JPH1057357A - 握力計 - Google Patents

握力計

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JPH1057357A
JPH1057357A JP8224259A JP22425996A JPH1057357A JP H1057357 A JPH1057357 A JP H1057357A JP 8224259 A JP8224259 A JP 8224259A JP 22425996 A JP22425996 A JP 22425996A JP H1057357 A JPH1057357 A JP H1057357A
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Hajime Suzuki
肇 鈴木
Toshihiro Kato
智弘 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の握力計では、最大握力の測定を目的と
しており、中握りのストロークは、極めて小さいものし
か得られなかった。そこで、中握りに握力に応じたスト
ロークをもたせ、握り感のある握力計を提供することを
課題とする。 【解決手段】 フレーム11に前後直線移動可能に支持
された中握り13と、それに固定された伝動棒23があ
り、その周囲にはバネ座27が設けられている。バネ座
27の周囲には、バネカバー43が配置されており、両
者の間には、圧縮バネ51が挿入されている。バネカバ
ー43の下部には、押圧部材17が固定され、フレーム
11に固定されたロードセル15と対向している。フレ
ーム11には、バネカバー43を貫通し、その先端がバ
ネ座27に設けられた溝71に係合する、ストローク調
整ネジ63がロック機構61として配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、握力計、特に握っ
た時に、その握力の大きさに応じたストロークが得られ
る握力計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、手の筋力を評価する手段
として、握力計を用いて被験者の握力を測定する方法が
ある。図3及び図4は、従来から用いられている、握力
計の構造を示す概略図である。
【0003】図に示すように、従来の握力計は、枠体1
と、枠体1の内側に移動可能に取り付けられた中握り3
と、中握り3に固定され、枠体1と中握り3の間に加え
られた力(握力)を伝える伝動棒5と、枠体1に固定さ
れ、伝動棒5を介して握力を計測するロードセル7とを
主要構成要素としている。実際に握力を測定するために
は、枠体1と中握り3との間を手で握り、伝動棒5によ
り伝えられた最大握力をロードセル7で検知して、電気
的信号としてアウトプットする構造になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のロードセルを用いた従来の握力計では、最大握力を
検出する目的では特に問題はないが、握りの程度に応じ
た握力の評価(例えば筋力調整能力の評価)を行う場合
には、ストロークがないため、被験者にとっても実際の
握り感という点で物足りないものがあり、正確な筋力調
整能力が評価できなかった。
【0005】本発明は、上述する問題点に鑑みてなされ
たもので、以下の点を目的とする。 (1)握力を加えたときに、加えた握力の大きさに比例
したストロークが得られるようにして、被験者に適当な
握り感を与えることが可能な握力計を提供する。 (2)従来のストロークのない最大握力測定も、同じ握
力計で測定可能にする。 (3)手の筋力調整能力の静的或いは動的な追従能力を
評価することが可能な握力計を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、次のような手段を提案する。請求項1記載の握力
計においては、枠体と、該枠体内で前後直線移動可能に
支持された移動体と、前記枠体に固定された圧力検出素
子と、前記移動体に連結され、該移動体が移動したとき
に、前記圧力検出素子を押圧する押圧部材とを備えてな
り、前記枠体と前記移動体との間に、該移動体を直線方
向に移動させる力を加えて、その力を検出する握力計に
おいて、前記移動体に連結され、直線移動可能に支持さ
れた第1の伝動部材と、前記押圧部材に連結され、直線
移動可能に支持された第2の伝動部材と、前記第1の伝
動部材と前記第2の伝動部材との間に介装され、これら
を互いに反対方向に付勢する付勢部材とを備えてなるこ
とを特徴とする。
【0007】このような構成をもつ握力計においては、
前記第1の伝動部材と第2の伝動部材との間に前記付勢
部材を設けたため、前記枠体と前記移動体との間に握力
を加えた場合に、枠体内で前記付勢部材を伸長または圧
縮させつつ、前記移動体が移動する。従って、前記付勢
部材がない場合と比べて、適当なストロークが得られ
る。
【0008】請求項2記載の握力計においては、請求項
1記載の握力計において、前記枠体には、前記第1の伝
動部材と前記第2の伝動部材との相対移動を規制するロ
ック機構が設けられていることを特徴とする。
【0009】このような構成をもつ握力計においては、
前記ロック機構を解除した場合には、前記付勢部材が働
くため大きなストロークが生じるのに対して、前記ロッ
ク機構を働かせて前記付勢部材の伸長または圧縮をなく
すと、ストロークはなくなる。 従って前記ロック機構
は、ストローク有りまたは無しの切り替えをする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1および図2は、本発明の握
力計の実施の形態を示す図である。図1は本発明の握力
計の概略構成を示す正面図である。
【0011】握力計Aには、従来の握力計と同様に、概
略、フレーム(枠体)11と、フレーム11の内側で、
前後直線移動可能に支持された中握り13(移動体)
と、フレーム11に固定されたロードセル(圧力検出素
子)15と、中握り13に連結され、これが移動したと
きに、ロードセル15を押圧する押圧部材17とを備え
ている。中握り13と押圧部材17との間には、その中
握り13に連結され、フレーム11と中握り13との間
に加えられた力(握力)を伝えるための第1の伝動部材
21と、その力を押圧部材17に伝える第2の伝動部材
41と、これらを付勢する付勢部材31とが設けられて
いる。
【0012】ここで、第1の伝動部材21は、棒状の伝
動棒23とこれに連結された円筒状のバネ座27とから
なる。そして伝動棒23は、その一端24が、握り幅調
整ノブ29を用いて中握り13に固定されている。ここ
で、握力を加える前の、フレーム11と中握り13との
距離は、この握り幅調整ノブ29により調整可能となっ
ている。
【0013】図2はバネ座27付近を拡大し、図1の側
部から見た概略側面図である。伝動棒23の先端部25
は、バネ座27により囲まれており、さらにその周囲に
は、第2の伝動部材41が配置されている。ここで、第
2の伝動部材41は、バネ座27を覆うように設けられ
たバネカバー43からなっており、このバネカバー43
の下端部45には、押圧部材17が固定されている。そ
して、押圧部材17の下端部18は、フレーム11に固
定されたロードセル15と対向している。
【0014】ここで、バネ座27はその上端部28にお
いて、伝動棒23とネジ止めにより固定されて連結され
ており、一方、伝動棒23とバネ座27とは、バネカバ
ー43の上部に開けられた貫通孔46を貫通している。
バネ座27の下端には、外径が大きい大径部29が形成
されており、この大径部29とバネカバー43の上部と
の間には、付勢部材(31)として圧縮バネ51が挿入
されている。
【0015】ロードセル15からの出力電気信号は、ケ
ーブル55を介して出力表示部Bに供給されるようにな
っている。さらに、図1に示すように、フレーム11の
側部12には、ロック機構61が設けられている。この
ロック機構61は、フレーム11の側部12に形成され
た孔12aを貫通して、ストローク調整ネジ63が支持
されており、このストローク調整ネジ63は、その先端
部に形成された雄ネジ部材65が、バネ座27の上部に
形成された溝71に係合するようになっている。
【0016】次に、この握力計Aの使用方法について図
1及び図2を参照にして説明する。上述のロック機構6
1は、ストローク調整ネジ63を回動操作すると、その
先端部の雄ネジ部材65をバネ座27に形成された溝7
1に係合させて固定し、バネ座27とバネカバー43と
の上下方向の相対移動を拘束する。まず、ストローク調
整ネジ63を溝71に挿入した場合(ロック機構61を
働かせた場合)の使用方法について述べる。
【0017】この場合には、バネ座27とバネカバー4
3が一体化するため、従来の握力計と同じ動作をする。
すなわち、フレーム11と中握り13間に握力を加える
と、その力は伝動棒23に伝わる。伝動棒23は、バネ
座27とネジ込みにより固定されおり、さらにストロー
ク調整ネジ63により、バネ座27とバネカバー43と
は圧縮バネ51を介さずに固定されるため、伝動棒23
に伝わった握力は、バネ座27およびバネカバー43を
介して、バネカバー43の下端に固定されている押圧部
材17に伝わり、ロードセル15を押圧する。従って、
握力はロードセル15により電気信号に変換されて出力
される。この場合には、力が加わっても圧縮バネ51は
圧縮されない。すなわち、圧縮バネ51は力の伝動には
寄与しない。
【0018】次に、ストローク調整ネジ63を、溝71
から引き抜いた場合(ロック機構を解除した場合)の動
作について説明する。この場合には、バネ座27とバネ
カバー43との間には、ストローク調整ネジ63が介在
しないので、両者は相対移動可能となる。従って、フレ
ーム11と中握り13間に握力を加えると、その力は伝
動棒23を介してバネ座27まで伝わる。ここで、バネ
座27の下部は、大径部29を形成しており、大径部2
9とバネカバー43の上部との間に介在する圧縮バネ5
1に力が加わる。圧縮バネ51が圧縮され、加えられた
力は、そのままバネカバー43の上部に伝わる。従っ
て、握力は、押圧部材17に伝わり、ロードセル15を
押圧する。
【0019】この場合には、バネ座27は、加えられた
力に応じて圧縮バネ51の圧縮分だけ上部に移動できる
ので、中握り13も上方(図1の矢印の方向)に移動す
る。従って、中握り13にストロークが生じることにな
る。ここで、圧縮バネ51の変形は弾性変形領域内で行
われるため、中握り13に生じるストローク量は、加え
られた握力に比例する。
【0020】また、いったん握力を加えた後に握る力を
弱めると、圧縮されていたバネは弾性復帰しようとす
る。すなわち、圧縮バネ51は、相対的に伸びる状態と
なり、中握り13は下方(図1の矢印と反対の方向)に
引っ張られる。この場合には、圧縮バネ51がバネカバ
ー43の上部を押す力も弱くなり、ロードセル15を押
圧する力も小さくなる。ロードセル15が検知した握力
は電気信号に変換される。そして、その出力電気信号
は、電気ケーブル55を伝わって出力表示部Bに表示さ
れる。この握力計Aでは、上述のように2種類の握力計
の使い方(ストロークの有り・無し)が、ストローク調
整ネジ63の着脱により切り替わる。
【0021】上述したように、本発明の握力計において
は、中握りに加えた握力に対応する大きなストロークを
与えることができる。さらに、簡単なスイッチの切り替
えで、握力計にストロークを持たせたり、無くしたりす
ることができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明の握力計によれば、
次のような効果を奏する。すなわち、請求項1記載の握
力計においては、握力を測定部に伝え第1の伝動部材と
第2の伝動部材の間に、付勢部材が設けられているた
め、中握りに握力に応じたストロークを持たせることが
できる。
【0023】請求項2記載の握力計においては、第1の
伝動部材と第2の伝動部材との間の相対移動を規制する
ロック機構が設けられているため、ストロークの有無を
容易に切り替えることができる。
【0024】以上のように、本発明の握力計において
は、握力計に握力に応じた大きさのストロークを持たせ
ることができ、適当な握り感を生じさせる。さらに、簡
単なロック機構により、ストロークの有無を切り替える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示す握力計の正面図で
ある。
【図2】 本発明の実施の形態を示す握力計の伸縮部付
近を拡大した側面図である。
【図3】 従来の握力計の正面図である。
【図4】 従来の握力計の側面図である。
【符号の説明】
A…握力計 11…フレーム 13…中握り 15…ロードセル 17…押圧部材 23…伝動棒 27…バネ座 31…付勢部材 43…バネカバー 51…圧縮バネ 61…ロック機構 63…ストローク調整ネジ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体と、該枠体内で前後直線移動可能に
    支持された移動体と、前記枠体に固定された圧力検出素
    子と、前記移動体に連結され、該移動体が移動したとき
    に、前記圧力検出素子を押圧する押圧部材とを備えてな
    り、 前記枠体と前記移動体との間に、該移動体を直線方向に
    移動させる力を加えて、その力を検出する握力計におい
    て、 前記移動体に連結され、直線移動可能に支持された第1
    の伝動部材と、 前記押圧部材に連結され、直線移動可能に支持された第
    2の伝動部材と、 前記第1の伝動部材と前記第2の伝動部材との間に介装
    され、これらを互いに反対方向に付勢する付勢部材とを
    備えてなることを特徴とする握力計。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の握力計において、前記枠
    体には、前記第1の伝動部材と前記第2の伝動部材との
    相対移動を規制するロック機構が設けられていることを
    特徴とする握力計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010032417A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Kayaba System Machinery Kk 揺動回転試験装置
EP2659835A1 (fr) * 2012-05-03 2013-11-06 Sensix Dispositif pour quantifier l'indépendance des doigts

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JP2010032417A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Kayaba System Machinery Kk 揺動回転試験装置
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FR2990125A1 (fr) * 2012-05-03 2013-11-08 Sensix Dispositif pour quantifier l'independance des doigts

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