JPH1059041A - 乗物の座席の、床面に対するロック解除制御装置 - Google Patents

乗物の座席の、床面に対するロック解除制御装置

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JPH1059041A
JPH1059041A JP9186413A JP18641397A JPH1059041A JP H1059041 A JPH1059041 A JP H1059041A JP 9186413 A JP9186413 A JP 9186413A JP 18641397 A JP18641397 A JP 18641397A JP H1059041 A JPH1059041 A JP H1059041A
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cam
latch
seat
floor
sliding
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Application number
JP9186413A
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English (en)
Inventor
Emmanuel Vialatte
ヴィアラト エマニュエル
Pavel Itkin
イキーン パヴェル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Faurecia Sieges dAutomobile SAS
Original Assignee
Bertrand Faure Equipements SA
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/005Arrangement or mounting of seats in vehicles, e.g. dismountable auxiliary seats
    • B60N2/015Attaching seats directly to vehicle chassis
    • B60N2/01508Attaching seats directly to vehicle chassis using quick release attachments
    • B60N2/01516Attaching seats directly to vehicle chassis using quick release attachments with locking mechanisms
    • B60N2/01583Attaching seats directly to vehicle chassis using quick release attachments with locking mechanisms locking on transversal elements on the vehicle floor or rail, e.g. transversal rods

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗物の座席が軸方向の所定位置にあるときに
限って、床面に対するロック解除が許容されるロック解
除制御装置を提供する。 【解決手段】 座席の基体1は、車両の床面に設置され
ているスライダ下部要素上で滑動するスライダ上部要素
を有する。すべり装置の下部要素の後端はラッチ14と
連動し、ラッチ14はすべり装置の下部要素を床面の開
口部の縁12でロックする。ラッチ14は、制御装置5
の操作後に、座席の基体の軸方向の移動によって自動的
に作動し、かつ、前記床面に対する基体の軸方向の所定
の位置に対してのみロックを解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、すべり装置上に配
置されている乗客の座席の、自動車の床面に対するロッ
ク解除制御装置に関し、特に、上記座席の基体が、自動
車の床面に設置されるように構成されているすべり装置
下部要素上に滑動するように配置されている少なくとも
1つのすべり装置上部要素を有し、上記両要素はこれら
の要素を互いにロックし、または軸方向のどのような相
対位置においても該両要素のロックを解除できるように
構成されているロック手段に連結されているロック解除
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このようなロック手段は、制御装置を用
いて利用者により作動されることが可能である。そして
すべり装置下部要素の後端は、ラッチ用の支持体と連動
し、該支持体は、前記床面開口部の縁にある前記すべり
装置下部要素をロックするようにラッチとして作用す
る。
【0003】例えば、車両の床面に設けられた適宜な開
口部の縁に設置されたこのようなロックシステムを記載
している、当出願人の名義による仏国特許第91 15
442号を参照することができる。
【0004】本発明は、より特殊的には、2つまたは3
つの座席から成る複数座席列を有する、いわゆる「モノ
スペース」タイプの広い居住空間を備えた車両であっ
て、かつ、モジュール化の必要性が大きい車両に関する
ものである。積荷に必要な容積と乗客が使用できる残り
の空間との関係および利用の仕方に係わりなく、利用者
が最大限のスペースを使用できるように第2列目の座席
を意のままに快適に配置できることが、特に必要であ
る。そのために、第2列目は個別に横に並んだ3つの座
席を備えることができなければならず、もしくは場合に
よっては、個別に中央に寄せられた2つの座席にし、こ
の時には第3番目の座席は車両から取り除かれるかまた
は後部に配置されるが、いずれにしても座席の適当な位
置は、上記のすべり装置の両要素上において縦方向に調
整可能でなければならない。この調整は公知の方法でな
される。
【0005】添付の図面のうちの図1には、モノスペー
ス車両の第2列目の3つまたは2つの座席の可能な異な
る位置の平面図が模式的に示されている。これらの座席
の軸方向の寸法は、図面寸法を縮小するために意図的に
短縮されている。
【0006】この図で、後部ホイールアーチ(後部車輪
を収容しているアーチ状の部分)は1gおよび1dとい
う参照符号を付けられており、そして居住空間の縦軸は
X−Xという参照符号で示されている。配置Iにおいて
は、第2列目(第1列目は表示されていない)の座席
G、MおよびDが最も前の位置に横一列に並んで配置さ
れている。位置IIでは、座席Gの中間的位置G’は、そ
の後方への縦方向の移動がホイールアーチ1gのために
制限されることを示している。座席Dも同様で、ホイー
ルアーチ1dによって制限されている。しかし、座席M
は最大行程ARに従って自由に後方に移動することがで
きる。しかし、位置IIIに示されているように、座席M
を取り払いそして残りの座席GおよびDを中央に寄せる
こともできる。この中央に寄せられた位置において、座
席GおよびDは、ホイールアーチ1gと1dとの間の、
それぞれG”およびD”という参照符号を付けられてい
る、最も後方の位置にこのように移動させることができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、座席が位置G”およびD”にあって、ホイールア
ーチ1gおよび1dによってこれらの座席をそれぞれ側
方の位置G’およびD’に戻すことが妨げられていると
きに、車両の床面に対する座席GおよびDのロック解除
を禁止することである。言い換えれば、これらの座席が
それぞれのすべり装置要素上で軸方向に滑動した後に、
参照符号G’およびD’の位置の軸方向のレベルにある
ときに限って、こうしたロック解除が認められことにな
る。
【0008】こうすれば、利用者がいらいらする誤動作
をすることも、時間を無駄にすることも避けられるであ
ろう。
【0009】そのほか、座席の後ろに備えつけられてい
る上記ロック手段が座席の後部の解放位置に入っている
とき、この種の座席は前方に折り返すようになっていな
ければならないことに留意する必要がある。座席が最前
の位置GまたはDにあるとき、このロック解除動作を妨
げることが可能なようにしなければならい。そうしなけ
れば、ヘッドレストはこれを取り外さない限り、対応す
る前の座席の背もたれにぶつかってしまうであろう。本
発明はこの問題を解決することも可能にする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのため、当初に(「発
明の属する技術分野」の項に)定義された一般的タイプ
の、本発明によるロック解除制御装置は、上記制御装置
を操作すると、座席基体の軸方向の移動によって自動的
に作動することができ、かつ、上記床面に対する上記基
体の所定の軸方向位置決めのみのために上記ラッチ
(「従来の技術」の項参照)のロックを解除する機構を
含むことを特徴とする。
【0011】このようにして、当該の座席のすべり装置
要素上における軸方向の所定の滑動によって、許されて
いる唯一のロック解除位置にこの座席を移行させた時だ
け、当該座席の後部を床面から切り離すことが可能にな
ることが判る。したがって、座席が選択された位置、例
えばホイールアーチの手前の最も側方の位置に配置され
るようなその相対的位置関係にすべり装置の上部要素お
よび下部要素がある時に限って、当該の座席を取り除く
ことができるであろう。このようにして、一種の記憶式
ロック解除が得られる。
【0012】上記機構は様々な方法で実現することがで
きるが、この機構には、上記位置決めの位置決定装置と
して上記支持体の第1の軸に旋回するように取り付けら
れているカムが含まれていることが有利であって、この
カムは互いに逆方向に傾斜している2つの傾斜面を有し
かつ双方ともロッキング溝の両側に延びており、座席基
体には、1つのバーが含まれており、このバーは、上記
制御装置の作動と基体の軸方向の滑動の後に、基体の滑
動が車両の前方に向かってなされるかまたは後方に向か
ってなされるかに応じて上記両傾斜面の一方または他方
上における滑動によって上記カムを回転させるよう設置
されており、また、前記バーは、上記ラッチのロック解
除がカムの旋回位置において該カムによって許されると
き、その旋回位置に対応するバーの位置において、上記
溝内にロックされるように設置されている。
【0013】以下の説明によってこのような機構の作用
がより良く判るであろう。
【0014】この機構は、以下の、全体としてまたは個
別的に考えられる、任意の可能な組合せで構成される装
置によってさらに特徴付けられる。すなわち、上記バー
は、座席基体上で旋回するように取り付けられ、かつ、
上記制御装置によって作動されるフレームの一部を成し
ている横バーであり、そしてこの制御装置の少なくとも
1つのブランチは、この装置が操作されるときには、上
記すべり装置のロック手段とロック解除手段を相互に作
動させるハンドルに作用するように構成されている。
【0015】上記機構には、上記支持体の第2の軸に旋
回するように取り付けられているロック装置が含まれ、
このロック装置は上記ラッチの当り面と協動するように
構成されている少なくとも2つのノッチを含み、その1
つは、ラッチが床面の開口部の上記縁にロックされる位
置にこのラッチを維持し、他の1つは、ラッチが上記支
持体、したがってすべり装置の上部要素と上記床面との
間の切離しを可能にする位置にこのラッチを維持する。
【0016】上記カムは支持体の第1の軸に旋回するよ
うに取り付けられたカウンターカムに連結されており、
このカウンターカムは、カムのように、座席基体が軸方
向に滑動するとき、逆方向に傾斜している2つの傾斜面
の一方または他方上における上記バーの滑動によって作
動し、そしてその時、ラッチが上記支持体、したがって
すべり装置の下部要素と上記床面との間の切離しを可能
にする位置にくることをロック装置が許すように、前記
カウンターカムは上記ロック装置に作用を及ぼす。
【0017】上記カウンターカムと上記ロック装置との
間の制御関係は、カウンターカムの長細い孔の中に嵌め
込まれている、ロック装置の横方向軸によって保証さ
れ、上記第2の軸上のロック装置の旋回を可能にする。
【0018】上記カムは上記横方向軸を通すための円弧
状の細長い孔を有しており、上記第1の軸上のカムの旋
回をその両端の位置間で可能にする。
【0019】そのほか、ロック装置と同様にラッチは、
上記第1の軸によって、中央部分に取りつけられている
1つのばねによって、そのロック位置に適正に維持され
ており、このばねの両端は、一方は上記ラッチの脚柱
に、他方はロック装置の上記横軸の下で支持されている
ことに留意すべきである。
【0020】
【発明の実施の形態】添付の図面の図1以外の他の図を
参照しながら、以下に本発明の1実施形態を例として説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0021】様々な図面において、本発明が適用され、
かつ、例えば管状構造によって構成されている車両の座
席基体は、参照番号1を付されており、該座席基体は適
当なな任意の支持体を介して居住空間の床面に配置され
ているすべり装置の横方向下部要素に滑動するように設
置されているすべり装置の横方向上部要素に連動してい
る。この横方向要素はこの技術分野においては公知であ
り、そして点線で包括的に示されその参照番号は2であ
る。これもまた公知の方法によって、すべり装置の上部
および下部要素2は、居住空間の軸方向の異なる様々な
相対位置でノッチをつけることによって相互にロックさ
れることが可能になり、対応するラッチの戻しばねは参
照番号3で図示されている。利用者が軸方向の所望の位
置を得られるように、基体のロック解除は、同様に従来
の方法によって、基体の前部でアクセス可能であり、か
つ、利用者が上記ラッチを作動させそして基体のロック
を解除するために上に上げるハンドルよって行うことが
できる。このハンドルが緩められるとき、ばね3によっ
て、選択された場所または最も近いノッチのレベルで再
ロックが行われることになろう。図面上では、参照番号
4のこのハンドルの後端しか示されていない。このハン
ドルは、利用者が基体のロックを解除するためにハンド
ルの前部を上げると、その後端4が下がるように、これ
も同様に図示されていない水平で、かつ、横方向の軸に
旋回するように取り付けられている。
【0022】本発明に更に特有な本装置の幾つかの部分
を説明する前に、すべり装置の上記要素のように、本装
置の様々な部分は、座席の前部に配置されているか(上
記ハンドル)または後部に配置されている1つの制御装
置によって操作することができるとしても、座席の基体
の両側面に、横方向に配置されていることを特に記して
おく必要がある。ただし以後の説明では、一つの側面の
要素しか、例えば座席の左側面の要素しか、明記してい
ない。
【0023】これは本発明に特有な方法でもあるが、座
席の後ろには、前部のハンドルに類似しているもう1つ
の制御装置5が設置されていて、この装置は座席基体の
水平軸6に旋回するように取り付けられている。この水
平軸の向こう側、即ち前部に向かって、この装置5はブ
ランチ7を通って伸び、上記ハンドルの端部4上を担持
するように、いくらか湾曲した先端8で終端している。
軸6と先端8との間において、このブランチ7は横バー
9を有し、このバー9は溶接によってブランチ7に連結
されており、そして座席のもう一方の側に配置されてい
てかつ同様に制御装置5によって作動される同様なブラ
ンチにこのブランチ7を接続させる。この制御装置5は
通常はピン状のばね10によって下方の位置に戻され
る。このようにして、ロックの解除作業を行うために座
席の後ろに位置している利用者が、制御装置5を引き上
げると、この時この装置の湾曲のある先端8を下降させ
ることになり、したがって後にその役割が説明されるバ
ー9と共に、ハンドルの後端4も下降させることになる
ので、すべり装置の両要素の相互に対する相対的なロッ
クを解除させる。
【0024】本発明の装置にはその他に、互いに連結さ
れている2枚の側板からなる箱形の支持体11が含まれ
ており、この支持体は角金具に例えば溶接されており、
その角金具自身は例えばリベットにより上記すべり装置
の下部要素に連結されている(そのとき、当然、座席の
各側面にそれぞれ1つずつ、2つの箱形の支持体11が
ある)。各箱形の支持体11は、その下部に、車両の床
面の開口部内に入り込んでいる延長部11’を含み、そ
の開口部は前方巻き縁12と後方巻き縁12’によって
区画されている。箱形の支持体11の側壁を構成する2
枚の側板の間には、2つの水平な軸、すなわち旋回する
ラッチ14のための軸13と旋回するロック装置16の
ための軸15(上記においては「支持体の第2の軸」と
呼ばれている)が取り付けられている。幾つかの図面に
示されているように、ラッチ14には2つの突起17お
よび18の間に前方に向かって窪んでいる部分が形成さ
れており、この窪みによってこのラッチは上記開口部の
前方巻き縁12にロックされ、したがってこの床面に対
して、箱形の支持体11と、したがって、すべり装置の
下部要素との堅固なロックとを確保することができる
(例えば、図2のロック位置参照)。ラッチ14は、さ
らに、その前方上部に当り面19を形成している。この
当り面は、ロック装置16がその後部に備えている2つ
のノッチ、すなわちロック位置のノッチ20とロック解
除位置のノッチ21の一方または他方と協動することが
できる。
【0025】箱形の支持体11はその他に、上記におい
ては「第1の軸」と呼ばれているもう一つの軸22を有
し、そしてその外側延長部には2つのカム、すなわちい
わゆるカム23と、そしてこのカムと箱形の支持体11
との間にあるカウンターカム24とがある。このカウン
ターカムは、軸22の反対側の端部において、逆方向に
傾斜している2つの傾斜面、すなわち前傾斜面25と後
傾斜面26を成し、そしてその他に、ロック装置16の
横軸28を収める細長い孔27を有する。このロック装
置とカウンターカムは同一の旋回軸を有していないの
で、この細長い孔27が存在していてもこれらの旋回の
障害にはならず、もしカウンターカム24の孔が正確に
ロック装置の横軸28を囲んでいれば、逆に旋回は妨げ
られるであろう。図2のロック位置におけるラッチ14
とロック装置16と、したがって、カウンターカム24
の戻りは、第1の軸22によってその中央部分に取り付
けられているばね29によって保証され、そしてこのば
ねの両端は、その一方はラッチ14の脚柱30に、他方
はロック装置16の横軸28に支持されている。
【0026】カム23に関しては、同じように、カム2
3は、その回転軸22の反対側の端部には逆方向に傾斜
している2つの傾斜面、すなわち前傾斜面31と後傾斜
面32とがある。これらの傾斜面はロッキング溝33の
両側に延びていて、ロッキング溝33は、横バー9を入
れることができるように寸法決めされている。
【0027】最後に、このカム23は、ロック装置16
の横軸28を通過させることができるように、僅かに弓
状になっている細長い孔を有し、それによってロック位
置とロック解除位置との間のカムの旋回が可能になる。
図示されていない1つのばね(ばね29と同様なもので
よい)によって、ロック位置から引き上げられた位置に
カム23を戻すことができる。
【0028】例えば、利用者が左後ろ側方の座席を、図
3の位置に相当する、前方の全体の位置Gから位置G’
に移動しようとする場合を想定して、本発明の動作を以
下に説明すると、本発明の装置によってこの位置に認め
られている、該位置後部のロックを解除した後に、後部
は取り外すために前方に倒すことができる。利用者は当
該の座席の後ろまたはその横に位置して、制御装置5を
そのばね10の復帰力に抗して(矢印fの方向に)持ち
上げる。こうしてブランチ7を下方に旋回させ、そして
湾曲した先端8によって、ハンドルの後端4を下げる。
この時、すべり装置の上部要素と下部要素とのロックが
解除され、そして利用者は、制御装置5を上に上げたま
まで、図3の矢印Fが示しているように、後部に向かっ
て座席基体1を滑動させることができる。
【0029】図4は、本装置の全部品がまだロック位置
にあることを示していて、横バー9がカム23の前傾斜
面31に当たっている瞬間における状態を表しており、
その結果、戻しばね(図示されていない)の力に抗し
て、このカムをその軸22の回りに下方に向かって旋回
させることができる。
【0030】後方に向かう基体1の滑動は継続されなが
ら、図5に示されているように、バー9は次にカウンタ
ーカム24の前傾斜面25に当たり、その結果、戻しば
ね29の力に抗して、その軸22の回りを下方に向かっ
てこのカウンターカムも旋回させられる。カウンターカ
ム24の前部の下方への移動は、細長い孔27を介し
て、ロック装置16の横軸28の移動を引き起こす。バ
ー9がカウンターカム24の前部の頂上に達したとき、
カム23は上に上がり、そのロッキング溝33によっ
て、このバーにロックされるに到り、その結果、座席の
基体1がこの時到達している位置であって、かつ、座席
のロック解除のために認められている位置に、この座席
の基体1をロックする。図6に示されているように、こ
の位置において、ロック装置16の前部の下降によっ
て、そのロックのノッチ20とラッチ14の当り面19
との間が切離され、その結果、ラッチの脚柱30に働く
戻しばね29の作用により、その軸13の回りで、反時
計方向にラッチ14を回転させることができる。突起1
7と18との間にある、ラッチ14の窪み部分はこのと
き床面の開口部の前方巻き縁12から離れ、その結果、
座席を移動させることができ、突起17は自然に座席を
持ち上げる。
【0031】再ロック位置(図7)では、ラッチ14の
上部突起17は、床面の開口部に箱形の支持体11の延
長部11’が戻ったときに、前方巻き縁12に当たり、
その結果ラッチ14は時計回りに旋回させられそしてこ
のラッチはそのロック位置に戻されることになり、当り
面19はノッチ21から外れ、再びロック装置16のノ
ッチ20と協動し、その結果本装置をほぼ図2の位置に
戻す。
【0032】図2と同様に図7においても、制御装置5
は解放されており、その結果、バー9は、もはやカム2
3の溝33にロックされることはない高い位置に保持さ
れる。この時には、前方のハンドルを作動させるだけ
で、通常の方法で座席の基体を軸方向に滑動させて、ど
のような所望の位置にでも座席の基体を移動させること
ができる。
【0033】より後方に位置している座席の位置から、
認められているロック解除位置に到達しなければならな
いときには、本装置の動作は実質的に同様であるが、た
だしこの場合、横バー9は、それぞれの前傾斜面に作用
する代わりに、カム23の後傾斜面32に作用し、それ
からカウンターカム24の後傾斜面26に作用すること
は理解できよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】モノスペース車両の第2列目の2つまたは3つ
の座席の可能な異なる位置の模式的な平面図である。
【図2】座席の正常な使用位置、すなわちロック位置に
おける本発明によるロック解除制御装置の側面の1つの
全体および縦断面を表す略図である。
【図3】当該の後部座席が完全に前に出ているときで、
ロック解除操作の開始時における本装置を示す、図2と
同様ではあるが簡略化された図である。
【図4】カムに対する横方向バーの作用の開始を示す、
図3と同様な図である。
【図5】カウンターカムに対する上記横バーの作用の開
始を示す、図3、図4と同様な図である。
【図6】ロック解除位置における本装置を示す、図3乃
至図5と同様な図である。
【図7】再ロックの開始を示す、図2と同様な図であ
る。
【符号の説明】
1 座席基体 2 すべり装置の横方向要素 3 ラッチの戻しばね 4 ハンドルの後端 5 制御装置 6 座席基体の水平軸 7 制御装置のブランチ 8 ブランチの先端 9 バー 10 ピン状のばね 11 箱型の支持体 11’ 支持体の延長部 12 前方巻き縁 12’ 後方巻き縁 13 軸 14 ラッチ 15 支持体の第2の軸 16 ロック装置 17 突起 18 突起 19 当り面 20 ノッチ 21 ロック解除位置のノッチ 22 第1の軸 23 カム 24 カウンターカム 25 前傾斜面 26 後傾斜面 27 細長い孔 28 横軸 29 ばね 30 脚柱 31 前傾斜面 32 後傾斜面 33 ロッキング溝 34 細長い孔

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 すべり装置上に搭載されている乗客の座
    席の、自動車の床面に対するロック解除制御装置であっ
    て、前記座席の基体は前記自動車の前記床面上に設置さ
    れるのに適合したすべり装置の下部要素上で滑動するよ
    うに配置されている少なくとも1つのすべり装置の上部
    要素を有し、前記両要素(2)は該両要素を互いにロッ
    クするか、または軸方向のどのような相対位置において
    も該両要素のロックを解除するように構成されているロ
    ック手段に連結されており、前記ロック手段は制御装置
    を用いて利用者により作動されることが可能であり、さ
    らに、前記すべり装置の下部要素の後端はラッチ(1
    4)用の支持体(11)と連動し、該ラッチ(14)は
    前記支持体と、したがって前記すべり装置の下部要素と
    を前記床面の開口部の縁(12)でロックするように構
    成されているロック解除制御装置において、前記制御装
    置(5)を操作後に、前記座席の基体の軸方向の移動に
    よって自動的に作動し、かつ、前記床面に対する前記基
    体の軸方向の所定の位置決めに対してのみ前記ラッチ
    (14)のロックを解除する機構を含む、乗物の座席
    の、床面に対するロック解除制御装置。
  2. 【請求項2】 前記機構には前記位置決めの位置決定装
    置として前記支持体(11)の第1の軸(22)に旋回
    するように取り付けられているカム(23)が含まれて
    おり、該カムは互いに逆方向に傾斜し、かつロッキング
    溝(33)に延びている2つの傾斜面(31、32)を
    有し、 前記座席の前記基体には1つのバー(9)が含まれてお
    り、該バーは、前記制御装置(5)の作動と前記基体の
    軸方向の滑動の後に、前記基体の滑動が前記車両の前方
    に向かってなされるかまたは後方に向かってなされるか
    に応じて前記両傾斜面(32、31)の一方または他方
    上における滑動によって前記カム(23)を回転させる
    ように設置され、 前記カム(23)は前記ラッチ(14)のロック解除を
    可能にし、前記カム(23)が前記ラッチ(14)のロ
    ック解除を許容する時の、該カム(23)の旋回位置に
    対応する前記バー(9)の位置において、前記バー
    (9)が前記溝(33)内にロックされるに到るように
    バー(9)は設置されている請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記バー(9)は1つのフレームの一部
    を成している横方向バーであり、該フレームは前記座席
    の前記基体上で旋回するように取り付けられ、かつ、前
    記制御装置(5)によって作動され、そして前記制御装
    置の少なくとも1つのブランチ(7)は、該制御装置が
    操作されるときには、前記すべり装置の前記両要素
    (2)の前記ロック手段と前記ロック解除手段を相互に
    作動させるハンドル(4)に作用を及ぼすように構成さ
    れている請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記機構には、前記支持体(11)の第
    2の軸(15)に旋回するように取り付けられているロ
    ック装置(16)が含まれ、該ロック装置には、前記ラ
    ッチ(14)の当り面(19)と協動する少なくとも2
    つのノッチ、すなわちロックノッチ(20)とロック解
    除ノッチ(21)とが含まれており、前記ロックノッチ
    は前記床面の前記開口部の前記縁(12)にロックされ
    る位置に前記ラッチ(14)を維持するように形成さ
    れ、そして前記ロック解除ノッチ(21)は前記支持体
    (11)と、したがって前記すべり装置の下部要素と前
    記床面との間の切離しを可能にする位置に前記ラッチ
    (14)を維持するように形成されている請求項2また
    は3のいずれか1項に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記カム(23)は前記支持体の前記第
    1の軸(22)に旋回するように取り付けられているカ
    ウンターカム(24)に連結されており、該カウンター
    カム(24)は、前記カムと同様に、前記座席の前記基
    体が軸方向に滑動するとき、逆方向に傾斜している2つ
    の傾斜面(25、26)の一方または他方上における前
    記バー(9)の滑動によって作動することができ、そし
    てその時、前記支持体(11)と、したがって前記すべ
    り装置の下部要素と前記床面との間の切離しを可能にす
    る位置に前記ラッチ(14)が到ることを前記ロック装
    置(16)が許すように、前記カウンターカムが前記ロ
    ック装置(16)に作用を及ぼす請求項4に記載の装
    置。
  6. 【請求項6】 前記カウンターカム(24)と前記ロッ
    ク装置(16)との間の制御関係は、前記カウンターカ
    ム(24)の長細い孔(27)の中に嵌め込まれてい
    る、前記ロック装置(16)の横方向軸(28)によっ
    て保証され、長細い孔(27)は、前記第2の軸上の前
    記ロック装置(16)の旋回を可能にする請求項5に記
    載の装置。
  7. 【請求項7】 前記カム(23)は前記横方向の軸(2
    8)を通すための円弧状の細長い孔(34)を有し、該
    孔(34)は、前記第1の軸(22)上の前記カム(2
    3)の旋回をその両端の位置間で可能にする請求項6に
    記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記ラッチ(14)と前記ロック装置
    (16)とそして前記カウンターカム(24)とは前記
    第1の軸(22)によりその中央部分に取り付けられて
    いるばね(29)によってそのロック位置に正しく維持
    されており、該ばねの両端は、一方が前記ラッチの脚柱
    (30)に、他方が前記ロック装置の前記横方向の軸
    (28)の下で支持されている請求項6または7のいず
    れか1項に記載の装置。
JP9186413A 1996-07-11 1997-07-11 乗物の座席の、床面に対するロック解除制御装置 Pending JPH1059041A (ja)

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