JPH10511874A - 接着テープファスナーシステム - Google Patents

接着テープファスナーシステム

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JPH10511874A
JPH10511874A JP8521116A JP52111696A JPH10511874A JP H10511874 A JPH10511874 A JP H10511874A JP 8521116 A JP8521116 A JP 8521116A JP 52111696 A JP52111696 A JP 52111696A JP H10511874 A JPH10511874 A JP H10511874A
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/56Supporting or fastening means
    • A61F13/58Adhesive tab fastener elements

Abstract

(57)【要約】 使い捨て吸収体製品に使用される改良された接着テープファスナーシステムを開示する。接着テープファスナーシステムは、接着テープファスナー(20)と、基体層(22)及び繊維テープパネル(24)を有する。繊維テープパネル(24)は、基体層(22)に結合され、接着テープファスナー(20)と接着剤結合を行うことができる繊維外側面(28)を備えている。繊維テープパネル(24)は、接着テープファスナーと共に少なくとも約2.67ニュートン(0.60ポンド−フォース)である剪断強度を有する。繊維テープパネル(24)は、接着テープファスナー(20)と共に約3.56ニュートン(0.80ポンドーフォース)未満の剥がし強度を有する。繊維テープパネル(24)の繊維外側面(28)は、それから接着テープファスナー(20)を剥がして取る剥がし取る力に耐えることができる繊維を有し、接着テープファスナー(20)を汚すことなく接着テープファスナー(20)を繊維外側面(28)に再び取り付けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 接着テープファスナーシステム技術分野 本発明は、接着テープファスナーシステム及びそれを用いた使い捨て吸収体製 品に関する。背景技術 従来から、おむつ、成人用失禁製品、トレーニングパンツ、女性用ケア製品等 の着用者の身体のまわりに着用される使い捨て吸収体製品に接着テープファスナ ーシステムが使用されている。接着テープファスナーシステムは、着用者の身体 のまわりにその製品を取り付けるために使用されている。典型的には、従来の接 着テープファスナーシステムは、感圧式の接着テープファスナーを使用し、製品 の外側カバーの特定の取付ゾーン上に多くの回数にわたって取り付け及び取り外 しが行われるようになっている。例えば、再取付け可能な接着テープファスナー は、使い捨ておむつに使用されており、おむつが汚れているかどうかを見た後に 着用者に再度取り付けられるよになっている。一般に、接着テープファスナーシ ステムは、長期間にわたり着用者のまわりに製品を保持するための大きな剪断強 度を持つことが望まれている。このような接着テープファスナーシステムは同時 に大きな剥がし強度も持っていた。 使い捨て吸収体製品の外側カバーに使用される材料は薄いのが一般的であり接 着テープファスナーを剥ぎ取る際に生じる剥ぎ取り力に耐える十分な強度をもっ ていない。この材料は、破れることがあり、残りの材料が接着テープファスナー に接着した状態で残る。この結果、接着テープファスナーと使い捨て吸収体製品 は、使えなくなることがある。更に、使い捨て吸収体製品の外側カバーに使用さ れる材料は、接着テープファスナーと十分な接着剤による結合をすることができ ないのが一般的であるため、着用者の周りに信頼性よく取り付けることができな い。外側カバーとして使用される材料の幾つかは、テープの接着性に悪影響を及 ぼす軟膏、パウダー、オイル等の異物質により汚されることがある。 製品の取付けゾーン内の外側カバーを補強したり、接着テープファスナーとの 十分な接着剤による結合を得るために、従来から幾つかの技術が使用されている 。このような技術の1つとして、取付けゾーン内の外側カバーに接着剤コーティ ングの薄い層を設け、外側カバーの強度を強くしたものがある。他の従来技術と して、取付けゾーン内の外側カバーの内側面又は外側面に貼られたプラスチック フィルムを有する補強層であるパネルを使用したものがある。典型的には、この 補強層であるパネルは、ポリエチレン又はポリプロピレンのフィルムである。 着用者の周りに使い捨て吸収体製品を接着テープを用いて取り付ける従来の技 術は、完全に満足できるものではなかった。例えば、プラスチックフィルムを有 する補強層を用いた場合には、使い捨て吸収体製品の外側カバーの外観が悪く望 ましものではなかった。プラスチックフィルムを外側カバーの内側面に貼った場 合、結合即ち接着パターンが外側カバーを通して見えてしまうので好ましくない 。プラスチックフィルムを材料の外側面に貼った場合、このプラスチックフィル ム補強層と吸収体製品の残りの部分との接触が好ましくないものとなる。この外 観上の問題は、外側カバーが繊維材料の場合に特に顕著になる。さらに、プラス チックフィルム補強層は、固くて弾性的でないので、着用者に対して製品の柔軟 性やフィット性に悪影響を及ぼす。補強層に使用されるプラスチックフィルムは 、テープの接着性に悪影響を及ぼすオイル等からの汚れを特に受け入れ易い。 さらに、プラスチックフィルム補強層を利用した従来技術の中には、接着テー プファスナーとは必要なレベルの剪断強度を有するが剥がし強度の大きいものが ある。このような接着テープファスナーとの剥がし強度が大きい場合には、破れ ることが多くなり、顧客が受け入れ難くなる。 このように、使い捨て吸収体製品のための接着テープファスナーを提供する従 来技術は、製品の柔軟性、フィット性及び外観を保持しながら、望ましいレベル の接着性や再取付け性を有するものでなかった。発明の開示 そこで、本発明は、このような従来技術の持つ問題点を解決するためになされ たものである。この目的は、請求項1による接着テープファスナーシステム及び 請求項29による使い捨て吸収体製品により解決される。 本発明による他の利点、特徴、観点及び詳細は、従属項、実施形態と実施例の 説明及び図面から明らかである。 上述した困難性や問題に対応することにより、新規な接着テープファスナーシ ステム及びこれを含む使い捨て吸収体製品が発明された。 1つの観点において、本発明は、使い捨て吸収体製品に使用される接着テープ ファスナーシステムに関する。この接着テープファスナーシステムは、接着テー プファスナーと、基体層及び繊維テープパネルを有する。この繊維テープパネル は、基体層に結合され、さらに、接着テープファスナーと接着剤結合を行うこと ができる繊維外側面を備えている。この繊維テープパネルは、接着テープファス ナーを繊維テープパネルに最初に取り付ける際に、接着テープファスナーと共に 少なくとも約2.67ニュートン(0.60ポンド−フォース)である剪断強度 を有する。特に、繊維テープパネルの繊維外側面は、それから接着テープファス ナーを剥がして取る際に生じる剥がし強度に耐えることができる繊維を有し、接 着テープファスナーを汚すことなく接着テープファスナーを繊維外側面に再び取 り付けることができる。 特に、繊維テープパネルは接着テープファスナーと共に、接着テープファスナ ーを繊維テープパネルに3度取り付けた後に、少なくとも約2.67ニュートン (0.60ポンド−フォース)である剪断強度を有する。接着テープファスナー を3度取り付けた後の剪断強度は、繊維テープパネルに最初に取り付けた接着テ ープファスナーの剪断強度の少なくとも約50パーセントである。 また、別の観点において、本発明は、外側カバーと、ボディーサイドライナと 、これらのボディーサイドライナ(44)と外側カバー(42)との間に設けら れた吸収体コア部(46)と、接着テープファスナーシステムを有する使い捨て 吸収体製品に関する。接着テープファスナーシステムは、使い捨て吸収体製品の 長手方向の側部に結合された接着テープファスナーと、外側カバーに結合される 繊維テープパネルを有する。繊維テープパネルは、接着テープファスナーと接着 剤により結合可能な繊維外側面を有する。繊維テープパネルは、接着テープファ スナーと共に、最初の取り付けの際に、少なくとも約2.67ニュートン(約0 .60ポンド−フォース)の剪断強度を有する。図面の簡単な説明 図1は、本発明の接着テープファスナーシステムの実施例を示す平面図である 。 図2は、図1に示す本発明の接着テープファスナーシステムの2−2線に沿う 断面図である。 図3は、本発明の接着テープファスナーシステムを含む使い捨ておむつを示す 平面図である。 図4は、図3に示す使い捨ておむつの4−4線に沿う断面図である。 図5は、使い捨ておむつが着用者に取り付けられた際の形状を示す斜視図であ る。 図6は、本発明の繊維テープパネルを多数回使用した場合の剪断虚度を示す線 図である。発明を実施するための最良の形態 本発明は、使い捨て吸収体に使用される接着テープを用いたファスナーシステ ム及びこの接着テープを用いたファスナーシステムを含む使い捨て吸収体に関す る。ここで“使い捨て吸収体”は、体液を吸収するために着用され且つ着用者に 取り付けられる種々の使い捨て製品を意味している。この使い捨て吸収体の例と しては、おむつ、成人用失禁製品、トレーニングパンツ、女性用ケア製品等があ る。理解を容易とするために、本発明の以下の説明の多くは、使い捨ておむつに 使用された接着テープを用いたファスナーシステムに関して行うこととする。し かし、本発明の接着テープを用いたファスナーシステムは他の種類の使い捨て吸 収体に同様に適用できることは明らかである。 図1と図2に示すように、本発明の接着テープを用いたファスナーシステムは 、接着テープ・ファスナー20、基体層22、及び繊維テープパネル24を有す る。この繊維テープパネル24は、基体層22に結合される内側面26と、接着 テープファスナー20に接着して結合可能な繊維外側面28とを有する。繊維テ ープパネル24と基体層22は、組み合わされた状態で、複合補強基体30とな り、この複合補強基体30は、接着テープファスナー20をその基体30からは ぎ取 るときに引き裂かれることなく抗することができる。 繊維テープパネル24の繊維外側面28は、接着テープファスナー20をその 外側面28から剥ぎ取るときに接着テープファスナー20を汚すことなく耐える ことができる。このため、繊維外側面28を接着テープファスナー20で留める 際に複数個所で行うことができる。繊維テープパネル24は、望ましくない大き な剥がし強度が生じることなく接着テープ・ファスナー20に十分な剪断強さを 与えている。 本発明の接着テープを用いたファスナーシステムの構成部品や特性を、図3乃 至図5に示された使い捨ておむつのような使い捨て吸収体におけるファスナーシ ステムを参照してより詳細に説明する。当業者は、使い捨ておむつが、一般に、 外側カバー42、内側ボディーサイドライナ44及びこれらの外側カバー42と 内側ボディーサイドライナ44との間に位置する吸収体コア部46を有している 。脚用弾性体48は、おむつ40の長手方向端部に位置している。使い捨ておむ つ40は、更に、前側腰用弾性体50と後側腰用弾性体52を有する。 図3乃至図5に示すように、使い捨ておむつ40の外側カバー42は、液体浸 透性又は非液体浸透性のいずれかの材料により構成することができる。この外側 カバー42は、非液体浸透性の材料から作ることが一般的に好ましい。さらに、 この外側カバー42は、消費者に受け入れ易いように、薄くてしなやかであるこ とが望ましい。典型的な例として、外側カバー42を、薄いプラスチックフィル ム又は曲がりやすい非液体浸透性材料から作ることもできる。また、外側カバー 42を、厚みが約0.012ミリメータ(0.5ミル)から約0.051ミリメ ータ(2.0ミル)のポリエチレンフィルムから作ることもできる。より布地の 感触を持つ外側カバー42が望まれる場合には、外側カバー42に、その外側面 にラミネートされた不織布ウェブを持つポリエチレンフィルムを含ませるように することもできる。この不織布ウェブの例としては、ポリオレフィン繊維の不織 布ウェブがある。例えば、約0.015ミリメータ(0.6ミル)の厚みを持つ ポリエチレンフィルムは、ポリオレフィン繊維の不織布ウェブをそれ自体に加熱 してラミネートするようにしたものであってもよい。ここで、ポリオレフィン繊 維はフィラメント毎に約0.167テックスから0.389テックス(約1.5 から3.5デニール(d))の厚みを持ち、不織布ウェブは約24グラム/平方 メートル(0.7オンス/平方ヤード)の坪量を持つ。このような布のような外 側カバーの形成方法は、当業者において周知である。 さらに、外側カバー42は織布又は不織布の繊維ウェブ層から形成することが できる。この繊維ウェブ層は、吸収体コア部46の近傍の選ばれた領域に対して 所望のレベルの非液体浸透性を与えるように、全体的に又は部分的に構成又は処 理される。さらに、外側カバー42は、微孔質“通気性”材料を任意に含むよう にしてもよい。この微孔質“通気性”材料は、吸収体コア部46から蒸気を外へ 出すことができるが吸収体コア部46を通って液体滲出物が外へ出ることを防止 するような材料である。外側カバー42は、エラストマー材料(例えば天然又は 合成ゴムのエラストマーフィルム)、エラストマーフォーム(例えばウレタンフ ォーム)、エラストマー不織布材料、これらのエラストマー材料とエラストマー 又は非エラストマーの材料とのラミネート又は複合体(例えばネックボンド・ラ ミネートやストレッチボンド・ラミネート)等から作ることができる。 おむつ40の外側カバー42は、フィット性が良く見栄えが良いおむつ40と するために、非常に薄く且つしなやかなものである必要がある。薄くてしなやか な材料は、比較的小さな引張強度を有する傾向がある。ここで、“引張強度”と は、後述する実施例に関連して述べられ引張強度試験に従って決定された引張強 度のことを言う。結果的に、外側カバー42は、限られた引張荷重のみを支持し 、接着テープファスナーが外側カバー42から剥ぎ取られるときに生じる剥がし 強度に耐えることは一般的にできない。外側カバー42がフィルム材料を含む場 合、外側カバー42の引張強度はほぼ約44.5ニュートン(約10.0ポンド ・フォース)未満であり、一般的には約32.4から約43.5ニュートン(約 7.3から約9.8ポンド−フォース)の範囲内である。外側カバー42が繊維 不織布材料又は繊維不織布材料を含むラミネートからできている場合、外側カバ ー42の引張強度は、ほぼ約52.27ニュートン(約11.75ポンド−フォ ース)未満であり、一般的には約27.80から約52.27ニュートン(約6 .25から約11.75ポンド−フォース)の範囲内である。 図3乃至図5に示すように、ボディーサイドライナ44は体に向いた面であり 、 コンプライアンスが大きく、ソフトな感触で、着用者の皮膚を剌激しないように なっている。さらに、ボディーサイドライナ44を吸収体コア部46より親水性 を小さいものとして着用者に対して相対的に乾いた面を提供するようにしてもよ く、また、ボディーサイドライナ44が十分な多孔性を持つものとして液体浸透 性を持ち、その厚さ方向に液体が容易に浸透するようにしてもよい。ボディーサ イドライナ44は、広範囲なウェブ材料から作られる。このウェブ材料は、例え ば、多孔質フォーム、網状フォーム、孔明きプラスチックフィルム、天然繊維( 例えば、木や綿繊維)、合成繊維(例えば、ポリエステルやポリプロピレン繊維 )、天然繊維と合成繊維の混合物がある。ボディーサイドライナ44は、吸収体 コア部46に保持された液体から着用者の皮膚を隔離するための補助を行うよう に使用される。 種々の織布及び不織布がボディーサイドライナ44のために使用可能である。 例えば、ボディーサイドライナ44は、ポリオレフィン繊維のメルトブローや不 織布のウェブから作ることができる。さらに、ボディーサイドライナ44は、天 然及び/又は合成の繊維から作られた接着カードのウェブ(bonded-carded web) であってもよい。また、ボディーサイドライナ44は、適当な疏水性材料から作 ることもでき、この疏水性材料は、任意に、界面活性剤で処理されたり又は所望 のレベルの湿潤性と親水性を与えるように処理される。本発明の実施形態におい ては、ボディーサイドライナ44は、不織布、スパンボンド、ポリプロピレンの 布から作られる。この布は、1平方メータ当たり約22グラムの坪量及び1立方 センチメータ当たり約0.06グラムの密度を持つウェブに形成された約0.3 11から0.356テックス(約2.8から3.2デニール)の繊維である。こ の布は、商品番号 Triton X-102 で Rohm and Hass Co. から市販されている約 0.28重量パーセントの界面活性剤により表面処理されている。 図3乃至図5に示すように、おむつ40の吸収体コア部46は、超吸収性材料 として知られている吸収性の大きな材料の粒子が混合されたセルロースの羽毛状 体のウェブのような親水性材料のマトリックスを有する。実施形態において、吸 収体コア部46は、超吸収性ヒドロゲル形成粒子とウッドパルプの羽毛状体の混 合物を有する。このウッドパルプの羽毛状体に代えて、合成重合体メルトブロー 繊維又はベルトブロー繊維と天然繊維の組合体を使用してもよい。超吸収性粒子 は、親水性繊維と共に十分に均一に混合してもよく、または、それ自体を不均一 に混合してもよい。また、吸収体コア部46は、繊維ウェブ及び超吸収性材料又 は特定の領域に超吸収性材料を保持する他の適用な手段によるラミネートを有す るようにしてもよい。 高吸収性材料は、天然、合成及び改質天然のポリマー並びに材料から選択可能 である。吸収性の高い材料は、シリカゲル等の無機材料又は架橋ポリマーのよう な有機化合物であってもよい。ここで“架橋”なる語は、通常水溶性材料を膨潤 性でない十分な水不溶性に効果的に変えることができる種々の手段を意味してい る。このような手段には、例えば、物理的に絡ませること、結晶性の領域、共有 結合、イオン錯体と会合、水素結合等の親水性会合、及び疏水性会合、又はファ ンデルワールス力が含まれる。 合成、高分子、高吸収性材料の例を挙げると、ポリアクリル酸及びポリメタク リル酸のアルカリ金属及びアンモニウム塩、ポリアクリルアミド、ポリビニルエ ーテル、ビニルエーテル及びα−オレフィンとの無水マレイン酸コポリマー、ポ リビニルピロリドン、ポリビニルモルフォリノン、ポリビニルアルコール、及び これらの混合物及びコポリマーがある。さらに、吸収性コアで用いるのに適した ポリマーを挙げると、加水分解アクリロニトリルグラフトデンプン、アクリル酸 グラフトデンプン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキ シプロピルセルロースなどの天然及び改質天然ポリマー、及びアルギン酸塩、キ サンタンガム、イナゴマメガム(locust bean gum)などの天然ガムがある。 高吸収性材料は、多種類の幾何学的形態を持っている。基本的に、高吸収性材 料は、分離した粒子の形態であることが好ましい。しかし、高吸収性材料は、繊 維、フレーク、ロッド、球、針等の形態であってもよい。基本的に、高吸収性材 料は、吸収体コア部46の全重量に対して約5から100重量パーセントの量が 吸収体コア部内に存在している。 本発明の接着テープを用いたファスナーシステムが利用できる使い捨ておむつ の例は、メイアらに1989年1月17日に発行された米国特許第4,798,6 03号明細書、ベルナーディンに1993年1月5日に発行された米国特許第 5,176,668号明細書、ブルーマらに1993年1月5日に発行された米国 特許第5,176,672号明細書、プロキシミアらに1993年3月9日に発行 された米国特許第5,192,606号明細書、及びハンソンらにより1993年 7月22日に出願された米国特許出願第08/096,654号に開示されてい る。 図3乃至図5に示すように、使い捨ておむつ40も、接着テープを用いたファ スナーシステムを備えている。この接着テープを用いたファスナーシステムは、 接着テープ・ファスナー54,56を備え、これらは、おむつ40の長手方向の 側部に接続されている。接着テープファスナー54,56自体は当業者において 周知であり、所望のレベルの接着性及び再取付性を有する種々のテープファスナ ーが含まれ得る。典型的には、接着テープファスナー54,56は、それに接着 剤層が結合される基体層を含む。接着剤層は、感圧接着剤層であることが好まし い。適した接着テープファスナー54,56として、商品番号 BF33-4 で独国ア ルテンドルフに事務所を持つ Koester GmbH & Co.から市販されているものが含 まれる。他の適した接着テープファスナーとして、商品番号 KR3233 で米国ミネ ソタ州セントポールに事務所を持つ 3M Company から市販されているものも含ま れる。 一般的に、接着テープファスナー54,56は、本発明の接着テープを用いた ファスナーシステムが着用者のまわりに使い捨て吸収体製品をより確実に留める ことができるような、高レベルの接着性を持つ。高レベルの接着性を有する接着 テープファスナー54,56を用いると、着用者がおむつを使用中に活発に動い ても、不注意に外れたりすることが少なくなる。また、高レベルの接着性により 、パウダーやオイルのような異物質により汚染されることも少なくなる。 高レベルの接着性を持つ接着テープファスナー54,56を用いた場合、ファ スナー54,56が外側カバー42に接着されるとき及び外側カバー42から剥 がされるとき、おむつ40の外側カバー42が容易に破れることがある。外側カ バー42が薄いフィルム状材料の場合には特に顕著である。外側カバー42が破 れると、液体流に対してバリアとして機能する外側カバー42の性能に悪影響を 及ぼすことになる。さらに、破れた部分が接着テープファスナー54,56を汚 しそれにより再取付性を減少させることがある。 外側カバー42が織布、ニット又は不織布の材料からできている場合、高レベ ル接着性の接着テープファスナー54,56が外側カバー42に接着されるとき 及び外側カバー42から剥がされるとき、外側カバー42から個々の繊維を引き 剥がすこともある。外側カバー42に用いられる織布、ニット又は不織布の材料 は、一般的に、柔らかで、コンプラインスが大で、柔軟性がある。このような材 料は、一般的に、個々の繊維を持ち、これらの繊維が容易に引き剥がされ、これ が接着テープファスナー54,56のよごれを引き起こす。 接着テープファスナー54,56の接着性及び再取付性を向上させるために、 本発明の接着テープを用いたファスナーシステムは、図3乃至図5に示すように 、繊維テープパネル58を備えている。この繊維テープパネル58は、使い捨て おむつ40の外側カバー42に結合された内側面60を有する。この繊維テープ パネル58は、さらに、接着テープファスナー54,56と接着剤による結合が 可能な繊維外側面62を有する。外側カバー42と繊維テープパネル58の組み 合わせにより補強された複合材料が形成され、これに、接着テープファスナー5 4,56が接着剤により固定される。 実施形態において、繊維テープパネル58は、別のパネルを必要とすることな く、使い捨ておむつ40の外側カバー42自体であってもよい。このような構造 の場合、外側カバー42は、接着テープファスナー54,56に接着剤により固 定される繊維外側面62を含む材料を有する。このような外側カバー42に使用 される材料は、所望のレベルの、接着テープファスナー54,56に対する強度 と接着性、よごれに対する抗力性及び外観が必要とされる。理解を容易とするた めに、本発明に関する記載の多くは、使い捨ておむつ40の外側カバー42に結 合され且つ接着テープファスナー54,56に接着剤により結合される別体の繊 維テープパネル58に関してなされる。なお、この繊維テープパネル58は別の パネルを必要とすることなく外側カバー42自体により形成されるものであって もよい。 繊維テープパネル58の繊維外側面62は、接着テープファスナー54,56 を汚すことなく、その繊維外側面62からの接着テープファスナー54,56の 剥ぎ取りに抗することができる繊維を有する。接着テープファスナー54,56 は、繊維テープパネル58に対して何回も接着と取り外しを繰り返すことができ る。繊維テープパネル58の個々の繊維は、着用者が接着テープを用いたファス ナーシステムに力を作用させた際、その力によるエネルギーを分散させることが できる。 繊維テープパネル58の内側面60は当業者において知られている手段により 外側カバー42に結合される。繊維テープパネル58の内側面60と外側カバー 42の結合は、接着剤、熱又は超音波結合を用いて互いに結合される。外側カバ ー42と繊維テープパネル58は、外側カバー42と繊維テープパネル58との 間で層間剥離が生じないように接着テープファスナー54,56を取り剥がすこ とができる程度の十分な強度を有する。このような結合技術は、使い捨ておむつ 40の他の種々の構成要素を互いに結合する際にも使用可能である。 繊維テープパネル58は、所望のレベルの、外側カバー42の補強、接着テー プファスナー54,56への接着性、汚れの抵抗性、及び外観を備えた繊維材料 から構成される。種々の織布、ニット及び不織布の材料が繊維テープパネル58 に使用できる。例えば、繊維テープパネル58は、織布ナイロン材料のような織 布又はニットの材料から作られるようにしてもよい。また、繊維テープパネル5 8は、ポリオレフィン繊維のメルトブロー又はスパンボンドのウエブ、又は天然 及び/又は合成の繊維から作られたボンド・カード(bonded-carded web)のウェ ブから作られるようにしてもよい。 繊維テープパネル58は、エラストマー材料であってもよい。このエラストマ ー材料には、エラストマー織布、ニット及び不織布の材料、及び天然又は合成ゴ ムなどのエラストマーフィルムのラミネーント又は複合体、ウレタンフォームな どのエラストマーフォーム、ネックボンドラミネート又はストレッチボンドラミ ネートのような他のエラスタトマー又は非エラストマー材料を含むエラストマー 織布及び不織布材料などが含まれる。このようなエラストマー材料は、外側カバ ー42がエラストマー又は伸縮性の材料でできている場合、繊維テープパネル5 8に特に有用である。 不織布材料が繊維テープパネル58に使用された場合、繊維テープパネル58 は、1センチメータ当たり約11.8から約23.6ウェール(1インチ当たり 約30から約60ウェール)及び1センチメータ当たり約7.8から約59.0 コース(1インチ当たり約20から約150コース)の布を有する。この布は、 所望のレベルの接着性及び汚れに対する抵抗性を有するような、繊維、好ましく はナイロン繊維、又はナイロンとリクラ(lycra)繊維のブレンド等の繊維の組合 体を一般的に有する。典型的には、繊維の少なくとも50パーセントは、約2. 22から6.67テッスク(約20から約60デニール(d))の繊維から構成 されている。この布は、1平方メータ当たり約39.1から約391グラム(1 平方ヤード当たり約1.0から約10.0オンス)の坪量を有する。 本発明の実施形態において、繊維テープパネル58は織布材料であり、この織 布材料は、約4.44テックス(約40デニール)の100パーセントのナイロ ン繊維であり、1平方メータ当たり約82.1グラム(1平方ヤード当たり約2 .1オンス)の坪量を持つ。この繊維テープパネル58は、例えば、米国ノース カルフォルニア州グリーンスボロに事務所を持つ Guilford Mills,Inc.から市 販されている商品番号 Style #30433 又は #18203 の織布、又はニットのナイロ ン材料を有するものであってもよい。 繊維テープパネル58に不織布材料が使用された場合、繊維テープパネル58 は、一般に、約0.167から約0.556テックス(約1.5から約5.0デ ニール)、より好ましくは、約0.278から約0.333テックス(約2.5 から約3.0デニール)の繊維を有する。この不織布材料は、また、1平方メー タ当たり約51から102グラムの坪量と1立方センチメータ当たり約0.15 から約0.40グラムの密度を有するものであってもよい。不織布材料は、望ま しいレベルの接着性と汚れに対する抵抗性を有するものであればどのような種類 の繊維でもよい。これらの繊維は、単一成分繊維と2成分繊維を含むことができ る。適当な単一成分繊維としては、ポレオレフィン繊維又はナイロン繊維等の天 然及び/又は合繊繊維がある。2成分繊維としては、ポリエチレン/ポリプロピ レン又はポリエチレン/ナイロンのシース/コアの繊維等の合成のシース/コア のタイプの2成分繊維がある。シース/コアのタイプの2成分繊維の不織布材料 は、シース対コアの重量比が少なくとも約50:50、好ましくは約80:20 であり、これにより、繊維テープパネル58と接着テープファスナー54,56 との間の接着性が向上する。例えば、繊維テープパネル58は、ナイロンのコア とポリエチレンのシースからなり、シース対コアの比が少なくとも80:20で あるシース/コアのタイプの2成分繊維を有するものであってもよい。このよう な不織布材料として、米国ジョージア州ロスウエルに事務所がある Kimberly-Cl ark Corp.から商品番号 Pravek #011394-1 として市販されているものがある。 本発明の実施形態において、繊維テープパネル58は、約0.306テッスク (約2.75デニール)でシースとコアの比が少なくとも約80:20のポリエ チレン/ポリプロピレンの2成分繊維で、1平方センチメータ当たり78.2グ ラム(1平方ヤード当たり2.0オンス)の坪量を持つメルトブローの不織布材 料であってもよい。例えば、この繊維テープパネル58として、Kimberly-Clark Corp.から商品番号 Pravek #010594-1 として市販されているものがある。 典型的には、繊維テープパネルの材料として使用される繊維の多くは、形成工 程において表面仕上げが行われる。繊維テープパネル58に使用される材料は、 所望のレベルの接着性と汚れに対する抵抗性を得るように形成された後に更なる 追加処理である被覆処理を行うこともできる。しかしながら、繊維テープパネル 58の繊維外側面62上にこのような被覆を行うと、使い捨て吸収体製品の柔ら かさ、柔軟性及び外観に悪影響を及ぼすことがある。このため、コスト性の高い 実施形態においては、繊維テープパネル58の繊維外側面62は、その形成後に 更なる表面処理は行わない。このような被覆されていない外側面62は、被覆さ れた外側面62より、一般的に、より柔らかく、柔軟性がより大きく、見栄えが 良い。 繊維テープパネル58は、所望の接着テープを用いたファスナーシステムとす るために、どのような大きさや寸法であってもよい。図3乃至図5に示すように 、繊維テープパネル58は、使い捨ておむつ40の外側カバー42の前面部の長 手方向側部上に位置するようにしてもよい。このような構成した場合、接着テー プファスナー54,56は、おむつ40の背面部に位置し、これにより、ファス ナー54,56が繊維テープパネル58に接着剤により固定されおむつ40が着 用者のまわりに着けられる。また、繊維テープパネル58と接着テープファスナ ー 54,56が、使い捨ておむつ40の外側カバー42の背面部と前面部にそれぞ れ位置するようにしてもよい。繊維テープパネル58がエラストマー材料のとき は、繊維テープパネル58が前か後ろの弾性ウエストバンドとしても機能しおむ つ40が着用者によりフィットする。 繊維テープパネル58は、接着テープファスナー54,56の各々と接着剤に より固定できるように、独立的に配置された単一シート材料又は多シート材料を 含むものであってもよい。図示された実施形態では、繊維テープパネル58は、 長さ64及び幅66の単一シーの材料を含んでいる。この繊維テープパネル58 の長さ64及び幅66は、接着テープファスナー54,56への取付性のために 大きな領域を持ち、着用者のサイズに調整できるようすることが望ましい。例え ば、繊維テープパネル58に単一シート材料を使用した場合、繊維テープパネル 58において、長さ64が少なくとも7.5センチメータ、好ましくは約12. 5から約25センチメータであり、幅66が少なくとも2.5センチメータ、好 ましくは約3.8センチメータから約6.4センチメータである。 繊維テープパネル58は、外側カバー42を補強するように構成されており、 これにより、接着テープファスナー54,56を取り剥がすときに補強された繊 維テープパネル58と外側カバー42の複合体がそれに耐え破れることがない。 例えば、実施形態において、繊維テープパネル58は、少なくとも約220ニュ ートン(約50.0ポンド−フォース)の引っ張り強度を持ち、さらに、破れる 程度をすくなくするために約220から約378ニュートン(約50.0から約 85ポンド−フォース)の範囲の引張強度を持つ。さらに、補強された繊維テー プパネル58と外側カバー42の複合体は、少なくとも約267ニュートン(約 60.0ポンド−フォース)の引張強度を持ち、さらに、破れる程度をすくなく するために約267から約467ニュートン(約60.0から約105ポンド− フォース)の範囲の引張強度を持つ。 本発明の接着テープを用いたファスナーシステムの繊維テープパネル58は、 おむつ40を着用者のまわりに信頼性よく固定して留めるために、接着テープフ ァスナー54,56と十分に結合するように構成されている。所望のレベルの接 着固定性と信頼性を得るために、本発明の接着テープを用いたファスナーシステ ムの繊維テープパネル58は、接着テープファスナー54,56を使用する際に 十分な剪断強度を有さなくてはならない。ここで用いている“剪断強度”の語は 、実施例との関係で後述されている動的剪断試験に従って決定される剪断強度を 意味している。接着テープファスナー54,56の繊維テープパネル58からの 剪断方向は、おむつ40の使用中に接着テープファスナー54,56に作用する 引張力の方向である。この方向は、おむつ40の長手方向の中心線に対してほぼ 垂直であり、おむつ40と同一面内にある。 実施形態において、繊維テープパネル58は接着テープファスナー54,56 と共に、最初に留められる際、少なくとも約2.67ニュートン(約0.6ポン ド−フォース)、好ましくは少なくとも約3.56ニュートン(約0.8ポンド −フォース)、更に好ましくは約4.45から約17.8ニュートン(約1.0 から約4.0ポンド−フォース)の剪断強度を有する。 典型的には、繊維テープパネル58に最初に留めた後、接着テープファスナー 54,56は何回も繊維テープパネル58から取り剥がされ且つパネル58に再 取り付けられ、着用者へのおむつ40のフィット性が調整され、さらに、おむつ 40の汚れがチェックされる。繊維テープパネル58は接着テープファスナー5 4,56と共に、何度も取り付けるために、十分な剪断強度を持っていることが 望ましい。例えば、繊維テープパネル58は接着テープファスナー54,56と 共に、3度目に取り付ける際に、少なくとも約2.67ニュートン(約0.6ポ ンド−フォース)、好ましくは少なくとも約3.56ニュートン(約0.8ポン ド−フォース)の剪断強度を有する。実施形態において、繊維テープパネル58 と接着テープファスナー54,56との間の剪断強度は、最初の取り付けの際の 剪断強度の少なくとも約50で好ましくは少なくとも約80である。 典型的に、外側カバー42を補強するために使用される従来の材料は、オイル やパウダーのような異物質による汚れに抗することができないので、不満足な接 着テープを有するファスナーシステムとなる。本発明の繊維テープパネル58は 、このような異物質による汚れに抗することができるので、信頼性が向上する。 例えば、実施形態において、繊維テープパネル58は接着テープファスナー54 ,56と共に、後述する実施例で使用された汚れに対する抵抗性試験により試験 さ れたように鉱物油が存在する場合、少なくとも約1.78ニュートン(約0.4 0ポンド−フォース)、望ましくは少なくとも約2.67ニュートン(約0.6 0ポンド−フォース)の剪断強度を有する。実施形態において、繊維テープパネ ル58と接着テープファスナー54,56との間の剪断強度は、汚れに対する抵 抗性試験による鉱物油が存在する場合、鉱物油が無い状態で動的剪断試験により 最初に留めた際の剪断強度の少なくとも約50パーセント、好ましくは約80パ ーセントである。 本発明の接着テープを使用した繊維テープパネル58は、接着テープファスナ ー54,56を用いたときに剥がし強度を有する。ここで使用される“剥がし強 度”は、後述する実施例との関係で設定された剥がし強度試験に基づいて決定さ れる剥がし強度値を意味する。この剥がし強度は、一般的に、使い捨ておむつの ような基体から接着テープファスナーを剥がして取り去る際に必要な最大負荷で ある。基体からの接着テープファスナーの剥ぎ取り方向は、製品が使用されると き基体から接着テープファスナーが取り外される方法とほぼ同じである。この方 向は、製品の長手方向に直角である。 実施形態において、繊維テープパネル58は、接着テープファスナー54,5 6を用いたときに約0.89乃至約5.34ニュートン(約0.20乃至約1. 20ポンド−フォース)、望ましくは少なくとも約2.20乃至約4.45ニュ ートン(約0.50乃至約1.00ポンド−フォース)の剥がし強度を有する。 繊維テープパネル58は、接着テープファスナー54,56を用いたときに、大 きな剪断強度と適当な剥がし強度を有し、着用者の腰のまわりに吸収体を保持し 、破れることなく容易に取り付けと取り外しができる。従って、他の実施形態に おいて、繊維テープパネル58は接着テープファスナー54,56と共に、少な くとも約4.45ニュートン(約1.0ポンド−フォース)の剪断強度、及び約 3.56ニュートン(約0.80ポンド−フォース)未満の剥がし強度を有する 。好ましくは、剥がし強度は、剪断強度の約75パーセント未満、好ましくは約 50パーセント未満であり、これにより性能及び顧客の受入度が向上する。 このように、本発明の接着テープを使用するファスナーシステムは、製品とし ての柔軟性、フィット性及び見栄えを持ちながら、望ましいレベルの接着性と取 り付け性を有す。さらに、ファスナーシステムの繊維テープパネルは、接着テー プファスナーを用いたとき、パウダーやオイルなどの異物質により汚された際に も、十分な接着性を有する。実施例 〔引張強度試験〕 この試験により、試験装置によりサンプル材料の幅の一部のみが中央で把持さ れたとき、ポンド−フォースで測定された材料の最大引張負荷が判定される。 〔装置〕 1.最大負荷を測定することができ且つ適当なロードセルを備えたテンシルテス ター。この引張試験用システムは、シンテック・テンシル・テスター(Sintech T ensile Tester)であり、Sintech QAD(Quality Assurance Department)Softwar を備え、商品番号が Instron Model 5213 Tensile Tester として、米国ノース カロライナ州リサーチトライアングルの MTS Sintech から市販されている。 2.商品番号 QAD Softwar で MTS Sintechから市販されているQAD Softwar。 3.米国マサチューセッツ州カントンの Instron Corporation から市販されて いる25.4mm×76.2mm(1インチ×3インチ)の下ジョー面。 4.米国マサチューセッツ州カントンの Instron Corporation から市販されて いる25.4mm×25.4mm(1インチ×1インチ)の上ジョー面。 〔試験手順〕 1.ロードセルを較正し、QAD Softwar をロードする。 2.上下ジャーをテンシルテスターに取り付ける。 3.テンシルテスターの試験条件を以下のように設定する。 クロスヘッド・スピード:300ミリメータ/分 フルスケール負荷:50キログラム しきい値:3パーセント 破壊基準:40パーセント ゲージ長さ:76.2mm(3インチ) 4.上下ジャーの重量を控除する。 5.材料を切断し、幅101.6mm(4インチ)及び長さ152.4mm(約 6インチ)のサンプルを準備する。 6.材料は負荷が作用する方向と平行に上下ジャーに幅が対称となるように挿入 する。 7.クロスヘッドを動作中に作動させる。 8.破壊時の最大負荷を記録する。 〔動的剪断試験〕 この試験方法により、接着テープファスナーと使い捨て吸収体製品のような基 体との間で達成されニュートン(ポンド−フォース)で測定される最大強度に関 する瞬間強度を判定する。基体からの接着テープファスナーの剪断方向は、その 製品の使用中に接着テープファスナーに作用する引張力の方向である。この方向 は、製品の長手方向の中心線にほぼ垂直である。 〔装置〕 1.最大負荷を測定することができ且つ適当なロードセルを備えたテンシルテス ター。この引張試験用システムは、シンテック・テンシル・テスター(Sintech T ensile Tester)であり、Sintech QAD(Quality Assurance Department)Softwar を備え、商品番号が Instron Model 4201 Tensile Tester として、米国ノース カロライナ州リサーチトライアングルの MTS Sintech から市販されている。 2.商品番号 QAD Softwar で MTS Sintechから市販されているQAD Softwar。 3.米国マサチューセッツ州カントンの Instron Corporation から商品番号“ Grips Instron 2712(90 psi),Instron 2712-003”で市販されている621kP a(1平方インチ当たり90ポンド)のグリップ。 4.米国マサチューセッツ州カントンの Instron Corporation から市販されて いる12.7mm(0.5インチ)のギザギザ付きグリップ面。 5.幅が25.4mm(1.0インチ)、長さが38.1mm(1.5インチ) 及び厚みが3.175mm(0.125インチ)のアルミニウム製のウエイト。 6.幅が50.8mm(2.0インチ)、長さが127mm(5.0インチ)及 び厚みが1.27mm(0.05インチ)の鉄製のプレート。 7.両面マスキングテープ。 8.3M Company の商品番号#2-0300 の50.4mm(2.0インチ)の幅を持 つトランスファーテープ。 〔サンプルの準備〕 1.鉄製プレートの上にそれらの内側端を44.45mm離して両面マスキング テープの2ピースを置く。 2.幅が50.4mm(2.0インチ)、長さが127mm(5.0インチ)及 び厚みが0.0318mm(1.25インチ)のポリエチレンのストリップを鉄 製プレート上のテープに取り付ける。 3.50.4mm(2.0インチ)の幅のトランスファーテープを用いて、試験 されるべき基体材料の50.4mm×127mm(2.0インチ×5.0インチ) のストリップをポリエチレンのストリップに取り付ける。 4.接着テープのストリップを剥離紙に接着して19.05mmの幅に切断する 。 5.剥離紙から接着テープを取り外して、接着テープの一端にリーダーストリッ プを取り付ける。 6.リーダーストリップの端部から12.7mm(0.50インチ)の接着テー プを切断する。 7.接着面が下を向いた基体材料上に圧力を作用させることなく接着テープを置 く。 8.31.43グラムのアルミニウム製のウエートを10秒間接着テープの上に 載せ、取り外す。 〔試験手順〕 1.ロードセルを較正し、QAD Softwar をロードする。 2.テンシルテスターの上ジャー内にギザギザ付きのグリップ面を挿入した状態 でテンシルテスター上にグリップを据え付ける。 3.テンシルテスターの試験条件を以下のように設定する。 クロスヘッド・スピード:100ミリメータ/分 フルスケール負荷:5キログラム しきい値:3パーセント 破壊基準:95パーセント ゲージ長さ:127mm(5インチ) 4.クランプの重量を控除する。 5.リーダーストリップを上ジャー内に挿入する。 6.鉄製プレートの底部を下ジャー内に挿入する。 7.クロスヘッドの動作を開始する。 8.破壊時の最大負荷を記録する。破壊モードは、基体材料から接着テープが剥 離した状態である。 〔剥がし強度試験〕 この試験方法により、使い捨て吸収体製品のような基体から接着テープファス ナーを剥ぎ取る際に必要なニュートン(ポンド−フォース)で測定される最大負 荷を判定する。基体からの接着テープファスナーを剥ぎ取る方向は、その製品の 使用中に基体から接着テープファスナーを剥がす方向である。この方向は、製品 の長手方向の中心線にほぼ垂直である。 〔装置〕 1.最大負荷を測定することができ且つ適当なロードセルを備えたテンシルテス ター。この引張試験用システムは、シンテック・テンシル・テスター(Sintech T ensile Tester)であり、Sintech QAD(Quality Assurance Department) Softwa rを備え、商品番号が Instron Model 4201 Tensile Tester として、米国ノー スカロライナ州リサーチトライアングルの MTS Sintech から市販されている。 2.商品番号 QAD Softwar で MTS Sintechから市販されているQAD Softwar。 3.米国マサチューセッツ州カントンの Instron Corporation から商品番号“ Grips Instron 2712(90 psi),Instron 2712-003”で市販されている621kP a(1平方インチ当たり90ポンド)のグリップ。 4.米国マサチューセッツ州カントンの Instron Corporation から市販されて いる12.7mm(0.5インチ)のギザギザ付きグリップ面。 〔サンプルの準備〕 1.幅が50.4mm(2.0インチ)、長さが127mm(5.0インチ)及 び厚みが0.0318mm(1.25インチ)のポリエチレンを準備する。 2.50.4mm(2.0インチ)の幅のトランスファーテープを用いて、試験 されるべき基体材料の50.4mm×127mm(2.0インチ×5.0インチ) のストリップをポリエチレンのストリップに取り付ける。 3.接着面が下を向いた基体材料上に圧力を作用させることなく接着テープを置 く。 4.31.43グラムのアルミニウム製のウエートを10秒間接着テープの上に 載せ、取り外す。 〔試験手順〕 1.ロードセルを較正し、QAD Softwar をロードする。 2.テンシルテスターの上ジャー内にギザギザ付きのグリップ面を挿入した状態 でテンシルテスター上にグリップを据え付ける。 3.テンシルテスターの試験条件を以下のように設定する。 クロスヘッド・スピード:500ミリメータ/分 フルスケール負荷:5キログラム しきい値:5パーセント 破壊基準:95パーセント ゲージ長さ:127mm(5インチ) 4.クランプの重量を控除する。 5.接着ファスナーテープのフィンガタブを上ジャー内に挿入し、グリップ面の 端部が接着ファスナーテープと同一面にする。 6.試験サンプルの基体を下ジャー内に挿入し、接着ファスナーテープを下ジャ ーの端部と平行に配置する。 7.クロスヘッドの動作を開始する。 8.破壊時の最大負荷を記録する。破壊モードは、基体材料から接着テープが剥 離した状態である。 〔汚れ抵抗性試験〕 この試験方法により、基体が異物質により部分的に被覆された場合における、 接着テープファスナーと使い捨て吸収体製品のような基体との間で達成されニュ ートン(ポンド−フォース)で測定される最大強度に関する強度を判定する。基 体からの接着テープファスナーの剪断方向は、その製品の使用中に接着テープフ ァスナーに作用する引張力の方向である。この方向は、製品の長手方向の中心線 にほぼ垂直である。 〔サンプルの準備〕 1.試薬用スポイトを用いて鉱物油を一滴基体の上に垂らす。 2.基体の上に接着ファスナーテープを置いて、鉱物油の一滴の半分が接着ファ スナーテープにカバーされているようにする。 3.31.43グラムのアルミニウム製のウエートを10秒間接着テープの上に 載せ、取り外す 〔実施例1〕 本発明による接着テープを用いたファスナーシステムの接着テープファスナー と繊維テープパネルの10個のサンプルを用意した。図1及び図2に示すように 、接着テープファスナー20は、商品番号 BF33-4 で独国アルテンドルフに事務 所を持つ Koester GmbH & Co.から市販されている接着テープファスナーであっ た。繊維テープパネル24は、4.44テックス(40デニール)の100パー セントナイロン繊維を含む織布材料であった。この織布材料は、米国ノースカル フォルニア州グリーンスボロに事務所を持つ Guilford Mills,Inc.から市販さ れている商品番号 Style #30433 の織布であった。この織布材料は、1平方メー タ当たり82.1グラム(1平方ヤード当たり2.16オンス)の坪量を有し、 さらに、1センチメータ当たり15.9コース(1インチ当たり40.5コース )及び1センチメータ当たり15.9ウエール(1インチ当たり40.5ウエー ル)を有していた。また、この織布材料は、247ニュートン(55.6ポンド −フォース)の引張強度を有していた。 これらの接着テープファスナーと繊維テープパネルのサンプルに対して、その 後に、上述した動的剪断試験を行った。これらの接着テープファスナーは、繊維 テープパネルとなる材料の技術面に施される。ここで“技術面”は、当業者にお いて周知のように材料の前面の光沢のある面を意味している。また、ここで使用 される“技術裏面”は、技術面の反対側の材料の面を意味している。接着テープ ファスナーと繊維テープパネルは、6.4ニュートン(1.44ポンド−フォー ス)の平均剪断強度を持っていた。その後、3個のサンプルに対して、2回以上 動的剪断試験を行った。2回及び3回の動的剪断試験を行った後、接着テープフ ァスナーと繊維テープパネルは、3.9ニュートン(0.87ポンド−フォース) 及3.0ニュートン(0.67ポンド−フォース)の平均剥がれ強度をそれぞれ 持っていた。 同様な6個の繊維テープパネルに対して、商品番号 KR3233 で米国ミネソタ州 セントポールに事務所を持つ 3M Company から市販されている接着テープファス ナーを使用して、上述した剥がし強度試験を行った。接着テープファスナーは、 繊維テープパネルとして使用される材料の技術面に再度施された。接着テープフ ァスナーと繊維テープパネルは、2.34ニュートン(0.53ポンド−フォー ス)の平均剥がし強度強度を持っていた。これらの結果を、表1と表2に示す。 また、剪断強度の結果を図6に示す。 〔実施例2〕 本発明による接着テープを用いたファスナーシステムの接着テープファスナー と繊維テープパネルの6個のサンプルを用意した。図1及び図2に示すように、 接着テープファスナー20は、商品番号 BF33-4 で独国アルテンドルフに事務所 を持つ Koester GmbH & Co.から市販されている接着テープファスナーであった 。繊維テープパネル24は、2.22テックス(20デニール)の92パーセン トの織布材料と7.778テックス(70デニール)の8パーセントのリクラ(l ycra)繊維を含んでいた。織布材料は、米国ノースカルフォルニア州グリーンス ボロに事務所を持つ Guilford Mills,Inc.から市販されている商品番号Style #56507の織布であった。この織布材料は、1平方メータ当たり127.1グラム (1平方ヤード当たり3.75オンス)の坪量を有し、さらに、1センチメータ 当たり15.9コース(1インチ当たり40.5コース)及び1センチメータ当 たり15.9ウエール(1インチ当たり40.5ウエール)を有していた。また 、この織布材料は、368ニュートン(82.6ポンド−フォース)の引張強度 を有していた。 これらの接着テープファスナーと繊維テープパネルのサンプルに対して、その 後に、上述した動的剪断試験を行った。これらの接着テープファスナーは、繊維 テープパネルとなる材料の技術面に施される。接着テープファスナーと繊維テー プパネルは、2.8ニュートン(0.63ポンド−フォース)の平均剪断強度を 持っていた。その後、3個のサンプルに対して、2回以上動的剪断試験を行った 。2回及び3回の動的剪断試験を行った後、接着テープファスナーと繊維テープ パネルは、2.5ニュートン(0.57ポンド−フォース)及2.5ニュートン (0.56ポンド−フォース)の平均剪断強度をそれぞれ持っていた。 同様な6個の繊維テープパネルに対して、商品番号 KR3233 で米国ミネソタ州 セントポールに事務所を持つ 3M Company から市販されている接着テープファス ナーを使用して、上述した剥がし強度試験を行った。接着テープファスナーは、 繊維テープパネルとして使用される材料の技術面に再度施された。接着テープフ ァスナーと繊維テープパネルは、0.98ニュートン(0.22ポンド−フォー ス)の平均剥がし強度を持っていた。これらの結果を、表1と表2に示す。また 、剪断強度の結果を図6に示す。 〔実施例3〕 本発明による接着テープを用いたファスナーシステムの接着テープファスナー と繊維テープパネルの6個のサンプルを用意した。図1及び図2に示すように、 接着テープファスナー20は、商品番号 BF33-4 で独国アルテンドルフに事務所 を持つ Koester GmbH & Co.から市販されている接着テープファスナーであった 。繊維テープパネル24は、7.778テックス(70デニール)の21パーセ ントのナイロン繊維と15,556テックス(140デニール)の79パーセン トのナイロン繊維を含むトリコット・ニット材料であった。このニット材料は、 米国ノースカルフォルニア州グリーンスボロに事務所を持つ Guilford Mills,I nc.から市販されている商品番号 Style #18203 であった。このニット材料は、 1平方メータ当たり270.9グラム(1平方ヤード当たり7.99オンス)の 坪量を有し、さらに、1センチメータ当たり25.6コース(1インチ当たり6 5コース)及び1センチメータ当たり16.9ウエール(1インチ当たり43ウ エール)を有していた。また、このニット材料は、328ニュートン(73.7 ポンド−フォース)の引張強度を有していた。 これらの接着テープファスナーと繊維テープパネルのサンプルに対して、その 後に、上述した動的剪断試験を行った。接着テープファスナーと繊維テープパ1 ルは、4.58ニュートン(1.03ポンド−フォース)の平均剪断強度を持っ ていた。その後、3個のサンプルに対して、2回以上動的剪断試験を行った。2 回及び3回の動的剪断試験を行った後、接着テープファスナーと繊維テープパネ ルは、4.4ニュートン(0.99ポンド−フォース)及4.2ニュートン(0 .94ポンド−フォース)の平均剥がれ強度強度をそれぞれ持っていた。 同様な6個の繊維テープパネル58に対して、商品番号 KR3233 で米国ミネソ タ州セントポールに事務所を持つ 3M Company から市販されている接着テープフ ァスナーを使用して、上述した剥がし強度試験を行った。接着テープファスナー と繊維テープパネルは、3.0ニュートン(0.68ポンド−フォース)の平均 剥がし強度を持っていた。これらの結果を、表1と表2に示す。また、剪断強度 の結果を図6に示す。 〔実施例4〕 本発明による接着テープを用いたファスナーシステムの接着テープファスナー と繊維テープパネルの6個のサンプルを用意した。図1及び図2に示すように、 接着テープファスナー20は、商品番号 BF33-4 で独国アルテンドルフに事務所 を持つ Koester GmbH & Co.から市販されている接着テープファスナーであった 。繊維テープパネル24は、4.75テックス(2.75デニール)の2成分繊 維を含むメルトブロー不織布材料であった。この2成分繊維は、ポリエチレンの シースとナイロンのコアとを有し、シートとコアの重量比が90:10であった 。不織布材料は、米国ジョージア州ロスウエルに事務所がある Kimberly-ClarkC orp.から商品番号 Pravek #011394-1 として市販されていた。この不織布材料 は、1平方メータ当たり67.8グラム(1平方ヤード当たり2.0オンス)の 坪量を有し、さらに、1立方センチメータ当たり0.375密度を有していた。 また、メルトブロー材料は、89ニュートン(20ポンド−フォース)の引張強 度を有していた。 これらの接着テープファスナーと繊維テープパネルのサンプルに対して、その 後に、上述した動的剪断試験を行った。接着テープファスナーと繊維テープパネ ルは、5.9ニュートン(1.32ポンド−フォース)の平均剪断強度を持って いた。その後、3個のサンプルに対して、2回以上動的剪断試験を行った。2回 及び3回の動的剪断試験を行った後、接着テープファスナーと繊維テープパネル は、5.6ニュートン(1.25ポンド−フォース)及3.5ニュートン(0. 79ポンド−フォース)の平均剥がれ強度強度をそれぞれ持っていた。 同様な6個の繊維テープパネルに対して、商品番号 KR3233 で米国ミネソタ州 セントポールに事務所を持つ 3M Company から市販されている接着テープファス ナーを使用して、上述した剥がし強度試験を行った。接着テープファスナーと繊 維テープパネルは、4.4ニュートン(0.99ポンド−フォース)の平均剥が し強度を持っていた。これらの結果を、表1と表2に示す。また、剪断強度の結 果を図6に示す。 〔実施例5〕 実施例1,2,3に基づき、本発明による接着テープを用いたファスナーシス テムの接着テープファスナー54,56;20の各々と異なる繊維テープパネル の各々3個ずつのサンプルを用意した。各々の繊維テープパネルと接着テープフ ァスナーに対して、上述したよごれ抵抗性試験を行った。実施例1による繊維テ ープパネルと接着テープファスナーは、約3.3ニュートン(0.74ポンド− フォース)の平均剪断強度を持っていた。実施例2による繊維テープパネルと接 着テープファスナーは、約1.4ニュートン(0.31ポンド−フォース)の平 均剪断強度を持っていた。実施例3による繊維テープパネルと接着テープファス ナーは、約3.6ニュートン(0.82ポンド−フォース)の平均剪断強度を持 っていた。実施例4による繊維テープパネルと接着テープファスナーは、約4. 4ニュートン(0.98ポンド−フォース)の平均剪断強度を持っていた。鉱物 油が存在しない条件で試験を行ったときの各材料の最初の剪断強度のパーセント に沿ったこれらの結果を表3に示す。 〔実施例6〕 様であり且つ約5.9−10.4kg(約13−23ポンド)の100個の中間 サイズのおむつを用意した。これらのおむつは、ポリエチレンフィルムを含み厚 みが0.0318mm(1.25mil)の外側カバーと、吸収体コア部と、ス パンボンド材料を含むボディーサイドライナを有する。図3乃至図6に示すよう に、おむつ40は実施例1で説明したような繊維テープパネル58を備えていた 。接着テープファスナー54,56は、商品番号 KR3233 で米国ミネソタ州セン トポールに事務所を持つ 3M Company から市販されているものを使用した。接着 テープファスナー54,56を、おむつの裏側部のおむつ40の長手方向側部に 接着剤により取り付けた。繊維テープパネル58は、50.4mm(2.0イン チ)の幅66と、190.5mm(7.5インチ)の長さ64を有し、さらに、 おむつ40の前面部の外側カバーに固定されていた。このとき、テープパネル5 8は同じ寸法の両面トランスファーテープを1ピース用いた。両面トランスファ ーテープは、商品番号#2-0300 で 3M Company から市販されているものを使用し た。外側カバー42は、37.8ニュートン(8.50ポンド−フォース)の引 張強度を持っていた。繊維テープパネル48と外側カバー42との補強複合体は 、289ニュートン(64.9ポンド−フォース)の複合引張強度を持っていた 。 その後、おむつのサンプルを20人の別々の幼児に着用させ、おむつの着用者 への取り付け保持性を測定した。試験の時間は約8時間であった。試験をしたお むつの3.4パーセントにおいて、接着テープファスナーが使用中に繊維テープ パネルから剥離していた。実施例において、一つの接着テープファスナーを繊維 テープパネルに取り付ける代わりに他のテープファスナーに取り付けたことに起 因する剥離の例は含まれていなかった。 〔実施例7〕 実施例6におけるおむつと同様な100個の中間サイズのおむつを用意した。 図3乃至図6に示すように、おむつ40は、実施例2で説明したような繊維テー プパネル58を備えていた。接着テープファスナー54,56は、商品番号 KR3 233 で米国ミネソタ州セントポールに事務所を持つ 3M Company から市販されて いるものを使用した。接着テープファスナー54,56を、おむつの裏側部のお むつ40の長手方向側部に接着剤により取り付けた。繊維テープパネル58は、 50.4mm(2.0インチ)の幅66と、190.5mm(7.5インチ)の長 さ64を有し、さらに、おむつ40の前面部の外側カバーに固定されていた。こ のとき、テープパネル58は同じ寸法の両面トランスファーテープを1ピース 用いた。両面トランスファーテープは、商品番号#2-0300 で 3M Company から市 販されているものを使用した。繊維テープパネル48と外側カバー42との補強 複合体は、423ニュートン(95.1ポンド−フォース)の複合引張強度を持 っていた。 その後、おむつのサンプルを20人の別々の幼児に着用させ、おむつの着用者 への取り付け保持性を測定した。試験の時間は約8時間であった。試験をしたお むつの45.76パーセントにおいて、接着テープファスナーが使用中に繊維テ ープパネルから剥離していた。 〔実施例8〕 実施例6におけるおむつと同様な100個の中間サイズのおむつを用意した。 図3乃至図6に示すように、おむつ40は、実施例3で説明したような繊維テー プパネル58を備えていた。接着テープファスナー54,56は、商品番号 KR3 233 で米国ミネソタ州セントポールに事務所を持つ 3M Company から市販されて いるものを使用した。接着テープファスナー54,56を、おむつの裏側部のお むつ40の長手方向側部に接着剤により取り付けた。繊維テープパネル58は、 50.4mm(2.0インチ)の幅66と、190.5mm(7.5インチ)の長 さ64を有し、さらに、おむつ40の前面部の外側カバーに固定されていた。こ のとき、テープパネル58は同じ寸法の両面トランスファーテープを1ピース用 いた。両面トランスファーテープは、商品番号#2-0300 で 3M Company から市販 されているものを使用した。繊維テープパネル48と外側カバー42との補強複 合体は、359ニュートン(80.7ポンド−フォース)の複合引張強度を持っ ていた。 その後、おむつのサンプルを20人の別々の幼児に着用させ、おむつの着用者 への取り付け保持性を測定した。試験の時間は約8時間であった。試験をしたお むつの16.01パーセントにおいて、接着テープファスナーが使用中に繊維テ ープパネルから剥離していた。 〔実施例9〕 実施例6におけるおむつと同様な100個の中間サイズのおむつを用意した。 図3乃至図6に示すように、おむつ40は、実施例4で説明したような繊維テー プパネル58を備えていた。接着テープファスナー54,56は、商品番号 KR3 233 で米国ミネソタ州セントポールに事務所を持つ 3M Company から市販されて いるものを使用した。接着テープファスナー54,56を、おむつの裏側部のお むつ40の長手方向側部に接着剤により取り付けた。繊維テープパネル58は、 50.4mm(2.0インチ)の幅66と、190.5mm(7.5インチ)の長 さ64を有し、さらに、おむつ40の前面部の外側カバーに固定されていた。こ のとき、テープパネル58は同じ寸法の両面トランスファーテープを1ピース用 いた。両面トランスファーテープは、商品番号#2-0300 で 3M Company から市販 されているものを使用した。 その後、おむつのサンプルを20人の別々の幼児に着用させ、おむつの着用者 への取り付け保持性を測定した。試験の時間は約8時間であった。試験をしたお むつの7.14パーセントにおいて、接着テープファスナーが使用中に繊維テー プパネルから剥離していた。 〔比較例1〕 比較のために、本発明と異なる材料を有する接着テープファスナーの剪断強度 と剥がし強度を判定した。図1及び図2に示すように、接着テープファスナー2 0は、商品番号 BF33-4 で独国アルテンドルフに事務所を持つ Koester GmbH & Co.から市販されている接着テープファスナーであった。材料は、外側カバー atrim に使用されているものであった。材料は、繊維不織布材料であり、0.3 33テッスク(3.0デニール)のポリプロピレン繊維を含んでいた。繊維不織 布材料は,1平方メータ当たり23.7グラムの坪量及び1立方センチメータ当 たり0.240グラムの密度を有していた。また、繊維不織布材料は、52.2 7ニュートン(11.75ポンド−フォース)の引張強度を有していた。 これらの3個の繊維不織布材料と接着テープファスナー54,56;20に対 して、その後に、上述した動的剪断試験を行った。接着テープファスナーと繊維 不織布材料は、3.9ニュートン(0.88ポンド−フォース)の平均剪断強度 を持っていた。その後、これらの同じサンプルに対して、2回以上動的剪断試験 を行った。2回及び3回の動的剪断試験を行った後、接着テープファスナーと繊 維不織布材料は、2.8ニュートン(0.62ポンド−フォース)及2.5ニュ ートン(0.56ポンド−フォース)の平均剪断強度をそれぞれ持っていた。 同様な6個の繊維テープパネル58;24に対して、商品番号 KR3233 で米国 ミネソタ州セントポールに事務所を持つ 3M Company から市販されている接着テ ープファスナーを使用して、上述した剥がし強度試験を行った。接着テープファ スナーと繊維テープパネルは、3.2ニュートン(0.72ポンド−フォース) の平均剥がし強度を持っていた。これらの結果を、表1と表2に示す。また、剪 断強度の結果を図6に示す。 〔比較例2〕 比較のために、本発明と異なる材料を有する接着テープファスナーの剪断強度 と剥がし強度を判定した。図1及び図2に示すように、接着テープファスナー2 0は、商品番号 BF33-4 で独国アルテンドルフに事務所を持つ Koester GmbH & Co.から市販されている接着テープファスナーであった。 材料は、外側カバー材料を有し、これは Kimberly-Clark Corp.から市販され 18mm(1.25mils)の厚みを持つポリエチレンフィルム材料であった 。このフィルム材料は、商品番号XEM423.0-65として 米国テキサス州ダラスに 事務所を持つConsolidatd Thermoplastics,Inc.により市販されているものであ った。また、フィルム材料は、1平方メータ当たり30.2グラムの坪量及び1 立方センチメータ当たり0.95グラムの密度を有していた。また、フィルム材 料は、37.8ニュートン(8.50ポンド−フォース)の引張強度を有してい た。 これらの3個のフィルム材料と接着テープファスナー54,56;20に対し て、その後に、上述した動的剪断試験を行った。接着テープファスナーとフィル ム材料は、7.0ニュートン(1.58ポンド−フォース)の平均剪断強度を持 っていた。その後、これらの同じサンプルに対して、2回以上動的剪断試験を行 った。2回及び3回の動的剪断試験を行った後、接着テープファスナーと繊維不 織布材料は、4.8ニュートン(1.08ポンド−フォース)及4.1ニュート ン(0.92ポンド−フォース)の平均剪断強度をそれぞれ持っていた。 同様な5個の繊維テープパネル58;24に対して、商品番号 KR3233 で米国 ミネソタ州セントポールに事務所を持つ 3M Company から市販されている接着テ ープファスナーを使用して、上述した剥がし強度試験を行った。接着テープファ スナーと繊維テープパネルは、11.4ニュートン(2.57ポンド−フォース) の平均剥がし強度を持っていた。これらの結果を表2に示す。また、剪断強度の 結果を図6に示す。 〔比較例3〕 接着テープファスナー54,56;20と比較例1の3個のサンプルを準備し た。各サンプルに対して、その後に、上述した汚れ抵抗性試験を行った。この汚 れ抵抗性試験の下で、接着テープファスナーと比較例1による繊維不織布材料は 、2.1ニュートン(0.47ポンド−フォース)の平均剪断強度を持っていた 。これらの結果を表3に示す。 〔比較例4〕 接着テープファスナー54,56;20と比較例2の3個のサンプルを準備し た。各サンプルに対して、その後に、上述した汚れ抵抗性試験を行った。この汚 れ抵抗性試験の下で、接着テープファスナーと比較例2によるポリエチレンフィ ルムは、1.4ニュートン(0.32ポンド−フォース)の平均剪断強度を持っ ていた。これらの結果を表3に示す。 本発明による接着テープファスナーシステムの繊維テープパネル24;58の それぞれの実施例によれば、接着テープファスナーと十分な剪断強度を持ってい るため、着用者の腰のまわりに吸収体製品を信頼性良く保持することができ、し かも、望ましくない大きな剥がし強度がない。さらに、本発明の繊維テープパネ ルが吸収体製品の外側カバーを補強するので、接着テープファスナーの剥ぎ取り に耐えることができ、このため、製品の柔軟性や外観に悪影響を及ぼすことがな い。 本発明の繊維テープパネル24;58の実施例によれば、異物質により汚され た際にも十分な剪断強度が得られる。異物質が存在するときの剪断強度の低下は 、繊維テープパネルを使用した本発明では、ポリマーフィルム補強材料を使用し た従来のものより小さかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,C A,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI ,GB,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,M G,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO ,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM, TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 ウェンゼル トム カール アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54136 キンバリー ノース ロジャー ストリート 384

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.使い捨て吸収体製品に使用される接着テープファスナーシステムであって、 このシステムが: a)接着テープファスナー(20;54,56)と; b)基体層(22;42)と; c)この基体層(22;42)に結合される繊維テープパネル(24;58) であって、上記接着テープファスナー(20;54,56)と接着剤結合を行う ことができる繊維外側面(28;62)を備えた繊維テープパネルと、を有する ことを特徴とする接着テープファスナーシステム。 2.上記繊維テープパネル(24;58)及び/又は上記繊維外側面(28;6 2)は、上記接着テープファスナー(20;54,56)を上記繊維テープパネ ル(24;58)に最初に取り付ける際に上記接着テープファスナー(20;5 4,56)が上記接着テープファスナー(20;54,56)と共に少なくとも 約2.67ニュートン(0.60ポンド−フォース)である剪断強度を有するこ とを特徴とする請求項1記載の接着テープファスナーシステム。 3.上記基体層(22;42)は、エラストマー材料及び/又は繊維不織布材料 及び/又はポリマーフィルム材料であることを特徴とする請求項1又は請求項2 記載の接着テープファスナーシステム。 4.上記繊維テープパネル(24;58)及び/又は上記繊維外側面(28:6 2)は、繊維織布材料及び/又は繊維エラストマー材料であることを特徴とする 請求項3乃至請求項4の何れか1項に記載の接着テープファスナーシステム。 5.上記繊維織布材料はナイロン繊維を含むことを特徴とする請求項4記載の接 着テープファスナーシステム。 6.上記繊維テープパネル(24;58)及び/又は上記繊維外側面(28:6 2)は、繊維不織布材料であることを特徴とする請求項3乃至請求項4の何れか 1項に記載の接着テープファスナーシステム。 7.上記繊維テープパネル(24;58)の上記繊維外側面(28:62)は、 約0.167テッスクから約0.556テッスク(約1.5から約5.0デニ ール)の範囲の繊維を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項 に記載の接着テープファスナーシステム。 8.上記繊維テープパネル(24;58)の上記繊維外側面(28:62)は、 2成分繊維を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の 接着テープファスナーシステム。 9.上記2成分繊維はポリエチレンのシースとナイロンのコアを有することを特 徴とする請求項8記載の接着テープファスナーシステム。 10.上記繊維テープパネル(24;58)及び/又は上記繊維外側面(28:6 2)は、1平方メータ当たり約51から約391グラムの坪量を有することを特 徴とする請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載の接着テープファスナーシス テム。 11.上記繊維テープパネル(24;58)及び/又は上記繊維外側面(28:6 2)は、少なくとも約220ニュートン(約50.0ポンド−フォース)の引張 強度を持つことを特徴とする請求項1乃至請求項10の何れか1項に記載の接着 テープファスナーシステム。 12.上記繊維テープパネル(24;58)及び/又は上記繊維外側面(28;6 2)は、上記接着テープファスナー(20;54,56)と共に約3.56ニュ ートン(約0.80ポンド−フォース)未満である剥がし強度を有することを特 徴とする請求項1乃至請求項11の何れか1項に記載の接着テープファスナーシ ステム。 13.上記基体層(22)及び上記繊維テープパネル(24;58)及び/又は上 記繊維外側面(28;62)は、破れることなしにそれらから接着テープファス ナーを剥がし取る力に耐えることができる複合補強繊維基体(30)を有するこ とを特徴とする請求項1乃至請求項12の何れか1項に記載の接着テープファス ナーシステム。 14.上記複合補強繊維基体(30)は、少なくとも約267ニュートン(約60 ポンド−フォース)の引張強度を有することを特徴とする請求項13記載の接着 テープファスナーシステム。 15.上記繊維テープパネル(24;58)の上記繊維外側面(28:62)は、 被覆されていないことを特徴とする請求項1乃至請求項14の何れか1項に記載 の接着テープファスナーシステム。 16.上記繊維テープパネル(24;58)は、上記接着テープファスナー(20 ;54,56)を上記繊維テープパネル(24;58)に最初に取り付ける際、 上記接着テープファスナー(20;54,56)と共に少なくとも約3.56ニ ュートン(0.80ポンド−フォース)である剪断強度を有することを特徴とす る請求項1乃至請求項15の何れか1項に記載の接着テープファスナーシステム 。 17.上記繊維テープパネル(24;58)は、上記接着テープファスナー(20 ;54,56)を上記繊維テープパネル(24;58)に最初に取り付ける際、 上記接着テープファスナー(20;54,56)と共に少なくとも約4.45乃 至約17.80ニュートン(約1.0ポンド−フォース乃至約4.0ポンド−フ ォース)である剪断強度を有することを特徴とする請求項1乃至請求項16の何 れか1項に記載の接着テープファスナーシステム。 18.上記繊維テープパネル(24;58)の上記繊維外側面(28;62)は、 それから上記接着テープファスナー(20;54,56)を剥がして取る剥がし 取る力に耐えることができる繊維を有し、上記接着テープファスナー(20;5 4,56)を汚すことなく上記接着テープファスナー(20;54,56)を上 記繊維外側面(28;62)に再び取り付けることができることを特徴とする請 求項1乃至請求項17の何れか1項に記載の接着テープファスナーシステム。 19.上記繊維テープパネル(24;58)は、上記接着テープファスナー(20 ;54,56)を上記繊維テープパネル(24;58)に3度取り付けた後に、 上記接着テープファスナー(20;54,56)と共に少なくとも約2.67ニ ュートン(0.60ポンド−フォース)である剪断強度を有することを特徴とす る請求項1乃至請求項18の何れか1項に記載の接着テープファスナーシステム 。 20.上記繊維テープパネル(24;58)に上記接着テープファスナー(20; 54,56)を3度取り付けた後の剪断強度が、最初に取り付けたときの剪断 強度の少なくとも約50パーセントであることを特徴とする請求項19記載の接 着テープファスナーシステム。 21.上記基体層(22;42)は、約52.26ニュートン(約11.75ポン ド−フォース)未満の引張強度を有することを特徴とする請求項1乃至請求項2 0の何れか1項に記載の接着テープファスナーシステム。 22.上記繊維テープパネル(24;58)は、上記接着テープファスナー(20 ;54,56)を上記繊維テープパネル(24;58)に最初に取り付ける際に 上記接着テープファスナ−(20;54,56)と共に少なくとも約3.56ニ ュートン(0.80ポンド−フォース)である剪断強度を有することを特徴とす る請求項1乃至請求項21の何れか1項に記載の接着テープファスナーシステム 。 23.上記外側面(28;62)は、少なくとも約220ニュートン(約50.0 ポンド−フォース)の引張強度を有することを特徴とする請求項1乃至請求項2 2の何れか1項に記載の接着テープファスナーシステム。 24.上記繊維テープパネル(24;58)及び/又は上記繊維外側面(28;6 2)は、汚れ抵抗性試験に従って判定される際に、上記接着テープファスナー( 20;54,56)と共に少なくとも約1.78ニュートン(約0.40ポンド −フォース)である剪断強度を有することを特徴とする請求項1乃至請求項23 の何れか1項に記載の接着テープファスナーシステム。 25.上記汚れ抵抗性試験による上記繊維テープパネル(24;58)及び/又は 上記繊維外側面(28;62)及び上記接着テープファスナー(20;54,5 6)の間の剪断強度は上記最初に取り付けた際の剪断強度の少なくとも約50パ ーセントであることを特徴とする請求項24記載の接着テープファスナーシステ ム。 26.上記繊維外側面(28;62)は、上記接着テープファスナー(20;54 ,56)を上記繊維外側面(28;62)に3度取り付けた後に、上記接着テー プファスナー(20;54,56)と共に少なくとも約2.67ニュートン(0 .60ポンド−フォース)である剪断強度を有することを特徴とする請求項1乃 至請求項25の何れか1項に記載の接着テープファスナーシステム。 27.上記繊維外側面(28;62)は、上記接着テープファスナー(20;54 ,56)を上記繊維外側面(28;62)に最初に取り付ける際に上記接着テー プファスナー(20;54,56)と共に少なくとも約3.56ニュートン(0 .80ポンド−フォース)である剪断強度を有することを特徴とする請求項1乃 至請求項26の何れか1項に記載の接着テープファスナーシステム。 28.上記繊維外側面(28;62)は、上記接着テープファスナー(20;54 ,56)を上記繊維外側面(28;62)に最初に取り付ける際に上記接着テー プファスナー(20;54,56)と共に少なくとも約4.45乃至約17.8 0ニュートン(約1.0ポンド−フォース乃至約4.0ポンド−フォース)であ る剪断強度を有することを特徴とする請求項1乃至請求項27の何れか1項に記 載の接着テープファスナーシステム。 29.a)外側カバー(42)と; b)ボディーサイドライナ(44)と; c)これらのボディーサイドライナ(44)と外側カバー(42)との間に設 けられた吸収体コア部(46)と; d)請求項1乃至請求項28の何れか1項に記載された接着テープファスナー システムであって、上記接着テープファスナー(20;54,56)が使い捨て 吸収体製品(40)の長手方向の側部に結合され、且つ、上記外側カバー(42 )が上記基体層(22)として機能する接着テープファスナーシステムと; を有することを特徴とする使い捨て吸収体製品。 30.上記外側カバー(42)が繊維テープパネルとして機能するように設けられ ていることを特徴とする請求項29記載の使い捨て吸収体製品。
JP8521116A 1994-12-29 1995-12-21 接着テープファスナーシステム Pending JPH10511874A (ja)

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