JPH1059466A - 生分解性樹脂製cdトレイ - Google Patents

生分解性樹脂製cdトレイ

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JPH1059466A
JPH1059466A JP21258496A JP21258496A JPH1059466A JP H1059466 A JPH1059466 A JP H1059466A JP 21258496 A JP21258496 A JP 21258496A JP 21258496 A JP21258496 A JP 21258496A JP H1059466 A JPH1059466 A JP H1059466A
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JP
Japan
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filler
weight
tray
resin
parts
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JP21258496A
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English (en)
Inventor
Kimiyuki Mitsuhashi
公之 三觜
Tadashi Kobori
忠司 小堀
Takashi Gonda
貴司 権田
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02W90/10Bio-packaging, e.g. packing containers made from renewable resources or bio-plastics

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  • Packaging For Recording Disks (AREA)
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  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】充填剤の添加量を増やして低価格にしたときで
も物性の低下を抑え、CDトレイとしての機能を保持す
ることのできる生分解性樹脂製CDトレイを提供する。 【解決手段】この生分解性樹脂製CDトレイは、生分解
性脂肪族ポリエステル樹脂 100重量部に対して表面処理
された充填剤10〜 150重量部を添加してなるものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDまたはCD−
ROMなどの収納に有用な、安価でありながら、剛性、
感触、ヒートシール性に優れ、物性のバランスのとれた
材料からなり、使用後土中に埋設すると自然に分解す
る、生分解性樹脂製CDトレイを提供するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の生分解性ポリエステル樹脂は、そ
れ自体の価格が 900〜 2,000円/kgと高いため、上記材
料として使用することが難しく、充填剤を添加して低価
格にする試みもなされたが、添加量を増すと物性、特に
伸びの低下が著しく、脆くなってしまって、CDトレイ
としての実用性が期待できなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、充填剤の添加量を増やして低価格にしたときで
も、物性の低下を抑え、CDトレイとしての機能を保持
することのできる、生分解性樹脂製CDトレイを提供す
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の生分解性樹脂製
CDトレイは生分解性脂肪族ポリエステル樹脂 100重量
部に対して表面処理された充填剤10〜 150重量部を添加
してなるものである。上記充填剤には、炭酸カルシウ
ム、クレー、タルク、水酸化アルミニウムおよび水酸化
マグネシウムから選択される少なくとも1種を、チタネ
ートカップリング剤、アルミニウムカップリング剤、ア
セチレングリコールおよびその誘導体から選択される少
なくとも1種で表面処理したもの;シリカ、セラミック
バルーン、ガラスバルーンおよびガラスビーズから選択
される少なくとも1種を、エポキシ系シランカップリン
グ剤で表面処理したもの;または澱粉をアセチレングリ
コールおよびその誘導体から選択される少なくとも1種
で表面処理したものが、それぞれ好適に使用される。こ
れらの材料からなる生分解性樹脂製CDトレイは、高充
填が可能で、かつ物性のバランスのとれたものとなる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明において用いられる生分解
性脂肪族ポリエステル樹脂には、例えば、マロン酸、コ
ハク酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸、フマル
酸、マレイン酸、ドデカン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエ
ン酸などの多価カルボン酸及びこれらの無水物などと、
エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジ
オール、ヘキサンジオール、オクタンジオール、デカン
ジオール、グリセリン、トリメチロールプロパンなどの
多価アルコールとの縮重合物、乳酸の環状二量体である
ラクチドやε−カプロラクトンなどの環状エステルの開
環重合物、乳酸やヒドロキシ酪酸、ヒドロキシ吉草酸の
ようなヒドロキシ酸の縮重合物などが挙げられ、これら
は1種または2種以上の混合物として使用される。
【0006】これらの生分解性脂肪族ポリエステル樹脂
は、生分解性のほか、CDトレイへの射出成形性の点か
ら、JIS K 1210による 190℃、荷重2.16kgでのメルトフ
ローレートが20g/10分以上あり、JIS K 7201による曲げ
弾性率が4,000kgf/cm2以上の剛性に優れた成形品を与え
るものが望ましい。
【0007】充填剤には無機充填剤と有機充填剤とがあ
り、無機充填剤としては炭酸カルシウム、クレー、タル
ク、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、シリ
カ、セラミックバルーン、ガラスバルーン、ガラスビー
ズなどが挙げられ、有機充填剤としては、コムギ、トウ
モロコシなどの穀物、バレイショ、サツマイモ、タピオ
カなどの芋類などの澱粉が挙げられる。これらの充填剤
は1種または2種以上の混合物として使用され、混合す
ることにより互いに特性を補完することもできる。
【0008】これらの内、炭酸カルシウムについては、
平均粒径が5〜6μm以下のものであれば重質、軽質、
コロイド質のいずれでもよいが、脂肪酸などによる表面
処理はなされていないほうが好ましい。また粒径による
比表面積の差異により、成形時の粘度、物性に影響が出
るので、粒径の小さな炭酸カルシウムは粒径の大きな炭
酸カルシウムよりも添加量を少なくするのが望ましい。
クレー、タルク、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシ
ウムまたはシリカについても、炭酸カルシウムと同様の
粒径、表面処理のものが用いられる。
【0009】セラミックバルーン、ガラスバルーンまた
はガラスビーズについては、粒径が100μm以下程度で
あればよい。これら球状の充填剤は充填時の粘度上昇が
小さく、特にセラミックバルーン、ガラスバルーンは中
空であるから比重が小さく、この添加によって生分解性
樹脂の比重も小さくなるのでコスト面で有利となる。ま
た真円のセラミックバルーン、ガラスバルーンを使用す
ると、添加した生分解性樹脂中で方向性が現れないた
め、成形の際に方向性のない製品の得られる利点があ
る。
【0010】有機充填剤としては上記穀類または芋類の
澱粉が使用されるが、土中に埋設したときの分解速度は
無機充填剤を添加したときより早く、埋設処理を考えた
ときに広大なスペースが不要となるので好ましい。これ
らの澱粉は材料の種類によって種々の形状をとり、アミ
ロース及びアミロペクチンの含量、その重合度も異な
り、粒径も種々であるが、平均粒径は 100μm以下程度
であればよい。
【0011】上記充填剤の表面処理剤としては、セラミ
ックバルーン、ガラスバルーン、ガラスビーズ及びシリ
カについてはエポキシ系シランカップリング剤(表1)
がよく、これら以外の無機充填剤についてはチタネート
系カップリング剤(表2)、アルミニウムカップリング
剤(表3)あるいはアセチレングリコール及びこの誘導
体(表4)が適当である。
【0012】これらの内、エポキシ系シランカップリン
グ剤とチタネート系カップリング剤は、無機の充填剤に
対して、各カップリング剤の無機の部分が配向し、有機
の部分が樹脂中に向かう形を取る。すなわち、無機物を
有機物で包んだ構造となり、均一分散が可能となり、樹
脂との相互作用により、物性低下を最小にすることがで
きる。
【0013】
【表1】
【0014】
【表2】
【0015】
【表3】
【0016】
【表4】
【0017】一方、澱粉の表面処理剤にはアセチレング
リコールまたはその誘導体が好ましい。アセチレングリ
コールは、強力な界面活性剤で、澱粉中の−OH基に配
向し、有機の部分が樹脂に向かう形となるため樹脂中へ
の均一分散および相互作用が生じることにより物性低下
が小さくなると考えられる。澱粉などの有機の粉末を樹
脂中に均一に分散させるのは、通常の表面処理剤には期
待できないものであり、アセチレングリコールの大きな
効果である。
【0018】上記充填剤の表面処理の方法については、
湿式法(加水分解による方法)、乾式法、ミキシングロ
ール上でのインテグラルブレンドなど、いずれの方法で
処理しても差しつかえなく、この表面処理剤の添加量は
0.5〜5PHR の範囲で十分である。これが0.5PHR未満で
は表面処理剤としての効果があまり期待できず、また5
PHR を超えると高価になって経済性に劣るものとなる。
【0019】本発明の生分解性樹脂製CDトレイは、前
述した生分解性脂肪族ポリエステル樹脂 100重量部に対
して、この表面処理された充填剤が10〜 150重量部の範
囲内で必要な特性に応じて添加されるもので、10重量部
未満では充填剤の添加による粘度調整、流動性、接着
性、強度などに及ぼす効果が少なくなってしまい、 150
重量部を超えると粘度が上がり過ぎて成形性、物性の低
下が著しく実用性がなくなってしまう。
【0020】表面処理された充填剤が添加された生分解
性脂肪族ポリエステル樹脂には、必要に応じて、例え
ば、紫外線吸収剤、酸化防止剤などを添加してもよく、
また着色のための顔料や柔軟性を付与するための可塑剤
などを添加してもよい。
【0021】更に、生分解性脂肪族ポリエステル樹脂は
通常発熱量がポリエチレンなどの約1/2であるが、表面
処理された充填剤が添加された上記生分解性脂肪族ポリ
エステル樹脂では、発熱量が更に少なく(1/3 〜 1/
4)、焼却炉での焼却処理も全く問題なく、特に充填剤
として澱粉などを使用した場合には、微生物による分解
が更に促進されるという副次効果も期待できる。
【0022】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例に基づいて
具体的に説明するが、本発明は実施例の記載に限定され
るものではない。 実施例1 脂肪族ポリエステル樹脂:ビオノーレ1030(昭和高分子
社製、商品名、1,4-ブタンジオールとコハク酸及び/又
はアジピン酸との共重合体、JIS K 1210による190℃、
荷重2.16kgでのメルトフローレート:32g/10分、JIS K
7201による曲げ弾性率:6,200kgf/cm2) 100重量部、チ
タネートカップリング剤としてのテトライソプロピルビ
ス(ジオクチルホスファイト)チタネート1重量部を添
加した平均粒径2μm の重質炭酸カルシウム 120重量
部、ステアリン酸2重量部およびアルキルベンゼンスル
ホン酸カルシウム:7764(昭島化学工業社製、商品名)
3重量部を、 110℃のミキシングロールで樹脂の溶融5
分後まで混練した後、シート状で取り出した。これを厚
さ2mmの型枠に入れ、 130℃で5分間プレスして厚さ2
mmのシートとした。このシートからJISに規定されて
いる2号ダンベルで打ち抜き試験用サンプルを作製し
て、200mm/分の速度で引張り試験を行い、引張強度、 1
00%モジュラスおよび伸びを測定したところ、表5に示
す結果が得られた。
【0023】他方、上記シート状物を室温に冷却後、粉
砕してペレットを作製し、これを用いて型締力50tのス
クリュウ径30mmの射出成形機によりシリンダー温度 170
℃、金型温度30℃、射出圧力 800kg/cm2にてCDトレイ
を成形した。外観、寸法とも問題のないCDトレイが得
られた。
【0024】実施例2 脂肪族ポリエステル樹脂:ビオノーレ1030(前出) 100
重量部と、アセチレングリコールの酸化エチレン付加
体:サーフィノール440 (日信化学工業社製、商品名)
1重量部を添加した平均粒径 1.5μm のコーンスターチ
100重量部(日本製粉社製)とを、 110℃のミキシング
ロールで樹脂の溶融5分後まで混練した後、シート状で
取り出し、実施例1と同様にして打ち抜き試験用サンプ
ルを作製し、同様の測定を行ったところ、表5に示す結
果が得られた。また上記シート状物を室温に冷却後、粉
砕してペレットを作製し、これを用いて実施例1と同じ
要領でCDトレイを成形した。外観、寸法とも問題のな
いCDトレイが得られた。
【0025】実施例3 脂肪族ポリエステル樹脂:ビオノーレ1030(前出) 100
重量部、高分子量エポキシ系シランカップリング剤:MA
C2101 (日本ユニカー社製、商品名、γ−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシラン)1重量部を添加した平均
粒径50μm のガラスバルーン:X-39(旭硝子社製、商品
名)60重量部、ステアリン酸を2重量部およびアルキル
ベンゼンスルホン酸カルシウム:7764(前出)3重量部
を、 110℃のミキシングロールで樹脂の溶融5分後まで
混練した。これをシート状で取り出し、実施例1と同様
にして打ち抜き試験用サンプルを作製し、同様の測定を
行ったところ、表5に示す結果が得られた。また上記シ
ート状物を室温に冷却後、粉砕してペレットを作製し、
これを用いて実施例1と同じ要領でCDトレイを成形し
た。外観、寸法とも問題のないCDトレイが得られた。
【0026】上記各実施例で得られた本発明のCDトレ
イを腐葉土中に埋設し、23℃×55%RHの恒温室中に放置
したところ、3ヶ月後、分解はかなり進行していた。
【0027】実施例4 脂肪族ポリエステル樹脂:ビオノーレ1030(前出) 100
重量部と、エポキシ系シランカップリング剤としてのγ
−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン1重量部を
添加した平均粒径 0.2μm の焼成クレー:Burgess#30
(バーゲス・ピグメント社製、商品名) 100重量部、ス
テアリン酸2重量部およびアルキルベンゼンスルホン酸
カルシウム:7764(前出)3重量部を、 110℃のミキシ
ングロールで樹脂の溶融5分後まで混練し、シート状で
取り出し、実施例1と同様にして打ち抜き試験用サンプ
ルを作製し、同様の測定を行ったところ、表5に示す結
果が得られた。
【0028】実施例5 脂肪族ポリエステル樹脂:ビオノーレ1030(前出) 100
重量部と、アルミニウムカップリング剤としてのアセト
アルコキシアルミニウムジイソプロピレート1重量部を
添加した平均粒径1μm の水酸化アルミニウム:H42M
(昭和電工社製、商品名) 100重量部、ステアリン酸2
重量部およびアルキルベンゼンスルホン酸カルシウム:
7764(前出)3重量部を、 110℃のミキシングロールで
樹脂の溶融5分後まで混練し、シート状で取り出し、実
施例1と同様にして打ち抜き試験用サンプルを作製し、
同様の測定を行ったところ、表5に示す結果が得られ
た。
【0029】比較例1 実施例1において、重質炭酸カルシウムをチタネート処
理しなかったほかは同様にしてミキシングロールで均一
に混練し、シート状で取り出し、打ち抜き試験用サンプ
ルを作製し、同様の測定を行ったところ、表5に示す結
果が得られた。また上記シート状物を室温に冷却後、粉
砕してペレットを作製し、これを用いて実施例1と同じ
要領でCDトレイの成形を試みたが、充填性が悪く未充
填の部分が発生し、射出圧力を上げると、バリが出てし
まって成形できなかった。
【0030】比較例2 実施例2において、コーンスターチをアセチレングリコ
ールで処理しなかったほかは同様にしてミキシングロー
ルで均一に混練し、シート状で取り出し、打ち抜き試験
用サンプルを作製し、同様の測定を行ったところ、表5
に示す結果が得られた。また上記シート状物を室温に冷
却後、粉砕してペレットを作製し、これを用いて実施例
1と同じ要領でCDトレイの成形を試みたが、充填性が
悪く未充填の部分が発生し、射出圧力を上げるとバリが
出てしまって成形できなかった。
【0031】比較例3 実施例3において、ガラスバルーンをエポキシ系シラン
カップリング剤で処理しなかったほかは同様にしてミキ
シングロールで均一に混練し、シート状で取り出し、打
ち抜き試験用サンプルを作製し、同様の測定を行ったと
ころ、表5に示す結果が得られた。また上記シート状物
を室温に冷却後、粉砕してペレットを作製し、これを用
いて実施例1と同じ要領でCDトレイの成形を試みた
が、充填性が悪く未充填の部分が発生し、射出圧力を上
げると、バリが出てしまって成形できなかった。
【0032】
【表5】
【0033】比較例4 脂肪族ポリエステル樹脂:ビオノーレ1030(前出) 100
重量部と、アセチレングリコールの酸化エチレン付加
体:サーフィノール440 (前出)1重量部を添加した平
均粒径2μm の重質炭酸カルシウム8重量部、ステアリ
ン酸2重量部およびアルキルベンゼンスルホン酸カルシ
ウム:7764(前出)3重量部を、 110℃のミキシングロ
ールで樹脂の溶融5分後まで混練した。これをシート状
で取り出し、室温に冷却後粉砕してペレットを作製し、
これを用いて実施例1と同じ要領でCDトレイを成形し
たが、得られたCDトレイは剛性が低く満足できるもの
ではなかった。
【0034】比較例5 脂肪族ポリエステル樹脂:ビオノーレ3010(前出) 100
重量部と、アセチレングリコールの酸化エチレン付加
体:サーフィノール440 (前出)1重量部を添加した平
均粒径2μm の重質炭酸カルシウム 155重量部、ステア
リン酸2重量部およびアルキルベンゼンスルホン酸カル
シウム:7764(前出)3重量部を、 110℃のミキシング
ロールで樹脂の溶融5分後まで混練した。これをシート
状で取り出し、室温に冷却後粉砕してペレットを作製
し、これを用いて実施例1と同じ要領でCDトレイの成
形を試みたが、流動性が低く型内への充填性が不十分で
満足できるものは得られなかった。
【0035】
【発明の効果】本発明のCDトレイは、充填剤を多量に
充填しても物性の低下が少なく、土中に埋設しておけば
樹脂分が少ない分だけ分解が相対的に早く、澱粉の充填
剤であれば更に分解が微生物に助けられるので早くな
る。また、焼却したときの発熱量も従来の生分解性樹脂
の 1/2程度と焼却炉を痛めることがないなどの利点も有
する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 67/00 KKG C08L 67/00 KKG

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生分解性脂肪族ポリエステル樹脂 100重量
    部に対して表面処理された充填剤10〜 150重量部を添加
    してなることを特徴とする生分解性樹脂製CDトレイ。
  2. 【請求項2】表面処理された充填剤が、炭酸カルシウ
    ム、クレー、タルク、水酸化アルミニウムおよび水酸化
    マグネシウムから選択される少なくとも1種を、チタネ
    ートカップリング剤、アルミニウムカップリング剤、ア
    セチレングリコールおよびその誘導体から選択される少
    なくとも1種で表面処理したものである請求項1記載の
    生分解性樹脂製CDトレイ。
  3. 【請求項3】表面処理された充填剤が、シリカ、セラミ
    ックバルーン、ガラスバルーンおよびガラスビーズから
    選択される少なくとも1種を、エポキシ系シランカップ
    リング剤で表面処理したものである請求項1記載の生分
    解性樹脂製CDトレイ。
  4. 【請求項4】表面処理された充填剤が、澱粉をアセチレ
    ングリコールおよびその誘導体から選択される少なくと
    も1種で表面処理したものである請求項1記載の生分解
    性樹脂製CDトレイ。
JP21258496A 1996-08-12 1996-08-12 生分解性樹脂製cdトレイ Pending JPH1059466A (ja)

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