所にある、と定義する。水平基準軸R
は掘削機械本体105とフロントアタッチメント100
の種々のピン及び点との相対的角度関係を測定するのに
使用される。
【0008】ブーム110、ステッキ115、及びバケ
ット120は直線的に伸縮可能な油圧シリンダによって
個別に、制御自在に動かされる。ブーム110は少なく
とも1個のブームシリンダ140によって動かされ、ス
テッキ115を上方向下に動かす。ブームシリンダ14
0はピン11とピン2によって掘削機械本体105とブ
ーム110の間に連結されている。ブームシリンダとシ
リンダロッドの重心はそれぞれ点CG19とCG20で
示してある。ステッキ115は少なくとも1個のステッ
キシリンダ145によって動かされ、バケット120を
縦及び水平に動かす。ステッキシリンダ145は、ピン
3とピン5によってブーム110とステッキ115と間
に連結されている。ステッキシリンダとシリンダロッド
の重心はそれぞれ点CG22とCG23で示してある。
バケット120はバケットシリンダ150によって動か
され、バケット旋回ピン8のまわりに半径運動範囲を有
する。バケットシリンダ150はピン6によりステッキ
115に連結され、ピン9でリンケージ155に連結さ
れている。リンケージ155はピン7とピン10によっ
てそれぞれステッキ115とバケット120に連結され
ている。バケットシリンダとシリンダロッドの重心はそ
れぞれ点CG25とCG26で示してある。簡潔に示す
ため、図1にはブーム、ステッキ、及びバケットシリン
ダ140,145,150を1個だけ示してある。
【0009】フロントアタッチメント100とシリンダ
140,145,150の作用をしっかり理解してもら
うため、以下の関係について説明する。ブームシリンダ
140を伸長させるとブーム110が起立し、同シリン
ダ140を引っ込めるとブーム110が下がる。ステッ
キシリンダ145を引っ込めるとステッキ115が掘削
機械本体105から離れる方向に動き、ステッキシリン
ダ145を伸長させるとステッキ115が掘削機械本体
105に向けて動く。最後に、バケットシリンダ150
を引っ込めるとバケット120が掘削機械本体105か
ら離れる方向に回転し、同シリンダ150を伸長させる
とバケット120が掘削機械本体105へ近づく方向に
回転する。
【0010】図2に、本発明に関係する電子油圧装置2
00のブロック図を示す。手段205はフロントアタッ
チメント100の位置に応じて位置信号を発生する。手
段205はブーム、ステッキ、及びバケットシリンダ1
40,145,150のシリンダ伸長量をそれぞれ検出
する変位センサ210,215,220を有する。変位
センサとして米国特許第4,737,705号(198
8年4月12日発行)に記載されている無線周波数ベー
スセンサを使用することができる。
【0011】またフロントアタッチメントのジョイント
角を測定してもフロントアタッチメント100の位置が
得られることは明らかである。フロントアタッチメント
位置信号を発生する代替装置として、例えばブーム11
0、ステッキ115、及びバケット120間の角度を測
定するロータリ・ポテンショメータなど、回転角センサ
を使用することができる。フロントアタッチメント10
0の位置はシリンダの伸長量又はジョイント角を測定
し、三角法によって計算することができる。バケットの
位置を求める上記の方法はこの分野では周知であり、例
えば、米国特許第3,997,071号(1976年1
2月14日発行)や同第4,377,043号(198
3年3月22日発行)に記載されている。
【0012】手段225は、フロントアタッチメント1
00に作用する力に応じて圧力信号を発生する。手段2
25はブーム、ステッキ、及びバケットシリンダ14
0,145,150内の油圧を測定する圧力センサ23
0,235,240を有している。各圧力センサ23
0,235,240は対応するシリンダ140,14
5,150の圧力に相当する信号を発生する。例えば、
圧力センサ230,235,240はそれぞれブーム、
ステッキ、及びバケットシリンダヘッド圧力とロッドエ
ンド圧力を測定する。適当な圧力センサとして、例え
ば、 Precise Sensors,Inc. (米国) から Series 55
5 Pressure Transducer を入手できる。
【0013】フロントアタッチメント旋回点に設置され
た旋回角センサ243(例えば、ロータリ・ポテンショ
メータ)は、掘削位置に対する旋回軸Yまわりのフロン
トアタッチメントの回転量に相当する角度信号を発生す
る。
【0014】これらの位置信号と圧力信号は信号調整器
245へ送られる。信号調整器245は通常の信号励起
とフィルタリングを行なう。この目的のためには、例え
ば、Measurements Group, Inc. (米国) 製の Vishay Si
gnal Conditioning Amplifier 2300 System を使用する
ことができる。調整された位置信号と圧力信号は論理手
段250へ送られる。論理手段250は演算装置を使用
し、ソフトウェアプログラムに従ってプロセスを制御す
るマイクロプロセッサベースシステムである。一般に、
プログラムはROM、RAM、又は同種のデバイスに格
納されている。プログラムは後で種々のフローチャート
に関して説明する。
【0015】論理手段250は複数のジョイスティック
形制御レバー255とオペレータインタフェース260
の2つの他のソースから入力を受け取る。制御レバー2
55はフロントアタッチメント100を手動で制御する
ためのものである。制御レバー255の出力がフロント
アタッチメント100の運動方向と速度を決める。
【0016】オペレータは、オペレータインタフェース
260によって掘削の深さやフロワー面の傾斜などの掘
削仕様を入力することができる。オペレータインタフェ
ース260はさらに掘削機械のペイロードに関する情報
を表示することができる。オペレータインタフェース2
60は、英数字キーパッドをもつ液晶表示画面を備える
ことができる。またタッチ感知式画面はオペレータイン
タフェースに向いている。オペレータインタフェース2
60はそのほかにオペレータが種々の掘削状態を設定す
るための複数のダイヤルと(又は)スイッチを備えるこ
とができる。
【0017】論理手段250は位置信号を受け取り、そ
れに応じて周知の微分法を用いてブーム110、ステッ
キ115、及びバケット120の速度を求める。独立し
た速度センサを使用してブーム、ステッキ、及びバケッ
トの速度を求め得ることは、この分野の専門家には明ら
かであろう。
【0018】論理手段250はそのほかに位置信号と圧
力信号の情報に応じてフロントアタッチメントのジオメ
トリ(幾何図形的配置)と力を求める。
【0019】例えば、論理手段250は圧力信号を受け
取り、次式に従ってブーム、ステッキ、及びバケットシ
リンダの力を計算する。 シリンダの力=(P2 ×A2 )−(P1 ×A1 ) ここで、P2 ,P1 は個々のシリンダ140,145,
150のシリンダヘッドとロッドエンドの油圧であり、
2 ,A1 は対応する端部の断面積である。
【0020】論理手段250は、フロントアタッチメン
ト100を制御自在に動かす作動手段265へ送るブー
ム、ステッキ、及びバケットシリンダ指令信号を発生す
る。作動手段265は、対応するブーム、ステッキ、及
びバケットシリンダ140,145,150へ送る作動
油の流れを制御する油圧制御弁270,275,280
を有している。作動手段265はそのほかに旋回装置1
85へ送る作動油の流れを制御する油圧制御弁285を
有している。
【0021】次に、バケットに加わる力FY BUCKET(す
なわち、ペイロードを表す)を論理手段250が計算す
る方法を説明する。再び図1のフロントアタッチメント
の略図を参照して説明すると、最初に、論理手段250
は位置情報に応じて基準軸Rに対するフロントアタッチ
メントの幾何図形的配置を求める。所定のピン、点、及
び重心の相対的位置は周知の幾何学及び三角法の諸定理
を使用して計算する。例えば、フロントアタッチメント
の幾何図形的配置は逆三角関数、正弦定理と余弦定理、
及び逆正弦定理と逆余弦定理を使用して求めることがで
きる。所定のピンに加わるいろいろな力は、位置及び圧
力の情報に応じて求めることができる。例えば、ピンに
加わる力の位置及び大きさは、2次元ベクトルクロス・
ドット積(two-dimensional vector cross and dot pro
ducts)を用いて求めることができる。フロントアタッチ
メントの幾何図形的配置と力の情報は周知の幾つかの方
法を用いて決定できることに留意すべきである。例え
ば、ピンに加わる種々の力は歪ゲージ法、その他の構造
荷重測定法を用いて直かに求めることができる。
【0022】以下の説明において、用語「∠R.X.
Y」は、基準軸Rに対して平行な直線と、ピンXとピン
Yを結ぶ直線とがなす角度(ラジアン)を表す。用語
「長さX.Y」は、点Xと点Y間の長さを表す。
【0023】最初に、ブーム、ステッキ、バケットに加
わるy方向の力の和は、以下のやり方で求めることがで
きる。 ΣFY (boom-stick-bucket ) =FY BUCKET +FY pin 1 +FY pin 2 −リンケージ構成要素の重量 =0 (1) ここで、FY BUCKET はバケットに加わるy方向の外力
である。FY pin 1 はピン1に加わるy方向の力を表
し、ピン1の所でブームに加わる力を加算することによ
って求めることができる。FY pin 2 はピン2に加わる
y方向の力を表し、ブームシリンダの軸力によるもので
ある。
【0024】式(1)を並べ替えて、力成分FY BUCKET
について解くと、次式(2)のようになる。 FY BUCKET =−FY pin 1 −(ブームシリンダの軸力)×sin∠R.11.2 +Σ(boom-stick-bucket の重量)+(ステッキシリンダ とバケットシリンダの重量)+ピン2でのブームシリンダ とロッドの重量 (2) FY BUCKET はバケット120に加わる外力(ペイロー
ドを表す)である。
【0025】次に図4及び図5のフローチャートを参照
して、本発明のソフトウェア制御を説明する。制御はブ
ーム110が上方に動いているときのペイロードを推定
する。ブームが上方に動いているとき、荷重がバケット
によってすくい込まれ、従って掘削機械は荷重をダンプ
するところであると考えられる。従って、荷重の入った
バケットのペイロードを推定することが望ましい。ブー
ムが上方へ動いているときペイロードを計算するので、
最小動的状態でペイロードを求めることが望ましい。図
4及び図5に関係するステップは動的状態に関係する劣
化を最小にする。
【0026】図4に、較正手続きに関するプログラム制
御を示す。較正手続きは、実際のペイロード決定の前に
使用する。較正手続きは、フロントアタッチメントが動
いているとき(動的)、例えばブームが上方へ動いてい
るとき行なわれたペイロード計算結果と、フロントアタ
ッチメントが静止しているとき(静的)に行なわれたペ
イロード計算結果との数学的相関関係を計算する。数学
的相関関係が決定されると、図5に示したプログラム制
御は掘削機械が掘削しているときのペイロードを概算す
る、すなわち推定する。
【0027】最初に、ブロック405において、制御は
ブームが上方へ動いているかどうか判断する。次に、ブ
ロック410において、制御はブーム指令信号がほぼ最
大ブーム速度を指示しているかどうか判断する。もし指
示していれば、制御はブロック415へ進み、ブーム指
令信号が所定の時間間隔の間生じていたかどうか判断す
る。この所定の時間間隔は例えば 0.6 秒にすることが
できる。
【0028】ブロック410と415の判断がYESで
あれば、制御はブロック420へ進み、フロントアタッ
チメントが実質上安定であるか、すなわちふらついてい
ないかどうか判断する。ブロック420は以下の2つの
条件を含むことができる。第1に、制御はブーム速度が
所定のブーム速度より大きいかどうか判断することによ
って、ブームがほぼ一定速度で動いているかどうかを求
める。この所定のブーム速度は、例えば最大ブーム速度
の65%にすることができる。例えば、もしブームがほ
ぼ最大速度で動いていれば、ブームの動きはほぼ一定で
ある。
【0029】第2に、制御はステッキ速度が所定のステ
ッキ速度より小さいかどうか判断する。この所定のステ
ッキ速度は例えば最大ステッキ速度の10%以下にする
ことができる。例えば、もしステッキが小さい速度で動
いていれば、ステッキの動きは事実上無視できる。
【0030】フロントアタッチメントの動的状態を最小
にするのを支援するために、以下の2つの追加の判断を
行なうことができる。
【0031】第1に、制御はバケットが水平基準面Xを
通過したかどうか調べることによって、バケットが地面
の近くにあるかどうか判断することができる。この基準
面Xは掘削機械の無限軌道155の底面によって定める
ことができる。例えば、水平基準面Xは基準軸Rに対し
平行にすることができる。もしバケットが基準面Xを通
過したならば、バケットは地面の近くにある。従って、
フロントアタッチメントの動きはたぶん安定しているで
あろう。
【0032】第2に、制御は、ブームとステッキの速度
が一定であるかどうか直かに判断することができる。例
えば、ブーム及びステッキの速度をサンプルし、比較す
ることによってすべての変動を求めることができる。も
しほんの少しの変動しか起きなければ、ブームとステッ
キの速度は事実上一定である。
【0033】次に、制御はブロック425へ進み、上に
述べたバケットに加わる垂直力FY BUCKET を計算す
る。制御は所定の時間間隔にわたって幾つかの計算を実
行し、計算結果を平均することによって動的ペイロード
計算を終える。
【0034】相関関係を完全なものにするため、制御は
ブロック430に従ってフロントアタッチメントが静止
しているときのペイロードを計算する(静止ペイロード
測定)。例えば、フロントアタッチメントが静止してい
るとき、制御はバケットに加わる垂直力FY BUCKET
計算する。しかし、より正確にするために、ペイロード
を計算せずに、直接測定することができる。
【0035】より高い精度を達成するために、種々のサ
イズのペイロードについて、ステップ405〜435を
数回繰り返すことができる。
【0036】次に制御はブロック435へ進み、静的力
計算結果と動的力計算結果との数学的相関関係を求め
る。例えば、この相関関係は線形化され、以下に示す線
形方程式の形をとることができる。 y=mx+b ここで、yは静的ペイロード計算結果であり、mは直線
の勾配であり、xは動的ペイロード計算結果であり、b
は相関定数である。
【0037】線形相関方程式を決定した後、制御は図5
に示したフローチャートへ移って、掘削機械が作業サイ
クルをしているときのバケットペイロードを推定する。
図5のブロック505〜525は、図4のブロック40
5〜425に対応していることに留意されたい。
【0038】ブロック505において、制御は、ブーム
が上方へ動いているかどうか判断する。次にブロック5
10において、制御はブーム指令信号がほぼ最大速度を
指示しているかどうか判断する。もし指示していれば、
ブロック515において、制御はブーム指令信号が所定
の時間間隔の間生じていたかどうか判断する。もし判断
がYESであれば、制御はブロック520へ進み、ブロ
ック420において述べたように条件によって定義した
ように、フロントアタッチメントが事実上安定であるか
どうか判断する。
【0039】フロントアタッチメント事実上安定である
と仮定して、制御はブロック525へ進み、バケットに
加わる平均垂直力(FY BUCKETの平均値)を計算する。
この平均垂直力は、あとでブロック530に従って推定
ペイロードを求める線形相関方程式に使用される。例え
ば、推定ペイロードは以下の相関方程式から決定され
る。 y=mx+b ここで、yは推定ペイロードであり、mは直線の勾配で
あり、xはFY BUCKETの平均値であり、bは相関定数で
ある。
【0040】このペイロード計算結果をブームアップ速
度に従って補償することが望ましいことがある。例え
ば、ペイロード計算結果はブームアップ速度に対し直線
関係を有することがある。すなわちブームアップ速度が
大きければ大きいほど、ペイロード計算結果も大きい。
従って、線形シフトを補償するため調整が必要なことが
ある。例えば、推定ペイロードを計算した平均速度V
ave で次式に従って調整することにより、そのような補
償を行なうことができる。 q×Vave +w ここで、qとwは経験的に導かれる。
【0041】計算したペイロード値はそのあと格納し、
表示することができる。ペイロード値はそのほかに生産
性の合計を計算する際に使用することができるし、特定
の運搬車やダンプ場所について累算することもできる。
【0042】図4及び図5に示したフローチャートは、
本発明の好ましい実施例を実施するコンピュータソフト
ウェア論理を表現している。フローチャートに記述され
たプログラムは適当なすべてのマイクロプロセッサシス
テムによって使用できるように構成されている。これら
のフローチャートからソフトウェアコードを書き込む処
理はこの分野の専門家には単なる機械的な仕事に過ぎな
い。
【0043】次に、図5のフローチャートと図3の掘削
機械の略図を参照して、ペイロード測定の実例を説明す
る。ここに示したすべての値は例示に過ぎないこと、そ
して本発明を限定するものでないことに留意されたい。
掘削機械に関する線形係数方程式は既に計算されたもの
と仮定して、制御はブロック505で始まり、ブーム1
10が上方へ動いているかどうか判断する。もしそうで
あれば、制御はブロック510へ進み、ブーム指令信号
がほぼ最大速度値を指示しているかどうか判断する。も
しこの条件が満たされていれば、制御はブロック515
へ進み、最大ブーム指令速度が少なくとも 0.6 秒の間
生じていたかどうか判断する。もしそうであれば、制御
はブロック520へ進み、例えば(1)ブーム速度が最
大速度の65%より大きいかどうか、(2)ステッキ速
度が最大速度の10%より小さいかどうか、(3)バケ
ット先端が水平面Xより上にあるかどうか判断する。も
しこれらの条件が満たされていれば、制御は、ブロック
525において、所定の時間間隔にわたってバケットに
加わる平均垂直力(FY BUCKETの平均値)を求める。従
って、制御は、ブロック530において、以下の線形相
関方程式に従って、バケットの推定ペイロードyを求め
る。
【0044】y=mx+b ある実例の場合、 y=( 0.87659) × ( 28412 N)− 141.6 N である。
【0045】本発明は自動作業サイクル又は手動作業サ
イクルのときのペイロード計算を実行するように適応さ
せることができる。例えば、手動作業サイクルを実行す
る場合には、オペレータは所望の最小動的状態でフロン
トアタッチメントを制御することに責任を有する。オペ
レータインタフェース260はペイロード計算のときフ
ロントアタッチメントが十分に安定であるか否か指示す
ることができる。
【0046】本発明のその他の特徴、目的、及び利点
は、添付図面、発明の詳細な説明、及び特許請求の範囲
を熟読すれば理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】掘削機械のフロントアタッチメントの略図であ
る。
【図2】掘削機械の制御装置のハードウェアブロック図
である。
【図3】掘削機械の略図である。
【図4】掘削機械のペイロードの決定を支援する較正手
続きの制御を示すフローチャートである。
【図5】掘削機械のペイロードを求める制御を示フロー
チャートである。
【符号の説明】
100 フロントアタッチメント 105 掘削機械本体 110 ブーム 115 ステッキ 120 バケット 130 湾曲部分 140 ブームシリンダ 145 ステッキシリンダ 150 バケットシリンダ 155 リンケージ 200 電子油圧装置 205 位置信号発生手段 210,215,220 変位センサ 225 圧力信号発生手段 230,235,240 圧力センサ 243 旋回角センサ 245 信号調整器 250 論理手段 253 メモリ 255 制御レバー 260 オペレータインタフェース 265 作動手段 270,275,280,285 油圧制御弁
フロントページの続き (72)発明者 ウィリアム シー ザーム アメリカ合衆国 イリノイ州 61615 ピ オーリア ノース スリーピー ハロー ロード 10621

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平基準面Xとフロントアタッチメント
    を備え、前記フロントアタッチメントの各々が、内部の
    作動油の圧力に応じて第1の引っ込み位置と複数の第2
    の位置の間で伸長できる可動部分を持つ少なくとも1個
    の対応する油圧シリンダによって制御自在に動かされる
    ブーム、ステッキ、及びバケットから成る形式の掘削機
    械においてペイロードを求める方法であって、 ブーム、ステッキ、及びバケットの位置に応じて、それ
    ぞれの位置信号を発生し、 ブーム、ステッキ、及びバケットシリンダ内の圧力に応
    じて、それぞれの圧力信号を発生し、 ブーム及びステッキの速度に応じて、それぞれの速度信
    号を発生し、 位置信号、圧力信号、及び速度信号を受け取り、実質上
    一定であるブーム速度とステッキ速度に応じて、バケッ
    トにより運ばれるペイロードを求めること、の諸ステッ
    プから成ることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記ペイロードを求めるステップが、ブ
    ーム速度が所定のブーム速度値より大きいかどうか、そ
    してステッキ速度が所定のステッキ速度値より小さいか
    どうか判断するステップを含んでいることを特徴とする
    請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 ブーム、ステッキ、及びバケットシリン
    ダに関する圧力に応じて、それぞれの力信号を発生する
    ステップを含んでおり、前記ペイロードを求めるステッ
    プが前記力信号を受け取るステップを含んでいることを
    特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 ブーム、ステッキ、及びバケットの所望
    の方向及び速度を指示するそれぞれの指令信号を発生す
    るステップを含んでおり、前記ペイロードを求めるステ
    ップが上に向かう方向及びほぼ最大速度を指示するブー
    ム指令信号を発生するステップを含んでいることを特徴
    とする請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 バケットが水平基準面Xを通過したかど
    うか判断するステップを含んでいることを特徴とする請
    求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 バケットに加わる垂直力FY BUCKET
    求めるステップを含んでいることを特徴とする請求項5
    に記載の方法。
  7. 【請求項7】 動作しているフロントアタッチメントと
    静止しているフロントアタッチメントに応じて、バケッ
    トに加わる垂直力FY BUCKET を求めるステップを含ん
    でいることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 動作中の前記フロントアタッチメントに
    応じて決定した垂直力FY BUCKET と、静止している前
    記フロントアタッチメントに応じて決定した垂直力F
    Y BUCKET と間の数学的相関関係を決定し、それに応じ
    て相関方程式を生成するステップを含んでいることを特
    徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記相関方程式に応じてペイロードを求
    めるステップを含んでいることを特徴とする請求項8に
    記載の方法。
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