JP2006340085A - 無線通信媒体処理システム、無線通信媒体および無線通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】無線通信媒体の内部に過多の誘導起電力が発生し、余剰エネルギにより無線通信媒体が加熱されて無応答となることを防ぐことができる無線通信媒体処理システム、無線通信媒体および無線通信装置を提供する。
【解決手段】電磁波を利用して非接触ICカードや無線タグ等の無線通信媒体と、この無線通信媒体との通信を行なう非接触ICカードリーダライタや無線タグリーダライタ等の無線通信装置とを有して構成される無線通信媒体処理システムにおいて、無線通信媒体から送信される内部の温度情報に基づき、無線通信装置において送信回路へ供給される電源電圧を制御することによりアンテナから発生する誘導磁界(電磁波)の強度を調整する。
【選択図】図1
【解決手段】電磁波を利用して非接触ICカードや無線タグ等の無線通信媒体と、この無線通信媒体との通信を行なう非接触ICカードリーダライタや無線タグリーダライタ等の無線通信装置とを有して構成される無線通信媒体処理システムにおいて、無線通信媒体から送信される内部の温度情報に基づき、無線通信装置において送信回路へ供給される電源電圧を制御することによりアンテナから発生する誘導磁界(電磁波)の強度を調整する。
【選択図】図1
Description
本発明は、たとえば、電磁波を利用して非接触ICカードや無線タグ等の無線通信媒体と、この無線通信媒体との通信を行なう非接触ICカードリーダライタや無線タグリーダライタ等の無線通信装置とを有して構成される無線通信媒体処理システム、および、この無線通信媒体処理システムに用いられる無線通信媒体および無線通信装置に関する。
一般に、この種の無線通信媒体処理システムにおいては、非接触ICカード等の無線通信媒体は、外部装置である非接触ICカードリーダライタ等の無線通信装置から送信される電磁波(誘導磁界)によりループアンテナに発生する誘導起電力に基づき動作電圧を生成して動作するようになっている。
そして、この種の無線通信媒体では、外部装置である無線通信装置から過大な誘導磁界(過大電力)が印加された場合、それに伴い発熱するICチップ内の温度を温度検知手段により検知し、ICチップ内の温度が所定のレベル以上と判断されたとき、ICチップの動作を停止させている。その場合、温度検知手段はハードウェアにて構成され、温度異常を検知した場合、ICチップ内のCPUに割込み信号を出力する。CPUは、この割込み信号を受信し、ファームウェアにてICチップ動作のホルト(停止)を行なっている(たとえば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2001−143035号公報
特開2002−109495号公報
上記したように、無線通信装置からの誘導磁界によって無線通信媒体の駆動電力を得る無線通信媒体処理システムの場合、無線通信装置が発生する誘導磁界の強度が強すぎたり、無線通信媒体と無線通信装置との距離が近すぎたりして、無線通信媒体内のループアンテナに過多に誘導起電力が発生した場合、余剰エネルギによりICチップが加熱されて上記したような保護手段により当該無線通信媒体が動作しなくなり、無線通信装置に対し応答を返さなくなる場合があるという問題がある。
そこで、本発明は、無線通信媒体内部の温度情報または電力情報に基づいて無線通信装置から発生する誘導磁界の強度を調整することで、無線通信媒体の内部に過多の誘導起電力が発生し、余剰エネルギにより無線通信媒体が加熱されて無応答となることを防ぐことができる無線通信媒体処理システム、無線通信媒体および無線通信装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、無線通信媒体に対して適切な強度の誘導磁界を発生するように自動調整することができ、周囲への影響を必要最小限にすることができる無線通信媒体処理システム、無線通信媒体および無線通信装置を提供することを目的とする。
本発明の無線通信媒体処理システムは、無線通信媒体と、この無線通信媒体に対し電磁波により動作用の電力を供給しながら当該無線通信媒体との間で無線通信を行なう無線通信装置とを有して構成される無線通信媒体処理システムであって、前記無線通信媒体は、前記無線通信装置との間で電磁波を用いた無線通信を行なうための第1のアンテナと、この第1のアンテナと電気的に接続され、前記無線通信装置から送信される電磁波により前記第1のアンテナに発生する誘導起電力に基づき動作電圧を生成して動作し、所定の情報処理等を行なう機能を有するICチップと、少なくとも前記ICチップの温度を検知する温度検知手段と、この温度検知手段により検知された温度情報を前記第1のアンテナを介して前記無線通信装置に対し送信する送信手段とを具備し、前記無線通信装置は、前記無線通信媒体との間で電磁波を用いた無線通信を行なうための第2のアンテナと、前記無線通信媒体から送信される電磁波を前記第2のアンテナを介して受信する受信部と、送信データ等に基づき前記第2のアンテナを駆動することで当該第2のアンテナに電磁波を発生させる送信部と、前記受信部により受信されたデータに基づく所定の情報処理および前記送信部への送信データの供給等を行なう制御部と、前記受信部、送信部および制御部に対し動作用の電源電圧を供給する電源部と、前記受信部が前記無線通信媒体から送信される温度情報を受信した際、当該温度情報に基づき前記電源部から前記送信部へ供給される電源電圧を制御することにより前記第2のアンテナから発生する電磁波の強度を調整する電磁波強度調整手段とを具備している。
また、本発明の無線通信媒体は、無線通信装置から送信される電磁波により動作用の電力が供給されて動作し、前記無線通信装置との間で電磁波を用いた無線通信を行なう無線通信媒体であって、前記無線通信装置との間で電磁波を用いた無線通信を行なうためのアンテナと、このアンテナと電気的に接続され、前記無線通信装置から送信される電磁波により前記アンテナに発生する誘導起電力に基づき動作電圧を生成して動作し、所定の情報処理等を行なう機能を有するICチップと、少なくとも前記ICチップの温度を検知する温度検知手段と、この温度検知手段により検知された温度情報を前記アンテナを介して前記無線通信装置に対し送信する送信手段とを具備している。
さらに、本発明の無線通信装置は、外部装置から送信される電磁波により動作用の電力が供給されて動作し、かつ、内部の温度を検知してその温度情報を外部装置へ送信する機能を有する無線通信媒体との間で無線通信を行なう無線通信装置であって、前記無線通信媒体との間で電磁波を用いた無線通信を行なうためのアンテナと、前記無線通信媒体から送信される電磁波を前記アンテナを介して受信する受信部と、送信データ等に基づき前記アンテナを駆動することで当該アンテナに電磁波を発生させる送信部と、前記受信部により受信されたデータに基づく所定の情報処理および前記送信部への送信データの供給等を行なう制御部と、前記受信部、送信部および制御部に対し動作用の電源電圧を供給する電源部と、前記受信部が前記無線通信媒体から送信される温度情報を受信した際、当該温度情報に基づき前記電源部から前記送信部へ供給される電源電圧を制御することにより前記アンテナから発生する電磁波の強度を調整する電磁波強度調整手段とを具備している。
本発明によれば、無線通信媒体内部の温度情報または電力情報に基づいて無線通信装置から発生する誘導磁界の強度を調整することで、無線通信媒体の内部に過多の誘導起電力が発生し、余剰エネルギにより無線通信媒体が加熱されて無応答となることを防ぐことができる無線通信媒体処理システム、無線通信媒体および無線通信装置を提供できる。
また、本発明によれば、無線通信媒体に対して適切な強度の誘導磁界を発生するように自動調整することができ、周囲への影響を必要最小限にすることができる無線通信媒体処理システム、無線通信媒体および無線通信装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、第1の実施の形態について説明する。
図1は、第1の実施の形態に係る無線通信媒体処理システムの構成を概略的に示すものである。この無線通信媒体処理システムは、上位装置10に通信可能に接続された非接触ICカードリーダライタや無線タグリーダライタ等の無線通信装置20、および、この無線通信装置20の近傍に位置する非接触ICカードや無線タグ等の無線通信媒体30を有して構成される。
上位装置10は、無線通信装置20に対し信号伝送等に関するコマンドを送出するとともに、無線通信装置20から無線通信媒体30との通信結果等を受取る。
まず、第1の実施の形態について説明する。
図1は、第1の実施の形態に係る無線通信媒体処理システムの構成を概略的に示すものである。この無線通信媒体処理システムは、上位装置10に通信可能に接続された非接触ICカードリーダライタや無線タグリーダライタ等の無線通信装置20、および、この無線通信装置20の近傍に位置する非接触ICカードや無線タグ等の無線通信媒体30を有して構成される。
上位装置10は、無線通信装置20に対し信号伝送等に関するコマンドを送出するとともに、無線通信装置20から無線通信媒体30との通信結果等を受取る。
無線通信装置20は、無線通信媒体30との間で電磁波を用いた無線通信を行なうためのアンテナ21、無線通信媒体30から送信される電磁波をアンテナ21を介して受信する受信部としての受信回路22、送信データ等に基づきアンテナ21を駆動することで当該アンテナ21に電磁波を発生させる送信部としての送信回路23、受信回路22により受信されたデータに基づく所定の情報処理および送信回路23への送信データの供給等を行なう制御部としてのCPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)24、受信回路22、送信回路23およびCPU24に対し動作用の電源電圧を供給する電源部ととしての電源回路25を有して構成されている。
電源回路25は、外部から供給される電源電圧を安定化した後、受信回路22、送信回路23およびCPU24に対しそれぞれ供給するもので、そのうち送信回路23へ供給する電源電圧は、必要に応じてCPU24から供給される制御信号に応じて可変制御するようになっている。
無線通信媒体30は、無線通信装置20との間で電磁波を用いた無線通信を行なうためのループアンテナ31、このアンテナ31と接続された送受信回路32、この送受信回路32と接続された制御用のCPU33、無線通信装置20から送信される電磁波によりアンテナ31に発生する誘導起電力に基づき動作電圧を生成して各部に供給する電源生成部34を有して構成されていて、無線通信装置20のアンテナ21から発生する誘導磁界によってアンテナ31に発生する誘導起電力で駆動されるようになっている。
ここに、アンテナ31を除く送受信回路32およびCPU33は、少なくとも1つのICチップ35により構成されて、アンテナ31とともにカード本体内に埋設されている。ICチップ35内には、当該ICチップ35の温度を検知する温度検知手段としての温度監視回路36が設けられていて、その温度検知信号(温度情報)はCPU33に送られる。
次に、このような構成において第1の実施の形態に係る無線通信媒体処理システムの動作を図2に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、無線通信媒体30が無線通信装置20の通信可能エリア内に進入すると、無線通信装置20のアンテナ21からの誘導磁界によってアンテナ31に誘導起電力が発生し、当該無線通信媒体30が駆動して無線通信装置20との通信を開始し(ステップS1)、たとえば、無線通信装置20からのコマンドに応じて所定のデータを返信する(ステップS2)。
まず、無線通信媒体30が無線通信装置20の通信可能エリア内に進入すると、無線通信装置20のアンテナ21からの誘導磁界によってアンテナ31に誘導起電力が発生し、当該無線通信媒体30が駆動して無線通信装置20との通信を開始し(ステップS1)、たとえば、無線通信装置20からのコマンドに応じて所定のデータを返信する(ステップS2)。
ここで、無線通信媒体30の駆動時、無線通信媒体30内の温度監視回路36は、ICチップ35の温度を常に監視していて、検知された温度情報はCPU33に送られる。このとき、たとえば、当該無線通信媒体30周囲の誘導磁界の強度が強すぎて、アンテナ31に過多の誘導起電力が発生し、余剰エネルギによって無線通信媒体30内の温度(ICチップ35の温度)があらかじめ設定される閾値を超えて上昇すると、CPU33の制御のもと、当該無線通信媒体30から無線通信装置20へその旨が通知される。
ここに、検知した温度情報の通知手段としては、たとえば、当該無線通信媒体30から無線通信装置20へ返信するデータの中に常に温度上昇通知用ビットを設けておき、温度があらかじめ設定される閾値を超えていなければ「0」、閾値を超えていれば「1」がセットされるようにして無線通信装置20に対し通知する。
無線通信装置20では、CPU24が無線通信媒体30から送られたデータの中の温度上昇通知用ビットの状態を常に監視していて(ステップS3)、この温度上昇通知用ビットが「1」になっていれば、無線通信装置20がアンテナ21から過多の強度の誘電磁界を発生させているとして、電源回路25に電圧制御コマンドを送ることで、送信回路23へ供給する電源電圧を温度上昇通知用ビットが「0」になるまで下げていく(ステップS4)。
一方、温度上昇通知用ビットが「1」になっていなければ(すなわち、「0」になっていれば)、無線通信装置20がアンテナ21から正常な強度の誘電磁界を発生させているとして、送信回路23への電源電圧の制御は行なわず、無線通信媒体30と無線通信装置20との通信が終了すると(ステップS5)、送信回路23へ供給された電源電圧はデフォルト値に戻す(ステップS6)。
以上のような制御により、無線通信媒体30のアンテナ31に過多の誘導起電力が発生し、余剰エネルギによって無線通信媒体30(ICチップ35)が加熱されて、当該無線通信媒体30が無応答状態になることを確実に防止することができる。
次に、第2の実施の形態について説明する。
図3は、第2の実施の形態に係る無線通信媒体処理システムの構成を概略的に示すものである。第2の実施の形態は、無線通信装置20および無線通信媒体30の構成は基本的には前述した第1の実施の形態と同様であるので同一符号を付して説明は省略し、異なる部分について説明する。
図3は、第2の実施の形態に係る無線通信媒体処理システムの構成を概略的に示すものである。第2の実施の形態は、無線通信装置20および無線通信媒体30の構成は基本的には前述した第1の実施の形態と同様であるので同一符号を付して説明は省略し、異なる部分について説明する。
第2の実施の形態の場合、電源回路25は、送信回路23へ供給する電源電圧の可変制御は行なわない。その代わり、送信回路23内のアンテナ駆動信号を増幅する増幅回路26の増幅率が、必要に応じてCPU24から供給される制御信号に応じて可変制御されるようになっている。
次に、このような構成において第2の実施の形態に係る無線通信媒体処理システムの動作を図4に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、無線通信媒体30が無線通信装置20の通信可能エリア内に進入すると、無線通信装置20のアンテナ21からの誘導磁界によってアンテナ31に誘導起電力が発生し、当該無線通信媒体30が駆動して無線通信装置20との通信を開始し(ステップS11)、たとえば、無線通信装置20からのコマンドに応じて所定のデータを返信する(ステップS12)。
まず、無線通信媒体30が無線通信装置20の通信可能エリア内に進入すると、無線通信装置20のアンテナ21からの誘導磁界によってアンテナ31に誘導起電力が発生し、当該無線通信媒体30が駆動して無線通信装置20との通信を開始し(ステップS11)、たとえば、無線通信装置20からのコマンドに応じて所定のデータを返信する(ステップS12)。
ここで、無線通信媒体30の駆動時、無線通信媒体30内の温度監視回路36は、ICチップ35の温度を常に監視していて、検知された温度情報はCPU33に送られる。このとき、たとえば、当該無線通信媒体30周囲の誘導磁界の強度が強すぎて、アンテナ31に過多の誘導起電力が発生し、余剰エネルギによって無線通信媒体30内の温度(ICチップ35の温度)があらかじめ設定される閾値を超えて上昇すると、CPU33の制御のもと、当該無線通信媒体30から無線通信装置20へその旨が通知される。
ここに、検知した温度情報の通知手段としては、たとえば、当該無線通信媒体30から無線通信装置20へ返信するデータの中に常に温度上昇通知用ビットを設けておき、温度があらかじめ設定される閾値を超えていなければ「0」、閾値を超えていれば「1」がセットされるようにして無線通信装置20に対し通知する。
無線通信装置20では、CPU24が無線通信媒体30から送られたデータの中の温度上昇通知用ビットの状態を常に監視していて(ステップS13)、この温度上昇通知用ビットが「1」になっていれば、無線通信装置20がアンテナ21から過多の強度の誘電磁界を発生させているとして、送信回路23内の増幅回路26へ増幅率制御にコマンドを送ることで、増幅回路26の増幅率を温度上昇通知用ビットが「0」になるまで低下させていく(ステップS14)。
一方、温度上昇通知用ビットが「1」になっていなければ(すなわち、「0」になっていれば)、無線通信装置20がアンテナ21から正常な強度の誘電磁界を発生させているとして、送信回路23内の増幅回路26に対する増幅率の制御は行なわず、無線通信媒体30と無線通信装置20との通信が終了すると(ステップS15)、送信回路23における増幅回路26の増幅率はデフォルト値に戻す(ステップS16)。
以上のような制御により、無線通信媒体30のアンテナ31に過多の誘導起電力が発生し、余剰エネルギによって無線通信媒体30(ICチップ35)が加熱されて、当該無線通信媒体30が無応答状態になることを確実に防止することができる。
次に、第3の実施の形態について説明する。
図5は、第3の実施の形態に係る無線通信媒体処理システムの構成を概略的に示すものである。第3の実施の形態の第1の実施の形態と異なる点は、無線通信媒体30において、温度監視回路36が電力検知手段としての電力監視回路37に置き換わった点にあり、その他の構成は前述した第1の実施の形態と同様であるので同一部分には同一符号を付して説明は省略し、異なる部分について説明する。
電力監視回路37は、アンテナ31に発生する誘導起電力を常に監視し、その電力検知信号(電力情報)をCPU33に送るようになっている。
図5は、第3の実施の形態に係る無線通信媒体処理システムの構成を概略的に示すものである。第3の実施の形態の第1の実施の形態と異なる点は、無線通信媒体30において、温度監視回路36が電力検知手段としての電力監視回路37に置き換わった点にあり、その他の構成は前述した第1の実施の形態と同様であるので同一部分には同一符号を付して説明は省略し、異なる部分について説明する。
電力監視回路37は、アンテナ31に発生する誘導起電力を常に監視し、その電力検知信号(電力情報)をCPU33に送るようになっている。
次に、このような構成において第3の実施の形態に係る無線通信媒体処理システムの動作を図6に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、無線通信媒体30が無線通信装置20の通信可能エリア内に進入すると、無線通信装置20のアンテナ21からの誘導磁界によってアンテナ31に誘導起電力が発生し、当該無線通信媒体30が駆動して無線通信装置20との通信を開始し(ステップS21)、たとえば、無線通信装置20からのコマンドに応じて所定のデータを返信する(ステップS22)。
まず、無線通信媒体30が無線通信装置20の通信可能エリア内に進入すると、無線通信装置20のアンテナ21からの誘導磁界によってアンテナ31に誘導起電力が発生し、当該無線通信媒体30が駆動して無線通信装置20との通信を開始し(ステップS21)、たとえば、無線通信装置20からのコマンドに応じて所定のデータを返信する(ステップS22)。
ここで、無線通信媒体30の駆動時、無線通信媒体30内の電力監視回路37は、アンテナ31に発生する誘導起電力を常に監視していて、検知された電力情報はCPU33に送られる。このとき、たとえば、当該無線通信媒体30周囲の誘導磁界の強度が強すぎて、アンテナ31に過多の誘導起電力が発生し、当該誘導起電力があらかじめ設定される閾値を超えて上昇すると、CPU33の制御のもと、当該無線通信媒体30から無線通信装置20へその旨が通知される。
ここに、検知した電力情報の通知手段としては、たとえば、当該無線通信媒体30から無線通信装置20へ返信するデータの中に常に電力上昇通知用ビットを設けておき、電力があらかじめ設定される閾値を超えていなければ「0」、閾値を超えていれば「1」がセットされるようにして無線通信装置20に対し通知する。
無線通信装置20では、CPU24が無線通信媒体30から送られたデータの中の電力上昇通知用ビットの状態を常に監視していて(ステップS23)、この電力上昇通知用ビットが「1」になっていれば、無線通信装置20がアンテナ21から過多の強度の誘電磁界を発生させているとして、電源回路25に電圧制御コマンドを送ることで、送信回路23へ供給する電源電圧を電力上昇通知用ビットが「0」になるまで下げていく(ステップS24)。
一方、電力上昇通知用ビットが「1」になっていなければ(すなわち、「0」になっていれば)、無線通信装置20がアンテナ21から正常な強度の誘電磁界を発生させているとして、送信回路23への電源電圧の制御は行なわず、無線通信媒体30と無線通信装置20との通信が終了すると(ステップS25)、送信回路23へ供給された電源電圧はデフォルト値に戻す(ステップS26)。
以上のような制御により、無線通信媒体30のアンテナ31に過多の誘導起電力が発生し、余剰エネルギによって無線通信媒体30(ICチップ35)が加熱されて、当該無線通信媒体30が無応答状態になることを確実に防止することができる。
次に、第4の実施の形態について説明する。
図7は、第4の実施の形態に係る無線通信媒体処理システムの構成を概略的に示すものである。第4の実施の形態は、無線通信装置20および無線通信媒体30の構成は基本的には前述した第3の実施の形態と同様であるので同一符号を付して説明は省略し、異なる部分について説明する。
図7は、第4の実施の形態に係る無線通信媒体処理システムの構成を概略的に示すものである。第4の実施の形態は、無線通信装置20および無線通信媒体30の構成は基本的には前述した第3の実施の形態と同様であるので同一符号を付して説明は省略し、異なる部分について説明する。
第4の実施の形態の場合、電源回路25は、送信回路23へ供給する電源電圧の可変制御は行なわない。その代わり、送信回路23内のアンテナ駆動信号を増幅する増幅回路26の増幅率が、必要に応じてCPU24から供給される制御信号に応じて可変制御されるようになっている。
次に、このような構成において第4の実施の形態に係る無線通信媒体処理システムの動作を図8に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、無線通信媒体30が無線通信装置20の通信可能エリア内に進入すると、無線通信装置20のアンテナ21からの誘導磁界によってアンテナ31に誘導起電力が発生し、当該無線通信媒体30が駆動して無線通信装置20との通信を開始し(ステップS31)、たとえば、無線通信装置20からのコマンドに応じて所定のデータを返信する(ステップS32)。
まず、無線通信媒体30が無線通信装置20の通信可能エリア内に進入すると、無線通信装置20のアンテナ21からの誘導磁界によってアンテナ31に誘導起電力が発生し、当該無線通信媒体30が駆動して無線通信装置20との通信を開始し(ステップS31)、たとえば、無線通信装置20からのコマンドに応じて所定のデータを返信する(ステップS32)。
ここで、無線通信媒体30の駆動時、無線通信媒体30内の電力監視回路37は、アンテナ31に発生する誘導起電力を常に監視していて、検知された電力情報はCPU33に送られる。このとき、たとえば、当該無線通信媒体30周囲の誘導磁界の強度が強すぎて、アンテナ31に過多の誘導起電力が発生し、当該誘導起電力があらかじめ設定される閾値を超えて上昇すると、CPU33の制御のもと、当該無線通信媒体30から無線通信装置20へその旨が通知される。
ここに、検知した電力情報の通知手段としては、たとえば、当該無線通信媒体30から無線通信装置20へ返信するデータの中に常に電力上昇通知用ビットを設けておき、電力があらかじめ設定される閾値を超えていなければ「0」、閾値を超えていれば「1」がセットされるようにして無線通信装置20に対し通知する。
無線通信装置20では、CPU24が無線通信媒体30から送られたデータの中の電力上昇通知用ビットの状態を常に監視していて(ステップS33)、この電力上昇通知用ビットが「1」になっていれば、無線通信装置20がアンテナ21から過多の強度の誘電磁界を発生させているとして、送信回路23内の増幅回路26へ増幅率制御にコマンドを送ることで、増幅回路26の増幅率を電力上昇通知用ビットが「0」になるまで低下させていく(ステップS34)。
一方、電力上昇通知用ビットが「1」になっていなければ(すなわち、「0」になっていれば)、無線通信装置20がアンテナ21から正常な強度の誘電磁界を発生させているとして、送信回路23内の増幅回路26に対する増幅率の制御は行なわず、無線通信媒体30と無線通信装置20との通信が終了すると(ステップS35)、送信回路23における増幅回路26の増幅率はデフォルト値に戻す(ステップS36)。
以上のような制御により、無線通信媒体30のアンテナ31に過多の誘導起電力が発生し、余剰エネルギによって無線通信媒体30(ICチップ35)が加熱されて、当該無線通信媒体30が無応答状態になることを確実に防止することができる。
以上説明したように上記実施の形態によれば、無線通信媒体内部の温度情報または電力情報に基づいて無線通信装置から発生する誘導磁界の強度を調整することで、無線通信媒体の内部に過多の誘導起電力が発生し、余剰エネルギにより無線通信媒体が加熱されて無応答となることを防ぐことができる。
また、無線通信媒体に対して適切な強度の誘導磁界を発生するように自動調整することができ、周囲への影響を必要最小限にすることができる。
10…上位装置、20…無線通信装置、21…アンテナ(第2のアンテナ)、22…受信回路(受信部)、23…送信回路(送信部)、24…CPU(制御部)、25…電源回路(電源部)、26…増幅回路、30…無線通信媒体、31…ループアンテナ(第1のアンテナ)、32…送受信回路、33…CPU、34…電源生成部、35…ICチップ、36…温度監視回路(温度検知手段)、37…電力監視回路(電力検知手段)。
Claims (14)
- 無線通信媒体と、この無線通信媒体に対し電磁波により動作用の電力を供給しながら当該無線通信媒体との間で無線通信を行なう無線通信装置とを有して構成される無線通信媒体処理システムであって、
前記無線通信媒体は、
前記無線通信装置との間で電磁波を用いた無線通信を行なうための第1のアンテナと、
この第1のアンテナと電気的に接続され、前記無線通信装置から送信される電磁波により前記第1のアンテナに発生する誘導起電力に基づき動作電圧を生成して動作し、所定の情報処理等を行なう機能を有するICチップと、
少なくとも前記ICチップの温度を検知する温度検知手段と、
この温度検知手段により検知された温度情報を前記第1のアンテナを介して前記無線通信装置に対し送信する送信手段とを具備し、
前記無線通信装置は、
前記無線通信媒体との間で電磁波を用いた無線通信を行なうための第2のアンテナと、
前記無線通信媒体から送信される電磁波を前記第2のアンテナを介して受信する受信部と、
送信データ等に基づき前記第2のアンテナを駆動することで当該第2のアンテナに電磁波を発生させる送信部と、
前記受信部により受信されたデータに基づく所定の情報処理および前記送信部への送信データの供給等を行なう制御部と、
前記受信部、送信部および制御部に対し動作用の電源電圧を供給する電源部と、
前記受信部が前記無線通信媒体から送信される温度情報を受信した際、当該温度情報に基づき前記電源部から前記送信部へ供給される電源電圧を制御することにより前記第2のアンテナから発生する電磁波の強度を調整する電磁波強度調整手段とを具備したことを特徴とする無線通信媒体処理システム。 - 無線通信媒体と、この無線通信媒体に対し電磁波により動作用の電力を供給しながら当該無線通信媒体との間で無線通信を行なう無線通信装置とを有して構成される無線通信媒体処理システムであって、
前記無線通信媒体は、
前記無線通信装置との間で電磁波を用いた無線通信を行なうための第1のアンテナと、
この第1のアンテナと電気的に接続され、前記無線通信装置から送信される電磁波により前記第1のアンテナに発生する誘導起電力に基づき動作電圧を生成して動作し、所定の情報処理等を行なう機能を有するICチップと、
少なくとも前記ICチップの温度を検知する温度検知手段と、
この温度検知手段により検知された温度情報を前記第1のアンテナを介して前記無線通信装置に対し送信する送信手段とを具備し、
前記無線通信装置は、
前記無線通信媒体との間で電磁波を用いた無線通信を行なうための第2のアンテナと、
前記無線通信媒体から送信される電磁波を前記第2のアンテナを介して受信する受信部と、
送信データ等に基づき前記第2のアンテナを駆動することで当該第2のアンテナに電磁波を発生させる送信部と、
前記受信部により受信されたデータに基づく所定の情報処理および前記送信部への送信データの供給等を行なう制御部と、
前記受信部が前記無線通信媒体から送信される温度情報を受信した際、当該温度情報に基づき前記送信部の増幅率を制御することにより前記第2のアンテナから発生する電磁波の強度を調整する電磁波強度調整手段とを具備したことを特徴とする無線通信媒体処理システム。 - 前記無線通信媒体の送信手段は、前記無線通信装置からの要求に応じて前記無線通信装置に対して送信するデータとともに前記検知された温度情報を送信することを特徴とする請求項1または請求項2記載の無線通信媒体処理システム。
- 無線通信媒体と、この無線通信媒体に対し電磁波により動作用の電力を供給しながら当該無線通信媒体との間で無線通信を行なう無線通信装置とを有して構成される無線通信媒体処理システムであって、
前記無線通信媒体は、
前記無線通信装置との間で電磁波を用いた無線通信を行なうための第1のアンテナと、
この第1のアンテナと電気的に接続され、前記無線通信装置から送信される電磁波により前記第1のアンテナに発生する誘導起電力に基づき動作電圧を生成して動作し、所定の情報処理等を行なう機能を有するICチップと、
前記第1のアンテナに発生した誘導起電力を検知する電力検知手段と、
この電力検知手段により検知された電力情報を前記第1のアンテナを介して前記無線通信装置に対し送信する送信手段とを具備し、
前記無線通信装置は、
前記無線通信媒体との間で電磁波を用いた無線通信を行なうための第2のアンテナと、
前記無線通信媒体から送信される電磁波を前記第2のアンテナを介して受信する受信部と、
送信データ等に基づき前記第2のアンテナを駆動することで当該第2のアンテナに電磁波を発生させる送信部と、
前記受信部により受信されたデータに基づく所定の情報処理および前記送信部への送信データの供給等を行なう制御部と、
前記受信部、送信部および制御部に対し動作用の電源電圧を供給する電源部と、
前記受信部が前記無線通信媒体から送信される電力情報を受信した際、当該電力情報に基づき前記電源部から前記送信部へ供給される電源電圧を制御することにより前記第2のアンテナから発生する電磁波の強度を調整する電磁波強度調整手段とを具備したことを特徴とする無線通信媒体処理システム。 - 無線通信媒体と、この無線通信媒体に対し電磁波により動作用の電力を供給しながら当該無線通信媒体との間で無線通信を行なう無線通信装置とを有して構成される無線通信媒体処理システムであって、
前記無線通信媒体は、
前記無線通信装置との間で電磁波を用いた無線通信を行なうための第1のアンテナと、
この第1のアンテナと電気的に接続され、前記無線通信装置から送信される電磁波により前記第1のアンテナに発生する誘導起電力に基づき動作電圧を生成して動作し、所定の情報処理等を行なう機能を有するICチップと、
前記第1のアンテナに発生した誘導起電力を検知する電力検知手段と、
この電力検知手段により検知された電力情報を前記第1のアンテナを介して前記無線通信装置に対し送信する送信手段とを具備し、
前記無線通信装置は、
前記無線通信媒体との間で電磁波を用いた無線通信を行なうための第2のアンテナと、
前記無線通信媒体から送信される電磁波を前記第2のアンテナを介して受信する受信部と、
送信データ等に基づき前記第2のアンテナを駆動することで当該第2のアンテナに電磁波を発生させる送信部と、
前記受信部により受信されたデータに基づく所定の情報処理および前記送信部への送信データの供給等を行なう制御部と、
前記受信部が前記無線通信媒体から送信される電力情報を受信した際、当該電力情報に基づき前記送信部の増幅率を制御することにより前記第2のアンテナから発生する電磁波の強度を調整する電磁波強度調整手段とを具備したことを特徴とする無線通信媒体処理システム。 - 前記無線通信媒体の送信手段は、前記無線通信装置からの要求に応じて前記無線通信装置に対して送信するデータとともに前記検知された電力情報を送信することを特徴とする請求項4または請求項5記載の無線通信媒体処理システム。
- 無線通信装置から送信される電磁波により動作用の電力が供給されて動作し、前記無線通信装置との間で電磁波を用いた無線通信を行なう無線通信媒体であって、
前記無線通信装置との間で電磁波を用いた無線通信を行なうためのアンテナと、
このアンテナと電気的に接続され、前記無線通信装置から送信される電磁波により前記アンテナに発生する誘導起電力に基づき動作電圧を生成して動作し、所定の情報処理等を行なう機能を有するICチップと、
少なくとも前記ICチップの温度を検知する温度検知手段と、
この温度検知手段により検知された温度情報を前記アンテナを介して前記無線通信装置に対し送信する送信手段と、
を具備したことを特徴とする無線通信媒体。 - 前記送信手段は、前記無線通信装置からの要求に応じて前記無線通信装置に対して送信するデータとともに前記検知された温度情報を送信することを特徴とする請求項7記載の無線通信媒体。
- 無線通信装置から送信される電磁波により動作用の電力が供給されて動作し、前記無線通信装置との間で電磁波を用いた無線通信を行なう無線通信媒体であって、
前記無線通信装置との間で電磁波を用いた無線通信を行なうためのアンテナと、
このアンテナと電気的に接続され、前記無線通信装置から送信される電磁波により前記アンテナに発生する誘導起電力に基づき動作電圧を生成して動作し、所定の情報処理等を行なう機能を有するICチップと、
前記アンテナに発生した誘導起電力を検知する電力検知手段と、
この電力検知手段により検知された電力情報を前記アンテナを介して前記無線通信装置に対し送信する送信手段と、
を具備したことを特徴とする無線通信媒体。 - 前記送信手段は、前記無線通信装置からの要求に応じて前記無線通信装置に対して送信するデータとともに前記検知された電力情報を送信することを特徴とする請求項9記載の無線通信媒体。
- 外部装置から送信される電磁波により動作用の電力が供給されて動作し、かつ、内部の温度を検知してその温度情報を外部装置へ送信する機能を有する無線通信媒体との間で無線通信を行なう無線通信装置であって、
前記無線通信媒体との間で電磁波を用いた無線通信を行なうためのアンテナと、
前記無線通信媒体から送信される電磁波を前記アンテナを介して受信する受信部と、
送信データ等に基づき前記アンテナを駆動することで当該アンテナに電磁波を発生させる送信部と、
前記受信部により受信されたデータに基づく所定の情報処理および前記送信部への送信データの供給等を行なう制御部と、
前記受信部、送信部および制御部に対し動作用の電源電圧を供給する電源部と、
前記受信部が前記無線通信媒体から送信される温度情報を受信した際、当該温度情報に基づき前記電源部から前記送信部へ供給される電源電圧を制御することにより前記アンテナから発生する電磁波の強度を調整する電磁波強度調整手段と、
を具備したことを特徴とする無線通信装置。 - 外部装置から送信される電磁波により動作用の電力が供給されて動作し、かつ、内部の温度を検知してその温度情報を外部装置へ送信する機能を有する無線通信媒体との間で無線通信を行なう無線通信装置であって、
前記無線通信媒体との間で電磁波を用いた無線通信を行なうためのアンテナと、
前記無線通信媒体から送信される電磁波を前記アンテナを介して受信する受信部と、
送信データ等に基づき前記アンテナを駆動することで当該アンテナに電磁波を発生させる送信部と、
前記受信部により受信されたデータに基づく所定の情報処理および前記送信部への送信データの供給等を行なう制御部と、
前記受信部が前記無線通信媒体から送信される温度情報を受信した際、当該温度情報に基づき前記送信部の増幅率を制御することにより前記アンテナから発生する電磁波の強度を調整する電磁波強度調整手段と、
を具備したことを特徴とする無線通信装置。 - 外部装置から送信される電磁波により動作用の電力が供給されて動作し、かつ、内部の温度を検知してその温度情報を外部装置へ送信する機能を有する無線通信媒体との間で無線通信を行なう無線通信装置であって、
前記無線通信媒体との間で電磁波を用いた無線通信を行なうための第2のアンテナと、
前記無線通信媒体から送信される電磁波を前記第2のアンテナを介して受信する受信部と、
送信データ等に基づき前記第2のアンテナを駆動することで当該第2のアンテナに電磁波を発生させる送信部と、
前記受信部により受信されたデータに基づく所定の情報処理および前記送信部への送信データの供給等を行なう制御部と、
前記受信部、送信部および制御部に対し動作用の電源電圧を供給する電源部と、
前記受信部が前記無線通信媒体から送信される電力情報を受信した際、当該電力情報に基づき前記電源部から前記送信部へ供給される電源電圧を制御することにより前記アンテナから発生する電磁波の強度を調整する電磁波強度調整手段と、
を具備したことを特徴とする無線通信装置。 - 外部装置から送信される電磁波により動作用の電力が供給されて動作し、かつ、内部の温度を検知してその温度情報を外部装置へ送信する機能を有する無線通信媒体との間で無線通信を行なう無線通信装置であって、
前記無線通信媒体との間で電磁波を用いた無線通信を行なうためのアンテナと、
前記無線通信媒体から送信される電磁波を前記アンテナを介して受信する受信部と、
送信データ等に基づき前記アンテナを駆動することで当該アンテナに電磁波を発生させる送信部と、
前記受信部により受信されたデータに基づく所定の情報処理および前記送信部への送信データの供給等を行なう制御部と、
前記受信部が前記無線通信媒体から送信される電力情報を受信した際、当該電力情報に基づき前記送信部の増幅率を制御することにより前記アンテナから発生する電磁波の強度を調整する電磁波強度調整手段と、
を具備したことを特徴とする無線通信装置。
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JP2008276759A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-11-13 | Sony Corp | アンテナモジュール |
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