JPH1059138A - ヒーター付ミラー及びその製造方法 - Google Patents

ヒーター付ミラー及びその製造方法

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JPH1059138A
JPH1059138A JP9172976A JP17297697A JPH1059138A JP H1059138 A JPH1059138 A JP H1059138A JP 9172976 A JP9172976 A JP 9172976A JP 17297697 A JP17297697 A JP 17297697A JP H1059138 A JPH1059138 A JP H1059138A
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Japan
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film
mirror
resistor film
heating resistor
moisture
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JP9172976A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Hiroki
弘志 尋木
Tetsuya Sugiyama
哲哉 杉山
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Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇温速度などの性能を下げることなく、容易
に十分な絶縁性と耐食性を得ることができるヒーター付
ミラーを提供する。 【解決手段】 ミラー基板の裏面に発熱抵抗体膜を形成
し、この発熱抵抗体膜上に少なくとも一対の対向する電
極を設け、前記発熱抵抗体膜上に絶縁防湿層を形成して
なるヒーター付ミラーにおいて、前記絶縁防湿層は、前
記発熱抵抗体膜の端部の絶縁防湿層の膜厚が少なくとも
10μmであることを特徴とするヒーター付ミラー及び
前記絶縁防湿層の形成時、前記ミラー基板の裏面端部に
絶縁防湿塗料を複数回塗布する、裏面端部に高粘度の絶
縁防湿塗料を塗布する、裏面端部を滑らかに取り除く、
裏面端部及びその近傍の発熱抵抗体膜を取り除く、また
は形成しない、などの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室の鏡や、車両
用ドアミラー等に好適に用いられる防曇用のヒーター付
ミラー又はミラーの表面に付着した水滴、雨滴、露、
霜、氷といったものを除去するヒーター付ミラーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】降雨時や、寒冷地の降雪時の車両の走行
において、バックミラー等に水滴が付着したり氷結した
りすることにより、後方の視認が不十分となり走行安全
性が損なわれることを防ぐことを目的として、ミラー表
面に付着した水滴、氷などを加温して除去するために加
熱ができるミラーが種々提案されている。
【0003】例えば、実開昭61−192963号公報
には、バックミラーのガラス裏面の全面に面状発熱体を
形成し、両側端に設けた電極により通電させることによ
ってバックミラーのガラス裏面を均一な温度分布で温め
るヒーター付バックミラーが開示されている。また、実
開平5−13872号公報には、ミラー基板の表面に反
射膜兼発熱抵抗体を形成し、この反射膜兼発熱抵抗体の
表面に絶縁用オーバーコート層を設けたヒーター付ミラ
ーが提案されている。これらのヒーター付ミラーは、発
熱体に通電加熱しミラー面を加温することによって、ミ
ラー表面に付着した水滴、氷などを加温除去して良好な
視界を得るものである。
【0004】ところで、上記のヒーター付ミラーは、特
に車両用及び道路用として用いる場合、腐食などの防止
の為に発熱抵抗体の表面に絶縁防湿層を形成している様
なものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】絶縁防湿層の形成は、
通常、絶縁防湿材料を有機溶剤などに溶かして液状とな
した塗料を発熱抵抗体膜上に塗布し、乾燥させるなどの
方法で行われる。しかしながら、上記のような、塗料を
用いて絶縁防湿層を形成する方法を用いた場合、ミラー
基板の裏面端部のような鋭角部には塗料が付着しにくい
ため、絶縁防湿層の膜厚が薄くなる。そして、発熱抵抗
体膜は、通常、ミラー基板の裏面端部まで形成されるの
で、絶縁防湿層の膜厚が薄い部分、即ち、発熱抵抗体膜
端部から腐食が発生しやすくなるという問題が生じてく
る。本発明は、発熱抵抗体膜に生じる腐食を抑制したヒ
ーター付ミラー及びその製造方法を提供することを課題
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ミラー基板の
裏面に反射膜兼発熱抵抗体膜、又は、反射膜と発熱抵抗
体膜とを形成し、この発熱抵抗体膜上に少なくとも一対
の対向する電極を設け、前記発熱抵抗体膜上に絶縁防湿
層を形成してなるヒーター付ミラーにおいて、前記発熱
抵抗体膜上の端部の絶縁防湿層の膜厚が少なくとも10
μmであることを特徴とするヒーター付ミラーを第1の
要旨とし、ミラー基板の裏面に反射膜兼発熱抵抗体膜、
又は、反射膜と発熱抵抗体膜とを形成し、この発熱抵抗
体膜上に少なくとも一対の対向する電極を設け、前記発
熱抵抗体膜上に絶縁防湿層を形成してなるヒーター付ミ
ラーにおいて、前記絶縁防湿層の形成時、前記ミラー基
板の裏面端部に絶縁防湿塗料を複数回塗布することを特
徴とするヒーター付ミラーの製造方法を第2の要旨と
し、ミラー基板の裏面に反射膜兼発熱抵抗体膜、又は、
反射膜と発熱抵抗体膜とを形成し、この発熱抵抗体膜上
に少なくとも一対の対向する電極を設け、前記発熱抵抗
体膜上に絶縁防湿層を形成してなるヒーター付ミラーに
おいて、前記絶縁防湿層の形成時、前記ミラー基板の中
央部塗布用よりも粘度が高い絶縁防湿塗料を前記ミラー
基板の裏面端部に塗布することを特徴とするヒーター付
ミラーの製造方法を第3の要旨とし、ミラー基板の裏面
に反射膜兼発熱抵抗体膜、又は、反射膜と発熱抵抗体膜
とを形成した後、ミラー基板の裏面端部及びその近傍を
ミラー基材の裏面に対して滑らかに取り除き、前記発熱
抵抗体膜上に少なくとも一対の対向する電極を設け、前
記発熱抵抗体膜上に絶縁防湿層を形成してなるヒーター
付ミラーの製造方法を第4の要旨とし、ミラー基板の裏
面に反射膜兼発熱抵抗体膜、又は、反射膜と発熱抵抗体
膜とを形成した後、ミラー基板の裏面端部及びその近傍
の発熱抵抗体膜取り除き、前記発熱抵抗体膜上に少なく
とも一対の対向する電極を設け、前記発熱抵抗体膜上に
絶縁防湿層を形成してなるヒーター付ミラーの製造方法
を第5の要旨とし、ミラー基板の裏面端部及びその近傍
を除いてミラー基板の裏面に反射膜兼発熱抵抗体膜、又
は、反射膜と発熱抵抗体膜とを設け、前記発熱抵抗体膜
上に少なくとも一対の対向する電極を設け、前記発熱抵
抗体膜上に絶縁防湿層を形成してなるヒーター付ミラー
の製造方法を第6の要旨とする。
【0007】
【作用】本発明に係るヒーター付ミラーは、発熱抵抗体
膜の端部の絶縁防湿層の膜厚を厚くすることにより、発
熱抵抗体膜端部から発生する腐食を防ぐことができる。
発熱抵抗体は、ミラー基板の裏面のみに形成されればよ
いのであるが、スパッタ法や真空蒸着法で形成した発熱
抵抗体膜は、ミラー基板の設置方法によっては、基板の
裏面だけでなく、側面に回り込んで形成される場合があ
る。この場合、発熱抵抗体膜の端部は、ミラー基板の裏
面端部ではなく表面側の端部まで延長されることにな
る。ミラー基板の表面側端部の絶縁防湿層の膜厚を厚く
することは、ミラーの外観を損なうため、困難である。
このため、シールされていない表面側の端部から側面の
膜を伝って裏面に腐食が進行する場合がある。このよう
な場合、発熱抵抗体膜膜形成後に裏面端部の面取りを行
い、裏面と側面の発熱抵抗体膜を切り離し、ミラーの裏
面に発熱抵抗体膜の端部を移すことによって腐食を防ぐ
ことができる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を添付図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例である車両用ドアミラーに
用いるヒーター付ミラーの裏面模式図であり、図2はそ
の縦断面模式図である。参照符号1は、ミラー基板であ
り、ガラスなどの透明材料よりなっている。このミラー
基板1の裏面には、発熱抵抗体膜2が形成されている。
この発熱抵抗体膜2は、クロム、ニッケル、ニクロム、
チタンなどの抵抗体材料の単層又はこれらの複層よりな
り、スパッタリング法や真空蒸着法により形成される。
このようにして形成された発熱抵抗体膜2は、反射膜兼
発熱抵抗体膜として作用する。
【0009】更に、この発熱抵抗体膜2上には、これに
通電するための、対向する電極3a、3bを少なくとも
一対設けている。この電極3a、3bは種々の方法で形
成することができる。例えば、銅や銀ペーストを用いて
銅や銀の薄層を形成したり、更にその上にハンダを施し
たり、ニッケルめっきによりニッケルの薄層を形成した
りなどである。尚、電極は、二対以上設けても良い。ま
た、ミラー表面を所定の温度とするために、ミラー裏面
に温度制御素子を取り付けたり、ミラーの外部に温度制
御のための機構を設けたりすることができる。参照符号
4は、温度制御のためのサーモスタットなどよりなる温
度制御素子を示し、参照符号5は温度ヒューズを示す。
この温度ヒューズ5は、万が一、温度制御素子5に故障
などが生じた場合に備えて、過加熱による発火などとい
った事故を防ぐために用いられるものであって、上記電
極3a,3bの給電点近傍に配置することが好ましい。
なお、この温度ヒューズ5は、リード線6によって電極
3a及び温度制御素子4と接続している。この温度制御
素子4は、接着剤などにより発熱抵抗体膜2上に接着さ
れているが、熱伝導性を良くするために、温度制御素子
4の温度感知面は発熱抵抗体膜2に接触していることが
好ましい。また温度ヒューズ5も同様に接着剤などによ
り発熱抵抗体膜2上に接着されているが、熱伝導性を良
くするために、温度ヒューズ本体は発熱抵抗体膜2に接
触していることが好ましい。但し温度ヒューズ及び温度
ヒューズのリード線が電気的に発熱抵抗体膜2と接触す
ると、温度ヒューズが動作しない場合も起こりうるの
で、電気的には絶縁されている必要がある。
【0010】上記発熱抵抗体膜2の上には、この発熱抵
抗体膜2とリード線6との短絡防止や、発熱抵抗体膜2
や電極3a、3bなどの腐食防止などのため、アクリル
系樹脂、ウレタン系樹脂、シリコン系樹脂、フッソ系樹
脂、シリコン系室温硬化型(RTV)ゴムなどの絶縁防
湿材料よりなる絶縁防湿層7を形成している。この絶縁
防湿層7は、上記絶縁防湿材料をアルコール、エステ
ル、芳香族系溶剤といった有機溶剤に溶かすなどして、
液状となした絶縁防湿材塗料を用いて、刷毛、スプレー
法、フィルムコート法などの適宜方法によって上記発熱
抵抗体膜2の上に塗布し、乾燥させて形成することがで
きる。尚、この絶縁防湿層7を形成するに当たって、上
記電極3a、3bの場所では、その上に形成する。な
お、この絶縁防湿層7は、ポリエステルや塩化ビニルな
どのフィルムを粘着剤などで固定しても良い。例えば、
ヒーター付ミラーの裏面の略平坦な部分にフィルムを貼
って固定し、フィルムの端からミラーの端部にかけて液
状となした絶縁防湿材料を塗布して絶縁防湿層を形成す
ることもできる。また、この絶縁防湿層7は、透明であ
っても、不透明であっても良い。
【0011】銅や銀ペーストを用いた電極3a、3b
は、クロム、ニッケル、ニクロム、チタンなどよりなる
発熱抵抗体膜2より著しく腐食しやすく、電極の腐食防
止のためには絶縁防湿層7の膜厚を電気的絶縁に必要な
膜厚より厚くする必要がある。従って、絶縁防湿層7
は、ミラー中央部より電極3a、3bを設けた外周部の
方が厚いことが好ましい。ミラー中央部の絶縁防湿層7
を厚くすると、上述のようにミラーの昇温速度が遅くな
って水滴の除去に時間がかかるなどの悪影響が生じるこ
とがあるが、電極3a、3bを形成している外周部は視
認に影響しないので、電極3a、3bを設けた外周部の
みの膜厚を厚くすることにより、昇温特性などの性能を
下げることなく、十分な耐食性を得ることができる。外
周部の絶縁防湿層7の膜厚を中央部より厚くする方法に
は、絶縁防湿塗料を塗布した後にスピンナーで回転させ
ることにより絶縁防湿塗料を外周部に押しやる方法や、
絶縁防湿塗料を塗布した後に、乾燥していない塗料がミ
ラーの外周部に流れて固まるようにミラーを傾ける方
法、粘度が高い塗料を中央部とは別に外周部に塗布する
方法などがある。
【0012】本発明のヒーター付ミラーにおいて、発熱
抵抗体膜2の端部における絶縁防湿層7の膜厚Dは、少
なくとも10μmであることが必要である。これは、発
熱抵抗体膜2の腐食を抑制するためである。発熱抵抗体
膜2の端部における絶縁防湿層7の膜厚Dが10μm未
満である場合、発熱抵抗体膜2の腐食を防止することが
できない。従って、発熱抵抗体膜2の端部における絶縁
防湿層7の膜厚は、厚いほど耐腐食性の効果が大きく、
実用上使用できる範囲において適宜決定され、その上限
はない。
【0013】発熱抵抗体膜2の端部における絶縁防湿層
7の膜厚を、少なくとも10μmとなすための製造方法
としては、ミラー基板1の裏面端部に絶縁防湿塗料を複
数回塗布する方法、ミラー基板1の裏面端部にミラー基
板1の中央部に塗布する塗料よりも粘度の高い絶縁防湿
塗料を塗布する方法、ミラー基板1の裏面端部をR付け
する方法、ミラー基板1の裏面端部近傍の発熱抵抗体膜
2を取り除く方法、ミラー基板1の裏面端部近傍を除い
て発熱抵抗体膜2を形成する方法が採用できる。
【0014】実施例1(複数回塗布する方法) セレクトコート塗布装置(ノードソン(株)製)を用い
て、絶縁防湿塗料をヒーター付ミラーの裏面の外周部を
除く部分に塗布し、ついで、ミラー基板1の裏面端部を
含む外周部と側面に塗布した。更に、もう一度ミラー基
板1の裏面端部を含む外周部と側面に塗布した。その
後、スピンナーを用いてミラー基材1を回転させ、絶縁
防湿塗料の膜厚を中央部より外周部の方が厚くなるよう
になし、乾燥して絶縁防湿層7を形成した。絶縁防湿塗
料には、ウレタン系絶縁防湿塗料(日立化成(株)製、
タッフィー1150)を酢酸エチルで希釈して40cp
sの粘度にしたものを用いた。本実施例により得たヒー
ター付ミラーのミラー基板1の裏面端部の絶縁防湿層7
の拡大模式図を図3に示す。本実施例により得たヒータ
ー付ミラーの発熱抵抗体膜2端部の絶縁防湿層7の膜厚
Dは10μmであった。なお、セレクトコート塗布装置
は、塗料をフィルム状に吐出するフィルムコート法を採
用した塗布装置の一種で、塗料を霧状に吐出するスプレ
ー法と異なり、塗料の飛散が少なく、ミラー基板1の表
面をマスクしなくてもミラー基板1の表面に塗料がつか
ないようにミラー基板1の側面や裏面端部を塗装するこ
とができるものである。なお、模式図では発熱抵抗体膜
2に厚みを持たせているが、実際には、絶縁防湿層7の
膜厚が数十μmあるのに対し、発熱抵抗体膜2の膜厚は
100nm程度であり、図示できないほど薄いものであ
る。本実施例は、ミラー基板1の裏面端部に絶縁性塗料
を2回塗布しているが、2度目に塗布した時、ミラー基
板1の裏面端部に塗布された絶縁防湿塗料は膜厚が薄い
ので、1度目から2度目に塗布するまでの間に乾燥して
固定されるため、2度目の塗布で膜厚が厚くなったもの
であり、ミラー裏面に塗布した端部以外の部分の絶縁防
湿塗料は流動性を保っているため、スピンナーを用いて
絶縁防湿塗料の膜厚を中央部より外周部の方が厚くなる
ようにできたものである。
【0015】実施例2(複数回塗布する方法) 実施例1において、ミラー基材の裏面端部を含む外周部
と側面への塗布回数を3回とした以外は実施例1と同様
になしてヒーター付ミラーを得た。本実施例により得た
ヒーター付ミラーの発熱抵抗体膜2端部の絶縁防湿層7
の膜厚Dは15μmであった。
【0016】実施例3(粘度が高い絶縁防湿塗料を用い
る方法) ウレタン系絶縁防湿塗料(日立化成(株)製、タッフィ
ー1150)の溶剤を揮発させた高粘度(2000cp
s)の絶縁防湿塗料をディスペンサーを用いてヒーター
付きミラーの裏面端部に塗布した後、前記タッフィー1
150を酢酸エチルで希釈した低粘度(40cps)の
絶縁防湿塗料をセレクトコート塗布装置(ノードソン
(株)製)を用いて、ミラー基板1の裏面の外周部を除
いた部分に塗布し、ついで、ミラー基板1の裏面端部を
含む外周部と側面に塗布した。その後、スピンナーを用
いてミラー基板1を回転させ、絶縁防湿塗料の膜厚を中
央部より外周部の方が厚くなるようになし、乾燥して絶
縁防湿層8を形成した。本実施例により得たヒーター付
ミラーは、高粘度の絶縁防湿塗料よりなる絶縁防湿層8
と、低粘度の絶縁防湿塗料よりなる絶縁防湿層7とが形
成されており、発熱抵抗体膜2端部の絶縁防湿層8の膜
厚Dは50μmであった。(図4参照)粘度が高い絶縁
防湿塗料と、粘度が低い絶縁防湿塗料とは、同じ絶縁防
湿材料を用いても、異なる絶縁防湿材料を用いても良
い。同じ材料を用いた場合は、塗料同士の密着性が良い
という点で好ましく、違う材料を用いた場合は、適宜塗
布しやすい粘度の塗料を選ぶことができるので、作業性
が良いという点で好ましい。
【0017】実施例4(粘度が高い絶縁防湿塗料を用い
る方法) 実施例3において、低粘度の絶縁防湿塗料を先に塗布
し、高粘度の絶縁防湿塗料後に塗布した以外は実施例3
と同様になしてヒーター付ミラーを得た。本実施例によ
り得たヒーター付ミラーは、高粘度の絶縁防湿塗料より
なる絶縁防湿層8が、低粘度の絶縁防湿塗料よりなる絶
縁防湿層7の上に形成されており、発熱抵抗体膜2端部
の絶縁防湿層8の膜厚Dは50μmであった。(図5参
照)
【0018】実施例5(裏面端部をR付けする方法) ミラー基板1の裏面に発熱抵抗体膜2を形成した後に、
ミラー基板1の裏面端部を研磨して曲面となし(いわゆ
る、Rを付けた形状)、その後は、実施例1と同様の方
法で、外周部に塗布する回数を1回にして絶縁防湿塗料
を塗布してヒーター付ミラーを得た。本実施例により得
たヒーター付ミラーは、研磨により発熱抵抗体膜2の端
部が、ミラー基板1の角部と離れているので、発熱抵抗
体膜2端部の絶縁防湿層7が厚く形成され、その膜厚D
は30μmであった。(図6参照)
【0019】実施例6(裏面端部近傍の発熱抵抗体膜を
取り除く方法) ミラー基板1の裏面に発熱抵抗体膜2を形成した後に、
ミラー基板1の裏面端部を研磨してミラー基板1の裏面
に対して約5度の角度で滑らかに面取りし、その後は、
実施例1と同様の方法で、外周部に塗布する回数を1回
にして絶縁防湿塗料を塗布してヒーター付ミラーを得
た。本実施例により得たヒーター付ミラーは、滑らかに
面取りしたことにより、発熱抵抗体膜2の端部が、ミラ
ー基板1の端部と離れているので、発熱抵抗体膜2端部
の絶縁防湿層7が厚く形成され、その膜厚Dは30μm
であった。(図7参照)
【0020】実施例7(裏面端部近傍の発熱抵抗体膜を
取り除く方法) ミラー基板1の裏面に発熱抵抗体膜2を形成した後に、
エッチングすることにより、ミラー基板1の裏面端部か
ら約100μm内側までの発熱抵抗体膜2を取り除き、
その後は、実施例1と同様の方法で、外周部に塗布する
回数を1回にして絶縁防湿塗料を塗布してヒーター付ミ
ラーを得た。本実施例により得たヒーター付ミラーは、
エッチングにより発熱抵抗体膜2の端部が、ミラー基板
1の端部と離れているので、発熱抵抗体膜2端部の絶縁
防湿層7が厚く形成され、その膜厚Dは40μmであっ
た。(図8参照)
【0021】実施例8(裏面端部近傍を除いて発熱抵抗
体膜を形成する方法) ミラー基板1の裏面への発熱抵抗体膜2形成時に、ミラ
ー基板1の外周部をマスキングすることにより、ミラー
基板1の裏面端部から約100μm内側まで発熱抵抗体
膜2が形成しないようにして、発熱抵抗体膜2を形成
し、その後は、実施例1と同様の方法で、外周部に塗布
する回数を1回にして絶縁防湿塗料を塗布してヒーター
付ミラーを得た。本実施例により得たヒーター付ミラー
は、発熱抵抗体膜2の端部が、ミラー基板1の端部と離
れているので、発熱抵抗体膜2の端部の絶縁防湿層7が
厚く形成され、その膜厚Dは40μmであった。(図8
参照)
【0022】実施例9(絶縁防湿剤として室温硬化型ゴ
ムを用いた例) ミラー基板1の裏面に発熱抵抗体膜2を形成した後に、
この発熱抵抗体膜2上に電極3a、3bを形成し、電力
供給用のハーネス11を電極3a、3bにハンダ10で
接続し、実施例1と同様の方法で、外周部に塗布する回
数を1回にして絶縁防湿塗料を塗布してヒーター付ミラ
ーを得た。(図9参照) 但し、このとき、絶縁防湿塗料として、シリコン系絶縁
防湿塗料を石油ベンジンで希釈して40cpsの粘度に
したものを用い、塗布装置として、セレクトコート塗布
装置(ノードソン(株)製)を用いた。乾燥後、粘度5
50Pの脱アセトン型の室温硬化型シリコン系ゴム(以
下、RTVゴムと記載)をミラー基板1の裏面端部に塗
布した。本実施例により得たヒーター付ミラーは、高粘
度のRTVゴムよりなる絶縁防湿層8が、低粘度のシリ
コン系絶縁防湿塗料よりなる絶縁防湿層7の上に形成さ
れており、発熱抵抗体膜2端部の絶縁防湿層8の膜厚D
は100μm以上であった。(図5参照)
【0023】実施例10(面取り後、RTVゴムを塗布
する方法) 実施例9において、ミラー基板1の裏面へ発熱抵抗体膜
2を形成した後に、ミラー基板1の端部を裏面に対して
約45度の角度で面取りを行なった以外、実施例9と同
様になしてヒーター付ミラーを得た。なお、本実施例で
は、ミラー基板1の端部は面取りにより取り除かれてい
るので、RTVゴムによる絶縁防湿層8は、発熱抵抗体
膜2の端部と一致する、ミラー基板1の裏面側に面取り
によって形成された角部を覆うように形成されている。
本実施例により得たヒーター付ミラーは、ミラー側面に
形成された発熱抵抗体膜2が面取りによって裏面の発熱
抵抗体膜2と切り離され、発熱抵抗体膜2の端部が面取
りによって新たに形成された角部と一致しているので、
確実に発熱抵抗体膜2の端部のRTVゴムによる絶縁防
湿層8の膜厚を厚くすることができるので好ましい。
尚、発熱抵抗体膜2の端部のRTVゴムによる絶縁防湿
層8の膜厚Dは100μm以上であった。(図10参
照)
【0024】実施例11(フィルムを貼り、RTVゴム
を塗布する方法) 実施例10において、絶縁防湿塗料を塗布する代わり
に、ミラー基板1の裏面の略全面に厚さ25μmのポリ
エステルフィルム9を貼り、このポリエステルフィルム
9の端部と発熱抵抗体膜2の端部を覆うように、ミラー
の裏面端部に粘度500Pの脱アルコール型RTVゴム
を塗布して絶縁防湿層8を形成してヒーター付ミラーを
得た。ポリエステルフィルムは、本実施例では、片面に
粘着剤が設けられたものを用いたが、別途粘着剤ないし
接着剤を用いて固定してももちろん構わないものであ
る。本実施例のようにミラーの裏面にポリエステルフィ
ルムを貼ると、ガラス基材が割れたときに、ガラスが飛
散するのを防止する効果も得られる。尚、発熱抵抗体膜
2端部の絶縁防湿層8の膜厚Dは100μm以上であっ
た。(図11参照)
【0025】実施例12(フィルムを貼り、RTVゴム
を塗布する方法) 実施例10において、絶縁防湿塗料を塗布する代わり
に、ミラー基板の裏面の電極部を含めた外周部を除いた
内側に厚さ50μmのポリエステルフィルム9を貼り、
ポリエステルフィルム9の端部から発熱抵抗体膜2の端
部までを電極を含めて覆うように粘度45Pの脱アセト
ン型RTVゴムを塗布して絶縁防湿層8を形成してヒー
ター付ミラーを得た。(図12参照) 尚、発熱抵抗体膜2端部の絶縁防湿層8の膜厚Dは10
0μm以上であり、膜厚D2は約300μmであった。
(図13参照)
【0026】実施例13 実施例10において、絶縁防湿塗料を塗布する代わり
に、ミラー基板の裏面のハンダ部10を除いた略全面に
厚さ75μmのポリエステルフィルム9を貼り、このポ
リエステルフィルム9の端部と発熱抵抗体膜2の端部、
及び、ハンダ部とその周辺のポリエステルフィルム9の
端部を覆うように、ミラーの裏面端部に粘度750Pの
脱アセトン型RTVゴムを塗布して絶縁防湿層8を形成
してヒーター付ミラーを得た。(図14参照) 尚、発熱抵抗体膜2端部の絶縁防湿層8の膜厚Dは10
0μm以上であり、ハンダ部周辺の膜厚D2は約100
0μmであった。(図15参照)
【0027】実施例14(フィルムを貼る方法) 実施例6において、絶縁防湿塗料を塗布する代わりに、
ミラー基板1の裏面の電極部と発熱抵抗体膜2の端部を
含めた略全面に厚さ50μmのポリエステルフィルム9
を貼って絶縁防湿層を形成してヒーター付ミラーを得
た。(図16参照)
【0028】実施例15(フィルムを貼る方法) 実施例7において、絶縁防湿塗料を塗布する代わりに、
ミラー基板1の裏面の電極部と発熱抵抗体膜2の端部を
含めた略全面に厚さ75μmのポリエステルフィルムを
貼って絶縁防湿層を形成してヒーター付ミラーを得た。
(図17参照)
【0029】比較例1 実施例1において、2度目の塗布を除いた以外、実施例
1と同様になしてヒーター付ミラーを得た。本実施例に
より得たヒーター付ミラーは、発熱抵抗体膜2の端部
が、ミラー基板1の端部と一致しており、発熱抵抗体膜
2端部の絶縁防湿層7の膜厚Dは5μmであった。(図
18参照)
【0030】比較例2 比較例1において、ミラー基材の裏面端部を含む外周部
と側面への塗布量を2倍とするために、塗料の吐出量を
一定にしたまま、外周部塗布時の塗布速度を1/2にし
て塗布した以外、比較例1と同様になしてヒーター付ミ
ラーを得た。本実施例により得たヒーター付ミラーは、
発熱抵抗体膜2の端部が、ミラー基板1の端部と一致し
ており、発熱抵抗体膜2端部の絶縁防湿層7の膜厚Dは
5μmであった。(図18参照)
【0031】比較例3 比較例1において、ミラー基板1の裏面へ発熱抵抗体膜
2を形成した後に、ミラー基板1の端部を裏面に対して
約45度の角度で面取りを行なった以外、比較例1と同
様になしてヒーター付ミラーを得た。本実施例により得
たヒーター付ミラーは、発熱抵抗体膜2の端部が、面取
りによって新たに形成された角部と一致して膜厚が薄く
なっており、発熱抵抗体膜2の端部の絶縁防湿層7の膜
厚Dは5μmであった。(図19参照)なお、本実施例
及び比較例に於ける粘度は、25℃において、低粘度
(40cps)の塗料はフォードカップで、高粘度の塗
料の粘度はスパイラル型粘度計(PC−1TL)
((株)マルコム製)を用いて、100P以上はAロー
ターを用いて10rpmで、100P以下はBローター
を用いて40rpmで測定した。また、RTVゴムの粘
度は、BH型回転粘度計を用いて、No.7ロータ、2
0rpm、温度20℃、湿度55%の条件でそれぞれ測
定した。
【0032】上記実施例1〜15、比較例1〜3で得た
ヒーター付ミラーに対して、腐食性試験及び昇温特性試
験を行った。結果を表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】腐食性試験 ヒーター付ミラーを、5重量%食塩水中に浸した状態で
ヒーターに通電し、反射膜兼発熱抵抗体膜の腐食の有無
を確認した。(塩水浸漬通電試験) ○:腐食なし。 ×:腐食有り。
【0035】昇温特性試験 ヒーター付ミラーを、室温(25℃)中で通電し、通電
開始1分後のミラー表面の温度分布を測定し、ミラー表
面の外周部5mmを除いた部分で温度が45℃以上にな
っている部分の面積割合(%)を算出した。
【0036】
【発明の効果】本発明に係るヒーター付きミラーは、昇
温特性などの性能を下げることなく、容易に十分な絶縁
性と耐食性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の裏面斜視模式図。
【図2】図1の縦断模式図。
【図3】実施例1、2の要部拡大模式図。
【図4】実施例3の要部拡大模式図。
【図5】実施例4、9の要部拡大模式図。
【図6】実施例5の要部拡大模式図。
【図7】実施例6の要部拡大模式図。
【図8】実施例7、8の要部拡大模式図。
【図9】実施例9の裏面斜視模式図
【図10】実施例10の要部拡大模式図。
【図11】実施例11の要部拡大模式図。
【図12】実施例12の裏面斜視模式図。
【図13】実施例12の要部拡大模式図。
【図14】実施例13の裏面模式図。
【図15】実施例13の要部拡大模式図。
【図16】実施例14の要部拡大模式図。
【図17】実施例15の要部拡大模式図。
【図18】比較例1、2の要部拡大模式図。
【図19】比較例3の要部拡大模式図。
【符号の説明】
1 ミラー基板 2 発熱抵抗体膜 3a 電極 3b 電極 4 温度制御素子 5 温度ヒューズ 6 リード線 7 絶縁防湿層 8 RTVゴムを含む、粘度が高い絶縁防湿塗料によ
る絶縁防湿層 9 ポリエステルフィルムによる絶縁防湿層 10 ハンダ 11 ハーネス D 発熱抵抗体膜の端部の絶縁防湿層の膜厚 D2 ミラー外周部の絶縁防湿層の膜厚

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミラー基板の裏面に反射膜兼発熱抵抗体
    膜、又は、反射膜と発熱抵抗体膜とを形成し、この発熱
    抵抗体膜上に少なくとも一対の対向する電極を設け、前
    記発熱抵抗体膜上に絶縁防湿層を形成してなるヒーター
    付ミラーにおいて、前記発熱抵抗体膜の端部の絶縁防湿
    層の膜厚が少なくとも10μmであることを特徴とする
    ヒーター付ミラー。
  2. 【請求項2】 ミラー基板の裏面に反射膜兼発熱抵抗体
    膜、又は、反射膜と発熱抵抗体膜とを形成し、この発熱
    抵抗体膜上に少なくとも一対の対向する電極を設け、前
    記発熱抵抗体膜上に絶縁防湿層を形成してなるヒーター
    付ミラーにおいて、前記絶縁防湿層の形成時、前記ミラ
    ー基板の裏面端部に絶縁防湿塗料を複数回塗布すること
    を特徴とするヒーター付ミラーの製造方法。
  3. 【請求項3】 ミラー基板の裏面に反射膜兼発熱抵抗体
    膜、又は、反射膜と発熱抵抗体膜とを形成し、この発熱
    抵抗体膜上に少なくとも一対の対向する電極を設け、前
    記発熱抵抗体膜上に絶縁防湿層を形成してなるヒーター
    付ミラーにおいて、前記絶縁防湿層の形成時、前記ミラ
    ー基板の中央部塗布用よりも粘度が高い絶縁防湿塗料を
    前記ミラー基板の裏面端部に塗布することを特徴とする
    ヒーター付ミラーの製造方法。
  4. 【請求項4】 ミラー基板の裏面に反射膜兼発熱抵抗体
    膜、又は、反射膜と発熱抵抗体膜とを形成した後、ミラ
    ー基板の裏面端部及びその近傍をミラー基材の裏面に対
    して滑らかに取り除き、前記発熱抵抗体膜上に少なくと
    も一対の対向する電極を設け、前記発熱抵抗体膜上に絶
    縁防湿層を形成してなるヒーター付ミラーの製造方法。
  5. 【請求項5】 ミラー基板の裏面に反射膜兼発熱抵抗体
    膜、又は、反射膜と発熱抵抗体膜とを形成した後、ミラ
    ー基板の裏面端部及びその近傍の発熱抵抗体膜取り除
    き、前記発熱抵抗体膜上に少なくとも一対の対向する電
    極を設け、前記発熱抵抗体膜上に絶縁防湿層を形成して
    なるヒーター付ミラーの製造方法。
  6. 【請求項6】 ミラー基板の裏面端部及びその近傍を除
    いてミラー基板の裏面に反射膜兼発熱抵抗体膜、又は、
    反射膜と発熱抵抗体膜とを設け、前記発熱抵抗体膜上に
    少なくとも一対の対向する電極を設け、前記発熱抵抗体
    膜上に絶縁防湿層を形成してなるヒーター付ミラーの製
    造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022090531A1 (en) * 2020-11-02 2022-05-05 Motherson Innovations Company Ltd. A heatable vehicle mirror

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WO2022090531A1 (en) * 2020-11-02 2022-05-05 Motherson Innovations Company Ltd. A heatable vehicle mirror
GB2615495A (en) * 2020-11-02 2023-08-09 Motherson Innovations Co Ltd A heatable vehicle mirror

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