JPH1056280A - 冷却装置 - Google Patents

冷却装置

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Publication number
JPH1056280A
JPH1056280A JP8223255A JP22325596A JPH1056280A JP H1056280 A JPH1056280 A JP H1056280A JP 8223255 A JP8223255 A JP 8223255A JP 22325596 A JP22325596 A JP 22325596A JP H1056280 A JPH1056280 A JP H1056280A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
noise
exhaust
duct
cooling
Prior art date
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Pending
Application number
JP8223255A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Nomura
修 野村
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP8223255A priority Critical patent/JPH1056280A/ja
Publication of JPH1056280A publication Critical patent/JPH1056280A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子機器装置を送風装置により冷却する際の
騒音を低減させる。 【解決手段】 装置本体2の内部に滞留する空気を、冷
却ファン3(送風手段)により装置外部へと排出するこ
とで冷却するうえで、開口部2bより排出される排気流
A1を、装置下部まで導くと共に下向きに排出させる排
気ダクト4を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置内部の冷却を
必要とする電子機器装置の冷却装置に関するもので、冷
却装置の低騒音化を行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、装置内部の冷却用に送風装置とし
て冷却ファンを備える電子機器装置において、排気流が
直接装置から周囲に放散するような構成である為、冷却
ファンによる騒音を低減する場合には、使用環境条件を
限定して冷却ファンの出力を下げて騒音の発生を低減さ
せたり、また、冷却ファン及び冷却ファン周辺部の形状
を変更することにより騒音の発生を抑制するなどの対策
が行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術において、冷却ファンの出力を下げる手法は、当然
排気流量の低下による装置内の温度上昇が発生するた
め、あくまでその温度上昇分による悪影響が発生しない
使用環境(電子機器を使用する場所の気温が低い)に装
置が設置されている場合や、装置内部の温度が低い状態
に適用可能となる、限定された状況における個別対策に
すぎない。
【0004】また、冷却ファン及び冷却ファン周辺部の
形状変更による送風の際に発生する風切り音等の騒音の
低減手法の効果にも限界があり、近年の更なる騒音低減
の必要性の増大を考慮すると、これらの騒音低減手法だ
けでは十分では無くなってきている。
【0005】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、電子機
器装置を送風装置により冷却する際の騒音を低減させる
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、電子機器装置の装置内部に滞留す
る空気を、送風手段により装置外部へと排出することで
電子機器装置を冷却する冷却装置において、前記送風手
段により排出される空気を、装置下部まで導くと共に下
向きに排出させる排気ダクトを備えたことを特徴とす
る。
【0007】これによると、送風手段により送風された
空気は排気ダクトにより、装置下部から下向きに排気さ
れる。送風手段により発生する風切り音等の騒音も、排
気ダクトを通ることで音量が低下し、また、伝播方向も
下向きとなる。
【0008】また、前記送風手段は、装置の側壁に設け
られた開口部から装置内部に滞留する空気を装置外部へ
と排出するものであり、前記排気ダクトは、前記開口部
を覆うと共に排出される空気を下向きに偏向する偏向部
と、偏向された空気を前記側壁に沿って装置下部まで導
く導管部と、を備えたことも好適である。これによる
と、開口部から排出された空気は直接周囲に拡がらず、
排気ダクトに流入してその偏向部で下向きに偏向される
と共に導管部により装置下部まで導かれてから排出され
る。送風手段により発生する風切り音等の騒音も、排気
ダクトを通ることで音量が低下し、また、伝播方向も下
向きとなる。
【0009】また、前記排気ダクトの偏向部の形状をア
ール形状としたことを特徴とすることも好適である。
【0010】このようにすることで、排出される空気の
排気ダクトの偏向部に衝突する際の入射角度が小さくな
り、また偏向部のアール形状で序々に排出される空気が
偏向されるので、衝突する際に発生する気流音が低減す
る。
【0011】前記送風手段は、前記偏向部による空気の
偏向量を低減させるように、前記側壁に対して下向きに
傾斜して設けられたことも好適である。
【0012】こうすることで、排出される空気の偏向量
が小さくなり、スムーズに排気がなされて排気効率が向
上する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0014】(実施の形態1)図1は本発明の第1の実
施の形態における冷却装置としての低騒音冷却システム
1を模式的に示した図、また図2は低騒音冷却システム
1を電子機器装置としてのファクシミリ装置Fに適用し
た場合の斜視説明図である。
【0015】図1において、2はファクシミリ装置Fの
装置内部の冷却を必要とする装置本体である。装置本体
2の側壁2aの内側には送風手段としての冷却ファン3
が配設され、冷却ファン3は開口部2bから装置本体2
の内部に滞留する空気を外部へと排出する。
【0016】4は開口部2bを覆うように設置された排
気ダクトであり、A1は排出された空気の流れ及び冷却
ファン3により発生する風切り音等の騒音の進行方向を
示すものである(気流A1とする)。
【0017】排気ダクト4は、冷却ファン3により排出
される空気を装置本体2の下部まで導くと共に、気流A
1は下向きに排出される。また、排気ダクト4は、図2
に示す様に、ファクシミリ装置Fにおける冷却ファン3
の排気口となる開口部2bに対向して設置されている。
【0018】次に、本実施の形態の作用について説明す
ると、ファクシミリ装置Fに設置された冷却ファン3が
作動し、開口部2bから排気を行う。ここで気流A1
は、排気ダクト4によって、進行方向を水平方向から下
向きに変えられ、最終的に排気ダクト4の下方に位置す
るダクト端4aから排出される。またこの場合冷却ファ
ン3で発生する騒音も、排気ダクト4によって排気流と
共に、進行方向を水平方向から下向きに変えられ、最終
的に排気ダクト4の下方に位置するダクト端4aから下
向きに放射される。
【0019】この実施の形態によれば、騒音の放射位置
及び放射方向を一般的な騒音聴取者から離すことができ
るため、結果として騒音聴取者位置において冷却ファン
3から発生する騒音を低減する。
【0020】また、排気ダクト4を騒音が進行すること
により、冷却ファン3から発生する騒音が減衰し、最終
的に排気ダクト端4aから放射される騒音量も低減する
ことが出来る。
【0021】尚、本実施の形態に従い、ファクシミリ装
置Fにおいて効果を確認するための比較実験を行ったと
ころ、ISO7779の測定法のもとで騒音レベルは、
対策前の41.2dB(A)から対策後の38.8dB
(A)となり、騒音低減効果が確認された。
【0022】(実施の形態2)図3は本発明の第2の実
施の形態における低騒音冷却システム20を示す構成図
である。
【0023】本実施の形態の低騒音冷却システム20は
図3に示すように、排気ダクト21は、冷却ファン3の
排気流が衝突し、その排気方向が偏向する偏向部21a
にアールが付けられている。そしてこの偏向部21aに
より偏向された排気流を側壁2aに沿って装置本体2の
下部まで導く導管部21bを備えている。
【0024】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。
【0025】図2において、ファクシミリ装置Fに設置
された冷却ファン3が作動し、開口部2bから排気を行
う。ここで排気流は、開口部2bに設置された排気ダク
ト21によって、進行方向を水平方向から下向きに変え
られ、最終的に排気ダクト21の下方に位置するダクト
端21cから放射される。またこの場合冷却ファン3か
ら発生する騒音も、排気ダクト21によって排気流と共
に、進行方向を水平方向から下向きに変えられ、最終的
に排気ダクト21の下方に位置するダクト端21cから
下向きに放射される。
【0026】ここで図4に、図3における排気ダクト2
1による排気流の進行方向変更の様子を拡大して示す。
【0027】図4において、A2は排気流の進行方向、
K1は偏向部21aのダクト内壁21dに対する排気流
A2の入射角を示す。
【0028】この図において、ダクト内壁21dにアー
ルが付いていることにより、排気流A2がダクト内壁2
1dに衝突して進行方向を変える際のダクト内壁21d
に対する排気流の入射角K1が、ダクト内壁21dにア
ールが付いていない場合(0度)よりも大きくなるた
め、排気流A2のダクト内壁21dに対する垂直成分が
減少して、その結果、排気流A2と排気ダクト内壁21
dの衝突の際に生じる気流音の発生を抑制することが出
来る。
【0029】尚、本実施の形態に従い、ファクシミリ装
置Fにおいて効果を確認するための比較実験を行ったと
ころ、ISO7779の測定法のもとで騒音レベルは、
対策前の41.2dB(A)から対策後の36.0dB
(A)となり、騒音低減効果が確認された。
【0030】(実施の形態3)図5は本発明の第3の実
施の形態における低騒音冷却システム30を示す構成図
である。
【0031】本実施の形態の低騒音冷却システム30は
図5に示すように、冷却ファン3をファクシミリ装置F
の側壁2aに対して下向きの傾斜角度を付けて設置して
いるものである。尚、冷却ファン3の上部は開口部2b
の上端に接続し、冷却ファン3の下部は開口部2bの下
端に接続板2cを介して接続されている。その他の構成
は、上記した第2の実施の形態と同様に構成されてい
る。
【0032】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。
【0033】図5において、ファクシミリ装置Fに設置
された冷却ファン3が作動し、開口部2bから排気を行
う。ここで排気流A3は、開口部2bに設置された排気
ダクト21によって、進行方向を下向きに変えられ、最
終的に排気ダクト21の下方に位置するダクト端21c
から放射される。またこの場合冷却ファン3から発生す
る騒音も、排気ダクト21によって排気流A3と共に、
進行方向を下向きに変えられ、最終的に排気ダクト21
の下方に位置するダクト端21cから下向きに放射され
る。
【0034】ここで図6に、図5における排気ダクト2
1での排気流の進行方向変更の様子を拡大して示す。
【0035】図6において、A3は排気流の進行方向、
K2は偏向部21a近傍のダクト内壁21dに対する排
気流A3の入射角を示す。
【0036】この図において、冷却ファン3がファクシ
ミリ装置Fの側壁2aに対して下向きの傾斜角度を付け
て設置されていることにより、排気流A3がダクト内壁
21dに衝突して進行方向を変える際のダクト内壁21
dに対する排気流A3の入射角K2が、傾斜角度が付い
ていない場合(0度)よりも大きくなるため、排気流速
のダクト内壁21dに対する垂直成分が減少して、その
結果、排気流A3とダクト内壁21dの衝突の際の偏向
量が小さくなり、生じる気流音の発生を抑制することが
出来る。
【0037】また、ここで冷却ファン3の傾斜角度を4
5度以上とすると偏向量は小さくなるが、冷却ファン3
の排気効率が低下するので、傾斜角度を45度以下とす
ることで排気効率に対する悪影響が及ばず、好ましい。
【0038】
【発明の効果】上記のように説明された本発明による
と、送風手段により送風された空気は排気ダクトによ
り、装置下部から下向きに排気される。送風手段により
発生する風切り音等の騒音も、排気ダクトを通ることで
音量が低下し、また、伝播方向も下向きとなるので、騒
音聴取者の聴取位置においてに騒音が低下する。
【0039】アール形状とした排気ダクトの偏向部によ
り、排出される空気の排気ダクトの偏向部に衝突する際
の入射角度が小さくなり、また偏向部のアール形状で序
々に排出される空気が偏向されるので、衝突する際に発
生する気流音が低減する。
【0040】下向きに傾斜して設けられた送風手段によ
ると、排出される空気の偏向量が小さくなり、スムーズ
に排気がなされて排気効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施の形態を示す図であ
る。
【図2】図2は本発明の第1の実施の形態を適用したフ
ァクシミリ装置の図である。
【図3】図3は本発明の第2の実施の形態を示す図であ
る。
【図4】図4は本発明の第2の実施の形態における、排
気ダクトによる排気流の進行方向変更の様子を示す拡大
図である。
【図5】図5は本発明の第3の実施の形態を示す構成図
である。
【図6】図6は本発明の第3の実施の形態における、排
気ダクトによる排気流の進行方向変更の様子を示す拡大
図である。
【符号の説明】
F ファクシミリ装置(電子機器装置) 1,20,30 低騒音冷却システム(冷却装置) 2 装置本体 2a 側壁 2b 開口部 2c 接続板 3 冷却ファン 4,21 排気ダクト 4a ダクト端 21a 偏向部 21b 導管部 21c ダクト端 21d ダクト内壁 A1,A2,A3 排気流 K1,K2 入射角

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器装置の装置内部に滞留する空気
    を、送風手段により装置外部へと排出することで電子機
    器装置を冷却する冷却装置において、 前記送風手段により排出される空気を、装置下部まで導
    くと共に下向きに排出させる排気ダクトを備えたことを
    特徴とする冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記送風手段は、装置の側壁に設けられ
    た開口部から装置内部に滞留する空気を装置外部へと排
    出するものであり、 前記排気ダクトは、前記開口部を覆うと共に排出される
    空気を下向きに偏向する偏向部と、偏向された空気を前
    記側壁に沿って装置下部まで導く導管部と、を備えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記排気ダクトの偏向部の形状をアール
    形状としたことを特徴とする請求項2に記載の冷却装
    置。
  4. 【請求項4】 前記送風手段は、前記偏向部による空気
    の偏向量を低減させるように、前記側壁に対して下向き
    に傾斜して設けられたことを特徴とする請求項2または
    3のいずれか1項に記載の冷却装置。
JP8223255A 1996-08-07 1996-08-07 冷却装置 Pending JPH1056280A (ja)

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JP8223255A JPH1056280A (ja) 1996-08-07 1996-08-07 冷却装置

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ID=16795241

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JP (1) JPH1056280A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004036308A1 (ja) * 2002-10-18 2004-04-29 Seiko Epson Corporation 照明装置、排気ユニットおよびこれを備えたプロジェクタ
JP2007289918A (ja) * 2005-11-15 2007-11-08 Matsushita Electric Works Ltd 静電霧化装置及び静電霧化システム
US8511590B2 (en) 2005-11-15 2013-08-20 Panasonic Corporation Electrostatically atomizing device and electrostatically atomizing system

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WO2004036308A1 (ja) * 2002-10-18 2004-04-29 Seiko Epson Corporation 照明装置、排気ユニットおよびこれを備えたプロジェクタ
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021112