JPH1051884A - スピーカ装置 - Google Patents

スピーカ装置

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JPH1051884A
JPH1051884A JP8354925A JP35492596A JPH1051884A JP H1051884 A JPH1051884 A JP H1051884A JP 8354925 A JP8354925 A JP 8354925A JP 35492596 A JP35492596 A JP 35492596A JP H1051884 A JPH1051884 A JP H1051884A
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audio signal
digital audio
primary coils
speaker device
power supply
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JP8354925A
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English (en)
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Takahiro Muraguchi
高弘 村口
Jun Kishigami
純 岸上
Masao Fujihira
正男 藤平
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁結合型のスピーカユニットをデジタルオ
ーディオ信号により電流駆動するスピーカ装置におい
て、音質を劣化させずに音量の調整を実現する。 【解決手段】 電磁結合型のスピーカユニット10にお
いて、その1次コイルを複数のコイル1A〜1Pにより
構成する。インピーダンス回路42A〜42Pと、1次
コイル1A〜1Pと、スイッチ回路41A〜41Pと
を、スイッチング電源回路51に対して、1組ずつ直列
接続する。スイッチング電源回路51に、そのスイッチ
ング用のクロックとして、デジタルオーディオ信号SD
のサンプリング周波数の整数倍のクロックP53を供給す
る。スイッチ回路41A〜41Pを、デジタルオーディ
オ信号SDの各ビットによりそれぞれオン・オフ制御す
る。スイッチング電源回路51からのパルス電圧V51の
パルス数を、音量を示すデータにより変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタル駆動方
式のスピーカ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スピーカ装置は一般にアナログオーディ
オ信号により駆動するが、デジタルオーディオ信号によ
り直接駆動できるようにしたスピーカ装置が考えられて
いる。
【0003】図2は、そのようなデジタル駆動方式のス
ピーカ装置に使用されるスピーカユニット10の一例を
示す。このスピーカユニット10は電磁結合型に構成さ
れているもので、この例においては、ポールピース11
のセンターポール部12の先端部の周囲に、凹部あるい
は溝13が形成され、この溝13に、後述する1次コイ
ル1が取り付けられている。
【0004】この場合、1次コイル1は、空芯コイルと
して巻回されて溝13に接着されることにより取り付け
られ、あるいは、溝13に直接巻回されることにより取
り付けられ、あるいは、図示しないが、磁性材料からな
るボビンに巻回されるとともに、そのボビンが溝13に
嵌め込まれて接着されることにより、取り付けられてい
る。
【0005】さらに、ポールピース11のフランジ部1
4には、センターポール部12と連続して近接する位置
において、透孔あるいは開口15が形成され、フランジ
部14の後面には、端子板16が取り付けられる。そし
て、1次コイル1のリード線17が、センターポール部
12の周面に接着されるとともに、開口15に挿入さ
れ、端子板16の端子18にハンダ付けなどにより接続
される。
【0006】また、ポールピース11のフランジ部14
の前面には、永久磁石21が接着され、この永久磁石2
1の前面に、プレート22が接着されて、センターポー
ル部12の先端部の外周面とプレート22の内周面との
間に空隙23を有する磁気回路20が形成される。
【0007】そして、空隙23には、2次コイル2が配
される。この2次コイル2は、この例では、非磁性の導
電材料、例えばアルミニウムからなるパイプないし円筒
体とされ、1ターンのコイルとされている。
【0008】さらに、2次コイル2には、コーン32の
内周部と、防塵キャップ33と、ダンパー34の内周部
とが取り付けられ、プレート22には、スピーカフレー
ム35が取り付けられている。そして、コーン32の外
周部にエッジ31が取り付けられるとともに、このエッ
ジ31と、ガスケット36とがスピーカフレーム35に
取り付けられ、ダンパー34の外周部がスピーカフレー
ム35に取り付けられている。
【0009】そして、入力されるデジタルオーディオ信
号SDが、量子化ビット数が16ビットで、自然2進数符
号であるとすれば、上述の1次コイル1は、このデジタ
ルオーディオ信号SDに対応して、16個のコイル1A〜
1Pから構成され、コイル1A〜1Pの巻き数は、デジ
タルオーディオ信号SDの各ビットの重みに対応した値
とされている。すなわち、例えば、コイル1A〜1P
が、デジタルオーディオ信号SDのLSB〜MSBに対
応するとすれば、コイル1Aの巻き数は2回、コイル1
Bの巻き数は4回、コイル1Cの巻き数は8回、…とい
うように、あるビットに対応するコイルの巻き数は、1
つ下位のビットに対応するコイルの巻き数の2倍とされ
ている。
【0010】したがって、コイル1A〜1Pの巻数の比
は、項比2の等比級数で、2**0〜2**15とされている
(x**yは、xのy乗を示す。以下同様)。
【0011】また、図3は、デジタル駆動方式のスピー
カ装置の信号系の一例を示す。すなわち、デジタルオー
ディオ信号SDが、入力端子221から直列並列変換回
路222に供給されて1サンプル分ずつ並列のデータに
変換される。そして、その変換された並列データのLS
B〜MSBがスイッチ回路41A〜41Pにその制御信
号として供給され、スイッチ回路41A〜41Pは、対
応するビットが“0”のときオフとされ、“1”のとき
オンとされる。
【0012】さらに、インピーダンス回路42A〜42
Pが設けられ、直流電源43と、接地との間に、1次コ
イル1A〜1Pと、スイッチ回路41A〜41Pと、イ
ンピーダンス回路42A〜42Pとが、1組ずつ直列に
接続される。この場合、インピーダンス回路42A〜4
2PのインピーダンスZA〜ZPは、1次コイル1A〜1
Pのうち、対応する1次コイルのインピーダンスとの和
が、互いに等しくなるような値とされる。
【0013】したがって、スイッチ回路41A〜41P
がオンのとき、1次コイル1A〜1Pに電流IA〜IPが
それぞれ流れるが、インピーダンス回路41A〜41P
のインピーダンスZA〜ZPと、1次コイル1A〜1Pの
インピーダンスとの和は、互いに等しくされているの
で、電流IA〜IPは互いに等しい値Iとなる。
【0014】そして、デジタルオーディオ信号SDのあ
るビットが“1”になると、スイッチ回路41A〜41
Pのうち、その“1”になったビットに対応するスイッ
チ回路がオンになり、1次コイル1A〜1Pのうち、そ
のオンになったスイッチ回路に対応する1次コイルに電
流I(=IA〜IP)が流れる。
【0015】ここで、一般に、電磁結合型のスピーカの
振動系の駆動力Fは、2次コイルに誘起される2次電流
iと、磁気回路の空隙に生じる磁束の密度Bと、磁気回
路の空隙内にある2次コイルの長さLとの積F=BLi
により表される。そして、今の場合、磁束密度Bおよび
長さLは一定なので、振動系の駆動力Fは、2次コイル
に誘起される2次電流iに比例することになるが、この
2次コイルに誘起される2次電流iは、1次コイルに流
れる信号電流の大きさと、1次コイルの抵抗との積に比
例する。
【0016】そして、上述したスピーカユニット10に
おいては、1次コイル1であるコイル1A〜1Pの巻き
数が、デジタルオーディオ信号SDの各ビットの重みに
比例した巻き数とされているので、ある1次コイルに信
号電流として電流Iが流れるとき、2次コイル2には、
その1次コイルに対応するビットの重みに比例した大き
さの2次電流が誘起される。
【0017】したがって、2次コイル2の設けられてい
るコーン32は、デジタルオーディオ信号SDの各ビッ
トの重みに比例した大きさだけ偏位することになり、ス
ピーカユニット10からはデジタルオーディオ信号SD
の再生音が出力されることになる。
【0018】そして、この場合、デジタルオーディオ信
号SDは、一般に可聴帯域外のサンプリング周波数、例
えば44.1kHzまたは48kHzのサンプリング周波数でデジ
タル化されたものであり、1次コイル1A〜1Pは、そ
のデジタル信号SDで駆動されるので、デジタル化され
る前のアナログオーディオ信号の低域成分も、1次コイ
ル1の各コイル1A〜1Pに流れる信号電流としては20
kHzを超える高い周波数となる。したがって、スピーカ
ユニット10によって低域までの再生ができることにな
る。
【0019】また、一般のスピーカと同様、スピーカユ
ニット10の振動系は、高域には反応しにくく、特に20
kHzを超えるような高い周波数の成分はほとんど再生し
ない。したがって、1次コイル1A〜1Pが44.1kHzま
たは48kHzのサンプリング周波数のデジタル信号で駆動
されても、そのサンプリング周波数の成分はほとんど再
生されない。仮に微小な音圧で再生されても、20kHzを
越える音は人間の耳にはほとんど聞き取ることができな
いので、支障を生じることがない。
【0020】こうして、このスピーカ装置によれば、デ
ジタルオーディオ信号をD/A変換することなく再生音
に変換することができる。
【0021】ただし、上述の構成だけの場合には、実際
には、以下のような問題を生じてしまう。すなわち、直
列並列変換回路222から出力されるLSB〜MSBの
ビットクロックCKと、そのLSB〜MSBとの関係は、
例えば、図4AおよびBに示すようになる。なお、期間
τは、直列並列変換回路222から出力されるLSB〜
MSBのビット期間であり、これは、入力端子221に
供給されたデジタルオーディオ信号SDのサンプリング
周期に等しい。
【0022】そして、図4Bにも示すように、LSB〜
MSBのうちのあるビットが、ビット期間(サンプリン
グ周期)τの2つ以上に対して、連続して“0”あるい
は“1”になることがある。
【0023】そして、任意のビットが、期間2τ以上、
連続して“0”になっても、スイッチ回路41A〜41
Pのうち、対応するスイッチ回路が連続してオフになる
だけであるから問題はない。しかし、あるビットが、期
間2τ以上、連続して“1”になったときには、スイッ
チ回路41A〜41Pのうち、対応するスイッチ回路が
連続してオンになるので、1次コイル1A〜1Pのう
ち、対応する1次コイルには、連続して電流Iが流れる
ことになる。
【0024】ところが、このように1次コイルに期間2
τ以上にわたって連続して電流Iが流れるということ
は、その期間、見掛けのビット期間が長くなった、すな
わち、見掛けのサンプリング周波数が低くなったことと
等価である。このため、スピーカユニット10の電磁結
合力が小さくなり、最適な駆動が行われなくなってしま
う。
【0025】また、例えば、本来のサンプリング周波数
が44.1kHzであっても、ビットが“1”である期間が、
例えば3τにわたって連続すると、そのときの見掛けの
サンプリング周波数は44.1kHz/3、すなわち、14.7k
Hzとなるので、これは再生音として聞こえてしまう。
【0026】そこで、図3に示すスピーカ装置において
は、電源回路43がスイッチング電源により構成される
とともに、その出力電圧V43を平滑する平滑回路は設け
られない。また、変換回路222からクロックCKが取り
出され、このクロックCKがスイッチング電源回路43に
そのスイッチング用のクロックとして供給される。
【0027】したがって、電源回路43の出力電圧V43
はクロックCKに同期したパルス状の直流電圧となり、ク
ロックCKの周期τで0(あるいは0に近い値)になる。
【0028】この結果、例えば図4Bに示すように、直
列並列回路222からのLSB〜MSBが、期間2τ以
上にわたって“1”であっても、1次コイル1A〜1P
に流れる電流IA〜IPは、図4Cに示すように、クロッ
クCKの周期で0になり、1次コイル1A〜1Pは、周期
τの電流IA〜IPにより駆動されることになる。したが
って、スピーカユニット10の電磁結合力が小さくなる
ことがなく、また、見掛けのサンプリング周波数が可聴
周波数帯域に入ることもない。
【0029】さらに、電源回路43のスイッチングをク
ロックCKに同期させることにより、電流IA〜IPの0に
なる期間が直流電圧V43の0になる期間に一致するの
で、すなわち、直流電圧V43が0ではない期間に電流I
A〜IPを0にすることがないので、電源効率の低下がな
い。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のスピ
ーカユニット10から出力される再生音の音量を調整す
る方法として、直流電圧V43の波高値を制御して電流I
A〜IPの波高値を制御する方法と、端子221に供給さ
れるデジタルオーディオ信号SDに音量に対応した値の
係数を乗算する方法とが考えられる。
【0031】しかし、一般に、スイッチング電源回路
は、入力電圧を時間的に間引くことにより目的とする出
力電圧を得るとともに、安定化しているので、前者の方
法のように直流電圧V43の波高値を制御して電流IA〜
IPの波高値を制御することは、困難である。また、後
者の方法の場合には、音量を小さくしたとき、デジタル
オーディオ信号SDのLSB側のビットが無視されてし
まうので、音質の劣化を生じてしまう。
【0032】この発明は、以上のような問題点を解決し
て音量調整を実現しようとするものである。
【0033】
【課題を解決するための手段】この発明においては、ス
ピーカユニットと、複数n個のインピーダンス回路と、
n個のスイッチ回路と、直流電圧をパルス状に出力する
スイッチング電源回路とを有し、上記スピーカユニット
は、磁気回路に空隙が形成されるとともに、この空隙の
近傍部分にn個の1次コイルが固定され、コーンに固定
されて上記空隙内に2次コイルが配され、上記n個の1
次コイルに流れる電流により上記2次コイルに電流が誘
起されて上記コーンが振動する電磁結合型のスピーカと
され、上記n個のインピーダンス回路と、上記n個の1
次コイルと、上記n個のスイッチ回路とが、上記電源回
路に対して、1組ずつ直列接続され、上記スイッチング
電源回路に、そのスイッチング用のクロックとして、上
記デジタルオーディオ信号のサンプリング周波数の整数
倍のクロックが供給され、上記n個のスイッチ回路が、
上記デジタルオーディオ信号の各ビットによりそれぞれ
オン・オフ制御され、上記デジタルオーディオ信号の1
サンプル期間における、上記直列接続に供給される上記
パルス状の直流電圧のパルスの数あるいは幅が、音量を
示すデータにより変更されるようにしたスピーカ装置と
するものである。
【0034】したがって、音量データにしたがって、1
次コイルに流れる電流が制御され、再生音の音量制御が
行われる。
【0035】
【発明の実施の形態】図1においては、入力されるデジ
タルオーディオ信号SDが、1サンプルが16ビットの直
列信号であるとともに、自然2進数符号とされている場
合である。
【0036】そして、図1において、スピーカユニット
10は、図2において説明したように電磁結合型に構成
されるとともに、その1次コイル1が、デジタルオーデ
ィオ信号SDのビット数に対応して16個の1次コイル1
A〜1Pから構成される。この場合、コイル1A〜1P
は、上記のように、その巻き数の比が、項比2の等比級
数で、2**0〜2**15とされている。
【0037】また、デジタルオーディオ信号SDが、入
力端子221を通じて直列並列変換回路220に供給さ
れ、信号SDは1サンプル分ずつ直列/並列変換されて
並列データとされる。そして、この変換された並列デー
タのLSB〜MSBがスイッチ回路41A〜41Pにそ
の制御信号として供給され、スイッチ回路41A〜41
Pは、対応するビットが“0”のときオフとされ、
“1”のときオンとされる。
【0038】さらに、直流電圧を出力する電源回路とし
てスイッチング電源回路51が設けられる。この場合、
スイッチング電源回路51には、出力電圧を平滑する平
滑回路は設けられない。また、変換回路222からのク
ロックCKが逓倍回路53に供給されてQ倍(Qは整数
で、例えば、Q=1000)の周波数のパルスP53に逓倍さ
れ、このパルスP53がスイッチング電源回路51にその
スイッチング用のクロックとして供給される。
【0039】こうして、電源回路51からは、パルスP
53に同期し、平滑されていないパルス状の直流電圧V51
が取り出され、このパルス電圧V51が後述する制御回路
52に供給される。
【0040】また、パルスP53がダウンカウンタ54に
そのカウント入力として供給される。さらに、音量を示
すデジタルデータDVOLが端子55を通じてカウンタ5
4にそのロード入力として供給されるとともに、クロッ
クCKがカウンタ54にロード制御信号として供給され
る。
【0041】したがって、カウンタ54には、クロック
CKの例えば立ち上がりごとに、音量データDVOLがロー
ドされ、続いて、そのロードされた値がパルスP53ごと
にダウンカウントされていく。こうして、カウンタ54
からは、図5に示すように、期間τごとに、カウント値
が音量データDVOLの示す値から「0」になるまでの期
間に“1”となる信号D54、すなわち、周期τで、音量
データDVOLによりPWM変調された信号D54が取り出
される。
【0042】そして、この信号D54が制御回路52に供
給され、制御回路52からは、電源回路51からのパル
ス電圧V51のうち、D54=“1”の期間におけるパルス
電圧V51が、期間τごとに取り出される。この場合、上
記のように、信号D54のパルス幅は、音量データDVOL
の示す値に対応して変化するので、制御回路52から期
間τごとに取り出されるパルス電圧V51のパルス数は、
音量データDVOLの示す値に対応して変化することにな
り、音量データDVOLによりPNM変調されていること
になる。
【0043】そして、この制御回路52の出力端と、接
地との間に、1次コイル1A〜1Pと、スイッチ回路4
1A〜41Pと、インピーダンス回路42A〜42Pと
が、1組ずつ直列に接続される。この場合、インピーダ
ンス回路42A〜42PのインピーダンスZA〜ZPは、
1次コイル1A〜1Pのうち、対応する1次コイルのイ
ンピーダンスとの和が、互いに等しくなるような値とさ
れる。
【0044】このような構成によれば、スイッチ回路4
1A〜41Pがオンのとき、1次コイル1A〜1Pに電
流IA〜IPがそれぞれ流れるが、インピーダンス回路4
1A〜41PのインピーダンスZA〜ZPと、1次コイル
1A〜1Pのインピーダンスとの和は、互いに等しくさ
れているので、電流IA〜IPは互いに等しい値Iとな
る。
【0045】そして、デジタルオーディオ信号SDのL
SB〜MSBのうちのあるビットが“1”のとき、スイ
ッチ回路41A〜41Pのうちの対応するスイッチ回路
がオンになり、1次コイル1A〜1Pのうち、そのオン
になったスイッチ回路に対応する1次コイルに電流I
(=IA〜IP)が流れる。そして、このとき、1次コイ
ル1A〜1Pの巻き数は、デジタルオーディオ信号SD
の各ビットに対応した重みがつけられている。
【0046】したがって、スピーカユニット10のコー
ン32が、デジタルオーディオ信号SDの1サンプルご
とに、各ビットの重みに対応した大きさだけ偏位するこ
とになり、スピーカユニット10からはデジタルオーデ
ィオ信号SDの再生音が出力されることになる。
【0047】そして、その場合、再生音の音量は、期間
τにおけるパルス電圧V51のパルス数に対応して変化す
るとともに、そのパルス数は音量データDVOLに対応し
て変化する。したがって、スピーカユニット10からの
再生音の音量は、音量データDVOLに対応して変化する
ことになるので、音量データDVOLにしたがって再生音
の音量を調整することができる。
【0048】こうして、上述のスピーカ装置によれば、
デジタルオーディオ信号SDをD/A変換することなく
再生音に変換することができるとともに、その音量を調
整することができる。
【0049】そして、その場合、特に上述のスピーカ装
置によれば、スイッチング電源回路51から出力される
電圧V51の波高値を制御する必要がない。また、端子2
21に供給されるデジタルオーディオ信号SDに音量を
示す係数を乗算する必要がないので、再生音の劣化を生
じることがない。
【0050】さらに、連続する2つ以上の期間τにおい
ても、1次コイル1A〜1Pを流れる電流IA〜IPはク
ロックCKに同期したパルス電流となるので、スピーカユ
ニット10の電磁結合力が小さくなることがなく、最適
な駆動を行うことができる。また、見掛けのサンプリン
グ周波数が可聴周波数帯域に入ることもないので、その
その周波数成分が再生音として聞こえることもない。
【0051】なお、上述においては、1次コイル1A〜
1Pの巻き数の比が、デジタルオーディオ信号SDのL
SB〜MSBに対応して2**0〜2**15であるとした
が、1次コイル1A〜1Pの巻き数をすべて等しくする
とともに、電流IA〜IPの大きさの比を、項比2の等比
級数で、2**0〜2**15とすることもできる。
【0052】あるいは、両者を組み合わせることもで
き、すなわち、電流IA〜IPの大きさの2乗と、1次コ
イル1A〜1Pの巻き数との積の比が、デジタルオーデ
ィオ信号SDのLSB〜MSBの重みに対応していれば
よい。
【0053】また、1次コイル1(1A〜1P)の一部
を、コイル1と対向するプレート22の内周面に取り付
けてもよい。あるいは、1次コイル1のすべてをプレー
ト22の内周面に取り付けることもできる。さらに、デ
ジタルオーディオ信号SDが、自然2進数符号ではない
ときには、自然2進数符号に変換あるいはデコードすれ
ばよい。
【0054】また、上述においては、1次コイル1A〜
1Pと、スイッチ回路41A〜41Pと、インピーダン
ス回路42A〜42Pとの直列回路に供給されるパルス
電圧V51が、音量データDVOLによりPNM変調されて
いる場合であるが、PWM変調とすることもできる。
【0055】
【発明の効果】この発明によれば、電磁結合型のスピー
カユニットをデジタルオーディオ信号により電流駆動す
る場合、その再生音の音量を調整することができるとと
もに、その音量調整による音質の劣化を回避することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一形態を示す接続図である。
【図2】この発明を説明するための断面図である。
【図3】この発明を説明するための接続図である。
【図4】この発明を説明するための波形図である。
【図5】この発明を説明するための波形図である。
【符号の説明】
1、1A〜1P…1次コイル、2…2次コイル、10…
スピーカユニット、11…ポールピース、12…センタ
ーポール部、18…端子、20…磁気回路、21…永久
磁石、22…プレート、23…空隙、31…エッジ、3
2…コーン、33…防塵キャップ、34…ダンパー、3
5…スピーカフレーム、41A〜41P…スイッチ回
路、42A〜42P…インピーダンス回路、51…スイ
ッチング電源回路、52…制御回路、53…逓倍回路、
54…カウンタ、222…直列並列変換回路、SD…デ
ジタルオーディオ信号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スピーカユニットと、 複数n個のインピーダンス回路と、 n個のスイッチ回路と、 直流電圧をパルス状に出力するスイッチング電源回路と
    を有し、 上記スピーカユニットは、 磁気回路に空隙が形成されるとともに、 この空隙の近傍部分にn個の1次コイルが固定され、 コーンに固定されて上記空隙内に2次コイルが配され、 上記n個の1次コイルに流れる電流により上記2次コイ
    ルに電流が誘起されて上記コーンが振動する電磁結合型
    のスピーカとされ、 上記n個のインピーダンス回路と、上記n個の1次コイ
    ルと、上記n個のスイッチ回路とが、上記スイッチング
    電源回路に対して、1組ずつ直列接続され、 上記スイッチング電源回路に、そのスイッチング用のク
    ロックとして、上記デジタルオーディオ信号のサンプリ
    ング周波数の整数倍のクロックが供給され、 上記n個のスイッチ回路が、上記デジタルオーディオ信
    号の各ビットによりそれぞれオン・オフ制御され、 上記デジタルオーディオ信号の1サンプル期間におけ
    る、上記直列接続に供給される上記パルス状の直流電圧
    のパルスの数あるいは幅が、音量を示すデータにより変
    更されるようにしたスピーカ装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のスピーカ装置において、 上記スイッチング電源回路から、上記パルス状の直流電
    圧として、上記サンプリング周波数の整数倍のパルス電
    圧が出力され、 この出力されたパルス電圧のうち、上記音量を示すデー
    タに対応した数のパルス電圧が、上記1サンプル期間ご
    とに上記直列接続に供給されるようにしたスピーカ装
    置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のスピーカ装置において、 上記n個の1次コイルは、上記デジタルオーディオ信号
    のビットの重みに対応した巻き数とされ、 上記n個の1次コイルのインピーダンスと、上記n個の
    インピーダンス回路のインピーダンスとの和が互いに等
    しくなるように、上記n個のインピーダンス回路のイン
    ピーダンスが設定されているようにしたスピーカ装置。
  4. 【請求項4】請求項2に記載のスピーカ装置において、 上記n個の1次コイルは互いに等しい巻き数とされ、 上記n個の1次コイルを流れる電流が、上記デジタルオ
    ーディオ信号のビットの重みに対応した大きさとなるよ
    うに、上記インピーダンス回路のインピーダンスが設定
    されているようにしたスピーカ装置。
  5. 【請求項5】請求項2に記載のスピーカ装置において、 上記n個の1次コイルを流れる電流の大きさと、上記n
    個の1次コイルの巻き数との積が、上記デジタルオーデ
    ィオ信号のビットの重みに対応した大きさとされるよう
    にしたスピーカ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8731229B2 (en) 2010-10-06 2014-05-20 Sony Corporation Speaker unit and active speaker device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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