JPH10512315A - 安定化液体布帛柔軟剤組成物 - Google Patents
安定化液体布帛柔軟剤組成物Info
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Abstract
(57)【要約】
相分離のため不安定である濃縮液体布帛柔軟剤組成物を、水溶性ポリエステルによって安定化する。各種の布帛処理電解質を含む安定な液体組成物を提供する。エチレンジアミンジスクシネート、ジエチレントリアミンペンタアセテート、各種のアミノホスホネートなどの各種のキレート化剤を含む布帛柔軟剤組成物中に、テレフタレート−エチレンオキシド安定剤を含む組成物は、金属陽イオン、特に銅またはニッケルにさらされた布帛に柔軟性および染料色を復元させる。セルラーゼ酵素を含む組成物も開示する。
Description
【発明の詳細な説明】
安定化液体布帛柔軟剤組成物
技術分野
本発明は、比較的高濃度の電解質の存在下で安定である布帛柔軟剤組成物、お
よびそれらの製法に関する。
背景技術
液体布帛柔軟剤組成物の処方は、典型的には、有機陽イオン成分の流体担体へ
の分散および懸濁を包含する。それらの物理化学的性質のため、陽イオン柔軟剤
成分は、典型的には、流体担体中に陽荷電された小胞の形で存在する。それらの
電荷の結果、小胞は、担体に均質に分散したままになる傾向がある。
一般に水に分散された陽イオン柔軟剤約5〜10重量%を含む通常の「単一強
度」布帛柔軟剤の処方は、かなりありふれている。しかしながら、陽イオン柔軟
剤約30%までを含む現代の濃縮液体布帛柔軟剤の処方には、困難が伴う。高濃
度においては、粘度を制御することが困難であることがある。更に、通常、柔軟
剤成分以外の物質をこのような組成物に配合することが望ましい。例えば、各種
の無機電解質は、柔軟剤小胞を脱水し且つ香料を陽イオン小胞内に配合し、この
ようにして香料を安定化するために、このような組成物で約1%以下の量で常用
されている。通常、電解質1%以上の組成物への添加によって、小胞が合体し始
めさらに貯蔵時に分離し、すなわち望ましくない不均質系をもたらすことがある
ことが観察される。
更に、他の水溶性荷電電解質物質を濃縮布帛柔軟剤組成物に配合して追加の布
帛ケア上の利益を与えることが望ましいであろう。例えば、各種の抗菌剤、キレ
ート化剤などは、安定な濃縮組成物に好都合に配合できるならば、消費者に有用
であろう。しかしながら、このような成分の添加は、系に対する全電解質負荷を
更に増大させ、柔軟剤小胞の合体および分離を望ましくない程促進させる。
特定の重合体が、安定性を高めるために濃縮布帛柔軟剤組成物に配合できるこ
とが今や確認された。理論によって限定されるものではないが、このような重合
体は、どういうわけか陽イオン柔軟剤小胞を被覆するか他の方法によって陽イオ
ン柔軟剤小胞と相互作用し、それによって高いイオン強度の存在下での合体を抑
制すると推測される。系内での重合体の存在によって、バルク流体の粘度も安定
化する。安定な系は、それによって与えられる。
従って、本発明の目的は、液体担体中の陽イオン布帛柔軟剤の分散液を安定化
する手段を提供することにある。本発明の別の目的は、添加電解質を含有する安
定化陽イオン布帛柔軟剤組成物を提供することにある。本発明のなお別の目的は
、貯蔵安定であり且つ均質である濃縮布帛柔軟剤組成物を提供することにある。
これらの目的および他の目的は、下記の開示からわかるようにここで達成される
。
数種の開示の目的で各種のキレート化剤およびポリカルボキシ成分を洗濯すす
ぎ添加剤または他の製品で使用することは、米国特許第3,756,950号明
細書、米国特許第3,904,359号明細書、米国特許第3,954,630
号明細書、DE第3,312,328号明細書、EP第165,138号明細書
(1985年12月18日)、EP第168,889号明細書(1986年1月
22日)、EP第271,004号明細書(1988年6月15日)、EP第5
34,009号明細書(1993年3月31日、WO第9,306,294号明
細書)、CA第913,309号明細書(00:01:00、優先権68:8:
1 68CA−026,440)および特開平4−275956号公報に記載さ
れている。ここで使用する好ましいEDDSキレート化剤は、米国特許第4,7
04,233号明細書に記載されている。キメン(Kymene)は、米国特許第2,
926,154号明細書に開示されている。好ましい安定剤は、米国特許第4,
702,857号明細書に記載されている。方法AATCC−161−1992
「キレート化剤:金属によって生ずる分散染料色合い変化、制御」も参照。
発明の開示
本発明は、
(a)テレフタレート/アルキレンオキシド共重合体を含む安定化量の安定剤
、
(b)布帛柔軟剤(好ましくは陽イオンである)少なくとも約10重量%、
(c)全電解質約1重量%以上、および
(d)水を含む流体担体
を含むことを特徴とする組成物を包含する。
本発明の好ましい濃縮組成物は、布帛柔軟剤約15〜約35重量%および安定
剤約0.2〜約1重量%を含む。
本組成物は、水溶性無機塩からなる群から選ばれるメンバーである電解質を包
含できる。さらに電解質は、キレート化剤、強度維持剤、抗菌剤、塩素捕捉剤(
特にNH4Cl)、およびそれらの混合物からなる群から選ばれるメンバーであ
る水溶性有機化合物であることもできる。
本組成物は、セルラーゼ酵素、特にノボからのケアザイム(CAREZYME)も包含
できる。
本発明の高度に好ましい濃縮組成物は、
(a)ジメチルテレフタレート/1,2−プロピレングリコール/メチルキャ
ップ化エチレンオキシドから誘導される共重合体である安定剤約0.2〜約1重
量%、
(b)陽イオン布帛柔軟剤約20〜約30重量%、
(c)組成物の約1重量%以上の量の、CaCl2またはMgCl2、またはそ
れらの混合物、および水溶性ポリカルボキシレートまたはポリホスホネートキレ
ート化剤を含む電解質、および
(d)水を含む流体担体
を含む。
また、本発明は、水溶性ポリエステルを含む安定剤を、電解質を含有する液体
柔軟剤組成物と混合することによって電解質を含有する液体柔軟剤組成物を安定
化するための方法を包含する。
ここですべての%、比率および割合は、特に断らない限り、重量基準である。
引用するすべての文書は、関連部分を、ここに参考文献として編入する。
発明を実施するための最良の形態
本発明は、既知であり且つ工業上入手できるか、文献に記載の方法で合成でき
る成分を使用する。
安定剤−本発明で使用する安定剤(安定化剤)は、技術上認められた方法によ
って製造できる。下記にこの合成を例示する。より詳細は、1987年10月2
7日発行のゴッセリンクの米国特許第4,702,857号明細書で見出すこと
ができる。
安定剤は、(1)エチレングリコール、1,2−プロピレングリコールまたは
それらの混合物、(2)一端においてC1〜C4アルキル基でキャップ化されたポ
リエチレングリコール(PEG)、および(3)ジカルボン酸(またはそのジエ
ステル)から生成できる水溶性ポリエステルである。これらの成分のそれぞれの
量は、溶解度および安定性に関して所望の性質を有するポリエステルを製造する
ように選ばれる。
本発明のポリエステルを製造するために使用するキャップ化PEGは、典型的
には、メチルキャップ化し且つエチレンオキシドでのそれぞれのアルコールのエ
トキシ化によって生成できる。また、メチルキャップ化PEGは、ユニオン・カ
ーバイドから商品名メトキシカルボワックス(Methoxy Carbowax)で市販されて
おり且つアルドリッチ・ケミカル・カンパニーからポリ(エチレングリコール)
メチルエーテルの名称で市販されている。これらの市販のメチルキャップ化PE
Gは、分子量350(n=約7.5)、550(n=約12)、750(n=約
16)、1900(n=約43)、および5000(n=約113)を有する。
好ましくは、使用する唯一のジカルボン酸は、テレフタル酸またはそのジエス
テルである。しかしながら、微量の他の芳香族ジカルボン酸(またはそれらのジ
エステル)、または脂肪族ジカルボン酸(またはそれらのジエステル)は、安定
化性が実質上維持される程度で配合できる。使用できる他の芳香族ジカルボン酸
の例としては、イソフタル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、アントラセ
ンジカルボン酸、ビフェニルジカルボン酸、オキシジ安息香酸など、並びにこれ
らの酸の混合物が挙げられる。脂肪族ジカルボン酸としては、アジピン酸、グル
タル酸、コハク酸、トリメチルアジピン酸、ピメリン酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸、スベリン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸および/またはドデカ
ンジオン酸が使用できる。
本発明で使用するブロックポリエステルの好ましい製法は、ジカルボン酸の低
級ジアルキルエステル(メチルエステル、エチルエステル、プロピルエステルま
たはブチルエステル)の所望の混合物をグリコール(エチレングリコール、1,
2−プロピレングリコールまたはそれらの混合物)とキャップ化PEGとの混合
物と反応させることからなる。次いで、エステル交換反応で製造されるグリコー
ルエステルおよびオリゴマーは、所望度に重合する。エステル交換反応は、エス
テル交換反応に一般に使用されている反応条件に従って行うことができる。この
エステル交換反応は、通常、エステル化触媒の存在下で120℃〜220℃の温
度で行う。アルコールが生成し、一定の除去がされ、このように反応を強制的に
完了させる。反応の温度および圧力は、望ましくは、グリコールが反応混合物か
ら蒸発しないように制御する。反応を加圧下で行うならば、より高い温度を、使
用できる。
エステル交換反応に使用する触媒は、当業者に周知のものである。これらの触
媒としては、アルキルおよびアルカリ土類金属、例えば、リチウム、ナトリウム
、カルシウム、およびマグネシウム、並びに遷移および第IIB族金属、例えば、
アンチモン、マンガン、コバルト、および亜鉛(通常それぞれの酸化物、炭酸塩
および酢酸塩として)が挙げられる。典型的には、三酸化アンチモンおよび酢酸
カルシウムが使用される。
エステル交換反応の程度は、高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)また
は他の好適な方法によって測定する場合にアルコールの遊離量または反応混合物
中の二塩基酸のジアルキルエステルの消失によって測定できる。エステル交換反
応は、望ましくは、90%より高く完成させられる。95%より高い完成は、重
合工程で得られる昇華物の量を減少するために好ましい。
エステル交換反応が完了した時に、グリセロールエステル生成物を次いで重合
させてポリエステルを製造する。所望の重合度は、HPLCおよび13C−NMR
分析によって測定できる。商業的な方法の場合には、重合反応は、通常、触媒の
存在下で約200℃〜約280℃の温度で行う。より高い温度を、使用できるが
、より暗色の生成物を製造する傾向がある。重合工程に有用な触媒の例としては
、三酸化アンチモン、二酸化ゲルマニウム、チタンアルコキシド、水和五酸化ア
ンチモン、およびエステル交換触媒、例えば、亜鉛、コバルトおよびマンガンの
塩が挙げられる。過剰のグリコールおよび反応時に遊離された他の揮発物は、ゴ
ッセリンクによって記載のように真空下に除去する。
ここで使用するのに好ましい得られた重合体物質は、式
〔式中、R2は1,2−プロピレン(好ましい)、エチレン、またはそれらの混
合物からなる群から選ばれ、各XはC1−C4アルキル(好ましくはメチル)であ
り、各nは約12〜約43であり、uは約3〜約10である〕
で表わしてもよい。
本組成物の貯蔵安定性は、単純な目視試験によって評価できる。組成物を調製
し、透明な容器に入れ、所望の温度で乱さずに放置させる。布帛柔軟剤の小胞が
水性担体より軽いことによる容器の底での比較的透明な相の形成は、安定性にお
ける問題を意味するであろう。本法で調製された安定な組成物は、温度によるが
、このような試験に数週間または数ケ月さえ耐えるであろう。逆に、不安定な組
成物は、通常、多少の日数ほどまたはそれ以下で相分離を示すであろう。或いは
、安定性は、貯蔵後の粘度の変化を測定することによって評価できる。
安定剤重合体は、「安定化量」、即ち、前記相分離並びに完成品での許容でき
ない粘度シフトを防止するのに十分な量でここで使用される。この量は、陽イオ
ン布帛柔軟剤の量、電解質の量、完成品中の陽イオン布帛柔軟剤の量および電解
質の量、選ばれる電解質および特定の安定剤重合体の種類に応じて若干変化でき
る。この後者の点を例示するために、ゴッセリンクの方法で製造され且つ約3個
のテレフタレート単位および約40個以下のエチレンオキシド単位を有するポリ
エステル安定剤は、約5個のテレフタレート単位および40個のEO単位を含む
ものより若干それほど有効ではない。従って、若干高濃度のそれほど有効ではな
い安定剤は、好ましい安定剤によって与えられる同じ安定性上の利益を達成する
ために所定の状況下で使用しなければならないであろう。
完成組成物の安定性は、電解質または存在してもよい他のイオン添加剤の種類
によって若干影響されることもある。しかしながら、このことは、安定剤重合体
の量を調整することによって慣例的に説明できる。下記のことは、このことをよ
り詳細に例示する。安定化すべき組成物は、エチルジメチルアンモニウムクロリ
ドのジタローアルキルエステル26%(重量)および示す各種のイオン添加剤を
含む。組成物を安定化するために必要とされる好ましい5テレフタレート/40
EOポリエステルの量は、表1に示す。
安定剤は、典型的には、本組成物の約0.1〜約1.5重量%を占めるであろ
う。組成物は、貯蔵時に安定であり且つポリエステル+他の成分の量は典型的に
は経時的に安定なままである約30cps〜約80cpsの範囲内の好ましい粘
度を与えるのに十分である(ブルックフィールドLVT粘度計、スピンドル#2
、60rpm、室温約25℃)。
布帛柔軟剤/帯電防止剤−本発明の組成物および方法は、追加の布帛ケア上の
利益を与えるために1種以上の布帛柔軟剤または帯電防止剤も含有する。このよ
うな成分は、典型的には、本組成物の約10重量%以上約35重量%までを占め
るであろう。本発明の組成物で使用すべき好ましい布帛柔軟剤は、以下の式(I)
または(II)
または
〔式中、Qは−O−C(O)−または−C(O)−O−または−O−C(O)−
O−または−NR4−C(O)−または−C(O)−NR4−またはそれらの混合
物、例えば、同じ分子上でアミド置換基およびエステル置換基であり、
R1は(CH2)n−Q−T2またはT3であり、
R2は(CH2)m−Q−T4またはT5またはR3であり、
R3はC1〜C4アルキルまたはC1〜C4ヒドロキシアルキルまたはHであり、
R4はHまたはC1〜C4またはC1〜C4ヒドロキシアルキルであり、
T1、T2、T3、T4、T5は同じか異なるC11〜C22アルキルまたはアルケニ
ルであり、nおよびmは1〜4の整数であり、
X-は柔軟剤相容性陰イオンである〕
を有する第四級アンモニウム化合物またはアミン前駆物質である。
アルキルまたはアルケニル鎖T1、T2、T3、T4、T5は、少なくとも11個
の炭素原子、好ましくは少なくとも16個の炭素原子を有していなければならな
い。鎖は、直鎖または分枝であってもよい。
タローは、好都合な安価な長鎖アルキル/アルケニル物質源である。T1、T2
、T3、T4、T5がタローに特有の長鎖物質の混合物を表わす化合物は、特に好
ましい。
本発明の水性布帛柔軟化組成物で使用するのに好適な第四級アンモニウム化合
物の特定例としては、
(1)N,N−ジ(タローイル−オキシ−エチル)−N,N−ジメチルアンモ
ニウムクロリド、
(2)N,N−ジ(タローイル−オキシ−エチル)−N−メチル−N−(2−
ヒドロキシエチル)アンモニウムクロリドまたはその対応アミド〔バリソフト(
VARISOFT)222として入手可能〕、
(3)N,N−ジ(2−タローイルオキシ−2−オキソ−エチル)−N,N−
ジメチルアンモニウムクロリド、
(4)N,N−ジ(2−タローイルオキシエチルカルボニルオキシエチル)−
N,N−ジメチルアンモニウムクロリド、
(5)N−(2−タローオイルオキシ−2−エチル)−N−(タローイルオキ
シ−2−オキソ−エチル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド、
(6)N,N,N−トリ(タローイル−オキシ−エチル)−N−メチルアンモ
ニウムクロリド、
(7)N−(2−タローイルオキシ−2−オキソエチル)−N−(タローイル
−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド、および
(8)1,2−ジタローイルオキシ−3−トリメチルアンモニオプロパンクロ
リド、
および前記物質のいずれかのものの混合物
が挙げられる。
これらのうち、化合物1〜7は、式(I)の化合物の例であり、化合物8は、
式(II)の化合物である。
タロー鎖が少なくとも部分的に不飽和であるN,N−ジ(タローオイル−オキ
シ−エチル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロリドが、特に好ましい。
タロー鎖の不飽和の量は、対応脂肪酸のヨウ素価(IV)によって測定でき、
本件においては好ましくは5〜100の範囲内であるべきであり、2カテゴリー
の化合物が区別され、IV25以下または25より大きいIVを有する。
事実、IV5〜25、好ましくは15〜20を有するタロー脂肪酸から生成さ
れる式(I)の化合物の場合には、シス/トランス異性体重量比約30/70以
上、好ましくは約50/50以上、より好ましくは約70〜30以上が最適の濃
縮性を与えることが見出された。
25より大きいIVを有するタロー脂肪酸から生成される式(I)の化合物の
場合には、非常に高い濃度が必要とされない限り、シス異性体対トランス異性体
の比率は、余り重要ではないことが見出された。
式(I)および(II)の好適な第四級アンモニウム化合物の他の例は、例えば
、
(1)前記化合物中の「タロー」を、例えば、ココ、パーム、ラウリル、オレ
イル、リシノオレイル、ステアリル、パルミチルなどに取り替え(前記脂肪アシ
ル鎖は完全に飽和または好ましくは少なくとも部分的に不飽和のいずれかである
)、
(2)前記化合物の「メチル」をエチル、エトキシ、プロピル、プロポキシ、
イソプロピル、ブチル、イソブチルまたはt−ブチルに取り替え、
(3)前記化合物中の「クロリド」をブロミド、メチルサルフェート、ホルメ
ート、サルフェート、ニトレートなどに取り替える
ことによって得られる。
事実、陰イオンは、単に、正荷電した第四級アンモニウム化合物の対イオンと
して存在する。対イオンの性状は、本発明の実施に全く臨界的ではない。
「それらのアミン前駆物質」とは、前記第四級アンモニウム化合物に対応する
第二級または第三級アミンを意味する(前記アミンは請求の範囲に記載されたp
H値のため本組成物で実質上プロトン化される)。
本発明の第四級アンモニウムまたはアミン前駆物質化合物は、希釈できる(活
性成分の好ましい量は約5%〜約15%である)か濃縮でき(活性成分の好まし
い量は約15%〜約50%、最も好ましくは約15%〜約35%である)組成物
実施物に応じて本組成物の約1%〜約80%の量で存在する。
前の布帛柔軟剤の多くの場合には、本組成物のpHは、本発明の必須のパラメ
ーターである。事実、pHは、第四級アンモニウムまたはアミン前駆物質化合物
の安定性およびセルラーゼの安定性(とくに長期貯蔵条件下で)に影響を及ぼす
。
本文脈で定義するようなpHは、20℃でニート(neat)組成物中、または超
遠心分離による分散相の分離後の連続相中で測定する。エステル結合を有する柔
軟剤を含む組成物の最適の加水分解安定性の場合には、前記条件下で測定するニ
ートpHは、約2.0〜約4.5、好ましくは約2.0〜約3.5の範囲内でな
ければならない。本発明のこのような組成物のpHは、ブレンステッド酸の添加
によって調整できる。非エステル柔軟剤の場合には、pHは、より高く、典型的
には3.5〜8.0の範囲内であることができる。
好適な酸の例としては、無機鉱酸、カルボン酸、特に低分子量(C1〜C5)
カルボン酸、およびアルキルスルホン酸が挙げられる。好適な無機酸としては、
HCl、H2SO4、HNO3およびH3PO4が挙げられる。好適な有機酸として
は、ギ酸、酢酸、クエン酸、メチルスルホン酸およびエチルスルホン酸が挙げら
れる。好ましい酸は、クエン酸、塩酸、リン酸、ギ酸、メチルスルホン酸、およ
び安息香酸である。
本発明の組成物でも有用な柔軟剤は、非イオン布帛柔軟剤物質(好ましくは陽
イオン柔軟剤との組み合わせで)である。典型的には、このような非イオン布帛
柔軟剤物質は、HLB約2〜約9、より典型的には約3〜約7を有する。このよ
うな非イオン布帛柔軟剤物質は、それらだけまたは以下に詳細に記載の他の物質
、例えば、単一長鎖アルキル陽イオン界面活性剤と組み合わせた時に容易に分散
される傾向がある。分散性は、より多い単一長鎖アルキル陽イオン界面活性剤、
後述のような他の物質との混合物、より熱い湯の使用および/またはより多く攪
拌することによって改善できる。一般に、選ばれる物質は、比較的結晶性であり
、高い融点を有し(例えば、>40℃)且つ比較的水不溶性であるべきである。
本組成物中の任意の非イオン柔軟剤の量は、典型的には、約0.1%〜約10
%、好ましくは約1%〜約5%である。
好ましい非イオン柔軟剤は、多価アルコールまたはそれらの無水物の脂肪酸部
分エステル(アルコールまたは無水物は2〜18個、好ましくは2〜8個の炭素
原子を有し且つ各脂肪酸部分は12〜30個、好ましくは16〜20個の炭素原
子を有する)である。典型的には、このような柔軟剤は、1分子当たり1〜3個
、好ましくは1〜2個の脂肪酸基を含有する。
エステルの多価アルコール部分は、エチレングリコール、グリセロール、ポリ
(例えば、ジ−、トリ−、テトラ、ペンタ−および/またはヘキサ−)グリセロ
ール、キシリトール、スクロース、エリトリトール、ペンタエリトリトール、ソ
ルビトールまたはソルビタンであることができる。ソルビタンエステルおよびポ
リグリセロールモノステアレートが、特に好ましい。
エステルの脂肪酸部分は、通常、炭素数12〜30、好ましくは16〜20の
脂肪酸から誘導され、前記脂肪酸の典型例はラウリン酸、ミリスチン酸、パルミ
チン酸、ステアリン酸およびベヘン酸である。
本発明で使用するための高度に好ましい任意の非イオン柔軟剤は、ソルビトー
ルのエステル化脱水生成物であるソルビタンエステル、およびグリセロールエス
テルである。
市販のソルビタンモノステアレートが、好適な物質である。ステアレート/パ
ルミテート重量比約10:1から約1:10を有するソルビタンステアレートと
ソルビタンパルミテートとの混合物、および1,5−ソルビタンエステルも、有
用である。
グリセロールエステルおよびポリグリセロールエステル、特にグリセロール、
ジグリセロール、トリグリセロールおよびポリグリセロールのモノ−および/ま
たはジ−エステルは、ここで好ましい〔例えば、ラジアサーフ(Radiasurf)7
248の商品名を有するポリグリセロールモノステアレート〕。
有用なグリセロールエステルおよびポリグリセロールエステルとしては、ステ
アリン酸、オレイン酸、パルミチン酸、ラウリン酸、イソステアリン酸、ミリス
チン酸および/またはベヘン酸とのモノエステルおよびステアリン酸、オレイン
酸、パルミチン酸、ラウリン酸、イソステアリン酸、ベヘン酸および/またはミ
リスチン酸のジエステルが挙げられる。典型的なモノエステルは、若干のジエス
テルおよびトリエステルなどを含有することが理解される。
「グリセロースエステル」は、ポリグリセロールエステル、例えば、ジグリセ
ロールエステルからオクタグリセロールエステルも包含する。ポリグリセロール
ポリオールは、グリセリンまたはエピクロロヒドリンを一緒に縮合してエーテル
結合によってグリセロール部分を結合することによって製造する。ポリグリセロ
ールポリオールのモノエステルおよび/またはジエステルが好ましく、脂肪アシ
ル基は典型的にはソルビタンおよびグリセロールエステルについて前に記載した
ものである。
ここで有用な追加の布帛柔軟剤は、トーン・トリン、エロール・エイッチ・ウ
ォール、ドナルド・エム・スワートリーおよびロナルド・エル・ヘミングウェイ
の氏名で1987年4月28日発行の米国特許第4,661,269号明細書、
1984年3月27日発行のバーンズの米国特許第4,439,335号明細書
およびエドワーズおよびディールの米国特許第3,861,870号明細書、キ
ャンバーの米国特許第4,308,151号明細書、バーナーディノの米国特許
第3,886,075号明細書、デービスの米国特許第4,233,164号明
細書、バーブルゲンの米国特許第4,401,578号明細書、ビーセマおよび
リッケの米国特許第3,974,076号明細書およびルドキン、クリントおよ
びヤングの米国特許第4,237,016号明細書(前記特許のすべてをここに
参考文献として編入)に記載されている。
例えば、ここで有用な好適な布帛柔軟剤は、下記の布帛柔軟剤の1つ、2つま
たはすべて3つからなっていてもよい。
(a)ヒドロキシアルキルアルキレンジアミンおよびジアルキレントリアミン
およびそれらの混合物からなる群から選ばれるポリアミンと高級脂肪酸との反応
生成物(好ましくは約10%〜約80%)、および/または
(b)1個のみの長鎖非環式脂肪族C15〜C22炭化水素基を含有する陽イオン
窒素含有塩(好ましくは約3%〜約40%)、および/または
(c)2個以上の長鎖非環式脂肪族C15〜C22炭化水素基または1個の前記基
および1個のアリールアルキル基を有する陽イオン窒素含有塩(好ましくは約1
0%〜約80%)
(前記(a)、(b)および(c)の好ましい%は本発明の組成物の布帛柔軟剤
成分の重量基準である)。
下記のものは、前の(a)、(b)、および(c)柔軟剤成分の一般的説明(
例示するが本発明を限定するものではない或る特定の例を含めて)である。
成分(a): 本発明の柔軟剤(活性成分)は、高級脂肪酸と、ヒドロキシア
ルキルアルキレンジアミンおよびジアルキレントリアミンおよびそれらの混合物
からなる群から選ばれるポリアミンとの反応生成物であってもよい。これらの反
応生成物は、ポリアミンの多官能構造に鑑みて数種の化合物の混合物である。
好ましい成分(a)は、反応生成物混合物または混合物の若干の所定の成分か
らなる群から選ばれる窒素含有化合物である。より詳細には、好ましい成分(a
)は、下記のものからなる群から選ばれる化合物である。
(i)分子比率約2:1の高級脂肪酸とヒドロキシアルキルアルキレンジアミ
ンとの反応生成物〔該反応生成物は式
(式中、各R1は非環式脂肪族C15〜C21炭化水素基であり、R2およびR3は二
価C1〜C3アルキレン基である)
の化合物を有する組成物を含有する〕、
(ii)式
(式中、R1およびR2は上のように定義する)
を有する置換イミダゾリン化合物、
(iii)式
(式中、R1およびR2は上のように定義する)
を有する置換イミダゾリン化合物、
(iv)分子比率約2:1の高級脂肪酸とジアルキレントリアミンとの反応生成物
〔該反応生成物は式
(式中、R1、R2およびR3は上のように定義する)
の化合物を有する組成物を含有する〕、および
(v)式
(式中、R1およびR2は上のように定義する)
を有する置換イミダゾリン化合物、および
(vi)それらの混合物。
成分(a)(i)は、マゼール・ケミカルズによって販売されているマズアミ
脂肪酸は水素添加タロー脂肪酸であり、且つヒドロキシアルキルアルキレンジア
ミンはN−2−ヒドロキシエチルエチレンジアミンであり、R1は脂肪族C15〜
C17炭化水素基であり、R2およびR3は二価エチレン基である。
成分(a)(ii)の一例は、R1が脂肪族C17炭化水素基、R2が二価エチレン
基であるステアリン酸ヒドロキシエチルイミダゾリンである。この化学薬品は、
アルカリル・ケミカルズ・インコーポレーテッドにより商品名アルカジン
成分(a)(iv)の一例は、R1が脂肪族C15〜C17炭化水素基、R2およびR3
が二価エチレン基であるN,N″−ジタローアルコイルジエチレントリアミン
である。
成分(a)(v)の一例は、R1が脂肪族C15〜C17炭化水素基、R2が二価エ
チレン基である1−タローアミドエチル−2−タローイミダゾリンである。
成分(a)(iii)および(a)(v)は、最終組成物のpHが約5以下である
ならば、pKa値約4以下を有するブレンステッド酸分散助剤に先ず分散するこ
ともできる。若干の好ましい分散助剤は、塩酸、リン酸、またはメチルスルホン
酸である。
N,N″−ジタローアルコイルジエチレントリアミンと1−タロー(アミドエ
チル)−2−タローイミダゾリンとの両方とも、タロー脂肪酸とジエチレントリ
アミンとの反応生成物であり、且つ陽イオン布帛柔軟剤メチル−1−タローアミ
ドエチル−2−タローイミダゾリニウムメチルサルフェートの前駆物質である
(「布帛柔軟剤としての陽イオン界面活性剤」R.R.エガン、ジャーナル・オ
ブ・ジ・アメリカン・オイル・ケミスツ・ソサエティー、1978年1月、第1
18頁〜第121頁参照)。N,N″−ジタローアルコイルジエチレントリアミ
ンおよび1−タローアミドエチル−2−タローイミダゾリンは、ウィトコ・ケミ
カル・カンパニーから実験化学薬品として得ることができる。メチル−1−タロ
ーアミドエチル−2−タローイミダゾリニウムメチルサルフェートは、ウィ
販売されている。
成分(b): 好ましい成分(b)は、下記のものからなる群から選ばれる1
個の長鎖非環式脂肪族C15〜C22炭化水素基を含有する陽イオン窒素含有塩であ
る。
(i)式
(式中、R4は非環式脂肪族C15〜C22炭化水素基であり、R5およびR6はC1〜
C4飽和アルキルまたはヒドロキシアルキル基であり、A-は陰イオンである)
を有する非環式第四級アンモニウム塩、
(ii)式
(式中、R1は非環式脂肪族C15〜C21炭化水素基であり、R7は水素またはC1
〜C4飽和アルキルまたはヒドロキシアルキル基であり、A-は陰イオンである)
を有する置換イミダゾリニウム塩、
(iii)式
(式中、R2は二価C1〜C3アルキレン基であり、R1、R5およびA-は上に定義
の通りである)
を有する置換イミダゾリニウム塩、
(iv)式
(式中、R4は非環式脂肪族C16〜C22炭化水素基であり、A-は陰イオンである
)
を有するアルキルピリジニウム塩、および
(v)式
(式中、R1は非環式脂肪族C15〜C21炭化水素基であり、R2は二価C1〜C3ア
ルキレン基であり、A-はイオン基である)
を有するアルカンアミドアルキレンピリジニウム塩、
(vi)式
〔(R)3−N+−(CH2)n−Y−R2〕A-
〔式中、各Yは−O−(O)C−、または−C(O)−O−であり、
各nは1〜4であり、
各R置換基は短鎖C1〜C6、好ましくはC1〜C3アルキルまたはヒドロキシア
ルキル基、例えば、メチル(最も好ましい)、エチル、プロピル、ヒドロキシエ
チルなど、ベンジルまたはそれらの混合物であり、
R2はC10〜C22ヒドロカルビル、または置換ヒドロカルビル置換基、好まし
くはC12〜C19アルキルおよび/またはアルケニル、最も好ましくはC12〜C18
直鎖アルキルおよび/またはアルケニルであり(短鎖は処方物でより安定である
)、対イオンA-は柔軟剤相容性陰イオン、例えば、クロリド、ブロミド、メチ
ルサルフェート、ホルメート、サルフェート、ニトレートなどであることができ
る〕を有するモノエステル第四級アンモニウム化合物、および(vii)それらの混
合物。
成分(b)(i)の例は、モノアルキルトリメチルアンモニウム塩、例えば、
それぞれシェレックス・ケミカル・カンパニーによって商品名アドゲン
415で販売されているモノタロートリメチルアンモニウムクロリド、モノ(水
素添加タロー)トリメチルアンモニウムクロリド、パルミチルトリメチルアンモ
ニウムクロリドおよびソーヤトリメチルアンモニウムクロリドである。これらの
塩においては、R4は、非環式脂肪族C16〜C18炭化水素基であり、R5およびR6
はメチル基である。モノ(水素添加タロー)トリメチルアンモニウムクロリ
ドおよびモノタロートリメチルアンモニウムクロリドが、好ましい。
成分(b)(i)の他の例は、R4がC22炭化水素基であるベヘニルトリメチ
ルアンモニウムクロリド〔ウィトコ・ケミカル・コーポレーションのハムコ・ケ
販売されている〕、R4がC16〜C18炭化水素基、R5がメチル基、R6がエチル
基、A-がエチルサルフェート陰イオンであるソーヤジメチルエチルアンモニウ
ムエチルサルフェート〔ジョルダン・ケミカル・カンパニーによって商品名ジ
炭化水素基、R5が2−ヒドロキシエチル基、R6がメチル基であるメチル−ビス
(2−ヒドロキシエチル)オクタデシルアンモニウムクロリド〔アルマック・
る。
成分(b)(iii)の例は、R1がC17炭化水素基、R2がエチレン基、R5がエチ
ル基、A-がエチルサルフェート陰イオンである1−エチル−1−(2−ヒドロ
キシエチル)−2−イソヘプタデシルイミダゾリニウムエチルサルフェートであ
る。それはモナ・インダストリーズ・インコーポレーテッドから商品名モナ
成分(b)(vi)の例は、モノ(タローオイルオキシエチル)ヒドロキシエチ
ルジメチルアンモニウムクロリド、即ち、タロー脂肪酸とジ(ヒドロキシエチル
)ジメチルアンモニウムクロリドとのモノエステル、タロー脂肪酸とジ(ヒドロ
キシエチル)ジメチルアンモニウムクロリドとのジエステルの製法における副生
物、即ち、ジ(タローオイルオキシエチル)ジメチルアンモニウムクロリド、(
c)(vii)成分(下文参照)である。
成分(c): 単独または混合物の一部分として使用できる2個以上の長鎖非
環式脂肪族C15〜C22炭化水素基を有するか1個の前記基および1個のアリール
アルキル基を有する好ましい陽イオン窒素含有塩は、下記のものからなる群から
選ばれる。
(i)式
(式中、R4は非環式脂肪族C15〜C22炭化水素基であり、R5はC1〜C4飽和ア
ルキルまたはヒドロキシアルキル基であり、R8はR4およびR5基からなる群か
ら選ばれ、A-は上に定義の陰イオンである)
を有する非環式第四級アンモニウム塩、
(ii)式
(式中、R1は非環式脂肪族C15〜C21炭化水素基であり、R2は炭素数1〜3の
二価のアルキレン基であり、R5およびR9はC1〜C4飽和アルキルまたはヒドロ
キシアルキル基であり、A-は陰イオンである)
を有するジアミド第四級アンモニウム塩、
(iii)式
(式中、nは1〜約5に等しく、R1、R2、R5およびA-は上に定義の通りであ
る)
を有するジアミノアルコキシ化第四級アンモニウム塩、
(iv)式
(式中、R4は非環式脂肪族C15〜C22炭化水素基であり、R5はC1〜C4飽和ア
ルキルまたはヒドロキシアルキル基であり、A-は陰イオンである)
を有する第四級アンモニウム化合物、
(v)式
(式中、R1は非環式脂肪族C15〜C21炭化水素基であり、R2は炭素数1〜3の
二価のアルキレン基であり、R5およびA-は上に定義の通りである)
を有する置換イミダゾリニウム塩、および
(vi)式
(式中、R1、R2およびA-は上に定義の通りである)
を有する置換イミダゾリニウム塩、
(vii)式
(R)4-m−N+−〔(CH2)n−Y−R2〕mA-
〔式中、各Yは−O−(O)C−、または−C(O)−O−であり、
mは2または3であり、
各nは1〜4であり、
各R置換基は短鎖C1〜C6、好ましくは C1〜C3アルキルまたはヒドロキシ
アルキル基、例えば、メチル(最も好ましい)、エチル、プロピル、ヒドロキシ
エチルなど、ベンジルまたはそれらの混合物であり、
各R2は長鎖C10〜C22ヒドロカルビル、または置換ヒドロカルビル置換基、
好ましくはC15〜C19アルキルおよび/またはアルケニル、最も好ましくはC15
〜C18直鎖アルキルおよび/またはアルケニルであり、
対イオンA-は柔軟剤相容性陰イオン、例えば、クロリド、ブロミド、メチル
サルフェート、ホルメート、サルフェート、ニトレートなどであることができる
〕を有するジエステル第四級アンモニウム(DEQA)化合物、および(viii)そ
れらの混合物。
成分(c)(i)の例は、周知のジアルキルジメチルアンモニウム塩、例えば
、ジタロージメチルアンモニウムクロリド、ジタロージメチルアンモニウムメチ
ルサルフェート、ジ(水素添加タロー)ジメチルアンモニウムクロリド、ジステ
アリルジメチルアンモニウムクロリド、ジベヘニルジメチルアンモニウムクロリ
ドである。ジ(水素添加タロー)ジメチルアンモニウムクロリドおよびジタロー
ジメチルアンモニウムクロリドが、好ましい。本発明で使用できる市販のジアル
キルジメチルアンモニウム塩の例は、ジ(水素添加タロー)ジメチルアンモニウ
ム
パニーから入手できる)である。R4が非環式脂肪族C22炭化水素基であるジベ
ヘニルジメチルアンモニウムクロリドは、ウィトコ・ケミカル・コーポレーショ
ンのハムコ・ケミカル・ディビジョンによって商品名ケマミンQ−2802Cで
販売されている。
成分(c)(ii)の例は、R1が非環式脂肪族C15〜C17炭化水素基、R2がエ
チレン基、R5がメチル基、R9がヒドロキシアルキル基、A-がメチルサルフェ
ート陰イオンであるメチルビス(タローアミドエチル)(2−ヒドロキシエチル
)アンモニウムメチルサルフェートおよびメチルビス(水素添加タローアミドエ
チル)(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムメチルサルフェートである。これ
らの物質は、ウィトコ・ケミカル・カンパニーからそれぞれ商品名バリソフ
成分(c)(iv)の一例は、R4が非環式脂肪族C18炭化水素基、R5がメチル
基、A-が塩化物陰イオンであるジメチルステアリルベンジルアンモニウムクロ
リドであり、且つウィトコ・ケミカル・カンパニーによって商品名バリソフ
成分(c)(v)の例は、R1が非環式脂肪族C15〜C17炭化水素基、R2がエ
チレン基、R5がメチル基、A-が塩化物陰イオンである1−メチル−1−タロー
アミドエチル−2−タローイミダリニウムメチルサルフェートおよび1−メチル
−1−(水素添加タローアミドエチル)−2−(水素添加タロー)イミダゾリニ
ウムメチルサルフェートである。それらは、ウィトコ・ケミカル・カンパニ
売されている。
(c)(vii)の場合には、R2基が基本的に疎水特性を維持する限りは、前記置
換基RおよびR2は、場合によってアルコキシル、ヒドロキシル基などの各種の
基で置換でき且つ/または飽和、不飽和、直鎖および/または分枝であることが
できることが理解されるであろう。好ましい柔軟化化合物、例えば、成分(c)(v
ii)におけるものは、生分解性である。これらの好ましい化合物は、広く使用さ
れている布帛柔軟剤であるジタロージメチルアンモニウムクロリド(DTDMA
C)のジエステル変形物であるとみなすことができる。
下記のものは、(c)(vii)の非限定例である(すべての長鎖アルキル置換基
は直鎖である)。
〔CH3〕2 +N〔CH2CH2OC(O)R2〕2Cl-
〔HOCH(CH3)CH2〕〔CH3〕+N〔CH2CH2OC(O)C15H31〕2
Br
〔C2H5〕2 +N〔CH2CH2OC(O)C17H35〕2Cl-
〔CH3〕〔C2H5〕+N〔CH2CH2OC(O)C13H27〕2I-
〔C3H7〕〔C2H5〕+N〔CH2CH2OC(O)C15H31〕2−SO4CH3
〔CH2CH2OH〕〔CH3〕+N〔CH2CH2OC(O)R2〕2Cl-
(式中、−C(O)R2は軟質タローおよび/または硬化タロー脂肪酸に由来す
る)。
軟質および/または硬化タロー脂肪酸とジ(ヒドロキシエチル)ジメチルアンモ
ニウムクロリドとのジエステル〔ジ(タローオイルオキシエチル)ジメチルアン
モニウムクロリドとも呼ばれる〕が、特に好ましい。
前記化合物(ジエステル)のいくつかが若干加水分解に不安定であるので、本
発明の組成物を処方するために使用する時には、むしろ注意深く取り扱うべきで
ある。例えば、本発明の安定な液体組成物は、pH約2〜約5、好ましくは約2
〜約4.5、より好ましくは約2〜約4で処方する。pHは、ブレンステッド酸
の添加によって調整できる。ジエステル第四級アンモニウム布帛柔軟化化合物を
含有する安定な柔軟剤組成物を調製するためのpHの範囲は、1988年8月3
0日発行のストラートフおよびコニッグの米国特許第4,767,547号明細
書(ここに参考文献として編入)に開示されている。
(c)(vii)のジエステル第四級アンモニウム布帛柔軟化化合物(DEQA)
は、一般式
(式中、各R、R2およびA-は、前と同じ意味を有する)
を有することもできる。このような化合物としては、式
[CH3]3 +N[CH2CH(CH2OC(O)R2)OC(O)R2]Cl-
(式中、−OC(O)R2は軟質タローおよび/または硬化タロー脂肪酸に由来
する)
を有するものが挙げられる。
好ましくは、各Rは、メチルまたはエチル基であり、好ましくは各R2はC15
〜C19の範囲内である。分枝度、置換度および/または非飽和は、アルキル鎖に
存在できる。分子中の陰イオンA-は、好ましくは、強酸の陰イオンであり、例
えば、クロリド、ブロミド、サルフェートおよびメチルサルフェートであること
ができる。陰イオンは、二重電荷を担持でき、この場合にはA-は基の半分を表
わす。これらの化合物は、一般に、安定な濃縮液体組成物として処方することが
より困難である。
これらの種類の化合物およびその一般的な製法は、1979年1月30日発行
のナイク等の米国特許第4,137,180号明細書(ここに参考文献として編
入)に開示されている。
好ましい組成物は、本発明の組成物の布帛柔軟化成分の約10〜約80重量%
の量の成分(a)、約3〜約40重量%の量の成分(b)および約10〜約80
重量%の量の成分(c)を含有する。より好ましい組成物は、(i)ジ(水素添
加タロー)ジメチルアンモニウムクロリド、(v)メチル−1−タローアミドエ
チル−2−タローイミダゾリニウムメチルサルフェート、(vii)ジタローイルエ
タノールエステルジメチルアンモニウムクロリド、およびそれらの混合物からな
る群から選ばれる成分(c)を含有する。
一層好ましい組成物は、成分(a):水素添加タロー脂肪酸約2モルとN−2
−ヒドロキシエチルエチレンジアミン約1モルとの反応生成物(本発明の組成物
の布帛柔軟化成分の約20〜約70重量%の量で存在)、成分(b):本発明の
組成物の布帛柔軟化成分の約3〜約30重量%の量で存在するモノ(水素添加タ
ロー)トリメチルアンモニウムクロリド、成分(c):ジ(水素添加タロー)ジ
メチルアンモニウムクロリド、ジタロージメチルアンモニウムクロリド、メチル
−1−タローアミドエチル−2−タローイミダゾリニウムメチルサルフェート、
ジエタノールエステルジメチルアンモニウムクロリドおよびそれらの混合物から
なる群から選ばれるもの(前記成分(c)は本発明の組成物の布帛柔軟化成分の
約20〜約60重量%の量で存在し、前記ジ(水素添加タロー)ジメチルアンモ
ニウムクロリド対前記メチル−1−タローアミドエチル−2−タローイミダゾリ
ニウムメチルサルフェートの重量比は約2:1から約6:1である)である。
前記の個々の成分、特にI(c)のもの(例えば、ジタロージメチルアンモニ
ウムクロリドまたはジタローイルエタノールエステルジメチルアンモニウムクロ
リド)は、個々にも使用できる。
前記陽イオン窒素含有塩においては、陰イオンA-は、電荷中性を与える。最
もしばしば、これらの塩中で電荷中性を与えるために使用する陰イオンは、ハラ
イド、例えば、クロリドまたはブロミドである。しかしながら、他の陰イオン、
例えば、メチルサルフェート、エチルサルフェート、ヒドロキシド、アセテート
、ホルメート、サイトレート、サルフェート、カーボネートなどは、使用できる
。クロリドおよびメチルサルフェートが、本発明で陰イオンA-として好ましい
。布帛柔軟剤は、通常の高剪断ミル処理装置を使用してミル処理して、完成品中
の小胞サイズの減少のため製品安定性および柔軟化効能を更に増大させることが
ある。1μm以下のミル処理粒子が、好ましい。
キレート化剤−本発明の安定化組成物および方法は、好ましくは、1種以上の
銅および/またはニッケルキレート化剤(「キレーター」)を使用する。このよ
うな水溶性キレート化剤は、以下に定義のようなアミノカルボキシレート、アミ
ノホスホネート、多官能置換芳香族キレート化剤およびそれらの混合物からなる
群から選ぶことができる。理論によって制限しようとはせずに、これらの物質の
利益は、一部分、可溶性キレートの生成によって銅およびニッケルイオンをすす
ぎ液から除去する格別の能力によると考えられる。驚異的なことに、また、これ
らのキレート化剤は、洗濯法で銅またはニッケル陽イオン(または他の陽イオン
、例えば、マンガン、鉄または遷移金属)との相互作用によって既に望ましくな
い程影響されている布帛上で染料および光学増白剤と相互作用するらしい(付随
の色変化および/またはくすんだくすんだ色への影響がある)。キレート化剤と
の接触によって、このような影響を及ぼされた布帛の白色度および/または増白
は、実質上改善されるか復元される。
本発明のキレート化剤として有用なアミノカルボキシレートとしては、エチレ
ンジアミンテトラアセテート(EDTA)、N−ヒドロキシエチルエチレンジア
ミントリアセテート、ニトリロトリアセテート(NTA)、エチレンジアミンテ
トラプロピオネート、エチレンジアミン−N,N′−ジグルタメート、2−ヒド
ロキシプロピレンジアミン−N,N′−ジスクシネート、トリエチレンテトラア
ミンヘキサアセテート、ジエチレントリアミンペンタアセテート(DETPA)
、およびエタノールジグリシン、例えば、それらのアルカリ金属塩、アンモニウ
ム塩、置換アンモニウム塩などの水溶性塩およびそれらの混合物が挙げられる。
また、アミノホスホネートは、少なくとも少量の合計リンが洗剤組成物で許さ
れる時には本発明の組成物でキレート化剤として使用するのに好適であり且つそ
れらの例としてはエチレンジアミンテトラキス(メチレンホスホネート)、ジエ
チレントリアミン−N,N,N′,N″,N″−ペンタキス(メタンホスホネー
ト)(DETMP)および1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホネート(H
EDP)が挙げられる。好ましくは、これらのアミノホスホネートは、約6個よ
り多い炭素原子を有するアルキルまたはアルケニル基を含有しない。
キレート化剤は、典型的には、本発明のすすぎ法で約2ppm〜約25ppm
の量で1分から数時間のソーキングの時間使用される。
ここで使用する好ましいEDDSキレート化剤(エチレンジアミン−N,N′
−ジスクシネートとしても既知)は、前記米国特許第4,704,233号明細
書に記載の物質であり且つ式(遊離酸形で示す)
を有する。
特許に開示のように、EDDSは、無水マレイン酸およびエチレンジアミンを
使用して製造できる。EDDSの好ましい生分解性〔S,S〕異性体は、L−ア
スパラギン酸を1,2−ジブロモエタンと反応させることによって製造できる。
EDDSは、銅陽イオンとニッケル陽イオンとの両方ともキレート化するのに有
効であり、生分解性形で入手でき且つリンを含有しないので、他のキレート化剤
より有利である。ここでキレート化剤として使用するEDDSは、典型的には、
塩形である(即ち、4個の酸性水素の1個以上はナトリウム、カリウム、アンモ
ニウム、トリエタノールアンモニウムなどの水溶性陽イオンMで置換される)。
前記のように、EDDSキレート化剤は、典型的には、本発明のすすぎ法で約2
ppm〜約25ppmの量で2分から数時間のソーキングの時間使用される。後
述のように、或るpHにおいては、EDDSは、好ましくは、亜鉛陽イオンと併
用される。
前記のことからわかるように、各種のキレート化剤は、ここで使用できる。事
実、サイトレート、オキシジスクシネートなどの単純なポリカルボキシレートは
、重量基準でアミノカルボキシレートおよびホスホネート程有効ではないが、使
用できる。従って、使用量は、異なるキレート化有効度を考慮して調整してもよ
い。本発明のキレート化剤は、好ましくは、銅イオンの場合に安定度定数(完全
にイオン化されたキレート化剤の安定度定数)少なくとも約5、好ましくは少な
くとも約7を有するであろう。キレート化剤は、本組成物の少なくとも約0.5
重量%、典型的には約0.75〜約15重量%、好ましくは約1〜約5重量%を
占めるであろう。好ましいキレート化剤としては、DETMP、DETPA、N
TA、EDDSまたはそれらの混合物が挙げられる。
塩素捕捉剤−塩素は、水を消毒するために世界の多くの地域で使用されている
。水が安全であることを保証するために、少ない残留量の塩素、典型的には塩素
約1〜2部/百万(ppm)を水に残す。米国の家庭の少なくとも約10%は、
時には水道水に塩素約2ppm以上を有する。水道水中のこの少量の塩素は、若
干
の布帛染料の退色または色変化の一因となることもあることが見出された。この
ように、経時的な布帛色の塩素誘起退色は、すすぎ水中の残留塩素の存在から生
ずることがある。従って、本発明の安定化組成物は、塩素捕捉剤も包含してもよ
い。更に、このような塩素捕捉剤の使用は、布帛上の塩素臭を排除または減少す
る能力のため二次的な利益を与える。
塩素捕捉剤は、塩素と反応するか次亜塩素酸塩などの塩素発生物質と反応して
塩素物質の漂白活性を排除または減少させる物質である。色適合目的で、一般に
すすぎ水中の塩素約1〜10ppmを中和させるのに、典型的にはすすぎ水中の
少なくとも約1ppmを中和させるのに十分な塩素捕捉剤を配合することが好適
である。洗浄水での塩素漂白剤の使用から生ずる布帛塩素臭の追加の排除または
減少のために、組成物は、すすぎ水中の少なくとも約10ppmを中和させるの
に十分な塩素捕捉剤を含有すべきである。
本発明に係るこのような組成物は、塩素捕捉剤約0.1ppm〜約40ppm
、好ましくは約0.2ppm〜約20ppm、より好ましくは約0.3ppm〜
約10ppmを平均すすぎ浴に与える。本発明の組成物中の塩素捕捉剤の適量は
、全組成物の約0.01〜約10重量%、好ましくは約0.02〜約5重量%、
最も好ましくは約0.03〜約4重量%である。捕捉剤の陽イオンと陰イオンと
の両方とも塩素と反応するならば(このことは望ましい)、量は、有効塩素の当
量と反応させるように調整してもよい。
塩素捕捉剤の非限定例としては、第一級および第二級脂肪アミンを含めて第一
級および第二級アミン、アンモニウム塩、例えば、塩化物、硫酸塩、アミン官能
重合体、アミノ基を有するアミノ酸単独重合体およびそれらの塩、例えば、ポリ
アルギニン、ポリリシン、ポリヒスチジン、アミノ基を有するアミノ酸共重合体
およびそれらの塩、アミノ酸およびそれらの塩、好ましくは1分子当たり1個よ
り多いアミノ基を有するもの、例えば、アルギニン、ヒスチジン(サルファイト
、
ビサルファイト、チオサルフェート、ニトライトなどのリシン還元陰イオンを含
まない)、アスコルベート、カルバメート、フェノール類などの酸化防止剤、お
よびそれらの混合物が挙げられる。塩化アルミニウムは、ここで使用するのに好
ましい安価な塩素捕捉剤である。
他の有用な塩素捕捉剤としては、低揮発性の水溶性低分子量第一級および第二
級アミン、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリ(ヒドロ
キシメチル)アミノメタン、ヘキサメチレンテトラミンが挙げられる。好適なア
ミン官能塩素捕捉剤重合体としては、水溶性ポリエチレンイミン、ポリアミン、
ポリビニルアミン、ポリアミンアミドおよびポリアクリルアミドが挙げられる。
好ましい重合体は、ポリエチレンイミン、ポリアミン、およびポリアミンアミド
である。好ましいポリエチレンイミンは、分子量約2000以下、より好ましく
は約200〜約1500を有する。
強度維持剤−周知のように、布帛は、機械的力および各種の科学薬品によって
損傷されることがある。特に、綿などのセルロース系繊維は、フィブリルおよび
ミクロフィブリルに分解することが既知であり、このことにより結局破壊され且
つ布帛が「使い古し」のようになる。或る物質、特にキメンは、本組成物に安定
に配合できることが今や発見された。フィブリルおよびミクロフィブリルとの接
触時に、キメンは、架橋効果を与え、それによってフィブリルが破壊する前に強
度を復元するのを助長するらしい。
キメンは、詳細について参照できる米国特許第2,926,154号明細書(
1960年2月23日、G.I.ケイムヘ)に記載の種類のポリアミド/ポリア
ミン/エピクロロヒドリン物質である。米国特許第5,200,036号明細書
も参照。使用するならば、それは、本組成物の少なくとも約0.1重量%、典型
的には約0.1〜約1.5重量%、好ましくは約0.5〜約1重量%を占めるで
あろう。
染料移動抑制剤−本発明の安定化組成物は、すすぎプロセス時に1つの布帛か
ら別のものへの染料の移動を抑制するのに有効な1種以上の物質も包含してもよ
い。一般に、このような染料移動抑制剤としては、ポリビニルピロリドン重合体
、ポリアミンN−オキシド重合体、N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾ
ールとの共重合体、マンガンフタロシアニン、ペルオキシダーゼ、およびそれら
の混合物が挙げられる。使用するならば、これらの薬剤は、典型的には、組成物
の約0.01〜約10重量%、好ましくは約0.01〜約5重量%、より好まし
くは約0.05〜約2重量%を占める。
より詳細には、ここで使用するのに好ましいポリアミンN−オキシド重合体は
、下記の構造式 R−Ax−Z〔式中、Zは重合性単位(それにN−O基が結合
でき、またはN−O基が重合性単位の一部分を構成でき、またはN−O基が両方
の単位に結合できる)であり、Aは下記の構造 −NC(O)−、−C(O)O
−、−S−、−O−、−N=の1つであり、xは0または1であり、Rは脂肪族
、エトキシ化脂肪族、芳香族、複素環式または脂環式基またはそれらの組み合わ
せ(それにN−O基の窒素は結合でき、またはN−O基はこれらの基の一部分で
ある)である〕を有する単位を含有する。好ましいポリアミンN−オキシドは、
Rが複素環式基、例えば、ピリジン、ピロール、イミダゾール、ピロリジン、ピ
ペリジンおよびそれらの誘導体であるものである。
N−O基は、下記の一般構造
(式中、R1、R2、R3は脂肪族、芳香族、複素環式または脂環式基またはそれ
らの組み合わせであり、x,yおよびzは0または1であり、N−O基の窒素は
結合するか前記基のいずれかの一部分を構成できる)
で表わされる。ポリアミンN−オキシドのアミンオキシド単位は、pKa<10
、好ましくはpKa<7、より好ましくはpKa<6を有する。
生成するアミンオキシド重合体は水溶性であり且つ染料移動抑制性を有する限
り、いかなる重合体主鎖も使用できる。好適な重合体主鎖の例は、ポリビニル、
ポリアルキレン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド、ポリイミド、ポリ
アクリレートおよびそれらの混合物である。これらの重合体としては、一方の単
量体型がアミンN−オキシドであり且つ他方の単量体型がN−オキシドであるラ
ンダムまたはブロック共重合体が挙げられる。アミンN−オキシド重合体は、典
型的には、アミン対アミンN−オキシドの比率10:1から1:1,000,0
00を有する。しかしながら、ポリアミンオキシド重合体に存在するアミンオキ
シド基の数は、適当な共重合により、または適当なN−酸化度により変化できる
。ポリアミンオキシドは、ほとんどいかなる重合度でも得ることができる。典型
的には、平均分子量は、500〜1,000,000、より好ましくは1,00
0〜500,000、最も好ましくは5,000〜100,000の範囲内であ
る。この好ましい種類の物質は、「PVNO」と称することができる。
本発明のリンス添加組成物および方法で有用な最も好ましいポリアミンN−オ
キシドは、平均分子量約50,000およびアミン対アミンN−オキシドの比率
約1:4を有するポリ(4−ビニルピリジン−N−オキシド)である。
N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾール重合体との共重合体(クラス
として「PVPVI」と称する)も、ここで使用するのに好ましい。好ましくは
、PVPVIは、平均分子量範囲5,000〜1,000,000、より好まし
くは5,000〜200,000、最も好ましくは10,000〜20,000
を有する〔平均分子量範囲はバース等のChemical Analysis,第113巻,「重
合体特性化の現代的方法」に記載のように光散乱によって測定する(その開示を
ここに参考文献として編入)〕。PVPVI共重合体は、典型的には、N−ビニ
ル
イミダゾール対N−ビニルピロリドンのモル比1:1から0.2:1、より好ま
しくは0.8:1から0.3:1、最も好ましくは0.6:1から0.4:1を
有する。これらの共重合体は、線状または分枝のいずれかであることができる。
本組成物は、平均分子量約5,000〜約400,000、好ましくは約5,
000〜約200,000、より好ましくは約5,000〜約50,000を有
するポリビニルピロリドン(「PVP」)も、使用してもよい。PVPは、洗剤
分野の当業者に公知である。例えば、EP−A第262,897号明細書および
EP−A第256,696号明細書(ここに参考文献として編入)参照。PVP
を含有する組成物は、平均分子量約500〜約100,000、好ましくは約1
,000〜約10,000を有するポリエチレングリコール(「PEG」)も含
有できる。好ましくは、洗浄液に供給されるPEG対PVPの比率(ppm基準
で)は、約2:1から約50:1、より好ましくは約3:1から約10:1であ
る。
本組成物は、場合によって、染料移動抑制作用も与える或る種の親水性光学増
白剤約0.005〜5重量%も含有してもよい。使用するならば、本組成物は、
好ましくは、このような光学増白剤約0.001〜1重量%を含むであろう。
本発明で有用な親水性光学増白剤は、構造式
(式中、R1はアニリノ、N−2−ビス−ヒドロキシエチルおよびNH−2−ヒ
ドロキシエチルから選ばれ、R2はN−2−ビス−ヒドロキシエチル、N−2−
ヒドロキシエチル−N−メチルアミノ、モルホリノ、クロロおよびアミノから選
ばれ、Mはナトリウム、カリウムなどの塩形成陽イオンである)
を有するものである。
前記式中、R1がアニリノであり、R2がN−2−ビス−ヒドロキシエチルであ
り且つMがナトリウムなどの陽イオンである場合には、増白剤は、4,4′−ビ
ス〔(4−アニリノ−6−(N−2−ビス−ヒドロキシエチル)−s−トリアジ
ン−2−イル)アミノ〕−2,2′−スチルベンジスルホン酸および二ナトリウ
ム塩である。この特定の増白剤種は、チバ−ガイギー・コーポレーションによっ
て商品名チノパール(Tinopal)−UNPA−GXで市販されている。チノパール
−UNPA−GXは、本発明のリンス添加組成物で有用な好ましい親水性光学増
白剤である。
前記式中、R1がアニリノであり、R2がN−2−ヒドロキシエチル−N−2−
メチルアミノであり且つMがナトリウムなどの陽イオンである場合には、増白剤
は、4,4′−ビス〔(4−アニリノ−6−(N−2−ヒドロキシエチル−N−
2−メチルアミノ)−s−トリアジン−2−イル)アミノ〕−2,2′−スチル
ベンジスルホン酸二ナトリウム塩である。この特定の増白剤種は、チバ−ガイギ
ー・コーポレーションによって商品名チノパール5BM−GXで市販されている
。
前記式中、R1がアニリノであり、R2がモルホリノであり且つMがナトリウム
などの陽イオンである場合には、増白剤は、4,4′−ビス〔(4−アニリノ−
6−モリホリノ−s−トリアジン−2−イル)アミノ〕2,2′−スチルベンジ
スルホン酸のナトリウム塩である。この特定の増白剤種は、チバガイギー・コー
ポレーションによって商品名チノパールAMS−GXで市販されている。
本発明で使用するために選ばれる特定の光学増白剤種は、前記の所定の高分子
染料移動抑制剤と併用する場合に、特に有効な染料移動抑制性能を与える。この
ような所定の高分子物質(例えば、PVNOおよび/またはPVPVI)とこの
ような所定の光学増白剤(例えば、チノパール−UNPA−GX、チノパール5
BM−GXおよび/またはチノパールAMS−GX)との組み合わせは、単独
で使用する場合にこれらの2種の成分のいずれよりも、水溶液中で有意に良い染
料移動抑制を与える。理論によって限定されるものではないが、このような増白
剤は、水溶液中で布帛に対して高い親和力を有するので、このように作用し、そ
れゆえ布帛上に比較的迅速に付着すると考えられる。増白剤が溶液中で布帛上に
付着する程度は、「消耗(exhaustion)係数」と呼ばれるパラメーターによって
規定できる。消耗係数は、一般に、(a)布帛上に付着する増白剤物質対(b)
洗浄液中の増白剤初濃度の比率としてである。比較的高い消耗係数を有する増白
剤は、本発明の文脈で染料移動を抑制するのに最も好適である。
勿論、他の通常の光学増白剤型の化合物は、場合によって、真実の染料移動抑
制効果よりむしろ、通常の布帛「増白」上の利益を与えるために本組成物で使用
できることが認識されるであろう。
セルラーゼ酵素−セルラーゼ酵素も、全布帛外観改良に寄与でき且つ場合によ
って本組成物で使用できる。各種のセルラーゼ酵素は、洗浄、食品および製紙技
術から既知である。
本発明の組成物および方法で使用できるセルラーゼは、いかなる細菌または真
菌セルラーゼであることもできる。好適なセルラーゼは、例えば、英国特許第2
075028号明細書、英国特許第2095275号明細書およびDE−OS第
2447832号明細書(全部ここに参考文献として編入)に開示されている。
このようなセルラーゼの例は、Humicola insolens の菌株(Humicola griseava
r.thermoidea)、特にHumicola菌株DSM1800によって産生されるセルラー
ゼ、およびAeromonas 属に属するセルラーゼ212産生真菌類によって産生され
るセルラーゼ、およびマリン軟体動物(Dolabella Auricula Solander)の肝膵臓
から抽出されるセルラーゼである。
本発明の組成物に加えるセルラーゼは、非ダスティング粒状物、例えば、「マ
ルメ(marume)」または「プリル」の形、または液体の形であることができる
(例えば、セルラーゼは例えば、非イオン界面活性剤に懸濁されるか水性媒体に
溶解されたセルラーゼ濃縮物として与えられるものである)。
ここで使用するのに好ましいセルラーゼは、洗濯試験液中のセルラーゼタンパ
ク質25×10-6重量%でEPA第350098号明細書(全部ここに参考文献
として編入)に記載のC14CMC法に従って固定化放射性標識カルボキシメチル
セルロースの除去率少なくとも10%を与えることを特徴とする。
最も好ましいセルラーゼは、国際特許出願WO第91/17243号明細書(
全部ここに参考文献として編入)に記載のようなものである。例えば、本発明の
組成物で有用なセルラーゼ製剤は、本質上、Humicola insolens DSM 180
0に由来する高精製43kDセルラーゼに対してレイズされた(raise)抗体と免
疫反応性であるか前記43kDエンドグルカナーゼに相同である均一なエンドグ
ルカナーゼ成分からなることができる。
本発明のセルラーゼは、本発明の組成物で約0.1〜約125CEVU/組成
物gの活性〔CEVUは、例えば、WO第91/13136号明細書(全部ここ
に参考文献として編入)に記載のようなセルラーゼ(相当)粘度単位である〕、
最も好ましくは約5〜約100CEVU/固形組成物gの活性に等しい量で使用
すべきである。セルラーゼのこのような量は、組成物が機械洗浄法のすすぎサイ
クル時に外観増進および/または布帛柔軟化有効量のセルラーゼ約50CEVU
以下/すすぎ液リットル、好ましくは約30CEVU以下/リットル、より好ま
しくは約25CEVU以下/リットル、最も好ましくは約20CEVU以下/リ
ットルを与えるような量でここで好ましいセルラーゼ活性を与えるように選ばれ
る。好ましくは、本発明の組成物は、すすぎサイクルで約1CEVU/すすぎ液
リットル〜約50CEVU/すすぎ液リットル、より好ましくは約2CEVU/
リットル〜約30CEVU/リットル、一層好ましくは約5CEVU/リットル
〜約25CEVU/リットル、最も好ましくは約5CEVU/リットル〜約15
CEVU/リットルを与えるような量で使用される。
ケアザイムおよびバン(BAN)セルラーゼ、例えば、ノボから入手できるものは
、ここで特に有用である。使用するならば、このような市販の酵素製剤は、典型
的には、本組成物の約0.001〜約2重量%を占めるであろう。
本発明の組成物は、水性浴で使用するための液体形で提供する。水または水/
アルコールは、液体組成物に典型的な担体であり且つ一般に本組成物の約89重
量%までを占めるであろう。組成物は、好都合には、約3〜約8のpH範囲にわ
たって処方してもよい。浴中での希釈時に、使用中pHは、典型的には、約6.
0〜6.5の範囲内であろう。分解性(典型的にはエステル含有)布帛柔軟剤と
共にEDDSを含む液体組成物の処方は、全く慣例ではないことを理解すべきで
ある。その理由は、一般に3.0〜3.5の範囲内の低い製品pHが分解性柔軟
剤の最適の貯蔵安定性に必要とされるからである。このような低pH条件下では
、EDDSは、組成物中で針状結晶を形成する傾向がある。所望ならば、このよ
うな組成物は、EDDSを再可溶化するために約4.5と同じ位高いpHに調整
できる。しかしながら、このpH範囲においては、製品の全貯蔵安定性は、弱体
化されるであろう。
3.0〜3.5の酸性範囲内のpHでEDDSを含む液体組成物は、例えば、
水溶性亜鉛塩の添加によって、組成物で亜鉛陽イオンを与えることによって処方
できることが今や発見された。特に、塩化亜鉛だけではなく、ZnBr2および
ZnSO4も、この目的に使用できる。亜鉛陽イオン対EDDSのモル比は、典
型的には、約1:1から約2:1の範囲内、好ましくは約3:2である。このよ
うに、後述の方法で適当に処方する時には、EDDS針状結晶の形成は、最小限
にされるであろう。
下記に本発明に係る組成物および方法を例示するが、限定しようとするもので
はない。
例I
DEEDMAC〔エチルジメチルアンモニウムクロリドのジタローアルキルエ
ステル、主としてジメチルビス(ステアロイルオキシエチル)アンモニウムクロ
リド〕ストックを76℃の水浴中で液化する。別個に、シリコーン消泡剤および
HCl約0.02部も含有する組成物中の遊離水を密封容器中で76℃に加熱す
る。DEEDMACストックを攪拌下に72〜75℃でタービンミキサーから水
性部分にゆっくりと移す。25%(水性)CaCl2溶液1.2部を分散液に滴
下して粘稠なペーストから低粘度流体に変化させる。次いで、ローター−固定子
プローブエレメントを使用して、系を55℃で2分間高剪断ミル処理する。中位
の攪拌下に、系を氷浴への浸漬によって5分以内に室温にさせる。
下記の成分を中位の攪拌下に室温で製品に逐次加える。
安定剤重合体の40%溶液1.25部(ゴッセリンクによるもの、ジメチルテ
レフタレート/1,2−プロピレングリコール/メチルキャップ化ポリエチレン
グリコール、好ましくは主鎖に約5個のテレフタレート単位を含み且つ「テイル
」に40個のEO単位を含むもの)、
NaDETPAの41%溶液6.1部と濃塩酸1.5部とのブレンド、
香料1.35部まで、
塩化アンモニウム0.1部、
ケアザイム溶液0.5部まで(任意)、
25%CaCl2水溶液2.8部。
香料のDEEDMAC小胞への拡散を促進するのに十分な混合時間を可能にす
る。これは、バッチサイズに比例する。前記成分の添加順序は、最終分散液の物
理的安定性に臨界的である。香料添加は、CaCl2より前であるべきである。
重合体添加は、キレート化剤および好ましくは他の電解質の添加より前であるべ
きである。pH感受性柔軟剤を使用するならば、キレート化剤は、柔軟剤安定性
に影響を及ぼし且つ製品の粘度安定性に影響を及ぼすことがある局在のpHシフ
トを回避するために柔軟剤のpHに近い酸または塩基とブレンドすべきである。
完成品は、DETPA 2.5%を含有する。
例II
DEEDMAC柔軟剤およびEDDSキレート化剤を含む液体製品を調製する
時に、例Iの下記の修正を使用する。
(1)MgCl2を一般に組成物でCaCl2の代わりに使用する。MgCl2
の25%水溶液1.0部をミル処理前に熱分散液に滴下し、等量のこの塩を製品
調製で最終工程として加える。
(2)DETPA/HCl添加の代わりに、33%NaEDDS水溶液3.8
部と50%ZnCl2水溶液1.25〜約1.50部とのブレンドを安定化性重
合体添加後に中位の攪拌下に製品に加える。完成品は、EDDS 1.25%を
含有する。
例III
布帛柔軟化時性を有するリンス添加液体キレート化剤組成物は、生分解性ED
DSおよび生分解性布帛柔軟剤を使用して次の通り処方する。「そのまま」で測
定された完成品のpHは、3.5である。
成分 %(重量)
DEEDMAC 25
EDDS〔S,S〕、Na塩 1.25
ZnCl2 0.75
重合体* 0.5
水および微量成分** 残部*
前記特許でゴッセリンクによって開示のようなジメチルテレフタレート、1,
2−プロピレングリコールおよびメチルキャップ化ポリエチレングリコールから
合成**
香料、電解質、酸味剤
例IV
生分解性布帛柔軟剤を含み且つ貯蔵安定性を与えるpH3〜3.5に処方する
リンス添加液体キレート化剤組成物は、次の通りである。
成分 %(重量)
DEEDMAC 25
DETPA、Na塩 2.5
キメン 1.0
重合体* 0.5
水および微量成分** 残部*
例IIIと同様の重合体**
香料、電解質、酸味剤
表2は、一般に前記種類を有し且つそれぞれキレート化剤DETPA、EDD
S、DETMPおよびNTAを含有する柔軟剤組成物の流動性および均質性を例
示する。
DETMP%
2.5 0.5〜0.75 -- 44〜77cp* *
新品および40°F(4℃)〜74°F(23℃)の温度で4週間にわたる。
110°F(47℃)の貯蔵温度において、粘度は3週間にわたって44cp〜
294 cpである。NTA%
2.5 0.5 -- 58〜71* *
DETMPの場合と同様に測定。110°F(47℃)において、粘度は、5
8cp〜491cpである(3週間)。
本組成物は、場合によって、各種の他の成分、例えば、限定するものではない
が、染料、消泡剤(典型的にはダウ・コーニング2210などのシリコーン消泡
剤)、カトン(KATHON)などの防腐剤などを含有してもよい。このような成分は
、典型的には、本発明の全組成物の約0.01%〜約1%を占める。外来の金属
陽イオンおよび電解質を回避するために、組成物は、好ましくは、脱イオン水を
使用して処方する。エタノールなどのアルコールが使用されるならば、典型的に
は、組成物の約5重量%以下を占める。
本組成物は、被処理布帛を前記組成物のいずれかを含有する水性媒体と接触さ
せることによる使用を意図する。布帛と処理液との間の接触は、噴霧、パッディ
ングオン、スポット処理を含めていかなる好都合な方法により、または好ましく
は布帛を組成物を含有する水性浴、例えば、他の点では通常の洗濯操作後に通常
の水性すすぎ浴に典型的には約70°F(20℃)でpH約6.5〜8.0で少
なくとも約1分間浸漬することにより行うことができる。使用量は、布帛柔軟剤
に通常であり且つ通常使用者の要望ならびに被処理布帛負荷および種類に応じて
1
〜20mlまたはそれ以上であろう。布帛柔軟剤としてのジアルキルエステル化エ
チルジメチルアンモニウム塩、塩素捕捉剤としての塩化アンモニウムおよびキレ
ート化剤を含む好ましい組成物は、格別の布帛柔軟化および色維持をそれで処理
された布帛に与える。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. (a)テレフタレート/アルキレンオキシド共重合体を含んでなる安定 化量の安定剤、 (b)布帛柔軟剤少なくとも約10重量%、 (c)全電解質約1重量%以上、および (d)水を含んでなる流体担体 を含んでなることを特徴とする、組成物。 2. 前記布帛柔軟剤が、陽イオンであり且つエステル結合を含有する、請求 項1に記載の組成物。 3. 前記布帛柔軟剤が、ジアルキルエステル化エチルジメチルアンモニウム 塩である、請求項2に記載の組成物。 4. 前記布帛柔軟剤約15〜約35重量%を含んでなる、請求項1に記載の 組成物。 5. 前記安定剤約0.2〜約1重量%を包含する、請求項2に記載の組成物 。 6. 前記電解質が、水溶性無機塩からなる群から選ばれるメンバーである、 請求項1に記載の組成物。 7. 前記電解質が、キレート化剤、強度維持剤、抗菌剤、塩素捕捉剤、およ びそれらの混合物からなる群から選ばれるメンバーの水溶性有機化合物である、 請求項1に記載の組成物。 8. (a)ジメチルテレフタレート/1,2−プロピレングリコール/メチ ルキャップ化エチレンオキシドから誘導される共重合体である安定剤約0.2〜 約1重量%、 (b)陽イオン布帛柔軟剤約20〜約30重量%、 (c)組成物の約1重量%以上の量の、CaCl2もしくはMgCl2、また はそれらの混合物、および水溶性キレート化剤を含んでなる電解質、および (d)水を含んでなる流体担体 を含んでなる、請求項1に記載の組成物。 9. 前記キレート化剤が、ジエチレントリアミン−N,N,N′,N″,N ″−ペンタキス(メタンホスホネート)、ジエチレントリアミンペンタアセテー ト、ニトリロトリアセテート、およびそれらの混合物からなる群から選ばれるメ ンバーである、請求項8に記載の組成物。 10. 前記キレート化剤が、エチレンジアミンジスクシネートであり且つ亜 鉛陽イオンを追加的に含んでなる、請求項8に記載の組成物。 11. 塩素捕捉剤として塩化アンモニウムを追加的に含んでなる、請求項1 に記載の組成物。 12. セルラーゼ酵素を追加的に含んでなる、請求項1に記載の組成物。 13. 陽イオン布帛柔軟剤少なくとも約10重量%、全電解質約1重量%以 上、および水を含んでなる流体担体を含んでなる液体組成物を安定化するにあた り、水溶性ポリエステルを含んでなる安定剤を前記液体組成物と混合することを 特徴とする、液体組成物の安定化法。
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