JPH1051340A - 長波信号及び中波信号受信回路 - Google Patents

長波信号及び中波信号受信回路

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JPH1051340A
JPH1051340A JP20202696A JP20202696A JPH1051340A JP H1051340 A JPH1051340 A JP H1051340A JP 20202696 A JP20202696 A JP 20202696A JP 20202696 A JP20202696 A JP 20202696A JP H1051340 A JPH1051340 A JP H1051340A
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JP
Japan
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wave signal
circuit
signal
long
resonance circuit
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Application number
JP20202696A
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English (en)
Inventor
Hiroya Ouchi
博也 大内
Hiroaki Sasaki
弘明 佐々木
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長波信号を受信する際の局部発振信号側の回
路構成を簡略化し、構成部品点数を減らし、安価で、小
型化を達成可能な長波信号及び中波信号受信回路を提供
する。 【解決手段】 中波信号に同調する第1共振回路と、第
1共振回路に直列接続され、長波信号に同調する第2共
振回路と、局部発振信号に同調する第3共振回路と、第
2共振回路に並列接続された第1スイッチ素子51と、
第3共振回路に並列接続されたコンデンサ45と第2ス
イッチ素子53との直列回路と、中波信号受信時に第1
スイッチ素子51をオン、第2スイッチ素子52をオフ
にし、長波信号受信時に第1スイッチ素子51をオフ、
第2スイッチ素子52をオンにするスイッチ制御部とを
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長波信号または中
波信号を選択的に切替え受信する長波信号及び中波信号
受信回路に係わり、特に、長波信号及び中波信号の受信
回路をスイッチ素子を含む切替回路によって切替える場
合、局部発振回路側の切替回路の構成を簡略化した長波
信号及び中波信号受信回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ヨーロッパでは、中波(MW)信号の放
送周波数帯域が522乃至1611kHzの周波数に決
められ、長波(LW)信号の放送周波数帯域が153乃
至281kHzの周波数に決められている。そして、中
波信号及び長波信号を1台のラジオ受信機によって受信
する場合には、長波信号及び中波信号受信回路を備えた
ラジオ受信機が用いられる。
【0003】かかる長波信号及び中波信号受信回路を備
えたラジオ受信機において長波信号または中波信号を受
信した場合、周波数変換部でこれらの信号をそれぞれ4
50kHzの中間周波数信号に変換する。この周波数変
換を行う際に、放送周波数帯域が522乃至1611k
Hzの中波信号は、周波数が972乃至2061kHz
の局部発振信号と混合され、放送周波数帯域が153乃
至281kHzの長波信号は、周波数が603乃至73
1kHzの局部発振信号と混合される。
【0004】図2は、従来の長波信号及び中波信号受信
回路の構成の一例を示す回路図である。
【0005】図2に示されるように、トランス1は、中
波信号入力トランスで、第1巻線11と第2巻線12と
第3巻線13とを備え、トランス2は、長波信号入力ト
ランスで、第1巻線21と中間タップ付き第2巻線22
とを備えている。トランス3は、中波信号局部発振用結
合トランスで、第1巻線31と第2巻線32とを備え、
トランス4は、長波信号局部発振用結合トランスで、第
1巻線41と第2巻線42とを備えている。第1巻線1
1は、一端がアンテナ入力端子5に接続され、他端が第
2巻線22の中間タップに接続されている。第2巻線1
2は、一端がコンデンサ14を介して接地接続されると
ともに、第1バラクタダイオード15及びコンデンサ1
6を介してを通して接地接続され、他端が第2巻線22
の一端に接続されている。第1バラクタダイオード15
とコンデンサ16の接続点は抵抗17を介して同調電圧
供給端子8に接続されている。第3巻線13は、一端が
中波信号出力端子6と第1巻線21の一端に接続され、
他端が接地接続されている。第1巻線21は、他端が長
波信号出力端子7に接続されている。第2巻線22はコ
ンデンサ23が並列接続され、第2巻線12と接続され
た一端が第1のスイッチングトランジスタ51のコレク
タ・エミッタを介して接地接続され、他端が接地接続さ
れている。第1巻線31は、一端がコンデンサ33を介
して他端に接続されるとともに、コンデンサ34及び抵
抗35を介して接地接続され、コンデンサ34と抵抗3
5との接続点が第2バラクタダイオード36を介して第
1バラクタダイオード15とコンデンサ16の接続点に
接続され、他端がコンデンサ43を介して第1巻線41
の一端に接続されるとともに、第2スイッチングトラン
ジスタ52のコレクタ・エミッタを介して接地接続され
ている。第2巻線32は、一端が局部発振信号供給端子
9に接続され、他端が第2巻線42の一端に接続されて
いる。第1巻線41は、一端がコンデンサ44を介して
他端に接続され、他端が第3スイッチングトランジスタ
53のコレクタ・エミッタを介して接地接続されてい
る。第2巻線42は、他端が基準直流電源供給端子10
に接続されている。第1スイッチングトランジスタ51
は、ベースが抵抗54及び抵抗55を介して電源端子6
1に接続され、第2スイッチングトランジスタ52は、
ベースが抵抗56を介して抵抗54と抵抗55の接続点
に接続されている。第3スイッチングトランジスタ53
は、ベースが抵抗57を介して中波/長波切替信号端子
62に接続されている。
【0006】前記構成による長波信号及び中波信号受信
回路は、次のよう動作する。
【0007】始めに、中波信号を受信する場合は、中波
/長波切替信号端子62に負極性または接地電位の切替
信号を供給する。この切替信号によって第3スイッチン
グトランジスタ53がオフになり、第1スイッチングト
ランジスタ51及び第2スイッチングトランジスタ52
がオンになる。そして、第1スイッチングトランジスタ
51のオンによってトランス1の2次巻線12の他端と
トランス2の第2巻線22の一端が接地接続され、第2
スイッチングトランジスタ52のオンによってトランス
3の1次巻線31の他端が接地接続され、トランジスタ
53のオフによってトランス4の第1巻線41の他端が
接地接続から開放される。
【0008】かかる状態のとき、トランス1の2次巻線
12、コンデンサ14、第1バラクタダイオード15、
コンデンサ16は、アンテナ入力端子5に供給される中
波信号に対して同調する第1共振回路を構成し、トラン
ス3の1次巻線31、コンデンサ33、コンデンサ3
4、第2バラクタダイオード36、コンデンサ16は、
局部発振信号供給端子9に供給される局部発振信号に対
して同調する第3共振回路を構成している。そして、同
調電圧供給端子8に所要の同調電圧を供給すると、この
同調電圧は抵抗17を介して第1バラクタダイオード1
5及び第2バラクタダイオード36ののカソードに加わ
り、第1バラクタダイオード15の容量値及び第2バラ
クタダイオード36の容量値がそれぞれ加えられた同調
電圧の値に対応して変化する。このとき、第1共振回路
は、周波数522乃至1611kHzのいずれかの受信
信号に同調し、第2共振回路は、第1共振回路の同調周
波数に対応して周波数972乃至2061kHzのいず
れかの局部発振信号に同調する。この結果、受信信号は
トランス1の3次巻線13から中波信号出力端子6に出
力され、図示せぬ混合回路に供給される。混合回路では
受信信号と局部発振信号とが混合されて、それらの差周
波数である450kHzの中間周波数信号が生成され
る。
【0009】一方、長波信号を受信する場合は、中波/
長波切替信号端子62に正極性の切替信号を供給する。
この切替信号によって第3スイッチングトランジスタ5
3がオンになり、第1スイッチングトランジスタ51及
び第2スイッチングトランジスタ52がオフになる。そ
して、第1スイッチングトランジスタ51のオフによっ
てトランス1の2次巻線12の他端と、トランス2の第
2巻線22の一端が接地接続から開放され、第2スイッ
チングトランジスタ52のオフによってトランス3の1
次巻線31の他端が接地接続から開放され、第3スイッ
チングトランジスタ53のオンによってトランス4の第
1巻線41の他端が接地接続される。
【0010】かかる状態のとき、トランス2の2次巻線
22、コンデンサ23は、第1共振回路とともに、アン
テナ入力端子5に供給される長波信号に対して同調する
第2共振回路を構成し、トランス4の1次巻線41、コ
ンデンサ43、44は、第3共振回路とともに、局部発
振信号供給端子9に供給される局部発振信号に対して同
調する第4共振回路を構成している。そして、同調電圧
供給端子8に所要の同調電圧を供給すると、この同調電
圧は抵抗17を介して第1バラクタダイオード15及び
第2バラクタダイオード36のカソードに加わり、第1
バラクタダイオード15の容量値及び第2バラクタダイ
オード36の容量値がそれぞれ加えられた同調電圧の値
に対応して変化する。この場合、第2共振回路は、周波
数153乃至281kHzのいずれかの受信信号に同調
し、第4共振回路は、第2共振回路の同調周波数に対応
して周波数603乃至731kHzのいずれかの局部発
振信号に同調する。この結果、受信信号はトランス2の
1次巻線21から長波信号出力端子7に出力され、図示
せぬ混合回路に供給される。混合回路では受信信号と局
部発振信号とが混合されて、それらの差周波数である4
50kHzの中間周波数信号が生成される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の長波信号
及び中波信号受信回路は、長波信号を受信する際に、局
部発振信号を伝達させる1次巻線41及び2次巻線42
を有する結合トランス4を配置する必要があるだけでな
く、長波信号または中波信号を受信する際にトランス4
の1次巻線41を選択的に有効または無効にする第2ス
イッチングトランジスタ52を接続する必要があること
から、局部発振信号側の回路構成が複雑になり、構成部
品点数が増加し、高価で、小型化が難しいという問題を
有する。
【0012】本発明は、かかる問題点を解決するもの
で、その目的は、長波信号を受信する際の局部発振信号
側の回路構成を簡略化し、構成部品点数を減らし、安価
で、小型化を達成可能な長波信号及び中波信号受信回路
を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明による長波信号及び中波信号受信回路は、中
波信号の局部発振信号に同調する第3共振回路に並列に
接続、非接続切替可能なコンデンサを配置し、長波信号
の局部発振信号に同調する第4共振回路をこのコンデン
サを含む第3共振回路で代用させるもので、中波信号を
受信する際にこのコンデンサを第3共振回路に非接続状
態にし、一方、長波信号を受信する際にこのコンデンサ
を第3共振回路に接続状態する手段を具備している。
【0014】前記手段によれば、中波信号の局部発振信
号に同調する第3共振回路に並列に1つのコンデンサを
選択的に非接続または接続状態にしているだけなので、
局部発振信号側の回路構成を著しく簡略化した長波信号
及び中波信号受信回路を得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態において、長
波信号及び中波信号受信回路は、中波信号に同調する第
1共振回路と、第1共振回路に直列接続され、長波信号
に同調する第2共振回路と、局部発振信号に同調する第
3共振回路と、第2共振回路に並列接続された第1スイ
ッチ素子と、第3共振回路に並列接続されたコンデンサ
と第2スイッチ素子との直列回路と、中波信号受信時に
第1スイッチ素子をオン、第2スイッチ素子をオフに
し、長波信号受信時に第1スイッチ素子をオフ、第2ス
イッチ素子をオンにするスイッチ制御部とを有するもの
である。
【0016】この本発明の実施の形態における好適例と
して、第1スイッチ素子及び第2スイッチ素子は、それ
ぞれスイッチングトランジスタからなり、それらのベー
スにスイッチ制御部から相補スイッチング信号が供給さ
れるものである。
【0017】本発明の実施の形態によれば、中波信号を
受信する際には、従来のこの種の受信回路と同様に、中
波信号の局部発振信号に同調する第3共振回路を局部発
振信号側の回路として用い、一方、長波信号を受信する
際には、第3共振回路に並列にコンデンサを接続した第
4共振回路を局部発振信号側の回路として用いているも
ので、長波信号の受信または中波信号の受信の切替に際
して、局部発振信号側の回路を、第3共振回路に1つの
コンデンサを選択的に非接続または接続状態にした構成
のものを用いれば足りるので、従来のこの種の受信回路
に比べて、局部発振信号側の回路構成が著しく簡略化さ
れ、構成部品点数が削減され、安価で、小型化が可能に
なる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0019】図1は、本発明による長波信号及び中波信
号受信回路の一実施例の構成を示す回路図である。
【0020】図1において、図2に示された構成要素と
同じ構成要素については同じ記号を付けている。
【0021】この本実施例の長波信号及び中波信号受信
回路(以下、本実施例回路という)と、従来の長波信号
及び中波信号受信回路(以下、従来回路という)との構
成を比較すると、以下に述べるように、長波信号の局部
発振信号側の回路構成が大幅に異なっており、また、ス
イッチ制御部側の回路構成の一部も異なっているが、そ
れ以外の回路構成については変わっていない。
【0022】この場合、長波信号の局部発振信号側の回
路構成については、従来回路がトランス4と、2つのコ
ンデンサ43、44を具備しているのに対し、本実施例
回路が1つのコンデンサ45を具備している点に構成上
の違いがある。また、スイッチ制御部側の回路構成につ
いては、従来回路が第2スイッチングトランジスタ52
の他に、第3スイッチングトランジスタ53を具備して
いるのに対し、本実施例回路が第2スイッチングトラン
ジスタ52の他に、インバータ58を具備している点に
構成上の違いがある。
【0023】そして、本実施例回路においては、コンデ
ンサ45の一端がトランス3の1次巻線31の一端に接
続され、コンデンサ45の他端が第2スイッチングトラ
ンジスタ52のコレクタに接続されている。1次巻線3
1の他端及び第2スイッチングトランジスタ52のエミ
ッタはいずれも接地接続されている。第2スイッチング
トランジスタ52のベースは抵抗57を介して中波/長
波切替信号端子62に接続されている。インバータ58
は、入力端が中波/長波切替信号端子62に接続され、
出力端が抵抗54を介して第1スイッチングトランジス
タ51のベースに接続されている。
【0024】前記構成による本実施例回路は、次のよう
に動作する。
【0025】いま、中波信号を受信する場合は、中波/
長波切替信号端子62に負極性または接地電位の切替信
号を供給する。この切替信号の供給により、第2スイッ
チングトランジスタ52がオフになり、第1スイッチン
グトランジスタ51がインバータ58によって切替信号
の極性が反転されるのでオンになる。そして、第1スイ
ッチングトランジスタ51のオンによってトランス1の
2次巻線12の一端が接地接続され、第2スイッチング
トランジスタ52のオフによってコンデンサ45の他端
の接地接続が断たれ、トランス3の1次巻線31の一端
へのコンデンサ45の接続が無効にされる。
【0026】かかる状態のとき、従来回路と同様であっ
て、トランス1の2次巻線12、コンデンサ14、第1
バラクタダイオード15、コンデンサ16は、アンテナ
入力端子5に供給される中波信号に対して同調する第1
共振回路を構成し、トランス3の1次巻線31、コンデ
ンサ33、コンデンサ34、第2バラクタダイオード3
6、コンデンサ16は、局部発振信号供給端子9に供給
される局部発振信号に対して同調する第3共振回路を構
成している。そして、同調電圧供給端子8に所要の同調
電圧を供給すると、この同調電圧は抵抗17を介して第
1バラクタダイオード15及び第2バラクタダイオード
36のカソードに加わり、第1バラクタダイオード15
の容量値及び第2バラクタダイオード36の容量値がそ
れぞれ加えられた同調電圧の値に対応して変化する。こ
のとき、第1共振回路は、周波数522乃至1611k
Hzのいずれかの受信信号に同調し、第2共振回路は、
第1共振回路の同調周波数に対応して周波数972乃至
2061kHzのいずれかの局部発振信号に同調する。
この結果、受信信号がトランス1の3次巻線13から中
波信号出力端子6に出力され、図示せぬ混合回路に供給
される。混合回路では、受信信号と局部発振信号とが混
合されて、それらの差周波数である450kHzの中間
周波数信号が生成される。
【0027】一方、長波信号を受信する場合は、中波/
長波切替信号端子62に正極性の切替信号を供給する。
この切替信号の供給により、第2スイッチングトランジ
スタ52がオンになり、第1スイッチングトランジスタ
51がインバータ58によって切替信号の極性が反転さ
れるのでオフになる。そして、第1スイッチングトラン
ジスタ51のオフによってトランス1の2次巻線12の
他端とトランス2の第2巻線22の一端が接地接続から
開放され、第2スイッチングトランジスタ52のオンに
よってコンデンサ45の他端が接地接続され、コンデン
サ45がトランス3の1次巻線31に並列に接続される
ようになる。
【0028】かかる状態のとき、トランス2の2次巻線
22、コンデンサ23は、第1共振回路とともに、アン
テナ入力端子5に供給される長波信号に対して同調する
第2共振回路を構成し、コンデンサ45は、第3共振回
路とともに、局部発振信号供給端子9に供給される局部
発振信号に対して同調する第4共振回路を構成してい
る。そして、同調電圧供給端子8に所要の同調電圧を供
給すると、この同調電圧は抵抗17を介して第1バラク
タダイオード15及び第2バラクタダイオード36のカ
ソードに加わり、第1バラクタダイオード15の容量値
及び第2バラクタダイオード36の容量値がそれぞれ加
えられた同調電圧の値に対応して変化する。この場合、
第2共振回路は、周波数153乃至281kHzのいず
れかの受信信号に同調し、第4共振回路は、第2共振回
路の同調周波数に対応して周波数603乃至731kH
zのいずれかの局部発振信号に同調する。この結果、受
信信号はトランス2の1次巻線21から長波信号出力端
子7に出力され、図示せぬ混合回路に供給される。混合
回路では、受信信号と局部発振信号とが混合されて、そ
れらの差周波数である450kHzの中間周波数信号が
生成される。
【0029】ところで、中波信号を受信する時の局部発
振周波数の最高周波数と最低周波数との比を求めると、 2061/972=2.12 となる。
【0030】これに対し、長波信号信号を受信する時の
局部発振周波数の最高周波数と最低周波数との比を求め
ると、 731/603=1.21 となる。
【0031】この場合、中波信号を受信する時の第2共
振回路の共振周波数の可変比2.12に対し、長波信号
を受信する時の第4共振回路の局部発振周波数の可変比
1.21が非常に小さくなっているので、トランス3の
1次巻線31とコンデンサ33の並列回路に、コンデン
サ45を並列接続するかまたは接続しないかだけの回路
構成の変更により、中波信号に対する局部発振信号側の
回路構成または長波信号に対する局部発振信号側の回路
構成が可能になる。
【0032】このように、本実施例によれば、従来回路
に比べて、トランス4、コンデンサ43、44等を省い
た簡略化回路を採用できるので、構成部品点数の削減が
可能になり、製造コストが安価になり、小型化すること
ができる。
【0033】なお、本実施例においては、第1スイッチ
素子及び第2スイッチ素子としてスイッチングトランジ
スタ51、52を用いた例を挙げて説明したが、本発明
による第1スイッチ素子及び第2スイッチ素子はスイッ
チングトランジスタを用いた場合に限られず、他のスイ
ッチ素子、例えば、スイッチングFET等を用いてもよ
いことは勿論である。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、中波信
号を受信する時に、従来のこの種の受信回路と同様に、
中波信号の局部発振信号に同調する第3共振回路をその
まま局部発振信号側の回路として用い、一方、長波信号
を受信する時には、第3共振回路に並列にコンデンサを
接続した第4共振回路を局部発振信号側の回路として用
いるもので、長波信号の受信または中波信号の受信の切
替を行う場合、局部発振信号側の回路として、第3共振
回路に1つのコンデンサを選択的に非接続または接続状
態にした構成のものを用いれば足りるので、従来のこの
種の受信回路に比べて、局部発振信号側の回路構成が著
しく簡略化され、構成部品点数が減り、安価で、小型化
が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による長波信号及び中波信号受信回路の
一実施例の構成を示す回路図である。
【図2】従来の長波信号及び中波信号受信回路の構成の
一例を示す回路図である。
【符号の説明】
1、2、3 トランス 14、23、33、45 コンデンサ 15 第1バラクタダイオード 36 第2バラクタダイオード 51 第1スイッチングトランジスタ 52 第2スイッチングトランジスタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中波信号に同調する第1共振回路と、前
    記第1共振回路に直列接続され、長波信号に同調する第
    2共振回路と、局部発振信号に同調する第3共振回路
    と、前記第2共振回路に並列接続された第1スイッチ素
    子と、前記第3共振回路に並列接続されたコンデンサと
    第2スイッチ素子との直列回路と、前記中波信号受信時
    に前記第1スイッチ素子をオン、前記第2スイッチ素子
    をオフにし、前記長波信号受信時に前記第1スイッチ素
    子をオフ、前記第2スイッチ素子をオンにするスイッチ
    制御部とを有することを特徴とする長波信号及び中波信
    号受信回路。
  2. 【請求項2】 前記第1スイッチ素子及び前記第2スイ
    ッチ素子は、それぞれスイッチングトランジスタであ
    り、それらのベースに前記スイッチ制御部から相補スイ
    ッチング信号が供給されることを特徴とする請求項1記
    載の長波信号及び中波信号受信回路。
JP20202696A 1996-07-31 1996-07-31 長波信号及び中波信号受信回路 Pending JPH1051340A (ja)

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JP20202696A JPH1051340A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 長波信号及び中波信号受信回路
MYPI9703480 MY125678A (en) 1996-07-31 1997-07-30 Long wave signal and medium wave signal receiving circuit
CN97116610A CN1081409C (zh) 1996-07-31 1997-07-31 长波信号及中波信号接收电路

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JPS56102115A (en) * 1980-01-21 1981-08-15 Fujitsu Ten Ltd Radio receiver
JPS581336A (ja) * 1981-06-26 1983-01-06 Sanyo Electric Co Ltd Am受信機
JPH07264088A (ja) * 1994-03-24 1995-10-13 Yamaha Corp Mw/lw連続受信am受信機

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