JPH1051408A - 情報伝達方法および情報伝達システム - Google Patents

情報伝達方法および情報伝達システム

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JPH1051408A
JPH1051408A JP20473196A JP20473196A JPH1051408A JP H1051408 A JPH1051408 A JP H1051408A JP 20473196 A JP20473196 A JP 20473196A JP 20473196 A JP20473196 A JP 20473196A JP H1051408 A JPH1051408 A JP H1051408A
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JP
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physical
area
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JP20473196A
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Inventor
Hiroyuki Ueda
広之 上田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物理フレームの情報領域を使って、論理フレ
ーム構成した情報を伝達する情報伝達システムにおい
て、論理フレーム長が情報領域長より大きい場合に、情
報を効率的に伝達すると同時に、論理フレーム同期特
性、同期保護特性の改善を図る。 【解決手段】 物理フレームと論理フレームの位相差
を、論理フレームの先頭位置と物理フレームの末尾位置
までの間隔とし、それを物理フレームのオーバヘッド領
域に書き込み、物理フレーム毎に伝達するようにし、こ
の伝達された位相差情報と受信側で計数する論理フレー
ム長計数値との一致あるいは不一致を論理フレーム同期
の確立、同期保護の条件とするよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報伝達の時間
軸上の基本的枠組みである物理フレームの情報領域を利
用して、ユーザの通信情報伝達の時間軸上の基本的枠組
みである論理フレームを伝達する情報伝達方法および情
報伝達システムに関するものである。特に、通信情報と
して、画像情報等情報量が多く、物理フレームの情報領
域長より長大な論理フレームを伝達する同期式時分割多
重通信システムにおける情報伝達方法および情報伝達シ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5はITU−T勧告I.432に規定
される、新ディジタル同期網(SDH)に非同期転送モ
ード(ATM)を実現する場合のフレーム構成を示す図
である。図5において12は物理フレームであるSDH
フレーム、13は論理フレームであるATMセルであ
る。SDHフレームはSTM−1フレームとVC−4フ
レームの2重フレーム構造となっている。STM−1
は、情報伝達に係わるシステム情報を内容とするオーバ
ヘッド領域(SOH)とVC−4フレームを入れ込む情
報領域から成る。また、VC−4フレームは、オーバヘ
ッド領域(POH)とATMセル13を収容する情報領
域から成る。さらに、ATMセル13はオーバヘッド領
域であるヘッダとユーザの通信情報を内容とする情報領
域から成る。すなわち、本図は情報伝達の基準となる物
理フレームであるSDHフレームに、論理フレームであ
るATMセル13が割り付けられているフレーム構造を
示すものである。
【0003】このフレーム構造において、図示の通り、
SDHフレームあるいはVC−4フレームの情報領域の
領域長はATMセル13の領域長と異なり、かつ、AT
Mセル13の領域長の整数倍でもないため、物理フレー
ムと論理フレームとの間に位相差を発生し、その位相差
は、SDHフレームあるいはVC−4フレーム毎に変化
する。 すなわち、物理フレームと論理フレームは異な
る周期構造を持っている。
【0004】次に動作について説明する。STM−1フ
レームは、このフレームのオーバヘッド領域(SOH)
にある同期信号により物理フレーム同期を確立すること
が出来る。STM−1フレームとVC−4フレームとの
間の、任意の固定的な位相差は、STM−1フレームの
オーバヘッド領域(SOH)の所定の位置に設定されて
いるので、これを使ってSTM−1フレームとVC−4
フレームとの物理フレーム同期を確立することが出来
る。ATMセル13については、以上と異なり、STM
−1フレームあるいはVC−4フレームが確立した上記
物理フレーム同期とは独立に、ATMセル13のヘッダ
にある同期情報を検出して、論理フレーム同期を確立す
ることが出来る。
【0005】なお、これらの同期がとれる前提として、
周波数同期あるいは情報単位であるビットあるいはバイ
ト等の同期は情報伝達システム全体で取れており、ここ
で対象とする同期は、情報単位であるビット、あるいは
バイト等の情報単位でカウントされる、物理フレームと
論理フレームとの間のフレーム同期のことである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の情報伝達方法は
物理フレームであるSDHフレームと論理フレームであ
るATMセルとが、独立の同期関係を持たせられるとい
う柔軟性があるが、本来、ユーザの利用に充てたい物理
フレームの情報領域内に、論理フレームであるATMセ
ルの同期を確立するためのオーバヘッド領域(ATMセ
ルのヘッダ)を設ける必要があり、これにより情報領域
が有効に使えないという問題点があった。
【0007】また、論理フレームの同期を確立するため
に、物理フレームが確立した同期を使用せず、物理フレ
ームの情報領域内に論理フレームのオーバヘッド領域を
設ける例として、物理フレーム周期より短い周期構造を
持つATMセルで説明したが、これとは逆に、物理フレ
ーム周期より長い周期構造の論理フレームを伝達する場
合には、論理フレームの同期に関する時間特性が悪いと
いう問題が発生する。
【0008】このため論理フレーム同期を物理フレーム
のオーバヘッド領域に書き込んだ位相情報(ポインタ
値)を使う方法が提案されているが、論理フレーム長が
物理フレームの情報領域長より短いことを前提としてい
るため、論理フレーム長が長大で、物理フレームの情報
領域を越える場合には情報伝達出来なかった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、物理フレームの情報領域より領
域長が大きく、かつ、物理フレームと周期構造の異なる
論理フレームを伝達する際、効率の良い、かつ、同期特
性に優れる情報伝達方法および情報伝達システムを得る
ことを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この第1の発明に係わる
情報伝達方法は、情報伝達に係わる情報を配置するオー
バヘッド領域と、ユーザの通信情報伝達に係わる時間軸
上の基本的枠組みである論理フレームを配置する情報領
域から構成され、全ての伝達情報に係わる時間軸上の基
本的枠組みである物理フレームにより情報を伝達する同
期式時分割多重通信システムにおいて、上記論理フレー
ムが上記物理フレームの情報領域の領域長より大きい場
合、上記論理フレームのフレーム同期を確立するための
位相情報が、上記当該物理フレームの情報領域中に上記
論理フレームの先頭位置を有するときには、 その論
理フレームの先頭位置から当該物理フレームの末尾位置
までの間隔を、所定の情報単位で計数した値であり、上
記当該物理フレームの情報領域中に上記論理フレームの
先頭位置を有さないときには、当該物理フレーム以前の
最後に出現した論理フレームの先頭位置から当該物理フ
レームの末尾位置までの間隔から、その間の全ての物理
フレームのオーバヘッド領域分を差し引いて、所定の情
報単位で計数した値とするものである。
【0011】この第2の発明に係わる情報伝達方法は、
第1の発明の情報伝達方法において、 送信側装置で
は、位相情報を、オーバヘッド領域の所定位置に書き込
んで送信し、受信側装置では、上記送信された位相情報
と、受信側装置に予め設定されている物理フレームの情
報領域の領域長である情報領域長と、論理フレームの領
域長である論理フレーム長とから、演算して得られる位
相情報の期待値を、論理フレームの同期を確立するため
の位相情報とするものである。
【0012】この第3の発明に係わる情報伝達方法は、
第2の発明の情報伝達方法において、 受信側装置にお
ける演算が、受信した位相情報と情報領域長の和が、上
記論理フレーム長より小さいときは、その位相情報の値
とその情報領域長の和を、受信した位相情報と情報領域
長の和が、上記論理フレーム長より大きいときは、mo
d (論理フレーム長){(受信した位相情報値)+
(情報領域長)}を、位相情報の期待値とするものであ
る。
【0013】この第4の発明に係わる情報伝達方法は、
第2または第3の発明の情報伝達方法において、上記受
信側装置で、上記演算した位相情報の期待値と、当該物
理フレーム以前の最後に出現した論理フレームの先頭位
置から当該物理フレームの末尾位置までの間隔から、そ
の間の全ての物理フレームのオーバヘッド領域分を差し
引いて、所定の情報単位で計数した値とを比較し、その
比較結果が所定の連続一致回数に達したことをもって、
後方同期保護を行い、所定の連続不一致回数に達したこ
とをもって、前方同期保護を行うものである。
【0014】この第5の発明に係わる情報伝達方法は、
第4の発明の情報伝達方法において、受信側装置では、
物理フレームのオーバヘッド領域に書き込まれた論理フ
レームの同期を確立する同期信号と、論理フレームにオ
ーバヘッド領域を設け、そのオーバヘッド領域に書き込
まれた論理フレームの同期を確立する同期信号を抽出
し、その各々の同期信号について、それぞれの連続一致
回数を計数し、後方同期保護に、あるいはそれぞれの連
続不一致回数を計数し、前方同期保護に併用するもので
ある。
【0015】この第6の発明に係わる情報伝達システム
は、情報伝達に係わる情報を配置するオーバヘッド領域
と、ユーザの通信情報伝達に係わる時間軸上の基本的枠
組みである論理フレームを配置する情報領域から構成さ
れ、全ての伝達情報に係わる時間軸上の基本的枠組みで
ある物理フレームにより情報を伝達する同期式時分割多
重通信システムにおいて、上記論理フレームが上記物理
フレームの情報領域の領域長より大きい場合、送信側装
置が上記論理フレームのフレーム同期を確立するための
位相情報を、上記当該物理フレームの情報領域中に上記
論理フレームの先頭位置を有するときには、その論理フ
レームの先頭位置から当該物理フレームの末尾位置まで
の間隔を、所定の情報単位で計数した値とし、上記当該
物理フレームの情報領域中に上記論理フレームの先頭位
置を有さないときには、当該物理フレーム以前の最後に
出現した論理フレームの先頭位置から当該物理フレーム
の末尾位置までの間隔から、その間の全ての物理フレー
ムのオーバヘッド領域分を差し引いて、所定の情報単位
で計数した値とする論理フレーム計数回路と、上記位相
情報を、上記オーバヘッド領域の所定位置に書き込んで
送信する物理フレーム組立回路とを備え、受信側装置に
おいて、上記送信された位相情報を受信し、上記オーバ
ヘッド領域の所定位置より抽出する物理フレーム分解回
路と、上記受信した位相情報と、受信側装置に予め設定
されている論理フレーム長と、情報領域長とを使って、
位相情報の期待値を演算する論理フレーム長演算回路
と、当該物理フレーム以前の最後に出現した論理フレー
ムの先頭位置から当該物理フレームの末尾位置までの間
隔から、その間の全ての物理フレームのオーバヘッド領
域分を差し引いて、所定の情報単位で計数する論理フレ
ーム計数回路から成るものである。
【0016】この第7の発明に係わる情報伝達システム
は、第6の発明の情報伝達システムにおいて、受信側装
置は、受信側装置の論理フレーム演算回路で演算した位
相情報の期待値と、論理フレーム計数回路の計数値とを
比較する比較回路と、その比較結果が所定の連続一致回
数に達したことをもって、後方同期保護を行い、所定の
連続不一致回数に達したことをもって、前方同期保護を
行う同期保護回路から成るものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態の伝達情報
のフレーム構成図である。この図によりこの発明の論理
フレーム同期の基本的な動作を説明する。この実施の形
態は、論理フレームの領域長が物理フレームの情報領域
の領域長より大きな場合の論理フレーム同期の取り方に
関するものである。図において物理フレームはオーバヘ
ッド領域と情報領域から構成される固定長のフレームで
あり、一つの長大な論理フレームが複数の物理フレーム
(図では物理フレーム1〜物理フレーム3の3物理フレ
ーム)の情報領域にわたって割り付けられている。図の
網掛け部分が1論理フレームであり、L0が論理フレー
ムの先頭位置で、この先頭位置はシステムの立ち上げあ
るいは通信情報の生起に合わせて情報単位刻みで任意に
設定される。 なお、論理フレームは網掛け部分に引き
続いて稠密に配置される。
【0018】先ず、送信側の動作を説明する。物理フレ
ーム1では論理フレームの先頭位置L0が存在してお
り、この論理フレームの先頭位置から物理フレーム1の
末尾位置までの、情報領域長を所定の情報単位で計数
し、この計数された値を次の物理フレーム2のオーバヘ
ッド領域の所定位置に位相情報(ポインタ値ともいう)
として値(A)を書き込む。
【0019】情報領域に論理フレームの先頭位置を有し
ない物理フレーム2においては、物理フレーム1にある
論理フレームの先頭位置から物理フレーム2の末尾位置
までの情報領域長(物理フレーム長からその間にあるオ
ーバヘッド領域分を差し引いた領域長)を計数し、その
値(B=A+X)を物理フレーム3のオーバヘッド領域
の所定位置に位相情報として書き込む。ここで値(X)
は、1物理フレームに含まれる情報領域長である。
【0020】当該論理フレームの末尾位置を有する物理
フレーム3では、次の論理フレームの先頭位置L1から
物理フレーム3の末尾位置までの情報領域長を計数し
て、物理フレーム4のオーバヘッド領域の所定位置に位
相情報として値(C)を書き込む。これは、説明を省い
たが、物理フレーム1と同様の動作である。
【0021】次に、受信側の動作を説明する。なお、以
下の説明では、物理フレーム同期、論理フレーム同期が
既に確立しているものとする。物理フレーム2では、物
理フレーム1の情報領域にある論理フレームの先頭位置
L0から、物理フレーム2の末尾位置までの情報領域長
を、所定の情報単位で計数し、値(B)を計数される。
また、物理フレーム2のオーバヘッド領域の所定位置に
送信側で書き込まれ位相情報(A)を読みとる。この受
信した位相情報(A)と物理フレームの情報領域長
(X)により、論理フレームの先頭位置から物理フレー
ム2の末尾位置までの情報領域長を演算(加算)し、値
(A+X)を得る。この演算値が論理フレーム長(Y)
より小さいことを確認すると、値(A+X)をこのまま
情報領域長として使用する。なお、この演算値は期待値
とも称する。
【0022】この演算して得られた値(A+X)と上記
物理フレーム2の末尾位置における計数値(B)とを比
較し、一致していると物理フレーム2において、論理フ
レーム同期が確立していると判断する。
【0023】物理フレーム3においては、カウンタは物
理フレーム2での計数値(B)に引き続き情報領域長を
計数し、既知である論理フレーム長の値(Y)まで計数
するとカウンタを初期化して、再び計数を始め物理フレ
ーム3の末尾位置までの情報領域長を計数し、値(C)
を得る。
【0024】また、物理フレーム3のオーバヘッド領域
の所定位置に送信側で書き込まれた位相情報(B)を読
みとる。この受信した位相情報(B)と物理フレームの
情報領域長(X)により、論理フレームの先頭位置から
物理フレーム3の末尾位置までの情報領域長を演算(加
算)し、値(B+X)を得る。この値(B+X)が論理
フレーム長の値(Y)より大きいことを確認すると、さ
らに、値(B+X)のモジュロY演算結果(これを、
{mod Y(B+X)}演算と表記する)を、物理フ
レーム3にある論理フレームの先頭位置L1より物理フ
レーム3の末尾位置までの情報領域長の期待値とする。
【0025】この演算して得られた期待値{mod Y
(B+X)}と上記物理フレーム3の末尾位置における
計数値(C)とを比較し、一致していると物理フレーム
3において、論理フレーム同期が確立していると判断す
る。
【0026】上記受信側の処理の中で、物理フレーム毎
に演算値(期待値)と計数値を比較して一致した場合
に、論理フレーム同期が確立していると判断している
が、次に、不一致を検出した場合の措置を説明する。不
一致が検出されても、通常、直ぐには同期外れと判断せ
ず、同期保護(前方保護)状態に入り、不一致を複数回
(例えば3回)連続した場合に同期異常と判断する。同
期異常を検出すると、次に説明する同期引き込み過程に
入る。
【0027】受信側で、同期外れ状態と認識すると、物
理フレームのオーバヘッド領域の所定位置に書き込まれ
た位相情報を取り込み、その値の大小により上記所定の
演算(物理フレーム2の例では、情報領域長(X)を加
算、物理フレーム3では、mod演算)を行い、その演
算結果の値を、次の物理フレームの情報領域の先頭位置
で、情報領域長を計数するカウンタにロードする。
【0028】その後、上記演算値(期待値)と計数値が
一致した時にも、直ぐには同期確立とせず、同期保護
(後方保護)状態に入り、物理フレーム毎に上記演算値
と計数値の一致の確認を行い、一致が複数回(例えば5
回)連続した場合に、同期確立とみなす。
【0029】また、この実施の形態では、物理フレーム
と論理フレームの周期構造は異なり(図のAとCの値が
異なることをいう)、両フレーム間の位相差、例えば物
理フレームの先頭位置から論理フレームの先頭位置の時
間間隔は物理フレーム毎に異なるとしているが、同一で
も良い。
【0030】さらに、ここでは、位相情報を上記のよう
に論理フレームの先頭位置から次の物理フレームの先頭
位置間と定義したが、物理フレームのある決められた任
意の位置(オフセット位置)と論理フレームのある決め
られた任意の位置(オフセット位置)との時間間隔とし
ても良い。
【0031】さらに、論理フレームの位相情報だけでな
く、論理フレーム長情報を、次の物理フレームのオーバ
ヘッド領域に書き込むことにより、論理フレーム長が変
化する場合にも同様に論理フレーム同期の確立が出来
る。
【0032】さらにまた、送信側で1論理フレーム長以
上のフレームメモリを持つ情報伝達システムでは、上記
位相情報や論理フレーム長情報を、次の物理フレームの
オーバヘッド領域でなく、当該物理フレームのオーバヘ
ッド領域に書き込む場合もある。
【0033】次に図2および図3により、この実施の形
態の情報伝達システムの構成を説明する。図2は情報伝
達システムの全体構成図であり、図3は受信側論理フレ
ーム長計数回路の内部構成図である。図2において、送
信側装置として次の構成となる。1は送信論理フレーム
位相101と送信物理フレーム位相109を入力し、送
信位相情報102を出力する送信側論理フレーム長計数
回路、2は送信側論理フレーム長計数回路から出力され
る送信位相情報102、送信物理フレーム位相109お
よび送信論理フレーム情報103を入力し、図1に示す
ようなフレーム構成の伝達情報104を組み立てる物理
フレーム組立回路である。
【0034】15は物理フレーム組立回路で組み立てら
れた伝達情報104を送信側から受信側に伝達する伝送
路である。
【0035】受信側装置としては次の構成となる。3は
伝送路15を経由して伝達された伝達情報104から受
信位相情報105と受信論理フレーム情報106を抽出
する物理フレーム分解回路、4は物理フレーム分解回路
3からの受信位相情報105を入力し演算した結果の論
理フレーム長期待値(演算値)107を出力する論理フ
レーム長演算回路、5は受信論理フレーム情報106と
論理フレーム長期待値107を入力し、受信論理フレー
ム位相108と論理同期情報a111を出力する受信側
論理フレーム長計数回路、10は受信側論理フレーム長
計数回路5からの論理同期情報a111を入力し、所定
の同期保護条件に従って論理フレームの同期の確立を判
断する同期判断回路である。
【0036】さらに、図3により、受信側論理フレーム
長計数回路5の内部構成を説明すると、5aは物理フレ
ーム分解回路3からの受信論理フレーム情報106を入
力とし、情報領域長を計数し、その計数値を後述の比較
回路5bに出力するとともに、受信側装置の伝達情報受
信の基本タイミングとなる受信論理フレーム位相108
を出力する計数回路、5bは論理フレーム長演算回路4
からの論理フレーム長期待値(演算値)107と上記計
数回路5aからの計数値を比較し、両者の一致あるいは
不一致情報を論理同期情報a111として同期判断回路
10へ出力する比較回路である。
【0037】つぎに、図1、図2および図3によりこの
実施の形態の動作を総合的に説明する。送信側では、送
信側論理フレーム長計数回路1は、物理フレーム1の情
報領域に割り付けられる論理フレームの先頭位置L0
(=送信論理フレーム位相101)からシステム固有の
情報単位で計数を始め、当該物理フレーム1の末尾位置
(次の物理フレームの先頭位置=送信物理フレーム位相
109)で計数を終え、この物理フレーム1の情報領域
に割り付けられる論理フレーム長(A)を送信位相情報
102として物理フレーム組立回路2に出力する。
【0038】物理フレーム組立回路2では、この送信位
相情報102の値(A)を、次の物理フレーム2のオー
バヘッド領域の所定位置に挿入する。さらに、物理フレ
ーム組立回路2は、このオーバヘッド領域と送信物理フ
レーム位相109と送信論理フレーム位相101でフレ
ーム化された送信論理フレーム情報103とを入力し、
図1に示す伝達情報104の物理フレームフォーマット
に組み立てる。
【0039】次の物理フレーム2では、送信側論理フレ
ーム長計数回路1で、論理フレームの先頭位置L0か
ら、物理フレーム2のオーバヘッド領域は除き、論理フ
レームがマッピングされた情報領域を当該物理フレーム
2の末尾位置(その次の物理フレームの先頭位置)まで
を計数した送信位相情報102の値(B)を物理フレー
ム組立回路2に出力し、物理フレーム組立回路2ではこ
の送信位相情報102の値(B)を、その次の物理フレ
ーム3のオーバヘッド領域の所定位置に挿入する。以
下、同様の動作を繰り返す。
【0040】受信側では、伝送路15を介して送信側か
ら伝達されてきた、伝達情報104を物理フレーム分解
回路3で受信する。物理フレーム分解回路3は、物理フ
レームのオーバヘッド領域にある物理フレーム位相(同
期信号成分)により、物理フレーム同期をとり、受信し
た伝達情報104をオーバヘッド領域と情報領域に分解
し、情報領域の情報のみを受信論理フレーム情報106
として出力する。さらに、オーバヘッド領域の所定位置
から受信位相情報105の値を取り出し、論理フレーム
長演算回路4に出力する。
【0041】論理フレーム長演算回路4では、予め本情
報伝達システムが取り扱う物理フレームの情報領域長
(X)および論理フレーム長(Y)を知っているので、
この受信位相情報105の受信時点に、論理フレーム長
の期待値107(=当該物理フレームの末尾位置におけ
る、論理フレームの先頭位置からの論理フレーム長の期
待値)を演算することが出来る。例えば、物理フレーム
2では、受信位相情報105と論理フレーム長(Y)と
を演算(加算)し、A+X<Yであることを確認する
と、論理フレーム長演算回路4から受信側論理フレーム
長計数回路5に論理フレーム長期待値107の値(A+
X)が出力される。
【0042】論理フレーム長計数回路5は、同期判断回
路10から送られてくる同期情報110により論理フレ
ーム確立状態であることを知ると、自分の認識している
論理フレーム周期で、受信された論理フレーム情報10
6を所定の情報単位で計数回路5aが計数(自走)して
いる。物理フレームの所定位置、この例では当該物理フ
レームの末尾位置で、この計数値と上記の演算された論
理フレーム長期待値107を論理フレーム長計数回路5
の内部回路である比較回路5bで比較し、一致あるいは
不一致の情報を論理同期情報a111として同期判断回
路10に出力する。同期確立時、この両者が一致してい
る場合は、物理フレーム2において、論理フレーム同期
が確立していることになる。
【0043】次の物理フレーム3では、位相情報105
の受信値(B)と情報領域長(X)を演算(加算)し、
B+X>Yとなるのを確認すると、演算値{mod Y
(B+X)}を求めて、これを次の論理フレームの先頭
位置L1から当該の物理フレーム3の末尾位置までの論
理フレーム長の期待値107として、論理フレーム長演
算回路4から受信側論理フレーム長計数回路5に出力さ
れる。論理フレーム長計数回路5では上記物理フレーム
2の場合と同様に、この期待値{mod Y(B+
X)}と当該物理フレーム3の末尾位置における計数値
(C)とを比較し、一致あるいは不一致の情報を論理同
期情報a111として同期判断回路10に出力する。同
期確立時、この両者が一致している場合は、物理フレー
ム3において、論理フレーム同期が確立していることに
なる。
【0044】上記受信側の同期がとれているかどうかの
確認動作の中で、論理フレーム長演算回路4の出力であ
る論理フレーム長期待値107と論理フレーム長計数回
路5の出力である論理フレーム長の計数値を比較してい
るが、比較回路5bで不一致を検出した場合の同期判断
回路10における措置を説明する。同期判断回路10で
は、比較回路5bで不一致が検出されると、論理同期情
報a111により通知を受ける。同期確立状態である同
期判断回路10は、通常、この通知により、直ぐには同
期外れと判定せず、同期保護(前方保護)状態に入り、
以降の論理同期情報a111を待ち受け、不一致を複数
回(例えば3回)連続した場合に初めて同期異常と判断
する。同期異常と判断すると、同期判断回路10は次に
説明する同期引き込み過程に入る。
【0045】同期判断回路10は、同期外れ状態を認識
すると、同期情報110でもって、同期外れを受信側論
理フレーム長計数回路5に連絡する。論理フレーム長計
数回路5では、計数回路5aが同期外れの動作として、
論理フレーム長演算回路4から送られてくる論理フレー
ム長期待値107の値を、同期外れ状態になった直後に
受信する物理フレームの情報領域の先頭位置時点に、計
数回路5aに初期設定する。
【0046】その後、比較回路5bで比較し、上記論理
フレーム長期待値107と計数値が一致した時にも、同
期判断回路10は、直ぐには同期確立とせず、同期保護
(後方保護)状態に入り、以降の論理同期情報a111
を待ち受け、一致が複数回(例えば5回)連続した場合
に、同期確立と判断する。
【0047】なお、受信側論理フレーム長計数回路5
は、通常の同期の取れている状態では、受信側で認識し
ている論理フレーム位相すなわち論理フレーム長演算回
路4の出力である論理フレーム長の期待値107により
自走して、受信側装置の基本タイミング情報である受信
論理フレーム位相108を後続の回路に供給している。
【0048】 また、本情報伝達システムにおいて、論
理フレームのタイミングクロックと物理フレームのタイ
ミングクロックは、完全に一致しているとは限らず、こ
のため、物理フレーム内の情報領域長を調節すること
で、このクロックの位相差を吸収する場合がある(これ
は、一般にスタッフィングという)。この場合には、送
受間で位相情報の他に該物理フレームの情報領域長、ま
たは、スタッフィングしたか否かの情報を伝達すること
により、本発明の論理フレーム同期を確立することが可
能となる。すなわち、物理フレーム分解回路3からの受
信位相情報105とともに、該物理フレームの情報領域
長を論理フレーム長演算回路4に入力し、この情報をも
とに調節後の情報領域長を用いた論理フレーム長の期待
値107を演算により求める。一方受信論理フレーム情
報106を計数する受信側論理フレーム長計数回路5は
調節後の論理フレーム長を計数しており、前記期待値と
一致する。
【0049】実施の形態2.図4はこの発明の他の実施
の形態を情報伝達システムの構成図である。実施の形態
1では、論理フレームの同期の確立、維持および同期保
護を、伝達情報フォーマット上、物理フレームのオーバ
ヘッド領域の所定位置に挿入された位相情報のみを使っ
て行ったが、本実施の形態では、従来の技術で説明をし
たように論理フレームを構成するオーバヘッド領域に同
期信号を挿入することにより、論理フレームの同期を物
理フレームの同期と独立に取れる構成にしたものであ
る。
【0050】実施の形態1で説明した部分と異なる部分
について説明する。図4で、8は送信論理フレーム位相
101と送信論理フレーム情報103を入力とし送信論
理フレームのオーバヘッド領域に送信論理フレーム位相
(同期信号)を挿入した、論理フレームを構成する送信
側論理フレーム同期回路である。9は物理フレーム分解
回路3の出力である受信論理フレーム情報106を入力
し、その中に含まれる論理フレーム位相(同期信号)を
抽出し、その論理フレーム位相の論理フレームの受信毎
の継続性を比較し、その結果を論理同期情報b112と
して同期判断回路10へ出力する受信側論理フレーム同
期回路である。10は受信側論理フレーム長計数回路5
からの論理同期情報a111と受信側論理フレーム同期
回路9からの論理同期情報b112を入力し、所定の同
期保護条件に従って論理フレームの同期の確立を判断す
る同期判断回路である。
【0051】論理フレーム同期の取り方自体について
は、従来の技術に示したものと同様であるが、送信側で
送信側論理フレーム同期回路8で、論理フレーム構成を
組み立て、論理フレームのオーバヘッド領域の所定の場
所に、送信論理フレーム位相101による論理フレーム
位相を受信側で識別しやすく、誤りにくい形式とした同
期信号を挿入する。この論理フレームをさらに物理フレ
ーム組立回路2で、物理フレームに組み立て、伝送路1
5を介して受信側に伝達する。
【0052】受信側では、物理フレーム分解回路3で伝
達情報のフレーム構成を分解し、情報領域を受信側論理
フレーム情報106として受信側論理フレーム同期回路
9に伝達する。受信論理フレーム同期回路9では、受信
側論理フレーム情報106から同期信号を検出すると、
その受信タイミングと、前回に論理フレーム同期を受信
したタイミングから、既知である論理フレーム長(Y)
だけ遅延させたタイミング(あるいは、前回の論理フレ
ーム同期検出タイミングから論理フレーム長を所定の情
報単位で計数完了したタイミング)とを比較し、その両
者の一致あるいは不一致情報を、論理同期情報b112
として、同期判断回路10に出力する。
【0053】次に、同期判断回路では、物理フレーム受
信毎に入力される論理同期情報a111と、論理フレー
ム受信毎に入力される論理同期情報b112とを使い、
所定の同期保護条件に従って同期確立を判断し、その結
果を同期情報110として出力する。
【0054】同期保護条件としては、論理同期情報a1
11と論理同期情報b112を全く等価として区別せ
ず、一致あるいは不一致が各々所定の連続数に達する
と、同期確立あるいは同期外れと判断しても良いし、論
理同期情報a111と論理同期情報b112の検出頻度
差等による重み付けをして、同期保護条件としても良
い。さらに、同期確立には論理同期情報a111を優先
し、同期外れには論理同期情報b112を優先するよう
にすることも可能である。
【0055】この実施の形態においても、実施の形態1
と同様に、論理フレーム長が物理フレームの情報領域長
に比べて長大であることを前提にしている。そのため、
受信側論理フレーム長計数回路5の出力である、論理同
期情報a111は、受信側論理フレーム同期回路9の出
力の論理同期情報b112に比べて、周期が短く、迅速
な同期特性を得るのに適している。以上のように構成す
ることにより、情報伝達システムの同期保護に対する各
種要求に応じた同期保護条件に対して柔軟に対応出来
る。
【0056】なお、論理フレーム同期信号の受信タイミ
ングを比較する比較回路は、受信側論理フレーム同期回
路9でなく、同期判断回路10の機能としても良い。
【0057】なお、同期式の情報伝達システムの伝達情
報のフレーム構成においては、伝送効率を上げるため、
多重化フレーム構成がとられることも多い。本発明は多
重化フレーム構成の場合にも、実施の形態の説明で物理
フレームを多重化フレームと置き換えることにより容易
に適用出来る。
【0058】また、本発明の実施の形態では、伝送装置
の例としたが、本発明は交換機などの通信制御装置、あ
るいは蓄積型の通信処理装置、さらには情報処理装置に
も適用が可能である。
【0059】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、物理
フレームの情報領域を利用して、これとは周期構造が異
なり、かつ、物理フレームの情報領域より大きな論理フ
レームを伝達する際に、物理フレームと論理フレームの
位相差を、論理フレームの先頭位置と物理フレームの末
尾位置までの間隔とし、それを物理フレームのオーバヘ
ッド領域に書き込み、物理フレーム毎に伝達するように
し、この伝達された位相差情報と受信側で計数する論理
フレーム長計数値との一致あるいは不一致を論理フレー
ム同期の確立、同期保護の条件とするよう構成したの
で、物理フレームの情報領域より大きな論理フレーム
を、物理フレームの情報領域を効率的に利用して伝達す
ることが出来、かつ、論理フレームの同期特性を改善す
ることが出来るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態の伝達情報のフレー
ム構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態の伝達情報システムの
システム構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態の伝達情報システムの
受信側論理フレーム長計数回路の内部構成図である。
【図4】 この発明の他の実施の形態の情報伝達システ
ムのシステム構成図である。
【図5】 従来の伝達情報のフレーム構成図である。
【符号の説明】
1 送信側論理フレーム長計数回路 2 物理フレーム組立回路 3 物理フレーム分解回路 4 論理フレーム長演算回路 5 受信側論理フレーム長計数回路 8 送信側論理フレーム同期回路 9 受信側論理フレーム同期回路 10 同期判断回路 15 伝送路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報伝達に係わる情報を配置するオーバ
    ヘッド領域と、 ユーザの通信情報伝達に係わる時間軸上の基本的枠組み
    である論理フレームを配置する情報領域から構成され、 全ての伝達情報に係わる時間軸上の基本的枠組みである
    物理フレームにより情報を伝達する同期式時分割多重通
    信システムにおいて、 上記論理フレームのフレーム同期を確立するための位相
    情報が、 上記当該物理フレームの情報領域中に上記論理フレーム
    の先頭位置を有するときには、 その論理フレームの先頭位置から当該物理フレームの末
    尾位置までの間隔を、 所定の情報単位で計数した値とし、 上記当該物理フレームの情報領域中に上記論理フレーム
    の先頭位置を有さないときには、 当該物理フレーム以前の最後に出現した論理フレームの
    先頭位置から当該物理フレームの末尾位置までの間隔か
    ら、その間の全ての物理フレームのオーバヘッド領域分
    を差し引いて、 所定の情報単位で計数した値とすることを特徴とする情
    報伝達方法。
  2. 【請求項2】 送信側装置において、 位相情報を、オーバヘッド領域の所定位置に書き込んで
    送信し、 受信側装置において、 上記送信された位相情報と、 受信側装置に予め設定されている物理フレームの情報領
    域の領域長である情報領域長と、 論理フレームの領域長である論理フレーム長とから、 演算して得られる位相情報の期待値を、 論理フレームの同期を確立するための位相情報とするこ
    とを特徴とする請求項1に記載の情報伝達方法。
  3. 【請求項3】 受信側装置における演算が、 受信した位相情報と情報領域長の和が、論理フレーム長
    より小さいときは、その位相情報の値とその情報領域長
    の和を、 受信した位相情報と情報領域長の和が、論理フレーム長
    より大きいときは、 mod (論理フレーム長){(受信した位相情報値)
    +(情報領域長)}を、 位相情報の期待値とすることを特徴とする請求項2に記
    載の情報伝達方法。
  4. 【請求項4】 受信側装置において、 演算した位相情報の期待値と、当該物理フレーム以前の
    最後に出現した論理フレームの先頭位置から当該物理フ
    レームの末尾位置までの間隔から、その間の全ての物理
    フレームのオーバヘッド領域分を差し引いて、 所定の情報単位で計数した値とを比較し、 その比較結果が所定の連続一致回数に達したことをもっ
    て、後方同期保護を行い、 所定の連続不一致回数に達したことをもって、前方同期
    保護を行うことを特徴とする請求項2または請求項3に
    記載の情報伝達方法。
  5. 【請求項5】 受信側装置において、 物理フレームのオーバヘッド領域に書き込まれた論理フ
    レームの同期を確立する同期信号と、 論理フレームにオーバヘッド領域を設け、そのオーバヘ
    ッド領域に書き込まれた論理フレームの同期を確立する
    同期信号を抽出し、その各々の同期信号について、それ
    ぞれの連続一致回数を計数し、上記後方同期保護に、 あるいはそれぞれの連続不一致回数を計数し、上記前方
    同期保護に併用することを特徴とする請求項4に記載の
    情報伝達方法。
  6. 【請求項6】 情報伝達に係わる情報を配置するオーバ
    ヘッド領域と、 ユーザの通信情報伝達に係わる時間軸上の基本的枠組み
    である論理フレームを配置する情報領域から構成され、 全ての伝達情報に係わる時間軸上の基本的枠組みである
    物理フレームにより情報を伝達する同期式時分割多重通
    信システムにおいて、 上記論理フレームが上記物理フレームの情報領域の領域
    長より大きい場合、 送信側装置が上記論理フレームのフレーム同期を確立す
    るための位相情報を、 上記当該物理フレームの情報領域中に上記論理フレーム
    の先頭位置を有するときには、 その論理フレームの先頭位置から当該物理フレームの末
    尾位置までの間隔を、 所定の情報単位で計数した値とし、 上記当該物理フレームの情報領域中に上記論理フレーム
    の先頭位置を有さないときには、 当該物理フレーム以前の最後に出現した論理フレームの
    先頭位置から当該物理フレームの末尾位置までの間隔か
    ら、その間の全ての物理フレームのオーバヘッド領域分
    を差し引いて、 所定の情報単位で計数した値とする論理フレーム計数回
    路と、 上記位相情報を、上記オーバヘッド領域の所定位置に書
    き込んで送信する物理フレーム組立回路とを備え、 受信側装置において、 上記送信された位相情報を受信し、上記オーバヘッド領
    域の所定位置より抽出する物理フレーム分解回路と、 上記受信した位相情報と、受信側装置に予め設定されて
    いる論理フレーム長と、情報領域長とを使って、位相情
    報の期待値を演算する論理フレーム長演算回路と、 当該物理フレーム以前の最後に出現した論理フレームの
    先頭位置から当該物理フレームの末尾位置までの間隔か
    ら、その間の全ての物理フレームのオーバヘッド領域分
    を差し引いて、 所定の情報単位で計数する論理フレーム計数回路とを備
    えることを特徴とする情報伝達システム。
  7. 【請求項7】 受信側装置において、 上記受信側装置の論理フレーム演算回路で演算した位相
    情報の期待値と、 論理フレーム計数回路の計数値とを比較する比較回路
    と、 その比較結果が所定の連続一致回数に達したことをもっ
    て、後方同期保護を行い、 所定の連続不一致回数に達したことをもって、前方同期
    保護を行う同期保護回路を備えたことを特徴とする請求
    項6に記載の情報伝達システム。
JP20473196A 1996-08-02 1996-08-02 情報伝達方法および情報伝達システム Pending JPH1051408A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7289510B2 (en) 2001-07-11 2007-10-30 Nec Corporation Method and system for switching variable-length packets

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7289510B2 (en) 2001-07-11 2007-10-30 Nec Corporation Method and system for switching variable-length packets

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