JPH1057920A - 廃棄物容器内部のガスを自動的に排出する機構を備えた廃棄物容器 - Google Patents
廃棄物容器内部のガスを自動的に排出する機構を備えた廃棄物容器Info
- Publication number
- JPH1057920A JPH1057920A JP8257314A JP25731496A JPH1057920A JP H1057920 A JPH1057920 A JP H1057920A JP 8257314 A JP8257314 A JP 8257314A JP 25731496 A JP25731496 A JP 25731496A JP H1057920 A JPH1057920 A JP H1057920A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- gas
- waste
- exhaust valve
- automatic exhaust
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Refuse Receptacles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 廃棄物を詰めた容器を長期間放置すれば容器
内にガスが溜まり、容器の寿命を短くするため、ガスが
高圧状態になると自動排気弁から自動的に排気するよう
になっており、容器の寿命を長く持たせることを目的と
したものである。 【構成】 上記目的を達成するため廃棄物を詰めた容器
にガス溜まりの形状を造りそのガス溜まり部に内部から
外部への一方向に排気する自動排気弁を付設した構成に
なっている。
内にガスが溜まり、容器の寿命を短くするため、ガスが
高圧状態になると自動排気弁から自動的に排気するよう
になっており、容器の寿命を長く持たせることを目的と
したものである。 【構成】 上記目的を達成するため廃棄物を詰めた容器
にガス溜まりの形状を造りそのガス溜まり部に内部から
外部への一方向に排気する自動排気弁を付設した構成に
なっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、廃棄物を詰めた容器内
に発生したガスを自動的に一方の方向に排気するための
ガス抜用自動排気弁を付設したプラスチック容器に関す
るものである。
に発生したガスを自動的に一方の方向に排気するための
ガス抜用自動排気弁を付設したプラスチック容器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、廃棄物を詰めた容器は廃棄物をビ
ニールシートで包み、更に周囲をコンクリートで包み込
んだだけのもので長期間放置するとバクテリアが発生し
容器内にはガスが発生し容器が膨脹するため容器の寿命
を短くする要因になっている。
ニールシートで包み、更に周囲をコンクリートで包み込
んだだけのもので長期間放置するとバクテリアが発生し
容器内にはガスが発生し容器が膨脹するため容器の寿命
を短くする要因になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では容器に
はガスを排出するためのガス抜用自動排気弁がなく長期
間容器を放置すると容器内部の廃棄物から発生したガス
が蓄積し容器の寿命を短くする問題がある。従って、本
発明の目的は容器の寿命を短くすることを防ぐために廃
棄物を詰めたプラスチック容器内にガス溜まりを設け更
に自動的に一方の方向へ排気するための自動排気弁を付
設したプラスチック容器を提供するものである。
はガスを排出するためのガス抜用自動排気弁がなく長期
間容器を放置すると容器内部の廃棄物から発生したガス
が蓄積し容器の寿命を短くする問題がある。従って、本
発明の目的は容器の寿命を短くすることを防ぐために廃
棄物を詰めたプラスチック容器内にガス溜まりを設け更
に自動的に一方の方向へ排気するための自動排気弁を付
設したプラスチック容器を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は容器内にガス溜
まりを設け発生したガスの圧力が高圧状態になった場
合、自動的に開き一方の方向にガスが抜けるように制御
された自動排気弁をプラスチック容器に付設することに
より課題を解決することができる。
まりを設け発生したガスの圧力が高圧状態になった場
合、自動的に開き一方の方向にガスが抜けるように制御
された自動排気弁をプラスチック容器に付設することに
より課題を解決することができる。
【0005】
【作用】このようにガス溜まりと自動排気弁から構成さ
れた機構を付設したプラスチック容器の内部に蓄積した
ガスを外部に自動的に排気させ容器内部の圧力を減圧す
ることによりプラスチック容器の寿命を長くすることが
できる。
れた機構を付設したプラスチック容器の内部に蓄積した
ガスを外部に自動的に排気させ容器内部の圧力を減圧す
ることによりプラスチック容器の寿命を長くすることが
できる。
【0006】
【実施例】次に本発明の一実施例の構成を図面によって
説明する。廃棄物を詰めたプラスチック容器の内部
にガス溜まり部を設け容器外部には排気弁を付設し
容器の内部に発生したガスが一定量蓄積されると自動排
気弁が自動的に開き一方の方向にガスを排気させプラス
チック容器内のガスの圧力を減圧し容器の寿命を長くす
るものである。廃棄物容器内の温度及び圧力を測定した
が測定方法並びに測定結果は下記の通りである。廃棄物
容器内の温度を測定する方法は自動排気弁を付設した廃
棄物容器に穴を開けその穴に温度計を入れその温度計を
エポキシ接着剤で固定したもので
説明する。廃棄物を詰めたプラスチック容器の内部
にガス溜まり部を設け容器外部には排気弁を付設し
容器の内部に発生したガスが一定量蓄積されると自動排
気弁が自動的に開き一方の方向にガスを排気させプラス
チック容器内のガスの圧力を減圧し容器の寿命を長くす
るものである。廃棄物容器内の温度及び圧力を測定した
が測定方法並びに測定結果は下記の通りである。廃棄物
容器内の温度を測定する方法は自動排気弁を付設した廃
棄物容器に穴を開けその穴に温度計を入れその温度計を
エポキシ接着剤で固定したもので
【図5】に示す。6年間の温度上昇の平均テスト値は
【図6】Aのグラフに示す。但し、テストをした廃棄物
の容量は1m3である。自動排気弁の付設していない廃
棄物容器と自動排気弁を付設した廃棄物容器についは6
年間の廃棄物容器内の圧力テストを実施した結果を
の容量は1m3である。自動排気弁の付設していない廃
棄物容器と自動排気弁を付設した廃棄物容器についは6
年間の廃棄物容器内の圧力テストを実施した結果を
【図7】のグラフに示す。
【図7】のBは自動排気弁を付設しない時の圧力をCは
自動排気弁を付設した時の圧力を表わす。以上のテスト
結果から自動排気弁を付設していない廃棄物容器と自動
排気弁を付設してある廃棄物容器を比較すると自動排気
弁を付設した廃棄物容器のほうは容器の内部から圧力が
掛かっていない事が明白に判る。従って、自動排気弁を
付設した廃棄物容器は寿命を長く保つ事が判る。
自動排気弁を付設した時の圧力を表わす。以上のテスト
結果から自動排気弁を付設していない廃棄物容器と自動
排気弁を付設してある廃棄物容器を比較すると自動排気
弁を付設した廃棄物容器のほうは容器の内部から圧力が
掛かっていない事が明白に判る。従って、自動排気弁を
付設した廃棄物容器は寿命を長く保つ事が判る。
【0007】
【発明の効果】以上のように本発明によると、現在生産
されている密閉式の容器よりガス溜まりを設け、自動排
気弁を付設したプラスチック容器の方が長期間安定した
保管管理をすることができる。
されている密閉式の容器よりガス溜まりを設け、自動排
気弁を付設したプラスチック容器の方が長期間安定した
保管管理をすることができる。
【0008】
【図1】本発明の一実施例のプラスチック容器にガス溜
まりと自動排気弁を付設した状況を断面図で示す。
まりと自動排気弁を付設した状況を断面図で示す。
【図2】ガス溜まり部と自動排気弁の構造を拡大した断
面図で示す。自動排気弁が閉まっている状況を示す。
面図で示す。自動排気弁が閉まっている状況を示す。
【図3】ガス溜まり部に蓄積されたガスの排出経路と自
動排気弁の駆動状況を拡大した断面図で示す。
動排気弁の駆動状況を拡大した断面図で示す。
【図4】自動排気弁を付設した廃棄物を詰めたコンクリ
ートブロックの斜視図を示す。
ートブロックの斜視図を示す。
【図5】廃棄物を詰めたコンクリートブロック内の温度
測定方法の断面図を示す。
測定方法の断面図を示す。
【図6】廃棄物温度を6年間測定した1月ごとの平均値
Aをグラフに示す。但し、縦軸は温度、横軸は1月から
12月まで1か月ごと区切りで測定したものである。
Aをグラフに示す。但し、縦軸は温度、横軸は1月から
12月まで1か月ごと区切りで測定したものである。
【図7】廃棄物容器に自動排気弁を付設しない時の圧力
Bと自動排気弁を付設した時の圧力Cを比較したグラフ
を示す。但し、縦軸は廃棄物容器内のガス圧力、横軸は
6年間1年区切りで測定したものである。
Bと自動排気弁を付設した時の圧力Cを比較したグラフ
を示す。但し、縦軸は廃棄物容器内のガス圧力、横軸は
6年間1年区切りで測定したものである。
【符号の説明】 廃棄物 フィルター 自動排気弁 コンクリート ガス溜まり部の形状 プラスチック容器 接着部 スプリング 温度計 ▲12▼ ガス噴出口 ▲10▼ エポキシ接着剤 ▲13▼ 弁 ▲11▼ ガスの排出経路
Claims (1)
- 【請求項1】 廃棄物を詰める容器に廃棄物ガス溜まり
部の形状を造りそのガス溜まり部に内部から外部へ一方
の方向にガスを排気する自動排気弁を備えた方法を特徴
とする。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8257314A JPH1057920A (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 廃棄物容器内部のガスを自動的に排出する機構を備えた廃棄物容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8257314A JPH1057920A (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 廃棄物容器内部のガスを自動的に排出する機構を備えた廃棄物容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1057920A true JPH1057920A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=17304645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8257314A Pending JPH1057920A (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 廃棄物容器内部のガスを自動的に排出する機構を備えた廃棄物容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1057920A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008100154A (ja) * | 2006-10-18 | 2008-05-01 | Shimizu Corp | 埋設処分施設用の透気経路部材及び埋設処分施設 |
-
1996
- 1996-08-21 JP JP8257314A patent/JPH1057920A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008100154A (ja) * | 2006-10-18 | 2008-05-01 | Shimizu Corp | 埋設処分施設用の透気経路部材及び埋設処分施設 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050204 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050215 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050621 |