JPH1056379A - 局部発振回路 - Google Patents
局部発振回路Info
- Publication number
- JPH1056379A JPH1056379A JP8211298A JP21129896A JPH1056379A JP H1056379 A JPH1056379 A JP H1056379A JP 8211298 A JP8211298 A JP 8211298A JP 21129896 A JP21129896 A JP 21129896A JP H1056379 A JPH1056379 A JP H1056379A
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- Japan
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- frequency
- vco
- phase
- capacitor
- loop filter
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- Pending
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
- Superheterodyne Receivers (AREA)
Abstract
い高周波の局部発振回路を得る。 【解決手段】位相比較器3と1/N分周器2より成るP
LL周波数シンセサイザ1とループフィルタ5とVCO
6で位相同期ループを構成し、上記ループフィルタ5の
出力をVCO6の入力に供給する回路と接地間に、抵抗
RとコンデンサCの直列回路7を設けた構成にする。
Description
ロダイン型受信機等に用いられる局部発振回路に係り、
特に可変周波数範囲が広く、低位相雑音特性の局部発振
回路に関するものである。
型機器には、各チャンネルに応じた局部発振周波数を発
生させる局部発振回路を用いており、この局部発振回路
には、PLL周波数シンセサイザが一般的に広く用いら
れている。このPLL周波数シンセサイザを用いた局部
発振回路を構成する位相同期ループを図5に示す。
タ2と位相比較器3より成るPLL周波数シンセサイザ
であり、該PLL周波数シンセサイザ1は固定分周器や
基準発振器を内蔵している場合もある。4は基準発振
器、5はループフィルタ、6は電圧制御発振器(以下V
COという)であり、上記PLL周波数シンセサイザ1
とループフィルタ5とVCO6は位相同期ループを形成
する。
ラマブルカウンタ2は、VCO6の出力信号の周波数を
1/Nに分周し、この分周した出力は、上記位相比較器
3により基準発振器4の出力と位相比較し、その位相差
をループフィルタ5に出力する。ループフィルタ5は位
相比較器3の出力信号の雑音成分を除去する役目を果た
すものであり、これによって位相同期ループの周波数引
き込み性能及び保持性能が大きく左右される。
出力電圧に応じた周波数の出力信号を発生する。この出
力信号を出力端子に取り出すとともに、上記PLL周波
数シンセサイザ1のプログラマブルカウンタ2に帰還す
る。
相雑音でかつ高い安定度を有する発振特性を得るために
は、上記VCO6に用いられている共振線路のQを上げ
るとともに、周波数可変範囲を多分割したり、位相同期
ループによる雑音帯域幅の狭帯域化を図る方法を併用す
ることで実現していた。
来技術のように、位相雑音の低減を図るため、雑音帯域
幅が狭くなるようにループフィルタを設計すると、位相
同期ループの周波数引き込み範囲(以下キャプチャーレ
ンジという)や保持範囲(以下ロックレンジという)も
狭くすることとなり、結果として、位相同期ループの系
の安定性が劣化するという問題がある。
やロックレンジを広くして系の安定性が得られるように
ループフィルタを設計すると、位相雑音特性、特にリフ
ァレンスリークが劣化するという問題がある。
く、かねあいを考慮して最適化設計を行うという方法が
用いられていた。
域の広いタイプの局部発振回路では、VCOの共振線路
のQを上げようとすると、一つの回路で実現することが
困難になる。従って、広い受信周波数帯域をカバーし、
VCOの共振線路のQを高くしようとすると、自ずと局
部発振回路の可変周波数範囲を多分割化することが必要
になる。その結果、回路規模は大きく複雑となり、コス
ト高になるという問題があった。
で特に衛星通信に適した低位相雑音の局部発振回路を提
供することを目的とする。
は、上記の目的を達成するため、電圧制御発振器と、該
電圧制御発振器の出力と基準値との差による制御信号を
出力する手段と、前記制御信号の平滑とノイズ除去とを
行なうループフィルタとで位相同期ループを形成する局
部発振回路において、上記ループフィルタと電圧制御発
振器との間にコンデンサを介して抵抗成分を接地したこ
とを特徴としている。
入力に制御電圧として供給するが、VCOの入力側にコ
ンデンサを介して抵抗成分が接地されるので、制御電圧
は前記抵抗成分と前記抵抗成分より前段のインピーダン
スとによって分圧され小さくなる。これによってVCO
系の感度、即ちVCO系のゲインを下げ、位相同期ルー
プのループゲインを下げる。この場合、上記コンデンサ
は直流成分を遮断するためのものであり、また前段のル
ープフィルタに影響を与えないよう容量の大きなものに
する。容量を大きくとると、コンデンサのインピーダン
スが零になってコンデンサは信号の周波数に関係しなく
なるからである。
制御電圧は巨視的には直流として扱われ、上記コンデン
サを介して抵抗成分を接地した回路は、該コンデンサに
より直流的には遮断されているので、この回路が上記V
COの制御電圧に影響を与えることはない。
のゲインを下げると所要のVCO制御電圧範囲(Va〜
Vb)内でのVCOの周波数可変範囲が点線L2で示す
ように実線L1のfa〜fbよりfa〜fcに狭くなる
が、本発明の場合は、VCO自体のゲインは変わらない
ので、VCO系のゲインを下げる以前の実線L1のまま
となり、VCO自体に何ら改良を施すことなく、しか
も、VCOの制御電圧対発振周波数特性を維持したまま
で、VCO系のゲインを下げることができる。
うな周波数特性を持つ。その周波数特性において、ルー
プゲインを下げると、図中の周波数fnが下がる関係が
あり、ループゲインは、位相比較器とVCOのゲインの
積により決まるので、結局VCOのゲインを下げること
は、上記の周波数fnを下げることになる。この結果、
位相雑音特性の中で、特に上記周波数fnより高い周波
数領域での特性の改善を図ることができる。
であれば、ループフィルタの回路定数を変更することに
よっても達成できるが、この回路定数の変更により、位
相雑音特性を改善しようとすると、前述のようにループ
の系の安定性が悪くなり、位相雑音特性の改善と系の安
定性の向上を同時に満たすことは難しい。
と共に詳細に説明する。図1は、本発明を実施した衛星
通信受信機の位相同期ループを含む局部発振回路のブロ
ック図である。同図において、上記図5に示す従来例に
対応する部分は同一符号を付す。図1に示す回路は、V
CO6、位相比較器3とプログラマブルカウンタ2含む
PLL周波数シンセサイザ1、ループフィルタ5及び該
ループフィルタ5と上記VCO6間には、抵抗Rとコン
デンサCの直列回路を接地したRC直列回路7で構成さ
れる。
いる位相比較器3によって、プログラマブルカウンタ2
で1/Nに分周されたVCO6の出力である局部発振信
号と、基準発振器4の信号の位相差が比較される。
一種のL.P.F(低域フィルタ)となるアクティブフ
ィルタで構成されたループフィルタ5を通過後、本発明
による抵抗RとコンデンサCからなるRC直列回路7を
通って、上記VCO6に制御電圧として供給される。そ
の結果、VCO6の局部発振周波数の1/N分周したも
のと基準発振器4の発振周波数が一致するようにこのル
ープが繰り返される。
果、局部発振周波数の1/Nと、基準発振器4の発振周
波数(この周波数を基準周波数と呼ぶ。また基準周波数
をM分周してさらに低い周波数として使用することもあ
る。)が一致して局部発振回路の局部発振周波数はロッ
クされる。
信号の信号波形と、本発明で用いる抵抗Rとコンデンサ
Cより成るRC直列回路7を用いないときの信号波形を
図4に示す。図4の信号波形は、局部発振周波数を基準
にしたオフセット周波数と位相雑音指数との関係を示す
ものである。
列回路7を用いない従来技術において、アクティブフィ
ルタ5の定数、即ち、図1における抵抗R1、R2及び
コンデンサCの値を変えることによって位相雑音が低下
しはじめる周波数(上記図3における周波数fnに相当
する)を変えた場合を示す。また、TYPECは、本発明の
RC直列回路7を付加した場合の位相雑音特性を示した
ものである。上記TYPEA、B、CのVCO6と、PLL
周波数シンセサイザ1は、まったく同一構成のものを使
用している。
いて位相雑音指数が低下し始める周波数fnを本発明に
よるTYPECの場合と同じ周波数faになるようにループ
フィルタ5の回路定数を設定すると、従来の回路による
TYPEAでは、オフセット周波数が100Hzから100
KHzの広い範囲で本発明によるTYPECの場合よりも位
相雑音指数が劣ることになる。
PECの場合と同じ位相雑音指数になるようにループフィ
ルタ5の回路定数を設定すると、この場合TYPEBでは、
上記周波数fnが本発明によるTYPECの場合のfaに比
べて高い周波数fbになる。従って従来回路の場合TYPE
Bにしても本発明によるTYPECの場合に比べて、位相雑
音指数は数KHzから100KHzの広い範囲で低下す
ることが判る。
抵抗とコンデンサより成る簡単な回路をVCOの入力側
に付加するだけで局部発振信号の位相雑音特性を従来の
ようにループフィルタなどの設計の最適化による場合よ
りも著しく改善することができる。
改善方法、例えば、発振周波数範囲を多分割して局部発
振器を複数にするなどの回路構成を用いる必要がなく、
大幅な回路の簡略化が可能となる。これにより、特に衛
星通信用チューナの低位相雑音で高い安定度を有する局
部発振器を得ることが可能となる。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】電圧制御発振器と、該電圧制御発振器の出
力と基準値との差による制御信号を出力する手段と、前
記制御信号の平滑とノイズ除去とを行なうループフィル
タとで位相同期ループを形成する局部発振回路におい
て、 上記ループフィルタと電圧制御発振器との間にコンデン
サを介して抵抗成分を接地したことを特徴とする局部発
振回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8211298A JPH1056379A (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 局部発振回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8211298A JPH1056379A (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 局部発振回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1056379A true JPH1056379A (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=16603632
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8211298A Pending JPH1056379A (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 局部発振回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1056379A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105245226A (zh) * | 2015-11-13 | 2016-01-13 | 成都前锋电子仪器有限责任公司 | 一种用于无线电综合测量仪射频本振电路的点频生成电路 |
-
1996
- 1996-08-09 JP JP8211298A patent/JPH1056379A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105245226A (zh) * | 2015-11-13 | 2016-01-13 | 成都前锋电子仪器有限责任公司 | 一种用于无线电综合测量仪射频本振电路的点频生成电路 |
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