JPH10513030A - 通信システムにおいて雑音を抑圧する方法および装置 - Google Patents

通信システムにおいて雑音を抑圧する方法および装置

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JPH10513030A JP9518820A JP51882097A JPH10513030A JP H10513030 A JPH10513030 A JP H10513030A JP 9518820 A JP9518820 A JP 9518820A JP 51882097 A JP51882097 A JP 51882097A JP H10513030 A JPH10513030 A JP H10513030A
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Abstract

(57)【要約】 通信システム(700)において実施される雑音抑圧システム(109)は、暗雑音レベルの急激な増加の場合に改善された更新判定を行う。雑音抑圧システムは(109)は、とりわけ、スペクトル・エネルギの偏差を連続的に監視し、かつ所定の閾値条件に基づいて更新を強制することにより、更新を行う。スペクトル・エネルギ偏差は、指数加重されたパワー・スペクトル成分の過去の値を有する素子を利用して判定される。指数加重とは、現入力エネルギの関数であり、これは入力信号エネルギが高ければ高いほど、指数ウィンドウが長くなることを意味する。逆に、信号エネルギが低ければ低いほど、指数ウィンドウは短くなる。また、雑音抑圧システム(109)は、連続的な非定常入力信号(「通話保留中の音楽(music-on-hold)など)」の期間中に強制更新を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】 通信システムにおいて雑音を抑圧する方法および装置 発明の分野 本発明は、一般に、雑音抑圧(noise suppression)に関し、さらに詳しくは、 通信システムにおける雑音抑圧に関する。 発明の背景 通信システムにおける雑音抑圧方法はよく知られている。雑音抑圧システムの 目的は、ユーザの符号化スピーチ信号の全体的な品質が改善するように、スピー チ符号化中に暗雑音(background noise)の量を低減することである。スピーチ符 号化を行う通信システムには、ボイス・メール・システム,セルラ無線電話シス テム,トランクド通信システム(trunked communication system),エアライン通 信システムなどが含まれるが、それらに限定されない。 セルラ無線電話システムにおいて行われる一つの雑音抑圧方法に、スペクトル ・サブトラクション(spectral subtraction)がある。この方法では、音声入力は 適切なスペクトル・ディバイダ(spectral divider)によって個別 のスペクトル・バンド(チャネル)に分割され、個別のスペクトル・チャネルは 各チャネルの雑音エネルギ成分に応じて減衰される。スペクトル・サブトラクシ ョン方法は、暗雑音(background noise)パワー・スペクトル密度の推定値を利用 して、各チャネルにおけるスピーチの信号対雑音比(SNR)を生成し、次にこ のSNRを入力として用いて、各個別チャネルの利得率(gain factor)を算出す る。次に、この利得率は入力として用いられ、各個別スペクトル・チャネルのチ ャネル利得を修正する。次に、チャネルは再合成され、雑音抑圧された出力波形 を生成する。アナログ・セルラ無線電話システムにおいて実施されるスペクトル ・サブトラクション方法の例は、本出願の譲受人に譲渡された、Vilmurによる米 国特許第4,811,404号においてみられる。 上記の米国特許において述べられるように、従来の雑音抑圧方法は、暗雑音レ ベルの急激で大きな増加が生じると欠点が生じる。従来技術におけるこれらの欠 点を克服するため、上記のVilmurによる米国特許は、Mが50〜300と推奨さ れるものとして、暗雑音推定値を更新せずにM個のフレームが経過した場合に、 音声メトリック和(voice metric sum)に関係なく、雑音推定値を強制的に更新す る。Vilmurにおけるフレームは10ミリ秒(ms)であり、Mは100と仮定さ れるので、音声メトリック和、VMSUM(すなわち、更新が必要かどうか)に 関係なく、更新は 少なくとも毎秒一回行われる。 音声メトリックに関係なく雑音推定値の更新を強制的に行うことの結果、余分 な暗雑音が追加されていなくても、ユーザのスピーチ信号の減衰が生じることが ある。その結果、エンド・ユーザによって知覚される音質が劣化する。さらに、 ユーザのスピーチ信号以外の入力信号(例えば、「通話保留中の音楽(music-on- hold)」により、雑音推定値の強制更新が連続した期間で生じうるという点で問 題が生じることがある。これは、暗雑音推定値の通常の更新を許す十分な休止(p ause)なしに、音楽が数秒(あるいは数分)にも及ぶことがあるという事実に起 因する。従って、従来技術では、暗雑音を非定常入力信号から区別する機構がな いので、Mフレーム毎の強制更新を許していた。この不正な強制更新は、入力信 号を減衰するだけでなく、スペクトル推定値が時変的な非定常入力に基づいて更 新されるために著しい歪を生じさせる。 従って、通信システムで用いるためのより正確かつ確実な雑音抑圧システムが 必要とされる。 図面の簡単な説明 第1図は、通信システムで用いるためのスピーチ・コーダのブロック図を概略 的に示す。 第2図は、本発明による雑音抑圧システムのブロック図 を概略的に示す。 第3図は、本発明による雑音抑圧システムにおいて生じるフレームとフレーム の重複を概略的に示す。 第4図は、本発明による雑音抑圧システムにおいて生じるプリエンファシスさ れたサンプルの台形ウィンドウ処理(trapezoidal windowing)を概略的に示す。 第5図は、第2図において示され、本発明による雑音抑圧システムにおいて用 いられるスペクトル偏差(spectral deviation)推定器のブロック図を概略的に示 す。 第6図は、第2図において示され、本発明による雑音抑圧において用いられる 更新判定機(update decision determiner)において実行されるステップのフロー 図を概略的に示す。 第7図は、本発明による雑音抑圧システムを有利に実施できる通信システムの ブロック図を概略的に示す。 第8図は、従来技術によって実施される音声信号の雑音抑圧に関連する変数を 概略的に示す。 第9図は、本発明による雑音抑圧システムによって実施される音声信号の雑音 抑圧に関連する変数を概略的に示す。 第10図は、従来技術によって実施される音楽信号の雑音抑圧に関連する変数 を概略的に示す。 第11図は、本発明による雑音抑圧システムによって実施される音楽信号の雑 音抑圧に関連する変数を概略的に示す。 好適な実施例の詳細な説明 通信システムにおいて実施される雑音抑圧システムは、暗雑音レベルの急激な 増加の場合に改善された更新判定を行う。雑音抑圧システムは、とりわけ、スペ クトル・エネルギの偏差を連続的に監視し、かつ所定の閾値条件に基づいて更新 を強制することにより、更新を行う。スペクトル・エネルギ偏差は、指数加重(e xponential weighted)されたパワー・スペクトル成分の過去の値を有する要素を 利用して判定される。指数加重とは、現入力エネルギの関数のことであり、入力 信号エネルギが高ければ高いほど、指数ウインドウ(exponential window)が長く なることを意味する。逆に、信号エネルギが低ければ低いほど、指数ウィンドウ は短くなる。それにより、雑音抑圧システムは、連続的な非定常入力信号(例え ば、「通話保留中の音楽」)の期間中に強制更新を禁止する。 一般には、スピーチ・コーダは、通信システムにおいて雑音抑圧システムを実 施する。通信システムは、チャネルにおける情報のフレームを利用してスピーチ ・サンプルを転送し、ここでチャネルにおける情報のフレームは雑音を含む。ス ピーチ・コーダは、入力としてスピーチ・サンプルを有し、スピーチ・サンプル の現フレームとスピーチ・サンプルの複数の過去のフレームの平均スペクトル・ エネ ルギとの間のスペクトル・エネルギ偏差に基づいて、雑音を抑圧し、雑音抑圧さ れたスピーチ・サンプルを生成する手段は、スピーチ・サンプルのフレーム内の 雑音を抑圧する。次に、雑音抑圧されたスピーチ・サンプルを符号化する手段は 、通信システムによって転送するため雑音抑圧されたスピーチ・サンプルを符号 化する。好適な実施例では、スピーチ・コーダは中央基地局コントローラ(CB SC:centralized base station controller)または通信システムの移動局( MS:mobile station)のいずれかにある。ただし、別の実施例では、スピーチ ・コーダは移動交換センタ(MSC:mobile switching center)または基地ト ランシーバ局(BTS:base transceiver station)のいずれかにあってもよい 。また、好適な実施例では、スピーチ・コーダは符号分割多元接続(CDMA: code division multiple access)通信システムにおいて実施されるが、本発明 によるスピーチ・コーダおよび雑音抑圧システムは多くの異なる種類の通信シス テムでも利用できることが当業者に理解される。 好適な実施例では、スピーチ・サンプルのフレームにおける雑音を抑圧する手 段は、チャネル・エネルギの推定値に基づいてスピーチ・サンプルの現フレーム 内の全チャネル・エネルギを推定する手段と、チャネル・エネルギの推定値に基 づいてスピーチ・サンプルの現フレームのスペクトル・パワー(power of a spec tra)を推定する手段とを 含む。また、現フレームのスペクトル・パワーの推定値に基づいてスピーチ・サ ンプルの複数の過去のフレームのスペクトル・パワーを推定する手段も含まれる 。また、現フレームのスペクトルの推定値と複数の過去のフレームのスペクトル ・パワーの推定値との間の偏差を判定する手段と、全チャネル・エネルギの推定 値および判定された偏差に基づいて、チャネルの雑音推定値を更新する手段とが 含まれる。雑音推定値の更新に基づいて、チャネルの利得を修正する手段はチャ ネルの利得を修正し、雑音抑圧されたスピーチ・サンプルを生成する。 好適な実施例では、情報の複数の過去のフレームのスペクトル・パワーを推定 する手段は、情報の過去のフレームの指数加重(exponential weighting)に基づ いて複数の過去のフレームのスペクトル・パワーを推定する手段をさらに含んで 構成され、ここで情報の過去のフレームの指数加重とは、情報の現フレーム内の 全チャネル・エネルギの推定値の関数である。また、好適な実施例では、全チャ ネル・エネルギの推定値および判定された偏差に基づいてチャネルの雑音推定値 を更新する手段は、全チャネル・エネルギの推定値と第1閾値との比較および判 定された偏差と第2閾値との比較に基づいて、チャネルの雑音推定値を更新する 手段をさらに含んで構成される。具体的には、全チャネル・エネルギの推定値と 第1閾値との比較および判定された偏差と第2閾値との比較に基づいてチャネル の雑音 推定値を更新する手段は、第2の所定の数の連続したフレームが第1閾値よりも 小さいか等しい全チャネル・エネルギの推定値を有することなしに、全チャネル ・エネルギの推定値が第1の所定の数のフレームについて第1閾値よりも大きく 、かつ判定された偏差が第2閾値より小さい場合に、チャネルの雑音推定値を更 新する手段をさらに含んで構成される。好適な実施例では、第1の所定の数のフ レームは50フレームであり、第2の所定の数の連続したフレームは6フレーム である。 第1図は、通信システムにおいて用いるためのスピーチ・コーダ100のブロ ック図を概略的に示す。好適な実施例では、スピーチ・コーダ100は、IS(I nterim Standard)95と整合性のある符号分割多元接続(CDMA)通信システ ムにおける雑音を抑圧するのに適した可変レート・スピーチ・コーダ100であ る。IS−95に関する詳しい情報については、本明細書に参考として含まれる TIA/EIA/IS-95,Mobile Station-Base Station Compatibility Standard for Du al Mode Wideband Spread Spectrum Cellular System,July 1993を参照された い。また、好適な実施例では、可変レート・スピーチ・コーダ100は、IS− 95で許容される4つのビット・レートのうち3つ、すなわち、フル・レート( 「レート1」−170ビット/フレーム),1/2レート(「レート2」−80 ビット/フレーム)および1/8レー ト(「レート1/8」−16ビット/フレーム)をサポートする。当業者に理解 されるように、以下で説明する実施例は一例に過ぎず、スピーチ・コーダ100 は多くの異なる種類の通信システムと整合性がある。 第1図を参照して、雑音抑圧されたスピーチ・サンプル102を符号化する手 段102は、当技術分野で周知のRCELP(Residual Code-Excited Linear P rediction)アルゴリズムに基づく。RCELPアルゴリズムに関するさらに詳 しい情報については、W.B.Kleijn,P.Kroon,D.Nahumiによる"The RCELP Spee ch-Coding Algorithm",European Transactions on Telecommunications,Vol. 5,Number 5.Sept/Oct 1994,pp573-582を参照されたい。可変レート動作のた めおよびCDMA環境における堅牢性のために適切に修正されたRCELPアル ゴリズムに関するより詳しい情報については、D.Nahumi,W.B.Kleijnによる" An Improved 8 kb/s RCELP coder",Proc.ICASSP 1995.を参照されたい。RC ELPは、CELP(Code-Excited Linear Prediction)を一般化したものである 。CELPアルゴリズムに関するさらに詳しい情報については、B.S.Atal,M .R.Schroederによる"Stochastic coding of speech at very low bit rates" ,Proc Int.Conf.Comm.,Amsterdam,1984,pp 1610-1613を参照されたい。上 記の引例のそ れぞれは、本明細書に参考として含まれる。 上記の引例ではCELP/RCELPアルゴリズムについて詳しい説明がなさ れているが、RCELPアルゴリズムの動作についての簡単な説明は理解の助け になろう。CELPコーダとは異なり、RCELPは元のユーザのスピーチ信号 を厳密に一致させることを試みない。その代わり、RCELPは、ユーザのスピ ーチ信号の簡略化されたピッチ輪郭(pitch contour)に一致する元の残留の「タ イムワープされた(time-warped)」ものを一致させる。ユーザのスピーチ信号の ピッチ輪郭は、各フレームで一度ピッチ遅延を推定し、フレーム対フレームから ピッチを線形補間(linear interpolation)することによって得られる。この簡略 ピッチ表現を利用する一つの利点は、従来の短節(fractional pitch)方法を利用 する場合に比べて、確率的励起(stochastic excitation)およびチャネル障害保 護(channel impairment protection)のために各フレームでより多くのビットが 利用できることである。その結果、クリアなチャネル状態における知覚音質に影 響を及ぼさずに、フレーム誤り性能が向上する。 第1図を参照して、スピーチ・コーダ100への入力はスピーチ信号ベクトル s(n)103および外部レート・コマンド信号106である。スピーチ信号ベクト ル103は、8000サンプル/秒のレートでサンプリングし、生成されたスピ ーチ・サンプルを少なくとも13ビットのダイナ ミック・レンジで線形(均等)量子化することによって、アナログ入力から生成 できる。あるいは、スピーチ信号ベクトル103は、ITU−T勧告G.711 における表2(Table 2)に従って均等なパルス符号変調(PCM)フォーマット に変換することによって、8ビットμロー(μlaw)入力から生成される。外部レ ート・コマンド信号106は、ブランク・パケットをあるいはレート1パケット 以外のパケットを生成するようにコーダに指示する。外部レート・コマンド信号 106が受信されると、この信号106はスピーチ・コーダ100の内部レート 選択機構に取って代わる。 入力スピーチ・ベクトル103は、好適な実施例では雑音抑圧システム109 である、雑音を抑圧する手段101に与えられる。雑音抑圧システム109は、 本発明に従って雑音抑圧を行う。次に、雑音抑圧されたスピーチ・ベクトルs'( n)112は、レート判定モジュール115およびモデル・パラメータ推定モジュ ール118に与えられる。レート判定モジュール115は、音声アクティビティ 検出(VAD:voice activity detection)アルゴリズムおよびレート選択論理 を適用して、生成すべきパケットの種類(レート1/8,1/2または1)を判 定する。モデル・パラメータ推定モジュール118は、線形予測符号化(LPC :linear predictive coding)解析を実行して、モデル・パラメータ121を生 成する。モデル・パラメータ は、線形予測係数(LPC)のセットと、最適ピッチ遅延(t)を含む。また、モ デル・パラメータ推定モジュール118は、LPCをライン・スペクトル・ペア (LSP:line spectral pairs)に変換し、長期および短期予測利得を計算す る。 モデル・パラメータ121は、可変レート符号化モジュール124に入力され 、このモジュール124は励起信号を特徴づけて、選択されたレートにふさわし い方法でモデル・パラメータを量子化する。レート情報は、可変レート符号化モ ジュール124に入力されるレート判定信号139から得られる。レート1/8 が選択された場合、可変レート符号化モジュール124はスピーチ残留における 周期性を特徴づけることを試みないが、そのエネルギ輪郭を単純に特徴づける。 レート1/2およびレート1の場合、可変レート符号化モジュール124はRC ELPアルゴリズムを適用して、元のユーザのスピーチ信号残留のタイムワープ されたものを一致させる。符号化後、パケット・フォーマット化モジュール13 3は、可変レート符号化モジュール124において計算および/または量子化さ れたすべてのパラメータを受けて、選択されたレートに適したパケット136を フォーマット化する。次に、フォーマット化されたパケット136は、レート判 定信号139と同様に、更なる処理のためマルチプレクス・サブレイヤに与えら れる。スピーチ・コーダ100の全体的な動作に関する詳細 については、本明細書に参考として含まれるIS-127 document"EVRC Draft Stand ard(IS-127)",editversion 1,contribution number TR45.5.1.1/95.10.17.06 ,17 October 1995を参照されたい。 第2図は、本発明による改善された雑音抑圧システム109のブロック図を概 略的に示す。好適な実施例では、雑音抑圧システム109は、スピーチ・コーダ 100のモデル・パラメータ推定モジュール118およびレート判定モジュール 115に与えられる信号品質を改善するために用いられる。ただし、雑音抑圧シ ステム109の動作は、特定の通信システムにおいて設計エンジニアが実施した い任意の種類のスピーチ・コーダと動作できるという点で汎用性がある。本出願 の第2図に図示するいくつかのブロックは、Vilmurによる米国特許第4,811 ,404号の第1図に図示した対応するブロックと同様な動作を有する。そのた め、本発明の譲受人に譲渡されたVilmurによる米国特許第4,811,404号 は本明細書に参考として含まれる。 雑音抑圧システム109は、広域通過フィルタ(HPF:high pass filter)2 00および残りの雑音抑圧回路によって構成される。HPF200の出力shp(n) は、残りの雑音抑圧回路への入力として用いられる。スピーチ・コーダのフレー ム・サイズは(IS−95によって定義されるよ うに)20msであるが、残りの雑音抑圧回路へのフレーム・サイズは10ms である。従って、好適な異実施例では、本発明により雑音抑圧を実行するステッ プは20msスピーチ・フレーム毎に2回実行される。 本発明による雑音抑圧を開始するため、入力信号s(n)は高域通過フィルタ(H PF)200によって高域通過濾波され、信号shp(n)となる。HPF200は、 当技術分野で周知の、カットオフ周波数120Hzを有する4次Chebyshev type IIである。HPF200の伝達関数は次式のように定義される: ここで、分子および分母係数は次のように定義される: b={0.898025036,-3.59010601,5.38416243,0.898024917} a={1.0,-3.78284979,5.37379122,-3.39733505,0.806448996} 当業者に理解されるように、任意の数の高域通過フィルタ構成を採用できる。 次に、プリエンファシス・ブロック203において、信 号shp(n)は、平滑化台形ウィンドウ(smoothed trapezoid window)を利用してウ ィンドウ処理され、このウィンドウでは入力フレーム(フレーム「m」)の最初 のDサンプルd(m)は、直前のフレーム(フレーム「m-1」)の最後のDサンプル から重複される。この重複については、第3図で最もよく分かる。別段規定のな い限り、すべての変数は初期値0、例えば、d(m)=0; m≦0を有する。これは次 のように表すことができる: d(m,n)=d(m-1,L+n);0≦n<D ここでmは現フレームであり、nはバッファへのサンプル・インデクス{d(m)}で あり、L=80はフレーム長であり、D=24はサンプルにおける重複(または遅延) である。入力バッファの残りのサンプルは次式に従ってプリエンファシスされる : d(m,D+n)=shp(n)+ξpshp(n-1);0≦n<L ここでξp=-0.8はプリエンファシス係数(preemphasis factor)である。この結 果、入力バッファはL+D=104個のサンプルを収容し、ここで最初のDサンプル は直前のフレームからのプリエンファシスされた重複であり、次のLサンプルは 現フレームからの入力である。 次に、第2図のウィンドウ処理ブロック204において、平滑化台形ウィンド ウ400(第4図)はサンプルに適用され、離散的フーリエ変換(DFT:Disc rete Fourier Transform)入力信号g(n)を形成する。好適な実施例では、g(n)は 次のように定義される: ここで、M=128はDFTシーケンス長であり、他のすべての項はすでに定義済み である。 第2図のチャネル・ディバイダ206において、g(n)の周波数領域への変換は 、次式によって定義される離散的フーリエ変換(DFT)を用いて実行される: ここでej ωは、瞬時ラジアル位置ωを有する単位振幅複素フエーザ(unit amplit ude complex phasor)である。これは変則的な定義であるが、複素高速フーリエ 変換(FFT)の効率を利用するものである。2/M倍率は、Mポイント・リアル ・シーケンスを前処理して、M/2ポイント複素FFTを利用して実行されるM/2ポ イント複素シーケンス を形成することによって得られる。好適な実施例では、信号G(k)は65本の固有 のチャネルからなる。この方法についての詳細は、ProakisおよびManolakisによ るIntroduction to Digital Signal Processing,2nd Edition,New York,Macm illan,1988,pp.721-722にみることができる。 次に、信号G(k)はチャネル・エネルギ推定器209に入力され、ここで現フレ ームmのチャネル・エネルギ推定値Ech(m)は次式を用いて判定される: ここで、Emin=0.0625は最小許容チャネル・エネルギであり、αch(m)はチャネ ル・エネルギ平滑化率(以下で定義する)であり、Nc=16は合成したチャネルの 数であり、fL(i)およびfH(i)はそれぞれ低および高チャネル合成テーブルfL,fH のi番目の要素である。好適な実施例において、fLおよびfHは次のように定義さ れる: fL={2,4,6,8,10,12,14,17,20,23,27,31,36,42,49,56} fH={3,5,7,9,11,13,16,19,22,26,30,35,41,48,55,63} チャネル・エネルギ平滑化率αch(m)は次のように定義できる: これは、αch(m)は最初のフレーム(m=1)で値0をとり、以降のすべてのフレーム で値0.45をとることを意味する。これにより、チャネル・エネルギ推定値を最初 のフレームの濾波していないチャネル・エネルギに初期化できる。さらに、チャ ネル雑音エネルギ推定値(以下で定義する)は、最初のフレームのチャネル・エ ネルギに初期化しなければならない。すなわち: En(m,i)=max{Einit,Ech(m,i)};m=1,0≦i<Nc ここで、Einit=16は最小許容チャネル雑音初期化エネルギである。 次に、量子化チャネルの信号対雑音比(SNR)指数を推定するため、現フレ ームのチャネル・エネルギ推定値Ech(m)が用いられる。この推定は、第2図のチ ャネルSNR推定器218において行われ、次のように求められる: ここで、En(m)は現チャネル・ノイズ・エネルギ推定値(以下で定義する)であ り、{σq}の値は0と89を含めたその間に制限される。 チャネルSNR推定値{σq}を利用して、音声メトリックの和は次式を用い て音声メトリック計算機215で求められる: ここで、V(k)は90要素の音声メトリック・テーブルVのk番目の値であり、次の ように定義される: V={2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,4,4,4,5,5,5,6,6,,7,7,7,8,8,9,9,10, 10,11,12,12,13,13,14,15,15,16,17,17,18,19,20,20,21,22,23,24,24,25,26,27, 28,28,29,30,31,32,33,34,35,36,37,37,38,39,40,41,42,43,44,45,46,47,48,49, 50,50,50,50,50,50,50,50,50,50} また、現フレームのチャネル・エネルギ推定値Ech(m)は、スペクトル偏差ΔE (m)を推定するスペクトル偏差推定器210への入力としても用いられる。第5 図を参照して、チ ャネル・エネルギ推定値Ech(m)は対数パワー・スペクトル推定器500に入力 され、ここで対数パワー・スペクトルは次のように推定される: EdB(m,i)=10 log10(Ech(m,i)); 0≦i<Nc また、現フレームのチャネル・エネルギ推定値Ech(m)は、全チャネル・エネルギ 推定器503にも入力され、次式により現フレームmの全チャネル・エネルギ推 定値Etot(m)を判定する: 次に、次式を用いて、指数ウィンドウ処理係数判定機506において、指数ウィ ンドウ処理係数(exponential windowing factor)α(m)(全チャネル・エネルギEtot (m)の関数として)が求められる: これは次式によってαHとαLとの間で制限される: α(m)=max{αL,min{αH,α(m)}} ここで、EHおよびELは、制限αL≦α(m)≦αHを有するα(m)に変換されるEtot(m )の線形補間のエネルギ端点である。これらの定数の値は、EH=50,EL=30,αH =0.99,αL=0.50と定義される。このとき、例えば、40dBの相対的なエネ ルギを有する信号は、上記の式を利用して、指数ウィンドウ処理係数α(m)=0.7 45を用いる。 次に、スペクトル偏差(spectral deviation)ΔE(m)は、スペクトル偏差推定 器509において推定される。スペクトル偏差ΔE(m)とは、現パワー・スペクト ルと平均した長期パワー・スペクトル推定値との間の差である: であり、次式を用いて長期スペクトル・エネルギ推定器512において求められ る: は、フレーム1の推定された対数パワー・スペクトルと定義される: この時点で、音声メトリックv(m)の和,現フレームの全チャネル・エネルギ推 定値Etot(m)およびスペクトル偏差ΔE(m)は、更新判定器(update decision det erminer)212に入力され、本発明による雑音抑圧を行う。以下の疑似コード(p seudo-code)に示し、また第6図のフロー図に図示する判定論理は、雑音推定更 新判定を最終的にどのように行うかについて示す。プロセスはステップ600か ら開始し、ステップ603に進み、ここで更新フラグ(update_flag)はクリアさ れる。次に、ステップ604において、Vilmurの更新論理(VMSUM only)は、音声 メトリックv(m)の和が更新閾値(UPDATE_THLD)よりも小さいかどうかを調べるこ とによって実施される。音声メトリックの和が更新閾値よりも小さい場合、更新 カウンタ(update_cnt)はステップ605でクリアされ、更新フラグはステップ6 06でセットされる。ステップ603〜606の疑似コードは次の通りである: update_flag=FALSE; if(v(m)≦UPDATE_THLD){ update_flag=TRUE update_cnt=0 } ステップ604において音声メトリックの和が更新閾値よりも大きい場合、本 発明による雑音抑圧が行われる。最初に、ステップ607において、現フレーム mの全チャネル・エネルギ推定値Etot(m)はdB単位の雑音フロア(NOISE_FLOOR_ DB)と比較され、スペクトル偏差ΔE(m)は偏差閾値(DEV_THLD)と比較される。全 チャネル・エネルギ推定値が雑音フロアよりも大きく、かつスペクトル偏差が偏 差閾値よりも小さい場合、更新カウンタはステップ608でインクリメントされ る。更新カウンタがインクリメントされた後、更新カウンタが更新カウンタ閾値 (UPDATE_CNT_THLD)よりも大きいかまたは等しいかどうかについてステップ60 9で判定される。ステップ609における判定結果が真の場合、更新フラグはス テップ606でセットされる。ステップ607〜609および606の疑似コー ドは次の通りである: else if((Etot(m)>NOISE_FLOOR_DB)and (ΔE(m)<DEV_THLD)){ update_cnt=update_cnt+1 if(update_cnt≧UPDATE_CNT_THLD) update_flag=TRUE 第6図からわかるように、ステップ607およびステップ609における判定 のいずれかが偽の場合、あるいは更 新フラグがステップ606でセットされた場合、更新カウンタの長期的な「クリ ーピング(creeping)」を防ぐための論理が実行される。このヒステリシス論理は 、最小のスペクトル偏差が長期的に蓄積して、無効な強制更新を生じるのを防ぐ ために実行される。このプロセスはステップ610から開始し、ここで更新カウ ンタが最後の6つのフレーム(HYSTER_CNT_THLD)の最後の更新カウンタ(last_upd ate_cnt)に等しいかどうかについて判定される。好適な実施例では、6つのフレ ームが閾値として用いられるが、任意の数のフレームを利用できる。ステップ6 10の判定が真の場合、更新カウンタはステップ611でクリアされ、プロセス はステップ612で次のフレームに進む。ステップ610における判定が偽の場 合、プロセスはステップ612において直接次のフレームに進む。ステップ61 0〜612の疑似コードは次の通りである: if(update_cnt==last_update_cnt) hyster_cnt=hyster_cnt+1 else hyster_cnt=0 last_update_cnt=update_cnt if(hyster_cnt>HYSTER_CNT_THLD) update_cnt=0 好適な実施例では、前回使用した定数は次の通りである: UPDATE_THLD=35 NOISE_FLOOR_DB=10log10(1) DEV_THLD=28 UPDATE_CNT_THLD=50 and HYSTER_CNT_THLD=6 あるフレームについて更新フラグがステップ606でセットされる度に、次の フレームのチャネル雑音推定値は本発明に従って更新される。チャネル雑音推定 値は、次式を用いて平滑化フィルタ224において更新される: En(m+1,i)= max{EminnEn(m,i)+(1-αn)Ech(m,i); 0≦i<Nc ここで、Emin=0.0625は最小許容チャネル・エネルギであり、αn=0.9は平滑化 フィルタ224に局所的に格納されたチャネル雑音平滑化係数(smoothing facto r)である。更新されたチャネル雑音推定値はエネルギ推定値格納装置225に格 納され、エネルギ推定値格納装置225の出力は更新されたチャネル雑音推定値 En(m)である。更新されたチャネル雑音推定値En(m)は、上記のようにチャネルS NR推定器218への入力として用いられ、また以下で説明するように利得計算 機233への入力としても用いられる。 次に、雑音抑圧システム109は、チャネルSNR修正を行うべきかどうかを 判定する。この判定は、指数閾値を超えるチャネルSNR指数値を有するチャネ ルの数を計数するチャネルSNR修正器において行われる。修正プロセス中に、 チャネルSNR修正器227はSNR指数がセットバック閾値(SETBACK_THLD)よ りも小さい特定のチャネルのSNRを低減し、あるいは音声メトリックの和がメ トリック閾値(METRIC_THLD)よりも小さい場合に、すべてのチャネルのSNRを 低減する。チャネルSNR修正器227において行われるチャネルSNR修正プ ロセスの疑似コードは次の通りである: index_cnt=0 for(i=NM to Nc-1 step 1){ if(σq(i)≧INDEX_THLD) index_cnt=index_cut+1 } if(index_cnt<INDEX_CNT_THLD) modify_flag=TRUE else modify_flag=FALSE if(modify_flag==TRUE) for(i=0 to Nc-1 step 1) if((v(m)≦METRIC_THLD)or(σq(i)≦ SETBACK_THLD)) σ'q(i)=1 else σ'q(i)=σq(i) else {σ'q}={σq} この時点で、チャネルSNR指数{σq'}は、SNR閾値ブロック230におけ るSNR閾値に制限される。定数σthは、SNR閾値ブロック230に局所的に 格納される。SNR閾値ブロック230において実行されるプロセスの疑似コー ドは次の通りである: for(i=0 to Nc-1 step 1) if(σ'q(i)<σth) σ"q(i)=σth else σ"q(i)=σ'q(i) 好適な実施例では、前回の定数および閾値は次のように与 えられる: NM=5 INDEX_THLD=12 INDEX_CNT_THLD=5 METRIC_THLD=45 SETBACK_THLD=12 and σth=6 この時点で、制限されたSNR指数{σq"}は利得計算機233に入力され、こ こでチャネル利得が判定される。まず第1に、総合利得率(overall gain factor )は次式を用いて判定される: ここで、γmin=-13は最小総合利得であり、Efloor=1は雑音フロア・エネルギ であり、En(m)は前回のフレーム中に計算された推定済み雑音スペクトルである 。好適な実施例では、定数γminおよびEfloorは、利得計算機233に局所的に 格納される。次に、チャネル利得(dB単位)は次式を用いて判定される: γdB(i)=μg(σ"q(i)-σth)+γn; 0≦i<Nc ここで、μg=0.39は利得スロープである(これも利得計算機233に局所的に 格納される)。次に、線形チャネル利得は次式を用いて変換される: γch(i)=min{1,10γdB(i)/20}; 0≦i<Nc この時点で、上で判定されたチャネル利得は次の条件で変換済み入力信号(tra nsformed input signal)G(k)に適用され、チャネル利得修正器239から出力信 号H(k)を生成する: 上式のotherwise条件は、kの周期が0≦k≦M/2であると仮定する。さらに、H(k) は偶数対称(even symmetric)であり、そのため次の条件が課せられると仮定する : H(M-k)=H(k); 0<k<M12 次に、信号H(k)は、逆DFTを用いてチャネル合成器242において時間領域に 変換される(戻される): また、周波数領域濾波プロセスが行われ、次の条件でオーバラップおよび加算(o verlap-and-add)を適用することにより出力信号h'(n)を生成する: 信号デエンファシスはデエンファシス・ブロック245によって信号h'(n)に適 用され、本発明により雑音抑圧された信号s'(n)を生成する: s'(n)=h'(n)+ξds'(n-1); 0≦n<L ここで、ξd=0.8はデエンファシス・ブロック245内に局所的に格納されたデ エンファシス係数である。 第7図は、本発明により雑音抑圧システムを有利に実施できる通信システム7 00のブロック図を概略的に示す。好適な実施例では、通信システムは符号分割 多元接続(CDMA)セルラ無線電話システムである。ただし、当業者に理解さ れるように、本発明による雑音抑圧システムは、本システムから恩恵を受ける任 意の通信システムにおいて実施できる。このようなシステムには、ボイス・メー ル・ システム,セルラ無線電話システム,トランクド通信システム,エアライン通信 システムなどがあるが、それらに限定されない。注意すべき重要な点は、本発明 による雑音抑圧システムは、スピーチ符号化を含まない通信システム、例えば、 アナログ・セルラ無線電話システムにおいて有利に実施できることである。 第7図を参照して、便宜上、頭文字が用いられる。第7図で用いられる頭文字 の定義のリストを以下に示す: BTS 基地トランシーバ局(Base Transceiver Station) CBSC中央基地局コントローラ(Centralized Base Station Controller) EC エコー・キャンセラ(Echo Canceller) VLR ビジタ位置レジスタ(Visitor Location Register) HLR ホーム位置レジスタ(Home Location Register) ISDN(Integrated Services Digital Network) MS 移動局(Mobile Station) MSC 移動交換センタ(Mobile Switching Center) MM 移動マネージャ(Mobility Manager) OMCRオペレーション管理センター無線(Operations and Maintenance Center - Radio) OMCSオペレーション管理センター交換(Operations and Maintenance Cent er - Switch) PSTN公衆電話交換網(Public Switched Telephone Network) TC トランスコーダ(Transcoder) 第7図でわかるように、BTS701〜703はCBSC704に結合される 。各BTS701〜703はMS705〜706に対して無線周波数(RF)通 信を行う。好適な実施例では、RF通信をサポートするためBTS701〜70 3およびMS705〜706において構成される送信機/受信機(トランシーバ )ハードウェアは、米国電気通信工業界(TIA:Telecommunication Industry Association)から入手可能な文書TIA/EIA/IS-95,Mobile Station-Base Stati on Compatibility Standard for Dual Mode Wideband Spread Spectrum Cellula r System,July 1993において定義される。CBSC704は、とりわけ、TC 710を介した呼処理およびMM709を介した移動管理(mobility management )を担当する。好適な実施例では、第2図のスピーチ・コーダ100の機能はT C704にある。CBSC704の他のタスクには、機能制御(feature control )および送信/ネットワーク・インタフェースが含まれる。 CBSC704の機能に関するさらに詳しい情報については、本出願の譲受人に 譲渡され、本明細書に参考として含まれるBachらによる米国特許出願第07/9 97,997号を参照されたい。 また、第7図には、CBSC704のMM709に結合されたOMCR712 も図示される。OMCR712は、通信システム700の無線部分(CBSC7 04およびBTS701〜703の組み合わせ)の動作および一般的な管理を担 当する。CBSC704は、PSTN720/ISDN722とCBSC704 との間の交換機能を行うMSC715に結合される。OMSC724は、通信シ ステム700の交換部分(MSC715)の動作および一般的な管理を担当する 。HLR716およびVLR717は、主に課金目的のために用いられるユーザ 情報を通信システム700に与える。EC711,719は、通信システム70 0を介して転送されるスピーチ信号の品質を改善するために構成される。 CBSC704,MSC715,HLR716およびVLR717の機能は、 第7図において分散して示されるが、機能を単一の要素に集中できることが当業 者に理解される。また、異なる構成では、TC710をMSC715またはBT S701〜703のいずれかに同様に配置できる。雑音抑圧システム109の機 能は汎用的なので、本発明では、一つの要素(例えば、MSC715)において 本発明によ る雑音抑圧を行い、一方、別の要素(例えば、CBSC704)においてスピー チ符号化機能を行うことが想定される。この実施例では、雑音抑圧された信号s' (n)(または雑音抑圧された信号s'(n)を表すデータ)は、リンク726を介して MSC715からCBSC704に転送される。 好適な実施例では、TC710は第2図に示す雑音抑圧システム109を利用 して本発明による雑音抑圧を行う。MSC715をCBSC704と結合するリ ンク726は、当技術分野で周知のT1/E1リンクである。CBSCにTC7 10を配置することにより、入力信号(T1/E1リンク726からの入力)が TC710によって圧縮されるため、リンク予算の4:1の改善が実現される。 圧縮された信号は、特定のMS705〜706への送信のため特定のBTS70 1〜703に転送される。注意すべき重要な点は、特定のBTS701〜703 に転送される圧縮信号は、送信される前にBTS701〜703においてさらに 処理されることである。別の言い方をすると、MS705〜706に送信される 最終的な信号は、TC710から出る圧縮信号と形式は異なるが、実質は同じで ある。いずれにせよ、TC710から出る圧縮信号は、雑音抑圧システム109 (第2図に図示)を用いて本発明による雑音圧縮が施される。 MS705〜706がBTS701〜703によって送信された信号を受信す ると、MS706〜706はBTS 701〜703において行われたすべての処理およびTC710によって行われ たスピーチ符号化を実質的に「元に戻す(undo)」(一般には、これを「復号する (decode)」という)。MS705〜706が信号をBTS701〜703に返送 すると、MS706〜706は同様にスピーチ符号化を行う。従って、第1図の スピーチ・コーダ100は、MS705〜706にも配置され、そのため本発明 による雑音抑圧はMS705〜706によっても行われる。雑音抑圧が施された 信号がMS705〜706(MSも信号の更なる処理を行い、信号の実質ではな いが形式を変更する)によってBTS701〜703に送信されると、BTS7 01〜703は信号に施された処理を「元に戻し」、その信号をスピーチ復号の ためTC710に転送する。TC710によるスピーチ復号の後、信号はT1/ E1リンク726を介してエンド・ユーザに転送される。エンド・ユーザおよび MS705〜706のユーザの双方が本発明による雑音抑圧が施された信号を実 質的に受信するので、各ユーザはスピーチ・コーダ100の雑音抑圧システム1 09によって提供される効果を実現できる。 第8図は、従来技術によって実施される音声信号の雑音抑圧に関連する変数を 概略的に示し、第9図は、本発明による雑音抑圧システムによって実施される音 声信号の雑音抑圧に関連する変数を概略的に示す。ここで、各プロットは、横軸 上に示すように、フレーム数mの関数としての異な る状態変数の値を示す。第8図および第9図における第1プロット(プロット1 )は、全チャネル・エネルギEtot(m)を示し、次に音声メトリック和v(m),更新 カウンタ(update_cntまたはVilmurにおけるTIMER),更新フラグ(update_flag), チャネル雑音推定値の和(ΣEn(m,i))および被推定信号減衰10log10(Einput/Eou tput )を示し、ここで入力はshp(n)であり、出力はs'(n)である。 第8図および第9図を参照して、暗雑音の増加はプロット1においてフレーム 600の直前に見ることができる。フレーム600の前では、入力は「クリーン な」(暗雑音の低い)音声信号801である。暗雑音803の急激な増加が生じ ると、プロット2に示す音声メトリック和v(m)は正比例的に増加し、従来の雑音 抑圧方法は劣っている。この状態から回復する能力をプロット3に示し、ここで 更新カウンタ(update_cnt)は、更新が行われていない限り増加が許される。この 例は、更新カウンタがフレーム900付近でアクティブ・スピーチ中に(Vilmur の)更新閾値300(UPDATE_CNT_THLD)に達することを示す。フレーム900付 近で、更新フラグ(update_flag)はプロット4に示すようにセットされ、その結 果、プロット5に示すようにアクティブ・スピーチ信号を利用して暗雑音推定値 更新が行われる。これは、プロット6に示すようにアクティブ・スピーチの減衰 として見ることができる。注意すべき重要な点は、雑音推定値の更新はスピーチ 信号中に行わ れ(プロット1のフレーム900がスピーチ中にある)、更新が必要ないときに スピーチ信号を「強制する(bludgeoning)」効果があることである。また、更新 カウント閾値は通常スピーチ中に終了する危険があるので、このような更新を防 ぐためには比較的高い閾値(300)が必要になる。 第9図を参照して、更新カウンタは暗雑音増加中であるが、スピーチ信号が開 始する前にのみインクリメントされる。そのため、更新閾値は値50まで低下で き、しかも確実な更新を維持できる。ここで、更新カウンタはフレーム650ま でに更新カウンタ閾値50(UPDATE_CNT_THLD)に達し、それによりフレーム80 0においてスピーチ信号が戻る前に、雑音抑圧システム109が新たな雑音状態 に収束するための十分な時間が与えられる。この時間中に、減衰は非スピーチ・ フレーム中にのみ生じ、そのためスピーチ信号の「強制(bludgeoning)」は生じ ないことがわかる。その結果、エンド・ユーザによって聞こえるスピーチ信号は 改善される。 改善されたスピーチ信号は、更新判定が現フレーム・エネルギと過去のフレー ム・エネルギの平均との間のスペクトル偏差に基づいて行われるのであって、通 常の音声メトリック更新がない場合にタイマを単純に終了させるのではないとい うことに起因する。後者の場合(Vilmurなど)、システムは雑音の急激な増加を スピーチ信号自体とみなし、 そのため暗雑音レベルの増加を真のスピーチ信号から区別できない。一方、スペ クトル偏差を利用することにより、暗雑音は真のスピーチ信号から区別でき、そ のため改善された更新判定が可能になる。 第10図は、従来技術によって実施される音楽信号の雑音抑圧に関連する変数 を概略的に示し、第11図は、本発明による雑音抑圧システムによって実施され る音楽信号の雑音抑圧に関連する変数を概略的に示す。この例に限り、第10図 および第11図におけるフレーム600までの信号は第8図および第9図に示し た同じクリーンな信号800である。第10図を参照して、従来の方法は第8図 に示した暗雑音の例とほぼ同じように挙動する。フレーム600において、音楽 信号805はプロット2に示すようにほぼ連続的な音声メトリック和v(m)を生成 し、これは最終的にフレーム900において(プロット3に示すように)更新カ ウンタによってオーバライドされる。音楽信号805の特性が経時的に変化する と、プロット6に示す減衰は低減されるが、フレーム1800に示すように、更 新カウンタは音声メトリックを連続的にオーバライドする。これとは対照的に、 第11図で最もよく分かるように、更新カウンタ(プロット3に示す)は閾値(U PDATE_CNT_THD)50には決して達せず、そのため更新は生じない。更新が生じな いという事実は、第11図のプロット6を参照することによって最もよくわかり 、ここで音楽信号805の減 衰は常に0dBである(すなわち、減衰は生じない)。従って、従来技術によっ て雑音抑圧された音楽を聞くユーザは音楽レベルの望ましくない変化が聞こえる が、本発明により雑音抑圧された音楽を聴くユーザは所望の一定レベルの音楽を 聴くことができる。 本発明について特定の実施例を参照して具体的に図説してきたが、発明の精神 および範囲から逸脱せずに、形式および詳細のさまざまな変更が可能なことが当 業者に理解される。すべての手段および段階の対応する構造,材料,行為および 同等、ならびに以下の請求の範囲における機能要素は、具体的に請求される他の 請求要素と組み合わせて機能を実行するための構造,材料または行為を含むもの とする。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.通信システムにおいて雑音を抑圧する方法であって、前記通信システムはチ ャネルにおける情報フレームを用いて情報転送を行い、前記チャネルにおける情 報フレームは、前記チャネルの雑音推定値を与える雑音を有する、方法であって : 現在の情報フレーム(現情報フレーム)内のチャネル・エネルギを推定する段 階; 前記チャネル・エネルギの推定値に基づいて、現情報フレーム内の全チャネル ・エネルギを推定する段階; 前記チャネル・エネルギの推定値に基づいて、現情報フレームのスペクトル・ パワーを推定する段階; 前記現フレームのスペクトル・パワーの推定値に基づいて、複数の過去の情報 フレームのスペクトル・パワーを推定する段階; 前記現情報フレームのスペクトル推定値と前記複数の過去の情報フレームのス ペクトル・パワーの推定値との間の偏差を判定する段階;および 前記全チャネル・エネルギの推定値および判定された前記偏差に基づいて、前 記チャネルの雑音推定値を更新する段階; によって構成されることを特徴とする方法。 2.前記雑音推定値の更新に基づいて、前記チャネルの利 得を修正し、雑音抑圧された信号を生成する段階をさらに含んで構成されること を特徴とする請求項1記載の方法。 3.情報の複数の過去のフレームのスペクトル・パワーを推定する前記段階は、 情報の過去のフレームの指数加重に基づいて、複数の過去のフレームのスペクト ル・パワーを推定する段階をさらに含んで構成されることを特徴とする請求項1 記載の方法。 4.情報の過去のフレームの前記指数加重は、情報の現フレーム内の全チャネル ・エネルギの推定値の関数であることを特徴とする請求項3記載の方法。 5.前記全チャネル・エネルギの推定値および前記判定された偏差に基づいて、 前記チャネルの雑音推定値を更新する前記段階は、前記全チャネル・エネルギの 推定値と第1閾値との比較および前記判定された偏差と第2閾値との比較に基づ いて、前記チャネルの雑音推定値を更新する段階をさらに含んで構成されること を特徴とする請求項1記載の方法。 6.前記全チャネル・エネルギの推定値と第1閾値との比較および前記判定され た偏差と第2閾値との比較に基づいて、前記チャネルの雑音推定値を更新する前 記段階は、前記全チャネル・エネルギの推定値が前記第1閾値よりも大きく、か つ前記判定された偏差が前記第2閾値よりも小さい場合に、前記チャネルの雑音 推定値を更新する段階をさらに含んで構成されることを特徴とする請求項5記載 の方 法。 7.前記全チャネル・エネルギの推定値が前記第1閾値よりも大きく、かつ前記 判定された偏差が前記第2閾値よりも小さい場合に、前記チャネルの雑音推定値 を更新する前記段階は、第2の所定の数の連続したフレームが前記第1閾値より も小さいか等しい全チャネル・エネルギの推定値を有することなしに、前記全チ ャネル・エネルギの推定値が第1の所定の数のフレームについて前記第1閾値よ りも大きい場合に、前記チャネルの雑音推定値を更新する段階をさらに含んで構 成されることを特徴とする請求項6記載の方法。 8.前記第1の所定の数のフレームは、50フレームからなることを特徴とする 請求項7記載の方法。 9.前記第2の所定の数の連続したフレームは、6フレームからなることを特徴 とする請求項7記載の方法。 10.前記方法は、移動交換センタ(MSC),中央基地局コントローラ(CB SC),基地トランシーバ局(BTS)または移動局(MS)のいずれかで行わ れることを特徴とする請求項1記載の方法。 11.通信システムにおいて雑音を抑圧する装置であって、前記通信システムは 、チャネルにおける情報フレームを用いて情報転送を行い、前記チャネルにおけ る情報フレームは、前記チャネルの雑音推定値を与える雑音を有する、装置であ って: 現在の情報フレーム(現情報フレーム)内のチャネル・エネルギを推定する手 段; 前記チャネル・エネルギの推定値に基づいて、現情報フレーム内の全チャネル ・エネルギを推定する手段; 前記チャネル・エネルギの推定値に基づいて、現情報フレームのスペクトル・ パワーを推定する手段; 前記現フレームのスペクトル・パワーの推定値に基づいて、複数の過去の情報 フレームのスペクトル・パワーを推定する手段; 前記現情報フレームのスペクトルの推定値と、前記複数の過去の情報フレーム のスペクトル・パワーの推定値との間の偏差を判定する手段;および 前記全チャネル・エネルギの推定値および判定された前記偏差に基づいて、前 記チャネルの雑音推定値を更新する手段; によって構成されることを特徴とする装置。 12.前記雑音推定値の更新に基づいて、前記チャネルの利得を修正して、雑音 抑圧された信号を生成する手段をさらに含んで構成されることを特徴とする請求 項11記載の装置。 13.前記装置は、前記雑音抑圧された信号を入力として有するスピーチ・コー ダに結合されることを特徴とする請求項11記載の装置。 14.前記装置は、通信システムの移動交換センタ(MS C),中央基地局コントローラ(CBSC),基地トランシーバ局(BTS)ま たは移動局(MS)のいずれかにあることを特徴とする請求項11記載の装置。 15.前記通信システムは、符号分割多元接続(CDMA)通信システムをさら に含んで構成されることを特徴とする請求項14記載の装置。 16.情報の複数の過去のフレームのスペクトル・パワーを推定する前記手段は 、情報の過去のフレームの指数加重に基づいて、複数の過去のフレームのスペク トル・パワーを推定する手段をさらに含んで構成されることを特徴とする請求項 11記載の装置。 17.前記情報の過去のフレームの指数加重とは、情報の現フレーム内の全チャ ネル・エネルギの推定値の関数であることを特徴とする請求項16記載の装置。 18.前記全チャネル・エネルギの推定値および前記判定された偏差に基づいて 、前記チャネルの雑音推定値を更新する前記手段は、前記全チャネル・エネルギ の推定値と第1閾値との比較および前記判定された偏差と第2閾値との比較に基 づいて、前記チャネルの雑音推定値を更新する手段をさらに含んで構成されるこ とを特徴とする請求項11記載の装置。 19.前記全チャネル・エネルギの推定値と第1閾値との比較および前記判定さ れた偏差と第2閾値との比較に基づいて、前記チャネルの雑音推定値を更新する 前記手段は、 前記全チャネル・エネルギの推定値が前記第1閾値よりも大きく、かつ前記判定 された偏差が前記第2閾値よりも小さい場合に、前記チャネルの雑音推定値を更 新する手段をさらに含んで構成されることを特徴とする請求項18記載の装置。 20.前記全チャネル・エネルギの推定値が前記第1閾値よりも大きく、かつ前 記判定された偏差が前記第2閾値よりも小さい場合に、前記チャネルの雑音推定 値を更新する前記手段は、第2の所定の数の連続したフレームが前記第1閾値よ りも小さいか等しい全チャネル・エネルギの推定値を有することなしに、前記全 チャネル・エネルギの推定値が第1の所定の数のフレームについて前記第1閾値 よりも大きい場合に、前記チャネルの雑音推定値を更新する手段をさらに含んで 構成されることを特徴とする請求項19記載の装置。 21.前記第1の所定の数のフレームは、50フレームからなることを特徴とす る請求項20記載の装置。 22.前記第2の所定の数の連続したフレームは、6フレームからなることを特 徴とする請求項20記載の装置。 23.通信システムにおいてスピーチを符号化するスピーチ・コーダであって、 前記通信システムは、チャネルにおける情報のフレームを用いてスピーチ・サン プルを転送し、前記チャネルにおける情報のフレームは雑音を有し、前記スピー チ・コーダは前記スピーチ・サンプルを入力として 有する、スピーチ・コーダであって: スピーチ・サンプルの現フレームと、スピーチ・サンプルの複数の過去のフレ ームの平均スペクトル・エネルギとの間のスペクトル・エネルギの偏差に基づい て、スピーチ・サンプルのフレーム内の雑音を抑圧し、雑音抑圧されたスピーチ ・サンプルを生成する手段;および 前記通信システムによって転送するために、前記雑音抑圧されたスピーチ・サ ンプルを符号化する手段; によって構成されることを特徴とするスピーチ・コーダ。 24.前記スピーチ・コーダは、通信システムの移動交換センタ(MSC),中 央基地局コントローラ(CBSC),基地トランシーバ局(BTS)または移動 局(MS)のいずれかにあることを特徴とする請求項23記載のスピーチ・コー ダ。 25.前記通信システムは、符号分割多元接続(CDMA)通信システムをさら に含んで構成されることを特徴とする請求項24記載のスピーチ・コーダ。 26.スピーチ・サンプルのフレーム内の雑音を抑圧する前記手段は: チャネル・エネルギの推定値に基づいて、スピーチ・サンプルの現フレーム内 の全チャネル・エネルギを推定する手段; 前記チャネル・エネルギの推定値に基づいて、スピーチ・サンプルの現フレー ムのスペクトル・パワーを推定する手 段; 前記現フレームのスペクトル・パワーの推定値に基づいて、スピーチ・サンプ ルの複数の過去のフレームのスペクトル・パワーを推定する手段; 前記現フレームのスペクトルの推定値と、前記複数の過去のフレームのスペク トル・パワーの推定値との間の偏差を判定する手段; 前記全チャネル・エネルギの推定値および前記判定された偏差に基づいて、前 記チャネルの雑音推定値を更新する手段;および 前記雑音推定値の更新に基づいて、前記チャネルの利得を修正して、雑音抑圧 されたスピーチ・サンプルを生成する手段; をさらに含んで構成されることを特徴とする請求項23記載のスピーチ・コー ダ。 27.通信システムにおいてスピーチを符号化するスピーチ・コーダであって、 前記通信システムは、チャネルにおける情報のフレームを用いてスピーチ信号を 転送し、前記チャネルにおける情報のフレームは雑音を有し、前記スピーチ・コ ーダはスピーチ信号を入力として有する、スピーチ・コーダであって: 前記スピーチ信号を含む現フレームと、スピーチ信号を含む複数の過去のフレ ームの平均スペクトル・エネルギとの間のスペクトル・エネルギの偏差に基づい て、前記スピ ーチ信号を含むフレーム内の雑音を抑圧し、雑音抑圧されたすピーチ信号を生成 する手段;および 前記通信システムによって転送するため、前記雑音抑圧されたスピーチ信号を 符号化する手段; によって構成されることを特徴とするスピーチ・コーダ。 28.前記スピーチ・コーダは、通信システムの移動交換センタ(MSC),中 央基地局コントローラ(CBSC),基地トランシーバ局(BTS)または移動 局(MS)のいずれかにあることを特徴とする請求項23記載のスピーチ・コー ダ。 29.前記通信システムは、符号分割多元接続(CDMA)通信システムをさら に含んで構成されることを特徴とする請求項28記載のスピーチ・コーダ。 30.スピーチ信号を含むフレーム内の雑音を抑圧する前記手段は: チャネル・エネルギの推定値に基づいて、スピーチ信号を含む現フレーム内の 全チャネル・エネルギを推定する手段; 前記チャネル・エネルギの推定値に基づいて、スピーチ信号を含む現フレーム のスペクトル・パワーを推定する手段; 前記現フレームのスペクトル・パワーの推定値に基づいて、スピーチ信号を含 む複数の過去のフレームのスペクトル・パワーを推定する手段; 前記現フレームのスペクトルの推定値と、前記複数の過去のフレームのスペク トル・パワーの推定値との間の偏差を判定する手段; 前記全チャネル・エネルギの推定値および前記判定された偏差に基づいて、前 記チャネルの雑音推定値を更新する手段;および 前記雑音推定値の更新に基づいて、前記チャネルの利得を修正して、雑音抑圧 されたスピーチ信号を生成する手段; をさらに含んで構成されることを特徴とする請求項27記載のスピーチ・コー ダ。 31.前記スピーチ信号は、アナログ・スピーチ信号またはデジタル・スピーチ 信号のいずれかであることを特徴とする請求項30記載のスピーチ・コーダ。
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