JPH1051352A - 非接触通信システム - Google Patents
非接触通信システムInfo
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- JPH1051352A JPH1051352A JP8202487A JP20248796A JPH1051352A JP H1051352 A JPH1051352 A JP H1051352A JP 8202487 A JP8202487 A JP 8202487A JP 20248796 A JP20248796 A JP 20248796A JP H1051352 A JPH1051352 A JP H1051352A
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- communication device
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Links
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 36
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 10
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 8
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 8
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- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 4
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- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
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- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
Landscapes
- Near-Field Transmission Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 通信装置が供給する動作エネルギーを制御す
ることにより、データ通信の通信エリアの範囲を制御
し、データ通信の信頼性を損なうことのない非接触通信
システムを得る。 【解決手段】 非接触で外部から供給される動作エネル
ギーを動作電源に変換し所定の情報を送信する情報媒体
と、非接触で上記情報媒体に上記動作エネルギーを供給
し上記情報媒体から非接触で上記所定の情報を受信する
通信装置とを備えた非接触通信システムにおいて、上記
動作エネルギーの大きさを上記所定の情報の受信強度に
応じて制御する電源供給制御部を上記通信装置に設け
た。
ることにより、データ通信の通信エリアの範囲を制御
し、データ通信の信頼性を損なうことのない非接触通信
システムを得る。 【解決手段】 非接触で外部から供給される動作エネル
ギーを動作電源に変換し所定の情報を送信する情報媒体
と、非接触で上記情報媒体に上記動作エネルギーを供給
し上記情報媒体から非接触で上記所定の情報を受信する
通信装置とを備えた非接触通信システムにおいて、上記
動作エネルギーの大きさを上記所定の情報の受信強度に
応じて制御する電源供給制御部を上記通信装置に設け
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報を記録された媒
体との間で非接触でデータ通信を行う非接触通信システ
ムに係わり、例えば、移動するカード状の情報媒体と通
信装置とでデータ通信を行う非接触カードシステムに関
するものである。
体との間で非接触でデータ通信を行う非接触通信システ
ムに係わり、例えば、移動するカード状の情報媒体と通
信装置とでデータ通信を行う非接触カードシステムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図14は従来の非接触カードシステムの
全体構成図である。図14において、22は予めIDコ
ード等を記録された情報媒体であるカード、23はカー
ド22から発信された返送信号を受信する通信装置、2
4はカード22と通信装置23が通信できる範囲である
通信エリア、a、eは通信エリア24の外側の位置、
b、c、dは通信エリア24の内側の位置を示す。25
は非接触通信システムである非接触カード通信システム
であり、上述の符号22〜24を付した構成を含む。
全体構成図である。図14において、22は予めIDコ
ード等を記録された情報媒体であるカード、23はカー
ド22から発信された返送信号を受信する通信装置、2
4はカード22と通信装置23が通信できる範囲である
通信エリア、a、eは通信エリア24の外側の位置、
b、c、dは通信エリア24の内側の位置を示す。25
は非接触通信システムである非接触カード通信システム
であり、上述の符号22〜24を付した構成を含む。
【0003】図15は図14に示すカード22の詳細説
明図、図16は図15に示すカード22の電気回路図で
ある。図15、図16において、26は動作エネルギー
を受信する受信アンテナ、27は受信した動作エネルギ
ーを動作電源に変換する電源回路であり、図16に示す
スイッチング制御回路27aとスイッチ27bとスイッ
チ27cと電圧検出部27dとコンデンサ27eとコン
デンサ27fとを含んでいる。図15に示す28は予め
IDコード等を記録されたIDコード発生器、29はI
Dコードを返送信号に変調する変調器、30は返送信号
を増幅する増幅器、31は返送信号を発信する送信アン
テナである。
明図、図16は図15に示すカード22の電気回路図で
ある。図15、図16において、26は動作エネルギー
を受信する受信アンテナ、27は受信した動作エネルギ
ーを動作電源に変換する電源回路であり、図16に示す
スイッチング制御回路27aとスイッチ27bとスイッ
チ27cと電圧検出部27dとコンデンサ27eとコン
デンサ27fとを含んでいる。図15に示す28は予め
IDコード等を記録されたIDコード発生器、29はI
Dコードを返送信号に変調する変調器、30は返送信号
を増幅する増幅器、31は返送信号を発信する送信アン
テナである。
【0004】尚、図16に示す電気回路図において、3
2は並列共振回路であり、受信アンテナ26とコンデン
サ27eとにより構成される。33は電源回路27に含
まれる保護回路であり、スイッチング制御回路27aと
スイッチ27bとスイッチ27cと電圧検出部27dと
により構成される。34は電源回路27が電源を供給す
るIDコード出力部28や変調器29や増幅器30等々
を負荷抵抗として示すものである。
2は並列共振回路であり、受信アンテナ26とコンデン
サ27eとにより構成される。33は電源回路27に含
まれる保護回路であり、スイッチング制御回路27aと
スイッチ27bとスイッチ27cと電圧検出部27dと
により構成される。34は電源回路27が電源を供給す
るIDコード出力部28や変調器29や増幅器30等々
を負荷抵抗として示すものである。
【0005】図17は図14に示す通信装置23の詳細
説明図、図17において、35はカード22に供給する
動作エネルギーとなる電気信号を生成する発振器、36
は電気信号を増幅する増幅器、37は電気信号を電波と
して放射する送信アンテナ、38はカード22からの返
送信号を受信する受信アンテナ、39は受信した返送信
号を増幅する増幅器、40は返送信号を復調する復調器
である。
説明図、図17において、35はカード22に供給する
動作エネルギーとなる電気信号を生成する発振器、36
は電気信号を増幅する増幅器、37は電気信号を電波と
して放射する送信アンテナ、38はカード22からの返
送信号を受信する受信アンテナ、39は受信した返送信
号を増幅する増幅器、40は返送信号を復調する復調器
である。
【0006】次に、動作を図14乃至図17により説明
する。例えば、カード22が図14に示す矢印方向に移
動する場合について説明する。通信装置23は、カード
22の動作電源となる動作エネルギーを、例えば、規定
の周波数の電磁波等を発生させるための電気信号を発振
器35により生成し、増幅器36で電気信号を所定量増
幅し、この増幅した電気信号を所定の振幅の電波として
送信アンテナ37より供給する。この電波の大きさによ
り、図14に点線で示す通信エリア24の範囲が決定さ
れる。
する。例えば、カード22が図14に示す矢印方向に移
動する場合について説明する。通信装置23は、カード
22の動作電源となる動作エネルギーを、例えば、規定
の周波数の電磁波等を発生させるための電気信号を発振
器35により生成し、増幅器36で電気信号を所定量増
幅し、この増幅した電気信号を所定の振幅の電波として
送信アンテナ37より供給する。この電波の大きさによ
り、図14に点線で示す通信エリア24の範囲が決定さ
れる。
【0007】カード22が、人に携帯され、車両に取り
付けられ、製造中の半完成品に取り付けられた状態で通
信エリア24内に進入すると、カード22の受信アンテ
ナ26により受信された電波は、並列共振回路32によ
り電気信号に変換され、電源回路27により、例えば、
カード22の各回路が動作する設定値である約3Vの動
作電源に変換されてカード22のIDコード発生器2
8、変調器29、増幅器30等の各回路に供給される。
付けられ、製造中の半完成品に取り付けられた状態で通
信エリア24内に進入すると、カード22の受信アンテ
ナ26により受信された電波は、並列共振回路32によ
り電気信号に変換され、電源回路27により、例えば、
カード22の各回路が動作する設定値である約3Vの動
作電源に変換されてカード22のIDコード発生器2
8、変調器29、増幅器30等の各回路に供給される。
【0008】次に、IDコード出力部28は動作電源3
V以上を供給されると予め記録されたIDコードを出力
する。このIDコードは、変調器29により返送信号に
変調され、増幅器30により増幅され、送信アンテナ3
1より発信される。
V以上を供給されると予め記録されたIDコードを出力
する。このIDコードは、変調器29により返送信号に
変調され、増幅器30により増幅され、送信アンテナ3
1より発信される。
【0009】但し、カード22が、例えば、図14に示
す矢印方向に位置a〜位置cへと進行する場合、電波を
供給している通信装置23にカード22が近づくにつれ
て、カード22の受信アンテナ26が受信する電波は大
きくなり、並列共振回路32により過大な電流が流れ、
各回路を破損する虞がある。このため、電源回路27に
は過大な電流が流れるのを防止するための保護回路33
が設けられている。
す矢印方向に位置a〜位置cへと進行する場合、電波を
供給している通信装置23にカード22が近づくにつれ
て、カード22の受信アンテナ26が受信する電波は大
きくなり、並列共振回路32により過大な電流が流れ、
各回路を破損する虞がある。このため、電源回路27に
は過大な電流が流れるのを防止するための保護回路33
が設けられている。
【0010】この保護回路33の動作を図18により説
明する。図18は図15に示す電源回路27の出力を示
す説明図であり、縦軸は電源回路27の供給電圧、横軸
は位置を示す。位置a〜eは各々図14に示す通信エリ
ア24の位置a〜eに対応した位置を示す。カード22
が、通信装置23からの動作エネルギーである電波を受
信アンテナ26で受信することにより、カード22の並
列共振回路32に誘導電流が流れ、コンデンサ27eに
電荷が蓄積されて負荷抵抗34に電圧が印加される。電
圧検出部27dは、負荷抵抗34の両端電圧を監視し、
この両端電圧と上述の設定値3Vとの差に比例した電圧
をスイッチング制御回路27aに出力する。
明する。図18は図15に示す電源回路27の出力を示
す説明図であり、縦軸は電源回路27の供給電圧、横軸
は位置を示す。位置a〜eは各々図14に示す通信エリ
ア24の位置a〜eに対応した位置を示す。カード22
が、通信装置23からの動作エネルギーである電波を受
信アンテナ26で受信することにより、カード22の並
列共振回路32に誘導電流が流れ、コンデンサ27eに
電荷が蓄積されて負荷抵抗34に電圧が印加される。電
圧検出部27dは、負荷抵抗34の両端電圧を監視し、
この両端電圧と上述の設定値3Vとの差に比例した電圧
をスイッチング制御回路27aに出力する。
【0011】スイッチング制御回路27aは、負荷抵抗
34の両端電圧が設定値3Vよりも低い場合の電圧検出
部27dの出力、即ちカード22が位置a〜位置bの間
にある場合の電圧検出部27dの出力では駆動せず、ス
イッチ27bは開、スイッチ27cが閉で、コンデンサ
27fの充電が継続し負荷抵抗34に電圧が印加され
る。また、スイッチング制御部27aは、負荷抵抗34
の両端電圧が設定値3Vを超えた場合の電圧検出部27
dの出力、即ちカード22が図14に示す位置b〜位置
dにある場合の電圧検出部27dの出力により駆動し、
スイッチ27bを閉じてコンデンサ27eの充電を停止
し、スイッチ27cを開放することにより、負荷抵抗3
4であるカード22のIDコード発生器28、変調器2
9等の各回路に過剰な電圧がかかるのを防止する。した
がって電源回路27が出力する電源は図18に示す位置
b〜位置dにおいてほぼ一定の値を示す。
34の両端電圧が設定値3Vよりも低い場合の電圧検出
部27dの出力、即ちカード22が位置a〜位置bの間
にある場合の電圧検出部27dの出力では駆動せず、ス
イッチ27bは開、スイッチ27cが閉で、コンデンサ
27fの充電が継続し負荷抵抗34に電圧が印加され
る。また、スイッチング制御部27aは、負荷抵抗34
の両端電圧が設定値3Vを超えた場合の電圧検出部27
dの出力、即ちカード22が図14に示す位置b〜位置
dにある場合の電圧検出部27dの出力により駆動し、
スイッチ27bを閉じてコンデンサ27eの充電を停止
し、スイッチ27cを開放することにより、負荷抵抗3
4であるカード22のIDコード発生器28、変調器2
9等の各回路に過剰な電圧がかかるのを防止する。した
がって電源回路27が出力する電源は図18に示す位置
b〜位置dにおいてほぼ一定の値を示す。
【0012】次に通信装置23の動作を図14乃至図1
7により説明する。カード22から送信された返送信号
は、通信装置23の受信アンテナ38により受信され
る。受信された返送信号は増幅器39により増幅され、
復調器40により復調され、復調された返送信号に含ま
れるIDコードは不図示のホストコンピュータに出力さ
れる。
7により説明する。カード22から送信された返送信号
は、通信装置23の受信アンテナ38により受信され
る。受信された返送信号は増幅器39により増幅され、
復調器40により復調され、復調された返送信号に含ま
れるIDコードは不図示のホストコンピュータに出力さ
れる。
【0013】尚、従来の非接触カードシステム25のデ
ータ通信において、カード22に予め複数のIDコード
を記録し、その内の何れかのIDコードのみを必要とす
るものがある。この場合には、通信装置23に動作エネ
ルギーと同時に、所望のIDコードを出力させるための
要求信号をカード22に出力する回路等を設け、カード
22にその要求に対応するIDコードを出力する回路等
を設けることにより所望のIDコードを得ている。
ータ通信において、カード22に予め複数のIDコード
を記録し、その内の何れかのIDコードのみを必要とす
るものがある。この場合には、通信装置23に動作エネ
ルギーと同時に、所望のIDコードを出力させるための
要求信号をカード22に出力する回路等を設け、カード
22にその要求に対応するIDコードを出力する回路等
を設けることにより所望のIDコードを得ている。
【0014】次に、従来の他の非接触カードシステムに
ついて説明する。この非接触カードシステムは、通信装
置を複数用いたものである。図19は従来の非接触カー
ドシステムの全体構成図である。図19中、図14〜図
18と同等のものは同一符号を付し説明を省略する。
ついて説明する。この非接触カードシステムは、通信装
置を複数用いたものである。図19は従来の非接触カー
ドシステムの全体構成図である。図19中、図14〜図
18と同等のものは同一符号を付し説明を省略する。
【0015】41及び42は通信装置23と同様の通信
装置である。但し説明の都合上、別の符号を付して区別
する。43は通信装置41、42の動作エネルギーの供
給タイミングを制御する制御部、44は通信装置41が
受け持つ通信エリア、45は通信装置42が受け持つ通
信エリア、46は通信エリア44と通信エリア45とが
重複するエリア、f〜iは位置を示し、fは通信エリア
44の左端、gは通信エリア45の左端、hは通信エリ
ア44の右端、iは通信エリア45の右端である。47
は非接触カードシステムであり、上述の符号41〜46
を付した構成及びカード22を含む。
装置である。但し説明の都合上、別の符号を付して区別
する。43は通信装置41、42の動作エネルギーの供
給タイミングを制御する制御部、44は通信装置41が
受け持つ通信エリア、45は通信装置42が受け持つ通
信エリア、46は通信エリア44と通信エリア45とが
重複するエリア、f〜iは位置を示し、fは通信エリア
44の左端、gは通信エリア45の左端、hは通信エリ
ア44の右端、iは通信エリア45の右端である。47
は非接触カードシステムであり、上述の符号41〜46
を付した構成及びカード22を含む。
【0016】次に、動作を図19により説明する。カー
ド22が図19に示す矢印方向に移動する場合について
説明する。制御部43は、通信装置41の発振器35を
起動し動作エネルギーの基となる電気信号を生成させ、
送信アンテナ37より電波を放射させる。カード22が
通信エリア44内に進入すると、カード22の受信アン
テナ26で受信された電波は、並列共振回路32により
電気信号に変換され、電源回路27により動作電源とし
てカード22のIDコード発生器28、変調器29、増
幅器30等の各回路に供給される。カード22の各回路
は図15に示すカード22の構成と同様に動作し返送信
号を発信する。
ド22が図19に示す矢印方向に移動する場合について
説明する。制御部43は、通信装置41の発振器35を
起動し動作エネルギーの基となる電気信号を生成させ、
送信アンテナ37より電波を放射させる。カード22が
通信エリア44内に進入すると、カード22の受信アン
テナ26で受信された電波は、並列共振回路32により
電気信号に変換され、電源回路27により動作電源とし
てカード22のIDコード発生器28、変調器29、増
幅器30等の各回路に供給される。カード22の各回路
は図15に示すカード22の構成と同様に動作し返送信
号を発信する。
【0017】次に、通信装置41は、図17に示す通信
装置23と同様に返送信号を受信し、復調した返送信号
に含まれるIDコードを不図示のホストコンピュータに
出力する。
装置23と同様に返送信号を受信し、復調した返送信号
に含まれるIDコードを不図示のホストコンピュータに
出力する。
【0018】次に、制御部43は、不図示の位置検出部
によりカード22が位置gを通過したことを検出する
と、通信装置41からの動作エネルギーの供給を停止さ
せ、通信装置41とカード22とのデータ通信を終え、
通信装置42の発振器35を起動し動作エネルギーであ
る電波を供給させる。カード22では同様に通信装置4
2からの電波を電源に変換して動作し返送信号を発信す
る。通信装置42は通信装置41と同様に返送信号を受
信し、復調した返送信号に含まれるIDコードを不図示
のホストコンピュータに出力する。
によりカード22が位置gを通過したことを検出する
と、通信装置41からの動作エネルギーの供給を停止さ
せ、通信装置41とカード22とのデータ通信を終え、
通信装置42の発振器35を起動し動作エネルギーであ
る電波を供給させる。カード22では同様に通信装置4
2からの電波を電源に変換して動作し返送信号を発信す
る。通信装置42は通信装置41と同様に返送信号を受
信し、復調した返送信号に含まれるIDコードを不図示
のホストコンピュータに出力する。
【0019】尚、従来の非接触カードシステム47のデ
ータ通信においても、カード22に予め複数のIDコー
ドを記録し、通信装置41と通信装置42とで別々のI
Dコードを必要とするものがある。この場合には、通信
装置41及び通信装置42に動作エネルギーと同時に、
所望のIDコードを出力させるための要求信号をカード
22に出力する回路等を設け、カード22にその要求に
対応するIDコードを出力する回路等を設けることによ
り所望のIDコードを得ている。
ータ通信においても、カード22に予め複数のIDコー
ドを記録し、通信装置41と通信装置42とで別々のI
Dコードを必要とするものがある。この場合には、通信
装置41及び通信装置42に動作エネルギーと同時に、
所望のIDコードを出力させるための要求信号をカード
22に出力する回路等を設け、カード22にその要求に
対応するIDコードを出力する回路等を設けることによ
り所望のIDコードを得ている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】従来の非接触カードシ
ステム25は以上のように構成されているので、通信装
置23は常に一定の動作エネルギーを供給し、カード2
2にはカード22の各回路を保護するために保護回路3
3を設けて過剰な電力を廃棄していたので、省電力化の
妨げとなとっていた。また、カード22には保護回路3
3を設けていたので、カード22の低コスト化や小型化
に適さないという欠点があった。また、不要に通信エリ
ア24を大きくしていたので、他の非接触カードシステ
ムが隣接してる場合等で、非接触カードシステム25と
他の非接触カードシステムとの間で通信エリアが重複し
てデータ通信が混信し、データ通信の信頼性を損なうと
いう問題点がある。
ステム25は以上のように構成されているので、通信装
置23は常に一定の動作エネルギーを供給し、カード2
2にはカード22の各回路を保護するために保護回路3
3を設けて過剰な電力を廃棄していたので、省電力化の
妨げとなとっていた。また、カード22には保護回路3
3を設けていたので、カード22の低コスト化や小型化
に適さないという欠点があった。また、不要に通信エリ
ア24を大きくしていたので、他の非接触カードシステ
ムが隣接してる場合等で、非接触カードシステム25と
他の非接触カードシステムとの間で通信エリアが重複し
てデータ通信が混信し、データ通信の信頼性を損なうと
いう問題点がある。
【0021】この混信の問題に関し、従来の非接触カー
ドシステム47では、カード22が図19に示す位置g
を通過するまでは、通信装置41から動作エネルギーを
供給し、カード22と通信装置41とで通信を行い、カ
ード22が位置gを通過すると、通信装置41からの動
作エネルギーの供給を停止し、通信装置41とカード2
2とのデータ通信を終え、通信装置42から動作エネル
ギーを供給し、カード22と通信装置42とで通信を行
うので、通信エリアが重複しても通信装置41と通信装
置42との間で混信が発生するのをある程度防止でき
る。しかし、従来の非接触カードシステム47において
も、カード22が位置gから位置hを通過するまでは、
カード22は通信装置41の通信エリア44内にもある
ので、通信装置41は通信装置42からの動作エネルギ
ーによるカード22の返送信号を受信し、IDコードを
不図示のホストコンピュータに出力し誤認識又は誤動作
させる等の虞がある。特に、通信装置41と通信装置4
2とで異なるIDコードを要求していた場合、通信装置
41は間違ったIDコードを受信しホストコンピュータ
に出力することになり、データ通信の信頼性を損なうと
いう問題点がある。
ドシステム47では、カード22が図19に示す位置g
を通過するまでは、通信装置41から動作エネルギーを
供給し、カード22と通信装置41とで通信を行い、カ
ード22が位置gを通過すると、通信装置41からの動
作エネルギーの供給を停止し、通信装置41とカード2
2とのデータ通信を終え、通信装置42から動作エネル
ギーを供給し、カード22と通信装置42とで通信を行
うので、通信エリアが重複しても通信装置41と通信装
置42との間で混信が発生するのをある程度防止でき
る。しかし、従来の非接触カードシステム47において
も、カード22が位置gから位置hを通過するまでは、
カード22は通信装置41の通信エリア44内にもある
ので、通信装置41は通信装置42からの動作エネルギ
ーによるカード22の返送信号を受信し、IDコードを
不図示のホストコンピュータに出力し誤認識又は誤動作
させる等の虞がある。特に、通信装置41と通信装置4
2とで異なるIDコードを要求していた場合、通信装置
41は間違ったIDコードを受信しホストコンピュータ
に出力することになり、データ通信の信頼性を損なうと
いう問題点がある。
【0022】さらに、非接触カードシステム47は、通
信装置41と通信装置42の動作エネルギー供給のタイ
ミング切り替えを行う制御部43や不図示のカードの位
置検出部を必要とするので、構成が複雑となるという問
題点がある。また、制御部43が通信装置41と通信装
置42の動作エネルギー供給のタイミング切り替えを行
うので、通信装置41又は通信装置42の実質的なデー
タ通信時間が少なくなり、長いデータを通信することが
難しくデータ通信の信頼性を損なうという問題点があ
る。
信装置41と通信装置42の動作エネルギー供給のタイ
ミング切り替えを行う制御部43や不図示のカードの位
置検出部を必要とするので、構成が複雑となるという問
題点がある。また、制御部43が通信装置41と通信装
置42の動作エネルギー供給のタイミング切り替えを行
うので、通信装置41又は通信装置42の実質的なデー
タ通信時間が少なくなり、長いデータを通信することが
難しくデータ通信の信頼性を損なうという問題点があ
る。
【0023】この発明は以上のような問題点を解決する
ために成されたもので、通信装置が供給する動作エネル
ギーを制御することにより、データ通信の通信エリアの
範囲を制御し、データ通信の信頼性を損なうことのない
非接触通信システムを得ることを目的とする。
ために成されたもので、通信装置が供給する動作エネル
ギーを制御することにより、データ通信の通信エリアの
範囲を制御し、データ通信の信頼性を損なうことのない
非接触通信システムを得ることを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】この発明による非接触通
信システムは、動作エネルギーの大きさを所定の情報の
受信強度に応じて制御する電源供給制御部を通信装置に
設けたものである。
信システムは、動作エネルギーの大きさを所定の情報の
受信強度に応じて制御する電源供給制御部を通信装置に
設けたものである。
【0025】また、次の発明による非接触通信システム
は、一方と他方の通信装置を備え、上記一方の通信装置
と上記他方の通信装置とが供給する電波の供給範囲を重
複させ、上記一方の通信装置が供給する上記電波の位相
に対し、上記他方の通信装置が供給する上記電波の位相
を反転させる位相制御部を設けたものである。
は、一方と他方の通信装置を備え、上記一方の通信装置
と上記他方の通信装置とが供給する電波の供給範囲を重
複させ、上記一方の通信装置が供給する上記電波の位相
に対し、上記他方の通信装置が供給する上記電波の位相
を反転させる位相制御部を設けたものである。
【0026】また、次の発明による非接触通信システム
は、一方と他方の通信装置を備え、上記一方の通信装置
と上記他方の通信装置とが供給する上記電波の供給範囲
を重複させ、上記一方の通信装置と上記他方の通信装置
とが供給する上記電波の位相を同相としたものである。
は、一方と他方の通信装置を備え、上記一方の通信装置
と上記他方の通信装置とが供給する上記電波の供給範囲
を重複させ、上記一方の通信装置と上記他方の通信装置
とが供給する上記電波の位相を同相としたものである。
【0027】
実施の形態1.この発明の一実施の形態について説明す
る。図1は、実施の形態1による非接触カードシステム
の全体構成図である。図1において、1は予めIDコー
ド等を記録された情報媒体であるカード、2はカード1
から発信された返送信号を受信する通信装置、3はカー
ド1と通信装置2が通信できる範囲である通信エリア、
a、eは通信エリア3の外側の位置、b、c、dは通信
エリア3の内側の位置であり、bは通信エリア3の左
端、cは通信エリア3の中央部、dは通信エリア3の右
端の位置を示す。4は非接触通信システムである非接触
カード通信システムであり、上述の符号1〜3を付した
構成を含む。
る。図1は、実施の形態1による非接触カードシステム
の全体構成図である。図1において、1は予めIDコー
ド等を記録された情報媒体であるカード、2はカード1
から発信された返送信号を受信する通信装置、3はカー
ド1と通信装置2が通信できる範囲である通信エリア、
a、eは通信エリア3の外側の位置、b、c、dは通信
エリア3の内側の位置であり、bは通信エリア3の左
端、cは通信エリア3の中央部、dは通信エリア3の右
端の位置を示す。4は非接触通信システムである非接触
カード通信システムであり、上述の符号1〜3を付した
構成を含む。
【0028】図2は図1に示す情報媒体であるカード1
の詳細説明図、図3は図1に示すカード1の電気回路図
である。図2、図3において、図15又は図16と同等
のものは同一符号を付し説明を省略する。5は、受信ア
ンテナ26が受信した動作エネルギーを動作電源に変換
する電源回路であり、図3に示すコンデンサ27eとコ
ンデンサ27fとを含んでいる。尚、このカード1に
は、図16に示すカード22に含まれる保護回路33は
設けられていない。
の詳細説明図、図3は図1に示すカード1の電気回路図
である。図2、図3において、図15又は図16と同等
のものは同一符号を付し説明を省略する。5は、受信ア
ンテナ26が受信した動作エネルギーを動作電源に変換
する電源回路であり、図3に示すコンデンサ27eとコ
ンデンサ27fとを含んでいる。尚、このカード1に
は、図16に示すカード22に含まれる保護回路33は
設けられていない。
【0029】図4は図1に示す通信装置2の詳細説明
図、図5は図4に示す利得制御回路の詳細説明図であ
る。図4、図5において、図17と同等のものは同一符
号を付し説明を省略する。6は、発振器35が生成した
電気信号を増幅度を可変して出力できる可変増幅器、7
は、可変増幅器6の増幅度を制御する利得制御回路であ
り、増幅器39からの返送信号を6ビットのデジタル信
号に変換するA/D変換器7aと、A/D変換器7aか
らのデジタル信号に応じて可変増幅器6の利得を制御す
るための規則を記録されたROM7bとを含んでいる。
8は電源供給制御部であり、可変増幅器6と利得制御回
路7とを含んでいる。
図、図5は図4に示す利得制御回路の詳細説明図であ
る。図4、図5において、図17と同等のものは同一符
号を付し説明を省略する。6は、発振器35が生成した
電気信号を増幅度を可変して出力できる可変増幅器、7
は、可変増幅器6の増幅度を制御する利得制御回路であ
り、増幅器39からの返送信号を6ビットのデジタル信
号に変換するA/D変換器7aと、A/D変換器7aか
らのデジタル信号に応じて可変増幅器6の利得を制御す
るための規則を記録されたROM7bとを含んでいる。
8は電源供給制御部であり、可変増幅器6と利得制御回
路7とを含んでいる。
【0030】次に、動作を図1乃至図5により説明す
る。例えば、カード1が図1に示す矢印方向に移動する
場合について説明する。通信装置2は、予めカード1の
動作電源となる動作エネルギーを、例えば、規定の周波
数の電磁波等を発生させるための電気信号を発振器35
により生成する。発振器35が生成した電気信号は、そ
の動作の詳細を後述する利得制御回路7に制御される可
変増幅器6にて増幅され、電波として送信アンテナ37
より放射される。この電波の大きさにより、図1に点線
で示す通信エリア3の範囲が決定される。
る。例えば、カード1が図1に示す矢印方向に移動する
場合について説明する。通信装置2は、予めカード1の
動作電源となる動作エネルギーを、例えば、規定の周波
数の電磁波等を発生させるための電気信号を発振器35
により生成する。発振器35が生成した電気信号は、そ
の動作の詳細を後述する利得制御回路7に制御される可
変増幅器6にて増幅され、電波として送信アンテナ37
より放射される。この電波の大きさにより、図1に点線
で示す通信エリア3の範囲が決定される。
【0031】カード1が、人に携帯され、車両に取り付
けられ、製造中の半完成品に取り付けられた状態で通信
エリア3内に進入すると、カード1の受信アンテナ26
で受信された電波は、並列共振回路32により電気信号
に変換され、電源回路5により、例えば、カード1の各
回路が動作する設定値である約3Vの動作電源に変換さ
れてカード1のIDコード発生器28、変調器29、増
幅器30等の各回路に供給される。IDコード出力部2
8は、供給される電源が3V以上となると、予め記録さ
れたIDコードを出力する。このIDコードは、変調器
29によりアナログ信号の返送信号に変調され、増幅器
30により増幅される。この返送信号は送信アンテナ3
1より発信される。
けられ、製造中の半完成品に取り付けられた状態で通信
エリア3内に進入すると、カード1の受信アンテナ26
で受信された電波は、並列共振回路32により電気信号
に変換され、電源回路5により、例えば、カード1の各
回路が動作する設定値である約3Vの動作電源に変換さ
れてカード1のIDコード発生器28、変調器29、増
幅器30等の各回路に供給される。IDコード出力部2
8は、供給される電源が3V以上となると、予め記録さ
れたIDコードを出力する。このIDコードは、変調器
29によりアナログ信号の返送信号に変調され、増幅器
30により増幅される。この返送信号は送信アンテナ3
1より発信される。
【0032】次に、通信装置2の受信アンテナ38によ
り受信された返送信号は、増幅器39により一定の増幅
がなされ、利得制御回路7と復調器40とに出力され
る。復調器40は、増幅された返送信号を復調し、復調
した返送信号に含まれるIDコードを不図示のホストコ
ンピュータに出力する。
り受信された返送信号は、増幅器39により一定の増幅
がなされ、利得制御回路7と復調器40とに出力され
る。復調器40は、増幅された返送信号を復調し、復調
した返送信号に含まれるIDコードを不図示のホストコ
ンピュータに出力する。
【0033】次に、利得制御回路7と可変増幅器6との
動作を図6乃至図9により説明する。図6は図2に示す
増幅器39の出力を示す説明図であり、縦軸は増幅器3
9が出力する返送信号の大きさ、横軸は返送信号を発信
するカード1の位置である。図7は図4に示す利得制御
回路7の動作を示す説明図であり、縦軸は可変増幅器6
の制御値、横軸はA/D変換器7aが出力するデジタル
信号、F、3F等は各々6ビットのデジタル信号値であ
る。図8は可変増幅器6の動作を示す説明図であり、縦
軸は可変増幅器6の増幅度である利得、横軸は返送信号
を発信するカード1の位置である。図9は電源回路5の
供給電源を示す説明図であり、縦軸は供給電圧、横軸は
返送信号を発信するカード1の位置である。図6、図8
及び図9中の位置a〜eは各々図1に示す位置a〜eに
対応している。
動作を図6乃至図9により説明する。図6は図2に示す
増幅器39の出力を示す説明図であり、縦軸は増幅器3
9が出力する返送信号の大きさ、横軸は返送信号を発信
するカード1の位置である。図7は図4に示す利得制御
回路7の動作を示す説明図であり、縦軸は可変増幅器6
の制御値、横軸はA/D変換器7aが出力するデジタル
信号、F、3F等は各々6ビットのデジタル信号値であ
る。図8は可変増幅器6の動作を示す説明図であり、縦
軸は可変増幅器6の増幅度である利得、横軸は返送信号
を発信するカード1の位置である。図9は電源回路5の
供給電源を示す説明図であり、縦軸は供給電圧、横軸は
返送信号を発信するカード1の位置である。図6、図8
及び図9中の位置a〜eは各々図1に示す位置a〜eに
対応している。
【0034】例えば、カード1が図1に示す位置a〜位
置eへと移動する場合、カード1が位置aにある場合、
カード1は通信エリア3の外なので、カード1の各構成
は動作せず返送信号は発信されない。この状態では可変
増幅器6は発振器35からの電気信号を所定の増幅度で
増幅している。カード1が位置bに達すると、カード1
は通信エリア3内なので、上述のとおりカード1の各構
成が動作し返送信号が送信される。この返送信号は上述
のとおり通信装置2の受信アンテナ38により受信さ
れ、増幅器39により所定の増幅度で増幅され、復調器
40と利得制御回路7とに出力される。
置eへと移動する場合、カード1が位置aにある場合、
カード1は通信エリア3の外なので、カード1の各構成
は動作せず返送信号は発信されない。この状態では可変
増幅器6は発振器35からの電気信号を所定の増幅度で
増幅している。カード1が位置bに達すると、カード1
は通信エリア3内なので、上述のとおりカード1の各構
成が動作し返送信号が送信される。この返送信号は上述
のとおり通信装置2の受信アンテナ38により受信さ
れ、増幅器39により所定の増幅度で増幅され、復調器
40と利得制御回路7とに出力される。
【0035】カード1が位置bから位置cに移動するに
伴い、カード1と受信装置2との距離が近くなるので、
通信装置2が受信する返送信号は大きくなり、図6に示
すように位置bから位置cにかけて徐々に増幅器39の
出力が大きくなる。この増幅器39からの出力は上述の
とおり利得制御回路7に入力される。利得制御回路7の
A/D変換器7aは、増幅器39からの出力である増幅
された返送信号を6ビットのデジタル信号に変換しRO
M7bに出力する。ROM7bはA/D変換器7aの出
力とROM7bが可変増幅器6に出力する制御値との関
係を記憶したテーブルを有し、利得制御回路7は、この
テーブルと、A/D変換器7aの出力するデジタル信号
とにより可変増幅器6の利得を制御する制御値を可変増
幅器6に出力する。
伴い、カード1と受信装置2との距離が近くなるので、
通信装置2が受信する返送信号は大きくなり、図6に示
すように位置bから位置cにかけて徐々に増幅器39の
出力が大きくなる。この増幅器39からの出力は上述の
とおり利得制御回路7に入力される。利得制御回路7の
A/D変換器7aは、増幅器39からの出力である増幅
された返送信号を6ビットのデジタル信号に変換しRO
M7bに出力する。ROM7bはA/D変換器7aの出
力とROM7bが可変増幅器6に出力する制御値との関
係を記憶したテーブルを有し、利得制御回路7は、この
テーブルと、A/D変換器7aの出力するデジタル信号
とにより可変増幅器6の利得を制御する制御値を可変増
幅器6に出力する。
【0036】A/D変換器7aからのデジタル信号を可
変増幅器6の制御値に変換するためROM7bに記憶さ
れたテーブルは、図7に示すような、横軸にA/D変換
器7aの出力するデジタル信号、即ちROM7bの入力
データX、縦軸に制御値である出力データYのグラフに
示す関係として表わされる。例えば、図7に示すよう
に、利得制御回路7は、A/D変換器7aの出力する6
ビットのデジタル信号の大きさが0〜Fの範囲の場合、
ROM7bのテーブルを基に、制御値として6ビットの
デジタル信号F3を求め、これを制御値として可変増幅
器6に出力する。尚、これは、カード1が図1に示す位
置b〜位置dの間に、又は通信エリア3内になく、図6
に示すように増幅器39の出力がない場合である。
変増幅器6の制御値に変換するためROM7bに記憶さ
れたテーブルは、図7に示すような、横軸にA/D変換
器7aの出力するデジタル信号、即ちROM7bの入力
データX、縦軸に制御値である出力データYのグラフに
示す関係として表わされる。例えば、図7に示すよう
に、利得制御回路7は、A/D変換器7aの出力する6
ビットのデジタル信号の大きさが0〜Fの範囲の場合、
ROM7bのテーブルを基に、制御値として6ビットの
デジタル信号F3を求め、これを制御値として可変増幅
器6に出力する。尚、これは、カード1が図1に示す位
置b〜位置dの間に、又は通信エリア3内になく、図6
に示すように増幅器39の出力がない場合である。
【0037】また、図7に示すように、利得制御回路7
は、A/D変換器7aの出力する6ビットのデジタル信
号の大きさがF〜30までの範囲の場合、次式(1)に
より求められる6ビットのデジタル信号を制御値として
可変増幅器6に出力する。 Y=3F−X ・・・(1) 但しXはROM7bに入力されるデジタル信号、Yは制
御値である。尚、これは、カード1が図1に示す位置b
〜位置dの間に、又は通信エリア3内にあり、図6に示
すように増幅器39の出力が変化する場合である。
は、A/D変換器7aの出力する6ビットのデジタル信
号の大きさがF〜30までの範囲の場合、次式(1)に
より求められる6ビットのデジタル信号を制御値として
可変増幅器6に出力する。 Y=3F−X ・・・(1) 但しXはROM7bに入力されるデジタル信号、Yは制
御値である。尚、これは、カード1が図1に示す位置b
〜位置dの間に、又は通信エリア3内にあり、図6に示
すように増幅器39の出力が変化する場合である。
【0038】また、図7に示すように、利得制御回路7
は、A/D変換器7aの出力するデジタル信号の大きさ
が30以上の場合、制御値として6ビットのデジタル信
号Fを求め、これを制御値として可変増幅器6に出力す
る。尚、これは、カード1が図1に示す位置c、即ち、
この実施の形態1での動作説明において、カード1が通
信装置2に最も近づく位置にあり、図6に示すように増
幅器39の出力が最大の場合である。
は、A/D変換器7aの出力するデジタル信号の大きさ
が30以上の場合、制御値として6ビットのデジタル信
号Fを求め、これを制御値として可変増幅器6に出力す
る。尚、これは、カード1が図1に示す位置c、即ち、
この実施の形態1での動作説明において、カード1が通
信装置2に最も近づく位置にあり、図6に示すように増
幅器39の出力が最大の場合である。
【0039】次に、可変増幅器6は、利得制御回路7か
らの制御値に応じて、発振器35が生成した電気信号を
増幅度を変えて増幅して送信アンテナ37に出力する。
これにより送信アンテナ37から送信される電波の大き
さは、カード1の移動によるカード1と通信装置2との
相対距離の変化に伴い変化する。即ち、図8に示したよ
うに、返送信号を発信するカード1の位置に対して、可
変増幅器6の増幅度は変化するので、図1に示す位置b
〜位置cへとカード1が移動し、カード1が通信装置2
に近づけば通信装置2が供給する電波は小さくなり、カ
ード1と通信装置2との最短距離の位置cを境に、カー
ド1が通信装置2から遠ざかれば通信装置2が供給する
電波は大きくなる。従って、カード1の移動に伴い通信
エリア3の範囲はデータ通信に必要な範囲に変化するの
で、図9に示すように、カード1の電源回路5からカー
ド1の各構成に出力される動作電源はほぼ一定の値とな
る。
らの制御値に応じて、発振器35が生成した電気信号を
増幅度を変えて増幅して送信アンテナ37に出力する。
これにより送信アンテナ37から送信される電波の大き
さは、カード1の移動によるカード1と通信装置2との
相対距離の変化に伴い変化する。即ち、図8に示したよ
うに、返送信号を発信するカード1の位置に対して、可
変増幅器6の増幅度は変化するので、図1に示す位置b
〜位置cへとカード1が移動し、カード1が通信装置2
に近づけば通信装置2が供給する電波は小さくなり、カ
ード1と通信装置2との最短距離の位置cを境に、カー
ド1が通信装置2から遠ざかれば通信装置2が供給する
電波は大きくなる。従って、カード1の移動に伴い通信
エリア3の範囲はデータ通信に必要な範囲に変化するの
で、図9に示すように、カード1の電源回路5からカー
ド1の各構成に出力される動作電源はほぼ一定の値とな
る。
【0040】上述のように、実施の形態1に示す非接触
カードシステム4によれば、通信装置2の電源供給制御
部8が、カード1からの返送信号の大きさの変化に応じ
て変化する増幅器39の出力に応じて、カード1に供給
する動作エネルギーの大きさを調整し、データ通信中
は、通信エリア3をデータ通信に必要な最低限の範囲に
変化させるので、通信装置2は不要な動作エネルギーを
放射しなくて済み省電力化ができる。
カードシステム4によれば、通信装置2の電源供給制御
部8が、カード1からの返送信号の大きさの変化に応じ
て変化する増幅器39の出力に応じて、カード1に供給
する動作エネルギーの大きさを調整し、データ通信中
は、通信エリア3をデータ通信に必要な最低限の範囲に
変化させるので、通信装置2は不要な動作エネルギーを
放射しなくて済み省電力化ができる。
【0041】また、データ通信中は、通信エリア3をデ
ータ通信に必要な最低現の範囲に変化させるので、他の
非接触カードシステムが隣接してる場合でも、他の非接
触カードシステムとの間でデータ通信が混信するのを防
止でき、データ通信の信頼性を損なうのを防止できる。
ータ通信に必要な最低現の範囲に変化させるので、他の
非接触カードシステムが隣接してる場合でも、他の非接
触カードシステムとの間でデータ通信が混信するのを防
止でき、データ通信の信頼性を損なうのを防止できる。
【0042】また、カード1からの返送信号の大きさの
変化に応じて、電源供給制御部8がカード1に供給する
動作エネルギーの大きさを調整するので、カード1の電
源回路5からカード1の各構成に供給される動作電源を
ほぼ一定とすることができ、電源回路5に保護回路等を
設けなくて済み、カード1の低コスト化、小型化ができ
る。
変化に応じて、電源供給制御部8がカード1に供給する
動作エネルギーの大きさを調整するので、カード1の電
源回路5からカード1の各構成に供給される動作電源を
ほぼ一定とすることができ、電源回路5に保護回路等を
設けなくて済み、カード1の低コスト化、小型化ができ
る。
【0043】実施の形態2.この発明の他の実施の形態
について説明する。図10は、実施の形態2による非接
触カードシステムの全体構成図である。図10におい
て、図1乃至図5又は図14乃至図19と同等のものは
同一符号を付し説明を省略する。9は通信装置であり、
発振器35と増幅器36と送信アンテナ37と受信アン
テナ38と増幅器39と復調器40とを含んでいる。1
0は通信装置であり、増幅器36と送信アンテナ37と
受信アンテナ38と増幅器39と復調器40とを含んで
いる。11は通信装置9の発振器35からの電気信号を
位相を反転させて通信装置10の増幅器36に出力する
位相制御部である反転増幅器、12は通信装置9が受け
持つ通信エリア、13は通信装置10が受け持つ通信エ
リア、14は通信エリア12と通信エリア13とが重複
する部分である。15は非接触通信システムである非接
触カードシステムであり、上述の符号9〜13を付した
構成及びカード22を含んでいる。j〜mは位置を示
し、jは通信エリア12の左端端、kは通信エリア13
の左端、lは通信エリア12の右端、mは通信エリア1
3の右端である。
について説明する。図10は、実施の形態2による非接
触カードシステムの全体構成図である。図10におい
て、図1乃至図5又は図14乃至図19と同等のものは
同一符号を付し説明を省略する。9は通信装置であり、
発振器35と増幅器36と送信アンテナ37と受信アン
テナ38と増幅器39と復調器40とを含んでいる。1
0は通信装置であり、増幅器36と送信アンテナ37と
受信アンテナ38と増幅器39と復調器40とを含んで
いる。11は通信装置9の発振器35からの電気信号を
位相を反転させて通信装置10の増幅器36に出力する
位相制御部である反転増幅器、12は通信装置9が受け
持つ通信エリア、13は通信装置10が受け持つ通信エ
リア、14は通信エリア12と通信エリア13とが重複
する部分である。15は非接触通信システムである非接
触カードシステムであり、上述の符号9〜13を付した
構成及びカード22を含んでいる。j〜mは位置を示
し、jは通信エリア12の左端端、kは通信エリア13
の左端、lは通信エリア12の右端、mは通信エリア1
3の右端である。
【0044】次に、動作を図10により説明する。例え
ば、カード22が図10に示す矢印方向に移動する場合
について説明する。通信装置9の発振器35は、カード
1の動作電源となる動作エネルギーを、例えば、規定の
周波数の電磁波等を発生させるための電気信号を生成
し、通信装置9の増幅器36と反転増幅器11とに出力
する。通信装置9の増幅器36に出力された電気信号
は、増幅器36により増幅された後、通信装置9の送信
アンテナ37より電波として放射される。これにより通
信エリア12が形成される。
ば、カード22が図10に示す矢印方向に移動する場合
について説明する。通信装置9の発振器35は、カード
1の動作電源となる動作エネルギーを、例えば、規定の
周波数の電磁波等を発生させるための電気信号を生成
し、通信装置9の増幅器36と反転増幅器11とに出力
する。通信装置9の増幅器36に出力された電気信号
は、増幅器36により増幅された後、通信装置9の送信
アンテナ37より電波として放射される。これにより通
信エリア12が形成される。
【0045】また、発振器35から反転増幅器11に出
力された電気信号は、反転増幅器11により位相を18
0度反転され増幅されて通信装置10の増幅器36に出
力される。この電気信号は通信装置10の増幅器36に
より増幅された後、通信装置10の送信アンテナ37よ
り電波として、通信装置9が放射する電波と同時に放射
される。これにより通信エリア13が形成される。ここ
で、通信装置9が放射する電波と通信装置10が放射す
る電波は位相が180度異なるので、図10に斜線で示
した重複部分14では電波どうしが干渉し互いに打ち消
しあうことになる。
力された電気信号は、反転増幅器11により位相を18
0度反転され増幅されて通信装置10の増幅器36に出
力される。この電気信号は通信装置10の増幅器36に
より増幅された後、通信装置10の送信アンテナ37よ
り電波として、通信装置9が放射する電波と同時に放射
される。これにより通信エリア13が形成される。ここ
で、通信装置9が放射する電波と通信装置10が放射す
る電波は位相が180度異なるので、図10に斜線で示
した重複部分14では電波どうしが干渉し互いに打ち消
しあうことになる。
【0046】カード22が、人に携帯され、車両に取り
付けられ、製造中の半完成品に取り付けられた状態で通
信エリア12内に進入しすると、カード22の図15に
示す受信アンテナ26により受信された電波は、図16
に示す並列共振回路32により電気信号に変換され、電
源回路27により、例えば、カード22の各回路が動作
する設定値である約3Vの動作電源に変換されてカード
22の図15に示すIDコード発生器28、変調器2
9、増幅器30等の各回路に供給される。供給される電
源が3V以上となると、IDコード出力部28は記録さ
れたIDコードを出力する。このIDコードは、変調器
29によりアナログ信号の返送信号に変調される。この
返送信号は増幅器30により増幅され、送信アンテナ3
1より発信される。
付けられ、製造中の半完成品に取り付けられた状態で通
信エリア12内に進入しすると、カード22の図15に
示す受信アンテナ26により受信された電波は、図16
に示す並列共振回路32により電気信号に変換され、電
源回路27により、例えば、カード22の各回路が動作
する設定値である約3Vの動作電源に変換されてカード
22の図15に示すIDコード発生器28、変調器2
9、増幅器30等の各回路に供給される。供給される電
源が3V以上となると、IDコード出力部28は記録さ
れたIDコードを出力する。このIDコードは、変調器
29によりアナログ信号の返送信号に変調される。この
返送信号は増幅器30により増幅され、送信アンテナ3
1より発信される。
【0047】次に、通信装置9の受信アンテナ38によ
り受信された返送信号は、増幅器39により一定の増幅
がなされ、復調器40に出力される。復調器40は増幅
された返送信号を復調し、復調した返送信号に含まれる
IDコードを不図示のホストコンピュータに出力する。
り受信された返送信号は、増幅器39により一定の増幅
がなされ、復調器40に出力される。復調器40は増幅
された返送信号を復調し、復調した返送信号に含まれる
IDコードを不図示のホストコンピュータに出力する。
【0048】次に、反転増幅器11の動作を図11によ
り詳細に説明する。図11は図10に示すカード22の
受信電波の大きさの変化を示す説明図である。図11に
おいて、縦軸はカード22の受信電波の大きさ、横軸は
返送信号を発信するカード22の位置、16は通信装置
9が放射した電波をカード22の受信アンテナ26が受
信した受信特性、17は通信装置10が放射した電波を
カード22の受信アンテナ26が受信した受信特性であ
る。j〜mは図10に示す位置j〜mに各々対応し、図
11中jとlの間が通信エリア12に対応し、位置kと
位置mの間が通信エリア13に対応し、位置kと位置l
の間が重複部分14に対応する。Aはカード22の並列
共振回路32を経て、電源回路27が3V以上の動作電
源を出力するために必要な電波の受信レベルを示す閾値
である。Bは受信特性16と閾値Aとの交点、Cは受信
特性17と閾値Aとの交点である。ここで、図11に示
すように、交点Bは位置kと位置mの間になく通信エリ
ア13に含まれず、交点Cは位置jと位置lの間になく
通信エリア12に含まれない。
り詳細に説明する。図11は図10に示すカード22の
受信電波の大きさの変化を示す説明図である。図11に
おいて、縦軸はカード22の受信電波の大きさ、横軸は
返送信号を発信するカード22の位置、16は通信装置
9が放射した電波をカード22の受信アンテナ26が受
信した受信特性、17は通信装置10が放射した電波を
カード22の受信アンテナ26が受信した受信特性であ
る。j〜mは図10に示す位置j〜mに各々対応し、図
11中jとlの間が通信エリア12に対応し、位置kと
位置mの間が通信エリア13に対応し、位置kと位置l
の間が重複部分14に対応する。Aはカード22の並列
共振回路32を経て、電源回路27が3V以上の動作電
源を出力するために必要な電波の受信レベルを示す閾値
である。Bは受信特性16と閾値Aとの交点、Cは受信
特性17と閾値Aとの交点である。ここで、図11に示
すように、交点Bは位置kと位置mの間になく通信エリ
ア13に含まれず、交点Cは位置jと位置lの間になく
通信エリア12に含まれない。
【0049】カード22の移動に伴って、カード22と
通信装置9との相対距離が変化するので、受信特性16
は図11に示すように、カード22が通信装置9に近づ
くに伴い徐々に大きくなり、カード22と通信装置9と
の距離が最短となる位置を境に徐々に小さくなる。ここ
で、反転増幅器11により通信装置9からの電波の位相
と通信装置10からの電波の位相との位相差が180度
とされているため、重複部分14及びその付近は電波が
互いに打ち消しあっているので、カード22が図10に
示す位置kに近づくと、受信特性16に示すようにカー
ド22の受信する電波は急激に小さくなる。そして、図
11に示すように受信特性16は、位置kに達する以前
の交点Bで閾値Aと交わり、以降は閾値A未満の値とな
る。図11に示すように交点Bと交点Cの間では、カー
ド22が受信する電波は閾値A未満となるので、カード
22から返送信号は発信されない。カード22が位置k
と位置lとの間にある場合、即ち、カード22が図10
に示す間重複部分14内にある場合は、カード22は通
信装置9、10の何れともデータ通信を行わない。
通信装置9との相対距離が変化するので、受信特性16
は図11に示すように、カード22が通信装置9に近づ
くに伴い徐々に大きくなり、カード22と通信装置9と
の距離が最短となる位置を境に徐々に小さくなる。ここ
で、反転増幅器11により通信装置9からの電波の位相
と通信装置10からの電波の位相との位相差が180度
とされているため、重複部分14及びその付近は電波が
互いに打ち消しあっているので、カード22が図10に
示す位置kに近づくと、受信特性16に示すようにカー
ド22の受信する電波は急激に小さくなる。そして、図
11に示すように受信特性16は、位置kに達する以前
の交点Bで閾値Aと交わり、以降は閾値A未満の値とな
る。図11に示すように交点Bと交点Cの間では、カー
ド22が受信する電波は閾値A未満となるので、カード
22から返送信号は発信されない。カード22が位置k
と位置lとの間にある場合、即ち、カード22が図10
に示す間重複部分14内にある場合は、カード22は通
信装置9、10の何れともデータ通信を行わない。
【0050】尚、カード22がさらに移動し、受信特性
17が交点Cを超えると、カード22が受信する通信装
置10からの電波は閾値A以上となるので、カード22
の図15に示す電源回路27は約3Vの直流電源を出力
し、IDコード発生器28、増幅器29、変調器30等
が図15に示したものと同様に動作し、返送信号が送信
アンテナ31より発信される。通信装置10の受信アン
テナ38により受信された返送信号は、増幅器39によ
り一定の増幅がなされ、復調器40に出力される。復調
器40は増幅された返送信号を復調し復調した返送信号
に含まれるIDコードを不図示のホストコンピュータに
出力する。
17が交点Cを超えると、カード22が受信する通信装
置10からの電波は閾値A以上となるので、カード22
の図15に示す電源回路27は約3Vの直流電源を出力
し、IDコード発生器28、増幅器29、変調器30等
が図15に示したものと同様に動作し、返送信号が送信
アンテナ31より発信される。通信装置10の受信アン
テナ38により受信された返送信号は、増幅器39によ
り一定の増幅がなされ、復調器40に出力される。復調
器40は増幅された返送信号を復調し復調した返送信号
に含まれるIDコードを不図示のホストコンピュータに
出力する。
【0051】尚、この実施の形態2において、通信装置
9、通信装置10に、図4に示す電源供給制御部8を設
けて、通信装置9と通信装置10の供給する電波の大き
さを調整するようにしてもよい。この場合、通信装置9
の通信エリア12と通信装置10の通信エリア13とを
必要最低限の範囲とすることができるので、重複部分1
4の範囲も小さくすることができ、より混信を防止する
ことができると共に通信装置9、10のデータ通信の時
間を長くすることもできる。
9、通信装置10に、図4に示す電源供給制御部8を設
けて、通信装置9と通信装置10の供給する電波の大き
さを調整するようにしてもよい。この場合、通信装置9
の通信エリア12と通信装置10の通信エリア13とを
必要最低限の範囲とすることができるので、重複部分1
4の範囲も小さくすることができ、より混信を防止する
ことができると共に通信装置9、10のデータ通信の時
間を長くすることもできる。
【0052】上述のとおり、実施の形態2による非接触
カードシステム15によれば、位相制御部である反転増
幅器11が通信装置9の発振器35からの電気信号の位
相を反転させて通信装置10に出力し、位相差が180
度の電波を通信装置9と通信装置10から同時に放射す
ることにより、通信装置9からの電波による通信エリア
12と、通信装置10からの電波による通信エリア13
とが重複する重複部分14内の電波が打ち消し合うよう
に作用するので、重複部分14にカード22がある場合
は、カード22と通信装置9、10とのデータ通信がな
く、通信装置9と通信装置10との混信を防止でき、デ
ータ通信の信頼性を確保できる。また、従来の非接触カ
ードシステム47のように動作エネルギー供給のタイミ
ング切り替えを行う制御部43や位置検出部を必要とせ
ず、低コスト化、構成の簡易化ができる。
カードシステム15によれば、位相制御部である反転増
幅器11が通信装置9の発振器35からの電気信号の位
相を反転させて通信装置10に出力し、位相差が180
度の電波を通信装置9と通信装置10から同時に放射す
ることにより、通信装置9からの電波による通信エリア
12と、通信装置10からの電波による通信エリア13
とが重複する重複部分14内の電波が打ち消し合うよう
に作用するので、重複部分14にカード22がある場合
は、カード22と通信装置9、10とのデータ通信がな
く、通信装置9と通信装置10との混信を防止でき、デ
ータ通信の信頼性を確保できる。また、従来の非接触カ
ードシステム47のように動作エネルギー供給のタイミ
ング切り替えを行う制御部43や位置検出部を必要とせ
ず、低コスト化、構成の簡易化ができる。
【0053】また、通信装置9と通信装置10との混信
を防止できるので、通信装置9、通信装置10の設置間
隔を小さくすることもでき、例えば、電子部品や電子製
品等の生産ラインで各工程の距離的間隔が小さい生産ラ
インにも適用できる。
を防止できるので、通信装置9、通信装置10の設置間
隔を小さくすることもでき、例えば、電子部品や電子製
品等の生産ラインで各工程の距離的間隔が小さい生産ラ
インにも適用できる。
【0054】また、この実施の形態2において、通信装
置9、通信装置10に、図4に示す電源供給制御部8を
設けて、通信装置9と通信装置10の供給する電波の大
きさを調整するようにした場合、通信装置9の通信エリ
ア12と通信装置10の通信エリア13とを必要最低限
の範囲とすることができるので、重複部分14の範囲も
小さくすることができ、より混信を防止することができ
ると共に通信装置9、10のデータ通信の時間を長くす
ることもできる。
置9、通信装置10に、図4に示す電源供給制御部8を
設けて、通信装置9と通信装置10の供給する電波の大
きさを調整するようにした場合、通信装置9の通信エリ
ア12と通信装置10の通信エリア13とを必要最低限
の範囲とすることができるので、重複部分14の範囲も
小さくすることができ、より混信を防止することができ
ると共に通信装置9、10のデータ通信の時間を長くす
ることもできる。
【0055】実施の形態3.この発明の他の実施の形態
について説明する。図12は、実施の形態3による非接
触カードシステムの全体構成図である。図12におい
て、図10と同等のものは同一符号を付し説明を省略す
る。18は通信装置9の発振器35からの電気信号を通
信装置10の増幅器36に出力する接続部、19は通信
エリア12と通信エリア13との重複部分、20は非接
触カードシステムであり、上述の符号18及び19を付
した構成と通信装置9と通信装置10と通信エリア12
と通信エリア13とカード22とを含む。
について説明する。図12は、実施の形態3による非接
触カードシステムの全体構成図である。図12におい
て、図10と同等のものは同一符号を付し説明を省略す
る。18は通信装置9の発振器35からの電気信号を通
信装置10の増幅器36に出力する接続部、19は通信
エリア12と通信エリア13との重複部分、20は非接
触カードシステムであり、上述の符号18及び19を付
した構成と通信装置9と通信装置10と通信エリア12
と通信エリア13とカード22とを含む。
【0056】次に、動作を図12により説明する。例え
ば、カード22が図12に示す矢印方向に移動する場合
について説明する。通信装置9の発振器35は、カード
1の動作電源となる動作エネルギーを、例えば、規定の
周波数の電磁波等を発生させるための電気信号を生成
し、通信装置9の増幅器36と接続部18とに出力す
る。通信装置9の増幅器36に出力された電気信号は、
増幅器36により増幅された後、通信装置9の送信アン
テナ37より電波として放射される。これにより通信エ
リア12が形成される。また、発振器35から接続部1
8に出力された電気信号は、接続部18により通信装置
10の増幅器36に出力される。この電気信号は増幅器
36により増幅された後、送信アンテナ37より、通信
装置9の放射する電波と同時に放射される。これにより
通信エリア13が形成される。ここで、通信装置9と通
信装置10は、通信装置9の発振器36が生成した電気
信号を電波として同時に放射するので、通信装置9と通
信装置10が放射する電波の位相は同じであり、図12
に斜線で示した重複部分19では電波どうしが干渉し相
加することになる。
ば、カード22が図12に示す矢印方向に移動する場合
について説明する。通信装置9の発振器35は、カード
1の動作電源となる動作エネルギーを、例えば、規定の
周波数の電磁波等を発生させるための電気信号を生成
し、通信装置9の増幅器36と接続部18とに出力す
る。通信装置9の増幅器36に出力された電気信号は、
増幅器36により増幅された後、通信装置9の送信アン
テナ37より電波として放射される。これにより通信エ
リア12が形成される。また、発振器35から接続部1
8に出力された電気信号は、接続部18により通信装置
10の増幅器36に出力される。この電気信号は増幅器
36により増幅された後、送信アンテナ37より、通信
装置9の放射する電波と同時に放射される。これにより
通信エリア13が形成される。ここで、通信装置9と通
信装置10は、通信装置9の発振器36が生成した電気
信号を電波として同時に放射するので、通信装置9と通
信装置10が放射する電波の位相は同じであり、図12
に斜線で示した重複部分19では電波どうしが干渉し相
加することになる。
【0057】カード22が、人に携帯され、車両に取り
付けられ、製造中の半完成品に取り付けられた状態で通
信エリア12内に進入しすると、カード22の図15に
示す受信アンテナ26により受信された電波は、図16
に示す並列共振回路32により電気信号に変換され、電
源回路27により、例えば、カード22の各回路が動作
する設定値である約3Vの動作電源に変換されてカード
22の図15に示すIDコード発生器28、変調器2
9、増幅器30等の各回路に供給される。供給される電
源が3V以上となると、IDコード出力部28は記録さ
れたIDコードを出力する。このIDコードは、変調器
29によりアナログ信号の返送信号に変調される。この
返送信号は増幅器30により増幅され、送信アンテナ3
1より発信される。
付けられ、製造中の半完成品に取り付けられた状態で通
信エリア12内に進入しすると、カード22の図15に
示す受信アンテナ26により受信された電波は、図16
に示す並列共振回路32により電気信号に変換され、電
源回路27により、例えば、カード22の各回路が動作
する設定値である約3Vの動作電源に変換されてカード
22の図15に示すIDコード発生器28、変調器2
9、増幅器30等の各回路に供給される。供給される電
源が3V以上となると、IDコード出力部28は記録さ
れたIDコードを出力する。このIDコードは、変調器
29によりアナログ信号の返送信号に変調される。この
返送信号は増幅器30により増幅され、送信アンテナ3
1より発信される。
【0058】次に、接続部18の動作を図13により詳
細に説明する。図13は図12に示すカード22の受信
電波の大きさを示す説明図である。図13において、図
11と同等のものは同一符号を付し説明を省略する。2
1は通信装置9と通信装置10とが放射した電波による
受信アンテナ26の受信特性である。j〜mは図12に
示す位置j〜mに各々対応する。図13中位置jと位置
lの間が通信エリア12に対応し、位置kと位置mの間
が通信エリア13に対応し、位置kと位置lの間が重複
部分19に対応する。
細に説明する。図13は図12に示すカード22の受信
電波の大きさを示す説明図である。図13において、図
11と同等のものは同一符号を付し説明を省略する。2
1は通信装置9と通信装置10とが放射した電波による
受信アンテナ26の受信特性である。j〜mは図12に
示す位置j〜mに各々対応する。図13中位置jと位置
lの間が通信エリア12に対応し、位置kと位置mの間
が通信エリア13に対応し、位置kと位置lの間が重複
部分19に対応する。
【0059】カード22の移動に伴って、カード22と
通信装置9との相対距離が変化するので、受信特性21
は図13に示すように、カード22が通信装置9に近づ
くに伴い徐々に大きくなり、カード22と通信装置9と
の距離が最短となる位置を境に徐々に小さくなる。ここ
で、接続部18により通信装置9の発振器36が生成し
た電気信号を通信装置10に出力し、通信装置9と通信
装置10とから同位相の電波を放射しているので、重複
部分19及びその付近は電波が互いに相加し合ってい
る。そのため、カード22が図12に示す位置kに近づ
くと、受信特性21に示すように、カード22の受信す
る電波はほぼ一定の値となり、また、カード22が位置
lを超えるまで、カード22の受信する電波はほぼ一定
の値となる。このように、カード22は、重複部分19
においても十分な電波を得ることができ、カード22は
返送信号を発信することができ、カード22と通信装置
9、通信装置10とでデータ通信を行うことができる。
通信装置9との相対距離が変化するので、受信特性21
は図13に示すように、カード22が通信装置9に近づ
くに伴い徐々に大きくなり、カード22と通信装置9と
の距離が最短となる位置を境に徐々に小さくなる。ここ
で、接続部18により通信装置9の発振器36が生成し
た電気信号を通信装置10に出力し、通信装置9と通信
装置10とから同位相の電波を放射しているので、重複
部分19及びその付近は電波が互いに相加し合ってい
る。そのため、カード22が図12に示す位置kに近づ
くと、受信特性21に示すように、カード22の受信す
る電波はほぼ一定の値となり、また、カード22が位置
lを超えるまで、カード22の受信する電波はほぼ一定
の値となる。このように、カード22は、重複部分19
においても十分な電波を得ることができ、カード22は
返送信号を発信することができ、カード22と通信装置
9、通信装置10とでデータ通信を行うことができる。
【0060】上述のとおり、実施の形態3による非接触
カードシステム20によれば、通信装置9の発振器35
からの電気信号を通信装置10に出力し、同位相の電波
を通信装置9と通信装置10から同時に放射することに
より、通信装置9からの電波による通信エリア12と、
通信装置10からの電波による通信エリア13とが重複
する重複部分19内の電波が相加し合うように作用する
ので、重複部分19にカード22がある場合でも、カー
ド22は十分な電波を得て返送信号を発信できるので、
カード22と通信装置9、通信装置10との通信時間を
長くすることができる。したがって、通信装置9と通信
装置10とが同じデータをカード22に要求する場合の
データ通信においては、通信時間を長くとれることによ
り、比較的大きなデータも通信することができ、データ
通信の信頼性を高くすることができる。
カードシステム20によれば、通信装置9の発振器35
からの電気信号を通信装置10に出力し、同位相の電波
を通信装置9と通信装置10から同時に放射することに
より、通信装置9からの電波による通信エリア12と、
通信装置10からの電波による通信エリア13とが重複
する重複部分19内の電波が相加し合うように作用する
ので、重複部分19にカード22がある場合でも、カー
ド22は十分な電波を得て返送信号を発信できるので、
カード22と通信装置9、通信装置10との通信時間を
長くすることができる。したがって、通信装置9と通信
装置10とが同じデータをカード22に要求する場合の
データ通信においては、通信時間を長くとれることによ
り、比較的大きなデータも通信することができ、データ
通信の信頼性を高くすることができる。
【0061】
【発明の効果】この発明による非接触通信システムは、
動作エネルギーの大きさを所定の情報の受信強度に応じ
て制御する電源供給制御部を通信装置に設けたので、通
信装置はデータ通信に不要な動作エネルギーを放射しな
くて済み省電力化ができる。
動作エネルギーの大きさを所定の情報の受信強度に応じ
て制御する電源供給制御部を通信装置に設けたので、通
信装置はデータ通信に不要な動作エネルギーを放射しな
くて済み省電力化ができる。
【0062】さらに、電源供給制御部が、動作エネルギ
ーの大きさを所定の情報の受信強度に応じて制御するの
で、データ通信中は通信エリアをデータ通信に必要な最
低限の範囲に変化させることができ、他の非接触通信シ
ステムとの間でデータ通信が混信するのを防止でき、デ
ータ通信の信頼性を損なうのを防止できる。
ーの大きさを所定の情報の受信強度に応じて制御するの
で、データ通信中は通信エリアをデータ通信に必要な最
低限の範囲に変化させることができ、他の非接触通信シ
ステムとの間でデータ通信が混信するのを防止でき、デ
ータ通信の信頼性を損なうのを防止できる。
【0063】さらに、情報媒体の電源回路で変換される
動作電源をほぼ一定とすることができ、電源回路に保護
回路等を設けなくて済み、情報媒体の低コスト化、小型
化ができる。
動作電源をほぼ一定とすることができ、電源回路に保護
回路等を設けなくて済み、情報媒体の低コスト化、小型
化ができる。
【0064】また、次の発明による非接触通信システム
は、一方と他方の通信装置が供給する電波の供給範囲を
重複させ、一方の上記通信装置が供給する上記電波の位
相に対し、他方が供給する上記電波の位相を反転させる
位相制御部を設けたので、一方の上記通信装置からの上
記電波による通信エリアと他方からの上記電波による通
信エリアとが重複する部分の電波は、互いに打ち消し合
う。したがって、情報媒体が上記重複する部分にある場
合、上記情報媒体と上記2つの通信装置との間にデータ
通信が行われないので、上記2つの通信装置間での混信
を防止でき、データ通信の信頼性を確保できる。
は、一方と他方の通信装置が供給する電波の供給範囲を
重複させ、一方の上記通信装置が供給する上記電波の位
相に対し、他方が供給する上記電波の位相を反転させる
位相制御部を設けたので、一方の上記通信装置からの上
記電波による通信エリアと他方からの上記電波による通
信エリアとが重複する部分の電波は、互いに打ち消し合
う。したがって、情報媒体が上記重複する部分にある場
合、上記情報媒体と上記2つの通信装置との間にデータ
通信が行われないので、上記2つの通信装置間での混信
を防止でき、データ通信の信頼性を確保できる。
【0065】また、次の発明による非接触通信システム
は、一方と他方の通信装置が供給する電波の供給範囲を
重複させ、上記2つの通信装置が供給する上記電波の位
相を同相とする位相制御部を設けたので、一方の上記通
信装置からの上記電波による通信エリアと他方からの上
記電波による通信エリアとが重複する部分の電波は、互
いに相加し合う。したがって、情報媒体が上記重複する
部分にある場合でも、上記情報媒体は十分な電波を得る
ことができ、上記情報媒体と上記2つの通信装置との間
で比較的大きな同一データを通信することができる。
は、一方と他方の通信装置が供給する電波の供給範囲を
重複させ、上記2つの通信装置が供給する上記電波の位
相を同相とする位相制御部を設けたので、一方の上記通
信装置からの上記電波による通信エリアと他方からの上
記電波による通信エリアとが重複する部分の電波は、互
いに相加し合う。したがって、情報媒体が上記重複する
部分にある場合でも、上記情報媒体は十分な電波を得る
ことができ、上記情報媒体と上記2つの通信装置との間
で比較的大きな同一データを通信することができる。
【図1】 この発明の実施の形態1による非接触カード
システム4の全体構成図である。
システム4の全体構成図である。
【図2】 図1に示す情報媒体であるカード1の詳細説
明図である。
明図である。
【図3】 図2に示すカード1の電気回路図である。
【図4】 図1に示す通信装置2の詳細説明図である。
【図5】 図4に示す利得制御回路7の詳細説明図であ
る。
る。
【図6】 図4に示す増幅器39からの出力を示す説明
図である。
図である。
【図7】 図4に示す利得制御回路7の動作を示す説明
図である。
図である。
【図8】 図4に示す可変増幅器6の動作を示す説明図
である。
である。
【図9】 図2に示す電源回路5からの出力を示す説明
図であるである。
図であるである。
【図10】 この発明の実施の形態2による非接触カー
ドシステムの全体構成図である。
ドシステムの全体構成図である。
【図11】 図10に示すカード22の受信電波の大き
さの変化を示す説明図である。
さの変化を示す説明図である。
【図12】 この発明の実施の形態3による非接触カー
ドシステムの全体構成図である。
ドシステムの全体構成図である。
【図13】 図12に示すカード22の受信電波の大き
さを示す説明図である。
さを示す説明図である。
【図14】 従来の非接触カードシステムの全体構成図
である。
である。
【図15】 図14に示すカード22の詳細説明図であ
る。
る。
【図16】 図15に示すカード22の電気回路図であ
る。
る。
【図17】 図14に示す通信装置23の詳細説明図で
ある。
ある。
【図18】 図16に示す電源回路27の出力を示す説
明図である。
明図である。
【図19】 従来の他の非接触カードシステムの全体構
成図である。
成図である。
1 カード、2 通信装置、4 非接触カードシステ
ム、 6 可変増幅器、7 利得制御回路、8 電源供
給制御部、11反転増幅器、15 非接触カードシステ
ム、18 接続部、20 非接触カードシステム。
ム、 6 可変増幅器、7 利得制御回路、8 電源供
給制御部、11反転増幅器、15 非接触カードシステ
ム、18 接続部、20 非接触カードシステム。
Claims (3)
- 【請求項1】 非接触で外部から供給される動作エネル
ギーを動作電源に変換し所定の情報を送信する情報媒体
と、非接触で上記情報媒体に上記動作エネルギーを供給
し上記情報媒体から非接触で上記所定の情報を受信する
通信装置とを備えた非接触通信システムにおいて、上記
動作エネルギーの大きさを上記所定の情報の受信強度に
応じて制御する電源供給制御部を上記通信装置に設けた
ことを特徴とする非接触通信システム。 - 【請求項2】 非接触で外部から供給される電波を動作
電源に変換し所定の情報を送信する情報媒体と、非接触
で上記情報媒体に上記電波を供給し上記情報媒体から非
接触で上記所定の情報を受信する通信装置とを備えた非
接触通信システムにおいて、一方と他方の上記通信装置
を備え、上記一方の通信装置と上記他方の通信装置とが
供給する上記電波の供給範囲を重複させ、上記一方の通
信装置が供給する上記電波の位相に対し、上記他方の通
信装置が供給する上記電波の位相を反転させる位相制御
部を設けたことを特徴とする非接触通信システム。 - 【請求項3】 非接触で外部から供給される電波を動作
電源に変換し所定の情報を送信する情報媒体と、非接触
で上記情報媒体に上記電波を供給し上記情報媒体から非
接触で上記所定の情報を受信する通信装置とを備えた非
接触通信システムにおいて、一方と他方の上記通信装置
を備え、上記一方の通信装置と上記他方の通信装置とが
供給する上記電波の供給範囲を重複させ、上記一方の通
信装置と上記他方の通信装置とが供給する上記電波の位
相を同相としたことを特徴とする非接触通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8202487A JPH1051352A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 非接触通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8202487A JPH1051352A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 非接触通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1051352A true JPH1051352A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16458324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8202487A Pending JPH1051352A (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 非接触通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1051352A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006008816A1 (ja) * | 2004-07-22 | 2006-01-26 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 非接触型端末及びリーダライタ装置 |
JP2007526696A (ja) * | 2004-03-03 | 2007-09-13 | レジック・アイデントシステムズ・アクチェンゲゼルシャフト | 識別媒体の検出方法 |
KR101271578B1 (ko) * | 2008-01-31 | 2013-06-05 | 인텔렉추얼디스커버리 주식회사 | Rfid 시스템 및 그 통신 방법 |
JP2017111588A (ja) * | 2015-12-16 | 2017-06-22 | 東芝テック株式会社 | 非接触icカード |
-
1996
- 1996-07-31 JP JP8202487A patent/JPH1051352A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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