JPH1052779A - 材料処理操作におけるレーザーの収束制御 - Google Patents

材料処理操作におけるレーザーの収束制御

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JPH1052779A
JPH1052779A JP9146254A JP14625497A JPH1052779A JP H1052779 A JPH1052779 A JP H1052779A JP 9146254 A JP9146254 A JP 9146254A JP 14625497 A JP14625497 A JP 14625497A JP H1052779 A JPH1052779 A JP H1052779A
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JP
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radiation
workpiece
laser beam
laser
optical
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JP9146254A
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English (en)
Inventor
Nikorasu Deebitsudo Piitaasu Kurisutofuaa
ニコラス デービッド ピータース クリストファー
Dee Shii Jiyoonzu Jiyurian
デー シー ジョーンズ ジュリアン
Pooru Hando Dankan
ポール ハンド ダンカン
Maatein Haran Furanshisu
マーティン ハラン フランシス
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Lumonics Ltd
Original Assignee
Lumonics Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/02Positioning or observing the workpiece, e.g. with respect to the point of impact; Aligning, aiming or focusing the laser beam
    • B23K26/04Automatically aligning, aiming or focusing the laser beam, e.g. using the back-scattered light
    • B23K26/046Automatically focusing the laser beam

Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確なビーム収束位置決めを可能にする。 【構成】 レーザービームが該ビームにより溶接される
べき被加工体と相互作用する時、光学的放射のプルーム
が発生される。該プルームからの放射が色収差を有する
光学素子(L1、L2)から成るビーム供給経路を通し
て帰還受信される装置及び方法が提供される。これによ
り、プルーム放射の異なる分光帯域の焦点が変更され
る。判別開口は光学ファイバー(3)の面により形成さ
れる。ファイバーを通った後、プルーム放射は何れかの
レーザー放射から分離され、上記異なる分光帯域の夫々
のパワーが測定される(5)。差引により誤差信号が得
られ、レーザービームの焦点を制御するのに用いられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、材料のレーザー処
理における収束の制御に関する。特に、しかし制限する
ものではないが、レーザーによる材料の全処理操作中に
レーザービームが処理点に収束し続けるように該操作
中、レーザービームの実時間収束制御が行われるように
する装置及び方法に関する。本発明はまた、レーザービ
ームの収束監視に関する。当該処理操作は、例えば、レ
ーザー溶接であり、或いはレーザー切断又は穿孔、その
他、どのようなレーザー処理操作でも良い。
【0002】
【従来の技術】レーザー溶接は一般に、連続(CW)レ
ーザービーム又は繰り返しパルス化レーザービームを用
いて行われる。特に、後者の場合、溶接により接合され
るべき材料がレーザービームを横切って移動するにした
がい、連続溶接を行う為、一パルスの収束スポットが前
のパルスの収束スポットに部分的に重複する。従来のレ
ーザー溶接方法は、適度のピークパワーを有する比較的
長いパルスを用いる。比較的長いパルスにより、金属の
厚さを導通すべく印加されるエネルギー時間で深さ全長
の溶融を得ることが出来る。また、適度のピークパワー
により、表面層が必要以上に蒸発されることが無い。
【0003】より近時にキーホール溶接技術が開発さ
れ、高いピークパワーの連続又はパルス化レーザービー
ムが用いられ、ビームの収束点(焦点)において材料を
蒸発させるようにしている。これにより、材料に穴(キ
ーホール)が生成される。この穴はプラズマにより充満
され、該プラズマはそれ自体でレーザービームにより提
供されるエネルギーを連続的に吸収出来る程密度が高
い。ビームが材料を(又はその逆に)横断するにしたが
い、キーホールは材料に跨って横方向に移動し、全深さ
溶接ビードを残す。ビームの焦点(収束点)は、この種
のレーザー溶接においては極めて重要である。即ち、被
加工体におけるビーム強度がビームパワーの減少により
低下するか、ビームがもはや被加工体表面に収束されな
いと、キーホールは崩壊し、溶接性能は低下する。正確
なビーム収束位置決めは、より従来的なレーザー溶接方
法でも重要である。正確な収束位置からの外れは、溶接
又は切断幅と深さに有害に影響する傾向が有るからであ
る。
【0004】場合によっては、非溶接体に跨って為すビ
ーム供給ヘッドの移動を該非溶接体の既知の定まった形
状に基づいて予めプログラムすることが出来る。しかし
ながら、これは何時でも出来るわけではない。特に、プ
レスシート金属等の被加工体は、一定形状をしばしばも
たず、曲がり易いからである。また、ビーム供給ヘッド
が関節のあるロボットアームにより操作される場合、位
置精度の維持は比較的不良好なままである。
【0005】自動焦点(収束)制御方法は過去にも行わ
れ、これ等の方法はしばしばキャパシタンス(容量)測
定に基づく。システムによっては、レーザービームは、
酸素又は空気の同軸流を処理領域に供給する同軸ノズル
を介して非加工体に収束され、材料に対するレーザービ
ームの効果を高める。金属ガスノズルと金属被加工体間
の容量を電気的に測定することによって、或程度の収束
制御を制御出来る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の通り、従来のレ
ーザー加工にあっては、正確なビーム収束位置決め制御
に問題があった。更に、ビーム収束位置決めを行う場
合、上記のような電気系センサは、レーザー溶接中に発
生される高レベルの電気的干渉により有害に影響される
傾向がある。従って、この方法は、パルス化レーザーと
共に且つ干渉を避ける為、パルス間の期間中にのみしか
用いることが出来ない。このことは好ましくなく、この
技術が連続(CW)レーザービームを用いる溶接には一
般には使用し得ず、また種々の要素を通して誤り読み出
しが生じ得ることを意味する。
【0007】従って、この発明の目的は、レーザー溶接
を含むレーザー加工の為の改良された自動収束(焦点)
制御システムであって、電荷測定に依存しないかかるシ
ステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】第一の発明は、レーザー
ビームを被加工体に供給し、色収差を有する光学ユニッ
トを含み且つ該上記加工体とレーザービーム間の相互作
用により発生される光学的放射の少なくとも一部が上記
光学ユニットを通して帰還送信されるように形成された
ビーム供給経路と、強度判別開口と、受信光学放射が該
開口を通った後、それを少なくとも二つの分光帯域に分
離する手段と、該少なくとも二つの分光帯域の受信放射
の夫々のパワーを検出し且つ該パワーを表す電気信号を
発生する手段と、該電気信号から、前記被加工体からの
レーザービームの収束の分離を表す誤差信号を発生する
手段とを備えて成るレーザー光の収束を監視する装置で
ある。
【0009】上記構成において、更に、レーザーの収束
を制御する手段を含み、該手段は前記誤差信号に応答し
てレーザービームの収束位置を変更する手段から成る装
置が提供される。
【0010】また、前記強度判別開口が、前記被加工体
に向かってレーザービームを通過せしめ且つ該被加工体
から前記発生された放射を通過せしめる光学的ファイバ
ーの芯又は被覆部の面により形成されるようにすること
が望ましい。
【0011】また、レーザービーム放射の何れかから前
記発生放射を分離する手段を備えることが望ましい。
【0012】また、前記分離手段が、波長の一波長又は
領域において反射性であり、他の波長において透過性で
ある光学的手段を備えることが好ましい。
【0013】また、前記光学的放射を前記少なくとも二
つの分光帯域に分離する手段と該二帯域の夫々のパワー
を検出する手段とを備えることが望まれる。
【0014】また、一分光帯域が波長領域1100から
1600nmの赤外にあり、他の帯域が300から70
0nmの紫外/可視分光波長領域にあり、レーザー放射
が上記二帯域間又は二帯域外にあるように構成すること
が好ましい。
【0015】また、赤外検出器をInGaAs光ダイオ
ードで構成することが望まれる。
【0016】また、紫外/可視光検出器を紫外強化シリ
コン光ダイオードで構成することが望まれる。
【0017】また、パワー表示電気信号が夫々の低域フ
ィルターを通り、増幅され且つ一信号を他信号から差し
引いて前記誤差信号を得る差引手段に印加されるように
装置を構成することが好ましい。
【0018】また、前記光学ユニットは、前記被加工体
に対して移動可能であって該被加工体に対するレーザー
ビームの収束位置を変更し且つ前記誤差信号に応答して
駆動される駆動手段により駆動可能に構成することが好
ましい。
【0019】また、前記開口が、開口を有する板により
提供されるように装置を構成することが望ましい。
【0020】また、前記発生放射が、少なくとも一部、
前記被加工体に形成されたプルーム(plume)から
のものとする構成が望まれる。。
【0021】また、色収差を有する前記光学ユニットが
レンズ又はレンズユニットであるように構成することが
好ましい。
【0022】第二の発明は、レーザービームをビーム供
給経路を通して被加工体に供給し、上記ビーム供給経路
は色収差を有する光学ユニットを含み且つ上記被加工体
とレーザービーム間の相互作用により該被加工体に発生
される光学的放射の少なくとも一部が上記光学ユニット
を通して帰還送信されるように形成される、レーザービ
ームの収束を監視する方法であって、発生された光学的
放射を判別開口を通して通過せしめ、該光学的放射を上
記光学ユニットの収差により異なって影響される少なく
とも二つの分光帯域に分離し、前記開口における上記少
なくとも二つの分光帯域の放射の夫々のパワーを検出
し、そして該パワーから前記被加工体からのレーザービ
ームの収束の分離を表す誤差信号を発生することを特徴
とする方法である。
【0023】上記構成において、前記判別開口が、レー
ザービームを前記被加工体に向かって通過せしめ且つ該
被加工体から発生放射の少なくとも部分を通過せしめる
光学ファイバーの芯又は被覆部分の面において形成され
ることことが好ましい。
【0024】更に、前記レーザーの収束を制御する方法
を含む方法であって、前記誤差信号を用いて前記レーザ
ービームの収束位置を変更する工程を含んで成る方法が
提供される。
【0025】また、監視放射が少なくとも一部、前記被
加工体において発生されたプルーム(plume)から
であるようにすることが好ましい。
【0026】
【作 用】従来のレーザー加工において問題があった正
確なビーム収束位置決めを可能にする。それにより、溶
接又は切断幅、深さ等に有害な影響を与えることが無
い。更に、従来問題のあったセンサを用いないので、予
めプログラムが所望の結果を得る為に可能になり、より
正確なビーム収束制御を、より信頼性のあるものとし且
つ簡便にする。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を、添付する図面
を参照して、以下記述する。図1は、本発明の実施例に
おいて、芯(コア)パワー監視に用いられる装置を示
す。芯パワー監視(モニター)において、レーザーパワ
ーは光学ファイバーにより被加工体に伝達され、その結
果生ずる処理により発生される光学的放射は該光学ファ
イバーを介して監視される。用語「芯(コア)」は光学
ファイバーの芯(コア)を意味し、芯パワー監視におい
ては、レーザー放射、そして反対方向の監視放射は、芯
を走行し、芯と該芯を囲繞する環状被覆材間の界面にお
ける全内部反射により芯内に拘束される。ファイバーの
被覆材を通して帰還する光又は放射を監視する被覆材パ
ワー監視等の他の技術手段を用いても良い。本発明を実
施する図8に示されたような他の技術においては、光学
ファイバー以外の手段が用いられる。
【0028】図1に示されたシステムにおいて、レーザ
ー(図示せず)からのレーザービーム1は、レンズ又は
レンズユニット2により光学ファイバー3の近位面上に
収束される。ビームは、ファイバー3の遠位面から現出
し、レンズユニットL1,L2を通過する。ビームは、
第一のレンズL1によりコリメート(平行化)され、次
いで第二の収束レンズL2により被加工体4上に収束さ
れる。
【0029】レンズL1とL2の組み合わせは、被加工
体4上にファイバー芯の拡大が解かれた影像を生ずるレ
ンズユニットを形成する。それに対応して、レンズ組み
合わせ(L1+L2)はまた、被加工体4の照射面積の
影像を形成し、該影像はファイバー芯上に正確に重畳さ
れて、ファイバー3の出力面に位置付けられる。かくし
て、レーザー放射が被加工体表面により反射又は散乱さ
れると、該放射の一部はファイバー芯に帰還連結され、
ファイバー3を通りレンズ2を通って戻り、原理的に、
レーザー自体に逆走行する。
【0030】レーザー溶接が行われる時、ビームと材料
の相互作用が、可視炎に類似した、被加工体表面から数
ミリメーターまで延びるプルーム(plume)を生ず
ることは良く知られた現象である。図1におけるような
構成を用いることによって、上記プルームからの放射の
一部は、影像化レンズユニットL1、L2によりファイ
バー芯に帰還連結され、ファイバー3を近位端に走行す
る。レーザー放射からプルーム放射を分離することによ
って(これは波長が異なる故に可能である)プルーム放
射は、ファイバー3の近位端に達した後、監視出来る。
プルーム特性の監視は、材料処理操作の状態と質に関し
て価値ある情報を提供し得る。
【0031】しかしながら、プルーム放射はプロセスが
発生する唯一の放射では無く、放射はまた、金属上にビ
ームが収束される点における溶融材料のプール(ウェル
ドプール)及び他の源から現出する。本発明の実施例に
より監視されるプロセス放射は、プルーム放射に加え
て、この放射を含むものである。
【0032】プロセス放射は、一特定波長、即ちレーザ
ー波長において高度に反射性があるが他の波長において
はかなりの透過性のあるミラー構成を用いることによっ
て、レーザー放射から分離出来る。例えば、使用される
レーザーにおいて高度に反射性があり、従って、レーザ
ー放射は反射するが、プルーム放射及び他のプロセス放
射を含む他の波長を透過するビーム回転ミラーを用いる
ことが出来る。
【0033】本発明の実施例において、1064nmの
波長で動作するNd:YAGレーザーを用いることは現
在の処、好ましいが、本発明は他の波長及び/又は他の
型のレーザーにも適用可能である。例えば、二酸化炭素
レーザーを用いることも出来る。
【0034】図2は溶接(加工)のレーザー加工システ
ムを概略的に示す。レーザーは、二つのミラーが境を為
すレーザー共振器内のポンピング室の形式の少なくとも
一つのポンピング部を具備する。図示された例では、4
個の複数ポンピング室P1〜P4が直列に配置され、各
室は活性状態のレーザーゲイン素子G及び励起ランプE
L を含む。ポンピング室は通常の様式で二つのミラーM
1とM2間に配置され部分的透過性のミラーM2を通し
てレーザービームを発生する。
【0035】レーザービーム自体の出力はパワーモニタ
ーPM1により測定することが出来る。この種のNd:
YAGレーザーは、英国、Warwickshire
CV21 1QN, Rugby, Swift Va
lley, CosfordLane在のLumoni
cs Limitedにより、MILTIWAVETM
商品名で製造販売されている。レーザービームは、ビー
ム回転ミラーM3、M4を介して、光学ファイバー3の
入力近位面にビームを収束する光学ユニット2に指向さ
れる。ファイバー3の遠位端から出て来るビームは、レ
ンズユニットL1、L2を通り、被加工体4上に収束さ
れる。この時、被加工体4とレンズユニットL1,L2
間に相対運動が生じ、溶接(加工)操作を行うことが出
来る。
【0036】尚、用語「被加工体」は本明細書において
は、単一被加工体並びに溶接操作により接合されるべき
複数の被加工体を含むものとする。
【0037】図1に関して記述されたように、溶接操作
により発生されるプロセス放射は、レンズユニットL
1、L2、光学ファイバー3、光学ユニット(レンズ)
2を通して帰還指向される。ビーム回転ミラーM4は、
1064nmの選ばれたレーザー波長において高度に反
射性であるが、他の放射に対して透過性があるように選
ばれ、従って、プルームの光学特性を分析し得る芯パワ
ーモニター5にプロセス放射を透過させる。
【0038】或いは、レーザー放射を透過させ且つ他の
波長を反射する手段を用いても良い。芯パワーモニター
5は、更に図4と図5を参照して以下に記述する。
【0039】図2のビーム収束構成L1とL2は通常、
色収差の無いように選ばれる。図示の例においては、レ
ンズL1とL2は、両者とも正レンズで、接合色消しS
illレンズである。一実施例において、L1の焦点
(収束)長さは160mmで、L2の焦点(収束)長さ
は80mmである。このレンズ組み合わせは、拡大率が
80/160=0.5の影像化ユニットと見做すことが
出来る。
【0040】かくして、ビーム供給ファイバーの芯径が
例えば1mmであれば、第二のレンズは、直径0.5m
mの、ファイバー芯の鋭い影像を、その後部収束面の8
0mm下流に位置する被加工体上に投影する。
【0041】正の色消しレンズは一般に、最小の色収差
を有するように設計される。これは、色消しレンズの有
効焦点長さを可視分光における少なくとも二波長に等し
くすることによって、達成される。
【0042】しかしながら、二つの選ばれた波長に関し
て色収差を無くしても、色収差の完全な除去は得られな
いことを認識することが重要である。残る色収差は二次
分光として知られ、良く知られた現象である。本発明
は、この色収差を用いて収束制御を行う。
【0043】レーザービームと材料との相互作用から生
ずるプルームを含むプロセス放射は、可視及び紫外(U
V)放射のみならず赤外(IR)放射から成る。レンズ
ユニットL1とL2は、二次分光における色収差を示
し、プルーム/相互作用領域から放射される光の異なる
分光帯域はこの収差により影響され、レンズ装置により
異なって収束されるようにする。
【0044】図3(a)は、図1の部分を少し単純化し
た変形である。この図は、レンズL2の焦点に位置する
被加工体4を示し、光学ファイバー3の出力面から被加
工体4へのレーザービームの包絡面を描写している。こ
こで、ビームは1064nmの波長である。図3(b)
は、赤外(IR)及び紫外(UV)帯域からの二つの光
線を描写している。
【0045】図示された実施例では、UV帯域は可視分
光を含むものと仮定され且つ300から700nmの波
長領域を含む一方、IR帯域は1100から1600n
mの波長帯域にある。レンズ組み合わせL1、L2の有
効焦点(収束)距離は、IR帯域に対するよりUV帯域
に対する方が短い。
【0046】図3(b)に示されているように、この色
収差により、UV光線は、面P1において、ファイバー
出力面の前方に被加工体の照射領域の影像を形成する。
IR光線は、出力面の上流面P2において、影像を形成
する。出力面P3において、二帯域の「錯乱円」は、こ
の図に示されているように、同様の大きさとなり、従っ
て、光学ファイバーの芯に入る各帯域における放射量は
同一となる。従って、光学ファイバーの芯は強度判別手
段として作用し、同一大きさの信号は各分光帯域に対し
て芯パワーモニターにより検出されることが予測出来
る。ここで、各帯域において光出力が等しいこと、検出
器感度等が等しいこと等が仮定される。かくして、IR
及びUV信号が互いに差し引かれると、零の誤差信号ε
が得られる。
【0047】図3(c)において、被加工体はレンズL
2から更に離れて移動されている。これにより、対応す
る影像はL1により近く、即ち、面P3により近く移動
し、IR影像は今や面P3に位置し、ファイバー芯と一
致するようになる。その結果、増大された最大IR影像
が芯パワーモニターにより検出される。即ち、レンズに
より集められたRパワーの全てがファイバー芯の判別出
力面内に有効に通過するからである。しかしながら、U
V影像はまたレンズL1に向かって移動し、ファイバー
の面において錯乱円の増大を生じ、従って、UV放射の
より少ない部分がファイバーに入るようになる。かくし
て、UV放射のより少ない量がファイバー面に入り、よ
り低い信号が検出される。
【0048】図3(d)において、被加工体はL2及び
レーザービーム収束面から尚、更に離れている。その結
果、IR及びUV影像の両方はL1に向かって移動して
居り、従って、芯パワーモニターにおける検出信号は、
図3(c)の状態に対するよりこれ等両者に対してより
低くなる。
【0049】図3(e)において、被加工体はL2に向
かって戻り、レーザービーム収束面の前方に位置してい
る。これにより、IR及びUVの両影像はL1から離れ
UV影像は今やファイバーの端部面に位置し、最大のU
V信号とより少ないIR信号を生ずるようになる。
【0050】図3(f)において、被加工体はL2に更
に近接し、UV及びIR両影像は光学ファイバー出口面
の後方に形成され、両帯域からの低下された信号を生ず
るようになる。
【0051】図3(a)〜図3(f)から、被加工体に
対しUV信号が最大になる一つの特異位置があり、また
IR信号が最大になる別の一特異位置があることが分か
る。かくして、両信号を測定することにより、ビームが
被加工体に収束しているかどうかを判断する為に有効に
用いることが出来、そしてフィードバックループを制御
してレーザービームに対し被加工体を移動するのに用い
ることが出来る誤差信号を得ることが出来る。
【0052】固定された開口から成るファイバー芯は、
強度判別器として作用し、従って、ファイバーの他端に
離れて位置する芯パワーモニターがファイバー出力面に
おいて強度を有効に測定するのを可能にする。
【0053】光学ファイバーを省略し、代わりに、ファ
イバー面に加えて又はその代替として適切な判別開口を
単に設けることが可能なことは理解されよう。
【0054】図6は、レーザービームの焦点に対する被
加工体位置の関数として芯パワーモニターにより発生さ
れるIR及びUV信号(及びまた1064nm信号)の
理論的作図を示す。図7aは、IR及びUV信号のみに
対する図6の作図の単純化(即ち三角)表示を示す。I
R及びUV信号は、被加工体がレーザービーム焦点面に
ある時、等しくなるように尺度調整されている。
【0055】図7bは、誤差信号εを発生する為にUV
信号からIR信号を差し引くことの効果を示している。
尚、記述された実施例においては、UV及びIR帯域に
対する平均分離は約1mmである。この値は、レンズL
1とL2及び監視(モニター)用に選ばれた分光帯域の
適切な選択により増大にても良い。図7(b)に示され
た特性は、急勾配の中央線形領域ELIN を有する。
【0056】本発明の実施例において、誤差信号特性の
この部分は、閉ループ収束制御用に用いることが出来
る。収束誤差がこの線形領域内に留まっていれば、適切
なフィードバック手段を有するシステムを用いて誤差の
大きさと方向を計算し且つビーム収束光学系(例えば、
L1、L2)と被加工体間の相対的分離を調整すること
によって該誤差を除くことが出来る。
【0057】収束誤差が線形領域の境界を超えて移動す
る場合、制御システムは誤差信号により収束誤差を修正
出来ないことがある。しかしながら、かかる場合には、
箇々のUV及びIR信号を監視することにより、収束誤
差を線形領域ELIN に戻し、かくして収束修正を回復す
ることは一般に可能である。
【0058】図4は、芯パワーモニター5の例示的実施
例を概略的に示す。放射は被加工体により反射され、散
乱され且つ発生されるが、その部分はレンズL1とL
2、光学ファイバー3、光学ユニット2及びミラーM4
(これ等全て図2に図示されている)を通り、次いで、
レンズ6を通って第二の光学ファイバー7(図4に図
示)に帰還する。
【0059】放射は、元のレーザー波長(Nd:YAG
レーザーを用いる記述実施例において1064nm)の
放射、また他の波長(上述のようなIR及びUV帯域を
含む)における放射を含む。放射は、レンズ8を通って
レーザー波長において高度に反射性があるが他の波長を
透過させるミラーM5に至る。従って、レーザー放射は
このミラーにより反射され、残りの放射は通過する。ミ
ラーM5を通った光は、二色性ミラーM6により所望の
IR及びUV分光帯域に分割される。ミラーM6は一実
施例において、厚さが0.5mmのポリシリコンウェフ
ァーである。
【0060】赤外線光IRはミラーM6を透過し、In
GaAs光ダイオードであるIR検出器9により検出さ
れる。反射光は、透過光を700nm以下の領域のもの
に制限するフィルター10を通り、UV強化シリコン光
ダイオードである検出器11により検出される。フィル
ター10は、Schott BG40 ガラスフィルタ
ーである。次いで、出力信号は二つの光ダイオード9と
11から導出され、処理されて誤差信号を得る。
【0061】処理装置及びフィードバックループの一例
は、図5に示されている。同図において、レンズ装置L
1とL2は、駆動される可動変換段12内に設けられ
る。被加工体4は、変換段12に対して横方向に並進す
る。図はまた、レーザー溶接中に被加工体4上に形成さ
れる放射プルーム13を概略的に示す。レーザー放射と
レンズL1及びL2とファイバー3を通って帰還受信さ
れるIR及びUV放射は、レーザー装置14を通って芯
パワーモニター5に戻る。尚、レーザー装置14は、ミ
ラーM1とM2が境となる実際のレーザーに加えて、光
学ユニット2を含む。
【0062】UV及びIR信号は、図4に関連して記載
されたように、芯パワーモニター5内で分離され、そし
て検出され、光ダイオード9と11において、夫々、I
R放射を表す信号VIRとUVを表す信号VURを得る。こ
れ等の光ダイオードの各々からの出力は、低域濾過さ
れ、フィルター15と16において、夫々、100Hz
より高い高周波成分を除去する。これ等の高周波成分
は、キーホールとウェルドプールの両方における振動に
付随していると考えられる。
【0063】フィルター15と16は一次で、平均発振
周波数より充分低く選ばれた100Hzで遮断される。
濾過後、両信号は夫々の増幅器17と18で増幅され且
つ等化されて零収束誤差で等しくなるようにされる。該
両信号は次いで差引器に印加され、後者は一信号を他信
号から差引き、被加工体が焦点合わせされる時、即ち最
適レーザービーム焦点又は収束面に位置する時、零値で
ある誤差信号εを生ずる。
【0064】結果として生ずる誤差信号εは、典型的に
アナログ入力として、コンピュータ20に印加される。
アナログ信号はコンピュータによりサンプルされ、対応
する焦点(収束)誤差を計算し且つビーム収束ユニット
と被加工体間の距離を変更する為に変換段12を調整す
る駆動回路21を制御するのに用いられるサンプル化デ
ィジタル信号を得る。
【0065】誤差信号は好ましくはサンプルされ、処理
され且つモーター化変換段12に10ms毎に出力され
レーザービームを最適収束位置に保持する。勿論、サン
プリングレートはこの値から変更することが出来る。
【0066】図8は、強度判別器がファイバーでない代
替的実施例を示す。この例においては、被加工体4を溶
接する為に用いられるべきレーザービームは、ミラーM
7とレンズL2により被加工体4に向けられる。このミ
ラーはレーザー波長において反射性であるが他の波長に
おいて透過性である。被加工体からのUV及びIR放射
は、ミラーM7を透過し、レンズL1により判別板22
に形成された開口23を通して収束される。
【0067】開口23は、他の実施例における光学ファ
イバーの芯の出力面と同等の目的を果たす。次いで、U
V及びIR放射は、放射を再平行化する更なるレンズ2
4を介して、芯パワーモニター5に達する。この場合、
レンズL1とL2は、適切な色収差を有するように設計
される。この型の構成は、二酸化炭素レーザー等のレー
ザーに適している。
【0068】図4の芯パワーモニターは例示的に示され
たに過ぎず、選ばれた分光帯域において光を分離且つ検
出し得る多くの異なるモニターを用いることが出来る。
特に、光学ファイバー7により、芯パワーモニター5の
構成要素の全てを、便宜上、レーザー装置14から離れ
て位置付けることが出来る。
【0069】他の例において、そして上述のように、レ
ーザービームを被加工体に供給する為に光学ファイバー
を用いる場合、プロセス放射は、ファイバーの芯ではな
く、その被覆材を介して、監視しても良い。これ等の場
合、強度測定用制限判別開口は被覆層の環状断面であ
る。
【0070】一変更例においては、プルーム放射は二分
光領域以上、例えば三以上の分光領域で監視される。こ
れ等の場合、例えば、三領域A、B及びCを用いるとす
ると、例えば、領域AとBを通常通り微細制御に用い、
領域AとCを粗制御に用いることが出来る。
【0071】本発明の実施例によっては、収束制御フィ
ードバック・ループを省略し、誤差信号を単に焦点(収
束点)変化を監視するのみに用い、制御信号として作用
せしめ、焦点を変更するようにしても良い。これは、例
えば、消極的監視又は実験目的の為に有用である。
【0072】本発明により用いられる色収差を導入する
光学ユニットは、レンズL1とL2等のレンズのみを含
む必要はなく、付加的に又は代替的に、回析又はホログ
ラフィー素子等の他の素子を具備することが出来る。
【0073】
【発明の効果】従来のレーザー加工において問題があっ
た正確なビーム収束位置決めを可能にする。それによ
り、溶接又は切断幅、深さ等に有害な影響を与えること
が無い。更に、従来問題のあったセンサを用いないの
で、予めプログラムが所望の結果を得る為に可能にな
り、より正確なビーム収束制御を、より信頼性のあるも
のとし且つ簡便にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザービームを被加工体に向ける光学ファイ
バー及びレンズ装置の概略図である。
【図2】本発明に従って芯パワーモニターを含むレーザ
ー溶接(加工)装置の概略図である。
【図3】異なる分光帯域に関し色収差を有するレンズ配
置の及び被加工体位置を変更することの効果を示す説明
図である。
【図4】放射を異なる波長に付き分離する手段を含む芯
パワーモニターの概略図である。
【図5】フィードバック・ループで構成された収束制御
装置の概略図である。
【図6】異なる分光帯域の放射に対して被加工体位置を
変更する効果を示す線図である。
【図7】図6の部分の近似変形を示す線図およびこの線
図において、二つの信号の差引信号を示す線図である。
【図8】本発明の代替的実施例を示す概略図である。
【符号の説明】
1…レーザービーム、2…レンズ、3…光学ファイバ
ー、L1,L2…レンズ、4…被加工体、5…芯(co
re)パワーモニター、P1〜P4…ポンピング室、M
1,M2,M3,M4…ミラー、PM1…パワーモニタ
ー、P1,P2,P3…面、IR…赤外光成分、UV…
紫外光成分、6…レンズ、7…光学ファイバー、8…レ
ンズ、M5,M6…ミラー、9…赤外検出器(光ダイオ
ード)、10…フィルター、11…光ダイオード、12
…可動変換段、13…プルーム、14…レーザー装置、
15,16…低域フィルター、17,18…増幅器、1
9…差引器、20…コンピュータ、21…駆動回路、M
7…ミラー、22…板、23…開口、24…レンズ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジュリアン デー シー ジョーンズ 英国、ピーブルシァイア イーエッチ46 7エイエル、ウェスト リントン、ドルフ ィントン、ペギース ノウエ 3 (72)発明者 ダンカン ポール ハンド 英国、エジンバラ イーエッチ12 7イ− エス、ケーリック ノウエ テラス 24 (72)発明者 フランシス マーティン ハラン 英国、ブリストル ビー57 0エッチキュ ー、ホアフィールド、キーズ アベェニュ 69

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザービームを被加工体に供給し、色
    収差を有する光学ユニットを含み且つ該上記加工体とレ
    ーザービーム間の相互作用により発生される光学的放射
    の少なくとも一部が上記光学ユニットを通して帰還送信
    されるように形成されたビーム供給経路と、 強度判別開口と、 受信光学放射が該開口を通った後、それを少なくとも二
    つの分光帯域に分離する手段と、 該少なくとも二つの分光帯域の受信放射の夫々のパワー
    を検出し且つ該パワーを表す電気信号を発生する手段
    と、 該電気信号から、前記被加工体からのレーザービームの
    収束の分離を表す誤差信号を発生する手段とを備えて成
    るレーザー光の収束を監視する装置。
  2. 【請求項2】 更に、レーザーの収束を制御する手段を
    含み、該手段は前記誤差信号に応答してレーザービーム
    の収束位置を変更する手段から成る、請求項1に記載す
    る装置。
  3. 【請求項3】 前記強度判別開口が、前記被加工体に向
    かってレーザービームを通過せしめ且つ該被加工体から
    前記発生された放射を通過せしめる光学的ファイバーの
    芯又は被覆部の面により形成される、請求項2に記載す
    る装置。
  4. 【請求項4】 レーザービーム放射の何れかから前記発
    生放射を分離する手段を備えて成る、請求項2に記載す
    る装置。
  5. 【請求項5】 前記分離手段が、波長の一波長又は領域
    において反射性であり、他の波長において透過性である
    光学的手段を備えて成る、請求項4に記載する装置。
  6. 【請求項6】 前記光学的放射を前記少なくとも二つの
    分光帯域に分離する手段と該二帯域の夫々のパワーを検
    出する手段とを備えて成る、請求項4に記載する装置。
  7. 【請求項7】 一分光帯域が波長領域1100から16
    00nmの赤外にあり、他の帯域が300から700n
    mの紫外/可視分光波長領域にあり、レーザー放射が上
    記二帯域間又は二帯域外にある、請求項6に記載する装
    置。
  8. 【請求項8】 赤外検出器がInGaAs光ダイオード
    である、請求項6に記載する装置。
  9. 【請求項9】 紫外/可視光検出器が紫外強化シリコン
    光ダイオードである、請求光6に記載する装置。
  10. 【請求項10】 パワー表示電気信号が、夫々の低域フ
    ィルターを通り、増幅され且つ一信号を他信号から差し
    引いて前記誤差信号を得る差引手段に印加される、請求
    項1から9の何れかに記載する装置。
  11. 【請求項11】 前記光学ユニットは前記被加工体に対
    して移動可能であって該被加工体に対するレーザービー
    ムの収束位置を変更し且つ前記誤差信号に応答して駆動
    される駆動手段により駆動可能である、請求項2に記載
    する装置。
  12. 【請求項12】 前記開口が、開口を有する板により提
    供される、請求項1に記載する装置。
  13. 【請求項13】 前記発生放射が、少なくとも一部、前
    記被加工体に形成されたプルーム(plume)からの
    ものである、上記請求項の何れかに記載する装置。
  14. 【請求項14】 色収差を有する前記光学ユニットがレ
    ンズ又はレンズユニットである上記請求項の何れかに記
    載する装置。
  15. 【請求項15】 レーザービームをビーム供給経路を通
    して被加工体に供給し、上記ビーム供給経路は色収差を
    有する光学ユニットを含み且つ上記被加工体とレーザー
    ビーム間の相互作用により該被加工体に発生される光学
    的放射の少なくとも一部が上記光学ユニットを通して帰
    還送信されるように形成される、レーザービームの収束
    を監視する方法であって、 発生された光学的放射を判別開口を通して通過せしめ、 該光学的放射を上記光学ユニットの収差により異なって
    影響される少なくとも二つの分光帯域に分離し、 前記開口における上記少なくとも二つの分光帯域の放射
    の夫々のパワーを検出し、そして該パワーから前記被加
    工体からのレーザービームの収束の分離を表す誤差信号
    を発生することを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 前記判別開口が、レーザービームを前
    記被加工体に向かって通過せしめ且つ該被加工体から発
    生放射の少なくとも部分を通過せしめる光学ファイバー
    の芯又は被覆部分の面において形成されることを特徴と
    する請求項15に記載する方法。
  17. 【請求項17】 更に、前記レーザーの収束を制御する
    方法を含む方法であって、前記誤差信号を用いて前記レ
    ーザービームの収束位置を変更する工程を含んで成るこ
    とを特徴とする請求項15又は請求項16に記載する方
    法。
  18. 【請求項18】 監視放射が少なくとも一部、前記被加
    工体において発生されたプルーム(plume)からで
    あることを特徴とする請求項15から17の何れかに記
    載する方法。
JP9146254A 1996-06-07 1997-06-04 材料処理操作におけるレーザーの収束制御 Pending JPH1052779A (ja)

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