JP2000139929A - 植毛方法及びその植毛装置 - Google Patents
植毛方法及びその植毛装置Info
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/34—Trocars; Puncturing needles
- A61B17/3468—Trocars; Puncturing needles for implanting or removing devices, e.g. prostheses, implants, seeds, wires
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- A—HUMAN NECESSITIES
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- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
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- A61B2017/00743—Type of operation; Specification of treatment sites
- A61B2017/00747—Dermatology
- A61B2017/00752—Hair removal or transplantation
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 少ない出血で毛髪の毛根をつぶさずにかつ短
時間で毛根を均一に移植して、その毛髪を正常な形状で
育成する。 【解決手段】 尖鋭な先端を有するメス11と、このメ
スに隣接するガイドパイプ12と、このガイドパイプ内
を通る先端に毛根引込み部13aを有する挿入針13と
がボディ本体10から突出可能にボディ本体内に設けら
れる。毛根引込み部13aにより毛髪31の毛根31a
を引っ掛けて挿入針13をガイドパイプ内に挿入する。
メス11をボディ本体10内から所定の長さだけ突出し
て皮下組織46に進入させ、このメス11の切開いた切
口から挿入針13を内蔵した状態でガイドパイプ12を
皮下組織46に進入させる。挿入針13を皮下組織46
に残して毛根31aを毛根引込み部13aにより留めお
いた状態でメスとガイドパイプをボディ本体内に復帰さ
せた後、挿入針を復帰させる。
時間で毛根を均一に移植して、その毛髪を正常な形状で
育成する。 【解決手段】 尖鋭な先端を有するメス11と、このメ
スに隣接するガイドパイプ12と、このガイドパイプ内
を通る先端に毛根引込み部13aを有する挿入針13と
がボディ本体10から突出可能にボディ本体内に設けら
れる。毛根引込み部13aにより毛髪31の毛根31a
を引っ掛けて挿入針13をガイドパイプ内に挿入する。
メス11をボディ本体10内から所定の長さだけ突出し
て皮下組織46に進入させ、このメス11の切開いた切
口から挿入針13を内蔵した状態でガイドパイプ12を
皮下組織46に進入させる。挿入針13を皮下組織46
に残して毛根31aを毛根引込み部13aにより留めお
いた状態でメスとガイドパイプをボディ本体内に復帰さ
せた後、挿入針を復帰させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、毛根の付いた毛髪
を一本ずつ身体の必要な部分に植毛するための植毛装置
に関するものである。
を一本ずつ身体の必要な部分に植毛するための植毛装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】毛髪や眉毛等が年齢とともに薄くなった
り、負傷等で失われた場合に、後頭部等の毛髪が密生し
ている部分をメスを用いて切取り、この部分から毛根を
採取して、この毛根を毛髪等の薄くなった皮膚に植込む
植毛法が知られている。この植毛法の一つとして生え際
の感じをより自然にする単一植毛法がある。更にこの単
一植毛法には、後頭部等の皮膚から毛根を含む多数本の
毛髪が密生している部分を切取り、毛髪を1本ずつ並べ
ておき、注射針、メス等で植毛する部分の表皮に穴を穿
設した後、並べておいた毛髪の毛根を1つずつピンセッ
トで挟んで表皮に穿設された穴に押込む方法がある。し
かし、この方法では毛根をピンセットで挟むと毛根が損
傷して毛髪の生存率が低くなりやすく、また注射針、メ
ス等で表皮に穴を穿設すると出血により穴の位置が分り
にくくなる問題点があった。
り、負傷等で失われた場合に、後頭部等の毛髪が密生し
ている部分をメスを用いて切取り、この部分から毛根を
採取して、この毛根を毛髪等の薄くなった皮膚に植込む
植毛法が知られている。この植毛法の一つとして生え際
の感じをより自然にする単一植毛法がある。更にこの単
一植毛法には、後頭部等の皮膚から毛根を含む多数本の
毛髪が密生している部分を切取り、毛髪を1本ずつ並べ
ておき、注射針、メス等で植毛する部分の表皮に穴を穿
設した後、並べておいた毛髪の毛根を1つずつピンセッ
トで挟んで表皮に穿設された穴に押込む方法がある。し
かし、この方法では毛根をピンセットで挟むと毛根が損
傷して毛髪の生存率が低くなりやすく、また注射針、メ
ス等で表皮に穴を穿設すると出血により穴の位置が分り
にくくなる問題点があった。
【0003】従来、特開平4−152944号公報にこ
の点を解決するための植毛器が開示されている。図16
に示すようにこの植毛器ではボディ本体1の先端部に先
端が尖鋭な中空な植毛針2がネジ3により取付けられ、
この植毛針2の先端部にはスリット2aが設けられる。
ボディ本体1内には植毛針を貫通して所定の長さ突出す
る芯軸4が出没可能に挿入される。芯軸4はスプリング
5の弾性力で植毛針2内に格納され、ボディ本体1の上
端には芯軸4の操作部6が設けられる。この植毛器を用
いて植毛するときには、図17(a)に示すようにスリ
ット2aに合せて毛髪7の毛根7aを植毛針2の内部に
挿入した後、植毛針2を表皮8の植毛する位置に突き刺
す。次いで図17(b)に示すように芯軸4の操作部6
(図16)を押しながらボディ本体1(図16)を引上
げると毛根6aは芯軸4により植毛針2で形成された穴
8内に押込まれる。次に図17(c)に示すように植毛
針2を表皮8から離脱すると、毛根7aの付いた毛髪7
は皮下組織に移植される。
の点を解決するための植毛器が開示されている。図16
に示すようにこの植毛器ではボディ本体1の先端部に先
端が尖鋭な中空な植毛針2がネジ3により取付けられ、
この植毛針2の先端部にはスリット2aが設けられる。
ボディ本体1内には植毛針を貫通して所定の長さ突出す
る芯軸4が出没可能に挿入される。芯軸4はスプリング
5の弾性力で植毛針2内に格納され、ボディ本体1の上
端には芯軸4の操作部6が設けられる。この植毛器を用
いて植毛するときには、図17(a)に示すようにスリ
ット2aに合せて毛髪7の毛根7aを植毛針2の内部に
挿入した後、植毛針2を表皮8の植毛する位置に突き刺
す。次いで図17(b)に示すように芯軸4の操作部6
(図16)を押しながらボディ本体1(図16)を引上
げると毛根6aは芯軸4により植毛針2で形成された穴
8内に押込まれる。次に図17(c)に示すように植毛
針2を表皮8から離脱すると、毛根7aの付いた毛髪7
は皮下組織に移植される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の植
毛器では、中空な植毛針2を表皮8に突き刺すときに表
皮の一部を切除するため出血しやすく、出血した場合に
は次の植毛位置が分りにくくなる不具合がある。また芯
軸4で毛根7aを押込むため、毛根が植毛針2内で目詰
りを起したり、毛根がつぶれて変形したりする。変形し
た毛根からは植毛後に縮れた毛髪が生えるなどして、正
常な形状をした毛髪が育成しない欠点があった。
毛器では、中空な植毛針2を表皮8に突き刺すときに表
皮の一部を切除するため出血しやすく、出血した場合に
は次の植毛位置が分りにくくなる不具合がある。また芯
軸4で毛根7aを押込むため、毛根が植毛針2内で目詰
りを起したり、毛根がつぶれて変形したりする。変形し
た毛根からは植毛後に縮れた毛髪が生えるなどして、正
常な形状をした毛髪が育成しない欠点があった。
【0005】本発明の目的は、熟練した技能を要するこ
となく均一に毛髪を植毛し得る植毛装置を提供すること
にある。本発明の別の目的は、毛根をつぶさずに移植し
て正常な形状をした毛髪を育成し得る植毛装置を提供す
ることにある。本発明の別の目的は、出血が少なく、皮
下組織の損傷が少ない植毛装置を提供することにある。
本発明の更に別の目的は、植毛時間を大幅に短縮し得る
植毛装置を提供することにある。
となく均一に毛髪を植毛し得る植毛装置を提供すること
にある。本発明の別の目的は、毛根をつぶさずに移植し
て正常な形状をした毛髪を育成し得る植毛装置を提供す
ることにある。本発明の別の目的は、出血が少なく、皮
下組織の損傷が少ない植毛装置を提供することにある。
本発明の更に別の目的は、植毛時間を大幅に短縮し得る
植毛装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1及び図2に示すように、挿入針13により毛髪31
の毛根31aを引っ掛けた状態で毛根31a及び少なく
とも挿入針13の先端をメス11に隣接するガイドパイ
プ12内に挿入する工程と、メス11にて表皮45を切
開く工程と、この切開かれた切口からガイドパイプ12
を挿入針13及び毛根31aとともに皮下組織46内に
挿入する工程と、挿入針13及び毛根31aを皮下組織
46内に残した状態でメス11及びガイドパイプ12を
引抜く工程と、毛根31aを皮下組織46内に残した状
態で挿入針13を引抜く工程とを含む植毛方法である。
この請求項1に記載された植毛方法では、少ない出血で
毛髪31の毛根31aをつぶさずに毛根31aを皮下組
織46に移植することができるので、その毛髪31を正
常な形状で育成することができる。
図1及び図2に示すように、挿入針13により毛髪31
の毛根31aを引っ掛けた状態で毛根31a及び少なく
とも挿入針13の先端をメス11に隣接するガイドパイ
プ12内に挿入する工程と、メス11にて表皮45を切
開く工程と、この切開かれた切口からガイドパイプ12
を挿入針13及び毛根31aとともに皮下組織46内に
挿入する工程と、挿入針13及び毛根31aを皮下組織
46内に残した状態でメス11及びガイドパイプ12を
引抜く工程と、毛根31aを皮下組織46内に残した状
態で挿入針13を引抜く工程とを含む植毛方法である。
この請求項1に記載された植毛方法では、少ない出血で
毛髪31の毛根31aをつぶさずに毛根31aを皮下組
織46に移植することができるので、その毛髪31を正
常な形状で育成することができる。
【0007】請求項2に係る発明は、図10〜図12に
示すように、挿入針53により毛髪31の毛根31aを
引っ掛けた状態で毛根31a及び少なくとも挿入針53
の先端をメス51に隣接するガイドパイプ52内に挿入
する工程と、メス51にて表皮45を切開く工程と、メ
ス51を引抜くと同時に上記切開かれた切口からガイド
パイプ52を挿入針53及び毛根31aとともに皮下組
織46内に挿入する工程と、挿入針53及び毛根31a
を皮下組織46内に残した状態でガイドパイプ52を引
抜く工程と、毛根31aを皮下組織46内に残した状態
で挿入針53を引抜く工程とを含む植毛方法である。こ
の請求項2に記載された植毛方法では、メス51を引抜
くと同時に、このメス51にて切開かれた切口からガイ
ドパイプ52を挿入針53及び毛根31aとともに皮下
組織46内に挿入するので、切口を必要最小限の大きさ
に抑えることができる。この結果、請求項1に記載され
た植毛方法より少ない出血で毛髪31の毛根31aをつ
ぶさずに毛根31aを皮下組織46に移植することがで
きる。
示すように、挿入針53により毛髪31の毛根31aを
引っ掛けた状態で毛根31a及び少なくとも挿入針53
の先端をメス51に隣接するガイドパイプ52内に挿入
する工程と、メス51にて表皮45を切開く工程と、メ
ス51を引抜くと同時に上記切開かれた切口からガイド
パイプ52を挿入針53及び毛根31aとともに皮下組
織46内に挿入する工程と、挿入針53及び毛根31a
を皮下組織46内に残した状態でガイドパイプ52を引
抜く工程と、毛根31aを皮下組織46内に残した状態
で挿入針53を引抜く工程とを含む植毛方法である。こ
の請求項2に記載された植毛方法では、メス51を引抜
くと同時に、このメス51にて切開かれた切口からガイ
ドパイプ52を挿入針53及び毛根31aとともに皮下
組織46内に挿入するので、切口を必要最小限の大きさ
に抑えることができる。この結果、請求項1に記載され
た植毛方法より少ない出血で毛髪31の毛根31aをつ
ぶさずに毛根31aを皮下組織46に移植することがで
きる。
【0008】請求項3に係る発明は、メスにて表皮を切
開く工程と、メスを皮下組織内に残した状態で又メスを
引抜くと同時に上記切開かれた切口からメスに隣接する
ガイドパイプを皮下組織内に挿入する工程と、挿入針に
より毛髪の毛根を引っ掛けた状態で毛根及び少なくとも
挿入針の先端をガイドパイプ内に挿入する工程と、挿入
針及び毛根を皮下組織内に残した状態でメス及びガイド
パイプ又はガイドパイプを引抜く工程と、毛根を皮下組
織内に残した状態で挿入針を引抜く工程とを含む植毛方
法である。この請求項3に係る植毛方法では、上記請求
項1又は2に記載された植毛方法と同様に、毛髪の毛根
をつぶさずに毛根を皮下組織に移植することができる。
開く工程と、メスを皮下組織内に残した状態で又メスを
引抜くと同時に上記切開かれた切口からメスに隣接する
ガイドパイプを皮下組織内に挿入する工程と、挿入針に
より毛髪の毛根を引っ掛けた状態で毛根及び少なくとも
挿入針の先端をガイドパイプ内に挿入する工程と、挿入
針及び毛根を皮下組織内に残した状態でメス及びガイド
パイプ又はガイドパイプを引抜く工程と、毛根を皮下組
織内に残した状態で挿入針を引抜く工程とを含む植毛方
法である。この請求項3に係る植毛方法では、上記請求
項1又は2に記載された植毛方法と同様に、毛髪の毛根
をつぶさずに毛根を皮下組織に移植することができる。
【0009】請求項4に係る発明は、図1及び図2に示
すように、ボディ本体10内の第1位置にこのボディ本
体から突出可能に設けられた尖鋭な先端を有するメス1
1と、ボディ本体10内の第2位置にメス11に隣接し
てこのボディ本体から突出可能に設けられたガイドパイ
プ12と、ボディ本体10内の第3位置に少なくとも先
端がガイドパイプ12内を通過可能にかつこのガイドパ
イプとともにボディ本体10内から突出可能に設けられ
先端に毛根引込み部13aを有する挿入針13とを備え
た植毛装置である。この請求項4に記載された植毛装置
では、先ず第3位置の挿入針13を毛根引込み部13a
により毛髪31の毛根31aを引っ掛けてガイドパイプ
12内に挿入し、第1位置のメス11を皮下組織46の
第4位置に進入させる。次にメス11の切開いた表皮4
5の切口から第2位置のガイドパイプ12を皮下組織4
6の第5位置に進入させると同時に、ガイドパイプ内の
挿入針13をガイドパイプ内に入れた状態で皮下組織4
6の第6位置に進入させる。更に挿入針13を第6位置
に残して毛根31aを毛根引込み部13aにより皮下組
織46に留めおいた状態で、第4位置のメス11と第5
位置のガイドパイプ12を第1位置及び第2位置にそれ
ぞれ復帰させた後、第6位置の挿入針13を第3位置に
復帰させる。
すように、ボディ本体10内の第1位置にこのボディ本
体から突出可能に設けられた尖鋭な先端を有するメス1
1と、ボディ本体10内の第2位置にメス11に隣接し
てこのボディ本体から突出可能に設けられたガイドパイ
プ12と、ボディ本体10内の第3位置に少なくとも先
端がガイドパイプ12内を通過可能にかつこのガイドパ
イプとともにボディ本体10内から突出可能に設けられ
先端に毛根引込み部13aを有する挿入針13とを備え
た植毛装置である。この請求項4に記載された植毛装置
では、先ず第3位置の挿入針13を毛根引込み部13a
により毛髪31の毛根31aを引っ掛けてガイドパイプ
12内に挿入し、第1位置のメス11を皮下組織46の
第4位置に進入させる。次にメス11の切開いた表皮4
5の切口から第2位置のガイドパイプ12を皮下組織4
6の第5位置に進入させると同時に、ガイドパイプ内の
挿入針13をガイドパイプ内に入れた状態で皮下組織4
6の第6位置に進入させる。更に挿入針13を第6位置
に残して毛根31aを毛根引込み部13aにより皮下組
織46に留めおいた状態で、第4位置のメス11と第5
位置のガイドパイプ12を第1位置及び第2位置にそれ
ぞれ復帰させた後、第6位置の挿入針13を第3位置に
復帰させる。
【0010】請求項5に係る発明は、請求項4に係る発
明であって、更に図1及び図2に示すように、メス11
をボディ本体10内から所定の長さだけ突出した第4位
置と第1位置との間でメス11を往復移動させるメス用
アクチュエータ16と、ガイドパイプ12をボディ本体
10内から上記所定の長さだけ突出した第5位置と第2
位置との間でガイドパイプ12を往復移動させるガイド
パイプ用アクチュエータ17と、挿入針13をボディ本
体10内から上記所定の長さだけ突出した第6位置と第
3位置との間で挿入針13を往復移動させる挿入針用ア
クチュエータ18と、メス用アクチュエータ16,ガイ
ドパイプ用アクチュエータ17及び挿入針用アクチュエ
ータ18を制御するコントローラ25とを備えた植毛装
置である。この請求項5に記載された植毛装置では、コ
ントローラ25は先ず挿入針用アクチュエータを制御す
ることにより、第3位置の挿入針13を毛根引込み部1
3aにて毛髪31の毛根31aを引っ掛けてガイドパイ
プ12内に挿入する。次いでメス用アクチュエータを制
御することにより、第1位置のメス11を皮下組織46
の第4位置に進入させ、ガイドパイプ用アクチュエータ
を制御することにより、メス11の切開いた表皮45の
切口から第2位置のガイドパイプ12を皮下組織46の
第5位置に進入させると同時に、挿入針用アクチュエー
タを制御することにより、ガイドパイプ内の挿入針13
をガイドパイプ内に入れた状態で皮下組織46の第6位
置に進入させる。次にメス用アクチュエータ及びガイド
パイプ用アクチュエータをそれぞれ制御することによ
り、挿入針13を第6位置に残して毛根31aを毛根引
込み部13aにて皮下組織46に留めおいた状態で、第
4位置のメス11と第5位置のガイドパイプ12を第1
位置及び第2位置にそれぞれ復帰させる。更に挿入針用
アクチュエータを制御することにより、第6位置の挿入
針13を第3位置に復帰させる。
明であって、更に図1及び図2に示すように、メス11
をボディ本体10内から所定の長さだけ突出した第4位
置と第1位置との間でメス11を往復移動させるメス用
アクチュエータ16と、ガイドパイプ12をボディ本体
10内から上記所定の長さだけ突出した第5位置と第2
位置との間でガイドパイプ12を往復移動させるガイド
パイプ用アクチュエータ17と、挿入針13をボディ本
体10内から上記所定の長さだけ突出した第6位置と第
3位置との間で挿入針13を往復移動させる挿入針用ア
クチュエータ18と、メス用アクチュエータ16,ガイ
ドパイプ用アクチュエータ17及び挿入針用アクチュエ
ータ18を制御するコントローラ25とを備えた植毛装
置である。この請求項5に記載された植毛装置では、コ
ントローラ25は先ず挿入針用アクチュエータを制御す
ることにより、第3位置の挿入針13を毛根引込み部1
3aにて毛髪31の毛根31aを引っ掛けてガイドパイ
プ12内に挿入する。次いでメス用アクチュエータを制
御することにより、第1位置のメス11を皮下組織46
の第4位置に進入させ、ガイドパイプ用アクチュエータ
を制御することにより、メス11の切開いた表皮45の
切口から第2位置のガイドパイプ12を皮下組織46の
第5位置に進入させると同時に、挿入針用アクチュエー
タを制御することにより、ガイドパイプ内の挿入針13
をガイドパイプ内に入れた状態で皮下組織46の第6位
置に進入させる。次にメス用アクチュエータ及びガイド
パイプ用アクチュエータをそれぞれ制御することによ
り、挿入針13を第6位置に残して毛根31aを毛根引
込み部13aにて皮下組織46に留めおいた状態で、第
4位置のメス11と第5位置のガイドパイプ12を第1
位置及び第2位置にそれぞれ復帰させる。更に挿入針用
アクチュエータを制御することにより、第6位置の挿入
針13を第3位置に復帰させる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明の第1の実施の形態を
図面に基づいて説明する。図1及び図2(a)に示すよ
うに、ボディ本体10は基端に取手部10aが、先端に
開口部10bがそれぞれ設けられる。ボディ本体10内
の第1位置にはメス11が、ボディ本体10内の第2位
置にはガイドパイプ12が、またボディ本体10内の第
3位置には挿入針13が、それぞれ開口部10bから突
出可能に設けられる。ガイドパイプ12はメス11に隣
接してメスと同一方向に移動し、挿入針13はガイドパ
イプ12内を通って移動するようになっている。図2
(a)にはメス11が第1位置に、ガイドパイプ12が
第2位置に、更に挿入針13が第3位置にあることが示
される。図7に示すようにメス11は幅及び厚さが例え
ば約2.5mm及び約0.5mmの細長い扁平な板状で
あって尖鋭なV字状の先端を有する。また図8に示すよ
うにガイドパイプ12は外径及び肉厚が例えば約1.3
mm及び約0.15mmの円筒状であって斜めに切断さ
れた先端を有する。更に図6の破線及び図9に示すよう
に挿入針13は太さが例えば約1.0mmであってその
先端に斜め上方に折れ曲がった毛根引込み部13aを有
する。毛根引込み部13aと挿入針の針本体13bとは
鈍角をなす。
図面に基づいて説明する。図1及び図2(a)に示すよ
うに、ボディ本体10は基端に取手部10aが、先端に
開口部10bがそれぞれ設けられる。ボディ本体10内
の第1位置にはメス11が、ボディ本体10内の第2位
置にはガイドパイプ12が、またボディ本体10内の第
3位置には挿入針13が、それぞれ開口部10bから突
出可能に設けられる。ガイドパイプ12はメス11に隣
接してメスと同一方向に移動し、挿入針13はガイドパ
イプ12内を通って移動するようになっている。図2
(a)にはメス11が第1位置に、ガイドパイプ12が
第2位置に、更に挿入針13が第3位置にあることが示
される。図7に示すようにメス11は幅及び厚さが例え
ば約2.5mm及び約0.5mmの細長い扁平な板状で
あって尖鋭なV字状の先端を有する。また図8に示すよ
うにガイドパイプ12は外径及び肉厚が例えば約1.3
mm及び約0.15mmの円筒状であって斜めに切断さ
れた先端を有する。更に図6の破線及び図9に示すよう
に挿入針13は太さが例えば約1.0mmであってその
先端に斜め上方に折れ曲がった毛根引込み部13aを有
する。毛根引込み部13aと挿入針の針本体13bとは
鈍角をなす。
【0012】図1に戻って、ボディ本体10内にはメス
11を往復移動するためのメス用アクチュエータ16
と、ガイドパイプ12を往復移動するためのガイドパイ
プ用アクチュエータ17と、挿入針13を往復移動する
ための挿入針用アクチュエータ18とがそれぞれ設けら
れる。この実施の形態ではアクチュエータ16〜18は
エアシリンダである。これらのアクチュエータはエアシ
リンダ以外のステッピングモータ、電磁ソレノイドなど
で構成してもよい。エアシリンダ16のピストンロッド
16aは中間ロッド21を介してメス11の基端に連結
される。エアシリンダ17のピストンロッド17aは中
間ロッド22を介してガイドパイプ12の基端に連結さ
れる。更にエアシリンダ18のピストンロッド18aは
挿入針13の基端に連結される。
11を往復移動するためのメス用アクチュエータ16
と、ガイドパイプ12を往復移動するためのガイドパイ
プ用アクチュエータ17と、挿入針13を往復移動する
ための挿入針用アクチュエータ18とがそれぞれ設けら
れる。この実施の形態ではアクチュエータ16〜18は
エアシリンダである。これらのアクチュエータはエアシ
リンダ以外のステッピングモータ、電磁ソレノイドなど
で構成してもよい。エアシリンダ16のピストンロッド
16aは中間ロッド21を介してメス11の基端に連結
される。エアシリンダ17のピストンロッド17aは中
間ロッド22を介してガイドパイプ12の基端に連結さ
れる。更にエアシリンダ18のピストンロッド18aは
挿入針13の基端に連結される。
【0013】3個のエアシリンダ16〜18はコントロ
ーラ25により制御される。コントローラ25には空気
圧源26から圧縮空気が供給され、またバッテリ27か
ら直流電圧が印加される。このコントローラ25はボデ
ィ本体10の外面に設けられたスイッチ28により、オ
ンオフ動作するようになっている。ボディ本体10の先
端外面には表皮抑え部29が設けられ、表皮抑え部29
の先端には植毛しようとする表皮に接するリング状の表
皮当接部29aが設けられる。この表皮当接部29aか
ら開口部10bまでの距離は、後述するメス11が開口
部10bから突出する長さより短い。
ーラ25により制御される。コントローラ25には空気
圧源26から圧縮空気が供給され、またバッテリ27か
ら直流電圧が印加される。このコントローラ25はボデ
ィ本体10の外面に設けられたスイッチ28により、オ
ンオフ動作するようになっている。ボディ本体10の先
端外面には表皮抑え部29が設けられ、表皮抑え部29
の先端には植毛しようとする表皮に接するリング状の表
皮当接部29aが設けられる。この表皮当接部29aか
ら開口部10bまでの距離は、後述するメス11が開口
部10bから突出する長さより短い。
【0014】図1及び図3に示すように、ボディ本体1
0にはボディ本体10を横断するように貫通孔19が形
成され、この貫通孔19にはカートリッジ30が収容さ
れる。図3〜図6に示すようにカートリッジ30には、
毛根31aの付いた複数の毛髪31がそれぞれ同一方向
に配列される。この実施の形態では7本の毛髪が配列さ
れるが、本発明のカートリッジ30は7本に限らず更に
多数の毛髪を配列するように構成することができる。カ
ートリッジ30は毛髪配列台32と毛根抑え蓋33とを
有する。この実施の形態では毛髪配列台32の上面には
7つの凹溝34が毛髪配列台32の長手方向に直交して
互いに平行に形成される。図6に示すように凹溝34は
その一端は浅く、残部は深く形成される。凹溝34の他
端の底部には切欠き36が形成される。図4〜図6に示
すように毛根抑え蓋33の上面は平坦に形成され、その
下面には凹溝34に挿入可能な7つの凸部37が互いに
平行に形成される。
0にはボディ本体10を横断するように貫通孔19が形
成され、この貫通孔19にはカートリッジ30が収容さ
れる。図3〜図6に示すようにカートリッジ30には、
毛根31aの付いた複数の毛髪31がそれぞれ同一方向
に配列される。この実施の形態では7本の毛髪が配列さ
れるが、本発明のカートリッジ30は7本に限らず更に
多数の毛髪を配列するように構成することができる。カ
ートリッジ30は毛髪配列台32と毛根抑え蓋33とを
有する。この実施の形態では毛髪配列台32の上面には
7つの凹溝34が毛髪配列台32の長手方向に直交して
互いに平行に形成される。図6に示すように凹溝34は
その一端は浅く、残部は深く形成される。凹溝34の他
端の底部には切欠き36が形成される。図4〜図6に示
すように毛根抑え蓋33の上面は平坦に形成され、その
下面には凹溝34に挿入可能な7つの凸部37が互いに
平行に形成される。
【0015】図3、図4及び図6に示すように、凹溝3
4が浅く形成された部分の毛髪配列台32の下面には凹
溝に直交するラック38が形成される。このラック38
を除いた毛髪配列台32の下面は平坦に形成される。図
1及び図3に示すようにこのラック38にはボディ本体
10の貫通孔19の一端近傍に設けられた支軸39aに
回転可能に取付けられたピニオン39が噛合する。ピニ
オン39にはこのピニオンより大径でピニオンと同心の
ダイヤル41が一体的に形成される。図3に示すように
ボディ本体10の貫通孔19の他端近傍にはラック38
に係合するピン42が設けられる。ピン42の下端には
スプリング43が設けられる。スプリング43はピン4
2がラック38に係合するように付勢する。
4が浅く形成された部分の毛髪配列台32の下面には凹
溝に直交するラック38が形成される。このラック38
を除いた毛髪配列台32の下面は平坦に形成される。図
1及び図3に示すようにこのラック38にはボディ本体
10の貫通孔19の一端近傍に設けられた支軸39aに
回転可能に取付けられたピニオン39が噛合する。ピニ
オン39にはこのピニオンより大径でピニオンと同心の
ダイヤル41が一体的に形成される。図3に示すように
ボディ本体10の貫通孔19の他端近傍にはラック38
に係合するピン42が設けられる。ピン42の下端には
スプリング43が設けられる。スプリング43はピン4
2がラック38に係合するように付勢する。
【0016】このように構成された植毛装置の使用方法
について説明する。先ず図4及び図5に示すように、カ
ートリッジ30の毛髪配列台32の7つの凹溝34すべ
てにその切欠き36に毛根31aが位置するように毛髪
31を配列した後、毛根抑え蓋33の凸部37を凹溝3
4に挿入する。これにより凹溝34内に配列された毛髪
31の毛根31aは凸部37により軽く抑えられる。次
いで図3に示すようにこのカートリッジ30をボディ本
体10の貫通孔19に挿入する。ピニオン39がラック
38に噛合し、ダイヤル41を手指で回すことによりカ
ートリッジ30はボディ本体10の長手方向と直交する
方向に寸動する。最初の切欠き36が挿入針13の第3
位置に達したところでダイヤル41の回転を止める。こ
れにより図6及び図2(a)に示すように毛根31aに
挿入針13の毛根引込み部13aが接触する。
について説明する。先ず図4及び図5に示すように、カ
ートリッジ30の毛髪配列台32の7つの凹溝34すべ
てにその切欠き36に毛根31aが位置するように毛髪
31を配列した後、毛根抑え蓋33の凸部37を凹溝3
4に挿入する。これにより凹溝34内に配列された毛髪
31の毛根31aは凸部37により軽く抑えられる。次
いで図3に示すようにこのカートリッジ30をボディ本
体10の貫通孔19に挿入する。ピニオン39がラック
38に噛合し、ダイヤル41を手指で回すことによりカ
ートリッジ30はボディ本体10の長手方向と直交する
方向に寸動する。最初の切欠き36が挿入針13の第3
位置に達したところでダイヤル41の回転を止める。こ
れにより図6及び図2(a)に示すように毛根31aに
挿入針13の毛根引込み部13aが接触する。
【0017】次に、カートリッジ30を挿入したボディ
本体10の取手部10aを握って、図2(a)に示すよ
うにその表皮抑え部29を植毛する表皮45に押し当て
る。図2(a)〜(g)を参照して、以下にコントロー
ラ25によるエアシリンダ16〜18の制御について述
べる。図1に示すスイッチ28を押すとコントローラ2
5は制御を開始する。
本体10の取手部10aを握って、図2(a)に示すよ
うにその表皮抑え部29を植毛する表皮45に押し当て
る。図2(a)〜(g)を参照して、以下にコントロー
ラ25によるエアシリンダ16〜18の制御について述
べる。図1に示すスイッチ28を押すとコントローラ2
5は制御を開始する。
【0018】図2(b)に示すように、エアシリンダ1
8は第3位置の挿入針13をガイドパイプ12に挿入し
てその先端近傍まで進出させる。これにより挿入針13
の毛根引込み部13aが毛根31aを引っ掛けて、毛髪
31を挿入針13とともにガイドパイプ12内に引き込
む。次に図2(c)に示すようにエアシリンダ16は第
1位置のメス11を開口部10bから所定の長さだけ突
出させて皮下組織46の第4位置に進入させる。これに
より表皮45に切口が形成される。次に図2(c)及び
(d)に示すようにエアシリンダ17及び18は第2位
置のガイドパイプ12とこのパイプ内の挿入針13を同
時に開口部10bから突出させる。ガイドパイプ12は
メス11に沿って移動するため、ガイドパイプ12は確
実に上述の切口から進入して皮下組織46内の第5位置
に到達する。毛根31aを引っかけた毛根引込み部13
aは毛根をガイドパイプ12で保護しながら変形させる
ことなく皮下組織46内の第6位置に到達する。なお、
図2(d)ではメス11が皮下組織46内の第4位置に
あるときにガイドパイプ12を皮下組織内の第5位置に
進入させているが、メス11を引上げ始めたときに、又
はメス11を引上げているときに、ガイドパイプ12を
挿入針13とともに進入させるようにしてもよい。この
場合にはメスとガイドパイプがすれ違うことになる。ま
たメス11を第1位置まで引上げた後にガイドパイプ1
2を挿入針13とともに進入させるようにしてもよい。
8は第3位置の挿入針13をガイドパイプ12に挿入し
てその先端近傍まで進出させる。これにより挿入針13
の毛根引込み部13aが毛根31aを引っ掛けて、毛髪
31を挿入針13とともにガイドパイプ12内に引き込
む。次に図2(c)に示すようにエアシリンダ16は第
1位置のメス11を開口部10bから所定の長さだけ突
出させて皮下組織46の第4位置に進入させる。これに
より表皮45に切口が形成される。次に図2(c)及び
(d)に示すようにエアシリンダ17及び18は第2位
置のガイドパイプ12とこのパイプ内の挿入針13を同
時に開口部10bから突出させる。ガイドパイプ12は
メス11に沿って移動するため、ガイドパイプ12は確
実に上述の切口から進入して皮下組織46内の第5位置
に到達する。毛根31aを引っかけた毛根引込み部13
aは毛根をガイドパイプ12で保護しながら変形させる
ことなく皮下組織46内の第6位置に到達する。なお、
図2(d)ではメス11が皮下組織46内の第4位置に
あるときにガイドパイプ12を皮下組織内の第5位置に
進入させているが、メス11を引上げ始めたときに、又
はメス11を引上げているときに、ガイドパイプ12を
挿入針13とともに進入させるようにしてもよい。この
場合にはメスとガイドパイプがすれ違うことになる。ま
たメス11を第1位置まで引上げた後にガイドパイプ1
2を挿入針13とともに進入させるようにしてもよい。
【0019】次に図2(e)に示すようにエアシリンダ
16及び17はメス11及びガイドパイプ12を引上
げ、それぞれ第1位置及び第2位置に復帰させてボディ
本体10内に格納する。このときエアシリンダ18は作
動せず、毛根引込み部13aは毛根31aを皮下組織4
6の内部の第6位置に留めおく。続いて図2(f)に示
すようにエアシリンダ18は挿入針13を引上げ、図2
(g)に示すように第3位置に戻してボディ本体10内
に格納する。挿入針13の毛根引込み部13aは針本体
13bと鈍角をなすため、スムーズに毛根31aから離
脱する。表皮抑え部29のリング状の表皮当接部29a
により植毛する部分を正確に位置合わせすることができ
る。この表皮当接部29aは植毛した後、次の植毛しよ
うとする部分に移される。
16及び17はメス11及びガイドパイプ12を引上
げ、それぞれ第1位置及び第2位置に復帰させてボディ
本体10内に格納する。このときエアシリンダ18は作
動せず、毛根引込み部13aは毛根31aを皮下組織4
6の内部の第6位置に留めおく。続いて図2(f)に示
すようにエアシリンダ18は挿入針13を引上げ、図2
(g)に示すように第3位置に戻してボディ本体10内
に格納する。挿入針13の毛根引込み部13aは針本体
13bと鈍角をなすため、スムーズに毛根31aから離
脱する。表皮抑え部29のリング状の表皮当接部29a
により植毛する部分を正確に位置合わせすることができ
る。この表皮当接部29aは植毛した後、次の植毛しよ
うとする部分に移される。
【0020】引き続いて植毛装置の使用者はピン42に
より節度感を受けながら、ダイヤル41を回転してカー
トリッジ30を寸動し、次の切欠き36が挿入針13の
第3位置に達したところでダイヤル41の回転を止め
る。以下、図2(a)〜(g)の動作を所望の植毛数だ
け繰返し行う。
より節度感を受けながら、ダイヤル41を回転してカー
トリッジ30を寸動し、次の切欠き36が挿入針13の
第3位置に達したところでダイヤル41の回転を止め
る。以下、図2(a)〜(g)の動作を所望の植毛数だ
け繰返し行う。
【0021】図10〜図15は本発明の第2の実施の形
態を示す。図10〜図12において図1及び図2と同一
符号は同一部品を示す。この実施の形態では、ボディ本
体50の基端に取手部50aが設けられ、先端に開口部
50bが設けられる(図10及び図11(a))。ボデ
ィ本体50内の第1位置にはメス51が、ボディ本体5
0内の第2位置にはガイドパイプ52が、またボディ本
体50内の第3位置には挿入針53が、それぞれ開口部
50bから突出可能に設けられる(図10,図11
(a)及び図15)。メス51は幅及び厚さが例えば約
2.5mm及び約0.5mmの細長い扁平な板状であっ
て尖鋭なV字状の先端を有する。またガイドパイプ52
は内径及び肉厚が例えば1.0〜1.5mm及び0.1
〜0.15mmの円筒状であって、上面にパイプ52の
長手方向に延びて形成されたスリット52a(幅が例え
ば約0.3mm)と、V字状にカットされた先端とを有
する(図11(a)及び図15)。更に挿入針53は太
さが例えば1.0mmの針本体53bと、この針本体5
3bの先端に針本体53bと一体的に設けられ針本体5
3bと鈍角をなすように下方に折曲げられた毛根引込み
部53aとを有する。この毛根引込み部53aは先細り
に形成され、上記スリット52aからガイドパイプ52
内に挿入可能に構成される。
態を示す。図10〜図12において図1及び図2と同一
符号は同一部品を示す。この実施の形態では、ボディ本
体50の基端に取手部50aが設けられ、先端に開口部
50bが設けられる(図10及び図11(a))。ボデ
ィ本体50内の第1位置にはメス51が、ボディ本体5
0内の第2位置にはガイドパイプ52が、またボディ本
体50内の第3位置には挿入針53が、それぞれ開口部
50bから突出可能に設けられる(図10,図11
(a)及び図15)。メス51は幅及び厚さが例えば約
2.5mm及び約0.5mmの細長い扁平な板状であっ
て尖鋭なV字状の先端を有する。またガイドパイプ52
は内径及び肉厚が例えば1.0〜1.5mm及び0.1
〜0.15mmの円筒状であって、上面にパイプ52の
長手方向に延びて形成されたスリット52a(幅が例え
ば約0.3mm)と、V字状にカットされた先端とを有
する(図11(a)及び図15)。更に挿入針53は太
さが例えば1.0mmの針本体53bと、この針本体5
3bの先端に針本体53bと一体的に設けられ針本体5
3bと鈍角をなすように下方に折曲げられた毛根引込み
部53aとを有する。この毛根引込み部53aは先細り
に形成され、上記スリット52aからガイドパイプ52
内に挿入可能に構成される。
【0022】ガイドパイプ52はメス51の側方に隣接
してメス51と同一方向に移動し、挿入針53はガイド
パイプ52の上方に隣接しかつ毛根引込み部53aがス
リット52aに挿入された状態でガイドパイプ52と同
一方向に移動するように構成される(図10〜図1
2)。図11(a)にはメス51が第1位置に、ガイド
パイプ52が第2位置に、更に挿入針53が第3位置よ
り僅かに開口部50b側に移動した位置にあることが示
される。またボディ本体50内にはメス51を往復移動
するためのメス用アクチュエータ16と、ガイドパイプ
52を往復移動するためのガイドパイプ用アクチュエー
タ17と、挿入針53を往復移動するための挿入針用ア
クチュエータ18とがそれぞれ設けられる(図10)。
これらのアクチュエータ16〜18は第1の実施の形態
と同様にエアシリンダである。これらのアクチュエータ
はエアシリンダ以外のステッピングモータ、電磁ソレノ
イドなどで構成してもよい。
してメス51と同一方向に移動し、挿入針53はガイド
パイプ52の上方に隣接しかつ毛根引込み部53aがス
リット52aに挿入された状態でガイドパイプ52と同
一方向に移動するように構成される(図10〜図1
2)。図11(a)にはメス51が第1位置に、ガイド
パイプ52が第2位置に、更に挿入針53が第3位置よ
り僅かに開口部50b側に移動した位置にあることが示
される。またボディ本体50内にはメス51を往復移動
するためのメス用アクチュエータ16と、ガイドパイプ
52を往復移動するためのガイドパイプ用アクチュエー
タ17と、挿入針53を往復移動するための挿入針用ア
クチュエータ18とがそれぞれ設けられる(図10)。
これらのアクチュエータ16〜18は第1の実施の形態
と同様にエアシリンダである。これらのアクチュエータ
はエアシリンダ以外のステッピングモータ、電磁ソレノ
イドなどで構成してもよい。
【0023】エアシリンダ16のピストンロッド16a
は中間ロッド61を介してメス51の基端に連結され、
エアシリンダ17のピストンロッド17aは中間ロッド
62を介してガイドパイプ52の基端に連結され、更に
エアシリンダ18のピストンロッド18aは中間ロッド
63を介して挿入針53の基端に連結される(図1
0)。上記3個のエアシリンダ16〜18は第1の実施
の形態と同様にコントローラ25により制御される。上
記中間ロッド61〜63の先端には挿入針53が挿通可
能な通孔62aが形成され、先端近傍には挿入針53を
押下げる方向に弾性変形させる段差部62bが形成され
る(図11(a))。
は中間ロッド61を介してメス51の基端に連結され、
エアシリンダ17のピストンロッド17aは中間ロッド
62を介してガイドパイプ52の基端に連結され、更に
エアシリンダ18のピストンロッド18aは中間ロッド
63を介して挿入針53の基端に連結される(図1
0)。上記3個のエアシリンダ16〜18は第1の実施
の形態と同様にコントローラ25により制御される。上
記中間ロッド61〜63の先端には挿入針53が挿通可
能な通孔62aが形成され、先端近傍には挿入針53を
押下げる方向に弾性変形させる段差部62bが形成され
る(図11(a))。
【0024】またボディ本体50にはこのボディ本体5
0を横断するように貫通孔59が形成され(図10)、
この貫通孔59にはカートリッジ70が収容される(図
10〜図14)。カートリッジ70には、毛根31aの
付いた多数の毛髪31がそれぞれ同一方向に配列される
(図11(a)及び図14)。カートリッジ70は図1
3及び図14に詳しく示すように、毛髪配列台72と毛
髪本体用蓋73とを備える。毛髪配列台72は所定の間
隔をあけて互いに平行に延びる多数の毛根収容部74
と、毛根31aから延びる毛髪本体31bを収容可能な
単一の毛髪本体収容部77とを有する。毛根収容部74
は毛髪整列台72の長手方向に直交する方向に延びて形
成された円形状の孔(直径が例えば0.8〜1.3m
m)であり、毛根収容部74の上面には挿入針53の毛
根引込み部53aを挿入可能な切欠き76(幅が例えば
0.3mm)が形成される。また毛髪用蓋73は上記毛
髪本体収容部77に挿入され、この毛髪本体収容部77
に収容された毛髪本体31bのカートリッジ70からの
はみ出しを阻止するように構成される。更に毛髪整列台
72の下面にはこの毛髪整列台72の長手方向に延びる
ラック78が形成される。このラック78は第1の実施
の形態のラックと同様の機能を有する。上記以外は第1
の実施の形態と同一に構成される。
0を横断するように貫通孔59が形成され(図10)、
この貫通孔59にはカートリッジ70が収容される(図
10〜図14)。カートリッジ70には、毛根31aの
付いた多数の毛髪31がそれぞれ同一方向に配列される
(図11(a)及び図14)。カートリッジ70は図1
3及び図14に詳しく示すように、毛髪配列台72と毛
髪本体用蓋73とを備える。毛髪配列台72は所定の間
隔をあけて互いに平行に延びる多数の毛根収容部74
と、毛根31aから延びる毛髪本体31bを収容可能な
単一の毛髪本体収容部77とを有する。毛根収容部74
は毛髪整列台72の長手方向に直交する方向に延びて形
成された円形状の孔(直径が例えば0.8〜1.3m
m)であり、毛根収容部74の上面には挿入針53の毛
根引込み部53aを挿入可能な切欠き76(幅が例えば
0.3mm)が形成される。また毛髪用蓋73は上記毛
髪本体収容部77に挿入され、この毛髪本体収容部77
に収容された毛髪本体31bのカートリッジ70からの
はみ出しを阻止するように構成される。更に毛髪整列台
72の下面にはこの毛髪整列台72の長手方向に延びる
ラック78が形成される。このラック78は第1の実施
の形態のラックと同様の機能を有する。上記以外は第1
の実施の形態と同一に構成される。
【0025】このように構成された植毛装置の使用方法
について説明する。先ず図13及び図14に示すよう
に、カートリッジ70の毛髪配列台72の多数の毛根収
容部74のすべてに毛根31aを収容しかつ毛髪本体収
容部77に毛髪本体31bを収容するように毛髪31を
配列した後、毛髪本体用蓋73を毛髪本体収容部77に
挿入する。これにより毛髪本体31bのカートリッジ7
0からのはみ出しが阻止される。次いで図10に示すよ
うにカートリッジ70をボディ本体50の貫通孔59に
挿入すると、ピニオン39がラック78に噛合し、ダイ
ヤル41を手指で回すと、カートリッジ70がボディ本
体50の長手方向と直交する方向に寸動する。最初の切
欠き76が挿入針53の移動時の毛根引込み部53aの
描く軌跡上に達したところでダイヤル41の回転を止め
る。
について説明する。先ず図13及び図14に示すよう
に、カートリッジ70の毛髪配列台72の多数の毛根収
容部74のすべてに毛根31aを収容しかつ毛髪本体収
容部77に毛髪本体31bを収容するように毛髪31を
配列した後、毛髪本体用蓋73を毛髪本体収容部77に
挿入する。これにより毛髪本体31bのカートリッジ7
0からのはみ出しが阻止される。次いで図10に示すよ
うにカートリッジ70をボディ本体50の貫通孔59に
挿入すると、ピニオン39がラック78に噛合し、ダイ
ヤル41を手指で回すと、カートリッジ70がボディ本
体50の長手方向と直交する方向に寸動する。最初の切
欠き76が挿入針53の移動時の毛根引込み部53aの
描く軌跡上に達したところでダイヤル41の回転を止め
る。
【0026】次にカートリッジ70を挿入したボディ本
体50の取手部50aを握って、図11(a)に示すよ
うにその表皮抑え部29を植毛する表皮45に押し当て
る。図11(a)〜(e)及び図12(f)〜(i)を
参照して、以下にコントローラ25によるエアシリンダ
16〜18の制御について述べる。図10に示すスイッ
チ28を押すとコントローラ25は制御を開始する。
体50の取手部50aを握って、図11(a)に示すよ
うにその表皮抑え部29を植毛する表皮45に押し当て
る。図11(a)〜(e)及び図12(f)〜(i)を
参照して、以下にコントローラ25によるエアシリンダ
16〜18の制御について述べる。図10に示すスイッ
チ28を押すとコントローラ25は制御を開始する。
【0027】エアシリンダ18が挿入針53を図11
(a)の実線矢印で示す方向に移動させると、挿入針5
3は中間ロッド62に形成された段差部62bに当接し
て弾性変形し、毛根引込み部53aがカートリッジ70
内の毛根31aに突き刺さる(図11(b))。この状
態で挿入針53が開口部50bに向って移動すると、毛
根引込み部53aが毛根31aを引っ掛けた状態でガイ
ドパイプ52内に挿入され、このガイドパイプ52の先
端近傍まで進出する(図11(c))。このとき毛根引
込み部53aの基端はスリット52a内を通る。次にエ
アシリンダ16は第1位置のメス51を開口部50bか
ら所定の長さだけ突出させて皮下組織46の第4位置に
進入させる(図11(d))。これにより表皮45に切
口が形成される。
(a)の実線矢印で示す方向に移動させると、挿入針5
3は中間ロッド62に形成された段差部62bに当接し
て弾性変形し、毛根引込み部53aがカートリッジ70
内の毛根31aに突き刺さる(図11(b))。この状
態で挿入針53が開口部50bに向って移動すると、毛
根引込み部53aが毛根31aを引っ掛けた状態でガイ
ドパイプ52内に挿入され、このガイドパイプ52の先
端近傍まで進出する(図11(c))。このとき毛根引
込み部53aの基端はスリット52a内を通る。次にエ
アシリンダ16は第1位置のメス51を開口部50bか
ら所定の長さだけ突出させて皮下組織46の第4位置に
進入させる(図11(d))。これにより表皮45に切
口が形成される。
【0028】この状態でエアシリンダ16がメス51を
第4位置から引込めると同時に、エアシリンダ17及び
18が第2位置のガイドパイプ52及びこのパイプ52
内の挿入針13を開口部10bからそれぞれ突出させる
(図11(e))。この場合、メス51とガイドパイプ
52がすれ違う、即ちメス51が切口から抜けるとほぼ
同時に、ガイドパイプ52がこの切口から皮下組織46
内に進入するため、切口を必要最小限の大きさに抑える
ことができる。この結果、第1の実施の形態より少ない
出血で植毛できる。上記ガイドパイプ52は皮下組織4
6内の第5位置に到達し、毛根31aを引っかけた毛根
引込み部53aは毛根31aをガイドパイプ52で保護
しながら変形させることなく皮下組織46内の第6位置
に到達する(図12(f))。一方、メス51は第1位
置に到達する。
第4位置から引込めると同時に、エアシリンダ17及び
18が第2位置のガイドパイプ52及びこのパイプ52
内の挿入針13を開口部10bからそれぞれ突出させる
(図11(e))。この場合、メス51とガイドパイプ
52がすれ違う、即ちメス51が切口から抜けるとほぼ
同時に、ガイドパイプ52がこの切口から皮下組織46
内に進入するため、切口を必要最小限の大きさに抑える
ことができる。この結果、第1の実施の形態より少ない
出血で植毛できる。上記ガイドパイプ52は皮下組織4
6内の第5位置に到達し、毛根31aを引っかけた毛根
引込み部53aは毛根31aをガイドパイプ52で保護
しながら変形させることなく皮下組織46内の第6位置
に到達する(図12(f))。一方、メス51は第1位
置に到達する。
【0029】なお、図11(d)メス51を引上げてい
るときに、ガイドパイプ52を挿入針53とともに進入
させたが、第1の実施の形態と同様にメス51が皮下組
織46内の第4位置にあるときにガイドパイプ52を皮
下組織内の第5位置に進入させてもよい。この場合、切
口が少し大きくなるけれども、ガイドパイプ52を切口
に確実に進入させることができる。
るときに、ガイドパイプ52を挿入針53とともに進入
させたが、第1の実施の形態と同様にメス51が皮下組
織46内の第4位置にあるときにガイドパイプ52を皮
下組織内の第5位置に進入させてもよい。この場合、切
口が少し大きくなるけれども、ガイドパイプ52を切口
に確実に進入させることができる。
【0030】次にエアシリンダ17はガイドパイプ52
を表皮45から抜き、その先端がリング状の表皮当接部
29a内に位置した状態で停止させる(図12
(g))。このときエアシリンダ18は作動せず、毛根
引込み部53aは毛根31aを皮下組織46の内部の第
6位置に留めおく。この状態でエアシリンダ18は挿入
針53を第3位置近傍まで引上げてボディ本体50内に
格納する(図12(h))。挿入針53の毛根引込み部
53aは針本体53bと鈍角をなすため、スムーズに毛
根31aから離脱する。更にエアシリンダ17はガイド
パイプ52を第5位置まで復帰させてボディ本体50内
に格納する。表皮抑え部29のリング状の表皮当接部2
9aにより植毛する部分を正確に位置合わせすることが
できる。この表皮当接部29aは植毛した後、次の植毛
しようとする部分に移される。引き続いて植毛装置の使
用者はピン(図示せず)により節度感を受けながら、ダ
イヤル41を回転してカートリッジ70を寸動し、次の
切欠き76が挿入針53の軌跡上に達したところでダイ
ヤル41の回転を止める。以下、図11(a)〜(e)
及び図12(f)〜(i)の動作を所望の植毛数だけ繰
返し行う。
を表皮45から抜き、その先端がリング状の表皮当接部
29a内に位置した状態で停止させる(図12
(g))。このときエアシリンダ18は作動せず、毛根
引込み部53aは毛根31aを皮下組織46の内部の第
6位置に留めおく。この状態でエアシリンダ18は挿入
針53を第3位置近傍まで引上げてボディ本体50内に
格納する(図12(h))。挿入針53の毛根引込み部
53aは針本体53bと鈍角をなすため、スムーズに毛
根31aから離脱する。更にエアシリンダ17はガイド
パイプ52を第5位置まで復帰させてボディ本体50内
に格納する。表皮抑え部29のリング状の表皮当接部2
9aにより植毛する部分を正確に位置合わせすることが
できる。この表皮当接部29aは植毛した後、次の植毛
しようとする部分に移される。引き続いて植毛装置の使
用者はピン(図示せず)により節度感を受けながら、ダ
イヤル41を回転してカートリッジ70を寸動し、次の
切欠き76が挿入針53の軌跡上に達したところでダイ
ヤル41の回転を止める。以下、図11(a)〜(e)
及び図12(f)〜(i)の動作を所望の植毛数だけ繰
返し行う。
【0031】なお、上記第1及び第2の実施の形態にお
いて挙げたメスの幅及び厚さ,ガイドパイプの内径及び
肉厚,スリットの幅等の数値は一例であって、これらに
限定されるものではない。また、上記第1及び第2の実
施の形態では、毛根を引っ掛けた挿入針の少なくとも先
端をガイドパイプに挿入した状態で、ガイドパイプを上
記挿入針及び毛根とともに皮下組織内に挿入したが、ガ
イドパイプを皮下組織内に挿入した後に、毛根を引っ掛
けた挿入針の少なくとも先端をガイドパイプに挿入して
もよい。即ち、先ずメスにて表皮を切開き、このメスを
皮下組織内に残した状態で又メスを引抜くと同時に、上
記切開かれた切口からメスに隣接するガイドパイプを皮
下組織内に挿入する。次に挿入針により毛髪の毛根を引
っ掛けた状態で毛根及び少なくとも挿入針の先端をガイ
ドパイプ内に挿入し、挿入針及び毛根を皮下組織内に残
した状態でメス及びガイドパイプ又はガイドパイプを引
抜く。更に毛根を皮下組織内に残した状態で挿入針を引
抜く。この植毛方法では、上記第1及び第2の実施の形
態に記載された植毛方法と同様に、毛髪の毛根をつぶさ
ずに毛根を皮下組織に移植することができる。
いて挙げたメスの幅及び厚さ,ガイドパイプの内径及び
肉厚,スリットの幅等の数値は一例であって、これらに
限定されるものではない。また、上記第1及び第2の実
施の形態では、毛根を引っ掛けた挿入針の少なくとも先
端をガイドパイプに挿入した状態で、ガイドパイプを上
記挿入針及び毛根とともに皮下組織内に挿入したが、ガ
イドパイプを皮下組織内に挿入した後に、毛根を引っ掛
けた挿入針の少なくとも先端をガイドパイプに挿入して
もよい。即ち、先ずメスにて表皮を切開き、このメスを
皮下組織内に残した状態で又メスを引抜くと同時に、上
記切開かれた切口からメスに隣接するガイドパイプを皮
下組織内に挿入する。次に挿入針により毛髪の毛根を引
っ掛けた状態で毛根及び少なくとも挿入針の先端をガイ
ドパイプ内に挿入し、挿入針及び毛根を皮下組織内に残
した状態でメス及びガイドパイプ又はガイドパイプを引
抜く。更に毛根を皮下組織内に残した状態で挿入針を引
抜く。この植毛方法では、上記第1及び第2の実施の形
態に記載された植毛方法と同様に、毛髪の毛根をつぶさ
ずに毛根を皮下組織に移植することができる。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、メ
スとガイドパイプと挿入針とを各別にボディ本体から突
出させかつ格納するように構成したので、次の優れた効
果を有する。 (a) ボディ本体からのメス,ガイドパイプ及び挿入針の
各突出長さをストッパ等により設定しておけば、熟練し
た技能がなくても、皮下組織に所定の深さで均一に毛根
を植え付けることができる。またエアシリンダでメス,
ガイドパイプ及び挿入針を皮下組織に進入させるように
構成すれば、熟練した技能がなくても、更に効率良く皮
下組織に所定の深さで均一に毛根を植え付けることがで
きる。 (b) 毛根を皮下組織内に押し込むのでなく、毛根をガイ
ドパイプで保護しながら、挿入針で皮下組織内に引きず
り込み、かつ毛根引込み部がスムーズに毛根から離脱す
るため、皮下組織内に入った毛根は押し縮まらず、むし
ろ引き伸ばされる。これにより正常な形状をした毛髪が
育成される。 (c) 従来のパイプ状の植毛針と異なり、扁平なメスを用
い、メスにより作られた切口からガイドパイプが挿入す
るため、表皮は切除されない。またメスで表皮を切った
直後に毛根を挿入し、この毛根が切口を塞ぐ。これらの
ことから植毛による出血が少なく、従来の植毛針を挿入
したときより皮下組織の損傷程度は少ない。 (d) 予め複数の毛髪を配列させたカートリッジを用いる
ことにより、ほぼ連続して植毛を行うことができ、植毛
時間を大幅に短縮することができる。
スとガイドパイプと挿入針とを各別にボディ本体から突
出させかつ格納するように構成したので、次の優れた効
果を有する。 (a) ボディ本体からのメス,ガイドパイプ及び挿入針の
各突出長さをストッパ等により設定しておけば、熟練し
た技能がなくても、皮下組織に所定の深さで均一に毛根
を植え付けることができる。またエアシリンダでメス,
ガイドパイプ及び挿入針を皮下組織に進入させるように
構成すれば、熟練した技能がなくても、更に効率良く皮
下組織に所定の深さで均一に毛根を植え付けることがで
きる。 (b) 毛根を皮下組織内に押し込むのでなく、毛根をガイ
ドパイプで保護しながら、挿入針で皮下組織内に引きず
り込み、かつ毛根引込み部がスムーズに毛根から離脱す
るため、皮下組織内に入った毛根は押し縮まらず、むし
ろ引き伸ばされる。これにより正常な形状をした毛髪が
育成される。 (c) 従来のパイプ状の植毛針と異なり、扁平なメスを用
い、メスにより作られた切口からガイドパイプが挿入す
るため、表皮は切除されない。またメスで表皮を切った
直後に毛根を挿入し、この毛根が切口を塞ぐ。これらの
ことから植毛による出血が少なく、従来の植毛針を挿入
したときより皮下組織の損傷程度は少ない。 (d) 予め複数の毛髪を配列させたカートリッジを用いる
ことにより、ほぼ連続して植毛を行うことができ、植毛
時間を大幅に短縮することができる。
【図1】本発明第1実施形態の植毛装置の縦断面図。
【図2】その動作を示す要部断面図。
【図3】図1のA−A線断面図。
【図4】その植毛装置に用いられるカートリッジの分解
斜視図。
斜視図。
【図5】そのカートリッジの毛根を抑えている状況を示
す図6のC−C線断面図。
す図6のC−C線断面図。
【図6】そのカートリッジの毛髪の配列状況を示す図5
のB−B線断面図。
のB−B線断面図。
【図7】そのメスの外観斜視図。
【図8】そのガイドパイプの外観斜視図。
【図9】その挿入針の外観斜視図。
【図10】本発明の第2実施形態を示す図1に対応する
縦断面図。
縦断面図。
【図11】その前半の動作を示す要部断面図。
【図12】その後半の動作を示す要部断面図。
【図13】その植毛装置に用いられるカートリッジの分
解斜視図。
解斜視図。
【図14】図13のD−D線断面図。
【図15】メス,ガイドパイプ及び挿入針がボディ本体
から突出した状態を示す要部斜視図。
から突出した状態を示す要部斜視図。
【図16】従来の植毛装置の縦断面図。
【図17】その植毛状況を示す要部断面図。
10,50 ボディ本体 11,51 メス 12,52 ガイドパイプ 13,53 挿入針 13a,53a 毛根引込み部 16 メス用エアシリンダ 17 ガイドパイプ用エアシリンダ 18 挿入針用エアシリンダ 25 コントローラ 29 表皮抑え部 30,70 カートリッジ 31 毛髪 31a 毛根 45 表皮 46 皮下組織
Claims (8)
- 【請求項1】 挿入針(13)により毛髪(31)の毛根(31a)
を引っ掛けた状態で前記毛根(31a)及び少なくとも前記
挿入針(13)の先端をメス(11)に隣接するガイドパイプ(1
2)内に挿入する工程と、 前記メス(11)にて表皮(45)を切開く工程と、 前記切開かれた切口から前記ガイドパイプ(12)を前記挿
入針(13)及び前記毛根(31a)とともに皮下組織(46)内に
挿入する工程と、 前記挿入針(13)及び前記毛根(31a)を前記皮下組織(46)
内に残した状態で前記メス(11)及び前記ガイドパイプ(1
2)を引抜く工程と、 前記毛根(31a)を前記皮下組織(46)内に残した状態で前
記挿入針(13)を引抜く工程とを含む植毛方法。 - 【請求項2】 挿入針(53)により毛髪(31)の毛根(31a)
を引っ掛けた状態で前記毛根(31a)及び少なくとも前記
挿入針(53)の先端をメス(51)に隣接するガイドパイプ(5
2)内に挿入する工程と、 前記メス(51)にて表皮(45)を切開く工程と、 前記メス(51)を引抜くと同時に前記切開かれた切口から
前記ガイドパイプ(52)を前記挿入針(53)及び前記毛根(3
1a)とともに皮下組織(46)内に挿入する工程と、 前記挿入針(53)及び前記毛根(31a)を前記皮下組織(46)
内に残した状態で前記ガイドパイプ(52)を引抜く工程
と、 前記毛根(31a)を前記皮下組織(46)内に残した状態で前
記挿入針(53)を引抜く工程とを含む植毛方法。 - 【請求項3】 メスにて表皮を切開く工程と、 前記メスを皮下組織内に残した状態で又は前記メスを引
抜くと同時に前記切開かれた切口から前記メスに隣接す
る前記ガイドパイプを皮下組織内に挿入する工程と、 挿入針により毛髪の毛根を引っ掛けた状態で前記毛根及
び少なくとも前記挿入針の先端を前記ガイドパイプ内に
挿入する工程と、 前記挿入針及び前記毛根を前記皮下組織内に残した状態
で前記メス及び前記ガイドパイプ又は前記ガイドパイプ
を引抜く工程と、 前記毛根を前記皮下組織内に残した状態で前記挿入針を
引抜く工程とを含む植毛方法。 - 【請求項4】 ボディ本体(10,50)内の第1位置に前記
ボディ本体(10,50)から突出可能に設けられた尖鋭な先
端を有するメス(11,51)と、 前記ボディ本体(10,50)内の第2位置に前記メス(11,51)
に隣接して前記ボディ本体(10,50)から突出可能に設け
られたガイドパイプ(12,52)と、 前記ボディ本体(10,50)内の第3位置に少なくとも先端
が前記ガイドパイプ(12,52)内を通過可能にかつ前記ガ
イドパイプとともに前記ボディ本体(10,50)から突出可
能に設けられ先端に毛根引込み部(13a,53a)を有する挿
入針(13,53)とを備えた植毛装置。 - 【請求項5】 メス(11,51)をボディ本体(10,50)内から
所定の長さだけ突出した第4位置と第1位置との間で往
復移動させるメス用アクチュエータ(16)と、 ガイドパイプ(12,52)を前記ボディ本体(10,50)内から所
定の長さだけ突出した第5位置と第2位置との間で往復
移動させるガイドパイプ用アクチュエータ(17)と、 挿入針(13,53)を前記ボディ本体(10,50)内から所定の長
さだけ突出した第6位置と第3位置との間で往復移動さ
せる挿入針用アクチュエータ(18)と、 前記メス用アクチュエータ(16),前記ガイドパイプ用ア
クチュエータ(17)及び前記挿入針用アクチュエータ(18)
を制御するコントローラ(25)とを備えた請求項4記載の
植毛装置。 - 【請求項6】 メス用アクチュエータ(16)、ガイドパイ
プ用アクチュエータ(17)及び挿入針用アクチュエータ(1
8)がそれぞれエアシリンダである請求項5記載の植毛装
置。 - 【請求項7】 複数の毛髪(31)がそれぞれ同一方向に配
列されるカートリッジ(30,70)がその配列方向を挿入針
(13,53)の往復動方向と一致するように挿入針(13,53)の
第3位置又はその近傍のボディ本体(10,50)に設けら
れ、 前記カートリッジ(30,70)が前記挿入針(13,53)の往復動
方向と直交する方向に寸動するように構成された請求項
4又は5記載の植毛装置。 - 【請求項8】 ボディ本体(10,50)の先端を表皮(45)よ
り所定の距離だけ離間させる表皮抑え部(29)が前記ボデ
ィ本体(10,50)に取付けられ、前記所定の距離がメス(1
1,51)がボディ本体(10,50)から突出する所定の長さより
短い請求項4,5又は7いずれか記載の植毛装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11227474A JP2000139929A (ja) | 1998-08-31 | 1999-08-11 | 植毛方法及びその植毛装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10-244981 | 1998-08-31 | ||
JP24498198 | 1998-08-31 | ||
JP11227474A JP2000139929A (ja) | 1998-08-31 | 1999-08-11 | 植毛方法及びその植毛装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000139929A true JP2000139929A (ja) | 2000-05-23 |
Family
ID=26527692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11227474A Pending JP2000139929A (ja) | 1998-08-31 | 1999-08-11 | 植毛方法及びその植毛装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000139929A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1999
- 1999-08-11 JP JP11227474A patent/JP2000139929A/ja active Pending
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