JPH1056248A - プリント回路基板およびこれを備えた電子機器 - Google Patents

プリント回路基板およびこれを備えた電子機器

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JPH1056248A
JPH1056248A JP21250096A JP21250096A JPH1056248A JP H1056248 A JPH1056248 A JP H1056248A JP 21250096 A JP21250096 A JP 21250096A JP 21250096 A JP21250096 A JP 21250096A JP H1056248 A JPH1056248 A JP H1056248A
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wiring board
printed wiring
printed circuit
circuit board
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Yutaka Aoki
裕 青木
Kuniyasu Hosoda
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Toshiba Computer Engineering Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Computer Engineering Corp
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/14Structural association of two or more printed circuits
    • H05K1/142Arrangements of planar printed circuit boards in the same plane, e.g. auxiliary printed circuit insert mounted in a main printed circuit
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/328Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by welding

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Abstract

(57)【要約】 【課題】放熱性、製造性に優れ製造コストの低減が可能
なであるとともに、小型化が可能なプリント回路基板、
およびこれを備えた電子機器を提供することにある。 【解決手段】マルチ・チップ・モジュール14は、導体
パターン34を有するベース基板30と、ベース基板上
に実装されたベアチップ36と、を有している。プリン
ト配線板はベース基板に対応した開口部20を有し、マ
ルチ・チップ・モジュールのベース基板は、開口部に収
容された状態でプリント配線板に固定され、プリント配
線板とほぼ同一平面内に位置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はプリント回路基
板、特に、マルチ・チップ・モジュールを備えたプリン
ト回路基板、およびこのプリント回路基板を備えた電子
機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ等の電子
機器は、装置の小型化、高性能化、高密度化が要求さ
れ、これに伴い、機器内に配設されるプリント回路基板
にも同様の要求がなされている。
【0003】このような要求を満たすため、複数のベア
チップを実装したマルチ・チップ・モジュール(以下M
CMと称する)を備えたプリント回路基板が実用化され
つつある。MCMは、例えば矩形状のベース基板と、こ
のベース基板上に実装された複数のベアチップとを備え
ている。
【0004】一般に、半導体パッケージは、リードフレ
ーム上に半導体チップを実装した後、樹脂パッケージで
覆うことにより構成されている。これに対して、ベアチ
ップは、リードフレームおよび樹脂パッケージを持たず
半導体チップ単体で形成されていることから、従来の半
導体パッケージに比較して大幅な小型化が可能となり、
実装面積を大幅に削減することができる。
【0005】各ベアチップは、ベース基板の導体パター
ンにワイヤボンディングされ、ワイヤボンディング部は
保護用のモールド材で覆われている。それにより、ベー
ス基板上のベアチップ間では、高速に信号伝送される。
【0006】上記構成のMCMはプリント回路基板上に
重ねて配設され、MCMとプリント回路基板との電気的
接続は、ベース基板の周縁部に配置された多数のクリッ
プリード、あるいはベース基板の底面に配置されたボー
ルグリッドアレイを介して行われる。また、電源/GN
Dは、クリップリードを介して、プリント回路基板から
複数本接続され、同時スイッチングノイズに対する強化
がなされている。
【0007】そして、このように構成されたMCMは、
プリント回路基板上にベアチップLSIをコンパクトに
実装でき、その結果、高密度化、高速信号化を実現する
ことができる。
【0008】一方、ベアチップは作動時に高熱を発する
とともに、樹脂パッケージを持たないことから比較的に
熱に弱い。従って、高発熱によるベアチップの自己破壊
を防止するため、通常、MCMには放熱構造が施されて
いる。放熱構造としては、例えば、プリント回路基板上
に実装されたMCMに、ワイヤボンディング部のモール
ド材を介してヒートシンクを積層配置し、支持具を介し
てヒートシンクをプリント回路基板に固定している。そ
して、MCMからの熱をヒートシンクを介して放熱して
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、MCM
上にヒートシンクを配置し、更に、支持具を介してヒー
トシンクをプリント回路基板に固定する構造の場合、ヒ
ートシンクの構造が複雑となり、構造コストが高価にな
るとともに製造性が悪化する。また、ベアチップは樹脂
パッケージを持たないことから機械的強度が比較的低
く、ヒートシンクの取付けは、ベアチップを破壊しない
ように充分に注意を払って作業する必要がある。そのた
め、取付け工数が非常に多く、製造効率の低下を招く。
【0010】更に、プリント回路基板上にMCMおよび
ヒートシンクを順に重ねて配置する構造であるため、積
層部分の高さが高くなってしまうという問題がある。ま
た、MCMは、高性能化に伴い多ピン化する傾向にあ
り、プリント回路基板との間の接続信号線が増加してい
る。電気的に見た場合、信号線が増加するに従ってMC
Mのクリップリードの電源/GNDピンの占有率が減少
し、同時スイッチングによるグランドバウンスの影響を
受け易く、その結果、MCMが誤動作する恐れがある。
【0011】この発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、一層の小型化が図れるプリント回路基
板、およびこれを備えた電子機器を提供することにあ
る。また、この発明の他の目的は、放熱性および製造性
に優れ製造コストの低減が可能なプリント回路基板、お
よびこれを備えた電子機器を提供することにある。この
発明の更に他の目的は、同時スイッチングノイズに起因
する誤動作を防止可能なプリント回路基板を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係るこの発明のプリント回路基板は、プ
リント配線板と、導体パターンを有するベース基板およ
びベース基板上に実装されたベアチップを有するマルチ
・チップ・モジュールと、を備え、上記プリント配線板
は上記ベース基板に対応した開口部を有し、上記マルチ
・チップ・モジュールの上記ベース基板は、上記開口部
に収容された状態でプリント配線板に固定され、上記プ
リント配線板とほぼ同一平面内に位置していることを特
徴としている。
【0013】請求項2に係るこの発明のプリント回路基
板は、開口部を有するプリント配線板と、上記プリント
配線板に取り付けられたマルチ・チップ・モジュール
と、を備えている。上記マルチ・チップ・モジュール
は、プリント配線板の上記開口部内に嵌合され、上記プ
リント配線板とほぼ同一平面上に位置したベース基板
と、上記ベース基板上に形成されているとともにベース
基板の周縁近傍に位置した複数の端子を有する導体パタ
ーンと、上記ベース基板上に実装され上記導体パターン
に接続されたベアチップと、を有するマルチ・チップ・
モジュールと、を備え、上記プリント配線板は、上記開
口部の周縁近傍に位置した複数の端子を有する導体パタ
ーンを備えている。そして、上記マルチ・チップ・モジ
ュールの端子とプリント配線板の端子とはワイヤボンデ
ィングにより接続されていることを特徴としている。
【0014】また、請求項3に係るこの発明のプリント
回路基板は、開口部を有するプリント配線板と、上記開
口部内に嵌合され、上記プリント配線板とほぼ同一平面
上に位置したベース基板と、上記ベース基板上に実装さ
れたベアチップと、を有するマルチ・チップ・モジュー
ルと、を備え、上記プリント配線板は、上記開口部の周
縁に露出した第1導通部を有する第1電源/グランド層
を備え、上記マルチ・チップ・モジュールのベース基板
は、周縁部に露出しているとともに上記第1導通部に電
気的に導通した第2導通部を有する第2電源/グランド
層を備えていることを特徴としている。
【0015】請求項6に係るこの発明のプリント回路基
板によれば、上記ベアチップは上記ベース基板の一方の
表面に実装され、上記ベース基板の他方の面上にヒート
シンクが取り付けられていることを特徴としている。
【0016】この場合、ベース基板はプリント配線板の
開口部内に嵌合され、その両面はプリント配線板の両面
側にそれぞれ露出して位置している。そのため、ヒート
シンクは、ベース基板の一方の表面に直接かつ容易に固
定される。
【0017】更に、請求項7に係るこの発明のプリント
回路基板によれば、上記ベアチップは上記ベース基板の
一方の表面に実装され、上記ベース基板の他方の面は、
放熱材を介して放熱構造物に接触していることを特徴と
している。
【0018】この構成においても、ベース基板の両面は
プリント配線板の両面側にそれぞれ露出して位置し、放
熱構造物は、放熱材を介して、ベース基板の一方の表面
に接触して設けられる。
【0019】請求項9に係るこの発明の電子機器は、放
熱構造物を有する機器本体と、上記機器本体内に配設さ
れたプリント回路基板と、を備えている。そして、上記
プリント回路基板は、プリント配線板と、導体パターン
を有するベース基板と、ベース基板上に実装されたベア
チップと、を有するマルチ・チップ・モジュールと、を
備え、上記プリント配線板は上記ベース基板に対応した
開口部を有し、上記マルチ・チップ・モジュールの上記
ベース基板は、上記開口部に収容された状態でプリント
配線板に固定されているとともに、放熱材を介して上記
放熱構造物に接触していることを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明の実施の形態に係るプリント回路基板について詳細に
説明する。図1ないし図3に示すように、プリント回路
基板10は、矩形状のプリント配線板12と、プリント
配線板に埋め込まれた状態で取り付けられたマルチ・チ
ップ・モジュール(以下MCMと称する)14と、を備
えている。
【0021】プリント配線板12は、例えばポリイミド
からなる矩形状の絶縁基板16を備え、その上面には、
導体パターン18が形成されている。導体パターン18
の複数のパッドには、半導体パッケージ、コネクタ等の
種々の電子部品21が実装されている。
【0022】また、プリント配線板12には、矩形状の
開口部20が形成されている。開口部20の周縁には、
その全周に亘って段部24が形成され、開口部内に突出
しているとともに、プリント配線板の下面側に位置して
いる。また、導体パターン18は、開口部22の周縁近
傍に位置した多数の端子26を有している。
【0023】一方、MCM14は矩形状のベース基板3
0を備えている。このベース基板30は、セラミック、
アルミナ等の熱伝導率の高い材料によって形成されてい
るとともに、プリント配線板12の開口部20とほぼ等
しい大きさおよび形状に形成されている。また、ベース
基板30は、プリント配線板12と等しい板厚に形成さ
れている。ベース基板30の周縁部には、その全周に亘
って段部38が形成され、ベース基板の上面側に位置し
ている。
【0024】ベース基板30の上面には、多数のパッド
32を有する導体パターン34が形成されている。そし
て、ベース基板30上には、複数、例えば4つのベアチ
ップ36が実装され、ワイヤボンディングにより導体パ
ターン34に接続されている。また、導体パターン34
は、ベース基板30の周縁近傍に位置した複数の端子4
0を有している。
【0025】上記のように構成されたMCM14におい
て、ベース基板30は、その段部38をプリント配線板
12側の段部24上に重ねた状態で、プリント配線板1
2の開口部20に嵌合され、段部38、24同志間は接
着剤等により固定されている。それにより、MCM14
は、ベース基板30の上面および下面がプリント配線板
12と上面および下面とそれぞれ同一平面内に位置した
状態でプリント配線板12に固定されている。
【0026】プリント配線板12に固定した状態におい
て、ベース基板30の端子40はプリント配線板12側
の端子26と隣接対向している。そして、これらの端子
40、26間をワイヤボンディングによって接続するこ
とにより、MCM14とプリント配線板12との電気的
接続がなされている。
【0027】なお、各ベアチップ36のワイヤボンディ
ング部および端子26、40間のワイヤボンディング部
を保護するため、これらのワイヤボンディング部はモー
ルド材42によって覆われている。
【0028】上記のように構成されたプリント回路基板
10によれば、MCM14はプリント配線板12の開口
部20内に埋め込まれた状態でプリント配線板12に固
定され、ベース基板30はプリント配線板12とほぼ面
一の状態で取り付けられている。そのため、従来のよう
にプリント配線板に重ねてMCMを取り付ける場合に比
較して、MCM部分におけるプリント回路基板全体の厚
さを低減でき、プリント回路基板10の一層の小型化を
図ることができる。
【0029】また、MCM14とプリント配線板12と
の電気的接続は、端子26、40間をワイヤボンディン
グすることによって一括して行うことができ、従来のよ
うなクリップリードやフレキシブケーブル等の独立した
接続部材を用いる必要がなく、製造性の向上および製造
コストの低減を図ることができる。
【0030】更に、MCM14のベース基板30は、そ
の上面および下面がプリント配線板12の上面および下
面側にそれぞれ露出していることから、広い放熱面積を
確保することができる。従って、ベアチップ36の放熱
性を向上することができる。
【0031】上述したように、上記構成のプリント回路
基板10によれば、MCM14のベース基板30はプリ
ント配線板12の開口部20に埋め込まれ、ベース基板
30の下面側は、プリント配線板12の下面側に露出し
ている。そのため、ベース基板30の下面側に放熱手段
を容易に設けることが可能となる。
【0032】例えば、図4は、放熱手段としてヒートシ
ンク44を備えた実施の形態を示している。すなわち、
本実施の形態によれば、MCM14のベース基板30の
下面側には、熱伝導率の高い銀ペースト等の接着剤46
により、ヒートシンク44が固定されている。これによ
り、MCM14の放熱性、つまり、各ベアチップ36の
放熱性を大幅に向上し、ベアチップの発熱による自己破
壊を防止することができるとともに、冷却性の向上によ
り各ベアチップの性能を充分に発揮させることが可能と
なる。
【0033】また、この場合、ベース基板30の下面に
は、機械的強度の低いベチップ36等が設けられていな
いことから、簡単な形状で安価なヒートシンク44をベ
ース基板30に直接固定することができ、製造性の向上
および製造コストの軽減を図ることができる。
【0034】図5に示すように、電子機器内のフレーム
50を放熱構造物として利用し、MCM14の放熱性を
向上させることもできる。すなわち、本実施の形態によ
れば、プリント回路基板10は、電子機器内に配設され
たフレーム50と平行に設けられ、MCM14のベース
基板30の下面は、放熱材として機能するクールシート
52を介してフレーム50に接触している。これによ
り、ベアチップ36の熱をベース基板30、クールシー
ト52を介してフレーム50に効率よく伝達でき、放熱
性の向上を図ることができる。
【0035】なお、図4および図5に示す実施の形態に
おいて、放熱構造を除く他の構成は、図1ないし3に示
す実施の形態と同一であり、同一の部分には同一の参照
符号を付してその詳細な説明を省略する。また、放熱構
造物としては、フレーム50の代わりに、電子機器内に
配設されたシールド板、電子機器の筐体自身等を利用し
てもよい。
【0036】図6に示すように、プリント配線板12に
形成された開口部20は、その一辺がプリント配線板の
側縁に開放した状態で設けられていてもよい。この場
合、開口部20に嵌合して固定されたMCM14のベー
ス基板30も、その一辺がプリント配線板12の側縁に
露出している。
【0037】上記構成を有するプリント回路基板10を
電子機器内に配設する場合、この電子機器の金属フレー
ム、筐体の側壁、あるいは筐体内に設けられたシールド
板等を放熱構造物として利用することができる。すなわ
ち、図7(a)に示すように、プリント回路基板10
は、例えば、電子機器のフレーム54と直交するよう
に、かつ、ベース基板30の露出した側縁がフレーム5
4と隣接対向するように配設される。そして、ベース基
板30の下面に貼付された放熱材としての放熱板56を
フレーム54に接触させている。
【0038】この場合、図7(b)に示すように、MC
M14のベース基板30と放熱板56と間にクールシー
ト60を介在させてもよい。また、図7(c)に示すよ
うに、放熱板56は、フレーム54の一部により、つま
り、フレーム54と一体に形成されていてもよい。
【0039】このような構成においても、ベアチップ3
6の熱をベース基板30、放熱板56(およびクールシ
ート60)を介してフレーム54に効率よく伝達でき、
放熱性の向上を図ることができる。なお、他の構成は前
述した実施の形態と同一であり、同一の部分には同一の
参照符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0040】図8はこの発明に係る更に他の実施の形態
を示している。本実施の形態によれば、プリント配線板
12の絶縁基板16内部には、絶縁基板の表面と平行
に、2層の第1電源/グランド(GND)層60a、6
0bが形成されている。また、プリント配線板12に形
成された開口部20の周縁には、2段の第1段部24
a、24bが形成されている。そして、これら第1段部
24a、24bの上面には、第1電源/GND層60
a、60bの第1導通部61a、61bがそれぞれ露出
している。
【0041】一方、プリント配線板12の開口部20に
嵌合されたMCM14のベース基板30内には、ベース
基板の表面と平行に、2層の第2電源/GND層62
a、62bが形成されている。また、ベース基板30の
周縁には、2段の第2段部38a、38bが形成されて
いる。これら第2段部38a、38bの上面には、第2
電源/GND層62a、62bの第2導通部63a、6
3bがそれぞれ露出している。
【0042】ベース基板30は、第2段部38a、38
bがプリント配線板12側の第1段部24a、24bと
それぞれ係合した状態で開口部20内に嵌合され、第2
段部38a、38bに露出した第2電源/GND層62
a、62bの第2導通部63a、63bは、第1段部2
4a、24bに露出した第1電源/GND層60a、6
0bの第1導通部61a、61bとそれぞれ対向してい
る。そして、第1導通部61aと第2導通部63aとの
間は、導電物質として銀ペースト等の導電性接着剤64
によって電気的に接続され、同様に、第1導通部61b
と第2導通部63bとの間も導電性接着剤64によって
電気的に接続されている。
【0043】これにより、MCM14の第2電源/GN
D層62a、62bとプリント配線板12の第1電源/
GND層60a、60bとは、それぞれ電気的に導通し
て一体化されている。また、これらの電源/GND層の
接続は、第1、第2導通部間の面接続によってなされて
いる。
【0044】そのため、プリント配線板12にMCM1
4のベース基板30を埋め込むための開口部20を形成
した場合でも、電源/GND層の面積を充分に大きく確
保することができ、ベアチップ36の同時スイッチング
によって発生するグランドバンスの影響を低減すること
ができる。その結果、MCM14の誤動作を防止し、信
頼性の向上を図ることが可能となる。
【0045】他の構成は前述した実施の形態と同一であ
り、同一の部分には同一の参照符号を付してその詳細な
説明を省略する。なお、この発明は上述した実施の形態
に限定されることなく、この発明の範囲内で種々変更可
能である。例えば、MCMのベース基板の形状、ベアチ
ップの実装数は必要に応じて変更可能である。
【0046】また、上記実施の形態においては、MCM
ベース基板の段部を上面側に、プリント配線板の段部を
下面側に設ける構成としたが、これらの段部を上下逆に
形成するようにしてもよい。また、MCMベース基板を
プリント回路基板の開口部内に固定する構造は、上述し
た段部に限らず、他の方法を用いてもよい。
【0047】更に、MCMとプリント配線板との電気的
接続はワイヤボンディングに限らず、MCMのベース基
板に設けられた端子と、プリント配線板に設けられた端
子とを機械的に接触させることにより接続するようにし
てもよい。
【0048】また、MCMのベース基板の板厚は、必ず
しもプリント配線板の板厚と同一である必要はなく、プ
リント配線板よりも厚く、あるいは薄く形成されていて
もよい。ベース基板およびプリント配線板内に形成され
た電源/GND層も2層に限らず、必要に応じて増減可
能である。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、MCMのベース基板をプリント配線板に形成された
開口部内に埋め込んで固定することにより、一層の小型
が可能なプリント回路基板、およびこれを備えた電子機
器を提供することができる。
【0050】また、この発明によれば、MCMのベース
基板の両面を露出した構造とすることにより、放熱性お
よび製造性に優れ製造コストの低減が可能なプリント回
路基板、およびこれを備えた電子機器を提供することが
できる。更に、この発明によれば、同時スイッチングノ
イズに起因する誤動作を防止可能なプリント回路基板を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るプリント回路基板
の斜視図。
【図2】上記プリント回路基板の分解斜視図。
【図3】図1の線A−Aに沿った断面図。
【図4】ヒートシンクを備えた実施の形態に係るプリン
ト回路基板を示す断面図。
【図5】電子機器のフレームを放熱構造物として利用し
た実施の形態を示す断面図。
【図6】この発明の他の実施の形態に係るプリント回路
基板を示す斜視図。
【図7】上記他の実施の形態に係るプリント回路基板の
配置構造をそれぞれ示す断面図。
【図8】この発明の更に他の実施の形態に係るプリント
回路基板の要部を拡大して示す断面図。
【符号の説明】
10…プリント回路基板 12…プリント配線板 14…マルチ・チップ・モジュール 16…絶縁基板 18…導体パターン 20…開口部 24、38…段部 26、40…端子 30…ベース基板 34…導体パターン 36…ベアチップ 44…ヒートシンク 50、54…フレーム 60a、60b…第1電源/GND層 61a、61b…第1導通部 62a、62b…第2電源/GND層 63a、63b…第2導通部 24a、24b…第1段部 38a、38b…第2段部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント配線板と、 導体パターンを有するベース基板と、ベース基板上に実
    装されたベアチップと、を有するマルチ・チップ・モジ
    ュールと、を備え、 上記プリント配線板は上記ベース基板に対応した開口部
    を有し、上記マルチ・チップ・モジュールの上記ベース
    基板は、上記開口部に収容された状態でプリント配線板
    に固定され、上記プリント配線板とほぼ同一平面内に位
    置していることを特徴とするプリント回路基板。
  2. 【請求項2】開口部を有するプリント配線板と、 上記開口部内に嵌合され、上記プリント配線板とほぼ同
    一平面上に位置したベース基板と、上記ベース基板上に
    形成されているとともにベース基板の周縁近傍に位置し
    た複数の端子を有する導体パターンと、上記ベース基板
    上に実装され上記導体パターンに接続されたベアチップ
    と、を有するマルチ・チップ・モジュールと、を備え、 上記プリント配線板は、上記開口部の周縁近傍に位置し
    た複数の端子を有する導体パターンを備え、 上記マルチ・チップ・モジュールの端子とプリント配線
    板の端子とはワイヤボンディングにより接続されている
    ことを特徴とするプリント回路基板。
  3. 【請求項3】開口部を有するプリント配線板と、 上記開口部内に嵌合され、上記プリント配線板とほぼ同
    一平面上に位置したベース基板と、上記ベース基板上に
    実装されたベアチップと、を有するマルチ・チップ・モ
    ジュールと、を備え、 上記プリント配線板は、上記開口部の周縁に露出した第
    1導通部を有する第1電源/グランド層を備え、 上記マルチ・チップ・モジュールのベース基板は、周縁
    部に露出しているとともに上記第1導通部に電気的に導
    通した第2導通部を有する第2電源/グランド層を備え
    ていることを特徴とするプリント回路基板。
  4. 【請求項4】上記プリント配線板は、上記開口部の周縁
    に沿って形成された第1の段部を有し、上記第1電源/
    グランド層の第1導通部は、上記第1段部上に露出し、 上記マルチ・チップ・モジュールのベース基板は、周縁
    部に沿って形成されているとともに上記第1段部と係合
    した第2段部を有し、上記第2電源/グランド層の第2
    導通部は上記第2段部上に露出し、導電物質を介して上
    記第1導通部に導通していることを特徴とする請求項3
    に記載のプリント回路基板。
  5. 【請求項5】上記プリント配線板の開口部は、プリント
    配線板の1つの側縁に開放して形成されていることを特
    徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のプリ
    ント回路基板。
  6. 【請求項6】上記ベアチップは上記ベース基板の一方の
    表面に実装され、上記ベース基板の他方の面上にヒート
    シンクが取り付けられていることを特徴とする請求項1
    ないし5のいずれか1項に記載のプリント回路基板。
  7. 【請求項7】上記ベアチップは上記ベース基板の一方の
    表面に実装され、上記ベース基板の他方の面は、放熱材
    を介して放熱構造物に接触していることを特徴とする請
    求項1ないし5のいずれか1項に記載のプリント回路基
    板。
  8. 【請求項8】上記ベース基板は、セラミックで形成され
    ていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1
    項に記載のプリント回路基板。
  9. 【請求項9】放熱構造物を有する機器本体と、 上記機器本体内に配設されたプリント回路基板と、を備
    え、 上記プリント回路基板は、 プリント配線板と、 導体パターンを有するベース基板と、ベース基板上に実
    装されたベアチップと、を有するマルチ・チップ・モジ
    ュールと、を備え、 上記プリント配線板は上記ベース基板に対応した開口部
    を有し、上記マルチ・チップ・モジュールの上記ベース
    基板は、上記開口部に収容された状態でプリント配線板
    に固定されているとともに、放熱材を介して上記放熱構
    造物に接触していることを特徴とする電子機器。
  10. 【請求項10】上記放熱構造物は、筐体、フレーム、シ
    ールド板のいずれかを含んでいることを特徴とする請求
    項9に記載の電子機器。
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