JPH0131209Y2 - - Google Patents

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JPH0131209Y2
JPH0131209Y2 JP1984040278U JP4027884U JPH0131209Y2 JP H0131209 Y2 JPH0131209 Y2 JP H0131209Y2 JP 1984040278 U JP1984040278 U JP 1984040278U JP 4027884 U JP4027884 U JP 4027884U JP H0131209 Y2 JPH0131209 Y2 JP H0131209Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 この考案は握力、背筋力等の筋力を測定するス
トレンゲージを用いた筋力測定器の改良に関する
ものである。 〔従来の技術〕 従来の握力計では握力測定時外握り部と内握り
部とにかかる荷重(握力)は単純な引張荷重のみ
ではなく、ねじれ荷重や、曲げによる横荷重をも
生じる。即ち従来のストレンゲージを用いた握力
計においては第4図ロに示すように筋力変換起歪
柱3が握力計の器体1に固定されていて内握り部
8を引上げることにより起歪柱を変位させる構造
である。 〔考案が解決しようとする課題〕 従来の握力計では起歪柱が器体に固定されてい
るため起歪柱の垂直軸に対してθなる角度をもつ
て荷重(握力)Wが加えられたとき、その荷重W
は引張荷重W1=Wcosθと、横荷重W2=Wsinθと
に分力され、引張荷重W1と横荷重W2が同時に加
えられたものとなる。従つてこの横荷重W2は起
歪柱に曲げの力をかけるように働き、本来の握力
によつて生ずる引張荷重の出力とは異なつた出力
がでるため、正確な握力を測定できなかつた。又
背筋力計でも筋力変換起歪柱が器体内に固定して
あるためハンドルを引張る方向が垂直軸に対して
傾斜した方向から引張ると引張荷重と横荷重を生
じ、前記と同様に正確な筋力を測定することがで
きなかつた。 さらに筋力変換起歪柱が固定されているので測
定時に測定者の手首及び腰に対する負担も大きく
等の欠点があつた。 この考案は従来の問題点に鑑みて、握力計、背
筋力計においてストレンゲージ付き起歪柱を備え
た引張杆を器体に固定せず、たわみ用スプリング
を利用して器体の中心線に対し一定角度範囲で傾
倒可能に備え、引張杆に前記範囲で斜め方向より
筋力がかかるも引張杆がその方向に傾いて常に軸
方向に引張力がかかり、常に正確な背筋力、握力
等の筋力測定できる筋力測定器を提供することを
目的とする。 〔課題を解決するための手段〕 この考案は握力計、背筋力計等の測定器体の上
部にシリコン材等の環状体を設け、上端に適宜引
上げ手段を備えかつ適所に筋変換用ストレンゲー
ジ付き起歪柱を設けた引張杆を環状体に器体の中
心線に対し一定角度範囲で傾倒可能な間〓を存し
て挿入し、該引張杆又は起歪柱と器体間にスプリ
ング等たわみ材を介装し引張杆と起歪柱を常時下
方へ付勢状として器体内で傾倒自由に保持し、引
上げ手段により引張杆を前記範囲でいずれの方向
に引上げるも筋力が常に起歪柱の軸方向にかかる
ようにした筋力測定器に係るものである。 〔作用〕 上記構造によれば握力計の内握り部、或いは背
筋力計のハンドルを引上げるとき、引張杆は引上
げ方向に傾き、筋力を引張杆の軸方向にかけ、正
確に起歪柱に筋力変化を生ぜしめてストレンゲー
ジで正確な筋力を表示できるものである。 〔実施例〕 この考案を図面に示す実施例に基づいて説明す
る。 第1図乃至第4図イに示す実施例で握力計の場
合を説明すると、1は握力計の測定器体で、上部
に〓型外握り部7を一体形成し、該外握り部7内
において引張杆の引上げ手段として別体の略四角
形状内握り部8を器体1に備える引張杆2の上部
に遊嵌し引張杆2の上端に調節ねじ9を螺着して
備え、内握り部8を外握り部7に対して引上げ引
張杆2に引張荷重をかけるようになす。このとき
内握り部にかかるねじれ荷重は内握り部が多少回
動できるので後述の起歪柱には働くことがない。
前記測定器体1には上部中央に弾性体或いはシリ
コン材等の環状体11を設け、引張杆2を環状体
11の開口部1bに器体1の中心線に対し一角度
範囲で傾倒可能な間〓を存して挿入し、かつ、測
定器体1の内部は大きくして後述のスプリング5
の周辺に間〓を構成し、引張杆2、起歪柱3、ス
プリング5を器体内で自由に傾倒可能となす。3
は筋力変換用の起歪柱3で引張杆2の下端に連設
し、この引張杆2と起歪柱3を起歪柱3の下端の
受板6と器体の上部内面1aとの間にたわみ材と
してスプリング5を介装し引張杆2を常時下方へ
付勢状として器体内で傾倒自由に保持し、前記起
歪柱3にストレンゲージ4を貼り付け、起歪柱に
生ずる変位をストレンゲージ4を用いて電気信号
に変換して増幅器を介し遠隔のデジタルボルトメ
ータにデジタル表示するようになす。 また、測定器体1の底部には起歪柱3を受止め
る受部10を設け、引張杆2に引張荷重がかから
ず垂直状にあるときスプリング5の弾発力で第2
図に示すように起歪柱3が受部10に嵌まるよう
にしておき、引張杆2に引張荷重がかかつたとき
スプリング5に抗して起歪柱が受部10より離脱
して上昇し、器体内でいずれの方向へも傾倒自由
となす。 上記実施例ではスプリング5を起歪柱の受板と
器体上部との間に備えたが、これに限られるもの
ではなく、例えば、スプリングを起歪柱と器体底
部間に備えて傾倒可能とすることもでき、またス
プリング5を一重としてあるが、二重としてもよ
い。また測定器体1の上部の開口部1bの内面に
は弾性体或いはシリコン材等の環状体11を設け
て引張杆2に過度の偏心荷重がかかつたときでも
摩擦力を小さくして影響がほとんど出ないように
し、又調節ねじ9もシリコン材等で作製するのが
好ましい。 なお、前記起歪柱の下部にはラツクレバー12
を設けてラツク13に沿つて摺動し、歯車機構1
4、を介して目盛板15に指針16で筋力を表示
するようになし、測定者自身にも手元で自分の筋
力を読みとることができるようにしてある。17
は起歪柱のストレンゲージで筋力を電気信号に変
換して伝える伝送線である。 次に第5図及び第6図に示す実施例で背筋力計
を説明すると、1は背筋力計の測定器体で、器体
の底部の支持部21を踏台22上の支承部23に
軸24で枢支して備え、引張杆の引上げ手段とし
て、ハンドル25に連結したチエーン26を引張
杆2上端に設けたフツク27に掛け、ハンドル2
5を引上げて引張杆2に引張荷重をかけるように
なす。 前記測定器体1には前記実施例と同様環状体1
1を設け、引張杆2を器体1の中心線に対し一定
角度範囲で傾倒可能な間〓を存して挿入する。こ
の実施例では該引張杆2の中間部に筋力変換用の
ストレンゲージ4を付けた起歪柱3を設け、引張
杆2の下端に受板6をスプリング調節ねじ28で
取付け、該受板6と器体の上部1aとの間にたわ
み用スプリング5を介装し、引張杆を常時下方へ
付勢して保持し、起歪柱に生ずる変位をストレン
ゲージにより電気信号に変換してボルトメータに
デジタル表示する。この背筋力計でもラツク、歯
車機構を介して目盛板に表示して測定者自身にも
手元で自分の筋力を読みとることができるように
なす。 この考案によれば筋力変換起歪柱と測定器体を
固定せず、たわみ用スプリングを介して保持さ
せ、そのたわみを利用することにより横荷重の影
響を防ぐようにしたものである。 即ち第4図イに示すように握力計においては例
えば器体の垂直軸よりも後方にθなる角度をもつ
て偏心荷重Wが加えられると、スプリングの前方
側が大きくたわみ、後方側が小さくたわみ、内握
り部しいては筋力変換起歪柱を備えた引張杆が偏
心荷重Wの方向である後方に傾き、引張荷重方向
と変換起歪柱の軸線とが同一線上になるため横荷
重は生ずることなく、引張荷重のみが生じる。 また背筋力計においても第6図に示すように測
定器体1に背筋力変換起歪柱を設けた引張杆をた
わみ用スプリングを介して保持してあるので、測
定者が例えば左傾斜方向から引張つた場合、スプ
リングの右側が大きくたわみ、左側が小さくたわ
むことにより起歪柱が左側に傾き、引張荷重方向
と起歪柱の軸線が同一線上となり横荷重を防ぐ、
ゆえにどの方向から荷重を加えたとしても横荷重
の影響をほとんど受けずに引張荷重のみが生じ
る。 而して本案と従来の変換起歪柱に垂直荷重と偏
心荷重がかかる場合のデジタルボルトメータの出
力をデータにより示す、
【表】 条 件 荷 重 50Kg 使用ゲージ 350Ω箔ひずみゲージ 起歪柱寸法 外形11.9φ、内径10.6φ 垂直軸荷重出力Aとは垂直軸方向の荷重をかけ
た場合の出力、偏心荷重出力Bとは垂直軸に対し
て6゜傾いた方向から荷重を加えた場合の出力、偏
心荷重出力Cとは垂直軸に対して前記とは反対側
へ6゜傾いた方向から荷重を加えた場合の出力であ
る。 このデータより明らかなように従来では横荷重
の影響が大きいため垂直軸荷重の出力と偏心荷重
によ出力とに大きな差があるのに、本案では横荷
重の影響が小さいためその差が甚が小さい。 従つてこの考案によれば測定者が握力計では両
握り部を握り、また背筋力計ではハンドルを引く
際その力のかかり方が器体の中心線に対しまつす
ぐでなく、いずれの方向に傾いても引張杆に設け
た起歪柱に軸方向の荷重となつて加わるので、起
歪柱に常に筋力に対して正確な筋力変化を生じ、
筋力変化をストレンゲージで電気信号に変換して
正確な背筋力を遠隔の表示計にデジタル表示する
ことができるので便利である。 またスプリングのたわみでダンバーの役割をす
るので測定時に測定者の手首及び腰に対する力の
負担を小さくできる。 さらにスプリングの変動を利用して目盛板にも
筋力を表示できるので便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の握力計を示す正面図、第2
図は同縦断面図、第3図は起歪柱部を示す断面
図、第4図イはこの考案の握力計の起歪柱にθの
角度より荷重が加わつた場合の力関係が示す説明
図、第4図ロは従来の握力計の力関係を示す説明
図、第5図はこの考案の別の実施例の背筋力計を
示す要部破断正面図、第6図は該背筋力計の力関
係を示す説明図である。 1……測定器体、1a……器体上部、1b……
開口部、2……引張杆、3……起歪柱、4……ス
トレンゲージ、5……たわみ用スプリング、6…
…受板、7……外握り部、8……内握り部、9…
…調節ねじ、11……環状体、25……ハンド
ル、26……チエーン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 測定器体1の上部にシリコン材等の環状体11
    を設け、上端に適宜引上げ手段を備えかつ適所に
    筋力変換用ストレンゲージ4付き起歪柱3を設け
    た引張杆2を前記環状体11に器体1の中心線に
    対し一定角度範囲で傾倒可能な間〓を存して挿入
    し、該引張杆又は起歪柱と器体1間にスプリング
    5等たわみ材を介装して引張杆2と起歪柱3を常
    時下方へ付勢状として器体1内で傾倒自由に保持
    し、引上げ手段により引張杆を前記範囲でいずれ
    の方向に引上げるも筋力が常に起歪柱3の軸方向
    にかかるようにしたことを特徴とする筋力測定
    器。
JP4027884U 1984-03-21 1984-03-21 筋力測定器 Granted JPS60153104U (ja)

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JP4027884U JPS60153104U (ja) 1984-03-21 1984-03-21 筋力測定器

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JP4027884U JPS60153104U (ja) 1984-03-21 1984-03-21 筋力測定器

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JPS60153104U JPS60153104U (ja) 1985-10-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0194826A (ja) * 1987-10-07 1989-04-13 Ryotaro Hatsui 精密筋力測定装置

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JPS60153104U (ja) 1985-10-12

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