JPH10513332A - 特定のワード長のサンプル形態で、且つ特定のサンプリング速度で発生するディジタルオーディオ信号伝送用伝送方式 - Google Patents
特定のワード長のサンプル形態で、且つ特定のサンプリング速度で発生するディジタルオーディオ信号伝送用伝送方式Info
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Abstract
(57)【要約】
ディジタルオーディオ信号を伝送し、且つ受信する送信機(11)及び受信機(13)を有しているディジタル伝送方式を開示する。ディジタルオーディオ信号は或る特定のワード長(WL)のサンプル形態で、しかも或る特定のサンプリング速度で発生する。送信機は、ディジタルオーディオ信号を受信すると共に、前記特定のワード長に関連する第1情報ワード(IW1)と、前記特定のサンプリング速度に関連する第2情報ワード(IW2)とを受信する入力端子(25,30,32)を具えている。ディジタルオーディオ信号と、第1及び第2情報ワードとを伝送媒体(TRM,12)を介して伝送するのに好適な直列データストリームに合成する書式化ユニット(28)がある。ビット数で表わされるディジタルオーディオ信号のサンプルのワード長(WL)をnに等しくし、ここにnは0よりも大きい整数とし、サンプリング速度を2p・Fsに等しくし、ここにpを0よりも大きい整数とし、Fsを少なくとも2つの周波数値から成るグループから取出される1つの周波数値に等しくし、前記周波数値のグループが44.1kHz及び48kHzの周波数値を含むようにする。受信機はこれが受信した信号のサンプリング速度を変換するサンプリング速度変換器を具えている。
Description
【発明の詳細な説明】
特定のワード長のサンプル形態で、且つ特定のサンプリング速度で
発生するディジタルオーディオ信号伝送用伝送方式
本発明は特定のワード長のサンプル形態で、しかも特定のサンプリング速度で
発生するディジタルオーディオ信号を伝送し、且つ受信するための送信機及び受
信機を有しているディジタル伝送方式に関するものである。本発明はこのような
伝送方式に使用する送信機、斯種の伝送方式に使用する受信機、送信機によって
得られる記録担体及び伝送信号にも関するものである。
冒頭にて述べたような伝送方式は本明細書の末尾に列記した関連文献リストの
文献D1の米国特許第5,323,396号から既知である。
送信機は、広帯域のディジタルオーディオ信号を複数のサブバンド信号に分割
し、これらのサブバンド信号を心理音響学マスキングモデルに基づいて量子化し
て、伝送すべきオーディオ情報の量をデータ整理するサブバンド符号器を具えて
いる。その後、量子化したサブバンド信号を伝送し得るように複合伝送信号に合
成する。受信時に広帯域のディジタルオーディオ信号を同じサンプリング周波数
で再生するために、前記データ整理したオーディオ情報と一緒に、広帯域のディ
ジタルオーディオ信号のサンプリング周波数に関連する情報ワードを伝送する。
本発明の目的は広帯域ディジタルオーディオ信号のサンプルのサンプリング周
波数及びワード長が広範囲を有するオーディオ信号を処理し、且つ伝送し得る冒
頭にて述べたような伝送方式を提供することにある。
本発明の他の目的は、伝送される斯様なオーディオ信号のサンプリング周波数
を受信機にて所望なサンプリング周波数に変換し得るように、伝送されるオーデ
ィオ信号を受信し得るようにすることにある。
本発明による伝送方式は、特定のワード長を有し、且つ特定のサンプリング速
度で発生するサンプル形態のディジタルオーディオ信号を伝送及び受信するため
の送信機及び受信機を有し、前記送信機が、
−ディジタルオーディオ信号を受信すると共に、前記特定のワード長に関連する
第1情報ワード及び前記特定のサンプリング速度に関連する第2情報ワードを受
信する入力手段と;
−前記ディジタルオーディオ信号と、前記第1及び第2の情報ワードとを、伝送
媒体を介して伝送するのに好適な直列データストリームに合成する書式化手段と
;
を具え、ビット数で表わされる前記ディジタルオーディオ信号のサンプルのワー
ド長をnに等しくし、ここにnは0よりも大きい整数とし、且つ前記サンプリン
グ速度を2p・Fsに等しくし、ここにpは0よりも大きい整数とし、且つFsを
少なくとも2つの周波数値のグループから取出される1つの周波数値に等しくし
、前記周波数値のグループが44.1kHz及び48kHzの周波数値を含むよ
うにする。
本発明のさらに他の目的は、サブバンド符号器によるデータ圧縮工程に基づか
ないディジタルオーディオ信号をデータ圧縮することにある。このようなデータ
圧縮工程は、可変長符号化、ハフマン符号化、算術符号化又はレンペル−ジブ符
号化の如き無損失データ圧縮工程とするのが好適である。このようなデータ圧縮
工程は従来既知のサブバンド符号化アルゴリズムに比べて実施するのが遥かに簡
単である。
以下図面を参照して本発明を実施例につき説明するに、ここに
図1は本発明による伝送方式のブロック図を示し、
図2は本発明による伝送方式における受信機の部分を詳細に示したブロック図
である。
図1はディジタルオーディオ信号を情報担体12の如き伝送媒体TRMを介し
て受信機13へと伝送する送信機11を具えている本発明によるディジタル伝送
方式を示す。アナログオーディオ信号は送信機11の入力端子1に供給され、こ
の入力端子1はシグマ−デルタ変調器21の入力端子に結合されている。このシ
グマ−デルタ変調器21は、極めて高いサンプリング周波数N・Fs(ここにFs
は48kHz又は44.1kHzか、例外的な場合には32kHzに等しくし、
且つNは128に選定することができる)の制御下で、アナログオーディオ信号
を例えば6ビットから好ましくは1ビットまでの範囲にわたる限定ワード長を有
するサンプルに変換する。要するに、シグマ−デルタ変調器21は1−ビットの
ビットストリーム信号を発生するものとする。アナログオーディオ信号を1−ビ
ットのビットストリーム信号に変換することは多数の利点をもたらす。ビットス
トリーム変換は高品質の符号化法であり、高品質の復号化又は簡単な復号化回路
を用いて低品質の復号化が可能である。この点については後記関連文献のリスト
における文献D2のJ.J.Van der Kamの論文“A digital decimating filter fo
r analog-to-digital conversion of hi-fi audio signals”及び関連文献リス
トにおける文献D3のKirk C.H.Chao外の論文“A higher order topology for
in terpolative modulators for oversampling A/D converters”に言及されて
いる。
ビットストリーム信号は少なくとも1個の低域通過フィルタ兼ダウンサンプラ
ーユニットに供給される。図1の例には、直列に配置した3個の低域通過フィル
タ兼ダウンサンプラーユニット22,23及び24があり、これらのユニットは
いずれも128・Fsのクロック周波数か、又はその導関数でクロックされる。
低域通過フィルタ兼ダウンサンプラーユニット22は、当面のビットストリーム
信号の64・FsHzの周波数帯域の最下位1/8の帯域幅8・FsHzを選択し
、且つビットストリーム信号を1/8にダウンサンプリングして、16・Fsの
サンプリング速度を有する出力信号を得るようにする低域フィルタを具えている
。低域フィルタ兼ダウンサンプラーユニット23も同じように、ユニット22の
当面の出力信号の周波数帯域(この場合には、8・FsHz)を4・FsHzの周
波数帯域に2分し、且つこの信号を1/2にダウンサンプリングして、半分の8
・Fsのサンプリング速度を有する出力信号を得るようにする低域通過フィルタ
を具えている。低域通過フィルタ兼ダウンサンプラーユニット24も同じように
、ユニット23の当面の出力信号(この場合には、4・FsHz)を2・Fsの帯
域幅に2分し、且つこの信号を1/2にダウンサプリングして、4・Fsのサン
プリング速度を有する出力信号を得るようにする低域通過フィルタを具えている
。
従って、ユニット24の出力端子には4・Fsのサンプリング速度と、ビット
数で表わされるWLに等しいワード長とを有するディジタルオーディオ信号が得
られる。ワード長WLはユニット22,23及び24での計算の精度に応じて任
意の値とすることができる。一例として、WLの値は24とすることができる。
従って、端子25に現われるディジタルオーディオ信号は、そのディジタルオ
ーディオ信号のプロバイダが行なう選択に依存するワード長及びサンプリング速
度を有することに留意すべきである。プロバイダはFsの値を44.1kHzに
選定するのが好適である。オーディオソフトウェアの他のプロバイダはFsを4
8kHzに選定するのが好適である。さらにプロバイダはもっと多いか、又は少
ない低域通過フィルタ兼ダウンサンプラーユニットを使用し得るようにして、変
換器21の出力端子に現われるビットストリーム信号からディジタルオーディオ
信号を取出すこともできる。しかしながら、本発明によれば、端子25に供給さ
れるディジタルオーディオ信号のサンプリング速度が2p・Fsに等しいサンプリ
ング速度を有し、ここにpは0よりも大きな整数とし、且つFsは少なくとも2
つの周波数値を含むグループ(このグループは44.1kHz及び48kHzの
周波数を含む)から取出される周波数値に等しくすると云うことに留意すべきで
ある。例外的な場合には、Fsを32kHzに選定することができる。
端子25に現われるディジタルオーディオ信号は信号組合せユニット28の入
力端子26に供給される。この組合せユニット28は、第1情報ワードIW1、
第2情報ワードIW2及び同期ワードをそれぞれ受信するための他の端子30.
32及び34も有している。第1情報ワードはディジタルオーディオ信号のサン
プルが入力端子26へ供給される場合のワード長WLを表わし、第2情報ワード
は入力端子26に供給されるディジタルオーディオ信号のサンプリング速度、上
述した例では4・Fsのサンプリング速度を表わす。
同期ワードは同期ワード発生器36によって入力端子34に供給される。信号
組合せユニット28は情報ワードIW1及びIW2と、入力端子26に供給される
ディジタルオーディオ信号のサンプルとを合成信号に組合せる。同期ワードは合
成信号に加えられ、必要に応じ、合成信号に誤り補正符号化処理及びチャネル符
号化処理を適用して、伝送媒体TRM(ディスク12)を介して伝送するのに好
適な直列データストリーム形態の伝送信号を得るようにする。
組合せユニット28の様々な入力信号を合成信号に組合せるには、同期ワード
と複数のサンプルから成るサンプルブロック(情報ワードはこれらの各サンプル
ブロックにストアされる)を発生することにより行なうことができる。誤り補正
符号化処理及びチャネル符号化処理はサンプルにだけ、又はブロックに情報ワー
ドを含んでいるサンプルに行なうことができる。
さらに、誤り補正符号化及び/又はチャネル符号化をする前に、入力端子26
に供給されるディジタルオーディオ信号のサンプルをほぼ無損失にデータ圧縮す
ることもできる。無損失の符号器は、これらが無損失の復号器によるデータの伸
長後に、元々残存するビットストリーム信号を実質上損失のない方法で再構成し
得るようにオーディオ信号をデータ圧縮することができると云う利点を有する。
このことからして、圧縮−伸長後の情報損失は実質上殆どない。無損失符号器は
可変調符号器の形態のものとすることができる。可変調符号器は当業者に周知の
ものである。このような可変調符号器の例には、ハフマン符号器、演算符号器及
びレンペル−ジブ符号器がある。なお、この点については後記関連文献リストの
文献D5のD.A.Huffmanの論文“A method for the construction of minimum-r
edundancy codes”、関連文献リストの文献D6のG.G.Langdonの論文“An intr
oduction to arithmetic coding”及び関連文献リストの文献D7のJ.Ziv外の
論文“A universal algorithm for sequential data compression"に言及されて
いる。
伝送媒体TRMはRFリンクとするか、光ディスクの如き記録担体又は磁気記
録担体とするか、或いは固体メモリとすることができる。
伝送媒体TRMを介して伝送信号は受信機13へと供給される。受信機は伝送
媒体TRMからの伝送信号を検索する検出ユニット35を具えている。受信機1
3はさらに、当業者に周知のサンプリング速度変換器41も具えている。なお、
この点については後記文献リストの文献D4の米国特許第5,225,787号
に言及されている。
検出ユニット35は直列のデータストリームから第1及び第2情報ワードを検
索し、且つ第1情報ワードを用いて直列データストリームからディジタルオーデ
ィオ信号を検索するのに適用される。従って、ワード長がWLのディジタルオー
ディオ信号のサンプルが2p・Fs、本例では4・Fsにほぼ等しいサンプリング
速度で出力端子38に供給される。ディジタルオーディオ信号のサンプリング
周波数を表わす第2情報ワードはライン42を経てサンプリング速度変換器41
に供給されて、このサンプリング速度変換器41における変換速度を制御する。
サンプリング速度変換器41は、その入力端子44に供給されるディジタルオ
ーディオ信号のサンプリング速度を、第2情報ワードIW2によって規定される
サンプリング速度から、出力端子46に適当にサンプリング速度変換されたディ
ジタルオーディオ信号が供給されるようにする第2サンプリング速度に変換する
のに適用される。第2サンプリング速度は2q・Fs’に等しくし、ここにqは0
よりも大きな整数とし、Fs’は少なくとも2つの周波数値のグループ(このグ
ループは44.1kHzと48kHzの周波数を含む)から取出される周波数値
に等しくする。例外的な場合には、Fs’を32kHzに選定することができる
。低周波Fs(例えば44.1kHzに等しい)から高周波Fs’へのサンプリン
グ速度変換は簡単に行なうことができるので、Fs’は簡単なフィルタで48k
Hzとするのが好適である。出力端子46に供給されるサンプルのワード長WL
’は、受信したディジタル信号のサンプルのワード長WLと同じとする必要はな
い。
図2はサンプリング速度変換器41をさらに詳細に示したものである。この変
換器41は先入れ先出しシフトレジスタ51、アップサンプリングフィルタユニ
ット53及び可変ホールド回路55を具えている。さらに、可変ホールド回路5
5を制御するために出力端子59に制御信号を発生するための制御信号発生器5
7も具えている。受信機は、受信した情報ワードIW2に応答して、FIFO5
1及びアップサンプリングフィルタ53を制御するクロック周波数128・Fs
を発生する周波数発生器(図示せず)も具えている。この周波数発生器はディジ
タル制御ループの形態の制御信号発生器57の入力端子61に供給される周波数
2p・Fsも発生する。ループ57は周波数検出器63と、ループフィルタ65と
、シグマ−デルタ変調器67とを具えている。
伝送信号から検出器35によって検索されたディジタルオーディオ信号のサン
プルはFIFO51の入力端子に供給される。FIFO51を必要とするのは、
伝送媒体からのサンプルを検出器35によって検索して供給するサンプリング速
度の変動を考慮して、FIFO51の出力端子に2p・Fs(本例の場合には4
・Fsに等しい)のサンプリング速度を有するサンプルのデータストリームを得
るようにするためである。アップサンプリングフィルタ53はディジタルオーデ
ィオ信号を例えば64・Fsのサンプリング速度にアップサンプリングする。フ
ィルタ53の出力端子におけるサンプルのワード長WL’はワード長WLよりも
大きくすることができる。
アップサンプリングしたディジタルオーディオ信号は可変ホールド回路55の
入力端子に供給され、このホールド回路は制御信号入力端子70に供給される制
御信号に応答して出力サンプルを2q・Fs’の速度で供給する。可変ホールド回
路55は前記制御信号に応答して、次の出力サンプルは新規の入力サンプルを引
き継ぐことによって得られるのか、前の出力サンプルを繰返すことによって得ら
れるのかどうかを決定する。
可変ホールド回路55は受信機によって内部的に発生されるクロック信号、例
えば128・Fs’の信号の制御下にて機能する。
可変ホールド回路55での変換処理は、制御ループ57内にあって、発振周波
数がFxの水晶発振器69によってクロックされるシグマ−デルタ変調器67に
よって制御される。このシグマ−デルタ変調器67の出力信号は“+1”及び“
−1”パルスの形態の信号であり、この出力信号は変調器67の入力信号をパル
ス密度変調したものである。例えば、入力信号が0.5の直流値を有する場合に
、シグマ−デルタ変調器67は3つの“+1”パルスと1個の“−1”パルスを
発生し、平均で{3・(+1)+1・(−1)}/4=0.5となる。
シグマ−デルタ変調器67のクロック周波数をFxとする場合、この変調器は
1秒間にFx個のパルスを発生する。そこで、このクロック周波数をサンプリン
グ速度変換器の出力サンプリング周波数と同じとなるように選定するものとする
場合には、変換処理を制御するのにシグマ−デルタ変調器67の出力パルスを用
いることができる。シグマ−デルタ変調器67の入力信号は、サンプリング速度
変換器の入力及び出力サンプリング周波数が依存するDC(直流)値である。可
変ホールド回路55はシグマ−デルタ変調器67によって供給されるパルスによ
って次のように制御され、つまり“+1”パルスは前の出力サンプルを繰返すこ
とを意味し、且つ“−1”パルスは新規の入力サンプルを引き継ぐことを意味す
るように制御される。
毎秒64・Fs個の入力サンプルを2q・Fs’個の出力サンプル(2qは本例で
も64に選定する)に変換しなければならない。サンプリング速度変換器の入力
サンプリング周波数が、この変換器の出力サンプリング周波数よりも小さい場合
には、ホールド回路の全ての入力サンプルをその出力端子に用いてホールド回路
55の出力信号を発生させるようにする。このことは、シグマ−デルタ変調器6
7が1秒間に64・Fs個の“−1”パルスを発生しなければならないことを意
味する。残りの2q・Fs’−64・Fs個の出力サンプルは、前の出力サンプル
を保持するように、入力サンプルの幾つかを繰返すことによって得られる。従っ
て、シグマ−デルタ変調器67は1秒間に2q−Fs’−64・Fs個の“+1”
パルスを発生しなければならない。
受信機はさらにノイズシェーパ72及びこれに後続するDA変換器74と低域
通過フィルタ76を具えている。ノイズシェーパ72及びDA変換器74も周波
数128・Fs’の制御下で機能する。ノイズシェーパはその入力端子に供給さ
れるディジタル信号を、64・Fs’のサンプリング周波数を有する1−ビット
のビットストリーム信号に変換し、この信号はその後変換機74にてDA変換さ
れてからフィルタ76にてろ波され、出力端子80には例えば20kHzの帯域
幅を有するアナログオーディオ信号が得られる。
上述したような伝送方式の利点は、Fsに関連する種々のワード長WL及びサ
ンプリング速度のオーディオ信号を伝送媒体を介して伝送することができ、これ
らのオーディオ信号の受信及びFs’に関連する固定周波数への変換を行なうこ
とができる。
本発明は上述した例のみに限定されるものでなく、幾多の変更を加え得ること
勿論である。
─────────────────────────────────────────────────────
【要約の続き】
kHzの周波数値を含むようにする。受信機はこれが受
信した信号のサンプリング速度を変換するサンプリング
速度変換器を具えている。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.ディジタルオーディオ信号を伝送し、且つ受信するための送信機及び受信機 を有しているディジタル伝送方式であって、前記ディジタルオーディオ信号が或 る特定のワード長のサンプル形態で、しかも特定のサンプリング速度で発生し、 前記送信機が、 −ディジタルオーディオ信号を受信すると共に、前記特定のワード長に関連す る第1情報ワード及び前記特定のサンプリング速度に関連する第2情報ワードを 受信する入力手段と; −前記ディジタルオーディオ信号と、前記第1及び第2の情報ワードとを、伝 送媒体を介して伝送するのに好適な直列データストリームに合成する書式化手段 と; を具え、ビット数で表わされる前記ディジタルオーディオ信号のサンプルのワ ード長をnに等しくし、ここにnは0よりも大きい整数とし、且つ前記サンプリ ング速度を2P・Fsに等しくし、ここにPは0よりも大きい整数とし、且つFs を少なくとも2つの周波数値のグループから取出される1つの周波数値に等しく し、前記周波数値のグループが44.1kHz及び48kHzの周波数値を含む ことを特徴とするディジタル伝送方式。 2.前記Fsを少なくとも3つの周波数値のグループから取出される1つの周波 数値に等しくし、前記周波数値のグループが32kHz,44.1kHz及び4 8kHzの周波数値を含むことを特徴とするディジタル伝送方式。 3.前記書式化手段が、少なくとも前記ディジタルオーディオ信号をチャネル符 号化して前記直列データストリームを得るようにするチャネル符号化段を具えて いることを特徴とする請求項1又は2に記載の伝送方式。 4.前記書式化手段が、少なくとも前記ディジタルオーディオ信号を誤り補正符 号化して前記直列データ流を得るようにする誤り補正符号化手段を具えているこ とを特徴とする請求項1又は2に記載のディジタル伝送方式。 5.前記送信機がさらに、シグマ−デルタ変調器及び少なくとも1個の低域通過 フィルタ兼ダウンサンプラーユニットを具え、前記シグマ−デルタ変調器が、 アナログオーディオ信号を受信し、且つ該アナログオーディオ信号に応答して1 −ビットのビットストリームオーディオ信号を供給するのに適用され、前記少な くとも1個の低域通過フィルタ兼ダウンサンプラーユニットが、ダウンサンプリ ングされるディジタルオーディオ信号を得るように1−ビットのビットストリー ム信号をダウンサンプリングし、且つこのダウンサンプリングしたディジタルオ ーディオ信号を前記入力手段へ供給するのに適用されるようにしたことを特徴と する請求項1,2,3又は4に記載のディジタル伝送方式。 6.前記低域通過フィルタ兼ダウンサンプラーユニットがファクタ2rでダウン サンプリングし、ここにrを0よりも大きい整数とすることを特徴とする請求項 5に記載のディジタル伝送方式。 7.前記受信機が、 −前記伝送媒体から前記直列データストリームを受信するための入力手段と; −前記直列データストリームから前記第1及び第2情報ワードを検索し、前記 第1情報ワードを用いて前記直列データストリームからディジタルオーディオ信 号を検索する検索手段と; −前記検索手段によって供給されるディジタルオーディオ信号のサンプルのサ ンプリング速度を前記第2情報ワードによって規定されるサンプリング速度から 第2サンプリング速度に変換して、このサンプリング速度変換ディジタルオーデ ィオ信号を得るようにするサンプリング速度変換手段であって、前記第2サンプ リング速度を2q・Fs’ とし、ここにqは0よりも大きい整数とし、且つFs ’は少なくとも2つの周波数値のグループから取出される1つの周波数値に等し くし、前記周波数値のグループが44.1kHz及び48kHzの周波数値を含 み、前記サンプリング速度変換ディジタルオーディオ信号のサンプルが或る特定 のワード長を有するようにするサンプリング速度変換手段と; −前記サンプリング速度変換ディジタルオーディオ信号を前記第2サンプリン グ速度で供給する出力手段と; を具えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のディジタ ル伝送方式。 8.前記Fs’を48kHzに等しくすることを特徴とする請求項7に記載のデ ィジタル伝送方式。 9.前記受信機がさらに、前記サンプリング速度変換ディジタルオーディオ信号 をアナログオーディオ信号に変換するD/A変換手段も具えていることを特徴と する請求項7又は8に記載のディジタル伝送方式。 10.前記サンプリング速度変換手段が、 −前記ディジタルオーディオ信号をアップサンプリングして、2q・Fsに相当 するサンプリング速度を有するアップサンプリングされたディジタルオーディオ 信号を得るようにするアップサンプリング手段と; −前記アップサンプリングされたディジタルオーディオ信号のサンプルを可変 的に保持して、サンプリング速度変換されたディジタルオーディオ信号を得るよ うにする可変ホールド手段と; を具えていることを特徴とする請求項7,8又は9に記載のディジタル伝送方 式。 11.前記入力手段が前記直列データストリームをチャネル符号化するチャネル 符号化手段を具えていることを特徴とする請求項7〜10のいずれか一項に記載 のディジタル伝送方式。 12.前記入力手段が誤り補正手段を具え、該誤り補正手段の入力端子に供給さ れる信号を誤り補正するようにしたことを特徴とする請求項7〜10のいずれか 一項に記載のディジタル伝送方式。 13.前記送信機を特徴づける請求項1,2,3,4,5又は6に記載のそれぞ れの特徴によって特徴づけられる請求項1〜6のいずれか一項に記載の伝送方式 に使用する送信機。 14.前記送信機を記録担体上のトラックに前記直列データストリームを記録す るための記録装置の形態のものとし、前記書式化手段が前記記録担体上のトラッ クに直列データストリームを書込むための書込み手段も具えていることを特徴と する請求項13に記載の送信機。 15.受信機を特徴づける請求項7,8,9,10,11又は12のそれぞれの 特徴によって特徴づけられる請求項7〜12のいずれか一項に記載の伝送方式 に用いる受信機。 16.前記受信機を記録担体上のトラックから直列データストリームを再生する ための再生装置の形態のものとし、前記入力手段が前記記録担体上のトラックか ら直列データストリームを読取るための読取り手段も具えていることを特徴とす る請求項15に記載の受信機。 17.請求項14に記載したような送信機で得られる記録担体であって、直列デ ータストリームが前記記録担体上のトラックに記録され、前記直列データストリ ームが、ディジタルオーディオ信号のサンプルと、前記直列データストリームに 含まれる第1及び第2情報ワードとを具え、前記第1情報ワードが前記ディジタ ルオーディオ信号のサンプルのワード長に関連し、且つ前記第2情報ワードが、 前記ディジタルオーディオ信号のサンプルのサンプリング速度に関連し、前記デ ィジタルオーディオ信号の、ビット数で表わされるサンプルのワード長をnに等 しくし、ここにnは0よりも大きい整数とし、且つ前記ディジタル信号のサンプ ルのサンプリング速度を2p・Fsに等しくし、ここにpは0よりも大きい整数と し、且つFsを少なくとも2つの周波数値のグループから取出される1つの周波 数値に等しくし、前記周波数値のグループが44.1kHz及び48kHzの周 波数値を含むことを特徴とする記録担体。 18.或る特定のワード長のサンプル形態で、しかも或る特定のサンプリング速 度にて発生するディジタルオーディオ信号を伝送する方法であって、当該伝送方 法が: −ディジタルオーディオ信号を受信する工程と; −前記特定のワード長に関連する第1情報ワード及び前記特定のサンプリング 速度に関連する第2情報ワードを受信する工程と; −前記ディジタルオーディオ信号及び前記第1と第2情報ワードを、伝送媒体 を介して伝送するのに好適な直列データストリームに合成する工程と; を含み、ビット数で表わされる前記ディジタルオーディオ信号のサンプルのワ ード長をnに等しくし、ここにnは0よりも大きい整数とし、且つ前記サンプリ ング速度を2P・Fsに等しくし、ここにPは0よりも大きい整数とし、且つFs を少なくとも2つの周波数値のグループから取出される1つの周波数値 に等しくし、前記周波数値のグループが44.1kHz及び48kHzの周波数 値を含むことを特徴とするディジタルオーディオ信号伝送方法。 19.ディジタルオーディオ信号のサンプルと、第1及び第2情報ワードとから 成る伝送信号であって、前記第1情報ワードが前記ディジタルオーディオ信号の サンプルのワード長に関連し、且つ前記第2情報ワードが前記ディジタルオーデ ィオ信号のサンプルのサンプリング速度に関連し、前記ディジタルオーディオ信 号の、ビット数で表わされるサンプルのワード長をnに等しくし、ここにnは0 よりも大きい整数とし、且つ前記ディジタルオーディオ信号のサンプルのサンプ リング速度を2p・Fsに等しくし、ここにpは0よりも大きい整数とし、且つFs を少なく2つの周波数値のグループから取出される1つの周波数値に等しくし 、前記周波数のグループが44.1kHz及び48kHzの周波数値を含むこと を特徴とする伝送信号。 20.前記送信機が、前記ディジタルオーディオ信号をほぼ無損失にデータ圧縮 して、伝送媒体を介して伝送するためのデータ圧縮ディジタルオーディオ信号を 得るようにする無損失圧縮手段も具え、前記受信機が、伝送信号中のデータ圧縮 されたディジタルオーディオ信号をデータ伸長して、前記ディジタルオーディオ 信号のレプリカを得るようにする無損失伸長手段も具えていることを特徴とする 請求項7に記載の伝送方式。
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