JPH1052429A - 植毛器具及び植毛用組織装着治具 - Google Patents

植毛器具及び植毛用組織装着治具

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JPH1052429A
JPH1052429A JP9016702A JP1670297A JPH1052429A JP H1052429 A JPH1052429 A JP H1052429A JP 9016702 A JP9016702 A JP 9016702A JP 1670297 A JP1670297 A JP 1670297A JP H1052429 A JPH1052429 A JP H1052429A
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與吉 中山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】植毛針が損傷されない植毛器具及び植毛用組織
を容易に装着できる治具を提供する。 【解決手段】植毛器具は先端1aが尖鋭な植毛針1を本
体3から突出させて取着する。植毛針1に嵌挿された芯
軸4を設け、芯軸4を本体3の後端部側に付勢するスプ
リング7を設ける。芯軸4の他端に操作手段9を設け
る。芯軸4に外挿され同期して進退するロッド5を本体
3に内挿して設け、ロッド5の先端部に表皮抑え部12
を設ける。ロッド5に窓部6を設け、窓部6を横断して
本体3に固着される針支持部材2を設ける。植毛針1は
芯軸4を内挿し且つロッド5に内挿され、芯軸4及びロ
ッド5を進退自在に針支持部材2に取着される。植毛用
組織装着治具は、一端部に穴部71を設け、他端部から
穴部71に貫通する孔部72を設ける。孔部72に開口
部73を設ける。孔部72及び穴部71にスリット72
a,71aを備える。孔部72に押入ロッド74を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、毛髪の薄い部分や
負傷等により毛髪が失われた部分等に、他の部分から採
取された毛根を含む植毛用組織または疑似体毛を形成す
る植毛用糸を移植する植毛器具及び該植毛器具に該植毛
用組織を装着する治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、頭部や眉毛等の毛髪の薄い部分や
負傷等により毛髪が失われた部分等に、後頭部等のよう
な毛髪が密生している部分から採取された毛髪を移植し
たり、天然またはナイロン糸、ポリエステル糸等の合成
の植毛用糸を前記毛髪の代替として植え込むことが行わ
れており、このような技術は植毛と呼ばれている。
【0003】前記植毛として他の部分から採取された毛
髪を移植する方法には、後頭部等からメスを用いて切り
取られた皮膚をさらに1〜4本程度の毛根を含む肉片に
切り分けることにより調製された植毛用組織を用いる単
一植毛法と、後頭部等の皮膚を直径4mm程度のパイプ
状パンチを用いて円形に切り、底部をメス等により切り
離された5〜10本の毛根を含む植毛用組織を用いる複
数植毛法とがある。前記複数植毛法は、短時間で広い範
囲に植毛を行うことができるという利点がある反面、植
毛した部分が生え際の様に見えたり、植毛用組織の中央
部に血液が流通しにくいために植毛した毛根の生存率が
低いという難点があり、植毛した部分が自然に近く見
え、植毛した毛根の生存率が高い単一植毛法が好まれて
いる。
【0004】また、前記単一植毛法には、前記のように
調製された植毛用組織を、ピンセットで把持して注射針
等により表皮に穿設された穴に押入する方法と、中空の
針の先端を尖鋭状とした植毛針を備える植毛器具により
植え込む方法とがあるが、植毛用組織をピンセットで把
持すると毛根に損傷を与えて生存率が低くなりやすく、
また注射針等により表皮に穴を穿設すると出血により穿
設された穴の位置が分かりにくくなるという問題があ
る。そこで、前記単一植毛法では、前記植毛器具の植毛
針に前記植毛用組織を装着して、該植毛針を直接表皮に
穿刺することにより、前記植毛用組織を植え込むことが
好ましい。
【0005】前記植毛針を備える植毛器具として、例え
ば図16に示すように、中空の針の先端を尖鋭状とした
植毛針91を中空の本体92の先部に取着した構成を備
えるものが市販されている。植毛針91には、その先端
が植毛針91から所定の長さだけ突出自在となっている
芯軸93が嵌挿されている。芯軸93はスプリング94
により本体92の後端側に付勢されており、芯軸93の
後端部に操作手段95が設けられている。芯軸93の外
周にはリング状の表皮抑え部96が設けられており、表
皮抑え部96は芯軸93から偏心して本体92に設けら
れた接続部材97を介して操作手段95に固着され、芯
軸93と同期して進退するようになっている。
【0006】図16示の植毛器具により植毛を行うとき
には、まず、前記のようにして調製された植毛用組織が
先端部91aに装着された植毛針91を表皮の植毛する
位置に穿刺する。植毛針91の穿刺深さは、植毛針91
の外周に設けられている表皮抑え部96が表皮に当接す
ることにより規制され、前記植毛用組織に含まれる毛根
が植毛される部分の皮膚の中で植毛に適切な深さに位置
するようにされる。
【0007】次に、操作手段95を押して芯軸93及び
表皮抑え部96を植毛針91の先端部91aから所定長
さ突出させる。すると、植毛針91が相対的に後退した
と同様の結果になり、前記のように装着されている植毛
用組織が芯軸93に押圧されて植毛針91から押し出さ
れ、植毛針91が抜去された後、植毛される部分の皮膚
の中に残置される。
【0008】前記操作の後、操作手段95を放して、芯
軸93及び表皮抑え部96をスプリング94により本体
92の後端側に後退させ、次の植毛の準備が行われる。
【0009】しかしながら、前記構成を備える植毛器具
では、本体92に表皮抑え部96の接続部材を芯軸93
から偏心させて設けることが難しく、リング状の表皮抑
え部96が植毛針91に接触すると、尖鋭状とした植毛
針91の先端部91aが損傷し、穿刺する際に支障を来
すことがあるとの不都合がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる不都
合を解消して、表皮抑え部により植毛針を損傷すること
のない植毛器具を提供することを目的とする。
【0011】また、本発明の目的は、前記植毛器具に植
毛用組織を容易に装着することができる治具を提供する
ことにもある。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の植毛器具は、中空の針の先端を尖鋭状と
した植毛針を中空の本体に該本体から突出させて取着
し、該植毛針に嵌挿して先端が所定長さだけ植毛針の先
端から突出自在とした芯軸を設けると共に、該芯軸を本
体の後端部側に付勢するスプリングを設け、該芯軸の他
端に操作手段を設けた植毛器具において、該芯軸に外挿
され芯軸と同期して進退するロッドを該本体に内挿して
設け、該ロッドの先端部に表皮抑え部を設けると共に、
該ロッドの該本体に内挿される部分に該ロッドを直径方
向に貫通し且つその長さ方向に延在する窓部を設け、該
窓部を横断して該本体に固着される針支持部材を設け、
該植毛針は芯軸を内挿し且つロッドに内挿されて芯軸及
びロッドを進退自在として該針支持部材を介して取着さ
れていることを特徴とする。
【0013】本発明の植毛器具によれば、前記植毛針に
内挿された芯軸と同期して進退するロッドを本体に内挿
すると共に、該植毛針が前記ロッドに内挿されるように
して、該ロッドの先端部に表皮抑え部を設けるようにし
たので、該ロッドが前記芯軸と同期して進退するとき
に、該表皮抑え部と該植毛針との接触が避けられる。従
って、前記植毛針の尖鋭状とした先端が、前記表皮抑え
部との接触により損傷することを防止することができ
る。
【0014】本発明の植毛器具では、前記本体に内挿さ
れたロッドに前記窓部を設け、該窓部を横断する針支持
部を該本体に固着し、この針支持部を介して前記植毛針
を取着しているので、該ロッドは該針支持部及び植毛針
に規制されることなく進退することができる。また、植
毛針は芯軸を内挿すると共にロッドに内挿されているの
で、前記芯軸は該針支持部及び植毛針に規制されること
なく、前記ロッドと同期して進退することができる。
【0015】前記構成を備える本発明の植毛器具によれ
ば、前記植毛針、芯軸及び表皮抑え部の3者が同軸に設
けられ、前記植毛針から偏心して設けられる部材がない
ので、容易に製造することができるとともに、医師や看
護婦等の医療従事者にとっては通常の注射器と同様の感
覚で容易に取扱うことができる。
【0016】前記植毛針により植毛される植毛材料は、
後頭部等のような毛髪が密生している人体の他の部分か
ら採取された毛根を含む植毛用組織であってもよく、疑
似体毛を形成する植毛用糸であってもよい。前記植毛用
糸は、天然またはナイロン糸、ポリエステル糸等の合成
の植毛用糸であって、他の部分より大径の節部と、該節
部の両側で皮膚組織から露出する疑似体毛部とを備える
ものが用いられる。
【0017】前記植毛針は、通常の注射針のように単に
中空の針の先端を尖鋭状としただけのものであっても良
いが、前記植毛用組織や植毛用糸の装着を容易にするた
めに、その先端部に植毛用組織または疑似体毛を形成す
る植毛用糸を装着する装着部を備えることが好ましい。
【0018】また、本発明の植毛用組織装着治具は、中
空の針の先端を尖鋭状とした植毛針を中空の本体に該本
体から突出させて取着し、該植毛針に嵌挿して先端が所
定長さだけ植毛針の先端から突出自在とした芯軸を設け
ると共に、該芯軸を本体の後端部側に付勢するスプリン
グを設け、該芯軸の他端に操作手段を設けた植毛器具に
植毛用組織を装着する治具であって、一方の端部に該植
毛針を挿入する穴部を設け、他方の端部から該穴部に貫
通すると共に該穴部と同軸の孔部を設け、該孔部の途中
に植毛用組織を該孔部に導入する開口部を設け、該孔部
及び穴部は該開口部から該穴部方向に該植毛用組織から
発する毛髪を案内するスリットを備えると共に、該孔部
に進退自在に挿入されて該開口部から導入された植毛用
組織を該穴部に挿入された植毛針に押入して装着する押
入ロッドを設けたことを特徴とする。
【0019】本発明の植毛用組織装着治具により、前記
植毛針に植毛用組織を装着するときには、まず、前記開
口部に植毛用組織を投入し、該植毛用組織から発する毛
髪を前記スリットに沿って案内することにより、該植毛
用組織を前記孔部内に導入する。
【0020】次に、前記毛髪を前記スリットから前記孔
部内に挿入し、該毛髪が前記植毛針内に配置されるよう
に、前記植毛針を前記穴部に挿入する。そして、前記孔
部に挿入された押入ロッドを前記穴部方向に前進させる
ことにより、前記孔部内に導入された前記植毛用組織が
前記植毛針内に押入され装着される。
【0021】従って、本発明の植毛用組織装着治具によ
れば、植毛針の形状に係わらず、前記植毛針に前記植毛
用組織を容易に装着することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、添付の図面を参照しながら
本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。図
1は本実施形態の植毛器具の一構成例を示す断面図であ
り、図2乃至図4は図1示の植毛器具の使用方法を示す
説明的断面図であり、図5は本実施形態の植毛器具の他
の構成例を示す断面図であり、図6及び図7は、図1示
の植毛器具に用いられる植毛用糸の形状を示す説明図で
あり、図8は図6示の植毛用糸の装着方法を示す説明
図、図9は図1示の植毛器具に取着される植毛針の他の
形状を示す説明図である。また、図10は本実施形態の
植毛用組織装着治具の平面図、図11は図10のXI−
XI線断面図であり、図12乃至図15は図10及び図
11示の植毛用組織装着治具の使用方法を示す説明的断
面図である。
【0023】まず、本発明の植毛器具の第1の実施形態
について説明する。
【0024】本実施形態の植毛器具は、図1(a)及び
図1(a)を90°回転させた断面を示す図1(b)に
示すように、植毛針1が針支持体2を介して中空の本体
3の中心軸に固定されている。植毛針1は、中空の針の
先端1aを尖鋭状としたものであって、針支持体2によ
り、本体3から突出して取着されている。尚、針支持体
2はピン2aにより本体3に固定されている。
【0025】植毛針1には、芯軸4が嵌挿されており、
芯軸4はその先端4aが所定長さだけ植毛針1の先端1
aから突出自在になっている。芯軸4の外周には、ロッ
ド5が本体3に内挿して設けられており、芯軸4はロッ
ド5の中心軸を長さ方向に貫通すると共にロッド5の後
端部5aに固着されて、ロッド5が芯軸4と同期して進
退するようになっている。
【0026】ロッド5の中程には、ロッド5を直径方向
に貫通し、長さ方向に延在する窓部6が設けられてい
る。前記針支持体2は窓部6を直径方向に横断して本体
3に固定されている。従って、植毛針1は芯軸4を内挿
すると共にロッド5に内挿されていて、芯軸4及びロッ
ド5が進退自在になるように、針支持体2を介して取着
されている。尚、窓部6はロッド5が針支持体2に接触
することなく進退できるような長さに設定されている。
【0027】本体3の後端部には、内周面が他の部分よ
り大径になっている大径部3aが設けられており、大径
部3aの内周側に配設されたスプリング7により、ロッ
ド5及びロッド5の後端部5aに固着された芯軸4が、
本体3の後端部側に付勢されている。尚、スプリング7
は大径部3aの内周面の先端側の段差とロッド5の後端
部5aに取着された係止部材8とに係止されている。
【0028】ロッド5の後端部5aには小径の操作手段
9が設けられている。操作手段9は本体3の後端部に嵌
着されたキャップ10を貫通すると共に、ロッド5が操
作手段9に縮径される部分の段差がキャップ10に係合
することによりロッド5が抜け止めされている。操作手
段9の後端部には押動キャップ11が嵌着されている。
【0029】ロッド5の先端部には、植毛針1を内挿し
た表皮抑え部12が設けられており、表皮抑え部12は
先端ほど縮径されたテーパー部13を備えている。尚、
植毛針1には、図1(b)示のように、周壁の一部を切
り欠いた切欠部14が設けられており、この切欠部14
に植毛用組織または疑似体毛を形成する植毛用糸を装着
するようになっている。
【0030】次に、本実施形態の植毛器具の作動を、植
毛用組織を植毛する場合について説明する。
【0031】本実施形態の植毛器具を使用するときに
は、まず、図2示のように植毛針1の切欠部14に植毛
用組織21を装着する。前記植毛用組織は、被植毛者自
身の後頭部等の毛髪が密生している部位の皮膚を幅1c
m、長さ3cm程度の紡錘形状に切り、毛根を含む表皮
を剥離して、これをメス等により1〜4本程度の毛根を
含む切欠部14に装着できる太さの肉片に切り分けるこ
とにより調製される。尚、皮膚は、前記のように表皮を
剥離したのち縫合されるが、このとき前記のように紡錘
形状に切っておくことにより縫合が容易になる。
【0032】次に、本体3を把持して、図2示のように
切欠部14に植毛用組織21が装着された植毛針1を表
皮22の植毛する位置に穿刺する。植毛用組織21は毛
根23を含んでおり、毛根23から発する毛髪24は切
欠部14から植毛針1の上方でその外部に導出されてい
る。
【0033】植毛針1の穿刺に当たって、本実施形態の
植毛器具では、表皮抑え部12が前記のように先端ほど
縮径されたテーパー部13を備えており先細になってい
るので、容易に穿刺位置を確認することができる。ま
た、表皮抑え部12は前記形状のものがロッド5の先端
に設けられており、図13示の植毛針91の外周にリン
グ状の表皮抑え部96を設ける構成となっていないの
で、医師や看護婦等の医療従事者にとって通常の注射器
と同様の感覚で使用することができ、取扱性に優れてい
る。
【0034】次に、植毛針1は、図3示のように、表皮
抑え部12が表皮22に当接するまで穿刺される。植毛
針1は、表皮抑え部12が表皮22に当接することによ
り、穿刺深さが規制され、植毛用組織21を皮膚組織2
5内で毛根23の活着に適切な深さに位置させることが
できる。
【0035】次に、図4示のように、表皮抑え部12が
表皮22に当接した状態で、押動キャップ11を押動
し、ロッド5を前進させると、ロッド5は表皮抑え部1
2が表皮22に当接していて移動できないため、本体3
及び針支持体2を介して本体3に固定されている植毛針
1が相対的に後退する。このとき、植毛用組織21は、
ロッド5と同期するようになっている芯軸4により押圧
されることになり、前記のように後退する植毛針1から
押し出され、皮膚組織25内に残置される。
【0036】そして、ロッド5を皮膚組織25から抜去
することにより、植毛が完了する。植毛完了後、押動キ
ャップ11を放すと、スプリング7の作用により、芯軸
4及びロッド5が本体3の後端部側に移動し、次の植毛
のために植毛用組織21の装着を準備する状態になる。
【0037】次に、本発明の植毛器具の第2の実施形態
について説明する。
【0038】本実施形態の植毛器具は、図5(a)及び
図5(a)を90°回転させた断面を示す図5(b)に
示すように、植毛針31が針支持体32を介して中空の
本体33の中心軸に固定されている。植毛針31は、中
空の針の先端31aを尖鋭状としたものであって、針支
持体32により、本体33から突出して取着されてい
る。
【0039】針支持体32は薄板状で、後端部の両側に
突出部32aを備えている。また、針支持体32は、後
端部側から先端部方向に切り込まれた切込み部32bを
備え、平面視略コ字状に形成されている。一方、本体3
3は、その後端部に、内周面が他の部分より大径になっ
ている大径部33aが設けられており、大径部33aの
内周面に設けられた嵌合溝部33bに前記突出部32a
を嵌合させることにより、針支持体32を本体33に固
定するようになっている。
【0040】植毛針31には、芯軸34が嵌挿されてお
り、芯軸34はその先端34aが所定長さだけ植毛針3
1の先端31aから突出自在になっている。芯軸34の
外周には、中空円筒状のロッド35が本体33に内挿し
て設けられており、芯軸34はロッド35の中心軸を長
さ方向に貫通すると共にロッド35の後端に嵌着された
固定部材35aに固着されて、ロッド35が芯軸34と
同期して進退するようになっている。
【0041】また、ロッド35の中程には、中空円筒状
のロッド35を直径方向に貫通し、長さ方向に延在する
窓部36が設けられている。前記針支持体32は窓部3
6を直径方向に横断して本体33に固定されている。従
って、植毛針31は芯軸34を内挿すると共にロッド3
5に内挿されていて、芯軸34及びロッド35が進退自
在になるように、針支持体32を介して取着されてい
る。尚、窓部36はロッド35が針支持体32に接触す
ることなく進退できるような長さに設定されている。
【0042】ロッド35内には、芯軸34の外周面に沿
ってスプリング37が配設されている。スプリング37
は、針支持体32の切込み部32b及びロッド35の後
端に嵌着された固定部材35aに係止されて、ロッド3
5及び固定部材35aに固着された芯軸34が、本体3
3の後端部側に付勢されている。
【0043】本体33の後端部側には、その内径より小
径の孔部38が設けられている。一方、ロッド35の後
端側には孔部38を貫通する小径の操作手段39が設け
られており、ロッド35は操作手段39に縮径される部
分の段差により孔部38の外縁に係合されて抜け止めさ
れている。操作手段39の後端部には押動キャップ40
が嵌着されている。
【0044】ロッド35の先端部には、植毛針31に外
挿されて表皮抑え部41が嵌着されており、表皮抑え部
41は先端ほど縮径されたテーパー部42を備えてい
る。尚、植毛針31には、図5(b)示のように、周壁
の一部を切り欠いた切欠部43が設けられており、この
切欠部43に植毛用組織を装着するようになっている。
本実施形態の植毛器具は、図1示の植毛器具と同様に作
用して、植毛を行うことができる。
【0045】前記各実施形態では、植毛用組織21の植
毛を行う場合について説明しているが、前記植毛用組織
21に代えて図6示の植毛用糸21aを用いるようにし
てもよい。植毛用糸21aは、他の部分より大径の節部
26と、節部26の両側で皮膚組織25から露出する疑
似体毛部27,27とからなる。植毛用糸21aは、ナ
イロン、ポリエステル等の合成樹脂製植毛用糸、コラー
ゲン処理糸等の天然繊維からなる植毛用糸または人毛、
馬尾毛等により形成することができる。植毛用糸21a
の直径は、通常の人毛が0.05〜0.12mmである
ことから、植毛後に目立たない様に0.07mm前後と
することが好ましい。
【0046】図6示の植毛用糸21aでは、節部26
は、植毛用糸21aの略中央部に結び目を1個設けるこ
とにより形成されているが、図7(a)示のように、複
数の結び目を近接して設けた節部26aとしてもよい。
節部26aは図7(a)に2個の結び目が近接して設け
られた例を示したが、さらに多数の結び目を近接重複し
て設けるようにしてもよい。また、植毛用糸21が前記
合成樹脂からなるときには、図7(b)示のように、同
種の樹脂を融着することにより、節部26bを形成して
もよい。
【0047】また、植毛用糸21aは、図7(c)示の
ように、複数の糸28a,28b,28cが束ねられ
て、その略中央部に該植毛用糸21aの他の部分より大
径の節部26cを形成すると共に、節部26cの両側に
疑似体毛部27a,27aを形成するようにしてもよ
い。
【0048】植毛用糸21aは、図8示のように、その
節部26を植毛針1の切欠部14に装着し、疑似体毛部
27,27を切欠部14から植毛針1の上方でその外部
に導出するようにすることにより、植毛用組織21と同
様にして植毛することができる。
【0049】また、前記各実施形態では、植毛針1(3
1)に切欠部14(43)を設け、図2乃至図4または
図8示のようにこの切欠部14(43)に植毛用組織2
1または植毛用糸21aを装着するようになっている
が、植毛針1(31)はその中空部に植毛用組織21ま
たは植毛用糸21aを装着できる構成であれば、どのよ
うな構成であってもよい。
【0050】例えば、図9示の植毛針51は、中空の針
の先端52を尖鋭状としただけで、通常の注射針の針先
部と同様の構成となっている。植毛針51では、植毛用
組織21は、図9示のように、毛髪24を後端側にして
装着される。
【0051】次に、本発明の植毛用組織装着治具の実施
形態について説明する。
【0052】本実施形態の植毛用組織装着治具は、図1
0及び図11示のように、略直方体形状であり、一方の
端部に植毛器具の植毛針を挿入する穴部71が設けられ
ており、他方の端部からは穴部71に貫通する孔部72
が設けられている。孔部72は、穴部71と同軸に設け
られており、その内径は穴部71に挿入される植毛針の
内径より小径になるように設定されている。
【0053】孔部72の途中には、植毛用組織を孔部7
2に導入するために植毛用組織装着治具の上面に開口す
る開口部73が設けられており、孔部72及び穴部71
は植毛用組織装着治具の上面に連通するスリットを備え
ている。前記スリットは穴部71に設けられたスリット
71aと、孔部72に設けられたスリット72aとから
なり、スリット72aは開口部73から穴部71方向に
設けられると共にスリット71aに連設されている。
【0054】さらに、孔部72は、開口部73から導入
された植毛用組織を穴部71方向に押入する押入ロッド
74を備えている。押入ロッド74は孔部72に進退自
在に挿入されていると共に、押入ロッド74の外周側に
配設されたスプリング75により、穴部71から離反す
る方向に付勢されている。尚、スプリング75は、押入
ロッド74の後端部に備えられた押しボタン76と植毛
用組織装着治具の孔部72の外縁とに係止されている。
【0055】穴部71の途中には、穴部71に交叉して
植毛用組織装着治具を横断する横断溝77が設けられて
いる。また、穴部71の開口端部には、図1示の植毛器
具の表皮抑え部12の先端が装着されるテーパー部78
が設けられており、植毛針1が穴部71に挿入される長
さがテーパー部78に規制されて、その先端部1aが穴
部71と孔部72との境界に達しないようにされてい
る。
【0056】また、前記開口部73は、孔部72の穴部
71に連通する側が開口している側壁73aに、開口部
73に投入された植毛用組織を孔部72に案内するテー
パー状のスロープ79が形成されている。また、孔部7
2の側壁73aに開口する部分の上面は、スロープ79
の上方に迫り出して庇状部80を形成している。
【0057】次に、図1示の植毛器具に図9示の植毛針
51を取着したときに、本実施形態の植毛用組織装着治
具を用いて、植毛針51に植毛用組織を装着する方法に
ついて説明する。
【0058】まず、図12に仮想線示するようにピンセ
ット81で毛髪24を把持して、植毛用組織21を開口
部73内に垂下する。そして、図12示のように、ピン
セット81で把持した毛髪24を孔部72に設けられた
スリット72aから穴部71に設けられたスリット71
aに案内し、植毛用組織21をスロープ79に沿わせて
孔部72内に導入する。このとき、植毛用組織21はス
ロープ79に沿って上昇すると、毛髪24の生え際部2
6が庇状部80に当接して上方への逃げが防止されるの
で、円滑に孔部72内に導入される。
【0059】植毛用組織21の全体が孔部72内に導入
されたならば、次に図13示のように、ピンセット81
を横断溝77に入れて、ピンセット81に把持されてい
る毛髪24の先端部24aを穴部71内に導入する。そ
して、植毛用組織21は孔部72内に、毛髪24は孔部
72内から穴部71内にかけて配置されるようにして、
ピンセット81を放す。
【0060】次に、片手で図1示の植毛器具を保持し
て、図14示のように、植毛針51を穴部71に挿入
し、穴部71内に配置された毛髪24の先端部24aを
植毛針51内に収容すると共に、表皮抑え部12をテー
パー部78に当接させる。このとき、穴部71の最奥部
には穴部71より小径の孔部72との境界に段差が形成
されているが、植毛針51は穴部71に挿入される長さ
がテーパー部78に規制され、その先端部52が穴部7
1と孔部72との境界に達しないようにされているの
で、尖鋭に形成された先端部52が前記段差により損傷
する虞れがない。
【0061】次に、片手で前記植毛器具を保持したま
ま、もう一方の手で押しボタン76を押し込むことによ
り、図15示のように、押入ロッド74を穴部71方向
に移動させる。このようにすることにより、孔部72内
に配置されている植毛用組織21は押入ロッド74によ
り、穴部71に挿入されている植毛針51内に押入され
る。このとき、孔部72は前記のように穴部71と同
軸、且つ穴部71より小径に形成されているので、植毛
用組織21は植毛針51の先端部52に接触することな
く円滑に植毛針51内に導入される。また、押入ロッド
74と先端部52との接触も避けられるので、尖鋭に形
成された先端部52が押入ロッド74との接触により損
傷する虞れがない。
【0062】前記操作の後、押しボタン76を放すと、
押入ロッド74はスプリング75により付勢されている
ので、穴部71から離反する方向に移動して図11示の
位置に復帰し、植毛針51に対する植毛用組織21の装
着が完了する。植毛針51は、図1示または図5示の植
毛針1または31のような切欠部14または43が設け
られていないが、本実施形態の植毛用組織装着治具によ
り、容易に植毛用組織21を装着することができる。
【0063】尚、本実施形態の植毛用組織装着治具によ
れば、図1示または図5示の植毛針1または31等、他
の構成の植毛針に対しても、前記と同一の操作により容
易に植毛用組織21を装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の植毛器具の一構成例を示す断面
図。
【図2】図1示の植毛器具の使用方法を示す説明的断面
図。
【図3】図1示の植毛器具の使用方法を示す説明的断面
図。
【図4】図1示の植毛器具の使用方法を示す説明的断面
図。
【図5】本実施形態の植毛器具の他の構成例を示す断面
図。
【図6】図1示の植毛器具に用いられる植毛用糸の形状
を示す説明図。
【図7】図1示の植毛器具に用いられる植毛用糸の形状
を示す説明図。
【図8】図6示の植毛用糸の装着方法を示す説明図。
【図9】図1示の植毛器具に取着される植毛針の形状を
示す平面図。
【図10】本実施形態の植毛用組織装着治具の平面図。
【図11】図10のXI−XI線断面図。
【図12】図10及び図11示の植毛用組織装着治具の
使用方法を示す説明的断面図。
【図13】図10及び図11示の植毛用組織装着治具の
使用方法を示す説明的断面図。
【図14】図10及び図11示の植毛用組織装着治具の
使用方法を示す説明的断面図。
【図15】図10及び図11示の植毛用組織装着治具の
使用方法を示す説明的断面図。
【図16】従来の植毛器具の構成を示す断面図。
【符号の説明】
1…植毛針、 1a…針の先端、 3…本体、 4…芯
軸、 5…ロッド、7…スプリング、 9…操作手段、
12…表皮抑え部、 14…装着部、21…植毛用組
織、 21a…植毛用糸、 71…穴部、71a…スリ
ット、 72…孔部、 72a…スリット、 73…開
口部、74…押入ロッド。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空の針の先端を尖鋭状とした植毛針を中
    空の本体に該本体から突出させて取着し、該植毛針に嵌
    挿して先端が所定長さだけ植毛針の先端から突出自在と
    した芯軸を設けると共に、該芯軸を本体の後端部側に付
    勢するスプリングを設け、該芯軸の他端に操作手段を設
    けた植毛器具において、 該芯軸に外挿され芯軸と同期して進退するロッドを該本
    体に内挿して設け、該ロッドの先端部に表皮抑え部を設
    けると共に、該ロッドの該本体に内挿される部分に該ロ
    ッドを直径方向に貫通し且つその長さ方向に延在する窓
    部を設け、該窓部を横断して該本体に固着される針支持
    部材を設け、該植毛針は芯軸を内挿し且つロッドに内挿
    されて芯軸及びロッドを進退自在として該針支持部材を
    介して取着されていることを特徴とする植毛器具。
  2. 【請求項2】前記植毛針は、その先端部に植毛用組織ま
    たは疑似体毛を形成する植毛用糸を装着する装着部を備
    えることを特徴とする請求項1記載の植毛器具。
  3. 【請求項3】中空の針の先端を尖鋭状とした植毛針を中
    空の本体に該本体から突出させて取着し、該植毛針に嵌
    挿して先端が所定長さだけ植毛針の先端から突出自在と
    した芯軸を設けると共に、該芯軸を本体の後端部側に付
    勢するスプリングを設け、該芯軸の他端に操作手段を設
    けた植毛器具に植毛用組織を装着する治具であって、 一方の端部に該植毛針を挿入する穴部を設け、他方の端
    部から該穴部に貫通すると共に該穴部と同軸の孔部を設
    け、該孔部の途中に植毛用組織を該孔部に導入する開口
    部を設け、該孔部及び穴部は該開口部から該穴部方向に
    該植毛用組織から発する毛髪を案内するスリットを備え
    ると共に、該孔部に進退自在に挿入されて該開口部から
    導入された植毛用組織を該穴部に挿入された植毛針に押
    入して装着する押入ロッドを設けたことを特徴とする植
    毛用組織装着治具。
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