JPH1053046A - 車両用定速走行装置 - Google Patents

車両用定速走行装置

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JPH1053046A
JPH1053046A JP21135696A JP21135696A JPH1053046A JP H1053046 A JPH1053046 A JP H1053046A JP 21135696 A JP21135696 A JP 21135696A JP 21135696 A JP21135696 A JP 21135696A JP H1053046 A JPH1053046 A JP H1053046A
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JP
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vehicle speed
resume
speed
target vehicle
target
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JP21135696A
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English (en)
Inventor
Toshiki Anura
敏樹 案浦
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両のC/C(クルーズコントロール)時の
リジューム(RESUME)制御における応答性を向上
すること。 【解決手段】 C/C時のリジューム制御において、リ
ジューム記憶車速SRSETMと目標車速SRSETと
の偏差に応じて目標車速の増加割合CRSREDが変化
される。RESUMEスイッチ押フラグXRREMがONで、
SETコマンド受付済フラグXRACTがONのとき、
リジューム記憶車速SRSETMと現在の車速SWDW
S(=目標車速SRSET)との偏差が大きい程、大き
な目標車速の増加割合CRSREDが目標車速SRSE
Tに加算される。これにより、C/C時のリジューム制
御で目標車速SRSETをリジューム記憶車速SRSE
TMに素早く収束することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の速度制御
を、運転者による手動制御から自動制御(所謂、クルー
ズコントロール:Cruise Control;以下、単に『C/
C』とも記す)に切換えるための車両用定速走行装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用定速走行装置に関連する先
行技術文献としては、特公平3−76247号公報にて
開示されたものが知られている。このものでは、図17
に従来例として破線で示すように、C/C時において、
リジュームスイッチが押されたことを示すフラグXRR
EMがONとなったリジューム制御開始直後、目標車速
SRSETを現在の車速SWDWS+αに設定し、時間
経過とともに目標車速を直線的にリジューム記憶車速S
RSETMと一致するまで増加する技術が示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の文献
においては、リジューム記憶車速SRSETMと現在の
車速SWDWSとの偏差の大小に関わらず、C/C時の
目標車速の増加割合は一定であるため、例えば、リジュ
ーム記憶車速SRSETMと現在の車速SWDWSとの
偏差が大きいときには、現在の車速SWDWSがリジュ
ーム記憶車速SRSETMに到達するまでの時間がかか
り過ぎて運転者に加速感低下等の不快感を与えるという
不具合があった。
【0004】そこで、この発明は、かかる不具合を解決
するためになされたもので、C/C時のリジューム制御
で現在の車速をリジューム記憶車速に素早く収束、即
ち、C/C時のリジューム制御における応答性を向上す
ることができる車両用定速走行装置の提供を課題として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の車両用定速走
行装置によれば、定速走行機構でアクセルペダル操作に
よらずスロットルバルブのスロットル開度が制御され、
車両がリジューム時とされると車速制御手段で複数の目
標車速の増加割合によって目標車速がリジューム記憶車
速に到達するまで時間経過とともに増加される。このよ
うに、目標車速の増加割合が複数設定されており、リジ
ューム開始時期と終了時期とで適宜、異なる目標車速の
増加割合を用いることにより目標車速をリジューム記憶
車速に素早く収束、即ち、C/C時のリジューム制御に
おける応答性を向上することができる。
【0006】請求項2の車両用定速走行装置では、車速
制御手段に含まれている増加割合設定手段によって、リ
ジューム記憶車速と目標車速との偏差が大きい程、大き
な目標車速の増加割合が設定される。このため、目標車
速をリジューム記憶車速に収束させるための所要時間を
偏差が大きい場合にも短縮することができるという効果
が得られる。
【0007】請求項3の車両用定速走行装置では、車速
制御手段に含まれている増加割合設定手段によって、リ
ジューム記憶車速と現在の車速との偏差が大きい程、大
きな目標車速の増加割合が設定される。これにより、目
標車速をリジューム記憶車速に収束させるための所要時
間をリジューム記憶車速と現在の車速との偏差が大きい
場合にも短縮することができるという効果が得られる。
【0008】請求項4の車両用定速走行装置では、車速
制御手段に含まれている初期値設定手段によって、リジ
ューム時の目標車速がリジューム信号が発生された直後
の現在の車速または現在の車速を所定値だけ増加させた
車速に初期設定される。このため、リジューム記憶車速
と初期設定された目標車速との偏差によって、目標車速
がリジューム記憶車速に素早く収束されるという効果が
得られる。
【0009】請求項5の車両用定速走行装置では、リジ
ューム記憶車速と目標車速との偏差の大小に連れて目標
車速の増加割合が変化される。これにより、C/C時の
リジューム制御で目標車速をリジューム記憶車速に素早
く収束させ、C/C時のリジューム制御における応答性
を向上させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。
【0011】図1は本発明の実施の形態の一実施例にか
かる車両用定速走行装置の全体構成を示す概略図であ
る。
【0012】図1において、スロットルボデー11内に
スロットルバルブ12がシャフト13を介して開閉回動
可能に設けられている。このスロットルバルブ12を駆
動するスロットル用アクチュエータ14は、例えば、D
Cモータやステップモータ等を用いて構成され、スプリ
ング10によってスロットルバルブ12を開側に付勢し
ている。
【0013】また、スロットルボデー11には、スロッ
トルバルブ12の開度であるスロットル開度を検出する
スロットル開度センサ15が設けられ、このスロットル
開度センサ15からスロットル開度信号がECU(Elec
tronic Control Unit:電子制御ユニット)16に入力さ
れる。このECU16には、上記スロットル開度信号の
他、車速センサ17から出力される車速信号、アクセル
ペダル18の踏込量を電気信号に変換するアクセル開度
センサ19から出力されるアクセル開度信号、ガード開
度を電気信号に変換するガード開度センサ38から出力
されるガード開度信号及びC/Cスイッチ20から出力
されるC/C信号が入力され、ECU16はこれら各信
号に基づいてスロットル用アクチュエータ14を制御す
るようになっている。なお、アクセルペダル18は、ロ
ーラ21に掛渡されたワイヤ22を介してアクセルレバ
ー39に連結されている。
【0014】一方、スロットルバルブ12の最大開度を
機械的に制限するガード機構24は、図1において、上
下方向に平行移動する開度規制部材25とこの開度規制
部材25を閉側(下方)に付勢するスプリング26とか
ら構成されている。上記開度規制部材25の左端部は、
スロットルバルブ12と一体的に回動するレバー27の
真上に位置し、このレバー27はスプリング28によっ
て開側(上方)に付勢されている。このレバー27のス
プリング28の付勢力とガード機構24のスプリング2
6の付勢力との大小関係は、後者が前者よりも大きくな
るように設定されている。
【0015】通常、スロットルバルブ12は、スプリン
グ28によって開側に付勢されるが、スロットルバルブ
12の開きが許容されるのは、レバー27が開度規制部
材25に当接するまでの範囲であり、レバー27が開度
規制部材25に当接してしまえば、以後は、ガード機構
24のスプリング26の付勢力によってスロットルバル
ブ12の開きが阻止される。これにより、スロットル開
度は、開度規制部材25の位置によって決められるガー
ド機構24の開度(ガード開度)以上に開かないように
なっている。
【0016】また、開度規制部材25の下限開度は、ア
クセルペダル18の踏込み動作に連動するアクセルレバ
ー39によって制限されている。更に、このアクセルレ
バー39はスプリング40によって、閉側に付勢されて
おり、アクセルレバー39の下方(閉側)には全閉スト
ッパ41がある。更にまた、このアクセルレバー39に
は挿通孔29が形成され、この挿通孔29にアクセルペ
ダル18のワイヤ22が挿通されている。このワイヤ2
2には、開度規制部材25の下方に位置してストッパ3
0が固定されている。
【0017】そして、通常運転時(C/C時以外)に
は、運転者がアクセルペダル18を踏むと、それに連動
してアクセルレバー39が上方(開側)に動き、アクセ
ルレバー39によって下限開度を制限されている開度規
制部材25も上方(開側)に動く。このため、スロット
ルバルブ12(レバー27)は、開度規制部材25の下
方(閉側)を自由に動くことができる。
【0018】一方、ガード開度(開度規制部材25の位
置)は、ガード用アクチュエータ31により可変される
ようになっている。このガード用アクチュエータ31
は、例えば、ダイヤフラム(図示略)を内蔵した負圧ア
クチュエータにより構成され、上記ダイヤフラムの変位
により上下動する可動ロッド32が設けられている。こ
の可動ロッド32の下端部は、ストッパ32aを介して
開度規制部材25の左側部に連結され、可動ロッド32
の上下動に連動して開度規制部材25が上下動するよう
になっている。
【0019】上記ガード用アクチュエータ31には、負
圧制御バルブ33と大気開放バルブ34が設けられ、負
圧制御バルブ33には負圧源(図示略)が接続され、大
気開放バルブ34は大気開放孔を有している。負圧制御
バルブ33及び大気開放バルブ34は、ECU16によ
って制御される。なお、大気開放バルブ34への通電
は、ブレーキスイッチ36の出力信号によっても遮断さ
るようになっている。これにより、例え、ECU16が
なんらかの故障により、大気開放バルブ34が通電しっ
ぱなしになったとしても、ブレーキを踏込むことによっ
て大気開放バルブ34への通電を確実に遮断でき、それ
により、可動ロッド32の上がりっぱなしを確実に防止
することができる。
【0020】このECU16は、複数の制御ルーチン
(制御プログラム)を内部の後述のROMに記憶し、そ
れらの制御ルーチンを実行することにより、通常のアク
セル操作量に応じたスロットル開度制御と、C/C中の
車速に応じたスロットル開度制御と、C/C中のスロッ
トル開度に応じたガード開度制御とを行う。特に、C/
C中には、負圧制御バルブ33及び大気開放バルブ34
をON/OFF制御することにより、ガード開度がスロ
ットル開度よりも僅かに大きくなるようにガード用アク
チュエータ31を制御する。
【0021】次に、ECU16のハード構成について図
2を参照して説明する。
【0022】図2は本発明の実施の形態の一実施例にか
かる車両用定速走行装置におけるECUのハード構成を
示すブロック図である。
【0023】ECU16は、主として、中央処理装置と
してのCPU50、アナログバッファ(A/D変換器)
51、ディジタルバッファ52、矩形波処理回路53、
制御ルーチンや制御テーブルを記憶したROM54、各
種データを一時的に記憶するRAM55、駆動回路5
6、D/A変換器57、比較回路58及び駆動回路59
からなる。
【0024】ECU16のアナログバッファ(A/D変
換器)51には、スロットル開度センサ15、アクセル
開度センサ19、ガード開度センサ38、クルーズコン
トロールスイッチ20からの各出力信号が入力されてい
る。また、ECU16のディジタルバッファ52には、
クルーズメインスイッチ60からの出力信号が入力され
ている。そして、ECU16の矩形波処理回路53に
は、車速センサ17からの出力信号が入力されている。
これらの信号はCPU50に入力される。
【0025】CPU50はROM54に予め記憶された
制御ルーチンに従って、これらの信号を処理し、後述す
るスロットルバルブ12の目標開度(スロットル開度セ
ンサ15の目標電圧)を算出する。このスロットル開度
センサ15からの目標電圧は、CPU50からD/A変
換器57を介してアナログ電圧に変換され、アナログフ
ィードバック機能を有するスロットル用アクチュエータ
14の駆動回路59に入力される。この駆動回路59の
比較回路58により目標電圧と実際の電圧(スロットル
開度センサ15の出力)とが等しくなるようにスロット
ル用アクチュエータ14が制御される。また、C/C中
は、前述したように、ガード開度がスロットル開度より
も僅かに大きくなるようにガード用アクチュエータ31
の負圧制御バルブ33及び大気開放バルブ34が駆動回
路56によって駆動される。
【0026】次に、C/C(クルーズコントロール)ス
イッチ20の構成及び動作について図3を参照して詳述
する。
【0027】図3は図2のECUと接続されるC/Cス
イッチを示す回路図である。
【0028】C/Cスイッチ20は、CANCEL,RESUME,SE
T/INCH-UP/ACCEL,SET/INCH-DOWN/DECEL の4つの常開ス
イッチと各スイッチに直列に接続された抵抗R1,R2,R
3,R4 とから構成されており、並列接続されたCANCELス
イッチ及びRESUMEスイッチ、SET/INCH-UP/ACCEL スイッ
チ及びSET/INCH-DOWN/DECEL スイッチがそれぞれECU
16に接続され、ECU16内のアナログバッファ(A
/D変換器)51を介してCPU50のVCCAD1,VCCAD2
の各端子に接続されている。
【0029】C/Cスイッチ20の4つのスイッチのう
ちいずれかのスイッチをONとすると、バッテリ電圧+
Bがそのスイッチに直列接続された抵抗値とECU16
内の各抵抗値とで分圧され、所定の電圧がアナログバッ
ファ51を介してCPU50に入力され、C/Cスイッ
チ20からの入力状態が検出される。
【0030】ここで、C/Cにおける以下の7つのコマ
ンドについて説明する。
【0031】・・SETコマンド・・ C/Cによる走行状態以外のとき、SET/INCH-UP/ACCEL
スイッチまたはSET/INCH-DOWN/DECEL スイッチを一回押
すことによりC/Cによる走行状態とするコマンドであ
る。
【0032】・・ACCELコマンド・・ C/Cによる走行状態のとき、SET/INCH-UP/ACCEL スイ
ッチを押続けることで、走行車速を徐々に増加させるコ
マンドである。
【0033】・・DECELコマンド・・ C/Cによる走行状態のとき、SET/INCH-DOWN/DECEL ス
イッチを押続けることで、走行車速を徐々に減少させる
コマンドである。
【0034】・・INCH−UPコマンド・・ C/Cによる走行状態のとき、SET/INCH-UP/ACCEL スイ
ッチを短期間押すことで、走行車速をステップ的に少し
だけ増加させるコマンドである。
【0035】・・INCH−DOWNコマンド・・ C/Cによる走行状態のとき、SET/INCH-DOWN/DECEL ス
イッチを短期間押すことで、走行車速をステップ的に少
しだけ減少させるコマンドである。
【0036】・・CANCELコマンド・・ C/Cによる走行状態のとき、CANCELスイッチを押すこ
とで、C/Cによる走行状態を解除するコマンドであ
る。
【0037】・・RESUME(リジューム)コマンド
・・ CANCELスイッチの押込みまたはブレーキペダルの踏込み
でC/Cによる走行状態を解除したときには、そのとき
の走行目標車速(リジューム記憶車速)がRAM55内
に記憶される。この状態からRESUMEスイッチを押すこと
で、前回のC/Cによる走行状態に復帰するコマンドで
ある。
【0038】次に、本発明の実施の形態の一実施例にか
かる車両用定速走行装置で使用されているECU16内
のCPU50によるフラグ設定の処理手順を図4のフロ
ーチャートに基づいて説明する。
【0039】図4は本発明の実施の形態の一実施例にか
かる車両用定速走行装置で使用されているECU内のC
PUによるフラグ設定の処理手順を示すフローチャート
である。なお、このフラグ設定ルーチンは、例えば、8
ms毎にECU16内のCPU50にて実行される。
【0040】まず、ステップS101で、CANCELスイッ
チが押されたというフラグXRCAN及びRESUMEスイッ
チが押されたというフラグXRREMの両方が「0」に
リセットされる。次に、ステップS102に移行して、
A/D変換後電圧がそのときのバッテリ電圧+Bに対し
て+Bショート領域またはGND(グランド)ショート
領域であるかが判定される。ステップS102の判定条
件が成立するときには、本ルーチンを終了する。この結
果、フラグXRCAN=0及びフラグXRREM=0と
される。
【0041】一方、ステップS102の判定条件が成立
しないときには、ステップS103に移行し、CANCELス
イッチがONの領域であるかが判定される。ステップS
103の判定条件が成立するときには、ステップS10
4に移行し、フラグXRCAN=1とセットされ、本ル
ーチンを終了する。また、ステップS103の判定条件
が成立しないときには、ステップS105に移行し、RE
SUMEスイッチがONの領域であるかが判定される。ステ
ップS105の判定条件が成立するときには、ステップ
S106に移行し、フラグXRREM=1とセットさ
れ、本ルーチンを終了する。ここで、ステップS105
の判定条件が成立しないときには、フラグXRCAN=
0及びフラグXRREM=0のまま本ルーチンを終了す
る。なお、他の2つのSET/INCH-UP/ACCEL スイッチ及び
SET/INCH-DOWN/DECEL スイッチが押されたという各フラ
グについても同様に、セット/リセットされる。
【0042】次に、本実施例の車両定速走行装置で使用
されているECU16におけるC/C(クルーズコント
ロール)システム全体の制御仕様について図5のブロッ
ク図を参照して詳細に説明する。なお、図5は本発明の
実施の形態の一実施例にかかる車両用定速走行装置のE
CUにおけるC/Cシステム全体の制御仕様を示すブロ
ック図である。
【0043】C/CシステムであるためECU16内の
CPU50の制御仕様のなかには、C/C時の目標スロ
ットル開度PWCCを演算するC/Cブロックのみなら
ず、通常走行時の目標スロットル開度PWACCを演算
するACCブロックも含まれている。両者の出力PWC
C,PWACCのうち大きいほうが選択された出力PW
TTAXに、更に、ISC(Idle Speed Control:アイ
ドル回転数制御)時の目標スロットル開度PIISCが
加算された後の出力PWTTAの角度〔deg〕が電圧
〔volt〕に変換される。この電圧値がD/A変換器
57を介し目標電圧としてスロットル用アクチュエータ
14の駆動回路59に入力される。
【0044】図6は図5のブロック図におけるCPU5
0の処理手順を示すフローチャートであり、例えば、8
ms毎にECU16内のCPU50にて実行される。
【0045】まず、ステップS201で、C/Cブロッ
クで算出された目標スロットル開度PWCCがACCブ
ロックで算出された目標スロットル開度PWACCを越
えているかが判定される。ステップS201の判定条件
が成立するときには、ステップS202に移行し、現在
C/Cブロックの目標スロットル開度が選択されている
ことを示すフラグXWCCが「1」にセットされると同
時に、出力PWTTAXとして目標スロットル開度PW
CCが代入される。
【0046】一方、ステップS201の判定条件が成立
しないときには、ステップS203に移行し、フラグX
WCCが「0」にリセットされると同時に、出力PWT
TAXとして目標スロットル開度PWACCが代入され
る。ステップS202またはステップS203の処理の
後、ステップS204に移行し、出力PWTTAXに出
力PIISC(ISC時の目標スロットル開度)が加算
され最終目標スロットル開度出力PWTTAが算出され
る。次に、ステップS205に移行して、最終目標電圧
を求めるため、角度が電圧に変換された後、ステップS
206に移行し、ステップS205で変換された電圧値
がD/A変換器57に出力される。
【0047】以下、図5及び図6で述べた本実施例の動
作について、更に、図7〜図16を参照して各制御毎に
詳細に説明する。
【0048】〈ACCブロックにおける目標スロットル
開度PWACC演算のルーチン:図7及び図8参照〉図
7は本発明の実施の形態の一実施例にかかる車両用定速
走行装置で使用されているECU内のCPUのACCブ
ロックにおける目標スロットル開度演算の処理手順を示
すフローチャートであり、例えば、8ms毎にECU1
6内のCPU50にて実行される。また、図8は図7で
用いられるアクセル開度θCMD と目標スロットル開度P
WACCとの関係を示すテーブルである。
【0049】まず、ステップS301で、アクセル開度
センサ19からの信号電圧VAPが読込まれる。次にステ
ップS302に移行して、ステップS301で読込まれ
た信号電圧VAPはアクセルペダル18を踏込んでいない
ときのオフセット電圧VO も含んでいるため、実際に運
転者が踏込んだ分の電圧VCMD がVAP−VO として算出
される。ここで、オフセット電圧VO は定数として、ス
ロットルボデー出荷時のアクセル開度センサ19の全閉
電圧調整値としてもよいし、また、アクセル開度センサ
19の全閉時の電圧値を学習値としてRAM55に記憶
し、その記憶値を用いてもよい。
【0050】次にステップS303に移行して、電圧V
CMD にアクセル開度センサ19のセンサ特性の傾きであ
るKAP〔deg/volt〕が乗算されてアクセル開度
θCMD が算出される。次にステップS304に移行し
て、ステップS303で算出された運転者からの指令値
に対応したアクセル開度θCMD に対するACCブロック
の最終出力である目標スロットル開度PWACCが算出
される。ここで、アクセル開度θCMD と目標スロットル
開度PWACCとの関係は、例えば、図8のテーブルに
示すように、通常、下に凸の非線形特性としてドライバ
ビリティ(Drivability)の向上が図られている。
【0051】〈C/CブロックにおけるC/CモードC
RMOD設定のルーチン:図9参照〉図9は本発明の実
施の形態の一実施例にかかる車両用定速走行装置で使用
されているECU内のCPUのC/Cブロックにおける
C/Cモード設定の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【0052】C/Cでは同じスイッチを用いて、運転状
況に応じて別のコマンドを実行するためその運転状況を
識別するC/CモードCRMODというRAMが図9に
示すフローチャートに従って定義される。このルーチン
は、例えば、8ms毎にECU16内のCPU50にて
実行される。なお、以下の明細書中で、“ ”で囲まれ
たデータは16進数を表すものとする。
【0053】まず、ステップS401で、C/C実行に
際しての基本的な条件として、例えば、パーキングブレ
ーキが引かれていないか、車速が過大(例えば、200
km/h以上)でないか、ギヤがニュートラルでないか
等の条件が成立するときのフラグXRENAB=1であ
るかが判定される。ステップS401の判定条件が成立
しないときには、ステップS402に移行し、CRMO
D=“00”として、例えスイッチが押されても一切の
コマンドを受付けないようにされる。
【0054】一方、ステップS401の判定条件が成立
するときには、ステップS403に移行し、SET コマン
ドが既に受付けられたことを示す後述のC/Cアクティ
ブフラグXRACT=1であるかが判定される。ステッ
プS403の判定条件が成立しないときには、ステップ
S404に移行し、リジューム記憶車速SRSETMが
RAM55に記憶されており、0<SRSETM≦KR
SETMXを満足するかが判定される。ステップS40
4の判定条件が成立せず、SRSETM=0またはSR
SETM>KRSETMX(例えば、200km/h)
のときには、ステップS405に移行し、CRMOD=
“01”として、SET コマンドの受付を許可するように
して、本ルーチンを終了する。なお、ステップS404
の判定条件が成立するときには、ステップS406に移
行し、CRMOD=“02”として、SET コマンドとRE
SUMEコマンドとの受付を許可するようにして、本ルーチ
ンを終了する。
【0055】一方、ステップS403の判定条件が成立
するときには、ステップS407に移行し、XWCC=
1であるか、即ち、図6で説明したように、C/Cブロ
ックの目標スロットル開度PWCCが選択されているか
が判定される。ステップS407の判定条件が成立する
ときには、ステップS408に移行し、CRMOD=
“03”として、CANCELコマンド、ACCEL コマンド、DE
CEL コマンド、INCH-UPコマンド、INCH-DOWN コマンド
の受付を許可するようにして、本ルーチンを終了する。
このときには、物理的にはC/C走行中で、運転者がア
クセルペダル18を踏込んでいない状況または踏込んで
いても踏込角が小さく、PWTTAXとしてPWCCが
選択されている状況に相当する。一方、ステップS40
7の判定条件が成立しないときには、ステップS409
に移行し、CRMOD=“04”として、CANCELコマン
ド、SET コマンドの受付を許可するようにして、本ルー
チンを終了する。このときには、物理的にはC/C走行
中で、運転者がアクセルペダル18を踏込んでいる状況
(C/Cからの運転者による追加速)に相当する。
【0056】次に、図10は本発明の実施の形態の一実
施例にかかる車両用定速走行装置の車速フィードバック
を示すブロック図である。なお、本実施例における車両
はFR車を想定している。
【0057】目標車速SRSETと後輪速(駆動輪の速
度;以下、これを『現在の車速』という)SWDWSと
の差Δからスロットル開度の比例項PRPCC及びスロ
ットル開度の積分項PRICCを算出し、両者が加算さ
れてC/Cブロックの目標スロットル開度PWCCとさ
れる。
【0058】〈C/Cブロックにおけるリジューム制御
のルーチン:図11〜図14参照〉図11はC/Cブロ
ックにおけるRESUMEコマンドの受付の処理手順を示すフ
ローチャートであり、例えば、32ms毎にECU16
内のCPU50にて実行される。
【0059】まず、ステップS501で、C/Cモード
CRMODが“02”であり、即ち、SET コマンドとRE
SUMEコマンドとの受付を許可しているかが判定される。
ステップS501の判定条件が成立するときには、ステ
ップS502に移行し、XRREM=1であるか、即
ち、RESUMEスイッチが押されたかが判定される。なお、
ステップS501またはステップS502の判定条件が
成立しないときには、ステップS503に移行し、フラ
グXRREMのONカウンタCRREMONが「0」に
クリアされ、本ルーチンを終了する。
【0060】一方、ステップS502の判定条件が成立
するときには、ステップS504に移行し、フラグXR
REMのONカウンタCRREMONがインクリメント
される。次にステップS505に移行して、RESUMEスイ
ッチが所定時間押されたか、即ち、CRREMON=K
RTCOMN(例えば、480ms)であるかが判定さ
れる。なお、ステップS505の判定条件が成立しない
ときには、本ルーチンを終了する。
【0061】そして、ステップS505の判定条件が成
立するときには、ステップS506に移行し、RESUMEコ
マンドが受付けされる。即ち、SRSET=SWDWS
(目標車速に現在の車速を代入)、XRACT=1(C
/CアクティブフラグON)が実行され、本ルーチンを
終了する(図14に示すタイミングチャート参照)。
【0062】図12はリジューム制御中の目標車速及び
目標車速の増加割合算出の処理手順を示すフローチャー
トであり、例えば、32ms毎にECU16内のCPU
50にて実行される。
【0063】まず、ステップS601で、C/Cモード
CRMODが“03”または“04”であり、C/C中
であるかが判定される。ステップS601の判定条件が
成立するときには、ステップS602に移行し、SRS
ET≠SRSETM(目標車速とリジューム記憶車速と
が異なる)とき、リジューム制御中と判定し、リジュー
ム制御中の目標車速SRSETが算出される。
【0064】次にステップS603に移行して、リジュ
ーム記憶車速SRSETMと目標車速SRSETとの偏
差|SRSETM−SRSET|〔km/h〕に対する
目標車速の増加割合CRSRED〔1ルーチン処理時間
当たりのkm/h〕が図13(a),(b)に示すテー
ブルに基づき算出される。なお、偏差|SRSETM−
SRSET|の中間点における目標車速の増加割合CR
SREDは補間演算によって求められる。次にステップ
S604に移行して、目標車速SRSETがリジューム
記憶車速SRSETMに等しくなるまで、目標車速SR
SETにステップS603で算出された目標車速の増加
割合CRSREDが加算され、本ルーチンを終了する
(図14に示すタイミングチャート参照)。なお、ステ
ップS601またはステップS602の判定条件が成立
しないときには、本ルーチンを終了する。
【0065】ここで、ISCブロックにおけるフィード
バック制御のための出力PIISCは、内燃機関の冷間
時の初期アイドル回転数を確保するため、内燃機関の冷
却水温をパラメータとしたテーブルによって定められて
いる。なお、機関回転数をフィードバックする機能を持
たすことも可能である。いずれにしても、このISCブ
ロックは本発明には関与しないため、詳細を省略する。
【0066】図15はスロットル開度を電圧に変換する
処理手順を示すフローチャートであり、例えば、8ms
毎にECU16内のCPU50にて実行される。
【0067】まず、ステップS701で、最終目標スロ
ットル開度出力PWTTAにスロットル開度センサ15
の傾きの特性値KTH〔volt/deg〕を乗算し、
目標電圧Vout が算出される。ここで、スロットルバル
ブ12は全閉時にも、所定のオフセット電圧があるた
め、次にステップS702に移行し、ステップS701
で算出された目標電圧Vout にそのオフセット電圧KV
THOFTが加算されて目標電圧Vout とされる。次に
ステップS703に移行して、ステップS702で求め
られた目標電圧Vout がD/A変換器57に出力され、
本ルーチンを終了する。
【0068】次に、図16のアナログフィードバック回
路の概略図について説明する。
【0069】まず、D/A変換器57からの指令値(指
令電圧値)とスロットル開度センサ15からの実際値
(実際の電圧値)とが比較回路58で比較され、この偏
差が等しくなるようにスロットル用アクチュエータ(例
えば、DCモータ)14に接続された(出力トランジス
タ)駆動回路59における4つのトランジスタTr1,T
r2,Tr3,Tr4がON/OFF制御される。この際、ス
ロットル用アクチュエータ14を開方向に駆動するとき
にはTr2,Tr3を、閉方向に駆動するときにはTr1,T
r4がそれぞれONとされる。
【0070】図17はリジューム記憶車速SRSETM
と現在の車速SWDWSとに偏差があるときの本実施例
におけるリジューム制御と従来例におけるリジューム制
御との相違を示すタイミングチャートである。
【0071】図17において、本実施例として実線で示
すリジューム制御では、RESUMEスイッチが押されたリジ
ューム開始初期においては、従来例として破線で示すリ
ジューム制御より目標車速SRSETと現在の車速との
偏差が大きくなって目標車速の増加割合CRSREDが
大きくなるため、C/CのPI制御に基づいてスロット
ルバルブ12がより開側となるため加速性が改善され
る。一方、リジューム終了時期では、目標車速SRSE
Tと現在の車速SWDWSとの偏差が小さくなって目標
車速の増加割合CRSREDが小さくなるため、現在の
車速SWDWSはオーバシュートすることなくリジュー
ム記憶車速SRSETMに収束される。
【0072】このように、本実施例の車両用定速走行装
置は、アクセルペダル18操作によらず車両の現在の車
速SWDWSを目標車速SRSETに一致させるように
スロットルバルブ12のスロットル開度を制御するスロ
ットル用アクチュエータ14、スロットル開度センサ1
5、ECU16、車速センサ17、C/Cスイッチ20
等からなる定速走行機構と、前記定速走行機構による走
行状態が一旦解除された後、前回の走行状態に復帰させ
る機能であるリジューム(RESUME)時に、目標車
速SRSETが予め記憶された前回の走行状態における
車速であるリジューム記憶車速SRSETMとなるまで
複数の目標車速の増加割合CRSREDで時間経過とと
もに目標車速SRSETを増加させるECU16にて達
成される車速制御手段とを具備するものである。
【0073】したがって、スロットル用アクチュエータ
14、スロットル開度センサ15、ECU16、車速セ
ンサ17、C/Cスイッチ20等からなる定速走行機構
でアクセルペダル18操作によらずスロットルバルブ1
2のスロットル開度が制御され、車両がリジューム時と
されるとECU16で複数の目標車速の増加割合CRS
REDによって目標車速SRSETがリジューム記憶車
速SRSETMに到達するまで時間経過とともに増加さ
れる。即ち、目標車速の増加割合CRSREDが複数設
定されており、リジューム開始時期と終了時期とで適
宜、異なる目標車速の増加割合CRSREDを用いるこ
とにより目標車速SRSETをリジューム記憶車速SR
SETMに素早く収束させることができる。
【0074】また、本実施例の車両用定速走行装置は、
ECU16にて達成される車速制御手段が、リジューム
記憶車速SRSETMと目標車速SRSETとの偏差|
SRSETM−SRSET|に基づき目標車速の増加割
合CRSREDを設定する増加割合設定手段を含むもの
である。
【0075】したがって、ECU16にて達成される車
速制御手段が含んでいる増加割合設定手段によって、リ
ジューム記憶車速SRSETMと目標車速SRSETと
の偏差|SRSETM−SRSET|が大きい程、大き
な目標車速の増加割合CRSREDが設定される。この
ため、目標車速SRSETをリジューム記憶車速SRS
ETMに収束させるための所要時間を偏差|SRSET
M−SRSET|が大きい場合にも短縮することができ
る。
【0076】そして、本実施例の車両用定速走行装置
は、ECU16にて達成される車速制御手段が、リジュ
ーム時の目標車速SRSETをリジューム信号が発生さ
れた直後に現在の車速SWDWSまたは現在の車速SW
DWSに所定値だけ増加させた車速を初期値として設定
する初期値設定手段を含むものである。
【0077】したがって、ECU16にて達成される車
速制御手段が含んでいる初期値設定手段によって、リジ
ューム時の目標車速SRSETがリジューム信号が発生
された直後の現在の車速SWDWSまたは現在の車速S
WDWSを所定値だけ増加させた車速に初期設定され
る。このため、リジューム記憶車速SRSETMと初期
設定された目標車速SRSETとの偏差|SRSETM
−SRSET|によって、目標車速SRSETがリジュ
ーム記憶車速SRSETMに素早く収束される。
【0078】更に、本実施例の車両用定速走行装置は、
ECU16にて達成される増加割合設定手段が、偏差|
SRSETM−SRSET|の減少とともに目標車速の
増加割合CRSREDを減少させるものである。
【0079】即ち、リジューム記憶車速SRSETMと
目標車速SRSETとの偏差|SRSETM−SRSE
T|の大小に連れて目標車速の増加割合CRSREDが
変化される。このため、C/C時のリジューム制御で目
標車速SRSETをリジューム記憶車速SRSETMに
素早く収束させ、C/C時のリジューム制御における応
答性を向上することができる。
【0080】このように、上記実施例では、アクセルペ
ダル18とスロットルバルブ12とが機械的に連結され
たガード機構付スロットルコントロールシステムへの適
用を説明したが、本発明を実施する場合には、これに限
定されるものではなく、機械的なガード機構をなくしア
クセルペダルの踏込量に応じてスロットル用アクチュエ
ータを駆動しスロットル開度を制御する所謂リンクレス
スロットルコントロールシステム(電子スロットルシス
テム)でも、また、クラッチ機構付スロットルコントロ
ールシステムにおいても、同様な制御仕様を用いて実現
可能である。
【0081】ところで、上記実施例の図12のステップ
S603で算出されるリジューム制御中における目標車
速の増加割合CRSREDは、リジューム記憶車速SR
SETMと現在の車速SWDWSとの偏差|SRSET
M−SWDWS|に基づいて算出してもよい。
【0082】このような車両用定速走行装置は、ECU
16にて達成される車速制御手段が、リジューム記憶車
速SRSETMと現在の車速SWDWSとの偏差|SR
SETM−SWDWS|に基づき目標車速の増加割合C
RSREDを設定する増加割合設定手段を含むものであ
る。
【0083】したがって、ECU16にて達成される車
速制御手段が含んでいる増加割合設定手段によって、リ
ジューム記憶車速SRSETMと現在の車速SWDWS
との偏差|SRSETM−SWDWS|が大きい程、大
きな目標車速の増加割合CRSREDが設定される。こ
のため、目標車速SRSETをリジューム記憶車速SR
SETMに収束させるための所要時間を偏差|SRSE
TM−SWDWS|が大きい場合にも短縮することがで
きる。
【0084】また、本実施例の車両用定速走行装置は、
ECU16にて達成される増加割合設定手段が、偏差|
SRSETM−SWDWS|の減少とともに目標車速の
増加割合CRSREDを減少させるものである。
【0085】即ち、リジューム記憶車速SRSETMと
現在の車速SWDWSとの偏差|SRSETM−SWD
WS|の大小に連れて目標車速の増加割合CRSRED
が変化される。このため、C/C時のリジューム制御で
現在の車速SWDWSをリジューム記憶車速SRSET
Mに素早く収束させ、C/C時のリジューム制御におけ
る応答性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る車両用定速走行装置の全体構成を示す概略図である。
【図2】 図2は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る車両用定速走行装置におけるECUのハード構成を示
すブロック図である。
【図3】 図3は図2のECUと接続されるC/Cスイ
ッチを示す回路図である。
【図4】 図4は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る車両用定速走行装置で使用されているECU内のCP
Uによるフラグ設定の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図5】 図5は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る車両用定速走行装置のECUにおけるC/Cシステム
全体の制御仕様を示すブロック図である。
【図6】 図6は図5のブロック図におけるCPUの処
理手順を示すフローチャートである。
【図7】 図7は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る車両用定速走行装置で使用されているECU内のCP
UのACCブロックにおける目標スロットル開度演算の
処理手順を示すフローチャートである。
【図8】 図8は図7で用いられるアクセル開度と目標
スロットル開度との関係を示すテーブルである。
【図9】 図9は本発明の実施の形態の一実施例にかか
る車両用定速走行装置で使用されているECU内のCP
UのC/CブロックにおけるC/Cモード設定の処理手
順を示すフローチャートである。
【図10】 図10は本発明の実施の形態の一実施例に
かかる車両用定速走行装置の車速フィードバックを示す
ブロック図である。
【図11】 図11は本発明の実施の形態の一実施例に
かかる車両用定速走行装置で使用されているECU内の
CPUのC/CブロックにおけるRESUMEコマンド受付の
処理手順を示すフローチャートである。
【図12】 図12は本発明の実施の形態の一実施例に
かかる車両用定速走行装置で使用されているECU内の
CPUのC/Cブロックにおけるリジューム制御中の目
標車速及び目標車速の増加割合算出の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図13】 図13は図12におけるリジューム制御中
の目標車速の増加割合を算出するテーブルである。
【図14】 図14は図11及び図12に対応するタイ
ミングチャートを示す。
【図15】 図15は本発明の実施の形態の一実施例に
かかる車両用定速走行装置で使用されているECU内の
CPUのスロットル開度を電圧に変換する処理手順を示
すフローチャートである。
【図16】 図16は本発明の実施の形態の一実施例に
かかる車両用定速走行装置で用いられているアナログフ
ィードバック回路を示す概略図である。
【図17】 図17は本発明の実施の形態の一実施例に
かかる車両用定速走行装置のリジューム制御における目
標車速の遷移状態を従来例と比較して示すタイムチャー
トである。
【符号の説明】
12 スロットルバルブ 14 スロットル用アクチュエータ 15 スロットル開度センサ 16 ECU(電子制御ユニット) 17 車速センサ 18 アクセルペダル 19 アクセル開度センサ 20 C/C(クルーズコントロール)スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクセルペダル操作に関係なく車両の現
    在の車速を目標車速に一致させるようにスロットルバル
    ブのスロットル開度を制御する定速走行機構と、 前記定速走行機構による走行状態が一旦解除された後、
    前回の走行状態に復帰させるリジューム時に、前記目標
    車速が予め記憶された前回の走行状態における車速であ
    るリジューム記憶車速となるまで複数の目標車速の増加
    割合で時間経過とともに前記目標車速を増加させる車速
    制御手段とを具備することを特徴とする車両用定速走行
    装置。
  2. 【請求項2】 前記車速制御手段は、 前記リジューム記憶車速と前記目標車速との偏差に基づ
    き前記目標車速の増加割合を設定する増加割合設定手段
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の車両用定速走
    行装置。
  3. 【請求項3】 前記車速制御手段は、 前記リジューム記憶車速と前記現在の車速との偏差に基
    づき前記目標車速の増加割合を設定する増加割合設定手
    段を含むことを特徴とする請求項1に記載の車両用定速
    走行装置。
  4. 【請求項4】 前記車速制御手段は、 前記リジューム時の前記目標車速をリジューム信号が発
    生された直後に前記現在の車速または前記現在の車速に
    所定値だけ増加させた車速を初期値として設定する初期
    値設定手段を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項
    3の何れか1つに記載の車両用定速走行装置。
  5. 【請求項5】 前記増加割合設定は、 前記偏差の減少とともに前記目標車速の増加割合を減少
    させることを特徴とする請求項2乃至請求項4に記載の
    車両用定速走行装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7308961B2 (en) 2002-08-30 2007-12-18 Hitachi, Ltd. Vehicle cruise control device and method
FR2996513A1 (fr) * 2012-10-09 2014-04-11 Peugeot Citroen Automobiles Sa Procede et dispositif de controle de l’acceleration a imposer a un vehicule en cas de reactivation d’une fonction de regulation de vitesse

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2996513A1 (fr) * 2012-10-09 2014-04-11 Peugeot Citroen Automobiles Sa Procede et dispositif de controle de l’acceleration a imposer a un vehicule en cas de reactivation d’une fonction de regulation de vitesse
WO2014057184A1 (fr) * 2012-10-09 2014-04-17 Peugeot Citroen Automobiles Sa Procédé et dispositif de contrôle de l'accélération à imposer à un véhicule en cas de réactivation d'une fonction de régulation de vitesse

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