JPH1054361A - 密閉型電動圧縮機 - Google Patents
密閉型電動圧縮機Info
- Publication number
- JPH1054361A JPH1054361A JP21097896A JP21097896A JPH1054361A JP H1054361 A JPH1054361 A JP H1054361A JP 21097896 A JP21097896 A JP 21097896A JP 21097896 A JP21097896 A JP 21097896A JP H1054361 A JPH1054361 A JP H1054361A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- bearing
- washer
- rotor
- oiling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/02—Lubrication; Lubricant separation
Landscapes
- Compressor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】冷凍サイクルに用いられる密閉型電動圧縮機に
おいて、起動直後のベアリング上端の無給油状態を防止
することにより、高信頼性を得ることを目的とする。 【解決手段】冷凍機油を含浸することができるワッシャ
ー１をスラストワッシャー１２と回転子１１の間に備え
ることにより、起動直後にベアリング上端７ａに給油で
きる。
おいて、起動直後のベアリング上端の無給油状態を防止
することにより、高信頼性を得ることを目的とする。 【解決手段】冷凍機油を含浸することができるワッシャ
ー１をスラストワッシャー１２と回転子１１の間に備え
ることにより、起動直後にベアリング上端７ａに給油で
きる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は冷蔵庫、エアコンデ
ィショナー等の冷凍サイクルに使用される密閉型電動圧
縮機の給油装置に関するものである。
ィショナー等の冷凍サイクルに使用される密閉型電動圧
縮機の給油装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の密閉型電動圧縮機は特開昭６２−
２４７１８７号公報に記載されたものが知られている。
以下、図面を参照しながら上記従来の密閉型電動圧縮機
を説明する。
２４７１８７号公報に記載されたものが知られている。
以下、図面を参照しながら上記従来の密閉型電動圧縮機
を説明する。
【０００３】図３は特開昭６２−２４７１８７号公報に
記載された従来の密閉型電動圧縮機の断面図である。圧
縮要素２と電動要素３を密閉容器４に収納し、下部には
冷凍機油５が貯蔵されている。６はベアリング７で軸支
され、偏芯部６ａでコンロッド８を介してピストン９を
往復動させるクランク軸であり、先端には給油管１０が
取りつけられ、上端部６ｂはベアリング７と電動要素３
の回転子１１との間にスラストワッシャー１２をはさん
で回転子１１に圧入されている。図４は図３の要部の斜
視図であり、ベアリング７は鋳鉄またはアルミ製で上端
７ａには油流出溝７ｂを備えている。スラストワッシャ
ー１２ａと１２ｂは、焼入鋼製ですべり性を考慮して通
常２枚入っている。
記載された従来の密閉型電動圧縮機の断面図である。圧
縮要素２と電動要素３を密閉容器４に収納し、下部には
冷凍機油５が貯蔵されている。６はベアリング７で軸支
され、偏芯部６ａでコンロッド８を介してピストン９を
往復動させるクランク軸であり、先端には給油管１０が
取りつけられ、上端部６ｂはベアリング７と電動要素３
の回転子１１との間にスラストワッシャー１２をはさん
で回転子１１に圧入されている。図４は図３の要部の斜
視図であり、ベアリング７は鋳鉄またはアルミ製で上端
７ａには油流出溝７ｂを備えている。スラストワッシャ
ー１２ａと１２ｂは、焼入鋼製ですべり性を考慮して通
常２枚入っている。
【０００４】以上のように構成された圧縮機について、
以下その動作について説明する。圧縮機が運転を始める
と、クランク軸６が回転し、ピストン９が往復動をして
ガスを圧縮すると共に給油管１０で上げられた冷凍機油
５は各部を摺動して上端７ａに達し、上端７ａを潤滑し
て油流出溝７ｂから流出している。
以下その動作について説明する。圧縮機が運転を始める
と、クランク軸６が回転し、ピストン９が往復動をして
ガスを圧縮すると共に給油管１０で上げられた冷凍機油
５は各部を摺動して上端７ａに達し、上端７ａを潤滑し
て油流出溝７ｂから流出している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成では起動時に密閉容器下部に貯蔵されていた冷凍機
油がベアリング上端に到達するのに時間を要するため、
起動毎に無給油状態が極短時間ではあるものの繰り返さ
れる結果、摩耗しやすいという課題を有していた。
構成では起動時に密閉容器下部に貯蔵されていた冷凍機
油がベアリング上端に到達するのに時間を要するため、
起動毎に無給油状態が極短時間ではあるものの繰り返さ
れる結果、摩耗しやすいという課題を有していた。
【０００６】本発明は、ベアリング軸方向端面の密閉型
電動圧縮機の起動直後の無給油状態での摺動を防ぐこと
を目的とする。
電動圧縮機の起動直後の無給油状態での摺動を防ぐこと
を目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、スラストワッシャーと回転子の間に、冷凍
機油を含浸できるオイルワッシャーを備えたものであ
り、回転子の起動とほぼ同時に、給油管からクランク軸
を通って給油されるまでの間、ベアリングの上端への給
油を司るものである。
に本発明は、スラストワッシャーと回転子の間に、冷凍
機油を含浸できるオイルワッシャーを備えたものであ
り、回転子の起動とほぼ同時に、給油管からクランク軸
を通って給油されるまでの間、ベアリングの上端への給
油を司るものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、密閉容器と、この容器内に収容された電動要素と圧
縮要素と、前記圧縮要素はクランク軸を軸支し上面で回
転子の荷重を受けるベアリングとこのベアリングの軸方
向端面と当接するスラストワッシャーを備え、前記スラ
ストワッシャーと前記回転子の間に冷凍機油を含浸する
オイルワッシャーを備えたものであり、ベアリングの上
端面を無給油状態になる事なく摺動させることができる
という作用を有する。以下本発明の実施例について図面
を参照しながら説明する。なお従来例と同一部品は同一
符号を用いて説明する。
は、密閉容器と、この容器内に収容された電動要素と圧
縮要素と、前記圧縮要素はクランク軸を軸支し上面で回
転子の荷重を受けるベアリングとこのベアリングの軸方
向端面と当接するスラストワッシャーを備え、前記スラ
ストワッシャーと前記回転子の間に冷凍機油を含浸する
オイルワッシャーを備えたものであり、ベアリングの上
端面を無給油状態になる事なく摺動させることができる
という作用を有する。以下本発明の実施例について図面
を参照しながら説明する。なお従来例と同一部品は同一
符号を用いて説明する。
【０００９】（実施の形態１）図１、図２に、それぞれ
本発明の１実施の形態による圧縮機の要部の斜視図、断
面図を示す。同図において、１は冷凍機油を含浸するこ
とができるオイルワッシャーで、例えば多孔質の焼結部
材から成るものである。通常の運転中には、密閉容器１
の下部にある冷凍機油５が図示しない給油手段によっ
て、ベアリングの上端７ａに到達し、各摺動部に給油さ
れると共にオイルワッシャー１に含浸される。そして、
起動時には、給油手段によって冷凍機油がベアリングの
上端７ａに到達するまでの間、オイルワッシャー１に含
浸した冷凍機油によってベアリングの上端７ａに給油す
ることができる。
本発明の１実施の形態による圧縮機の要部の斜視図、断
面図を示す。同図において、１は冷凍機油を含浸するこ
とができるオイルワッシャーで、例えば多孔質の焼結部
材から成るものである。通常の運転中には、密閉容器１
の下部にある冷凍機油５が図示しない給油手段によっ
て、ベアリングの上端７ａに到達し、各摺動部に給油さ
れると共にオイルワッシャー１に含浸される。そして、
起動時には、給油手段によって冷凍機油がベアリングの
上端７ａに到達するまでの間、オイルワッシャー１に含
浸した冷凍機油によってベアリングの上端７ａに給油す
ることができる。
【００１０】
【発明の効果】以上のように本発明は、起動直後よりベ
アリング上端に給油されることにより、無給油で摺動さ
れることによる焼き付きを防ぎ、信頼性の高い圧縮機を
得ることができる。
アリング上端に給油されることにより、無給油で摺動さ
れることによる焼き付きを防ぎ、信頼性の高い圧縮機を
得ることができる。
【図１】本発明の実施の形態１の圧縮機要部の分解斜視
図
図
【図２】同圧縮機の要部断面図
【図３】従来の圧縮機の断面図
【図４】従来の圧縮機要部の斜視図
１ オイルワッシャー ２ 圧縮要素 ３ 電動要素 ４ 密閉容器 ５ 冷凍機油 ７ ベアリング １１ 回転子 １２ スラストワッシャー
Claims (1)
- 【請求項１】密閉容器と、この容器内に収容された電動
要素と圧縮要素と、前記圧縮要素はクランク軸を軸支し
上面で回転子の荷重を受けるベアリングと、このベアリ
ングの軸方向端面と当接するスラストワッシャーを備
え、前記スラストワッシャーと前記回転子の間に冷凍機
油を含浸することができるオイルワッシャーを備えた密
閉型電動圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21097896A JPH1054361A (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 密閉型電動圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21097896A JPH1054361A (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 密閉型電動圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1054361A true JPH1054361A (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=16598287
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21097896A Pending JPH1054361A (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 密閉型電動圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1054361A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001020862A (ja) * | 1999-06-25 | 2001-01-23 | Samsung Kwangju Electronics Co Ltd | コンプレッサの主軸ベアリング潤滑装置 |
| US6568646B2 (en) * | 1999-05-28 | 2003-05-27 | The Penn State Research Foundation | Wheelchair swivel platform |
| CN106050614A (zh) * | 2016-08-01 | 2016-10-26 | 珠海凌达压缩机有限公司 | 压缩机 |
-
1996
- 1996-08-09 JP JP21097896A patent/JPH1054361A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6568646B2 (en) * | 1999-05-28 | 2003-05-27 | The Penn State Research Foundation | Wheelchair swivel platform |
| JP2001020862A (ja) * | 1999-06-25 | 2001-01-23 | Samsung Kwangju Electronics Co Ltd | コンプレッサの主軸ベアリング潤滑装置 |
| CN106050614A (zh) * | 2016-08-01 | 2016-10-26 | 珠海凌达压缩机有限公司 | 压缩机 |
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