JPH06123242A - スロットルバルブ制御装置 - Google Patents

スロットルバルブ制御装置

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JPH06123242A
JPH06123242A JP5174058A JP17405893A JPH06123242A JP H06123242 A JPH06123242 A JP H06123242A JP 5174058 A JP5174058 A JP 5174058A JP 17405893 A JP17405893 A JP 17405893A JP H06123242 A JPH06123242 A JP H06123242A
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JP
Japan
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opening
throttle
guard
accelerator pedal
throttle valve
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Withdrawn
Application number
JP5174058A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Nishigaki
和浩 西垣
Hitoshi Tasaka
仁志 田坂
Shigeru Kamio
神尾  茂
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE69303780T priority patent/DE69303780T2/de
Priority to US08/111,066 priority patent/US5524724A/en
Priority to EP93113523A priority patent/EP0584799B1/en
Publication of JPH06123242A publication Critical patent/JPH06123242A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D11/00Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
    • F02D11/06Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance
    • F02D11/10Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type
    • F02D11/107Safety-related aspects
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K31/00Vehicle fittings, acting on a single sub-unit only, for automatically controlling vehicle speed, i.e. preventing speed from exceeding an arbitrarily established velocity or maintaining speed at a particular velocity, as selected by the vehicle operator
    • B60K31/02Vehicle fittings, acting on a single sub-unit only, for automatically controlling vehicle speed, i.e. preventing speed from exceeding an arbitrarily established velocity or maintaining speed at a particular velocity, as selected by the vehicle operator including electrically actuated servomechanism including an electric control system or a servomechanism in which the vehicle velocity affecting element is actuated electrically
    • B60K31/04Vehicle fittings, acting on a single sub-unit only, for automatically controlling vehicle speed, i.e. preventing speed from exceeding an arbitrarily established velocity or maintaining speed at a particular velocity, as selected by the vehicle operator including electrically actuated servomechanism including an electric control system or a servomechanism in which the vehicle velocity affecting element is actuated electrically and means for comparing one electrical quantity, e.g. voltage, pulse, waveform, flux, or the like, with another quantity of a like kind, which comparison means is involved in the development of an electrical signal which is fed into the controlling means

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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クルーズコントロール(C/C)を可能に
し、C/C時にアクセルペダルを踏み込んで再加速する
際のアクセルペダルの踏込み感を改善する。 【構成】 ガード機構の開度(ガード開度)がスロット
ルバルブの開度(スロットル開度)よりも僅かに(KL
〜KH )大きくなるように、ガード用アクチュエータを
スロットル開度に応じて制御する。これにより、ガード
開度とスロットル開度との間には所定量の開度差が確保
され、この開度差によりC/C等が可能になる。しか
も、ガード開度がスロットル開度に隣接しているので、
C/C時にアクセルペダルを踏み込んで再加速する際
に、アクセルペダルを踏み込む過程でアクセルペダル側
の部材がガード機構にすばやく当接して、ガード機構の
付勢力もアクセルペダルの踏力として作用するようにな
り、アクセルペダルの踏力が軽すぎず適度なものとな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スロットルバルブの最
大開度を機械的に限定するガード機構を備えたスロット
ルバルブ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の自動車では、トラクションコント
ロールのようなエンジントルク抑制制御を可能にするた
め、アクセルペダルとスロットルバルブとを機械的に連
結するのではなく、アクセルペダルの踏込み量を電気信
号に変換して、この電気信号によりスロットルバルブを
アクチュエータで駆動する、いわゆるリンクレススロッ
トル機構が多くなっている。このリンクレススロットル
機構では、制御系統が故障したときのスロットルバルブ
の誤動作を防止するため、スロットルバルブの最大開度
を機械的に限定するガード機構を設けて、このガード機
構をアクセルペダルに機械的に連結し、このアクセルペ
ダルの踏込み操作に連動させて、上記ガード機構の開度
をスロットルバルブの開度と一致させるように変位させ
ることによって、常に、スロットルバルブがアクセルペ
ダルの踏込み量以上に開放されないようにしたものがあ
る。
【0003】しかしながらこの構成では、通常時でも、
スロットルバルブがアクセルペダルの踏込み量以上に開
かないように規制されるので、例えばクルーズコントロ
ール(オートドライブ)のようにアクセルペダルの踏込
み量に関係なくスロットルバルブを制御する機能を持た
せることができなくなり、近年の多機能化の要請に十分
に応えることができないという欠点がある。
【0004】そこで、クルーズコントロール等を可能に
するため、例えば特開昭63−201335号公報に記
載されているように、通常時(正常時)には、ガード機
構の開度を負圧アクチュエータにより全開位置(スロッ
トルバルブが全開可能な位置)に保持し、故障検出時
に、上記負圧アクチュエータを作動させて、上記ガード
機構をスロットルバルブ側の部材と機械的に係合させて
スロットルバルブを強制的に閉じる方向に付勢すると共
に、上記ガード機構をアクセルペダル側の部材とも機械
的に係合させ、以後、アクセルペダルの踏込み量をガー
ド機構を介してスロットルバルブに機械的に伝達して、
スロットルバルブの開閉制御を行い得るようにしたもの
がある。この構成によれば、通常時はスロットルバルブ
をアクセルペダルの踏込操作量に関係なく開方向、閉方
向へ駆動できるため、クルーズコントロールが可能にな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報記載のもので
は、故障時には、アクセルペダルの踏力(操作反力)と
して、アクセルペダルのリターンスプリングのばね力に
加え、負圧アクチュエータの付勢力も作用することにな
るが、正常時には、ガード機構の開度が全開位置に保持
されているので、クルーズコントロール時に、運転者が
アクセルペダルを踏み込んで再加速する際でも、アクセ
ルペダルの踏力としてリターンスプリングのばね力のみ
しか作用しない。このため、クルーズコントロール時に
アクセルペダルを踏み込んで再加速する際に、運転者に
は、アクセルペダルの踏力が軽すぎて、アクセルペダル
の踏込み感が悪くなってしまうばかりか、軽すぎるアク
セルペダルはついつい深く踏み込み過ぎてしまう傾向が
あり、ドライバビリティや燃費にも悪影響を及ぼす欠点
があった。しかも、常に、ガード機構の開度が全開位置
に保持されていると、故障検出時にガード機構が動作を
開始してスロットルバルブが閉じるまでの時間遅れが大
きくなり過ぎてしまい、応答性が悪くなるという欠点も
ある。
【0006】本発明はこの様な事情を考慮してなされた
もので、その目的は、クルーズコントロールのようにア
クセルペダルの踏込量に関係なくスロットルバルブを制
御する機能を持たせることができると共に、クルーズコ
ントロール時にアクセルペダルを踏み込んで再加速する
際のアクセルペダルの踏込み感を改善することができ
て、ドライバビリティ向上・燃費改善に寄与できるスロ
ットルバルブ制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のスロットルバルブ制御装置は、エンジンの
吸入空気量を調整するスロットルバルブを駆動するスロ
ットル用アクチュエータと、前記スロットルバルブの開
度を検出するスロットル開度検出手段と、前記スロット
ルバルブの最大開度を機械的に限定するガード機構とを
備え、通常時にはアクセルペダルの踏込み量等に応じて
前記スロットル用アクチュエータを介して前記スロット
ルバルブの開度を制御し、故障検出時には前記ガード機
構を前記スロットルバルブ側及び前記アクセルペダル側
の部材と係合させることにより、前記アクセルペダルの
踏込み量を前記ガード機構を介して前記スロットルバル
ブに機械的に伝達するようにしたスロットルバルブ制御
装置において、前記ガード機構の開度を可変して前記ス
ロットルバルブの最大開度を可変するガード用アクチュ
エータと、クルーズコントロール時に前記ガード機構の
開度が前記スロットルバルブの開度よりも僅かに大きく
なるように前記ガード用アクチュエータを前記スロット
ルバルブの開度に応じて制御する制御手段とを備えたも
のである。
【0008】
【作用】制御手段は、スロットルバルブの開度(以下
「スロットル開度」という)に応じてガード用アクチュ
エータを制御し、ガード機構の開度(以下「ガード開
度」という)がスロットル開度よりも僅かに大きくなる
ようにガード機構を自動調整する。これにより、ガード
開度とスロットル開度との間には、所定量の開度差が確
保される。しかも、クルーズコントロール時にアクセル
ペダルを踏み込んで再加速する場合、ガード開度がスロ
ットル開度より僅かに大きく調節されているので、ガー
ド機構を全開位置から戻す場合に比べて少ない遅れ時間
でガード機構をアクセルペダル側の部材に当接させるこ
とができる。このため、クルーズコントロール時にアク
セルペダルを踏み込んで再加速する場合には、ガード機
構の付勢力もアクセルペダルの踏力として作用するよう
になり、アクセルペダルの踏力が軽すぎず適度なものと
なる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1乃至図4に
基づいて説明する。スロットルボデー11内にスロット
ルバルブ12がシャフト13を介して開閉回動可能に設
けられている。このスロットルバルブ12を駆動するス
ロットル用アクチュエータ14は、例えばDCモータ、
ステップモータ等を用いて構成され、スプリング10に
よってスロットルバルブ12を閉じ側に付勢している。
【0010】また、スロットルボデー11には、スロッ
トルバルブ12の開度(スロットル開度)を検出するス
ロットル開度検出手段たるスロットル開度センサ15が
設けられ、このスロットル開度センサ15からスロット
ル開度信号が電子制御ユニット(以下「ECU」とい
う)16に入力される。このECU16には、上記スロ
ットル開度信号の他、車速センサ17から出力される車
速信号、アクセルペダル18の踏込み量を電気信号に変
換するアクセルセンサ19から出力されるアクセル開度
信号、ガード開度を電気信号に変換するガード開度セン
サ38から出力されるガード開度信号、及びクルーズコ
ントロールスイッチ20から出力されるクルーズコント
ロール信号が入力され、これら各信号に基づいてスロッ
トル用アクチュエータ14を制御するようになってい
る。尚、アクセルペダル18は、ローラ21に掛け渡さ
れたワイヤ22を介してリターンスプリング23に連結
されている。
【0011】一方、スロットルバルブ12の最大開度を
機械的に限定するガード機構24は図1において上下方
向に平行移動する開度規制部材25と、この開度規制部
材25を閉じ側(下方)に付勢するスプリング26とか
ら構成されている。上記開度規制部材25の左端部は、
スロットルバルブ12と一体的に回動するレバー27の
真上に位置し、このレバー27はスプリング28によっ
て開き側(上方)に付勢されている。このレバー27の
スプリング28の付勢力とガード機構24のスプリング
26の付勢力との大小関係は、後者が前者よりも大きく
なるように設定されている。
【0012】通常、スロットルバルブ12は、スプリン
グ28によって開き側に付勢されるが、スロットルバル
ブ12の開きが許容されるのは、レバー27が開度規制
部材25に当接するまでの範囲であり、レバー27が開
度規制部材25に当接してしまえば、以後は、ガード機
構23のスプリング26の付勢力によってスロットルバ
ルブ12の開きが阻止される。これにより、スロットル
開度は、開度規制部材25の位置によって決められるガ
ード機構24の開度(ガード開度)以上に開かないよう
になっている。
【0013】また、開度規制部材25の右側部には挿通
孔29が形成され、この挿通孔29にアクセルペダル1
8のワイヤ22が挿通されている。このワイヤ22に
は、開度規制部材25の下方に位置してストッパ30が
固定されている。尚、図1は、クルーズコントロール時
の状態を示しており、アクセルペダル18の位置は非操
作位置となっている。
【0014】一方、ガード開度(開度規制部材25の位
置)は、ガード用アクチュエータ31により可変される
ようになっている。このガード用アクチュエータ31
は、例えばダイヤフラム(図示せず)を内蔵した負圧ア
クチュエータにより構成され、上記ダイヤフラムの変位
により上下動する可動ロッド32が設けられている。こ
の可動ロッド32の下端部は、ストッパ32aを介して
開度規制部材25の左側部に連結され、可動ロッド32
の上下動に連動して開度規制部材25が上下動するよう
になっている。
【0015】上記ガード用アクチュエータ31には、制
御バルブ33とリリーフバルブ34が設けられ、制御バ
ルブ33には負圧源(図示せず)が接続されている。こ
の制御バルブ33の動作は、ECU16によって制御さ
れる。一方、リリーフバルブ34の動作は、故障検出回
路35によって制御される。この故障検出回路35はク
ルーズコントロールスイッチ20の出力信号とブレーキ
スイッチ36の出力信号とに基づいて、スロットルバル
ブ12の制御系統が故障しているか否かを判定し、故障
か発生したときには、直ちにリリーフバルブ34を大気
中に開放させてガード用アクチュエータ31の可動ロッ
ド32を最下位置(全閉位置)まで下降させるようにな
っている。
【0016】この実施例では、ECU16は、図3、図
4に示された制御ルーチンを内部のROM(図示せず)
に記憶し、これら制御ルーチンを実行することにより、
通常時のアクセル操作量に応じたスロットル開度制御
と、クルーズコントロール(以下C/Cと称する)中の
車速に応じたスロットル開度制御と、C/C中のスロッ
トル開度に応じたガード開度制御とを行う。特に、C/
C中には、ガード開度がスロットル開度よりも所定量大
きくなるようにガード用アクチュエータ31をスロット
ル開度に応じて制御する。この制御特性を図2に示して
いる。この図2において、太い実線で示したものがスロ
ットル開度であり、斜線で示した領域が適正なガード開
度の範囲である。なお、C/C時のスロットル開度は、
車速に応じて調節されるが、この図2では便宜上アクセ
ルペダル踏込量を横軸としてスロットル開度が変化した
場合を図示している。
【0017】この場合、ガード開度はスロットル開度T
S よりもKL 以上大きく且つKH 以下の範囲内に収まる
ように制御される。ここで、KL ,KH は、C/Cの制
御能力を考慮して適度な大きさに設定される。しかも、
KL ,KH は、C/C時にアクセルペダル18を踏み込
んで再加速する際に、アクセルペダル18を踏み込む過
程で、アクセルペダル18側のストッパ30がすばやく
開度規制部材25に当接して、ガード機構24のスプリ
ング26の付勢力もアクセルペダル18の踏力として作
用するように設定されている。なお、この実施例ではK
M を約4°とし、通常制御時のガード開度とスロットル
開度との差(約5°)より小さく設定することで、C/
C中からの再加速時にアクセルペダル18にすばやく適
度な負荷感がでるように設定している。
【0018】以下、ECU16による制御内容を具体的
に説明する。図3はこの実施例によるスロットル開度お
よびガード開度の制御の流れを示したフローチャートで
ある。まず、C/C作動フラグがオフか否かが判断され
る(ステップ401)。ここで、「YES」と判断され
れば、ステップ402に移行して、C/Cスイッチ20
がオンか否かが判断される。もし、C/Cスイッチ20
がオフ(ステップ302の判断が「NO」)の場合に
は、C/Cを実行せずに、このC/C実行ルーチンを終
了する。
【0019】これに対し、ステップ402の判断が「Y
ES」の場合には、C/C作動フラグをオンして(ステ
ップ403)、現車速を目標値として記憶する(ステッ
プ404)。この後、ステップ410に移行し、車速セ
ンサ17の出力信号を読み込んで車速を検出した後、こ
の車速を上記目標値と比較して(ステップ411)、車
速>目標値であれば、スロットル開度目標値を減少させ
てスロットル開度を閉じ側に制御し(ステップ41
2)、車速=目標値であれば、スロットル開度目標値を
保持してスロットル開度をそのまま保持し(ステップ4
13)、車速<目標値であれば、スロットル開度目標値
を増加させてスロットル開度を開き側に制御する(ステ
ップ414)。
【0020】そして、ステップ417に進み、ガード用
アクチュエータ31の作動を制御する。なお、このガー
ド開度制御については図4に従って説明する。前述した
ステップ401の判断が「NO」の場合、即ち、当初か
らC/C作動フラグがオンの場合には、ステップ405
に移行して、C/Cスイッチ20がオンか否かが判断さ
れる。ここで、「YES」と判断されれば、ステップ4
06に移行して、ブレーキスイッチ36がオフか否かが
判断される。ここでも、「YES」と判断されれば、ス
テップ407に移行して、アクセルセンサ19の出力信
号を読み込んでアクセル開度を検出し、更に、スロット
ル開度センサ15の出力信号を読み込んでスロットル開
度を検出する(ステップ408)。
【0021】この後、アクセル開度がスロットル開度以
下か否かが判断され(ステップ409)、「YES」で
あれば、前述したステップ410〜414のC/Cを実
行する。一方、アクセル開度がスロットル開度を越えた
場合、即ち、ステップ409の判断が「NO」の場合に
は、アクセルペダル18の踏込みによる再加速(C/C
の解除)と判断して、ステップ415に移行し、C/C
作動フラグ及びC/Cスイッチ20を共にオフし、通常
のアクセルペダル18の踏込み操作によるスロットル制
御を行う(ステップ416)。
【0022】このステップ416では、ガード用アクチ
ュエータ31の作動を停止させ、全閉位置に位置させる
とともに、図5に示す特性に従ってアクセルペダル18
の踏込操作量に応じたスロットル開度制御を行う。この
通常制御においては、ストッパ30が開度規制部材25
に当接し、開度規制部材25は、図5の破線に示される
ようにアクセルペダル18の操作量に比例して駆動され
る。そして、スロットルバルブ12の開度は、スロット
ル用アクチュエータ14によって、図5の実線に示され
るように、開度規制部材25より閉じ側となるようにア
クセルペダル18の操作量に応じて制御される。なお、
スロットル用アクチュエータ14によるスロットルバル
ブ12の開度制御は、図5の一点鎖線の特性に沿って実
行されてもよい。
【0023】ステップ405,406のいずれかで「N
O」と判断された場合にも、ステップ415に移行し
て、C/C作動フラグ及びC/Cスイッチ20を共にオ
フし、通常のアクセルペダル18の踏込み操作によるス
ロットル制御を行う(ステップ416)。次に、ガード
開度制御について図4に基づいて説明する。
【0024】まず、スロットル用アクチュエータ14等
の各種アクチュエータ、ECU16、アクセル開度セン
サ19等の各種センサなどの制御系が故障状態にあるか
否かを判定する(ステップ301)。これらの故障状態
は、図示せぬ別のルーチンによって判定され、ここでは
故障検出時に設定されるフェイルフラグを用いて判定す
る。故障状態にない場合は、ステップ302に進み、C
/C作動フラグがオンかオフかを判定する。ステップ3
01において故障状態であると判定された場合と、ステ
ップ302においてC/C作動フラグがオフ状態にある
と判定された場合には、ステップ303に進む。ステッ
プ303では、ガード用アクチュエータ31の作動を停
止させ、ストッパ32aを全閉位置に位置させる。これ
により、故障時、および通常制御時には開度規制部材2
5がストッパ30と当接するようになり、アクセルペダ
ル18にはスプリング26とスプリング23との両方が
作用する。
【0025】一方、故障状態になく、C/C中である場
合にはステップ304に進む。ステップ304では、ス
ロットル開度センサ15の出力信号を読み込んでスロッ
トル開度TS を検出し、ガード開度センサ38の出力信
号を読み込んで実際のガード開度MG を検出する。次い
で、このスロットル開度TS からガード開度の目標値
(以下「目標ガード開度」という)TG を次の(1)式
により算出する。
【0026】TG =TS +KM ……(1) ここで、KM はガード開度の下限値KL と上限値KH と
の中間値であり、 KM =(KL +KH )/2 ……(2) となる。この様にして、目標ガード開度TG を算出した
後、実際のガード開度(以下「実ガード開度」という)
MG を目標ガード開度TG 近傍に制御すべく、実ガード
開度MG と目標ガード開度TG とを比較して、両者の差
ΔMG =MG −TG を算出する(ステップ306)。こ
の後、ΔMG をΔK,−ΔKと比較し、 ΔMG >ΔK,ΔMG <−ΔK,ΔK≧ΔMG ≧−ΔK (ここで、ΔK=KH −KM ,−ΔK=KL −KM ) のいずれに該当するのかが判断される(ステップ30
7)。
【0027】このステップ307で、ΔK≧ΔMG ≧−
ΔKと判断されれば、実ガード開度MG が図2に斜線で
示された適正範囲に収まっているので、実ガード開度M
G を修正する必要はなく、ステップ310に移行して、
ガード機構24をそのまま保持する。一方、ΔMG >Δ
Kの場合には、実ガード開度MG が適正範囲を越えてい
るので、制御バルブ33を大気側に開放して、ガード機
構24を閉じ側に制御する(ステップ308)。また、
ΔMG <−ΔKの場合には、実ガード開度MGが適正範
囲を下回っているので、制御バルブ33を負圧源側に開
放して、ガード機構24を開き側に制御する(ステップ
309)。
【0028】この様なガード開度の制御が繰り返される
ことで、スロットル開度TS の変化に追従して実ガード
開度MG が変化し、実ガード開度MG が適正範囲内に制
御される。この様にして、スロットル開度TS と実ガー
ド開度MG との間には、所定量の開度差(KL 〜KH )
が確保される。
【0029】しかも、実ガード開度MG とスロットル開
度TS との開度差が適正範囲内に収まっているときに
は、ガード用アクチュエータ31を作動させず、前記開
度差が適正範囲から外れたときにのみ、それを是正する
ようにガード用アクチュエータ31を作動させるように
したので、ガード用アクチュエータ31の作動回数が少
なくて済み、耐久性が向上すると共に、ガード用アクチ
ュエータ31の作動に必要なエネルギー(電力や圧力源
等)の消費量も少なくて済み、経済的である。
【0030】ここで、C/C時に追加加速をする場合、
運転者はアクセルペダルを踏み込んで車速を増加させ
る。この場合、ガード開度はスロットル開度より僅かに
開側に制御されるだけなので、アクセルペダル18を踏
み込む過程で、アクセルペダル18側のストッパ30が
ガード機構24の開度規制部材25に一時的に当接す
る。このため、アクセルペダル18には、スプリング2
3と、ガード機構24のスプリング26との両方の付勢
力が作用することとなり、アクセルペダル18の踏込に
は大きな踏力が必要になる。このため、追加加速時には
アクセルペダル18の踏力が軽すぎず適度なものとな
る。これにより、再加速時のアクセルペダル18の踏込
み感を改善することができると共に、軽すぎることによ
るアクセルペダル18の踏込み過ぎを未然に防止でき、
ドライバビリティ向上・燃費改善に寄与できる。
【0031】さらに上記実施例では、エンジンの運転中
は、ECU16とは独立した故障検出回路35によっ
て、スロットルバルブ12の制御系統が故障しているか
否かを常時判定し、故障か発生したときには、直ちにリ
リーフバルブ34を大気中に開放させて、ガード用アク
チュエータ31の可動ロッド32を最下位置(全閉位
置)まで下降させる。これにより、ガード機構24の開
度規制部材25を最下位置(全閉位置)まで下降させ
て、この開度規制部材25をスロットルバルブ12側の
レバー27に当接させ、スロットルバルブ12をガード
機構24のスプリング26の付勢力により閉じ側に付勢
する。この際、ガード機構24の開度規制部材25は、
アクセルペダル18側のストッパ30にも当接して、ア
クセルペダル18の踏込み量がガード機構24を介して
スロットルバルブ12に機械的に伝達されるようにな
る。
【0032】尚、上記第1実施例では、スロットル開度
センサ15により検出したスロットル実開度に応じてガ
ード開度を制御するようにしているが、この理由は、ス
ロットル用アクチュエータ14を制御するためにステッ
プ412、413、414、416で算出されるスロッ
トル開度指令値でガード開度を制御すると、スロットル
開度指令値とスロットル実開度とが制御系統の故障等に
より一致しない場合に、ガード開度を正確に制御できな
いからである。それ故に、上記第1実施例では、スロッ
トル実開度に対してガード開度を僅かに開き側に制御す
ることによって、ガード開度を確実に制御できる。
【0033】しかしながら本発明は、図6に示す第2実
施例のように、ガード開度を制御するパラメータとして
スロットル開度指令値Ts ’を入力し(ステップ31
1)、このスロットル開度指令値Ts ’からガード開度
MG を算出するようにしても良い(ステップ312)。
なお、図6のフローチャートは、図4のステップ30
4、305に代えて実行される。この場合には、スロッ
トル開度指令値とスロットル実開度とがほぼ一致してい
るか否かを図7のステップ313に示すような処理にて
常に監視し、一致しない場合には、故障状態と判断し
て、ガード機構24を全閉状態に変位させるように制御
すれば良い。例えば、図7のフローチャートでは、ステ
ップ314にてフェイルフラグをオンすることにより、
ステップ301からステップ303へ分岐するようにし
ている。
【0034】また、前述した第1実施例では、ガード開
度が図1に示す一定幅の斜線領域内に収まるように制御
しているが、図8に示す本発明の第3実施例のように、
ガード開度を階段状に制御するようにしても良い。この
第3実施例においても、第1実施例と同じく、ガード開
度は、スロットル開度よりも所定量(KL 〜KH )だけ
常に大きくなっているので、第1実施例と同じ効果を得
ることができる。
【0035】尚、第1及び第3の両実施例では、ガード
開度とスロットル開度との間に確保される所定量の開度
差は、ある程度の幅(適正範囲)を持たせるようにして
いるが、中心値になるようにフィードバック制御しても
良い。また、第1実施例では、ガード用アクチュエータ
31として負圧アクチュエータを採用したが、これに代
えて、モータを採用しても良い。この場合には、故障検
出時にモータへの通電を断って、モータを回転自由な状
態にさせ、ガード機構24のスプリング26の付勢力に
よりガード機構24を全閉状態に変位させれば良い。
【0036】次に本発明を適用した第4実施例を説明す
る。この第4実施例では、上述の第1実施例の一部を変
更しているので、この変更部を説明し、第1実施例と同
じ構成には同じ符号を付す。図9は第4実施例のスロッ
トルバルブ制御装置全体の概略構成図である。この第4
実施例では、スロットルアクチュエータ14の出力軸と
スロットルバルブ12のシャフト13との間に減速ギヤ
40を設け、さらにスロットル開度センサ15を、この
減速ギヤ40の出力軸41に設けている。これにより、
電子制御ユニット16は、スロットル開度センサ15の
出力によって常時スロットルアクチュエータ14の作動
位置を検出することができる。
【0037】ところで第1実施例の構成では、イグニッ
ションスイッチのオン操作直後は、スロットルアクチュ
エータ14の作動位置が直接に検出できないため、イグ
ニッションスイッチのオン操作直後にアクチュエータ1
4をシャフト13に当接するまで見込みによって駆動す
る必要があった。このときアクチュエータ14を高速で
駆動するとシャフト13との接触時に騒音や破損発生す
るおそれがあり、一方低速駆動させるとエンジン始動が
遅れるという問題点があった。
【0038】これに対し上記第4実施例の構成による
と、イグニッションスイッチ42のオン操作直後からス
ロットルアクチュエータ14の作動位置を検出できるた
め、イグニッションスイッチ42のオン操作直後からス
ロットルアクチュエータ14の作動位置に応じたフィー
ドバック制御を開始できるため、フィードバック制御に
よりシャフト13との衝突を回避できるとともに、素早
くエンジン始動に必要なスロットル開度を得ることがで
きる。
【0039】次に本発明を適用した第5実施例を説明す
る。この第5実施例では、上述の第1実施例の一部を変
更しているので、この変更部を説明し、第1実施例と同
じ構成には同じ符号を付す。図10は第5実施例のスロ
ットルバルブ制御装置全体の概略構成図である。この第
5実施例では、スロットルアクチュエータ14の出力軸
にスロットル開度センサ15を設けている。また、この
第5実施例ではアクチュエータ(DCモータ)14の回
転軸を開方向へ付勢するスプリング10を廃止してい
る。さらに、電子制御ユニット16内には図11に示さ
れるDCモータ14の駆動回路を備えている。
【0040】図11の回路において、DCモータ14へ
の通電方向を切り替えるトランジスタブリッジ50は、
電子制御ユニット16内のマイクロコンピュータから与
えられる矩形波の駆動信号Sによって駆動される。駆動
信号Sに応じてトランジスタブリッジ50を駆動する駆
動回路51は、2つのコンパレータCOM1、COM2
とインバータINVを備えている。一方、トランジスタ
ブリッジ50の電源は、スイッチ回路52から供給され
る。スイッチ回路52は、車載主バッテリ53とトラン
ジスタブリッジ50との間に設けられたスイッチIG1
と、補助バッテリ55と主バッテリ53との間に設けら
れたスイッチIG2と、補助バッテリ55とトランジス
タブリッジ50との間に設けられたスイッチIG3と、
コンパレータCOM1の反転入力に接続されたスイッチ
IG4とからなる。ここで、スイッチ回路52は車両の
イグニッションスイッチ42と連動しており、スイッチ
IG1、IG2、IG4はイグニッションスイッチ42
のオンオフと同じ論理でオンオフされ、スイッチIG3
はイグニッションスイッチ42のオンオフと反対の論理
でオンオフされる。
【0041】このため、イグニッションスイッチ42が
オンされている時には、主バッテリ53からトランジス
タブリッジ50と補助バッテリ55とに電源が供給され
る、駆動信号Sに応じたDCモータ14の駆動がなされ
るとともに、補助バッテリ55が充電される。また、イ
グニッションスイッチ42がオフされている時には、補
助バッテリ55からトランジスタブリッジ50に電源が
供給される。また、イグニッションスイッチ42がオフ
されている時には、スイッチIG4もオフとなるため、
コンパレータCOM1の出力は常に低レベル(L)とな
り、信号MSは常にLとなる。このため、DCモータ1
4へは補助バッテリ55から開方向への電流が供給さ
れ、DCモータ14は開方向へ駆動される。なお、補助
バッテリ55からは駆動回路51へも作動電源が供給さ
れる。
【0042】以上に述べた第5実施例によると、イグニ
ッションスイッチ42をオフしてエンジンを停止させる
と、第1実施例のリターンスプリング10に代わって、
補助バッテリ55によってDCモータ14が開方向へ駆
動される。このため、第1実施例の構成では、リターン
スプリング10がDCモータ14の負荷となって消費電
力が大きくなるが、この第5実施例ではリターンスプリ
ング10を廃止できるため、DCモータ14の負荷を減
らすことができる。このため、DCモータ14の小型
化、低消費電力化を図ることができる。
【0043】なお、スイッチ回路52の各スイッチをリ
レー等の電気的に操作可能なスイッチにより構成し、電
子制御ユニット16あるいはDCモータ14の故障時に
各スイッチを作動させることでDCモータ14を基準位
置に復帰させ、アクセルのみに応じたスロットルバルブ
12の開度制御を可能にすることも有効である。次に本
発明を適用した第6実施例を説明する。
【0044】この第6実施例では、上述の図10と同じ
構成を採用し、電子制御ユニット16による制御バルブ
33の駆動制御を変更しているので、この変更部を説明
し、上述の実施例と同じ構成には同じ符号を付す。この
第6実施例では、実ガード開度MGと目標ガード開度T
Gとの偏差△MGに応じて制御バルブ33を駆動するに
あたり、その制御周期を適切に設定することで制御バル
ブ33の繰り返し駆動回数を低減するものである。
【0045】図12は第6実施例による制御バルブ33
の負圧源との断続制御を示す制御フローチャートであ
る。この図12のフローチャートは、図4のフローチャ
ートのステップ307、308、309、310の一部
に代えて実行されるものである。ステップ601では偏
差△MG と分解能GG とを比較し、偏差△MG が分解能
GG 以上の時に制御バルブ33をオン(ステップ60
2)して負圧源側に開放し、偏差△MG が分解能GG 未
満の時に制御バルブ33をオフ(ステップ603)して
いる。このため、偏差△MG に応じた通電時間を設定し
て制御バルブ33をオンオフ駆動する場合に比べ、制御
バルブ33は少なくとも制御周期Tの間はオンまたはオ
フが継続されるため、制御バルブ33が頻繁にオンオフ
されることがなくなり、制御バルブ33の耐久性が向上
する。
【0046】なお、図12のフローチャートの制御周期
Tは、制御バルブ33への通電時間に対するガード開度
の変化に基づいて設定されており、図13に示すよう
に、ガード開度が分解能GG だけ移動するために必要な
時間に設定されている。そして、上記実施例によると、
図14に図示されるようにガード開度が変化する。図1
4は目標ガード開度TG (破線)がステップ増加した
後、単調増加する場合の、実ガード開度MG (実線)
と、制御バルブ33の駆動信号(下段)とを示したもの
である。この図14の例では偏差△MG が小さくなって
きても、制御周期Tごとに制御バルブ33偏差△MG が
評価され、制御バルブ33のオンオフが切り替えられる
ため、制御バルブ33のオンオフが頻繁に発生すること
がない。
【0047】次に本発明を適用した第7実施例を説明す
る。この第7実施例では、上述の第1実施例と同じ構成
を採用し、制御特性を変更することでクルーズコントロ
ール中の追加加速時の操作性をさらに改善したものであ
る。以下、この変更部を説明し、上述の実施例と同じ構
成には同じ符号を付す。
【0048】この第7実施例では、追加加速時のアクセ
ル操作量に対するスロットル開度の変化特性を通常走行
時より緩やかな特性とする。これにより、追加加速時の
微妙な速度調節が可能になる。また、第1実施例の構成
では、クルーズコントロール中のアクセルペダルの踏込
初期に、ストッパ30が開度規制部材25に当接するま
での僅かの間は、アクセルペダルの操作が軽い。そし
て、この踏込初期の軽さのため、ストッパ30が開度規
制部材25に当接した後も、アクセルペダルを踏みすぎ
る恐れがある。しかしこの第7実施例によると、アクセ
ルペダルを踏みすぎてもスロットル開度の増加は少なく
抑えられ、微妙な追加加速が可能となる。
【0049】図15は第7実施例の電子制御ユニット1
6による制御機能をブロック図として示したものであ
る。アクセル操作量を示すアクセル信号AP と実ガード
開度MG とが最小選択手段61において比較され、小さ
い方がアクセル値APAとして選択される。なお、ここで
小さい方を選択してアクセル値とすることで、アクセル
開度センサ19と、ガード開度センサ38とのいずれか
が故障した場合でもスロットル開度が安全側に制御され
る。
【0050】アクセル目標開度設定手段62は、図15
に図示されるような特性に従い、アクセル値APAからア
クセル目標開度TA を設定する。ここで、通常制御状態
では特性CO に応じてアクセル値APAからアクセル目標
開度TA が設定され、C/C中は特性CC に応じてアク
セル値APAからアクセル目標開度TA が設定される。な
お、特性Cp は、アクセル値APAに比例してアクセル目
標開度TA を設定する特性である。この特性CO と特性
CC との切り替えは、C/C手段63から与えられるC
/Cフラグに応じて行われる。
【0051】一方、C/Cスイッチ20によりC/Cが
支持される時には、C/C手段63が車速センサ17か
ら入力される車速Vを一定に維持するべくC/C目標開
度TCCを算出する。そして、アクセル目標開度TA とC
/C目標開度TCCとのいずれか大きい方が最大選択手段
64によって選択され、スロットル目標開度TD として
出力され、スロットルバルブ12の実際の開度がこのス
ロットル目標開度TD に制御される。
【0052】図15に図示されるように、アクセル値A
PAが小さい領域においては特性CCは特性CO より緩や
かに設定されている。このため、C/C中の追加加速の
ためにアクセルペダル18を踏み込んだ場合のアクセル
目標開度TA の増加は、通常制御中にアクセルペダル1
8を踏み込む場合と比べて少なく調節される。図16
は、C/C中の追加加速のためにアクセルペダル18を
踏み込んだ場合の、各部信号を示している。また、図1
7は、通常制御中にアクセルペダル18をさらに踏み込
んで加速する場合の各部信号を示している。なお、図中
の記号は、実ガード開度MG 、スロットル開度TS 、ア
クセル信号AP 、特性CO によるアクセル目標開度TA
(CO )、特性CC によるアクセル目標開度TA (CC
)、踏力F、スプリング23の反力F23、スプリング
26の反力F26、車速V、時間tを示している。
【0053】図16、図17に見られるように、この実
施例によると、C/C中の追加加速時にアクセルペダル
18を急激に踏み込んでもスロットル開度TS は遅れて
しかも緩やかに増加する。このため、アクセルペダル1
8の踏みすぎがあっても、車速の過敏な変化が抑えら
れ、滑らかな走行を維持できる。その他、本発明は、上
記各実施例に限定されず、例えば、故障検出回路35の
機能をECU16に組み込んでも良く、或は、ガード機
構24の構成を適宜変更しても良い等、種々の変更が可
能である。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、スロットル開度をアクセルペダルの操作量に
関係なく調節するクルーズコントロール時に、ガード開
度がスロットル開度よりも僅かに大きくなるように制御
されるので、アクセルペダルの踏込量に関係なくスロッ
トルバルブを制御する機能を持たせることができると共
に、C/C時にアクセルペダルを踏み込んで再加速する
際にアクセルペダルにガード機構が負荷として作用する
ため、アクセルペダルの踏込み感に適度な抵抗感を与え
ることができ、踏込感を改善することができ、軽すぎる
ことによるアクセルペダルの踏込み過ぎを未然に防止で
きて、ドライバビリティ向上・燃費改善に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のスロットルバルブ制御装
置全体を示す概略構成図
【図2】アクセルペダル踏込み量に対するスロットル開
度、ガード開度の特性図
【図3】スロットル開度、ガード開度を制御するフロー
チャート
【図4】ガード開度制御ルーチンを示すフローチャート
【図5】通常制御時のアクセルペダル踏込み量に対する
スロットル開度、ガード開度の特性図
【図6】第2実施例の要部を示すフローチャート
【図7】第2実施例の要部を示すフローチャート
【図8】第3実施例のアクセルペダル踏込み量に対する
スロットル開度・ガード開度の特性を示す特性図
【図9】第4実施例のスロットルバルブ制御装置全体を
示す概略構成図
【図10】第5実施例のスロットルバルブ制御装置全体
を示す概略構成図
【図11】第5実施例のDCモータ駆動回路を示す回路
【図12】第6実施例の要部を示すフローチャート
【図13】第6実施例の制御バルブ通電時間に対するガ
ード開度の変化を示すタイムチャート
【図14】第6実施例の目標ガード開度の変化に対する
実ガード開度と制御バルブ通電波形を示すタイムチャー
【図15】第7実施例の要部を示すブロック構成図
【図16】第7実施例の各部信号変化を示すタイムチャ
ート
【図17】第7実施例の各部信号変化を示すタイムチャ
ート
【符号の説明】
12 スロットルバルブ 14 スロットル用アクチュエータ 15 スロットル開度センサ(スロットル開度検出手
段) 16 ECU(制御手段) 18 アクセルペダル 19 アクセルセンサ 20 クルーズコントロールスイッチ 23 リターンスプリング 24 ガード機構 25 開度規制部材 26 スプリング 28 スプリング 31 ガード用アクチュエータ 33 制御バルブ 34 リリーフバルブ 35 故障検出回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの吸入空気量を調整するスロッ
    トルバルブを駆動するスロットル用アクチュエータと、
    前記スロットルバルブの開度を検出するスロットル開度
    検出手段と、前記スロットルバルブの最大開度を機械的
    に限定するガード機構とを備え、通常時にはアクセルペ
    ダルの踏込み量等に応じて前記スロットル用アクチュエ
    ータを介して前記スロットルバルブの開度を制御し、故
    障検出時には前記ガード機構を前記スロットルバルブ側
    及び前記アクセルペダル側の部材と係合させることによ
    り、前記アクセルペダルの踏込み量を前記ガード機構を
    介して前記スロットルバルブに機械的に伝達するように
    したスロットルバルブ制御装置において、 前記ガード機構の開度を可変して前記スロットルバルブ
    の最大開度を可変するガード用アクチュエータと、 クルーズコントロール時に前記ガード機構の開度が前記
    スロットルバルブの開度よりも僅かに大きくなるように
    前記ガード用アクチュエータを前記スロットルバルブの
    開度に応じて制御する制御手段とを備えたことを特徴と
    するスロットルバルブ制御装置。
JP5174058A 1992-08-25 1993-07-14 スロットルバルブ制御装置 Withdrawn JPH06123242A (ja)

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