JPH1057146A - ブラシ用毛材 - Google Patents

ブラシ用毛材

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JPH1057146A
JPH1057146A JP26223296A JP26223296A JPH1057146A JP H1057146 A JPH1057146 A JP H1057146A JP 26223296 A JP26223296 A JP 26223296A JP 26223296 A JP26223296 A JP 26223296A JP H1057146 A JPH1057146 A JP H1057146A
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thermoplastic elastomer
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Nori Tokuyama
則 徳山
Mitsusachi Urushiya
光幸 漆谷
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Kowa Co Ltd
Kouwa Co Ltd
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Kowa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のボデーや器具物品の洗浄に於い
て、被洗浄面を傷つける事なく、極めて洗浄性が良好
で、しかも形状安定性にすぐれたブラシ用毛材を提供す
る事を目的とする。 【解決手段】長尺板状の毛材であって、うねり1とうね
り1の両端部が巻き込まれた部分、即ち巻き込み部2、
3を有し、長手方向の先端部に細分割繊維6aを形成
し、その毛材の組成がエチレン−αオレフィン共重合体
熱可塑性エラストマー又はスチレン−エチレン−ブロッ
ク共重合体熱可塑性エラストマー0、5〜40重量部と
低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密
度ポリエチレンの内少なくとも1種60〜99.5重量
部とを配合した樹脂組成物からなるブラシ用毛材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のボデーや、
器具物品等の洗浄に適したブラシ用毛材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来ブラシ用毛材は、種々の形状をした
異型断面モノフィランメントが多く用いられて来た。特
に現在用いられている洗車ブラシ用毛材の横断面は、Y
字型、+字型、 字型か、特開平1−23907又は実
開平5−42742で提案されている主幹をもち、主幹
から放射状に伸びる複数の突出辺をもつ異型断面モノラ
メントで、その先端部を長手方向に細分割加工したもの
である。
【0003】自動車ボデーを洗車する場合、洗車ブラシ
毛材の細分割加工した部分即ち細分割部6がボデーに接
触し、自動車ボデーに強く押しつけられ、そして洗車ブ
ラシ毛材の側面が接触し、洗車ブラシ毛材の側面によっ
て洗車する事となる。
【0004】現在用いられている洗車ブラシ用毛材に於
いて、代表的な例として
【図2】に示す+字型断面に於いて2つの主幹7よりな
っている。洗車時、主幹の先端部7aがボデーに強く押
しつけられる。主幹中心0から先端部7a迄長さが極め
て短いゆえ、押しつけ圧力によって車ボデーに沿う変形
はしない。従って、先端部7aの細い断面にての洗浄と
なり、その結果、自動車ボデーへの深い傷となる。
【0005】実開平1−97731、実開平3−118
35、特開平6−22815に於いて、熱可塑性エラス
トマーをブラシ用毛材として、又特開平6−12881
4に於いて、ポリエステルエラストマーを産業資材用に
用いた報告がなされている。熱可塑性エラストマーは、
粘着性があり、熱可塑樹脂に比較して、熱に対して寸法
安定性も悪い。特に粘着性があるモノフィラメントは細
分割加工性が悪く、ブラシ用毛材として用いることは出
来ない。上記実開平並びに特開平に於いては熱可塑性エ
ラストマー100%又熱可塑性エラストマーを鞘成分
に、熱可塑性樹脂を芯成分なる芯鞘構成に成型したモノ
フィラメントであるが、強い粘着性を発現し、熱に対す
る寸法安定性も悪い事から、特に洗車用ブラシ毛材とし
ては、いずれも不適である。以上の事から現在用いられ
る異型断面モノフィラメントを長手方向に細分割した毛
材では、不十分であり、又熱可塑性エラストマーを用い
て、適正なるブラシ用毛材にする事は成されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、自動車のボ
デーや器具物品等の洗浄に於いて、被洗浄面を傷つける
事なく、極めて洗浄性が良好でしかも形状安定性に優れ
たブラシ用毛材を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を達成すべく鋭意検討した結果、以下に説明する発明
により、本発明は、上記の目的を達成する事を見いだし
た。 (1)長尺板状の毛材であって、巾方向にうねり1とう
ねり1の両端部が巻き込まれた部分2、3を有し、長手
方向の先端部に細分割毛6aを形成していることを特徴
としているブラシ用毛材。 (2)エチレン−αオレフィン共重合体熱可塑性エラス
トマー又はスチレン・エチレンブロック共重合体熱可塑
性エラストマー0、5〜40重量部と低密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンの
内少なくとも1種60〜99、5重量部とを配合した樹
脂組成物からなる上記1記載のブラシ用毛材を提供す
る。
【0008】
【実施例】以下本発明を図面に基づいて説明する。
【図1】(A)は、本発明ブラシ用毛材の横断面図であ
る。うねり1を引き伸ばすと四辺形となり、うねりの始
まる巻き込み部2と、うねりの終わる巻き込み部3は、
願わくばうねりの高さhの中に入るのが好ましい。又う
ねりの巻き込み部2、3はうねりの内側にあってもよ
い。又うねり1が少なくとも1、5個以上連なっている
ことが望ましい。うねり1は、波状となし、うねりの谷
間4は保水溝となる。洗浄水の流れはうねり自体が波状
でつながっているので巾方向に乗り越えやすい、自動車
ボデーと毛材との接触界面に均一なる洗浄液層が形成さ
れる。従って優れた洗浄効果が期待出来る。
【0009】又うねりの始まる端部が巻き込み部2の状
態に、又終わる端部が同じように巻き込み部3からなっ
ている。従って横断面全体を見ても、+字で見られる鋭
い先端部7a、を有しない。その結果、自動車ボデーに
ソフトに接触し、自動車ボデーを傷つける事なく洗浄出
来る。
【0010】本発明の熱可塑性エラストマーを用いた毛
材5の樹脂組成は、エチレン−αオレフィン共重合体熱
可塑性エラストマー又はスチレン・エチレンブロック共
重合体熱可塑性エラストマー0、5〜40重量部と低密
度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポ
リエチレンの内少なくとも1種60〜99、5重量部を
配合したものである。
【0011】更にこの配合100重量部に対して、滑剤
を0、2〜5重量部、紫外線吸収剤を0、2〜0、8重
量部添加してもよい。又無機顔料等着色剤を添加しても
よい。
【0012】この配合を溶融押出成型法にて
【図1】(A)に示す本発明の横断面をもつフィラメン
トを成型し、長手方向にて細分割加工をおこなった。細
分割状況
【図1】(B)に示す細分割部6は、横断面形状並びに
太さがほぼ同一の繊維6aで構成され、かつ細分割の長
さlaも一定なる緻密な構造なものが得られた。又本毛
材を洗車用ブラシに組み立て、自動車洗車機に組み入れ
て、高速にて洗車を行った結果、細分割の長さlaが拡
大せず、又細分割部6の構成繊維6aの破損がほとんど
見られない、特筆すべき極めて優れた機能があった。更
に本毛材は熱に対する寸法安定性に優れ、柔軟にて、弾
力性並びに着色、鮮明性のある毛材であった。これは、
エチレン−αオレフィン共重合体熱可塑性エラストマ
ー、もしくはスチレン−エチレンブロック共重合体熱可
塑性エラストマーが、低密度ポリエチレン、高密度ポリ
エチレンもしくは、直鎖状低密度ポリエチレン中に極め
て均一にミクロ分散し、安定な構造をとる適した条件下
にである。従って、エチレン−αオレフィン共重合体熱
可塑性エラストマーを低密度ポリエチレン40重量部以
上配合したモノフィラメントでは、徐々に粘着性が発
現、70重量部以上になると、粘着性の発現が顕著とな
り、細分割加工が出来なくなる。又押し出し成型にて安
定なモノフィラメントの形成も出来ない。0、5重量部
以下では上記に示す、高速にて洗車をおこなった後の毛
材の細分割部6の安定性向上に寄与しない。
【0013】高速にて洗車をおこなった後の毛材の細分
割6の安定性は若干落ちるが、従来の熱可塑性樹脂即ち
低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密
度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイ
ロン6、ナイロン66でも良い。
【0014】更に本発明の毛材の太さは1000デニー
ル以上、願わくば3000デニールから8000デニー
ルの間であることが望ましい。
【0015】次に試験例について説明する。毛材細分
割部6、8の細分割状況の判定、毛材の熱に対する寸
法安定性、被洗浄物への損傷度、並びに毛材形状の
安定性を次の実験法で判定した。試験内容を以下の〜
に示す。 毛材細分割部6、8の細分割状況の判定。 太さ4000デニール、長さ80cmのフィラメント2
000本たばね、細分割加工機で分割刃6000回転/
1分間の回転スピードにて、当フィラメントの先端部を
長手方向に細分割し毛材を得た。この毛材の細分割状況
を次の基準で判断した。 ○;毛材から細分割された繊維の断面形状並びに太さが
ほぼ均一、当繊維の分割された方向と、分割長が一定で
ある。 △;毛材から細分割された繊維の断面形状並びに太さが
不均一だが、当繊維の分割された方向と、分割長が一定
である。 ×;毛材から細分割された繊維内、1〜2本顕著に太い
ものがあり、かつ、他の繊維は、ちぢれた状態にある。
当繊維の分割された方向と、分割長は全く不揃いであ
る。 毛材の熱に対する寸法安定性。 上記で得られた毛材を細分割部の端から50cmと
り、70℃の乾燥機の中で24時間放置後取り出し、毛
材の寸法安定性を次の基準で判断した。 ○;収縮率が1%以下、毛材全体並びに毛材の先割部の
形状変化が全くない。 △;収縮率が1%〜3%、毛材全体に若干のカールが発
生、毛材の先割部構成繊維に縮みが発生する。 ×;収縮率が3%以上、毛材全体に大幅なカールが発
生、毛材の先割部構成繊維に激しい縮みが発生する、も
しくは丸まった状態となる。 被洗浄物への損傷度。 直径10cm、長さ20cmのミニロール上に、上記
で得られた毛材を細分割部の端から長さ10cmとり、
それを200本毛材の細分割部をミニロールのロール表
面に対して外に向くように均一に植毛し、ミニロールブ
ランを作成した。当ミニロールブラシをポリメチルメタ
アクリアート板に1kg荷重で押し付け、600回転/
1分間にて5時間擦り、ポリメチルメタアクリアート板
面の損傷度を調べた。そして次の基準で判断した。 ランクA:全く傷が発生しないもの。 ランクB:傷跡が認められるものの、浅く少ない。 ランクC:傷跡がはっきり認められるもの。 毛材形状の安定性。 上記の測定後のミニロールブラシから、毛材100本
を取り出し、当測定をする前の毛材と比較した。比較は
次の2点でおこなった。 イ)細分割の進行状況;la、lb長さの測定。 ロ)細分割部構成繊維の状況。;6a、9aの脱落、変
形の観測。 この比較結果から、次の判断基準をもって毛材形状の安
定性を判断した。 ○;細分割がほとんど進行しない。即ち
【図1】(B)の細分割部6の長さlが上記測定前後
に於いてほとんどかわらず、又
【図1】(B)の構成繊維6aの脱落がほとんど見られ
ない。 △;細分割が進行する。即ち
【図1】(B)の細分割部6の長さlが上記測定前の
長さの3倍程度の進行であり、又
【図1】(B)の構成繊維6aの脱落が若干あった。 ×;細分割が大幅に進行。即ち
【図1】(B)の細分割部6の長さlが大きくなり、又
【図1】(B)の構成繊維6aの脱落が顕著であった。
【0016】実施例1 密度0、910、メルトインデックス2、0の低密度ポ
リエチレン樹脂をL/D=2、4圧縮比3、0スクリュ
ー径50mmのモノフィラメント用紡糸機に、本発明の
板状にて巾方向2mmに4個のうねりからなる横断面の
モノフィラメントを成型する孔を10ケ設けた紡口から
樹脂温度200℃で押し出し、水冷後、90℃の入った
延伸槽に導き、4、6倍に延伸後、90℃の熱湯中でセ
ットし、出来たモノフィラメントを巻き取った。モノフ
ィラメントの太さは4000デニールであった。このフ
ィラメントを洗車用ブラシとして毛材の長手方向に細分
割加工し、これを実施例1とした。この実施例1につい
ての細分割部6、8の細分割状況の判定、毛材の熱
に対する寸法安定性、被洗浄物への損傷度、毛材形
状の安定性、について調べた。調べた結果を
【表−1】に示す。
【0017】実施例2 密度0、920、メルトフローレト2、1の直鎖状低密
度ポリエチレン樹脂をL/D=2、4圧縮比3、0スク
リュー径50mmのモノフィラメント用紡糸機に、本発
明の板状にて巾方向2mmに6個のうねりからなる横断
面のモノフィラメントを成型する孔を10ケ設けた紡口
から樹脂温度200℃で押し出し、水冷後、90℃の入
った延伸槽に導き、4、2倍に延伸後、90゜Cの熱湯
中でセットし、出来たモノフィラメントを巻き取った。
モノフィラメントの太さは4000デニールであった。
このモノフィラメントを洗車用ブラシとして毛材の長手
方向に細分割加工し、これを実施例2とした。実施例1
と同一内容について調べ、調べた結果を
【表1】に示す。
【0018】実施例3 密度0、910、メルトインデックス2、0の低密度ポ
リエチレン樹脂70重量部と密度0、880、メルトフ
ローレート1、4のエチレン−αオレフィン共重合体エ
ラストマー30重量部をタンブラー式ブレンダーでブレ
ンドした。L/D=2、4圧縮比3、0スクリュー径5
0mmのモノフィラメント用紡糸機に、本発明の板状に
て巾方向2mmに4個のうねりからなる横断面のモノフ
ィラメントを成型する孔を10ケ設けた紡口から樹脂温
度200℃で押し出し、水冷後、90℃の入った延伸槽
に導き、4、6倍に延伸後、90℃の熱湯中でセット
し、出来たモノフィラメントを巻き取った。モノフィラ
メントの太さは4000デニールであった。このフィラ
メントを洗車用ブラシとして毛材の長手方向に細分割加
工し、これを実施例3とした。実施例1と同一内容につ
いて調べ、調べた結果を
【表1】に示す。 実施例4 密度0、921、メルトフローレート2、1の直鎖状低
密度ポリエチレン樹脂90重量部と、密度0、910、
メルトフローレート5、6のスチレン−エチレン−ブロ
ック共重合体エラストマー10重量部をタンブラー式ブ
レンダーでブレンドした。L/D=2、4圧縮比3、0
スクリュー径50mmのモノフィラメント用紡糸機に、
実施例2と同一孔を10ケ設けた紡口から樹脂温度20
0℃で押し出し、水冷後、90℃の入った延伸槽に導
き、4、6倍に延伸後、90℃の熱湯中でセットし、出
来たモノフィラメントを巻き取った。モノフィラメント
の太さは4000デニールであった。又このフィラメン
トを洗車用ブランとして毛材の長手方向に細分割加工
し、実施例1と同一内容について調べ、調べた結果を
【表1】に示す。
【0019】尚、比較例として次の毛材を用い、実施例
1と同様の判定をおこなった。又比較例における細分割
加工条件は、実施例と同一とした。 比較例1;+字形状した孔を紡口に取り付けた紡糸機に
て、他は実施例1と同じ条件で得た+字形横断面を有す
毛材。 比較例2:
【図4】の示す横断面の糸を成型する孔紡口に取り付け
た紡糸機にて、他は実施例1と同じ条件で得た
【図4】の横断面を有す毛材。 比較例3;低密度ポリエチレン樹脂30重量部とエチレ
ン−αオレフィン共重合体熱可塑性エラストマー70重
量部なる配合組織を用いて、他は実施例3と同じ条件で
得た毛材。 比較例4;直鎖状低密度ポリエチレン樹脂99、8重量
部とスチレン−エチレン−ブロック共重合体エラストマ
ー0、2重量部なる配合組織を用いて、他は実施例4と
同じ条件で得た毛材。
【0020】
【表1】
【0021】
【表1】に示す結果から、本発明の横断面
【図1】(A)を有す毛材は被洗浄物への損傷が極めて
少ない特性があることが判明した。又本発明の熱可塑性
エラストマー組成で、かつ本発明の横断面を有す毛材
は、均一なる細分割加工が出来、従来の毛材(比較例
1)と同等の熱に対する寸法安定性があり、細分割部を
構成する繊維6aの破損が見られず、かつ細分割長la
の進行の極めて少ない、弾力性並びに柔軟性のあるすぐ
れた毛材であった。更に色彩鮮明性に於いてもすぐれて
いた。又本発明の毛材を洗車ブラシに組み立て、自動車
洗車機に組み入れ、高速化で洗車をおこなったところ、
すぐれた洗浄力がある事が判明した。
【発明の効果】以上説明した様に、本発明のブラシ用毛
材は、その横断面に鋭い先端部が形成されていない事か
ら、被洗浄面を傷つける事はない。又熱可塑性エラスト
マー組成に於いては、細分割部の構成繊維が破損しづら
く、細分割部の長さが拡大しない安定な形状を維持する
特性をもっている。従って被洗浄面に均一にかつ柔軟に
接触する事が出来、被洗浄面を傷つける事なく、持続性
のある極めて良好な洗浄性能を発揮する。この特性は、
洗車用ブラシ、ボデーブラシ、衣類用ブラシ等毛材に広
く利用出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明のブラシ用毛材を示す横断面
図。(B)は本発明のブラシ用毛材の先端部を示す斜視
図である。
【図2】は従来例による+字型異形断面糸の横断面図で
ある。
【符号の説明】
1 うねり 2、3 うねりが巻き込まれた部分 4 うねりの谷間 5 毛材 6,8 細分割部分 6a、9a 細分割部分を構成する繊維 7 主幹 7a 主幹の先端部 h うねりの高さ la,lb 細分割部構成繊維の長さ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺板状の毛材であって、巾方向にうね
    り1とうねりの両端部が巻き込まれた部分、即ち巻き込
    み部2、3を有し、長手方向の先端部に細分割繊維6a
    を形成している事を特徴とするブラシ用毛材。
  2. 【請求項2】 エチレン−αオレフィン共重合体熱可塑
    性エラストマー又はスチレン・エチレンブロック共重合
    体熱可塑性エラストマー0,5〜40重量部と低密度ポ
    リエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエ
    チレンの内少なくとも1種60〜99.5重量部とを配
    合した樹脂組成物からなる請求項1記載のブラシ用毛
    材。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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