JPH1054955A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents
ヘッドアップディスプレイ装置Info
- Publication number
- JPH1054955A JPH1054955A JP9120732A JP12073297A JPH1054955A JP H1054955 A JPH1054955 A JP H1054955A JP 9120732 A JP9120732 A JP 9120732A JP 12073297 A JP12073297 A JP 12073297A JP H1054955 A JPH1054955 A JP H1054955A
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- Japan
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- light
- hologram
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- display device
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- 239000011521 glass Substances 0.000 claims abstract description 12
- 229920002037 poly(vinyl butyral) polymer Polymers 0.000 claims abstract description 8
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 abstract description 8
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 abstract description 4
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- 230000003287 optical effect Effects 0.000 abstract description 4
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 abstract 2
- 239000003086 colorant Substances 0.000 abstract 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 2
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- 229920006254 polymer film Polymers 0.000 description 1
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Landscapes
- Instrument Panels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヘッドアップディスプレイ装置において、ホ
ログラムを固定する充填剤内に発生した気泡が表示像に
異物として存在することとなり、運転者の視認性を劣化
させるという課題を解決する。 【解決手段】 複数のガラス6,6間において、ポリビ
ニルブチラールよりなる接着剤7によって、ホログラム
よりなる第2ホログラム4を固定するヘッドアップディ
スプレイ装置とする。
ログラムを固定する充填剤内に発生した気泡が表示像に
異物として存在することとなり、運転者の視認性を劣化
させるという課題を解決する。 【解決手段】 複数のガラス6,6間において、ポリビ
ニルブチラールよりなる接着剤7によって、ホログラム
よりなる第2ホログラム4を固定するヘッドアップディ
スプレイ装置とする。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、ホログラムをコンバイナとして
使用したヘッドアップディスプレイ装置に関するもので
あり、特に、車両等のフロントガラスを介した前方視界
内に運転情報等の表示像を映し出すヘッドアップディス
プレイ装置に関するものである。
使用したヘッドアップディスプレイ装置に関するもので
あり、特に、車両等のフロントガラスを介した前方視界
内に運転情報等の表示像を映し出すヘッドアップディス
プレイ装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、コンバイナとして使用するホログラ
ムとしては、例えば、実開昭63−72121号公報等
があった。
ムとしては、例えば、実開昭63−72121号公報等
があった。
【0003】
【解決しようとする課題】しかしながら、このようなコ
ンバイナを一般的な充填剤が充填したのでは、ガラス間
に固定する際、充填剤中の気泡の発生が生じてしまう。
そのため、ヘッドアップディスプレイ装置として、使用
した場合には、発生した気泡が表示像に異物として存在
することとなり、運転者の視認性を劣化させるという問
題が生じていた。
ンバイナを一般的な充填剤が充填したのでは、ガラス間
に固定する際、充填剤中の気泡の発生が生じてしまう。
そのため、ヘッドアップディスプレイ装置として、使用
した場合には、発生した気泡が表示像に異物として存在
することとなり、運転者の視認性を劣化させるという問
題が生じていた。
【0004】そこで、我々は、ホログラムをガラス間に
て固定する際に発生する気泡の発生を防ぐことを目的と
するものである。
て固定する際に発生する気泡の発生を防ぐことを目的と
するものである。
【0005】
【課題の解決手段】請求項1において、所定の表示像を
照射する表示器と、複数のガラス間において、ポリビニ
ルブチラールによって固定され、前記表示器に照射され
た光を映し出すホログラムよりなるコンバイナとからな
るヘッドアップディスプレイ装置を提供する。
照射する表示器と、複数のガラス間において、ポリビニ
ルブチラールによって固定され、前記表示器に照射され
た光を映し出すホログラムよりなるコンバイナとからな
るヘッドアップディスプレイ装置を提供する。
【0006】また、請求項2として、前記ガラスは、ウ
インドシールドであるヘッドアップディスプレイ装置を
提供する。さらに、請求項3として、前記ガラスは、ウ
インドシールドとは、別体に設けられているヘッドアッ
プディスプレイ装置を提供する。このような構成とする
ことによって、ホログラムをポリビニールブチラールに
よって、ホログラムを固定しているので、気泡の発生を
抑制することができ、従来の課題を解決することができ
る。
インドシールドであるヘッドアップディスプレイ装置を
提供する。さらに、請求項3として、前記ガラスは、ウ
インドシールドとは、別体に設けられているヘッドアッ
プディスプレイ装置を提供する。このような構成とする
ことによって、ホログラムをポリビニールブチラールに
よって、ホログラムを固定しているので、気泡の発生を
抑制することができ、従来の課題を解決することができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例の構成を
示す図である。図1において、1は車速、エンジン回転
数等の運転情報の表示像を表示する表示器で、蛍光表示
管または液晶等によって構成されている。2は表示像を
前方視界内に映出するための光学系の一要素である収差
補正用の第1ホログラムである。第1ホログラム2はそ
の両主面に劣化防止用のガラス3,3が光学接着剤等に
よりそれぞれ接着されており、表示器1とともに車両の
ダッシュボート内に配置されている。4は第1ホログラ
ム2とともに光学系を構成し、ホログラムよりなり、コ
ンバイナとして用いられる第2ホログラムである。5は
第2ホログラム4の車外側主面を被覆する角度選択透過
膜であり、第2ホログラム4と重ね合わせた状態で積層
構造を有し、フロントガラス6,6内の表示像映出位置
に挟装されている。角度選択透過膜5は、特定方向から
の光を透過させるとともにその他の方向からの光を遮断
するものであり、一般的な乗用車への適用例として、角
度選択透過膜5に図2に示すように入射角が−50°以
下の光を透過させ、かつ入射角が−50°以上の光を散
乱させる特性を有する高分子膜を用いている。
示す図である。図1において、1は車速、エンジン回転
数等の運転情報の表示像を表示する表示器で、蛍光表示
管または液晶等によって構成されている。2は表示像を
前方視界内に映出するための光学系の一要素である収差
補正用の第1ホログラムである。第1ホログラム2はそ
の両主面に劣化防止用のガラス3,3が光学接着剤等に
よりそれぞれ接着されており、表示器1とともに車両の
ダッシュボート内に配置されている。4は第1ホログラ
ム2とともに光学系を構成し、ホログラムよりなり、コ
ンバイナとして用いられる第2ホログラムである。5は
第2ホログラム4の車外側主面を被覆する角度選択透過
膜であり、第2ホログラム4と重ね合わせた状態で積層
構造を有し、フロントガラス6,6内の表示像映出位置
に挟装されている。角度選択透過膜5は、特定方向から
の光を透過させるとともにその他の方向からの光を遮断
するものであり、一般的な乗用車への適用例として、角
度選択透過膜5に図2に示すように入射角が−50°以
下の光を透過させ、かつ入射角が−50°以上の光を散
乱させる特性を有する高分子膜を用いている。
【0008】本実施例においては、第2ホログラム4を
固定する手段として、フロントガラス6,6の間に介在
させ、さらに、ポリビニールブチラールの接着剤7によ
って固定している。上記の構成において、表示器1から
照射される表示像を構成する光は、まず第1ホログラム
2に投射され、そこで第2ホログラム4に向けて回折反
射された後、第2ホログラム4でさらに回折反射されて
運転者の目8に入る。その結果運転者はフロントガラス
6の外側に結像した表示器1からの表示像の虚像を視認
することができる。
固定する手段として、フロントガラス6,6の間に介在
させ、さらに、ポリビニールブチラールの接着剤7によ
って固定している。上記の構成において、表示器1から
照射される表示像を構成する光は、まず第1ホログラム
2に投射され、そこで第2ホログラム4に向けて回折反
射された後、第2ホログラム4でさらに回折反射されて
運転者の目8に入る。その結果運転者はフロントガラス
6の外側に結像した表示器1からの表示像の虚像を視認
することができる。
【0009】ここで、角度選択透過膜5は、車外からコ
ンバイナである第2ホログラム4に入射する光のうち、
前述の如く運転者の視線方向を含む入射角が−50°以
下の領域の入射光を選択的に透過させて第2ホログラム
4に入射させ、かつノイズ光の原因となる入射を含む−
50°以上の領域の入射光を散乱させることにより第2
ホログラム4に入射するのを抑制している。従って、第
2ホログラム4および角度選択透過膜5を通した前方視
界は確保されており、また太陽光等の上方からの光によ
る対向車へのノイズ光および特定の光路からの入射光に
よる運転者への虹色または単色のノイズ光の発生が著し
く低減されるので、表示像の視認性を向上させるととも
に前方視界が阻害されることを防止することができ、さ
らに対抗者を眩惑することもない。
ンバイナである第2ホログラム4に入射する光のうち、
前述の如く運転者の視線方向を含む入射角が−50°以
下の領域の入射光を選択的に透過させて第2ホログラム
4に入射させ、かつノイズ光の原因となる入射を含む−
50°以上の領域の入射光を散乱させることにより第2
ホログラム4に入射するのを抑制している。従って、第
2ホログラム4および角度選択透過膜5を通した前方視
界は確保されており、また太陽光等の上方からの光によ
る対向車へのノイズ光および特定の光路からの入射光に
よる運転者への虹色または単色のノイズ光の発生が著し
く低減されるので、表示像の視認性を向上させるととも
に前方視界が阻害されることを防止することができ、さ
らに対抗者を眩惑することもない。
【0010】以上のような構成によれば、第2ホログラ
ム4がポリビニルブチラールの接着剤によって固定して
いるので、気泡の発生が少なくてすみ、表示像の視認性
を良好とすることができる。また、第2ホログラム4
は、必ずしもフロントガラス6,6の間に設ける必要は
なく、図3に示すように、第2ホログラム4を劣化防止
用のガラス3,3で挟持して車両のダッシュボードに設
置した装置としてもよい。
ム4がポリビニルブチラールの接着剤によって固定して
いるので、気泡の発生が少なくてすみ、表示像の視認性
を良好とすることができる。また、第2ホログラム4
は、必ずしもフロントガラス6,6の間に設ける必要は
なく、図3に示すように、第2ホログラム4を劣化防止
用のガラス3,3で挟持して車両のダッシュボードに設
置した装置としてもよい。
【0011】この場合には、フロントガラス6の傾斜と
第2ホログラム4の設置角度および特性等を考慮して角
度選択透過膜5の特性を決定しなければならない。
第2ホログラム4の設置角度および特性等を考慮して角
度選択透過膜5の特性を決定しなければならない。
【図1】本発明の一実施例の要部断面図。
【図2】本発明の一実施例における角度選択透過膜の特
性を示す特性図。
性を示す特性図。
【図3】本発明の他の実施例の要部断面図。
1 表示器 2 第1ホログラム 3 ガラス 4 第2ホログラム 5 角度選択透過膜 6 フロントガラス 7 ポリビニルブチラール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸田 益資 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 小池 理 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内
Claims (3)
- 【請求項1】 所定の表示像を照射する表示器と、 複数のガラス間において、ポリビニルブチラールによっ
て固定され、前記表示器に照射された光を映し出すホロ
グラムよりなるコンバイナと、 からなることを特徴とするヘッドアップディスプレイ装
置。 - 【請求項2】 前記ガラスは、ウインドシールドである
ことを特徴とする請求項1項記載のヘッドアップディス
プレイ装置。 - 【請求項3】 前記ガラスは、ウインドシールドとは、
別体に設けられていることを特徴とする請求項1記載の
ヘッドアップディスプレイ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9120732A JPH1054955A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | ヘッドアップディスプレイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9120732A JPH1054955A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | ヘッドアップディスプレイ装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63249105A Division JPH0299427A (ja) | 1988-10-04 | 1988-10-04 | ヘツドアツプデイスプレイ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1054955A true JPH1054955A (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=14793624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9120732A Pending JPH1054955A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | ヘッドアップディスプレイ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1054955A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6264638A (ja) * | 1985-09-10 | 1987-03-23 | サン−ゴバン・ヴイトラ−ジユ | フロントガラスを有する乗り物に組み込まれた“ヘッドアップタイプ”の表示装置 |
JPS63159240A (ja) * | 1986-12-22 | 1988-07-02 | Oike Ind Co Ltd | 安全ガラス用中間樹脂膜 |
JPH03501654A (ja) * | 1987-06-12 | 1991-04-11 | ヒューズ フライト ダイナミックス インコーポレイテッド | 自動車フロントガラス表示システム |
-
1997
- 1997-05-12 JP JP9120732A patent/JPH1054955A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6264638A (ja) * | 1985-09-10 | 1987-03-23 | サン−ゴバン・ヴイトラ−ジユ | フロントガラスを有する乗り物に組み込まれた“ヘッドアップタイプ”の表示装置 |
JPS63159240A (ja) * | 1986-12-22 | 1988-07-02 | Oike Ind Co Ltd | 安全ガラス用中間樹脂膜 |
JPH03501654A (ja) * | 1987-06-12 | 1991-04-11 | ヒューズ フライト ダイナミックス インコーポレイテッド | 自動車フロントガラス表示システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19981201 |