JPH1052018A - 偏平コアレスモータ用樹脂モールドロータとその製造方法 - Google Patents

偏平コアレスモータ用樹脂モールドロータとその製造方法

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JPH1052018A
JPH1052018A JP22178596A JP22178596A JPH1052018A JP H1052018 A JPH1052018 A JP H1052018A JP 22178596 A JP22178596 A JP 22178596A JP 22178596 A JP22178596 A JP 22178596A JP H1052018 A JPH1052018 A JP H1052018A
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JP
Japan
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resin
commutator
rotor
air
wiring board
Prior art date
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Pending
Application number
JP22178596A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Yokoyama
和宏 横山
Koichi Nakajima
浩一 中島
Hirotaka Taguchi
浩孝 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Parts Ind Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Parts Ind Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷配線板を使用するのに当たって生産性の
よい、コスト的に有利な偏平コアレスモータの樹脂モー
ルドロータとその製造方法を提供する。 【解決手段】 印刷配線板に複数個の空心コイルを配し
て樹脂で一体成形してなる偏平コアレスモータ用樹脂モ
ールドロータにおいて、前記印刷配線板(22)は大版
にコミュテータ用パターン(22c,222c)と配線
パターン(22a,222a,22b,222)を所定
のピッチ(P,PP)で複数個連設するとともに所定の
形状で打ち抜き、再度埋め戻すことにより複数個のコミ
ュテータ部(C1、C2)を形成し、この各コミュテー
タ部に複数個の空心コイルを前記ピッチで配設したあと
樹脂(J)で一体成形してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、携帯無線通信装置の
無音報知源や音響機器等に用いて好適な偏平コアレスモ
ータ用樹脂モールドロータとその製造方法に係り、特に
生産コストを低減させ、大量生産が容易にできるように
したものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より偏平コアレスモータのロータの
給電手段として薄型化のために平板コミュテータを用い
るものが知られている。例えば、ロータ自体を偏心させ
た振動モータに用いるものでは、実願昭63−1186
8号の第1図に示すように樹脂成型したロータに平板コ
ミュテータを添設してなるものか、本出願人が先に提案
した特願平6−323845号の一連の図面で示すよう
に、ロータの外周寸法に合わせた厚み0.2ミリ程度ガ
ラスクロスエポキシ板の一面に平板コミュテータを、他
面に配線パターンをそれぞれ印刷配線し、この配線パタ
ーン側に3個の空心コイルを配して端末を結線したあと
樹脂で一体成形してなるものである。すなわち、図4に
示すように、一面に整流子パターンからなる平板コミュ
テータ20を形成すると共に、他面に配線パターン2
a、2bを形成した印刷配線板2を予めロータの外形と
ほぼ同寸法にプレス加工しておき、この印刷配線板2
を、ガイドホールHを治具の突起(図示せず)に合わせ
てセットし、3個の空心コイル1を配着したあと、各端
末1a,1bをそれぞれ前記の配線パターン2a,2b
に半田結線し、金型(図示せず)にセットして各空心コ
イルの厚み分(高さ)まで一体に樹脂モールドしてなる
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構造では、作業性に問題があった。すなわち、治具を利
用するといえども個々に半田結線したり、射出成型に個
々に装着しなくてはならないなど、作業時間も長くなる
ためタクトロスが多くなって、稼動率が悪化するもので
あった。
【0004】
【発明の目的】この発明は、上記のような問題点を解決
しようとするもので、すなわち、生産性のよい、したが
ってコスト的に有利な偏平コアレスモータの樹脂モール
ドロータとその製造方法を提供しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するには、請求項1に示す発明のように印刷配線板に複
数個の空心コイルを配して樹脂で一体成形してなる偏平
コアレスモータ用樹脂モールドロータにおいて、前記印
刷配線板は大版にコミュテータ用パターンと配線パター
ンを所定のピッチで複数個連設するとともに所定の形状
で打ち抜き、再度埋め戻すことにより複数個のコミュテ
ータ部を形成し、この各コミュテータ部に複数個の空心
コイルを前記ピッチで配設したあと樹脂で一体成形なる
もので達成できる。課題解決の製造手段としては請求項
2に示す発明のように、印刷配線板に複数個の空心コイ
ルを配して樹脂で一体成形してなる偏平コアレスモータ
用樹脂モールドロータの製造方法において、大版からな
る印刷配線板にコミュテータ用パターンと配線パターン
を所定のピッチで複数個連設するとともに、所定の形状
で打ち抜いた後、再度埋め戻すことにより、複数個のコ
ミュテータ部を形成し、この各コミュテータ部に前記空
心コイルを配し、その端末を前記配線パターンに結線す
る。その後、金型に装着して空心コイルを含めて樹脂モ
ールドする工程を採用することによって達成できる。そ
して、好ましくは請求項3に示す発明のように、コミュ
テータ部を金型に装着して樹脂モールドする際、連設し
た各コミュテータ部の全体を金型に嵌めて樹脂で一体成
形することにより連結したロータ群を形成し、その後、
各コミュテータ部をはずすことにより単一のロータにす
るようにしたものがよい。さらに、請求項4に示す発明
のように空心コイルの端末結線手段はリフローによるも
のであって、この結線部分に樹脂モールドする前に保護
手段を形成する工程を加えたものにするのがよい。
【0006】この発明の請求項1に示す課題解決手段に
よる樹脂モールドロータは、一枚の大版からなる印刷配
線板にロータ部を多数連設したので、リフローなどによ
り一括半田結線ができることになり、生産性が向上す
る。また、請求項2に示す課題解決製造手段によると、
樹脂モールドロータの大量生産ができる。そして、請求
項3に示す課題解決手段によれば、樹脂モールドに要す
るコストを引き下げることができる。さらに、請求項4
に示す課題達成手段のようにすると、低温リフロー半田
にしても、樹脂モールド時に半田が溶解してしまうおそ
れがない。
【0007】
【実施例】次に、この発明の第1の実施例の構成を図
1、図2に基づいて説明する。図1は偏平コアレス振動
モータのロータを構成する主要部材の印刷配線板22の
要部平面図である。図2は同ロータを構成する組立説明
図である。薄い印刷配線板22はガラスクロスエポキシ
板からなり、一面(図において裏側)に6個のセグメン
トからなる平板コミュテータパターン22cを形成する
と共に、他面(図において表側)に巻始め、巻終わりの
各配線パターン22a,22bを形成し、これを一単位
として一定のピッチPに多数連設させてある。なお、2
2dはロータ外径寸法を表す想像線であり、プレス切断
ラインでもある。このように構成したコミュテータ部C
1は一旦プレス切断した後、再び埋め戻されることによ
って形成される。またH1は位置決め用ガイド孔であ
る。なお、前記の平板コミュテータパターン22cは金
メッキが施され、直接コミュテータセグメントを形成さ
せている。
【0008】このような印刷配線板22を用いてロータ
にするには図2に示すように、パレットあるいはマガジ
ン(図示せず)から自動的に一単位毎に3個の空心コイ
ル1‥‥を紫外線硬化型嫌気性接着剤を介して配設し、
前記ピッチPに合わせて他の位置にも同様に連設してい
く。全部空心コイルが配設し終わったら、リフロー半田
により各端末1a‥‥、1b‥‥を前記印刷配線板22
の所定の配線パターン22a、22bに一括半田結線す
る。その後、半田付部分に保護塗料4を塗布し、予め用
意した射出金型(図示せず)に印刷配線板22全体を装
着し、高摺動性の樹脂Jで一体成形する。その後、予め
用意したプレス金型(図示せず)や手押しにより、前述
の想像線22dの位置で一遍に取り外すことにより、一
度に多数のロータRが得られることになる。なお、図中
Jaはシャフト(図示せず)に回転自在に遊嵌させる軸
受孔である。また、22eは印刷配線板22の応力変形
を防止するための捨て穴である。
【0009】なお、上記の実施例では、大版からなる印
刷配線板22全体を射出金型に装着して一遍にロータ群
を形成するものを示したが、金型の構造上から3個の空
心コイル1‥‥を配設した数個のコミュテータ部を先に
取り外してモールドするようにしてもよい。
【0010】図3は、この発明の第2の実施例の構成を
示す要部平面図で、上述の実施例が振動モータ用の偏心
させたロータを示したのに対して、通常回転型ロータに
採用し、印刷配線板22に形成するコミュテータ部C2
は、同図によると、ロータ外形と同寸にしてあるが、実
際のロータより小さく、平板コミュテータそのものにし
てもよい。同図において、222a、222bはそれぞ
れ3個の空心コイル11‥‥の巻始め、巻終わり端末を
結線する配線パターンであってその他の構成について
は、第1の実施例と同様になるので、その説明は省略し
たい。このようにすると、各連設モールドされたロータ
RRは平板コミュテータパターン側より押すことによっ
て容易に取り外すことができる。
【0011】この発明の偏平コアレスモータのロータ
は、上述の説明をまとめると次のような製造工程を採用
することにより完成することが判る。すなわち、 1 大版からなる印刷配線板22にコミュテータ用パタ
ーン22c,222cと配線パターン22a,222
a,22b,222bを所定のピッチP、PPで複数個
連設するとともに、所定の形状で打ち抜いた後、再度埋
め戻すことにより、複数個のコミュテータ部C1、C2
を形成する。 2 この各コミュテータ部に前記空心コイル1‥‥、1
1‥‥を配し、その端末1a‥‥,1b‥‥を前記配線
パターンに結線する。 3 その後、金型に装着して空心コイルを含めて樹脂モ
ールドする。
【0012】さらに望ましい製造工程としてコミュテー
タ部を金型に装着して樹脂モールドすることによりロー
タにするのにあたって連設したコミュテータ部を全体を
金型に嵌めて樹脂で一体成形することにより連結したロ
ータ群を形成し、その後、各コミュテータ部をはずすこ
とにより単一のロータにするようにしたものがよく、空
心コイルの端末結線手段としてはリフローによるもので
あって、この結線部分に樹脂モールドする前に保護手段
を形成する工程を加えたものにするのがよい。このよう
な製造方法によれば個々に1ケずつ金型にセットしたも
のに比べてタクトが減少されるので稼動率が上がり、切
り離しも一遍にできるので生産性がよく、保護塗料によ
り低温リフロー半田を用いても樹脂モールド時に半田結
線部が溶解してしまうおそれがない。
【0013】また上記実施例はいずれも6セグメントの
コミュテータパターンを金メッキしそのまま平板コミュ
テータとして用いるものを例示したが銅箔パターンのま
まにして円筒型コミュテータ(図示せず)を半田結線し
たものでもよいのはもちろんである。
【0014】
【発明の効果】この発明は、上述のように構成したの
で、自動化が容易にでき、しかも大量に生産でき、した
がってコスト的にも有利な偏平コアレスモータの樹脂モ
ールドロータとその製造方法が提供できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の偏平コアレスモータのロータ第1の実
施例の構成部品の要部平面図である。
【図2】同ロータの組立説明図である。
【図3】本発明の同ロータの第2の実施例の構成部品の
要部拡大平面図である。
【図4】従来の偏平コアレスモータのロータの要部平面
図である。
【符号の説明】
1,11 空心コイル 1a 巻始め端末 1b 巻終わり端末 22 印刷配線板 22c,222c 平板コミュテータ 22a,222a 巻始め配線パターン 22b,222b 巻終わり配線パターン P,PP ピッチ 22d 切断ライン 22e 捨て穴 R、RR ロータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷配線板に複数個の空心コイルを配し
    て樹脂で一体成形してなる偏平コアレスモータ用樹脂モ
    ールドロータにおいて、前記印刷配線板は大版にコミュ
    テータ用パターンと配線パターンを所定のピッチで複数
    個連設するとともに所定の形状で打ち抜き、再度埋め戻
    すことにより複数個のコミュテータ部を形成し、この各
    コミュテータ部に複数個の空心コイルを前記ピッチで配
    設したあと、樹脂で一体成形してなる偏平コアレスモー
    タ用樹脂モールドロータ。
  2. 【請求項2】 印刷配線板に複数個の空心コイルを配し
    て樹脂で一体成形してなる偏平コアレスモータ用樹脂モ
    ールドロータの製造方法において、次の工程からなる製
    造方法。 1 大版からなる印刷配線板にコミュテータ用パターン
    と配線パターンを所定のピッチで複数個連設するととも
    に、所定の形状で打ち抜いた後、再度埋め戻すことによ
    り、複数個のコミュテータ部を形成する。 2 この各コミュテータ部に前記空心コイルを配し、そ
    の端末を前記配線パターンに結線する。 3 その後、金型に装着して空心コイルを含めて樹脂モ
    ールドする。
  3. 【請求項3】 請求項2の製造方法において、コミュテ
    ータ部を金型に装着して樹脂モールドする際、連設した
    各コミュテータ部の全体を金型に嵌めて樹脂で一体成形
    することにより連結したロータ群を形成し、その後、各
    コミュテータ部をはずすことにより単一のロータにする
    ようにしたもの。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に製造方法において、
    空心コイルの端末結線後、この結線部分に樹脂モールド
    する前に保護手段を形成する工程を加えたもの。
JP22178596A 1996-08-05 1996-08-05 偏平コアレスモータ用樹脂モールドロータとその製造方法 Pending JPH1052018A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6507136B1 (en) 1999-01-29 2003-01-14 Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. Eccentric commutator for vibrator motor
KR100529583B1 (ko) * 1998-11-27 2005-11-17 도쿄파츠고교 가부시키가이샤 편심로터를 구비한 편평코어리스 진동모터
JP2012503969A (ja) * 2008-09-24 2012-02-09 ヤング バック シーエム カンパニー リミテッド コイン型振動モータ

Cited By (4)

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US6507136B1 (en) 1999-01-29 2003-01-14 Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. Eccentric commutator for vibrator motor
US6674202B2 (en) 1999-01-29 2004-01-06 Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. Eccentric commutator for vibrator motor
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