JPH1054349A - 可変容量圧縮機 - Google Patents

可変容量圧縮機

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JPH1054349A
JPH1054349A JP8212389A JP21238996A JPH1054349A JP H1054349 A JPH1054349 A JP H1054349A JP 8212389 A JP8212389 A JP 8212389A JP 21238996 A JP21238996 A JP 21238996A JP H1054349 A JPH1054349 A JP H1054349A
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JP
Japan
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pressure
suction
chamber
housing
cylinder block
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JP8212389A
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English (en)
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Masahiro Kawaguchi
真広 川口
Masanori Sonobe
正法 園部
Takuya Okuno
卓也 奥野
Takeshi Mizufuji
健 水藤
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Priority to CA002212705A priority patent/CA2212705A1/en
Priority to US08/909,708 priority patent/US6135722A/en
Priority to CN97118082A priority patent/CN1102699C/zh
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/14Control
    • F04B27/16Control of pumps with stationary cylinders
    • F04B27/18Control of pumps with stationary cylinders by varying the relative positions of a swash plate and a cylinder block
    • F04B27/1804Controlled by crankcase pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
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    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F04B27/1036Component parts, details, e.g. sealings, lubrication
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    • F04B49/22Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00 by means of valves
    • F04B49/225Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00 by means of valves with throttling valves or valves varying the pump inlet opening or the outlet opening

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カムプレートの最小傾角位置への傾動に連動
して、遮断体が傾くことなく吸入通路の開口端に当接す
る可変容量圧縮機を提供する。 【解決手段】 シリンダブロック11に収容孔27を形
成する。収容孔27には、外部冷媒回路52から吸入圧
領域37への吸入通路32を開口させる。収容孔27内
には、カムプレート22の傾動に連動して吸入通路32
を開閉するための遮断体28を移動可能に収容する。遮
断体28内には、駆動シャフト16の後端を嵌入支持す
るためのラジアルベアリング30を配設する。カムプレ
ート22が最大傾角位置に傾動されて、遮断体28が収
容孔27内で最前方位置まで移動された状態において
も、シリンダブロック11の収容孔27の前端周縁27
cが、ラジアルベアリング30の中心より前方に位置す
るように形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば車両空調
装置に使用される可変容量圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の可変容量圧縮機において
は、圧縮機全体のハウジングの内部に制御圧室及びクラ
ンク室が形成されるとともに、駆動シャフトが回転可能
に支持されている。ハウジングの一部を構成するシリン
ダブロックには複数のシリンダボアが形成され、各シリ
ンダボア内にはピストンが往復動可能に収容されてい
る。駆動シャフトには、例えば斜板よりなるカムプレー
トが一体回転可能かつ傾動可能に装着されている。
【0003】前記シリンダブロックの中心には収容孔が
形成され、この収容孔には、外部冷媒回路から吸入圧領
域への吸入通路が開口されるとともに、斜板の傾動に連
動して吸入通路を開閉するための遮断体が移動可能に収
容されている。遮断体内には、駆動シャフトの後端を嵌
入支持するためのラジアルベアリングが配設されてい
る。吐出圧領域及び吸入圧領域の少なくとも一方と、前
記制御圧室との間の連通路の途中には、容量制御弁が設
けられている。
【0004】この従来構成の可変容量圧縮機において
は、容量制御弁の開度調整に基づいて制御圧室の圧力が
変更される。この制御圧室の圧力の変更により、斜板を
収容するクランク室の圧力とシリンダボア内の圧力との
前記ピストンを介した差が変更される。そして、この差
に応じて、斜板の傾角が変更されて、吐出容量が制御さ
れるようになっている。
【0005】また、斜板が最小傾角位置に傾動されたと
きには、遮断体が吸入通路の開口端に当接して、その吸
入通路が遮断され、冷媒ガスが吐出圧領域、クランク
室、吸入圧領域及びシリンダボアを経由して圧縮機内で
循環される。そして、この循環冷媒ガスに含まれる潤滑
油によって、圧縮機内の各摺動部が潤滑されるようにな
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来構
成の可変容量圧縮機では、遮断体内に配設されたラジア
ルベアリングと、シリンダブロックの収容孔の前端周縁
との位置関係が、特に開示されていない。ここで、例え
ばシリンダブロックの軸線方向の長さが短い圧縮機で
は、斜板の最大傾角位置への移動に伴って、遮断体が収
容孔内で最前方位置に移動されたとき、ラジアルベアリ
ングの中心位置がシリンダブロックの収容孔の前端周縁
よりも前方に突出することがある。
【0007】この場合、遮断体が収容孔内で駆動シャフ
トの軸線方向に対して傾きを生じやすくなる。この状態
で冷房負荷が存在しなくなると、斜板が最大傾角位置か
ら最小傾角位置に傾動される。このとき、遮断体が傾い
た状態のまま収容孔内で後方に移動されて、吸入通路の
開口端に当接する。そして、遮断体の先端面が吸入通路
の開口端に密着せず、吸入通路の遮断が確保されない状
態となる。このため、外部冷媒回路内の冷媒ガスが吸入
通路から吸入室に吸い込まれて、不必要な冷房運転がな
されるおそれがあるという問題があった。
【0008】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、カムプレートが最小傾角位置に傾動され
るとき、遮断体が傾きを生じた状態で吸入通路の開口端
に当接するのを抑制することができて、吸入通路を確実
に遮断することができる可変容量圧縮機を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、シリンダブロックの収
容孔内にカムプレートの傾動に連動して吸入通路を開閉
するための遮断体を移動可能に収容し、その遮断体内に
は駆動シャフトの後端を嵌入支持するためのラジアルベ
アリングを配設し、吐出圧領域及び吸入圧領域の少なく
とも一方と制御圧室との間の連通路の途中には容量制御
弁を設け、その容量制御弁の開度調整に基づいて前記制
御圧室の圧力を変更することにより、前記カムプレート
を収容するクランク室の圧力とシリンダボア内の圧力と
のピストンを介した差を変更し、その差に応じてカムプ
レートの傾角を変更して吐出容量を制御するように構成
した可変容量圧縮機において、前記カムプレートが最大
傾角位置に傾動されて、遮断体が収容孔内で最前方位置
まで移動された状態においても、シリンダブロックの収
容孔の前端周縁が、ラジアルベアリングの中心より前方
に位置するように形成したものである。
【0010】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の可変容量圧縮機において、前記収容孔の前端周縁
を、全周にわたってフラット面となるように形成したも
のである。
【0011】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は2に記載の可変容量圧縮機において、前記シリンダブ
ロックの前端面上に、前記収容孔に連続するように筒状
部を突出形成したものである。
【0012】従って、請求項1に記載の可変容量圧縮機
において、容量制御弁の開度調整により、制御圧室の圧
力が変更されて、カムプレートが最大傾角位置に傾動さ
れると、遮断体が収容孔内で最前方位置に移動されて、
吸入通路が開放される。これにより、冷媒ガスが外部冷
媒回路から吸入通路を通して吸入圧領域に吸入されると
ともに、その冷媒ガスがシリンダボア内で圧縮されて吐
出圧領域に吐出された後、外部冷媒回路に送り出され
る。
【0013】このように、遮断体が収容孔内で最前方位
置まで移動された状態においても、シリンダブロックの
収容孔の前端周縁が、ラジアルベアリングの中心より前
方に位置するようになっている。このため、遮断体が収
容孔内で駆動シャフトの軸線方向に対して傾きを生じる
ことがほとんどない。
【0014】そして、容量制御弁の開度調整により、制
御圧室の圧力が変更されて、カムプレートが最小傾角位
置に傾動されると、遮断体が収容孔内で後方に移動され
て吸入通路の開口端に当接し、その吸入通路が遮断され
る。これにより、冷媒ガスが吐出圧領域、クランク室、
吸入圧領域及びシリンダボアを経由して、圧縮機内の循
環通路で循環され、この循環冷媒ガスに含まれる潤滑油
によって、圧縮機内の各摺動部が潤滑される。
【0015】このとき、遮断体は駆動シャフトの軸線方
向に対して傾きを生じていないため、吸入通路の開口端
に対して密着状態で当接する。このため、カムプレート
が最小傾角位置に配置された状態で、遮断体による吸入
通路の遮断が確保される。そして、冷房負荷の存在しな
い状態において、外部冷媒回路の冷媒ガスが吸入通路か
ら吸入室に吸い込まれることなく、最小容量での圧縮運
転が継続される。
【0016】請求項2に記載の可変容量圧縮機において
は、収容孔の前端周縁が、全周にわたってフラット面と
なるように形成されている。このため、遮断体に傾きが
生じるのを一層確実に抑制することができる。そして、
カムプレートが最小傾角位置に配置されたとき、遮断体
を吸入通路の開口端に対してより密着した状態で当接さ
せることができる。
【0017】請求項3に記載の可変容量圧縮機において
は、シリンダブロックの前端面上に、収容孔に連続する
ように筒状部が突出形成されている。このため、遮断体
の傾きの発生を抑制しつつ、シリンダブロックの軸線方
向の長さを短縮して、圧縮機全体をコンパクトに構成す
ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)以下に、この発明をクラッチレス可
変容量圧縮機に具体化した第1の実施形態について、図
1〜図5に基づいて説明する。
【0019】図1に示すように、ハウジングの一部を構
成するシリンダブロック11の前端には、同じくハウジ
ングの一部を構成するフロントハウジング12が接合さ
れている。シリンダブロック11の後端には、同じくハ
ウジングの一部を構成するリヤハウジング13がバルブ
プレート14を介して接合固定されている。制御圧室を
兼ねるクランク室15は、フロントハウジング12とシ
リンダブロック11との間に形成されている。
【0020】駆動シャフト16は、前記フロントハウジ
ング12とシリンダブロック11との間に回転可能に架
設支持されている。駆動シャフト16の前端は、クラン
ク室15から外部へ突出しており、その突出端部にはプ
ーリ17が止着されている。プーリ17は、ベルト18
を介して外部駆動源をなす車両エンジン(図示略)に常
時作動連結されている。また、プーリ17は、アンギュ
ラベアリング19を介してフロントハウジング12に支
持されている。そして、プーリ17に作用するアキシャ
ル方向の荷重及びラジアル方向の荷重が、アンギュラベ
アリング19を介してフロントハウジング12で受け止
められる。
【0021】駆動シャフト16の前端部とフロントハウ
ジング12との間には、リップシール20が介在されて
いる。このリップシール20は、クランク室15内の圧
力洩れを防止する。
【0022】駆動シャフト16には、回転支持体21が
止着されているとともに、カムプレートとしての斜板2
2が駆動シャフト16の軸線方向へスライド可能かつ傾
動可能に支持されている。斜板22には、先端部が球状
をなす一対のガイドピン23が止着されている。前記回
転支持体21には、支持アーム24が突設されており、
その支持アーム24には一対のガイド孔25が形成され
ている。前記ガイドピン23は、ガイド孔25にスライ
ド可能に嵌入されている。
【0023】そして、支持アーム24と一対のガイドピ
ン23との連係により、斜板22が駆動シャフト16の
軸線方向へ傾動可能で、かつ駆動シャフト16と一体的
に回転可能となっている。斜板22の傾動は、ガイド孔
25とガイドピン23とのスライドガイド関係、駆動シ
ャフト16のスライド支持作用により案内される。斜板
22の半径中心部がシリンダブロック11側へ移動する
と、斜板22の傾角が減少する。また、回転支持体21
の後面には、斜板22の最大傾角を規制するための傾角
規制突部21aが形成されている。
【0024】傾角減少バネ26は、前記回転支持体21
と斜板22との間に介在されている。そして、この傾角
減少バネ26により、斜板22がシリンダブロック11
側に向かって、傾角を減少させる方向に付勢されてい
る。
【0025】シリンダブロック11の中心部には、収容
孔27が駆動シャフト16の軸線方向に貫設され、その
内周面が全長にわたってほぼ同一径となるように形成さ
れている。収容孔27内には、円筒状の遮断体28がシ
リンダブロック11のリヤ側からスライド可能に嵌入収
容されている。遮断体28は、大径部28aと小径部2
8bとからなっている。
【0026】遮断体28の筒内には、駆動シャフト16
の後端部が挿入されている。大径部28aの内周面に
は、ラジアルベアリング30が嵌入支持されている。こ
のラジアルベアリング30は、大径部28aの内周面に
取り付けられたサークリップ31によって、遮断体28
の筒内から抜け止めされている。そして、駆動シャフト
16の後端部は、ラジアルベアリング30にスライド可
能に嵌入され、そのラジアルベアリング30及び遮断体
28を介して収容孔27の周面で支持される。
【0027】収容孔27の後端内周面には環状溝27a
が形成され、その環状溝27aには、サークリップ27
bが着脱可能に止着されている。吸入通路開放バネ29
は、遮断体28の大径部28a及び小径部28b間の段
差とサークリップ27bとの間に介在されている。この
吸入通路開放バネ29の弾性係数は、前記傾角減少バネ
26の弾性係数よりも小さくなるように設定されてお
り、両バネ26,29の付勢力の合力は、圧縮機のリヤ
方向への力となっている。そして、これらのバネ26,
29の付勢力の合力が、斜板22、後述するスラストベ
アリング34及び遮断体28に作用している。
【0028】リヤハウジング13の中心部には、吸入圧
領域を構成する吸入通路32が形成されている。吸入通
路32は、遮断体28の移動経路となる駆動シャフト1
6の延長線上にある。吸入通路32は収容孔27のリヤ
側に開口されており、収容孔27側の吸入通路32の開
口端の周囲には位置決め面33が形成されている。位置
決め面33は、バルブプレート14上である。遮断体2
8の小径部28bの先端面は、位置決め面33に当接可
能である。そして、小径部28bの先端面が位置決め面
33に当接することにより、遮断体28のリヤ側方向へ
の移動が規制される。
【0029】斜板22と遮断体28との間の駆動シャフ
ト16上には、スラストベアリング34が駆動シャフト
16上をスライド可能に支持されている。斜板22の回
転は、スラストベアリング34の存在によって遮断体2
8への伝達を阻止される。
【0030】シリンダブロック11に貫設された複数の
シリンダボア11a内には、片頭タイプのピストン35
が収容されている。斜板22の回転運動は、一対のシュ
ー36を介して各ピストン35の前後往復揺動に変換さ
れ、この結果、ピストン35がシリンダボア11a内で
前後動される。
【0031】リヤハウジング13内には、吸入圧領域を
構成する吸入室37及び吐出圧領域を構成する吐出室3
8が区画形成されている。バルブプレート14上には、
各シリンダボア11aに対応して吸入ポート39及び吐
出ポート40が形成され、これらの吸入ポート39及び
吐出ポート40と対応するように吸入弁41及び吐出弁
42が形成されている。吸入室37内の冷媒ガスは、ピ
ストン35の上死点位置から下死点位置への復動動作に
より、吸入ポート39から吸入弁41を押し退けてシリ
ンダボア11a内へ流入する。シリンダボア11a内へ
流入した冷媒ガスは、ピストン35の下死点位置から上
死点位置への往動動作により、所定の圧力に達するまで
圧縮された後、吐出ポート40から吐出弁42を押し退
けて吐出室38へ吐出される。吐出弁42は、リテーナ
43に当接して開度規制される。
【0032】回転支持体21とフロントハウジング12
との間には、スラストベアリング44が介在されてい
る。スラストベアリング44は、シリンダボア11aか
らピストン35、シュー36、斜板22及びガイドピン
23を介して回転支持体21に作用する圧縮反力を受け
止める。
【0033】吸入室37は、通口45を介して収容孔2
7に連通している。そして、遮断体28が位置決め面3
3に当接したとき、吸入通路32の前端が閉じられて、
通口45は吸入通路32から遮断される。
【0034】駆動シャフト16内には、軸心通路46が
形成されている。軸心通路46の入口46aはリップシ
ール20付近でクランク室15に開口しており、軸心通
路46の出口46bは遮断体28の筒内に開口してい
る。遮断体28の周面には、放圧通口47が貫設されて
いる。放圧通口47は、遮断体28の筒内と収容孔27
とを連通している。
【0035】前記吐出室38とクランク室15とは、連
通路としての給気通路48で接続されている。給気通路
48の途中には、その給気通路48を開閉するための容
量制御弁49が設けられている。また、前記吸入通路3
2と容量制御弁49との間には、その容量制御弁49内
に吸入圧力Psを導くための検圧通路50が形成されて
いる。
【0036】吸入室37へ冷媒ガスを導入する際の入口
となる吸入通路32と、吐出室38から冷媒ガスを排出
する吐出フランジ51とは、外部冷媒回路52で接続さ
れている。外部冷媒回路52中には、凝縮器53、膨張
弁54及び蒸発器55が介在されている。膨張弁54は
温度式自動膨張弁からなり、蒸発器55の出口側のガス
温度の変動に応じて冷媒流量を制御する。蒸発器55の
近傍には、温度センサ56が設置されている。温度セン
サ56は、蒸発器55における温度を検出し、この検出
温度情報が制御コンピュータ57に送られる。また、制
御コンピュータ57には、車両の車室内の温度を指定す
るための室温設定器58、室温センサ59、空調装置作
動スイッチ60及びエンジン回転数センサ61等が接続
されている。
【0037】制御コンピュータ57は、例えば室温設定
器58によって予め指定された室温、温度センサ56か
ら得られる検出温度、室温センサ59から得られる検出
温度、空調装置作動スイッチ60からのオンあるいはオ
フ信号、及び、エンジン回転数センサ61から得られる
エンジン回転数等の外部信号に基づいて、入力電流値を
駆動回路62に指令する。駆動回路62は、指令された
入力電流値を後述する容量制御弁49のソレノイド63
に対して出力する。その他の外部信号としては、例えば
室外温度センサからの信号があり、車両の環境に応じて
入力電流値は決定される。
【0038】前記容量制御弁49は、バルブハウジング
64とソレノイド部65とが中央付近において接合され
て構成されている。バルブハウジング64とソレノイド
部65との間には弁室66が区画形成され、その弁室6
6内に弁体67が収容されている。弁室66には、弁体
67と対向するように弁孔68が開口されている。この
弁孔68は、バルブハウジング64の軸線方向に延びる
ように形成されている。また、弁体67と弁室66の内
壁面との間には、強制開放バネ69が介装され、弁体6
7を弁孔68の開放方向へ付勢している。また、この弁
室66は、弁室ポート70、及び前記給気通路48を介
してリヤハウジング13内の吐出室38に連通されてい
る。
【0039】バルブハウジング64の上部には、感圧室
71が区画形成されている。この感圧室71は、吸入圧
力導入ポート72及び前記検圧通路50を介してリヤハ
ウジング13の吸入通路32に連通されている。感圧室
71の内部には、ベローズ73が収容されている。バル
ブハウジング64の感圧室71と前記弁室66との間に
は、前記弁孔68と連続する感圧ロッドガイド74が形
成されている。感圧ロッド75は、感圧ロッドガイド7
4内に摺動可能に挿通されている。この感圧ロッド75
により、前記弁体67と前記ベローズ73とが作動連結
されている。また、感圧ロッド75の弁体67と接合す
る側の部分は、弁孔68内の冷媒ガスの通路を確保する
ために小径になっている。
【0040】バルブハウジング64には、弁室66と感
圧室71との間において、前記弁孔68と直交するよう
に、ポート76が形成されている。ポート76は、給気
通路48を介してクランク室15に連通されている。つ
まり、弁室ポート70、弁室66、弁孔68及びポート
76は、前記給気通路48の一部を構成している。
【0041】前記ソレノイド部65の収容室77の上方
開口部には固定鉄心78が嵌合され、この固定鉄心78
により収容室77内にソレノイド室79が区画されてい
る。ソレノイド室79には、ほぼ有蓋円筒状をなす可動
鉄心80が往復動可能に収容されている。可動鉄心80
と収容室77の底面との間には、追従バネ81が介装さ
れている。なお、この追従バネ81は、前記強制開放バ
ネ69よりも弾性係数が小さいものとなっている。
【0042】前記固定鉄心78には、ソレノイド室79
と弁室66とを連通するソレノイドロッドガイド82が
形成されている。ソレノイドロッド83は、前記弁体6
7と一体形成されており、ソレノイドロッドガイド82
内に摺動可能に挿通されている。また、ソレノイドロッ
ド83の可動鉄心80側の端部は、前記強制開放バネ6
9及び追従バネ81の付勢力によって可動鉄心80に当
接されている。そして、前記可動鉄心80と弁体67と
が、ソレノイドロッド83を介して作動連結される。
【0043】前記固定鉄心78及び可動鉄心80の外側
には、両鉄心78,80を跨ぐように円筒状のソレノイ
ド63が配置されている。このソレノイド63には前記
制御コンピュータ57の指令に基づいて、駆動回路62
から所定の電流が供給されるようになっている。
【0044】さて、この実施形態の圧縮機においては、
図1及び図2に示すように、前記シリンダブロック11
の収容孔27の前端周縁27cを含めて、シリンダブロ
ック11の前端面全体がフラット面となるように形成さ
れている。また、斜板22が最大傾角位置に傾動され
て、遮断体28が収容孔27内で最前方位置まで移動さ
れた状態においても、シリンダブロック11の収容孔2
7の前端周縁27cが、ラジアルベアリング30の軸線
方向中心より前方に位置するように形成されている。
【0045】次に、前記のように構成されたクラッチレ
ス可変容量圧縮機の動作について説明する。さて、空調
装置作動スイッチ60がオン状態のもとで、室温センサ
59から得られる検出温度が室温設定器58の設定温度
以上である場合には、制御コンピュータ57はソレノイ
ド63の励磁を指令する。すると、ソレノイド63に駆
動回路62を介して所定の電流が供給され、図1に示す
ように、両鉄心78,80間には入力電流値に応じた吸
引力が生じる。この吸引力は、強制開放バネ69の付勢
力に抗して、弁開度が減少する方向の力としてソレノイ
ドロッド83を介して弁体67に伝達される。一方、ベ
ローズ73は、吸入通路32から検圧通路50を介して
感圧室71に導入される吸入圧力Psの変動に応じて変
位する。そして、ソレノイド63の励磁状態において
は、このベローズ73の吸入圧力Psに応じた変位が、
感圧ロッド75を介して弁体67に伝えられる。従っ
て、容量制御弁49は、ソレノイド部65からの付勢
力、ベローズ73からの付勢力及び強制開放バネ69の
付勢力のバランスにより、弁開度が決定される。
【0046】冷房負荷が大きい場合には、例えば室温セ
ンサ59によって検出された温度と室温設定器58の設
定温度との差が大きくなる。制御コンピュータ57は、
検出温度と設定室温とに基づいて設定吸入圧を変更する
ように入力電流値を制御する。すなわち、制御コンピュ
ータ57は、駆動回路62に対して、検出温度が高いほ
ど入力電流値を大きくするように指令する。よって、固
定鉄心78と可動鉄心80との間の吸引力が強くなっ
て、弁体67の弁開度を小さくする方向への付勢力が増
大する。そして、より低い吸入圧力Psにて、弁体67
の開閉が行われる。従って、容量制御弁49は、電流値
が増大されることによって、より低い吸入圧力Psを保
持するように作動する。
【0047】弁体67の弁開度が小さくなれば、吐出室
38から給気通路48を経由してクランク室15へ流入
する冷媒ガス量が少なくなる。この一方で、クランク室
15内の冷媒ガスは、軸心通路46及び放圧通口47を
経由して吸入室37へ流出している。このため、クラン
ク室15内の圧力Pcが低下する。また、冷房負荷が大
きい状態では、シリンダボア11a内の圧力も高くて、
クランク室15内の圧力Pcとシリンダボア11a内の
圧力との差が小さくなる。このため、斜板22の傾角が
大きくなる。
【0048】給気通路48における通過断面積が零、つ
まり容量制御弁49の弁体67が弁孔68を完全に閉止
した状態になると、吐出室38からクランク室15への
高圧冷媒ガスの供給は行われなくなる。そして、クラン
ク室15内の圧力Pcは、吸入室37内の圧力Psとほ
ぼ同一になり、斜板22の傾角は最大となる。斜板22
の最大傾角は、回転支持体21の傾角規制突部21aと
斜板22との当接によって規制され、吐出容量は最大と
なる。
【0049】逆に、冷房負荷が小さい場合には、例えば
室温センサ59によって検出された温度と室温設定器5
8の設定温度との差は小さくなる。制御コンピュータ5
7は、駆動回路62に対して、検出温度が低いほど入力
電流値を小さくするように指令する。このため、固定鉄
心78と可動鉄心80との間の吸引力が弱くなって、弁
体67の弁開度を小さくする方向への付勢力が減少す
る。そして、より高い吸入圧力Psにて、弁体67の開
閉が行われる。従って、容量制御弁49は、電流値が減
少されることによって、より高い吸入圧力Psを保持す
るように作動する。
【0050】弁体67の弁開度が大きくなれば、吐出室
38からクランク室15へ流入する冷媒ガス量が多くな
り、クランク室15内の圧力Pcが上昇する。また、こ
の冷房負荷が小さい状態では、シリンダボア11a内の
圧力が低くて、クランク室15内の圧力Pcとシリンダ
ボア11a内の圧力との差が大きくなる。このため、斜
板22の傾角が小さくなる。
【0051】冷房負荷がない状態に近づいてゆくと、蒸
発器55における温度がフロスト発生をもたらす温度に
近づくように低下してゆく。温度センサ56からの検出
温度が設定温度以下になると、制御コンピュータ57は
駆動回路62に対してソレノイド63の消磁を指令す
る。前記設定温度は、蒸発器55においてフロストを発
生しそうな状況を反映する。そして、ソレノイド63へ
の電流の供給が停止されて、ソレノイド63が消磁さ
れ、固定鉄心78と可動鉄心80との吸引力が消失す
る。
【0052】このため、図3に示すように、弁体67
は、強制開放バネ69の付勢力により、可動鉄心80及
びソレノイドロッド83を介して作用する追従バネ81
の付勢力に抗して下方に移動される。そして、弁体67
が弁孔68を最大に開いた弁開度位置に移行する。よっ
て、吐出室38内の高圧冷媒ガスが給気通路48を介し
てクランク室15へ多量に供給され、クランク室15内
の圧力Pcが高くなる。このクランク室15内の圧力上
昇によって、斜板22が最小傾角位置へ移動される。
【0053】また、空調装置作動スイッチ60のオフ信
号に基づいて、制御コンピュータ57はソレノイド63
の消磁を指令し、この消磁によっても斜板22が最小傾
角位置に移動される。
【0054】このように、容量制御弁49の開閉動作
は、ソレノイド63に対する入力電流値の大小に応じて
変わる。入力電流値が大きくなると低い吸入圧Psにて
開閉が実行され、入力電流値が小さくなると高い吸入圧
Psにて開閉動作が行われる。圧縮機は、設定された吸
入圧力Psを維持するように、斜板22の傾角を変更し
て、その吐出容量を変更する。つまり、容量制御弁49
は、入力電流値を変えて吸入圧Psの設定値を変更する
役割、及び、吸入圧力Psに関係なく最小容量運転を行
う役割を担っている。このような容量制御弁49を具備
することにより、圧縮機は冷凍回路の冷凍能力を変更す
る役割を担っている。
【0055】前記斜板22の遮断体28側への移動に伴
い、斜板22の傾動がスラストベアリング34を介して
遮断体28に伝達される。この傾動伝達により遮断体2
8が、吸入通路開放バネ29の付勢力に抗して位置決め
面33側へ移動される。ここで、遮断体28は、吸入通
路32の通過断面積を徐々に減少してゆく。この緩慢な
通過断面積変化による絞り作用が、吸入通路32から吸
入室37への冷媒ガス流入量を徐々に減少させる。この
ため、吸入室37からシリンダボア11a内へ吸入され
る冷媒ガス量も徐々に減少してゆき、吐出容量が徐々に
減少してゆく。従って、吐出圧力Pdが徐々に減少して
ゆき、圧縮機における負荷トルクが短時間で大きく変動
することはない。その結果、最大吐出容量から最小吐出
容量に到る間のクラッチレス圧縮機における負荷トルク
の変動が緩慢になり、負荷トルクの変動による衝撃が緩
和される。
【0056】図3に示すように、斜板22の傾角が最小
になると、遮断体28が位置決め面33に当接し、吸入
通路32が遮断される。この状態では、吸入通路32に
おける通過断面積が零となり、外部冷媒回路52から吸
入室37への冷媒ガス流入が阻止される。この最小傾角
状態は、遮断体28が吸入通路32と収容孔27との連
通を遮断する閉位置に配置されたときにもたらされる。
遮断体28は、前記閉位置とこの位置から離間した開位
置とへ、斜板22に連動して切り換え配置される。
【0057】斜板22の最小傾角は0°ではないため、
最小傾角状態においても、シリンダボア11aから吐出
室38への冷媒ガスの吐出は行われている。シリンダボ
ア11aから吐出室38へ吐出された冷媒ガスは、給気
通路48を通ってクランク室15へ流入する。クランク
室15内の冷媒ガスは、軸心通路46、放圧通口47及
び通口45を通って吸入室37へ流入する。吸入室37
内の冷媒ガスは、シリンダボア11a内へ吸入されて、
再度吐出室38へ吐出される。
【0058】すなわち、最小傾角状態では、吐出圧領域
である吐出室38、給気通路48、クランク室15、軸
心通路46、放圧通口47、収容孔27、通口45、吸
入圧領域である吸入室37、シリンダボア11aを経由
する循環通路が、圧縮機内に形成されている。そして、
吐出室38、クランク室15及び吸入室37の間では、
圧力差が生じている。従って、冷媒ガスが前記循環通路
を循環し、冷媒ガスとともに流動する潤滑油が圧縮機内
の各摺動部を潤滑する。
【0059】空調装置作動スイッチ60がオン状態にあ
って、斜板22が最小傾角位置にある状態で、車室内の
温度が上昇して冷房負荷が増大すると、室温センサ59
によって検出された温度が室温設定器58の設定温度を
越える。制御コンピュータ57は、この検出温度変移に
基づいて、ソレノイド63の励磁を指令する。ソレノイ
ド63の励磁により、給気通路48が閉じられ、クラン
ク室15の圧力Pcが軸心通路46及び放圧通口47を
介した放圧に基づいて減圧してゆく。この減圧により、
吸入通路開放バネ29が図3の縮小状態から伸長する。
そして、遮断体28が、位置決め面33から離間し、斜
板22の傾角が図3の最小傾角状態から増大する。
【0060】この遮断体28の離間に伴い、吸入通路3
2における通過断面積が緩慢に増大してゆき、吸入通路
32から吸入室37への冷媒ガス流入量は徐々に増えて
いく。従って、吸入室37からシリンダボア11a内へ
吸入される冷媒ガス量も徐々に増大してゆき、吐出容量
が徐々に増大してゆく。そのため、吐出圧力Pdが徐々
に増大してゆき、圧縮機における負荷トルクが短時間で
大きく変動することはない。その結果、最小吐出容量か
ら最大吐出容量に到る間のクラッチレス可変容量圧縮機
における負荷トルクの変動が緩慢になり、負荷トルクの
変動による衝撃が緩和される。
【0061】外部駆動源をなす車両エンジンが停止すれ
ば、圧縮機の運転も停止、つまり斜板22の回転も停止
し、容量制御弁49のソレノイド63への通電も停止さ
れる。このため、ソレノイド63が消磁されて、給気通
路48が開放され、斜板22の傾角は最小となる。
【0062】さて、斜板22が最大傾角位置に移動され
ると、図1に示すように、遮断体28は収容孔27内で
最前方位置に移動される。この状態においても、シリン
ダブロック11の収容孔27の前端周縁27cが、ラジ
アルベアリング30の中心より前方に位置するようにな
っている。
【0063】ところで、ピストン35の圧縮動作に伴っ
て、駆動シャフト16に作用するラジアル方向荷重FR
は、ラジアルベアリング30及び遮断体28を介して、
シリンダブロック11の収容孔27の内周面で支持され
る。
【0064】ここで、図4に示すように、斜板22の最
大傾角状態において、振動等により遮断体28が駆動シ
ャフト16の軸線方向に対して傾きを生じた場合を仮定
する。この状態では、前記ラジアル方向荷重FRは、駆
動シャフト16とラジアルベアリング30の端縁との接
点において、互いに反対方向を指向する2つの力F1
1、F12に分解される。この2つの力F11、F12
に対抗するように、シリンダブロック11と遮断体28
の大径部28aの端縁との接点において2つの力F1
3、F14が生じる。ここで、ラジアルベアリング30
の中心O1の周りのモーメントM1について考えると、
次の(1)式のようになる。
【0065】 M1=F11・L11+F12・L11+F13・L13+F14・L14 ・・・(1) ここで、距離L11,L13,L14及び力F11〜F
14は、すべて正であるため、M1>0となる。
【0066】従って、遮断体28はこの傾いたままの状
態を保持せず、O1点回りに回転して、やがて、図5に
示すように、収容孔27の内周面に当接する。そして、
遮断体28は、駆動シャフト16の軸線方向に沿った状
態に姿勢変更される。
【0067】次に、遮断体28が収容孔27の内周面に
当接した場合について考える。まず、前記ラジアル方向
荷重FRは、駆動シャフト16とラジアルベアリング3
0の端縁との接点において、同方向を指向する2つの力
F21、F22に分解される。この2つの力F21、F
22に対抗するように、シリンダブロック11の前端周
縁27cと遮断体28との接点O2において力F23
が、そして、シリンダブロック11と遮断体28の大径
部28aの端縁との接点において力F24が生じる。こ
こで、この状態における力の釣り合いについて考える
と、以下のようになる。
【0068】 F21+F22=FR ・・・(2) F23+F24=F21+F22(=FR) ・・・(3) また、O2点の周りのモーメントM2について考える
と、次の(4)式のようになる。
【0069】 M2=F21(L23−L21)+ F22(L23+L21)+F24(L23+L24) ・・・(4) ここで、(2)、(3)式より、 F21=F22=FR/2 ・・・(5) また、 F23=FR・L24/(L23+L24)・・・(6) F24=FR・L23/(L23+L24)・・・(7) となる。これら(5)〜(7)式により、前記(4)式
は次のように変形される。
【0070】 M2=FR(L23−L21)/2+FR(L23+L21)/2+ [L23/(L23+L24)]・FR(L23+L24) =2FR・L23 ここで、距離L23及び力FRは、すべて正であるた
め、M2>0となる。つまり、遮断体28には、O2点
回りにシリンダブロック27の内周面に押しつけられる
方向のモーメントが作用することになる。言い換える
と、遮断体28には、駆動シャフト16の軸線方向に対
して傾きが生じないようにモーメントが作用する。
【0071】このため、図3に示すように、斜板22が
最大傾角位置から最小傾角位置に傾動されたとき、遮断
体28が収容孔27内で傾きを生じることなく後方に移
動される。そして、その遮断体28の先端面が、吸入通
路32の開口端の位置決め面33に密着状態で当接す
る。これにより、吸入通路32からの冷媒ガスの吸い込
みが確実に遮断される。
【0072】以上のように構成されたこの実施形態によ
れば、以下の効果が期待される。 (a) このクラッチレス可変容量圧縮機では、斜板2
2が最大傾角状態になって、遮断体28が収容孔27内
で最前方位置まで移動された状態においても、シリンダ
ブロック11の収容孔27の前端周縁27cが、ラジア
ルベアリング30の中心より前方に位置するように形成
されている。このため、斜板22が最小傾角位置に傾動
されるとき、遮断体28が駆動シャフト16の軸線方向
に対し傾きを生じることなく、吸入通路32の開口端に
密着状態で当接させることができる。従って、冷房負荷
の存在しない状態において、吸入通路32を確実に遮断
することができて、外部冷媒回路52内の冷媒ガスの吸
入を阻止しつつ、最小容量での運転を継続することがで
きる。
【0073】(b) このクラッチレス可変容量圧縮機
においては、収容孔27の前端周縁27cを含めて、シ
リンダブロック11の前端面全体がフラット面となるよ
うに形成されている。このため、遮断体28に傾きが生
じるのを一層確実に抑制することができ、斜板22の最
小傾角状態で、遮断体28を吸入通路32の開口端に対
して、より密着した状態で当接されることができる。
【0074】また、シリンダブロック11の前端面全体
をフラット面としているので、加工を容易に行うことが
できる。 (第2の実施形態)次に、この発明の第2の実施形態に
ついて、前記第1の実施形態と異なる部分を中心に、図
6に基づいて説明する。
【0075】さて、この実施形態では、シリンダブロッ
ク11の前端面上に、収容孔27に連続するように筒状
部84が突出形成されている。この筒状部84の先端面
84aは、収容孔27の前端周縁27cをなし、全周に
わたってフラット面となるように形成されている。ま
た、斜板22が最大傾角位置に配置されて、遮断体28
が収容孔27内で最前方位置まで移動された状態におい
ても、この筒状部84の先端面84aが、ラジアルベア
リング30の中心より前方に位置するようになってい
る。
【0076】従って、この第2の実施形態においても、
前述した第1の実施形態とほぼ同様の作用効果を発揮す
ることができる。また、この第2の実施形態において
は、シリンダブロック11の前端面上に、筒状部84を
局部的に突出形成しているため、シリンダブロック11
の軸線方向の長さを短縮して、圧縮機全体をコンパクト
に構成することができる。
【0077】なお、この発明は以下のように変更して具
体化することもできる。 (1) 収容孔27の前端周縁27c部分を除いて、シ
リンダブロック11の前端面に凹所等を形成すること。
【0078】(2) 制御圧室をクランク室15と兼用
することなく、ハウジング内に別に設けた可変容量圧縮
機において、この発明を具体化すること。 (3) クランク室15と吸入圧領域37との間に連通
路としての抽気通路を形成し、その抽気通路の途中に容
量制御弁49を配設し、その容量制御弁49の開度調整
に基づいて制御圧室の圧力を変更するようにした可変容
量圧縮機において、この発明を具体化すること。
【0079】前記(1)〜(3)のように構成しても、
前述した各実施形態とほぼ同様の効果が得られる。ま
た、この発明をクラッチ付きの可変容量圧縮機において
具体化することも可能である。その場合、例えば空調装
置作動スイッチがオフ状態のときのみクラッチを切り、
空調装置作動スイッチがオン状態のときにはクラッチレ
ス可変容量圧縮機と同様の動作を行うようにすれば、ク
ラッチの断続回数を激減することができ、走行フィーリ
ングを向上できる。
【0080】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれば
以下の優れた効果を奏する。請求項1に記載の発明によ
れば、カムプレートが最小傾角状態に傾動されるとき、
遮断体を駆動シャフトの軸線方向に対して傾くことな
く、吸入通路の開口端に密着状態で当接させることがで
きる。従って、冷房負荷の存在しない状態において、吸
入通路を確実に遮断することができ、外部冷媒回路内の
冷媒ガスの吸入を阻止しつつ、最小容量での運転を継続
することができる。
【0081】請求項2に記載の発明によれば、収容孔の
前端周縁が、全周にわたってフラット面となるように形
成されている。このため、遮断体に傾きが生じるのを一
層確実に抑制することができ、カムプレートの最小傾角
状態で、遮断体を吸入通路の開口端に対して、より密着
した状態で当接させることができる。
【0082】請求項3に記載の発明によれば、シリンダ
ブロックの前端面上に、収容孔に連続するように筒状部
が突出形成されている。このため、遮断体の傾きの発生
を抑制しつつ、シリンダブロックの軸線方向の長さを短
縮して、圧縮機全体をコンパクトに構成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態の圧縮機の最大傾角状態を示
す断面図。
【図2】 図1の圧縮機のシリンダブロックを示す斜視
図。
【図3】 図1の圧縮機の最小傾角状態を示す断面図。
【図4】 遮断体に作用するモーメントに関する説明
図。
【図5】 同じく遮断体に作用するモーメントに関する
説明図。
【図6】 第2の実施形態の圧縮機のシリンダブロック
を示す斜視図。
【符号の説明】
11…ハウジングの一部を構成するシリンダブロック、
11a…シリンダボア、12…ハウジングの一部を構成
するフロントハウジング、13…ハウジングの一部を構
成するリヤハウジング、15…制御圧室を兼ねるクラン
ク室、16…駆動シャフト、22…カムプレートとして
の斜板、27…収容孔、27c…前端周縁、28…遮断
体、30…ラジアルベアリング、32…吸入圧領域を構
成する吸入通路、35…ピストン、37…吸入圧領域を
構成する吸入室、38…吐出圧領域を構成する吐出室、
48…連通路としての給気通路、49…容量制御弁、5
2…外部冷媒回路、84…筒状部、84a…前端周縁を
なす先端面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水藤 健 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの内部に制御圧室及びクラン
    ク室を形成するとともに駆動シャフトを回転可能に支持
    し、前記ハウジングの一部を構成するシリンダブロック
    に複数のシリンダボアを形成するとともに収容孔を設
    け、前記シリンダボア内にはピストンを往復動可能に収
    容し、前記駆動シャフトにカムプレートを一体回転可能
    かつ傾動可能に装着し、前記収容孔には外部冷媒回路か
    ら吸入圧領域への吸入通路を開口するとともに、前記カ
    ムプレートの傾動に連動して吸入通路を開閉するための
    遮断体を移動可能に収容し、その遮断体内には駆動シャ
    フトの後端を嵌入支持するためのラジアルベアリングを
    配設し、吐出圧領域及び吸入圧領域の少なくとも一方と
    前記制御圧室との間の連通路の途中には容量制御弁を設
    け、その容量制御弁の開度調整に基づいて前記制御圧室
    の圧力を変更することにより、前記カムプレートを収容
    するクランク室の圧力とシリンダボア内の圧力との前記
    ピストンを介した差を変更し、その差に応じてカムプレ
    ートの傾角を変更して吐出容量を制御するように構成し
    た可変容量圧縮機において、 前記カムプレートが最大傾角位置に傾動されて、遮断体
    が収容孔内で最前方位置まで移動された状態において
    も、シリンダブロックの収容孔の前端周縁が、ラジアル
    ベアリングの中心より前方に位置するように形成した可
    変容量圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記収容孔の前端周縁を、全周にわたっ
    てフラット面となるように形成した請求項1に記載の可
    変容量圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記シリンダブロックの前端面上に、前
    記収容孔に連続するように筒状部を突出形成した請求項
    1また2に記載の可変容量圧縮機。
JP8212389A 1996-08-12 1996-08-12 可変容量圧縮機 Pending JPH1054349A (ja)

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JP8212389A JPH1054349A (ja) 1996-08-12 1996-08-12 可変容量圧縮機
KR1019970036093A KR100215155B1 (ko) 1996-08-12 1997-07-30 가변 용량 압축기
DE69731340T DE69731340T2 (de) 1996-08-12 1997-08-11 Kompressor mit variabler Fördermenge
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