JP6316108B2 - 無線通信装置 - Google Patents

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Description

本開示は、非接触でリーダ/ライタ装置と通信することが可能な無線通信装置に関し、特に、通信を安定させるための技術に関する。
非接触IC(Integrated Circuit)カードなどの無線通信装置と、リーダ/ライタ装置とは、互いにアンテナ回路を介した電磁波信号を送受信することで、電力の供給、データ通信などを行う。このようなアンテナ回路を備える無線通信装置としては、非接触ICカードの他に、例えば、スマートフォン、タブレット端末などの携帯端末装置がある。例えば、特開2011−165151号公報(特許文献1)は、非接触ICカード機能の通信不能領域が発生しにくく、かつ高密度実装が可能な無線通信装置について記載している。
特開2011−165151号公報
特許文献1に記載された技術によると、無線通信装置は、第1のループアンテナと第2のループアンテナとを平行に配置する。第1のループアンテナは、ループ面がかざし面に対して第2のループアンテナよりも離れた距離の位置に平行に配置される。
しかし、特許文献1に記載された技術によると、一方のループアンテナの上に、別のループアンテナを配置しているため、ループアンテナ間の距離が近くなり、ループアンテナ間のアイソレーションが小さくなるという課題がある。したがって、非接触ICカードなどの無線通信装置において、リーダ/ライタ装置と無線通信を行う場合に、無線通信装置とリーダ/ライタ装置との無線通信をいっそう安定させる技術が必要とされている。
一実施形態に従う無線通信装置は、リーダ/ライタ装置と非接触により無線通信を行うものである。無線通信装置は、同一の面上に配置され、リーダ/ライタ装置との距離により通信特性が異なる第1のアンテナおよび第2のアンテナと、リーダ/ライタ装置との通信を制御するための制御部とを備える。第1のアンテナは、リーダ/ライタ装置に対して第1の通信領域内で無線接続される。第2のアンテナは、リーダ/ライタ装置に対して第1の通信領域よりも短距離となる第2の通信領域において第1のアンテナより良好な通信特性を有している。制御部は、第1のアンテナによる通信成功率と、第2のアンテナによる通信成功率とを比較することにより、第1及び第2のアンテナのうち、リーダ/ライタ装置との通信に使用するアンテナを選択する。
上記一実施形態によると、各アンテナについて、リーダ/ライタ装置との通信成功率に応じて通信に使用するアンテナを選択する。また、各アンテナは、同一の面上に配置されており、アンテナ間のアイソレーションが大きくなる。例えば、スマートフォンなどの無線通信装置と比べてタブレット端末などはディスプレイサイズも大きくなり、アンテナ間の距離を比較的大きくすることができ、アンテナ間のアイソレーションが大きくなる。そのため、通信に使用するアンテナを切り替える効果が大きくなる。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
実施の形態1の無線通信装置100の構成を概略的に示すブロック図である。 補正テーブル91のデータ構造を示す図である。 無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900との通信環境を示す図である。 アンテナ同調回路の構成を示す図である。 無線通信装置100の動作を示すフローチャートである。 無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900との距離、無線通信装置100の通信環境における温度に応じてアンテナ同調回路を補正し、無線通信装置100の通信の品質を向上させる処理を示すフローチャートである。 実施の形態2の無線通信装置200の構成を概略的に示すブロック図である。 無線通信装置200の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<実施の形態1>
<機能的な構成>
図1は、実施の形態1の無線通信装置100の構成を概略的に示すブロック図である。図1を参照して、無線通信装置100は、メモリ11と、近接センサ12と、温度検出回路13と、変調回路14と、パワーアンプ15と、アンテナ切換部16と、検波回路17と、受信回路18と、制御回路19と、共振回路21と、共振回路22とを含む。共振回路21は、第1のアンテナ71と、アンテナ同調回路72とを含む。共振回路22は、第2のアンテナ81と、アンテナ同調回路82とを含む。制御回路19は、補正制御部191と、第1の算出部192と、第2の算出部193と、選択部194とを含む。第1のアンテナ71と、第2のアンテナ81とは、同一の平面上に配置される。
無線通信装置100は、例えば、RFID(Radio Frequency Identification)技術により実現されるICカード、NFC(Near Field Communication)技術を搭載したスマートフォン、タブレット端末、デジタルカメラなどの電子機器である。無線通信装置100は、リーダ/ライタ装置(リーダ/ライタ装置900)と近距離(例えば、数cmから数m程度)の無線通信によって情報を送受信する。無線通信装置100は、例えば、電池を内蔵せず、外部からの電磁波信号を受信して、受信した電波を動作電圧として利用する受動型(パッシブ型)のICカードであるとするが、これに限らず、電池を内蔵して、通信時に電池からの電力で電波を発する能動型(アクティブ型)の無線通信装置であってもよい。リーダ/ライタ装置900は、ICカードなどの無線通信装置100への電力の供給と通信を行う。
無線通信装置100は、後述するように、非接触でリーダ/ライタ装置900と無線通信を行う際に、接近した状態で通信ができなくなることを防止するため、以下のように動作する。
(1)無線通信装置100は、無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900との通信品質(例えば、通信の成功率)に応じて、無線通信に使用するアンテナを切り替える。無線通信装置100は、複数のアンテナ(図1の例では第1のアンテナ71と第2のアンテナ81)を備える。これらのアンテナは、無線通信装置100において、同一の平面上に配置される。アンテナそれぞれは、無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900との通信に適した距離、すなわち距離による通信特性が異なる。無線通信装置100は、各アンテナの通信成功率に応じて、リーダ/ライタ装置900との無線通信に使用するアンテナを選択する。こうすることで、無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900との無線通信を安定化させる。
(2)また、無線通信装置100は、(i)無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900との通信距離と、(ii)無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900との通信環境における温度とに基づいて、無線通信装置100の共振回路の同調周波数を補正する。こうすることで、無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900との無線通信を安定化させる。
(i)無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900とが近接し、無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900との通信距離が短くなるにつれて、無線通信装置100の共振回路の同調周波数が、下がる方向にずれていき、無線通信装置100のアンテナからの送信電力が低下する。そのため、無線通信装置100は、無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900との通信距離に応じて、共振回路の同調周波数を補正する。
例えば、無線通信装置100は、無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900との通信距離を検出し、通信距離が一定距離以下になった場合に、共振回路の同調周波数を上げて、アンテナからの送信電力を上げる。また、無線通信装置100は、無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900との通信距離が一定距離以上となった場合に、同調周波数を下げて、アンテナからの送信電力を下げる。
(ii)無線通信装置100の共振回路のアンテナの同調周波数は、温度に応じて変化する特性がある。そのため、無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900との通信環境における温度の変化によって、通信性能に影響を及ぼすことがある。
例えば、ある温度で最適化された同調周波数が、無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900との通信環境における温度の変化によってずれ、通信性能が劣化することがある。一方、無線通信装置100は、共振回路において、同調用コンデンサと、可変容量コンデンサとを並列に接続した構成を有している。可変容量コンデンサは、印加される制御電圧の大きさにより容量値が減少し、また、周囲の温度の上昇に伴って容量値が増加する特性を有する。そのため、無線通信装置100は、通信環境における温度の上昇に応じて、可変容量コンデンサに印加する制御電圧を大きくする(印加する制御電圧を補正する)ことにより、可変容量コンデンサの温度特性を補償することができ、その結果、共振回路の同調周波数を補償することができる。
メモリ11は、例えば、不揮発性のメモリであり、制御回路19(CPU(Central Processing Unit))からの命令で読み書きがなされる。メモリ11は、補正テーブル91と、第1の通信成功率93とを記憶する。補正テーブル91は、無線通信装置100の通信環境における温度(例えば、無線通信装置100の外部の温度、無線通信装置100の回路の温度)と、無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900との距離と、可変容量コンデンサの補正容量を選択するための情報とを対応付けたテーブルである。第1の通信成功率93は、第1のアンテナ71によって受信された信号の品質に基づき算出される、無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900との通信の成功率を示す。無線通信装置100がアンテナにより受信する信号の品質は、例えば、通信成功率は、負荷変調レベル、搬送波検出感度、BER(Bit Error Rate)値、PER(Packet Error Rate)値、C/N(Carrier/Noise)比、RSSI(Received Signal Strength Indicator)値などのうちの少なくとも1つを用いて第1の算出部192によって算出される。また、アンテナの受信電圧に応じてアンテナを切り替える場合は、他の通信装置等が発生する磁界の影響を受けて誤動作を発生させることがある。例えば、アンテナによる信号の受信レベルが一定以下のレベルである場合、サーマルノイズの影響が大きくなり、受信した信号の電圧を測定できないことがある。そのため信号の受信レベルが一定以下の場合は、サーマルノイズの影響を受けにくいBERにより通信成功率を算出することとしてもよい。また、メモリ11は、可変容量コンデンサに印加する制御電圧の大きさを示す情報を記憶する。
近接センサ12は、検出対象であるリーダ/ライタ装置900と無線通信装置100とが近接していることを検出するためのセンサである。近接センサ12は、リーダ/ライタ装置900に接触することなく、リーダ/ライタ装置900が近接していることを、例えば検出体(リーダ/ライタ装置900)と近接センサ12との間に生じる静電容量の変化を検出する等の電気的な方法により検出する。この他にも、近接センサ12は、発光して反射光の光量に基づきリーダ/ライタ装置900と無線通信装置100との距離を検出してもよいし、超音波による計測に基づきリーダ/ライタ装置900と無線通信装置100との距離を検出してもよい。
温度検出回路13は、無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900とが通信する環境における温度を検出するための回路である、温度検出回路13は、例えば、温度変化に対する抵抗値の変化を検出する等の方法により温度を検出するものであり、無線通信装置100の外部の温度を測定する。また、温度検出回路13は、無線通信装置100の各回路の動作温度を検出するものとしてもよい。
変調回路14は、制御回路19から受けた送信ベースバンド信号を、無線周波数帯の信号にアップコンバートする。
パワーアンプ15は、変調回路14によってアップコンバートされた信号を増幅し、増幅された信号をアンテナ切換部16に与える。
アンテナ切換部16は、制御回路19の制御に従って、第1のアンテナ71と第2のアンテナ81とのうちいずれかのアンテナを、無線通信装置100が無線通信に使用するアンテナとして選択する。
共振回路21は、第1のアンテナ71を含み、無線通信装置100の外部からの電磁波信号を第1のアンテナ71により受信し、また、無線通信装置100が送信する信号を、無線通信装置100の外部へ電磁波信号として第1のアンテナ71から放射する。共振回路21のアンテナ同調回路72において、図4を用いて後述する同調用コンデンサ76と可変容量コンデンサ77とが並列に接続されている。無線通信装置100は、共振回路21の共振周波数を切り替えることができる。
共振回路22は、第2のアンテナ81を含む。共振回路22は、無線通信装置100の外部からの電磁波信号を第2のアンテナ81により受信し、また、無線通信装置100が送信する信号を、無線通信装置100の外部へ電磁波信号として第2のアンテナ81から放射する。共振回路22のアンテナ同調回路82において、図4を用いて後述する同調用コンデンサ86と可変容量コンデンサ87とが並列に接続されている。無線通信装置100は、共振回路22の共振周波数を切り替えることができる。
検波回路17は、無線通信装置100がリーダ/ライタ装置900と無線通信することでリーダ/ライタ装置900から受信した受信信号を検波して直流電圧に変換し、無線通信装置100の電源電圧を生成する。
受信回路18は、検波回路17から出力される信号を、制御回路19が処理できる受信ベースバンド信号へと変換する。
制御回路19は、CPU、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を含み、第1のアンテナ71における通信品質の情報と第2のアンテナ81における通信品質の情報を比較することにより、無線通信装置100がリーダ/ライタ装置900と無線通信するために使用するアンテナを選択する。第1のアンテナ71は、リーダ/ライタ装置900に対して、一定の距離以上の通信領域内で無線接続される。第2のアンテナ81は、リーダ/ライタ装置900との通信可能な距離が第1のアンテナ71と比較して短距離となる通信領域内で、第1のアンテナ71による通信と比べて通信特性が良好となる。すなわち、第2のアンテナ81は、リーダ/ライタ装置900と、第1のアンテナ71の通信領域よりも短距離での通信を可能とする。
また、制御回路19は、プログラムに従って動作し、可変容量コンデンサ77および87の補正容量C2を制御することにより、無線通信装置100と外部の装置との無線通信を制御する。制御回路19は、補正テーブル91をメモリ11から読み出して記憶している。
補正制御部191は、リーダ/ライタ装置900と無線通信装置100との距離を示す距離パラメータを近接センサ12から取得し、無線通信装置100の通信環境における温度を示す温度パラメータを温度検出回路13から取得して、取得した距離パラメータおよび温度パラメータと、補正テーブル91とを参照することにより可変容量コンデンサ77および87の補正容量C2を制御する。これにより、無線通信装置100は、共振回路21と共振回路22の同調周波数を補正する。これにより、リーダ/ライタ装置900の設置環境にかかわらず、無線通信装置100のアンテナの同調周波数を、通信に適したものとすることができ、無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900との通信がより安定する。
第1の算出部192は、第1のアンテナ71が受信する信号の通信品質の情報に基づき、第1のアンテナ71による通信の成功率を算出する。第1の算出部192は、算出した通信成功率を第1の通信成功率93としてメモリ11に記憶させるとともに選択部194に与える。
第2の算出部193は、第2のアンテナ81が受信する信号の通信品質の情報に基づき、第2のアンテナ81による通信の成功率を算出する。第2の算出部193は、算出した通信成功率を第2の通信成功率として選択部194に与える。
選択部194は、第1の通信成功率(第1のアンテナ71による通信品質の情報)と、第2の通信成功率(第2のアンテナ81による通信品質の情報)とを比較することにより、リーダ/ライタ装置900との通信に使用するアンテナを選択する。
<データ>
図2は、補正テーブル91のデータ構造を示す図である。図2に示すように、補正テーブル91は、1件のレコードに、番号101と、周辺温度102と、近接距離103と、補正電圧値104とを含む。補正テーブル91は、制御回路19が、共振回路21、共振回路22の同調周波数を補正するために参照するテーブルである。
番号101は、補正テーブル91に含まれる各レコードを識別するための情報である。
周辺温度102は、無線通信装置100のアンテナの同調周波数を補正するために、温度検出回路13の出力結果と比較するための情報である。補正テーブル91は、周辺温度102において、無線通信装置100の外部の温度を一定範囲ごとに区切っている。周辺温度102において、例えば、温度範囲「温度T0〜T1」は、無線通信装置100の外部の温度が、温度T0以上で温度T1以下の場合を示す。補正テーブル91は、外部の温度の各範囲(周辺温度102)と、可変容量コンデンサ77および87の補正容量C2を選択するための情報(補正電圧値104)とを対応付けている。
近接距離103は、無線通信装置100のアンテナの同調周波数を補正するために、制御回路19が近接センサ12の出力結果と比較するための情報である。補正テーブル91は、近接距離103において、無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900との距離を、一定距離ごとに区切っている。近接距離103において、例えば、距離「距離L1より大」は、無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900との距離が、距離L1より大きい場合を示す。補正テーブル91は、無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900との距離(近接距離103)と、可変容量コンデンサ77および87の補正容量C2を選択するための情報(補正電圧値104)とを対応付けたテーブルである。
補正電圧値104は、可変容量コンデンサ77および87に印加する制御電圧の補正値を示す。無線通信装置100は、例えば、ある温度で同調周波数を最適化させ、この場合に可変容量コンデンサ77および87に印加する制御電圧をメモリ11に記憶させ、無線通信装置100の通信環境における温度変化、および、無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900との近接距離に応じた電圧の補正値を補正電圧値104として記憶する。
図3は、無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900との通信環境を示す図である。図3(A)は、無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900との距離が距離「L1」以上離れており、通信環境における温度が周囲温度「T1」である場合を示す。図3(A)に示す場合、制御回路19は、補正テーブル91を参照し、近接距離103に示す距離「距離L1より大」に対応するレコードの中から、無線通信装置100の通信環境における温度に応じて、可変容量コンデンサに印加する制御電圧の補正電圧値を選択する。これにより無線通信装置100は共振回路のアンテナの同調周波数を補正する。
図3(B)は、無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900との距離が距離「L2」付近に近接しており、通信環境における温度が周囲温度「T2」である場合を示す。図3(B)に示す場合、制御回路19は、補正テーブル91を参照し、近接距離103に示す距離「距離L2からL1」(距離L2より大きく距離L1より小さい)に対応するレコードの中から、無線通信装置100の通信環境における温度に応じて、可変容量コンデンサに印加する制御電圧の補正電圧値を選択する。これにより無線通信装置100は共振回路のアンテナの同調周波数を補正する。
<アンテナ同調回路の構成>
図4は、アンテナ同調回路の構成を示す図である。共振回路は、ループアンテナと、アンテナ同調回路とを含む。以下は共振回路21の動作を記述しているが、共振回路22においても同様である。
共振回路21のアンテナ同調回路72において、同調用コンデンサ76と可変容量コンデンサ77とが並列に接続されている。同調用コンデンサ76の同調容量C1を固定の容量とし、可変容量コンデンサ77の補正容量C2を可変としている。可変容量コンデンサ77は、制御回路19の制御により、可変容量コンデンサ77に印加される制御電圧が大きくなるにつれて容量値が減少する。無線通信装置100は、可変容量である可変容量コンデンサ77の補正容量C2を制御することで、共振回路21の共振周波数を切り替えることができる。なお、可変容量コンデンサ77の補正容量C2を制御するための構成は、これらに限らず、例えば、可変容量コンデンサ77は、容量C21、容量C22、・・・容量C2nのn個のコンデンサ、および、これらコンデンサそれぞれに対応して配置されるトランジスタを含むこととしてもよい。制御回路19は、これらトランジスタのいずれかをオンにし、他のトランジスタをオフにすることで、可変容量コンデンサ77の各コンデンサのいずれかを選択する。
<動作>
図5を参照して、実施の形態1の無線通信装置100の動作を説明する。図5は、無線通信装置100の動作を示すフローチャートである。無線通信装置100は、リーダ/ライタ装置900と接近し、リーダ/ライタ装置900から電磁波信号を受信して、受信した電波を動作電圧として動作を開始する。無線通信装置100が安定して動作するには、一定電圧以上の動作電圧が必要であるとする。
ステップS401において、無線通信装置100は、無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900とが接近することにより、動作電圧が一定電圧以上に上昇した場合(ステップS401においてYES)、ステップS403の処理を行い、そうでない場合(ステップS401においてNO)は、動作電圧が一定電圧に上昇するまで待機する。
ステップS403において、制御回路19は、温度検出回路13を起動し、温度検出回路13による無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900との通信環境における温度の測定結果を出力させる。
ステップS404において、制御回路19は、無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900との距離と、無線通信装置100の通信環境の温度とに応じて、可変容量コンデンサに印加する制御電圧の補正電圧値を取得し、この補正電圧値の電圧をアンテナ同調回路に供給する。これにより、共振回路のアンテナの同調周波数を補正する。この処理の詳細は後述する。
ステップS421において、制御回路19は、アンテナ切換部16を制御し、無線通信装置100が通信に使用するアンテナとして第1のアンテナ71を選択する。
ステップS425において、制御回路19は、近接センサ12から無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900との距離を示す距離パラメータを取得し、取得した距離パラメータに基づいて、無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900とが、データの読み書きができないヌル点に一定距離以下まで近づいたか否かを判断する。ヌル点に一定距離以下まで近づいている場合は(ステップS425においてYES)、制御回路19は、ステップS426の処理を行い、そうでない場合は(ステップS425においてNO)、制御回路19は、ステップS404の処理を行う。
ステップS426において、制御回路19は、第1のアンテナ71によって受信した信号の品質に基づき、第1のアンテナ71を用いた通信の成功率を算出し、算出結果を第1の通信成功率93としてメモリ11に記憶させる。
ステップS427において、制御回路19は、アンテナ切換部16を制御し、無線通信装置100が通信に使用するアンテナとして第2のアンテナ81を選択する。
ステップS429において、制御回路19は、第2のアンテナ81によって受信した信号の品質に基づき、第2のアンテナ81を用いた通信の成功率を算出し、算出結果を第2の通信成功率として保持する。
ステップS431において、制御回路19は、第1の通信成功率と第2の通信成功率とを比較し、第1の通信成功率が第2の通信成功率よりも高いか否かを判断する。第1の通信成功率が第2の通信成功率よりも高い場合(ステップS431においてYES)、ステップS433の処理を行い、そうでない場合(ステップS431においてNO)、ステップS435の処理を行う。
ステップS433において、制御回路19は、通信に使用するアンテナとして、アンテナ切換部16を制御して第1のアンテナ71を選択する。
ステップS435において、制御回路19は、通信に使用するアンテナとして、アンテナ切換部16を制御して第2のアンテナ81を選択する。
ステップS437において、制御回路19は、無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900とが離れることにより、無線通信装置100の動作電圧が一定電圧以下になった場合(ステップS437においてYES)、ステップS439の処理を行い、そうでない場合(ステップS437においてNO)は、ステップS404以降の処理を繰り返す。
ステップS439において、制御回路19は、温度検出回路13の動作をオフにし、ステップS401の処理を行う。
図6を参照して、図5のステップS404の処理の詳細を説明する。
図6は、無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900との距離、無線通信装置100の通信環境における温度に応じてアンテナ同調回路を補正し、無線通信装置100の通信の品質を向上させる処理を示すフローチャートである。
ステップS405において、制御回路19は、近接センサ12による無線通信装置10
0とリーダ/ライタ装置900との近接距離の測定結果を出力させる。
ステップS407において、制御回路19は、温度検出回路13の測定結果(無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900との通信環境における温度を示す温度パラメータ)と、近接センサ12の測定結果(無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900との距離を示す距離パラメータ)とに基づき、補正テーブル91を参照する。
ステップS409において、制御回路19は、温度パラメータおよび距離パラメータとを用いて補正テーブル91を参照することにより、可変容量コンデンサ77および87に印加する制御電圧を補正するためのレコードを特定し、特定されたレコードの補正電圧値104を読み出す。
ステップS411において、ステップS409で読みだした補正電圧値104に示される補正電圧値を制御電圧として、アンテナ同調回路72の可変容量コンデンサ77およびアンテナ同調回路82の可変容量コンデンサ87に供給する。
<実施の形態1のまとめ>
実施の形態1の無線通信装置100は、各アンテナについて、無線通信装置100とリーダ/ライタ装置900との通信成功率に応じて通信に使用するアンテナを選択する。また、各アンテナは、同一の平面上に配置されているため、アンテナ間のアイソレーションが大きくなる。また、無線通信装置100は、接近した状態で通信ができないヌル状態の発生を効果的に防止し、リーダ/ライタ装置900と通信できなくなる可能性を小さくすることができる。
実施の形態1の無線通信装置100は、リーダ/ライタ装置900との通信環境における温度(無線通信装置100の外部の温度)に応じて、アンテナの同調周波数を補正する。また、無線通信装置100は、リーダ/ライタ装置900との距離を測定し、距離に応じて同調周波数を補正する。そのため、実施の形態1の無線通信装置100によると、リーダ/ライタ装置900の設置環境によらず、無線通信装置100のアンテナの同調周波数を最適な周波数に補正することができ、リーダ/ライタ装置900との通信が安定化する。
<実施の形態2>
図7は、実施の形態2の無線通信装置200の構成を概略的に示すブロック図である。実施の形態1の無線通信装置100と比較すると、実施の形態2の無線通信装置200は、リーダ/ライタ装置との距離により通信特性が互いに異なる複数のアンテナを用いたダイバーシティ受信をし、各アンテナの通信成功率に応じて、ダイバーシティ通信を行うか否かと、通信に使用するアンテナとを制御する。これにより、必要に応じてダイバーシティ通信を行うことができ、通信に要する電力を低減しつつ、アンテナを切り替える間において、アンテナの切り替えが完了する前に通信が圏外となる事態を回避することができる。
図7を参照して、無線通信装置200は、実施の形態1の無線通信装置100の構成と、検波回路37と、受信回路38とを含む。
アンテナ切換部16は、制御回路19の制御に従って、無線通信装置200が通信に使用するアンテナとして、第1のアンテナ71または第2のアンテナ81のいずれか、または、第1のアンテナ71と第2のアンテナ81とを用いたダイバーシティ通信を行うよう通信に使用するアンテナを選択する。
<動作>
無線通信装置200の動作について説明する。
図8は、無線通信装置200の動作を示すフローチャートである。ステップS401、ステップS403およびステップS404の処理は、実施の形態1と同様であるため説明を繰り返さない。
ステップS821において、制御回路19は、第1のアンテナ71によって受信した信号の品質に基づき、第1のアンテナ71を用いた通信の成功率(第1の通信成功率)を算出する。なお、ステップS401において動作電圧が一定電圧に上昇して無線通信装置200の動作が開始した場合、制御回路19は、ステップS404の処理の後に、通信に使用するアンテナとして第1のアンテナ71を選択するものとする。
ステップS823において、制御回路19は、ステップS821において取得された第1の通信成功率が、第1の閾値を上回るか否かを判断する。すなわち、第1のアンテナ71による通信の信号の品質が、一定の閾値を上回るか否かを判断する。第1の通信成功率が第1の閾値を上回る場合は(ステップS823においてYES)、制御回路19は、ステップS827の処理を行い、そうでない場合(ステップS823においてNO)は、制御回路19は、ステップS829の処理を行う。
ステップS827において、制御回路19は、第2のアンテナ81を使用せず、第1のアンテナ71と第2のアンテナ81とのうち第1のアンテナ71のみでリーダ/ライタ装置900と通信する。
ステップS829において、制御回路19は、第1のアンテナ71の第1の通信成功率が、第1の閾値より小さい第2の閾値を超えるか否かを判断する。第1の通信成功率が第2の閾値を超える場合(ステップS829においてYES)、制御回路19は、ステップS830の処理を行い、そうでない場合(ステップS829においてNO)、制御回路19は、ステップS831の処理を行う。
ステップS830において、第2のアンテナ81のアンテナが未使用である場合、制御回路19は、第2のアンテナ81を使用可能な状態に設定する。その後、制御回路19は、第1のアンテナ71と第2のアンテナ81によるダイバーシティ通信を行う。
ステップS831において、制御回路19は、通信に使用するアンテナとして、第2のアンテナ81を選択し、第2のアンテナ81でリーダ/ライタ装置900と通信する。
ステップS437とステップS439の処理は、実施の形態1と同様であるため説明を繰り返さない。
<実施の形態2のまとめ>
実施の形態2の無線通信装置200は、第1のアンテナ71の第1の通信成功率が第1の閾値を上回る場合に、第2のアンテナ81を非使用状態とする。これにより、通信に要する電力を低減することができる。
また、無線通信装置200は、第1のアンテナ71の第1の通信成功率が第1の閾値を下回り、第2の閾値(第1の閾値より小さい閾値)を上回る場合、第2のアンテナ81を使用状態に切り替えて、第1のアンテナ71と第2のアンテナ81を使用してリーダ/ライタ装置900とダイバーシティ通信を行う。無線通信装置200は、第1のアンテナ71の第1の通信成功率が第2の閾値よりも小さい場合、第2のアンテナ81を通信に使用するアンテナとする。このとき、第1のアンテナ71を非使用状態としてもよく、これにより、通信に要する電力を低減することができる。これにより、第1の通信成功率が第1の閾値を下回る場合は、2つのアンテナを適宜使用して受信をしているため、アンテナの切り替えが完了する前に、通信が圏外になってしまう事態を回避することができる。
本発明の無線通信装置は、プロセッサと、その上で実行されるプログラムにより実現される。本発明を実現するプログラムは、通信インタフェースを介してネットワークを利用した送受信等により提供される。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
11 メモリ、12 近接センサ、13 温度検出回路、14 変調回路、15 パワーアンプ、16 アンテナ切換部、17,37 検波回路、18,38 受信回路、19 制御回路、21 共振回路、22 共振回路、71 第1のアンテナ、72 アンテナ同調回路、81 第2のアンテナ、82 アンテナ同調回路、91 補正テーブル、93 第1の通信成功率、100,200 無線通信装置、900 リーダ/ライタ装置。

Claims (4)

  1. リーダ/ライタ装置と非接触により無線通信を行う無線通信装置であって、
    同一の面上に配置され、リーダ/ライタ装置との距離により通信特性が異なる第1のアンテナおよび第2のアンテナと、
    前記リーダ/ライタ装置と前記無線通信装置との距離を測定するための近接センサと、
    前記リーダ/ライタ装置との通信を制御するための制御部とを備え、
    前記第1のアンテナは、前記リーダ/ライタ装置に対して第1の通信領域内で無線接続され、
    前記第2のアンテナは、前記リーダ/ライタ装置に対して前記第1の通信領域よりも短距離となる第2の通信領域において前記第1のアンテナより良好な通信特性を有しており、
    前記制御部は、前記第1のアンテナによる通信品質の情報と、前記第2のアンテナによる通信品質の情報とを取得し、取得した各アンテナの通信品質の情報を比較することにより、前記第1及び第2のアンテナのうち、前記リーダ/ライタ装置との通信に使用するアンテナを選択し、
    前記制御部は、前記リーダ/ライタ装置と前記第1のアンテナにより通信しているときに、前記近接センサの出力結果に基づいて、前記リーダ/ライタ装置と前記無線通信装置とがデータの読み書きができないヌル点に一定距離以下まで近づいた場合に、前記第1のアンテナの通信品質の情報と前記第2のアンテナの通信品質の情報とを比較し、比較結果に応じて、前記リーダ/ライタ装置との通信に使用するアンテナを選択する、無線通信装置。
  2. 前記無線通信装置は、
    前記第1のアンテナまたは第2のアンテナを含む共振回路と、
    前記無線通信装置の通信環境における温度を測定するための温度センサとを含み、
    前記制御部は、前記近接センサの出力結果と、前記温度センサの出力結果とに基づいて、前記共振回路の同調周波数を補正するよう構成されている、請求項に記載の無線通信装置。
  3. 前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとは、ダイバーシティ受信が可能に構成されており、
    前記制御部は、前記第1のアンテナの通信品質の情報を閾値と比較することにより、前記第1及び第2のアンテナのうち、前記リーダ/ライタ装置との通信においていずれのアンテナを選択するか、または前記第1及び第2のアンテナによりダイバーシティ受信を行うかを選択する、請求項1に記載の無線通信装置。
  4. 前記制御部は、
    前記第1のアンテナの通信品質の情報が第1の閾値を超える場合は、前記第1のアンテナを使用状態とし、前記第2のアンテナを非使用状態とし、
    前記第1のアンテナの通信品質の情報が、前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値を超え、前記第1の閾値を下回る場合は、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナを使用してダイバーシティ方式で前記リーダ/ライタ装置と通信し、
    前記第1のアンテナの通信品質の情報が、前記第2の閾値よりも小さい場合は、前記第2のアンテナを使用して前記リーダ/ライタ装置と通信する、請求項に記載の無線通信装置。
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