JPH1057954A - 紫外線照射装置の紫外線照射量測定装置 - Google Patents
紫外線照射装置の紫外線照射量測定装置Info
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Abstract
を正確、適切に検知し、紫外線照射処理液の純度等を向
上させ、紫外線照射処理コストを低減させる。 【手段】 紫外線ランプを内蔵した透光管を挿填して被
処理液に紫外線照射を行う処理筒の側面に、二つの透過
窓を透光管との距離を異なえて設け、各透過窓にフォト
ダイオード等の光センサーを付設し、二つの光センサー
によってそれぞれ紫外線出力を測定して、被処理液中の
濁度等の不純物に起因する紫外線出力の低下値を算定
し、これを全紫外線出力低下値からカットすることによ
って、紫外線ランプの出力低下値のみを測定し、光セン
サーによって紫外線ランプの規定減衰出力値以下に低下
したことを検知して透光管に付着した汚染洗浄、紫外線
ランプの交換を行う紫外線照射装置の紫外線出力測定装
置。
Description
処理液中の細菌の殺菌、有機物の酸化分解、有害物の分
解等の処理を行う紫外線照射装置の紫外線出力測定装置
に関するものである。
は、細菌、有機物、有害物等の不純物を除去した超純水
等の高純度の処理液が使用されているが、この高純度の
処理液を製造するについては、原液である被処理液に含
まれている細菌、有機物、有害物等の不純物を紫外線照
射処理、すなわち細菌の殺菌、有機物の酸化分解、有害
物の分解等を行うことによって除去している。
射処理を継続していると、透光管の表面に被処理液中の
不純物が付着することにより、あるいは紫外線ランプの
経時劣化による性能低下によって、紫外線出力(照度)
が低下することは避けられない。
率的に行うには、紫外線出力(照度)の低下を測定し
て、透光管を洗浄して表面に付着した不純物を除去した
り、あるいは経時劣化によって性能が低下した紫外線ラ
ンプを新しいものに交換する必要があり、従来の場合、
処理筒側面の透過窓に固定したフォトダイオード等の光
センサーによって、紫外線出力の低下を測定していた。
ーで紫外線出力の低下を測定するについて、初期設定と
して、紫外線ランプを交換するシグナルを発信する紫外
線出力の規定減衰出力値を決めて置き、紫外線照射処理
中に、光センサーが紫外線出力の規定減衰出力値以下に
なったことを検知、シグナル発信をして、性能の低下し
た紫外線ランプを新しいものに交換していた。
力の低下を測定するのは、(1)紫外線ランプの経時劣
化による性能低下、(2)透光管の表面に不純物が付着
して起こる汚染とをチェックすれば十分であり、これに
よって、紫外線ランプを性能のある限り使用し、汚染さ
れた透光管だけを洗浄すればよい。
サーによって紫外線出力の低下を測定する場合、光セン
サーが読み取る情報としては、前述した(1)紫外線ラ
ンプの経時劣化による性能低下、(2)透光管の表面に
不純物が付着して起こる汚染以外に、(3)被処理液中
の濁度等の不純物の増加(被処理液の透過率の低下)が
あり、光センサーはこれらを区別なく読み取って、紫外
線出力値として表示してしまう欠点がある。
量(被処理液の透過率)が一定である場合はよいが、被
処理液中の濁度等の不純物量が急激に増加して一時的に
紫外線出力が低下した場合には、これをストレートに読
み取って、紫外線出力が規定減衰出力値以下になったこ
とを検知、発信して、紫外線ランプの交換を行うことに
なり、性能の低下していない紫外線ランプを新しいもの
に交換する問題を抱えていた。
した紫外線ランプを内蔵した透光管と処理筒の側面の透
過窓に付設した光センサー(フォトダイオード)との距
離を3cmにし、光センサーが検知する規定紫外線出力
維持率を55%にセットとして、以下に述べるような被
処理液の紫外線照射処理を行った(被処理液中の濁度等
の不純物量(紫外線透過率)は変動しないことを前提と
した)。
51%に低下したが、第1洗浄時に透光管を洗浄する
と、紫外線ランプの出力維持率は60%に回復し、紫外
線ランプを新しいものに交換する必要はないと判断でき
た。また、第2検知時に光センサーの紫外線出力値は4
7%まで低下したが、第2洗浄時に透光管を洗浄して
も、紫外線ランプの出力維持率は55%までしか回復せ
ず、紫外線ランプを新しいものに交換する必要があると
判断できた。
て、被処理液中の濁度等の不純物が増加(紫外線透過率
が低下)すると、光センサーが読み取る紫外線出力低下
情報としては、紫外線ランプの経時劣化による性能低下
のファクターと透光管の表面への不純物の付着のファク
ター以外に、被処理液中の濁度等の不純物の増加のファ
クターも入力されて、以下のように、紫外線ランプの交
換時期の判断を誤り易い問題がある。
の結果、第3検知時に光センサーの紫外線出力値は70
%に上昇したために、紫外線ランプの出力維持率が55
%に低下していたことを見逃して、紫外線ランプを新し
いものに交換する時期を逸して紫外線照射処理液の純度
等を低下させる問題があった。
な増加の結果、第4検知時に光センサーの紫外線出力値
は26%に低下したために、紫外線ランプの性能が低下
したと判断して、十分に寿命のある紫外線ランプを新し
いものに交換して紫外線照射処理コストを増加させる問
題があった。
来の紫外線照射装置の紫外線出力測定装置が抱えている
問題点を改善するもので、処理筒に付設したフォトダイ
オード等の光センサーによって、紫外線出力を測定し
て、被処理液中の濁度等の不純物の増加に起因する紫外
線出力低下値を算定して排除して、紫外線ランプの経時
劣化による性能低下に起因する紫外線出力低下値と透光
管の表面への不純物の付着による紫外線出力低下値を基
準として、透光管の洗浄時期と紫外線ランプの交換時期
を正確、適切に検知することによって、紫外線照射処理
液の純度等を向上させるとともに、被処理液の紫外線照
射処理コストを低減させることに目的がある。
置の紫外線出力測定装置に関するものであり、紫外線ラ
ンプを内蔵した透光管を挿填して被処理液中の細菌の殺
菌、有機物の酸化分解、有害物の分解等の紫外線照射を
行う処理筒の側面に透過窓を設け、透過窓に近接させて
フォトダイオード等の光センサーを付設し、光センサー
によって紫外線出力の測定を行い、予め設定した紫外線
ランプの規定減衰出力値以下に低下したことを検知し
て、透光管の洗浄、紫外線ランプの交換を行うについ
て、処理筒の側面に二つの透過窓を透光管との距離を異
なえて設け、各透過窓にフォトダイオード等の光センサ
ーを付設し、二つの光センサーによってそれぞれ紫外線
出力を測定して、被処理液中の濁度等の不純物に起因す
る紫外線出力の低下値を算定し、これを全紫外線出力低
下値からカットすることによって、紫外線ランプの出力
低下値のみを測定し、光センサーによって紫外線ランプ
の規定減衰出力値以下に低下したことを検知して透光管
に付着した汚染洗浄、紫外線ランプの交換を行うことに
特徴がある。
出力測定装置に関するもので、処理筒の側面にフォトダ
イオード等の光センサーを摺動可能に挿填し、この光セ
ンサーを摺動させて透光管との距離が異なる二個所にセ
ットして光センサーによって紫外線出力を測定して、被
処理液中の濁度等の不純物に起因する紫外線出力の低下
値を算定し、これを全紫外線出力低下値からカットする
ことによって、紫外線ランプの出力低下値のみを測定
し、光センサーによって紫外線ランプの規定減衰出力値
以下に低下したことを検知して透光管に付着した汚染洗
浄、紫外線ランプの交換を行うことに特徴がある。
1にしたがって説明すると、被処理液中の細菌の殺菌、
有機物の酸化分解、有害物の分解等の紫外線照射処理を
行うステンレス製の処理槽1であって、その内部には、
紫外線ランプ2を内蔵した石英ガラスよりなる透光管3
を挿填した公知の構造を有するものである。
の側面に二つの透過窓4aと4bを設け、この透過窓4
aと透過窓4bに石英ガラス板5を設ける。そして、透
過窓4aの石英ガラス板5と透光管3との距離をA、透
過窓4bの石英ガラス板5と透光管3との距離をBと異
なえ、たとえば、前者の距離を2〜10cm、後者の距
離を3〜12cmと、距離を異なえる点に特徴がある。
過窓4aと透過窓4bの石英ガラス板5に近接して、光
センサーとしてのフォトダイオード6aと6bを付設し
て、処理槽1内に流入する被処理液中の濁度等の不純物
に起因する紫外線出力の低下値を、それぞれ、前述した
ように距離を異なえて測定し、フォトダイオード6bの
紫外線出力値より、フォトダイオード6aの紫外線出力
値を差し引いて、被処理液中の濁度等の不純物に起因す
る紫外線出力の低下値を算出するようにする点に特徴が
ある。
に、フッ素樹脂等の紫外線の透過性のよい材質を使用で
き、またフォトダイオード6a、6bとしては、たとえ
ば、浜松ホトニックス社製のS1226−8BQが最適
であるが、これ以外にもS1227−16BQも使用す
ることができ、またフォトダイオード7以外にも光電
管、たとえば、浜松ホトニックス社製のR1228もを
光センサーとして使用できる。なお、紫外線照射筒1に
挿填する紫外線ランプ2としては、主波長254nmの
低圧殺菌ランプ、主波長185nm、254nmの低圧
オゾンランプ、主波長185nm、254nm、365
nmの中・高圧ランプを用い、たとえば、(株)日本フ
ォトサイエンス製のAY−4、AY−6、AV−2の紫
外線ランプをそれぞれ使用すればよい。
に設けたフォトダイオード6aと透光管3との距離を3
cm、透過窓4b(石英ガラス板5)に設けたフォトダ
イオード6bと透光管3との距離を4cmにするが、紫
外線出力装置を製造する際に、フォトダイオード6aと
6bと透光管3との距離を3cmの同じ距離で、予め紫
外線ランプの規定減衰出力値に初期設定を行った後、フ
ォトダイオード6bのみを透光管3との距離を4cmに
セットし直す。
因する紫外線出力値を、フォトダイオード6aと6bに
よってそれぞれ測定し、フォトダイオード6bの紫外線
出力値をフォトダイオード6aの紫外線出力値で割るこ
とによって紫外線透過率を算定し、フォトダイオード6
aの紫外線出力値を、(フォトダイオード6bの初期設
定値÷紫外線透過率)の3乗で割って、紫外線ランプ1
の出力維持率と透光管3の非汚染度を算出する。
4aに設けたフォトダイオード6a透光管3との距離を
3cm、他方の透過窓4bに設けたフォトダイオード6
bと透光管3との距離を4cmにし、また、紫外線ラン
プ1の規定出力維持率を55%以下になったときに紫外
線ランプ1の交換を行い、さらに透光管3の非汚染度8
5%以上になったときに透光管3の洗浄を行うように、
それぞれ設定し、さらに、以下に述べるような初期設定
をして、被処理液の紫外線照射処理を行って、紫外線ラ
ンプ1の交換時期または透光管3の洗浄時期を検知し
た。
等の不純物に起因する紫外線出力値を(d)の第1フォ
トダイオードと(e)の第2フォトダイオードで測定
し、(e)の第2フォトダイオードの紫外線出力値を
(d)の第1フォトダイオードの紫外線出力値で割るこ
とによって紫外線透過率を算定し、(d)の第1フォト
ダイオードの紫外線出力値を、((e)の第2フォトダ
イオードの初期設定値÷紫外線透過率)の3乗で割っ
て、紫外線ランプの出力維持率と透光管の非汚染度を算
出して、紫外線ランプの交換または透光管の洗浄を行う
信号を出せばよい。
規定出力維持率を55%以下(紫外線ランプの交換)、
透光管の非汚染度85%以上(透光管の洗浄)にそれぞ
れ設定しているので、0.55×0.85=0.47で
あり、すなわち、(d)の第1フォトダイオードの紫外
線出力値の47%以下で警報信号を発して、紫外線ラン
プの交換または透光管の洗浄を行う。
処理において、光センサーによって紫外線出力を測定し
て紫外線ランプの交換時期または透光管の洗浄時期を検
知するために必要な情報は(b)の紫外線ランプの規定
出力維持率×(c)の透光管の非汚染度の積であるが、
この値は(d)の第一フォトダイオードの紫外線出力値
×((f)の初期設定値÷(f)の各検知時の値)3 で
得ることができ、たとえば、第3検知時の場合には、7
0%×(70%÷80%)3 =47%となり、警報信号
を発して、紫外線ランプの交換または透光管の洗浄を行
う。
(70%÷70%)=51%であり、警報信号を発せ
ず、紫外線ランプの交換または透光管の洗浄は行わな
い。
(70%÷70%)=47%であるので、警報信号を発
して、紫外線ランプの交換または透光管の洗浄を行う。
(70%÷50%)=71%であり、警報信号を発せ
ず、紫外線ランプの交換または透光管の洗浄は行わな
い。
ランプの交換を行わず、まず、透光管の洗浄を行うこと
によって、47%よりかなり回復した場合には、この紫
外線ランプは性能があるので、新しいものに交換せずに
使用し、透光管を洗浄行っても、47%以下である場合
に、この能力の低下した紫外線ランプを新しいものに交
換するような確認操作を付け加えてもかまわない。
がって説明すると、ステンレス製の処理槽1であって、
その内部には、紫外線ランプ2を内蔵した石英ガラスよ
りなる透光管3を挿填した構造を有するものであること
は、前述した実施例の場合と同様である。
は、この処理槽1の側面に、光センサーとして、フォト
ダイオード6を内蔵した測定筒7を摺動可能に、水封状
態に挿填し、このフォトダイオード6を内蔵した測定筒
7を摺動させることによって、フォトダイオード6を透
光管3との距離が異なるA点とB点の二個所にセットで
きるように構成したことにある。
トダイオード6によって紫外線出力を測定して、被処理
液中の濁度等の不純物に起因する紫外線出力の低下値を
算定し、これを全紫外線出力低下値からカットすること
によって、紫外線ランプ1の出力低下値のみを測定し、
フォトダイオード6によって紫外線ランプ1の規定減衰
出力値以下に低下したことを検知して透光管3に付着し
た汚染洗浄、紫外線ランプ1の交換を行う。
において述べた点と同じであるので説明を省略する。
光管と距離を異なえて設けたフォトダイオード等の光セ
ンサーによって紫外線出力を測定して、低下被処理液中
の濁度等の不純物の増加に起因する紫外線出力低下値を
算定して排除し、紫外線ランプの経時劣化による性能低
下に起因する紫外線出力低下値と透光管の表面に不純物
が付着に起因する紫外線出力低下値を基準として、紫外
線ランプの交換時期と透光管の洗浄時期を正確、適切に
検知、警報することによって、紫外線照射処理液の純度
等を格段に向上できるとともに、紫外線照射処理コスト
を大幅に低減できる優れた効果を達成できる。
二個所に付設した紫外線照射測定装置の説明図である。
移動可能に付設した紫外線照射測定装置の説明図であ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 紫外線ランプを内蔵した透光管を挿填し
て被処理液中の細菌の殺菌、有機物の酸化分解、有害物
の分解等の紫外線照射を行う処理筒の側面に透過窓を設
け、透過窓に近接させてフォトダイオード等の光センサ
ーを付設し、、光センサーによって紫外線出力の測定を
行い、予め設定した紫外線ランプの規定減衰出力値以下
に低下したことを検知して、透光管の洗浄、紫外線ラン
プの交換を行うについて、処理筒の側面に二つの透過窓
を透光管との距離を異なえて設け、各透過窓にフォトダ
イオード等の光センサーを付設し、二つの光センサーに
よってそれぞれ紫外線出力値を測定して、被処理液中の
濁度等の不純物に起因する紫外線出力の低下値を算定
し、これを全紫外線出力低下値からカットすることによ
って、紫外線ランプの出力低下値のみを測定し、光セン
サーによって紫外線ランプの規定減衰出力値以下に低下
したことを検知して透光管に付着した汚染洗浄、紫外線
ランプの交換を行う紫外線照射装置の紫外線出力測定装
置。 - 【請求項2】 処理筒の側面にフォトダイオード等の光
センサーを摺動可能に挿填し、この光センサーを摺動さ
せて透光管との距離が異なる二個所にセットして光セン
サーによって紫外線出力を測定して、被処理液中の濁度
等の不純物に起因する紫外線出力の低下値を算定し、こ
れを全紫外線出力低下値からカットすることによって、
紫外線ランプの出力低下値のみを測定し、光センサーに
よって紫外線ランプの規定減衰出力値以下に低下したこ
とを検知して透光管に付着した汚染洗浄、紫外線ランプ
の交換を行う紫外線照射装置の紫外線出力測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23125696A JPH1057954A (ja) | 1996-08-14 | 1996-08-14 | 紫外線照射装置の紫外線照射量測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23125696A JPH1057954A (ja) | 1996-08-14 | 1996-08-14 | 紫外線照射装置の紫外線照射量測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1057954A true JPH1057954A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=16920772
Family Applications (1)
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JP23125696A Pending JPH1057954A (ja) | 1996-08-14 | 1996-08-14 | 紫外線照射装置の紫外線照射量測定装置 |
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JP (1) | JPH1057954A (ja) |
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