JPH1059833A - トリアジン誘導体およびα−ヒドロキシカルボン酸アルキルモノエステルを含有する化粧用および皮膚科学的サンスクリーン製剤 - Google Patents

トリアジン誘導体およびα−ヒドロキシカルボン酸アルキルモノエステルを含有する化粧用および皮膚科学的サンスクリーン製剤

Info

Publication number
JPH1059833A
JPH1059833A JP10679797A JP10679797A JPH1059833A JP H1059833 A JPH1059833 A JP H1059833A JP 10679797 A JP10679797 A JP 10679797A JP 10679797 A JP10679797 A JP 10679797A JP H1059833 A JPH1059833 A JP H1059833A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groups
group
acid
unbranched
branched
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10679797A
Other languages
English (en)
Inventor
Heinrich Dr Gers-Barlag
ハインリヒ・ゲルス−バルラーク
Rainer Kroepke
ライナー・クレプケ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Beiersdorf AG
Original Assignee
Beiersdorf AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Beiersdorf AG filed Critical Beiersdorf AG
Publication of JPH1059833A publication Critical patent/JPH1059833A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/33Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing oxygen
    • A61K8/37Esters of carboxylic acids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/49Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing heterocyclic compounds
    • A61K8/494Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing heterocyclic compounds with more than one nitrogen as the only hetero atom
    • A61K8/4966Triazines or their condensed derivatives
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q17/00Barrier preparations; Preparations brought into direct contact with the skin for affording protection against external influences, e.g. sunlight, X-rays or other harmful rays, corrosive materials, bacteria or insect stings
    • A61Q17/04Topical preparations for affording protection against sunlight or other radiation; Topical sun tanning preparations

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トリアジン誘導体を含有する安定な化粧用お
よび皮膚科学的サンスクリーン製剤の提供。 【解決手段】 サンスクリーン活性を有する4,4’
4”−(1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリイ
ルトリイミノ)−トリス安息香酸トリス(2−エチルヘ
キシル)とひとつもしくはそれ以上のα−ヒドロキシカ
ルボン酸のアルキルモノエステルの活性化合物の組み合
わせ剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧用および皮膚
科学的サンスクリーン調製物、とりわけスキンケアの化
粧用および皮膚科学的サンスクリーン調製物に関する。
【0002】
【従来の技術】太陽の輻射の紫外部の皮膚に対する損傷
効果は一般に既知である。290nmより小さい波長(いわ
ゆるUVC範囲)を有する光線は地球の大気中のオゾン
層により吸収される一方、290nmと320nmの間の範囲、い
わゆるUVB範囲の光線は紅斑、単なる日焼け、または
幾分重篤な熱傷さえ引き起こす。
【0003】308nm付近の比較的狭い範囲は太陽光の紅
斑の最大活性だと指摘されている。
【0004】UVB輻射に対する保護に対しては多数の
化合物が知られ、それらは主として3−ベンジリデンカ
ンファー、4−アミノ安息香酸、ケイヒ酸、サリチル
酸、ベンゾフェノンおよびまた2−フェニルベンズイミ
ダゾールの誘導体類である。
【0005】およそ320nmとおよそ400nmの間の範囲、い
わゆるUVA範囲に対してさえ、利用し得るフィルター
物質を入手することが重要である。というのは、これら
の光線でさえ損傷を引き起こし得るからである。かよう
に、UVA輻射が、早発性に皮膚を老化させ得る、結合
組織の弾性線維およびコラーゲン線維への損傷につなが
ること、および、それが多数の光毒性および光アレルギ
ー性の反応の原因とみなされるものであることが示され
ている。UVB輻射の損傷効果はUVA輻射により増大
され得る。
【0006】しかしながら、UV輻射はまた、光化学反
応にもつながり得、この光化学反応生成物はその後皮膚
の代謝に介入する。
【0007】主として、こうした光化学性反応生成物は
フリーラジカル化合物、例えばヒドロキシルラジカルで
ある。皮膚それ自体において形成される未確認のフリー
ラジカル光生成物でさえ、その高度の反応性のために制
御されていない二次的反応を有し得る。しかしながら、
酸素分子の非フリーラジカル励起状態である一重項酸素
でさえ、ちょうど寿命の短いエポキシドおよび多くの他
のもののように、UV照射に際して発生し得る。一重項
酸素は、例えば、増大した反応性により通常に存在する
三重項酸素(フリーラジカルの基底状態)と比較して区
別される。もちろん、酸素分子の、励起された反応性の
(フリーラジカル)三重項状態もまた存在する。
【0008】UV輻射はさらにイオン化輻射とみなされ
る。かように、イオン種もまたUV被曝に際して形成さ
れるという危険が存在し、これはその後それらの役割と
して生化学的過程に酸化的に介入することが可能であ
る。
【0009】有利なUVBフィルターは4,4’4”−
(1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリイルトリ
イミノ)−トリス安息香酸トリス(2−エチルヘキシ
ル)であり、2,4,6−トリス[アニリノ(p−カル
ボ−2’−エチル−1’−ヘキシルオキシ)]−1,
3,5−トリアジンと同義である。
【0010】
【化3】
【0011】このUVBフィルター物質は、BASF
アクチエンゲゼルシャフト(BASF Aktiengesellschaft)
により商品名ユビヌル[UVINUL](商標) T 150で販売
され、かつ、良好なUV吸収特性により区別される。
【0012】このUVBフィルターの主要な欠点は脂質
中での乏しい溶解性である。これらのUVBフィルター
の既知の溶媒はこのフィルターのせいぜい約15%を溶解
し得る。これは、溶解された、およびかように活性のU
Vフィルター物質の重量でおよそ1−1.5%に対応す
る。
【0013】
【発明の構成】しかしながら、サンスクリーン活性を有
する4,4’4”−(1,3,5−トリアジン−2,
4,6−トリイルトリイミノ)−トリス安息香酸トリス
(2−エチルヘキシル)とひとつもしくはそれ以上のα
−ヒドロキシカルボン酸アルキルモノエステルの活性化
合物との組み合わせ剤が以前の技術の欠点を改善するこ
とは驚くべきことであり、かつ、当業者により予見され
ることではなかった。これらのα−ヒドロキシカルボン
酸モノエステルは一般式
【0014】
【化4】
【0015】を有し、 (a)式中、R’およびR”は互いに独立に(a1)水
素原子、(a2)分枝状もしくは非分枝状のC1-25アル
キル基、(a3)ひとつもしくはそれ以上のカルボキシ
ル基および/もしくはヒドロキシル基および/もしくは
アルデヒド基および/もしくはオキソ基(ケト基)によ
り置換される分枝状もしくは非分枝状のC1- 25アルキル
基よりなる群から選択されるか、あるいは (b)式中、α−ヒドロキシカルボン酸のα−炭素原子
がR’およびR”と一緒になって(b1)3ないし7個
の環状原子を有する未置換のシクロアルキル基、または
(b2)ひとつもしくはそれ以上のカルボキシル基およ
び/もしくはヒドロキシル基および/もしくはオキソ基
(ケト基)および/もしくは分枝状および/もしくは非
分枝状のC1-25アルキル基により置換される3ないし7
個の環状原子を有するシクロアルキル基、を形成し、そ
して式中、R"'は分枝状もしくは非分枝状のC1-25アル
キル基よりなる群から選択される。
【0016】本発明によれば、とりわけ、4,4’4”
−(1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリイルト
リイミノ)−トリス安息香酸トリス(2−エチルヘキシ
ル)の溶媒もしくは安定化剤としてのとりわけサンスク
リーンにおける使用のためのα−ヒドロキシカルボン酸
モノエステルの使用も好ましい。これらのα−ヒドロキ
シカルボン酸モノエステルは一般式
【0017】
【化5】
【0018】を有し、 (a)式中、R’およびR”は互いに独立に基(a1)
水素原子、(a2)分枝状もしくは非分枝状のC1-25
ルキル基、(a3)ひとつもしくはそれ以上のカルボキ
シル基および/もしくはヒドロキシル基および/もしく
はアルデヒド基および/もしくはオキソ基(ケト基)に
より置換される分枝状もしくは非分枝状のC1- 25アルキ
ル基よりなる群から選択されるか、あるいは (b)式中、α−ヒドロキシカルボン酸のα−炭素原子
がR’およびR”と一緒になって(b1)3ないし7個
の環状原子を有する未置換のシクロアルキル基、あるい
は(b2)ひとつもしくはそれ以上のカルボキシル基お
よび/もしくはヒドロキシル基および/もしくはオキソ
基(ケト基)および/もしくは分枝状および/もしくは
非分枝状のC1-25アルキル基により置換される3ないし
7個の環状原子を有するシクロアルキル基、を形成し、
そして式中、R"'は分枝状もしくは非分枝状のC1-25
ルキル基よりなる群から選択される。
【0019】本発明の目的上、本発明に従う活性化合物
の組み合わせ剤の利用に対する要件は、もちろん、根元
をなす物質の化粧用もしくは皮膚科学的許容性にある。
【0020】本発明により、化粧用もしくは皮膚科学的
調製物に使用される4,4’4”−(1,3,5−トリ
アジン−2,4,6−トリイルトリイミノ)−トリス安
息香酸トリス(2−エチルヘキシル)の量を、先行技術
に比較して倍加することが可能である。
【0021】一般の認めるところでは、欧州特許第685,
226号明細書に、ある種のジエステル類およびトリエス
テル類を4,4’4”−(1,3,5−トリアジン−
2,4,6−トリイルトリイミノ)−トリス安息香酸ト
リス(2−エチルヘキシル)と組み合わせて化粧用サン
スクリーン調製物に使用することが開示されている。し
かしながら、当業者はこの段階により本発明への経路に
沿って導かれなかった。
【0022】さらに、本発明によるα−ヒドロキシカル
ボン酸モノエステルの添加の結果として、4,4’4”
−(1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリイルト
リイミノ)−トリス安息香酸トリス(2−エチルヘキシ
ル)の溶液の安定化がもたらされることは驚くべきこと
であった。なぜなら後者の物質は乏しい溶解性を有する
のみならず、またその溶液から容易に再度結晶するから
でもある。従って、本発明によれば、4,4’4”−
(1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリイルトリ
イミノ)−トリス安息香酸トリス(2−エチルヘキシ
ル)の溶液の安定化方法もまた、そうした溶液に本発明
によるα−ヒドロキシカルボン酸モノエステルの有効量
を添加することに特徴がある。
【0023】当該組み合わせ剤は、α−ヒドロキシカル
ボン酸モノエステルとして、乳酸のエステル、とりわけ
乳酸のC10-18アルキルエステル、好ましくは乳酸のC
12-13アルキルエステルを含有するものがとりわけ好ま
れる。
【0024】こうした乳酸のC12-13アルキルエステル
は、例えば、会社 エニケム アウグスタ インドゥス
トリアーレ(EniChem Augusta Industriale)の「コスマ
コル(COSMACOL) ELI」の製品名で得られる。
【0025】しかしながら、グリコール酸、マンデル
酸、リンゴ酸、酒石酸およびクエン酸のモノエステル類
も、本発明の目的の範囲内で有利に使用され得る。
【0026】完成した化粧用もしくは皮膚科学的調製物
中の4,4’4”−(1,3,5−トリアジン−2,
4,6−トリイルトリイミノ)−トリス安息香酸トリス
(2−エチルヘキシル)の総量は、当該調製物の総重量
に基づき、重量で0.1−10.0%、好ましくは重量で0.5−
6.0%の範囲から有利に選択される。
【0027】完成化粧用もしくは皮膚科学的調製物中の
本発明によるひとつもしくはそれ以上のα−ヒドロキシ
カルボン酸モノエステルの総量は、当該調製物の総重量
に基づき0.1−25.0重量%、好ましくは0.5−15.0重量%
の範囲から有利に選択される。
【0028】4,4’4”−(1,3,5−トリアジン
−2,4,6−トリイルトリイミノ)−トリス安息香酸
トリス(2−エチルヘキシル)と、本発明によるひとつ
もしくはそれ以上のα−ヒドロキシカルボン酸モノエス
テルとの重量比を、1:10ないし10:1、好ましくは
1:4ないし4:1の範囲から選択するのが有利であ
る。
【0029】本発明による化粧用および皮膚科学的調製
物は、さらに水にほんのわずか溶解するかもしくは不溶
性である金属酸化物および/もしくは他の金属化合物に
基づく無機色素、とりわけチタン酸化物(TiO2)、
亜鉛酸化物(ZnO)、鉄酸化物(例えばFe23)、
ジルコニウム酸化物(ZrO2)、ケイ素酸化物(Si
2)、マンガン酸化物(例えばMnO)、アルミニウ
ム酸化物(Al23)、セリウム酸化物(例えばCe2
3)、対応する金属の混合酸化物およびこうした酸化
物の混合物を有利に含有する。それらはとりわけ好まし
くはTiO2に基づく色素である。
【0030】当該無機色素が疎水性の形態で存在する、
すなわちそれらが表面撥水処理を有する場合は、必須で
ないが、本発明の目的内でとりわけ有利である。
【0031】この表面処置はそれ自体既知の方法により
薄い疎水性層を当該色素に提供することに存し得る。
【0032】こうした方法は、例えば、反応 nTiO2+m(RO)3Si−R’→ nTiO2(表
面) に従った疎水性表面層の生成からなる。nおよびmはこ
の場合には随意に採用されるべき化学量論的パラメータ
であり、また、RおよびR’は所望の有機基である。例
えば、第DE-A 33 14 742号に類して調製される疎水化さ
れた色素が有利である。
【0033】有利なTiO2色素は、例えば、タイカ(TA
YCA)よりMT 100 Tの製品名で得られ、また、さら
にケミラ(Kemira)のM 160およびデグサ(Degussa)のT
805である。
【0034】本発明による化粧用および/もしくは皮膚
科学的サンスクリーン製剤は、常法により作成され得、
そして太陽からの化粧用および/もしくは皮膚科学的保
護のため、ならびにさらに皮膚および/もしくは髪の処
置、ケアおよび浄化のため、また、装飾用化粧品のメイ
クアップ製品として、使用され得る。
【0035】使用には、本発明による化粧用および皮膚
科学的調製物は、化粧品に通例の様式で十分な量が皮膚
および/もしくは髪に塗布される。
【0036】とりわけ好まれる化粧用および皮膚科学的
調製物はサンスクリーン組成物の形態で存在するもので
ある。これらは好ましくは最低1種のさらなるUVAフ
ィルターおよび/もしくは最低1種のさらなるUVBフ
ィルターおよび/もしくは最低1種の無機色素、好まし
くは無機微小色素を付加的に含有する。
【0037】本発明による化粧用および皮膚科学的調製
物は、こうした調製物に慣用されるような化粧用補助物
質、例えば防腐剤、殺菌剤、香料、泡立ちを防止する物
質、着色料、着色作用を有する色素、濃厚化剤、湿潤化
および/もしくは湿潤保持物質、脂肪、油、蝋、また
は、アルコール、多価アルコール、ポリマー、泡安定化
剤、電解質、有機溶媒もしくはケイ素誘導体のような、
化粧用もしくは皮膚科学的製剤の他の通例の構成物を含
有し得る。
【0038】さらなる抗酸化剤の含有物が一般に好まれ
る。本発明によれば、使用され得る都合のよい抗酸化剤
は化粧用および/もしくは皮膚化学的応用に適するかも
しくは常用の全ての抗酸化剤である。
【0039】有利には、当該抗酸化剤は、アミノ酸(例
えばグリシン、ヒスチジン、チロシン、トリプトファ
ン)およびそれらの誘導体、イミダゾール(例えばウロ
カン酸)およびそれらの誘導体、D,L−カルノシン、
D−カルノシン、L−カルノシンのようなペプチドおよ
びそれらの誘導体(例えばアンセリン)、カロチノイ
ド、カロチン(例えばα−カロチン、β−カロチン、リ
コペン)およびそれらの誘導体、クロロゲン酸およびそ
の誘導体、リポ酸およびその誘導体(例えばジヒドロリ
ポ酸)、金チオグルコース、プロピルチオウラシルおよ
び他のチオール(例えばチオレドキシン、グルタチオ
ン、システイン、シスチン、シスタミンおよびこれらの
グリコシル、N−アセチル、メチル、エチル、プロピ
ル、アミル、ブチルならびにラウリル、パルミトイル、
オレイル、γ−リノレイル、コレステリルおよびグリセ
リルエステル)およびそれらの塩、チオジプロピオン酸
ジラウリル、チオジプロピオン酸ジステアリル、チオジ
プロピオン酸およびその誘導体(エステル、エーテル、
ペプチド、脂質、ヌクレオチド、ヌクレオシドおよび
塩)ならびにスルホキシイミン化合物(例えばブチオニ
ンスルホキシイミン、ホモシステインスルホキシイミ
ン、ブチオニンスルホン、ペンタ、ヘキサおよびヘプタ
チオニンスルホキシイミン)の非常に低い耐えうる用量
(例えばpmol/kgないしμg/kg)、さらに、(金属)キ
レート剤(例えばα−ヒドロキシ脂肪酸、パルミチン
酸、フィチン酸、ラクトフェリン)、α−ヒドロキシ酸
(例えばクエン酸、乳酸、リンゴ酸)、フミン酸、胆汁
酸、胆汁抽出物、ビリルビン、ビリベルジン、EDT
A、EGTAおよびそれらの誘導体、不飽和脂肪酸およ
びそれらの誘導体(例えばγ−リノレン酸、リノール
酸、オレイン酸)、葉酸およびその誘導体、フルフリリ
デンソルビトールおよびその誘導体、ユビキノンおよび
ユビキノールならびにそれらの誘導体、ビタミンCおよ
び誘導体(例えばパルミチン酸アスコルビン酸、リン酸
アスコルビン酸マグネシウム、酢酸アスコルビン酸)、
トコフェロールおよび誘導体(例えば酢酸ビタミン
E)、ビタミンAおよび誘導体(パルミチン酸ビタミン
A)、ならびにまたベンゾインの安息香酸コニフェリ
ル、ルチン酸およびその誘導体、α−グリコシルルチ
ン、フェルラ酸、フルフリリデングルシトール、カルノ
シン、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシア
ニソール、ノルジヒドログアヤレチン酸、トリヒドロキ
シブチロフェノン、尿酸およびその誘導体、マンノース
およびその誘導体、亜鉛およびその誘導体(例えばZn
O、ZnSO4)、セレンおよびその誘導体(例えばセ
レノメチオニン)、スチルベンおよびそれらの誘導体
(例えば酸化スチルベン、酸化trans-スチルベン)、な
らびに言及されるこれらの活性化合物の本発明による適
する誘導体(塩、エステル、エーテル、糖、ヌクレオチ
ド、ヌクレオシド、ペプチドおよび脂質)よりなる群か
ら選択される。
【0040】当該調製物中の上述の抗酸化剤(ひとつも
しくはそれ以上の化合物)の量は、当該調製物の総重量
に基づき、好ましくは0.001ないし30重量%、とりわけ
好ましくは0.05−20重量%、とりわけ1−10重量%であ
る。
【0041】ビタミンEおよび/もしくはその誘導体が
当該抗酸化剤(ひとつもしくは複数)である場合は、そ
れらのそれぞれの濃度を、当該処方の総重量に基づき、
0.001−10重量%の範囲から選択するのが有利である。
【0042】ビタミンA、もしくはビタミンA誘導体、
またはカロチンもしくはそれらの誘導体が当該抗酸化剤
(ひとつもしくは複数)である場合は、それらのそれぞ
れの濃度を、当該処方の総重量に基づき、0.001−10重
量%の範囲から選択するのが有利である。
【0043】当該脂質相は以下の物質群から有利に選択
され得る: ・無機油、無機蝋 ・カプリン酸もしくはカプリル酸のトリグリセリドのよ
うな油、しかし好ましくはヒマシ油、 ・脂肪、蝋ならびに他の天然および合成の脂肪材料、好
ましくは低炭素数アルコール例えばイソプロパノール、
プロピレングリコールもしくはグリセロールの脂肪酸エ
ステル、または低炭素数のアルカン酸もしくは脂肪酸の
脂肪アルコールエステル; ・安息香酸アルキル;ジメチルポリシロキサン、ジエチ
ルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサンおよびそ
れらの混合物のようなシリコン油。
【0044】本発明の目的内の乳濁液、オレオゲルおよ
び水分散剤もしくは脂質分散剤の油相は、炭素原子数3
ないし30の鎖長の飽和および/もしくは不飽和、分枝状
および/もしくは非分枝状のアルカンカルボン酸の、炭
素原子数3ないし30の鎖長の飽和および/もしくは不飽
和、分枝状および/もしくは非分枝状のアルコールエス
テルの群から、芳香族カルボン酸の炭素原子数3ないし
30の鎖長の飽和および/もしくは不飽和、分枝状および
/もしくは非分枝状のアルコールエステルの群から、有
利に選択される。次いで、こうしたエステル油は、ミリ
スチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ス
テアリン酸イソプロピル、オレイン酸イソプロピル、ス
テアリン酸n-ブチル、ラウリン酸n-ヘキシル、オレイン
酸n-デシル、ステアリン酸イソオクチル、ステアリン酸
イソノニル、イソノナン酸イソノニル、パルミチン酸2
−エチルヘキシル、ラウリン酸2−エチルヘキシル、ス
テアリン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−オク
チルドデシル、オレイン酸オレイル、エルカ酸オレイ
ル、オレイン酸エルシル、エルカ酸エルシルならびにそ
うしたエステルの合成、半合成および天然の混合物、例
えばホホバ油の群から有利に選択され得る。
【0045】さらに、当該油相は、分枝状および非分枝
状の炭化水素および炭化水素蝋の群、シリコン油、ジア
ルキルエーテル、飽和もしくは不飽和、分枝状もしくは
非分枝状のアルコールの群、ならびに脂肪酸トリグリセ
リドすなわち8から24まで、とりわけ12−18の炭素原子
の鎖長の飽和および/もしくは不飽和、分枝状および/
もしくは非分枝状のアルカンカルボン酸のトリグリセロ
ールエステルから有利に選択され得る。当該脂肪酸トリ
グリセリドは例えば合成、半合成および天然の油、例え
ばオリーブ油、ヒマワリ油、大豆油、落花生油、菜種
油、アーモンド油、ヤシ油、ココナツ油、ヤシ種油など
のグループから有利に選択され得る。
【0046】こうした油および蝋の構成要素のいずれか
所望の混合物もまた本発明の目的内で有利に採用される
ことになる。望まれる場合は、蝋、例えばパルミチン酸
セチルを油相の唯一の脂質構成要素として採用すること
もまた有利でありうる。
【0047】有利には、当該油相は、イソステアリン酸
2−エチルヘキシル、オクチルドデカノール、イソノナ
ン酸イソトリデシル、イソエイコサン、ココア酸2−エ
チルヘキシル、安息香酸C12-15アルキル、カプリル酸
/カプリン酸トリグリセリド、ジカプリリルエーテルの
グループから選択される。
【0048】安息香酸C12-15アルキルとイソステアリ
ン酸2−エチルヘキシルの混合物、安息香酸C12-15
ルキルとイソノナン酸イソトリデシルの混合物、および
安息香酸C12-15アルキル、イソステアリン酸2−エチ
ルヘキシルとイソノナン酸イソトリデシルの混合物はと
りわけ有利である。
【0049】炭化水素類のうち、流動パラフィン、スク
アランおよびスクアレンは本発明の目的内で有利に使用
され得る。
【0050】有利には、当該油相はさらに環状もしくは
直鎖状のシリコン油を含有し得るかまたは完全にそうし
た油から成り得るが、しかしながら、シリコン油を除い
た油相の他の構成要素もしくはシリコン油の付加的量を
使用することが好まれる。
【0051】有利には、シクロメチコン(オクタメチル
シクロテトラシロキサン)が本発明により使用されるべ
きシリコン油として採用される。しかしながら、他のシ
リコン油、例えばヘキサメチルシクロトリシロキサン、
ポリジメチルシロキサン、ポリ(メチルフェニルシロキ
サン)もまた本発明の目的内で有利に使用され得る。さ
らに、シクロメチコンとイソノナン酸イソトリデシルの
混合物、およびシクロメチコンとイソステアリン酸2−
エチルヘキシルの混合物がとりわけ有利である。
【0052】本発明による調製物の水相は、望まれる場
合は ・アルコール、炭素原子数の少ないジオールもしくは多
価アルコール、およびそれらのエーテル、好ましくはエ
タノール、イソプロパノール、プロピレングリコール、
グリセロール、エチレングリコール、エチレングリコー
ルモノエチルもしくはモノブチルエーテル、プロピレン
グリコールモノメチル、モノエチルもしくはモノブチル
エーテル、ジエチレングリコールモノメチルもしくはモ
ノエチルエーテルおよび類似生成物、さらに炭素原子数
の少ないアルコール、例えばエタノール、イソプロパノ
ール、1,2−プロパンジオール、グリセロールおよび
とりわけひとつもしくはそれ以上の濃厚化剤であって、
ケイ素、ケイ酸アルミニウム、多糖もしくはその誘導体
例えばヒアルロン酸、キサンタンガム、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロースのグループから、とりわけ有利に
はポリアクリル酸のグループから、好ましくはいわゆる
カルボポール例えばタイプ980、981、1382、2984、5984
のカルボポールのグループからのポリアクリル酸を、各
場合に個々にもしくは組み合わせて有利に選択され得る
濃厚化剤、を有利に含有する。
【0053】当該化粧用もしくは皮膚科学用サンスクリ
ーン調製物は無機色素、とりわけ微小色素を、当該調製
物の総重量に基づき、例えば重量で0.1%から重量で30
%までの量で、好ましくは重量で0.5%から重量で10%
までの量で、しかしとりわけ重量で1%ないし重量で6
%で有利に含有する。
【0054】本発明による組み合わせ剤を除き、本発明
により、脂溶性のUVAフィルターおよび/もしくは脂
質相中のUVBフィルターおよび/もしくは水溶性のU
VAフィルターおよび/もしくは水相中のUVBフィル
ターを採用することが有利である。
【0055】有利には、本発明によるサンスクリーン処
方は、紫外輻射の全範囲から皮膚を保護するのに利用し
得る化粧用調製物を作成するために、UVB範囲のUV
輻射を吸収するさらなる物質を、当該調製物の総重量に
基づき、フィルター物質の総量が例えば0.1重量%ない
し30重量%、好ましくは0.5ないし10重量%、とりわけ
1ないし6重量%となるよう含有し得る。それらはまた
サンスクリーンとしても使用され得る。
【0056】さらなるUVBフィルターは脂溶性もしく
は水溶性であり得る。有利な脂溶性UVBフィルター物
質は、例えば: ・3−ベンジリデンカンファー誘導体、好ましくは3−
(4−メチルベンジリデン)カンファー、3−ベンジリ
デンカンファー; ・4−アミノ安息香酸誘導体、好ましくは4−ジメチル
アミノ安息香酸2−エチルヘキシル、4−ジメチルアミ
ノ安息香酸アミル; ・ケイヒ酸エステル、好ましくは4−メトキシケイヒ酸
2−エチルヘキシル、4−メトキシケイヒ酸イソペンチ
ル; ・ベンゾフェノン誘導体、好ましくは2−ヒドロキシ−
4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メ
トキシ−4’−メチルベンゾフェノン、2,2’−ジヒ
ドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン; ・ベンジリデンマロン酸エステル、好ましくは4−メト
キシベンジリデンマロン酸ジ−(2−エチルヘキシ
ル)。
【0057】有利な水溶性UVBフィルター物質は、例
えば: ・そのナトリウム塩、カリウム塩、もしくはそのトリエ
タノールアンモニウム塩のような2−フェニルベンズイ
ミダゾール−5−スルホン酸塩、および当該スルホン酸
それ自身; ・ベンゾフェノンのスルホン酸誘導体、好ましくは2−
ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホ
ン酸およびその塩; ・例えば、4−(2−オキソ−3−ボルニリデンメチ
ル)−ベンゼンスルホン酸、2−メチル−5−(2−オ
キソ−3−ボルニリデンメチル)スルホン酸のような3
−ベンジリデンカンファーのスルホン酸誘導体およびそ
の塩。
【0058】本発明による活性化合物配合剤と組み合わ
せて使用され得る、言及されるさらなるUVBフィルタ
ーの一覧はもちろん制限されるべきでない。
【0059】本発明による組み合わせ剤を、化粧用調製
物中に従来習慣的に含有されているさらなるUVAフィ
ルターと組み合わせることもまた有利でありうる。これ
らの物質は、好ましくはジベンゾイルメタンの誘導体、
とりわけ1−(4’−tert-ブチルフェニル)−3−
(4’−メトキシフェニル)プロパン−1,3−ジオン
および1−フェニル−3−(4’−イソプロピルフェニ
ル)プロパン−1,3−ジオンである。これらの組み合
わせもしくはこれらの組み合わせ剤を含有する調製物も
また本発明の主題である。当該UVB配合剤について使
用される量が採用され得る。
【0060】本発明による活性化合物の組み合わせ剤を
さらなるUVAおよび/もしくはUVBフィルターと組
み合わせることがさらに有利である。
【0061】本発明による活性化合物の組み合わせ剤を
サリチル酸誘導体と組み合わせることもまたとりわけ有
利である。サリチル酸誘導体のうちいくつかの典型は、
UV輻射もまた吸収し得る既知のそれらである。通例の
UVフィルターは
【0062】
【化6】
【0063】本発明はまた、本発明による化粧用および
/もしくは皮膚化学的サンスクリーン調製物の調製方法
にも関する。これは、それ自体既知の様式で、4,4’
4”−(1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリイ
ルトリイミノ)−トリス安息香酸トリス(2−エチルヘ
キシル)を、ひとつもしくはそれ以上のα−ヒドロキシ
カルボン酸モノエステルまたはα−ヒドロキシカルボン
酸モノエステルを含有する油相中に、均一な攪拌、およ
び適切な場合は加熱して懸濁し、また、望まれる場合
は、適切な場合はさらなる脂質構成要素と、および適切
な場合はひとつもしくはそれ以上の乳化剤と組み合わせ
てホモジェナイズし、その後、油相を、適切な場合は濃
厚化剤が組み込まれておりかつ好ましくは当該油相とほ
ぼ同じ温度を有する水相と混合し、望まれる場合はホモ
ジェナイズしそして室温まで冷却させることを特徴とす
る。室温まで冷却した後、とりわけ揮発性成分が付加的
に組み込まれている場合はホモジェナイズが再度実施さ
れ得る。
【0064】以下の実施例は本発明を制限することなく
説明することを意図する。全ての量的データ、成分(par
ts)およびパーセントは、別に言明されない場合は重量
および総量、もしくは当該調製物の総重量に基づく。
【0065】
【表1】
【0066】
【表2】
【0067】
【表3】
【0068】なお、本発明の主要な特徴または様態を以
下に挙げる。
【0069】1.サンスクリーン活性を有する4,4’
4”−(1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリイ
ルトリイミノ)−トリス安息香酸トリス(2−エチルヘ
キシル)とひとつもしくはそれ以上のα−ヒドロキシカ
ルボン酸アルキルモノエステルの活性化合物の組み合わ
せ剤であって、これらのα−ヒドロキシカルボン酸モノ
エステルは一般式
【0070】
【化10】
【0071】を有し、 (a)式中、R’およびR”は互いに独立に(a1)水
素原子、(a2)分枝状もしくは非分枝状のC1-25アル
キル基、(a3)ひとつもしくはそれ以上のカルボキシ
ル基および/もしくはヒドロキシル基および/もしくは
アルデヒド基および/もしくはオキソ基(ケト基)によ
り置換される分枝状もしくは非分枝状のC1- 25アルキル
基よりなる群から選択されるか、あるいは (b)式中、α−ヒドロキシカルボン酸のα−炭素原子
がR’およびR”と一緒になって(b1)3ないし7個
の環状原子を有する未置換のシクロアルキル基、または
(b2)ひとつもしくはそれ以上のカルボキシル基およ
び/もしくはヒドロキシル基および/もしくはオキソ基
(ケト基)および/もしくは分枝状および/もしくは非
分枝状C1-25のアルキル基により置換される3ないし7
個の環状原子を有するシクロアルキル基、を形成し、そ
して式中、R"'は分枝状もしくは非分枝状のC1-25アル
キル基よりなる群から選択される、組み合わせ剤。
【0072】2.4,4’4”−(1,3,5−トリア
ジン−2,4,6−トリイルトリイミノ)−トリス安息
香酸トリス(2−エチルヘキシル)の溶媒もしくは可溶
化剤としてのとりわけサンスクリーンにおける使用のた
めのα−ヒドロキシカルボン酸モノエステルの使用であ
って、これらのα−ヒドロキシカルボキシ酸モノエステ
ルは一般式
【0073】
【化11】
【0074】を有し、 (a)式中、R’およびR”は互いに独立に基(a1)
水素原子、(a2)分枝状もしくは非分枝状のC1-25
ルキル基、(a3)ひとつもしくはそれ以上のカルボキ
シル基および/もしくはヒドロキシル基および/もしく
はアルデヒド基および/もしくはオキソ基(ケト基)に
より置換される分枝状もしくは非分枝状のC1- 25アルキ
ル基よりなる群から選択される、あるいは (b)式中、α−ヒドロキシカルボン酸のα−炭素原子
がR’およびR”と一緒になって(b1)3ないし7個
の環状原子を有する未置換のシクロアルキル基、または
(b2)ひとつもしくはそれ以上のカルボキシル基およ
び/もしくはヒドロキシル基および/もしくはオキソ基
(ケト基)および/もしくは分枝状および/もしくは非
分枝状のC1-25アルキル基により置換される3ないし7
個の環状原子を有するシクロアルキル基、を形成し、そ
して式中、R"'は分枝状もしくは非分枝状のC1-25アル
キル基よりなる群から選択される、使用。
【0075】3.さらなるサンスクリーンフィルター物
質として、サリチル酸4−イソプロピルベンジル、サリ
チル酸2−エチルヘキシルもしくはサリチル酸オクチル
およびサリチル酸ホモメチルよりなる群からのサリチル
酸誘導体が選択されることを特徴とする、上記1の組み
合わせ剤もしくは上記2の使用。
【0076】4.完成した化粧用もしくは皮膚科学的調
製物中の4,4’4”−(1,3,5−トリアジン−
2,4,6−トリイルトリイミノ)−トリス安息香酸ト
リス(2−エチルヘキシル)の総量が、各場合において
当該調製物の総重量に基づき、0.1−10.0重量%、好ま
しくは0.5−6.0重量%の範囲から選択されることを特徴
とする、上記1の組み合わせ剤もしくは上記2の使用。
【0077】5.完成化粧用もしくは皮膚科学的調製物
中のひとつもしくはそれ以上のα−ヒドロキシカルボン
酸モノエステルの総量が、各場合において当該調製物の
総重量に基づき、0.1−25.0重量%、好ましくは0.5−1
5.0重量%の範囲から選択されることを特徴とする、上
記1の配合剤もしくは上記2の使用。
【0078】6.4,4’4”−(1,3,5−トリア
ジン−2,4,6−トリイルトリイミノ)−トリス安息
香酸トリス(2−エチルヘキシル)とひとつもしくはそ
れ以上のサリチル酸誘導体の重量比が1:10ないし10:
1、好ましくは1:4ないし4:1の範囲から選択され
ることを特徴とする、上記1の組み合わせ剤もしくは上
記2の使用。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンスクリーン活性を有する4,4’
    4”−(1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリイ
    ルトリイミノ)−トリス安息香酸トリス(2−エチルヘ
    キシル)とひとつもしくはそれ以上のα−ヒドロキシカ
    ルボン酸アルキルモノエステルの活性化合物の組み合わ
    せ剤であって、これらのα−ヒドロキシカルボン酸モノ
    エステルは一般式 【化1】 を有し、 (a)式中、R’およびR”は互いに独立に(a1)水
    素原子、(a2)分枝状もしくは非分枝状のC1-25アル
    キル基、(a3)ひとつもしくはそれ以上のカルボキシ
    ル基および/もしくはヒドロキシル基および/もしくは
    アルデヒド基および/もしくはオキソ基(ケト基)によ
    り置換される分枝状もしくは非分枝状のC1- 25アルキル
    基よりなる群から選択されるか、あるいは (b)式中、α−ヒドロキシカルボン酸のα−炭素原子
    がR’およびR”と一緒になって(b1)3ないし7個
    の環原子を有する未置換のシクロアルキル基、または
    (b2)ひとつもしくはそれ以上のカルボキシル基およ
    び/もしくはヒドロキシル基および/もしくはオキソ基
    (ケト基)および/もしくは分枝状および/もしくは非
    分枝状C1-25のアルキル基により置換される3ないし7
    個の環状原子を有するシクロアルキル基、を形成し、そ
    して式中、R"'は分枝状もしくは非分枝状のC1-25アル
    キル基よりなる群から選択される組み合わせ剤。
  2. 【請求項2】 4,4’4”−(1,3,5−トリアジ
    ン−2,4,6−トリイルトリイミノ)−トリス安息香
    酸トリス(2−エチルヘキシル)の溶媒もしくは可溶化
    剤としてのとりわけサンスクリーンにおける使用のため
    のα−ヒドロキシカルボン酸モノエステルの使用であっ
    て、これらのα−ヒドロキシカルボキシ酸モノエステル
    は一般式 【化2】 を有し、 (a)式中、R’およびR”は互いに独立に基(a1)
    水素原子、(a2)分枝状もしくは非分枝状のC1-25
    ルキル基、(a3)ひとつもしくはそれ以上のカルボキ
    シル基および/もしくはヒドロキシル基および/もしく
    はアルデヒド基および/もしくはオキソ基(ケト基)に
    より置換される分枝状もしくは非分枝状のC1- 25アルキ
    ル基よりなる群から選択されるか、あるいは (b)式中、α−ヒドロキシカルボン酸のα−炭素原子
    がR’およびR”と一緒になって(b1)3ないし7個
    の環原子を有する未置換のシクロアルキル基、または
    (b2)ひとつもしくはそれ以上のカルボキシル基およ
    び/もしくはヒドロキシル基および/もしくはオキソ基
    (ケト基)および/もしくは分枝状および/もしくは非
    分枝状のC1-25アルキル基により置換される3ないし7
    個の環状原子を有するシクロアルキル基、を形成し、そ
    して式中、R"'は分枝状もしくは非分枝状のC1-25アル
    キル基よりなる群から選択される、使用。
JP10679797A 1996-04-17 1997-04-10 トリアジン誘導体およびα−ヒドロキシカルボン酸アルキルモノエステルを含有する化粧用および皮膚科学的サンスクリーン製剤 Pending JPH1059833A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19615039.6 1996-04-17
DE1996115039 DE19615039A1 (de) 1996-04-17 1996-04-17 Kosmetische und dermatologische Lichtschutzformulierungen mit einem Gehalt an Triazinderivaten und Alkylmonoestern von alpha-Hydroxycarbonsäuren

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1059833A true JPH1059833A (ja) 1998-03-03

Family

ID=7791452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10679797A Pending JPH1059833A (ja) 1996-04-17 1997-04-10 トリアジン誘導体およびα−ヒドロキシカルボン酸アルキルモノエステルを含有する化粧用および皮膚科学的サンスクリーン製剤

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0800817A3 (ja)
JP (1) JPH1059833A (ja)
DE (1) DE19615039A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1289511B1 (it) * 1996-12-23 1998-10-15 3V Sigma Spa Soluzioni concentrate di filtro solare derivato della 1,3,5- triazina e loro uso per la preparazione di composizioni cosmetiche
DE19820827A1 (de) * 1998-05-09 1999-11-11 Beiersdorf Ag Kosmetische und dermatologische Lichtschutzformulierungen mit einem Gehalt an Triazinderivaten und einem oder mehreren Estern verzweigtkettiger Carbonsäuren und verzweigtkettiger Alkohole
DE19820825A1 (de) * 1998-05-09 1999-11-11 Beiersdorf Ag Kosmetische und dermatologische Lichtschutzformulierungen mit einem Gehalt an Triazinderivaten und einem oder mehreren Estern unverzweigtkettiger Carbonsäuren und verzweigtkettiger Alkohole
DE102004039726A1 (de) * 2004-08-16 2006-03-02 Beiersdorf Ag Fließfähige kosmetische Zubereitung mit Lichtschutzfiltern

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4193989A (en) * 1976-09-27 1980-03-18 Anheuser-Busch, Incorporated Sunscreen gel
FR2662079B1 (fr) * 1990-05-18 1993-11-05 Oreal Emulsion cosmetique filtrante comprenant un filtre uv-a et un filtre uv-b et son utilisation pour la protection de la peau contre les radiations ultraviolettes.
US5208011A (en) * 1990-09-04 1993-05-04 Sun Pharmaceutical Corp. Ultraviolet resistant sunscreen compositions
FR2718022B1 (fr) * 1994-04-01 1996-04-26 Roussel Uclaf Compositions cosmétiques ou dermatologiques et leur préparation.
DE4412081B4 (de) * 1994-04-08 2006-10-19 IFAC Institut für angewandte Colloidtechnologie GmbH & Co. KG Emulgator auf Polyglycerinesterbasis und diesen enthaltende Lichtschutzemulsion

Also Published As

Publication number Publication date
EP0800817A2 (de) 1997-10-15
DE19615039A1 (de) 1997-10-23
EP0800817A3 (de) 2001-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6423302B1 (en) Use of octocrylene for solubilizing 2,4-bis{[4-(2-ethyl-hexyloxy)-2-hydroxy]-phenyl}-6-(4-methoxyphenyl)-1,3,5-triazine in cosmetic or dermatological light protection compositions
JPH1067633A (ja) 水溶性光保護フイルターおよび界面活性物質を含有する起泡性光保護調製物
JPH10175839A (ja) 界面活性のモノ−又はオリゴグリセリル化合物、水溶性のuvフイルター物質及び、望ましい場合は、無機の微細顔料を含有する日光防御調製物
EP0868168B1 (de) Kosmetische und dermatologische lichtschutzformulierungen in form von o/w-emulsionen
JPH1067634A (ja) 界面活性のグルコース誘導体および水溶性uvフイルターを含有する安定な光保護調製物
JP2000503973A (ja) 無機微細顔料、トリアジンの誘導体及び/又はその他の成分を含有する、水/油エマルション形態の、安定な、化粧品及び皮膚科学的光線遮蔽用調製物
US5968483A (en) Cosmetic and dermatological light protection formulations having a content of triazine derivatives and glyceryl compounds
EP0860164B1 (de) Kosmetische und dermatologische Lichtschutzformulierungen mit einem Gehalt an Triazinderivaten und Butylenglycoldiestern
JPH09175973A (ja) 疎水性無機微細顔料を含有する、化粧品及び皮膚科用光線防御調製物
JPH1036243A (ja) トリアジン誘導体ならびにα−ヒドロキシカルボン酸および飽和脂肪酸のグリセロールエステルを含有する化粧用および皮膚科学的サンスクリーン製剤
JPH1087465A (ja) 油成分中のトリアジン誘導体の溶解性を達成もしくは増大させるためのジベンゾイルメタン誘導体の使用
JPH1059833A (ja) トリアジン誘導体およびα−ヒドロキシカルボン酸アルキルモノエステルを含有する化粧用および皮膚科学的サンスクリーン製剤
US5851542A (en) Cosmetic and dermatological light protection formulations having a content of triazine derivatives and glycerol mono- or dicarboxylic acid monoesters
JPH1087470A (ja) 油成分中におけるトリアジン誘導体の溶解度を達成又は増加させるための、カンフアー誘導体の使用
US5961959A (en) Cosmetic and dermatological light protection formulations having a content of triazine derivatives and monoesters and diesters of branched alkanecarboxylic acids and diglycerol or triglycerol
US6080388A (en) Cosmetic and dermatological sunscreen formulations containing triazine derivatives and alkane carboxylic acids
EP0800816B1 (de) Kosmetische und dermatologische Lichtschutzformulierungen mit einem Gehalt an Triazinderivaten und Dialkylestern von alpha,beta-Hdroxycarbon-sàuren
JPH1036240A (ja) トリアジン誘導体及び、α,ω−アルカンジカルボン酸のアルキルエステル及び/又はジアルキルエステルを含有する、化粧品及び皮膚科学的日光防御用調製物
US6770269B1 (en) Cosmetic and dermatological light-protective formulations containing triazine derivatives and one or several esters of unbranched-chain carboxylic acids and branched-chain alcohols
JPH1067654A (ja) トリアジン誘導体およびソルビタンモノエステル類を含有する化粧用および皮膚科用の光保護製剤
US6703001B1 (en) Cosmetic and dermatological light-protective formulations containing triazine derivatives one or several esters of branched-chain carboxylic acids and branched-chain alcohols
JP2002512178A (ja) 油/水エマルションの形態の水抵抗性日焼け止め調製物を表す、非対称的に置換されたトリアジン誘導体を含む化粧品又は皮膚科学的調製物
JPH1067632A (ja) トリアジン誘導体及び界面活性なグルコース誘導体を含有する化粧品及び皮膚科学的光線防御調製物
US6815453B1 (en) Cosmetic and dermatological light protection formulations having a content of triazine derivatives and glyceryl compounds
JPH1036242A (ja) トリアジン誘導体及びプロピレングリコールエステルを含有する、化粧品及び皮膚科学的日光遮断調製物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040310

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20050628

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050705

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060124