JP2005535404A - 再締結可能なシームを有する使い捨て吸収性パンツ - Google Patents

再締結可能なシームを有する使い捨て吸収性パンツ Download PDF

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Abstract

再締結可能なシームを分離しようとする力が加えられた時に製品が裂ける可能性を最小にする、再締結可能なシームを有する使い捨て吸収性パンツである。より具体的には、再締結可能なシームは、外側カバー及び/又は側部パネルの引張強度又は引裂強度より小さい剪断分離強度を有する。また、締結部材と該締結部材が結合されたシャーシ部分の間の結合強度は、再締結可能なシームの剪断分離強度より大きくすることができる。加えて、再締結可能なシームの剪断分離強度は、再締結可能なシームの剥離分離強度より大きくして、剥離力をかけることによる衣類の容易な締結解除を可能にすることができる。

Description

本発明は、製品の再締結可能なシームを分離しようとする力が加えられた時にその製品が裂ける可能性を最小にするように設計された再締結可能なシームを有する使い捨て吸収性パンツに向けられる。
使い捨て吸収性パンツは子供のおむつから下着への移行物として用いられる。ウエスト領域の前部へ締結されたタブ又は耳を伴ったハイカットの脚開口部を有するおむつとは異なり、使い捨て吸収性パンツはより下着に似るように設計され、衣類の両側にはウエスト開口部から良好に定められた脚開口部へと延びる側部シームが備わる。従って、おむつは着用者が仰向けに横たわっている間に着用者に締結することができ、締結は着用者の前部で行われる。これと対照的に、使い捨て吸収性パンツは通例、着用者の側部に沿った側部シームを有し、特に活動的な幼児においては、介護者が使い捨て吸収性パンツを締結すること、締結解除すること、又は使い捨て吸収性パンツの側部シームを破ることですら、困難な場合がある。おむつと使い捨て吸収性パンツの別の違いは、使い捨て吸収性パンツは下着と全く同様にスライドさせて着用者に着せたり脱がせたりすることができるという点である。
使い捨て吸収性パンツに加えられた1つの特に有益な改良点は、恒久的に結合された側部シームに代わって、再締結可能な側部シームを設けたことである。再締結可能な側部シームによって、使い捨て吸収性パンツは相変わらず下着のように着脱可能でありつつ、どちらかの側を締結解除して、その使い捨て吸収性パンツを取替える必要があるかどうかを判断するという選択肢を与える。使い捨て吸収性パンツが締結解除され、該使い捨て吸収性パンツを取替える必要はないと判断された場合には、該パンツは容易に再締結することができる。加えて、使い捨て吸収性パンツが汚れており、従って取替えねばならないと判断された場合には、介護者は再締結可能なシームに沿ってその衣類を締結解除し、着用者の他の衣類を除去する必要なしに、その衣類を除去することができる。衣類をこのやり方で除去することにより、着用者から通常の下着を除去する要領で衣類をスライドさせて脱がせなければならないことに比べて、衣類の内容物もまた、より容易に閉じ込めることが可能である。
多くの介護者は、側部シームが恒久的に結合されているか再締結可能であるかにかかわらず、該側部シームに反対向きの力を加えることにより、着用者から使い捨て吸収性パンツを除去する。通常、恒久的に結合された側部シームを有する使い捨て吸収性パンツは、そのような力が側部シーム領域に加えられた時には、該側部シームに隣接して、又は別の脆弱化された領域において、引裂ける。再締結可能な側部シームを有する使い捨て吸収性パンツもまた、衣類の再締結可能な側部シーム領域にそのような力が加えられた時には、時として、側部パネル又は外側カバーにおいて引裂けること、又は締結要素が結合された衣類の領域から引き離された状態になること、又は衣類の層が層分離を始めることが観察されている。従って、再締結可能な側部シームが強すぎるか、又は少なくとも衣類の他の材料より強い場合には、通常の着用及び引裂きの間、又は介護者が衣類の状態を確認する際に、何らかの十分に大きな力が衣類に加えられた時に、シームのところで締結解除せずに、衣類の他の部材が修復不可能な損傷を受けて、そのことにより衣類が汚されていない場合にまで衣類の交換が必要になることがある。
更に、特定の形式のファスナは、着用及び引裂きの間に剪断強度が増す傾向がある。例えば、フック・ループ式ファスナは、特定の着用状態の間により固定的に係合されていき、特定の動作の間にフック・ループ式ファスナがよじれるにつれてより多くのフックがより多くのループと接触するため引裂ける傾向がある。従って、介護者が衣類のいずれかの汚れを確認する時分には、再締結可能なシームは、最初に締結された時より締結解除しにくくなっていることがある。
別の考察として、再締結可能なシームの剥離強度が該再締結可能なシームの剪断強度より低いとしても、再締結可能なシームの剪断を起こすためには該再締結可能なシームを剥離させるよりも大きな力が必要なことから、高い剪断力が加えられた時に衣類はなおも修復不可能な損傷を受ける恐れがあり、またシームを分離するために必要な大きな剪断力は、シームを剥離するために必要な比較的穏やかな応力とは異なる影響を衣類に及ぼす。他方、再締結可能な側部シームの剪断強度が低すぎる場合には、最小限の剪断応力が与えられた結果であっても、ファスナが弾けて開くことが起こりやすい。
再締結可能な側部シームに剪断応力を加えたことによって修復不可能な損傷が生じる可能性を最小にするパンツに対する必要性即ち要望がある。
従来技術において遭遇する論じられた困難及び問題に対応して、修復不可能な損傷を受けることなしに、または少なくともこれを最小にして、側部シームの剪断応力に耐えることが可能な再締結可能な使い捨て吸収性パンツが見出された。
使い捨て吸収性パンツは、ウエスト開口部及び一対の脚開口部が定められたシャーシを含む。シャーシは前領域及び背領域を含み、必須ではないが、前中央パネルに取り付けられた一対の前側部パネル及び/又は背中央パネルに取り付けられた一対の背側部パネルを含むことができる。シャーシはまた、前領域及び背領域を包む外側カバー及び身体側ライナを含むことができる。一対の再締結可能なシームは衣類の側面に位置し、各再締結可能なシームは、ウエスト開口部から、前領域と背領域の間の脚開口部の一方へ延びる。
再締結可能なシームは、外側カバー又は前領域及び背領域の他の材料の引裂強度即ち引張強度より小さい適切な剪断分離強度を持つ。1つの実施形態においては、一方の再締結可能なシームの剪断分離強度と前領域及び背領域の材料の引張強度との比は、単位シーム長さ当り約0.01から約0.99までの間である。
使い捨て吸収性パンツが、前中央パネル及び/又は背中央パネルに恒久的に結合された一対の前側部パネル及び/又は一対の背側部パネルを含む、1つの実施形態においては、再締結可能なシームの剪断分離強度は、前側部パネル及び背側部パネルを前中央パネル及び背中央パネルに接続するシームの結合強度より適切に低い。別の実施形態においては、一方の再締結可能なシームの剪断分離強度と、前側部パネル及び背側部パネルを前中央パネル及び背中央パネルに接続する一方のシャーシ・シームの結合強度との比は、単位シーム長さ当り約0.01から約0.99までの間である。
再締結可能なシームは、外側カバー、身体側ライナ、又は側部パネルに結合された締結部材を含むことができ、該締結部材は、外側カバー、身体側ライナ、又は別の側部パネルに結合された嵌合相手の締結部材に締結可能とすることができ、或いは、該締結部材は、外側カバー、身体側ライナ、又は側部パネルといったシャーシ自体の部材と締結可能とすることができる。
再締結可能なシームの剪断分離強度は、該再締結可能なシームの剥離分離強度より適切に大きく、且つ締結部材とシャーシの間の結合強度は、該再締結可能なシームの剪断分離強度より適切に大きい。また、締結部材が結合されたシャーシ部分は、該締結部材を含む再締結可能なシームの剪断分離強度より大きい層分離強度を適切に持ち、それにより、シャーシ材料は、再締結可能なシームを分離する剪断モード応力の下で層分離することがない。更に別の実施形態においては、一方の再締結可能なシームの剥離分離強度と、同じ再締結可能なシームの剪断分離強度との比は、単位シーム長さ当り約0.01から約0.99までの間である。更にまた別の実施形態においては、一方の再締結可能なシームの剪断分離強度と、該再締結可能なシーム内の一方の締結部材と締結部材が結合されたシャーシ部分間の結合強度との比は、単位シーム長さ当り約0.01から約0.99までの間である。
好適には、各々の再締結可能なシームの剪断分離強度は、以下で説明する引張試験方法による計測では約0.3キログラムから約2.7キログラム(kg)までの間である。1つの実施形態においては、再締結可能なシームは、シームのウエスト端部に沿って、且つ脚端部に沿って、シームの中間部に比べて大きい剪断分離強度を持つ。外側カバー、身体側ライナ、前領域、背領域、前側部パネル、及び/又は背側部パネルといった側部シーム領域のいずれの材料も伸長可能とすることができる。
上記に留意して、剪断力の付与によって何らかの修復不可能な損傷が衣類の残りの部分に起こる前に締結解除されるように設計された再締結可能なシームを備える使い捨て吸収性パンツを与えることが、本発明の特徴及び利点である。
本発明のこれらの及び他の目的と特徴は、添付の図面との関連で、以下の詳細な説明に従うことで、より良好に理解されよう。
(定義)
本明細書の内容において、以下の各用語又は語句は、以下の1つ又はそれ以上の意味を含む。
「結合される」とは、2つの要素を接合する、接着する、接続する、取り付けること等を指す。互いに直接に、又は各々が介在する要素に直接結合される場合のように互いに間接的に結合される場合に、2つの要素が互いに結合されると考えられる。
「結合強度」は、2つの結合された要素を分離するのに必要な最小の力を指す。
「層分離強度」は、2つのラミネートされた層を分離するのに必要な最小の力を指す。
「使い捨て吸収性パンツ」は、トレーニングパンツ、おむつパンツ、使い捨て吸収性下着、及び他の、おむつ着用時期の後の子供によって着用されるパンツ状吸収性衣類に適用される包括的な用語である。
「層」は、単数形で用いられる場合には、単一の要素又は複数の要素の両方の意味を持ちうる。
「不織」又は「不織ウェブ」とは、個々の繊維又はフィラメントが、相互に組み合わされているが、編まれた布のように識別できる形態ではない構造を持つ材料及び材料のウェブのことをいう。ここでは、「繊維」及び「フィラメント」という用語は、互換的に用いられる。不織布又は不織ウェブは、例えばメルトブロー工程、スパンボンド工程、空気堆積工程、及びボンデッド・カーデッド・ウェブ工程といった多くの工程により形成されている。不織布の坪量は、通常は、材料の1ヤード当たりのオンス数(osy)又は1平方メートル当たりのグラム数(gsm)で表され、繊維直径は、通常はミクロンで表される。(osyをgsmに換算するには、osyに33.91を乗じる。)
「剥離力」は、2つの隣接する身頃を互いから反対方向に、通常は身頃が接合された面と直角な方向に向かって、引き離そうとする力を指す。
「剥離分離強度」は、2つの接合された要素を分離するのに必要な最小の力を指す。
「再締結可能」とは、大きな永久歪み又は断裂なしに、2つの要素を取外し可能に取り付け、分離し、その後取外し可能に再び取り付けることが可能な特性のことをいう。
「取外し可能に取り付けられる」、「取外し可能に係合される」及びこれらに類する用語は、要素の一方又は両方にかかる分離力がないときは該要素が接続された状態のまま維持される傾向があり、実質的な永久歪み又は断裂を生じることなく該要素を分離することができるように2つの要素が接続される即ち接続可能であることを指す。分離に必要な力は通常、吸収性衣類の着用中に直面する力以上のものである。
「剪断力」は、2つの身頃面の間に反対方向の平行なスライド動作を生じさせる力を指す。
「剪断分離強度」は、2つの接合された要素を分離するのに必要な剪断力を指す。
「伸長可能」とは、破れることなく少なくとも一方向に最初の(伸ばされていない)長さの50%から少なくとも150%まで、好適には最初の長さの少なくとも200%まで、望ましくは最初の長さの少なくとも300%まで伸ばすことができる材料を意味する。
「超吸収体」とは、最適条件下において、0.9重量パーセントの塩化ナトリウムを含む水溶液中で、少なくともそれ自体の重量の約15倍を、より望ましくは少なくともそれ自体の重量の約25倍を吸収することが可能な、水膨潤性、水不溶性の有機又は無機材料を指す。超吸収性材料は、天然、合成、又は修飾天然ポリマー又は材料とすることができる。更に、超吸収性材料は、シリカゲルのような無機材料、又は架橋結合されたポリマーのような有機化合物とすることができる。
これらの用語は、本明細書の残りの部分において付加的な言葉で定義されることがある。
本発明は、着用者の衣服の完全な除去を伴わない、使い捨て吸収性パンツの容易な除去及び装着のための、再締結可能な側部シームを有する使い捨て吸収性パンツに向けられる。再締結可能な側部シームは、通常の着用の間に締結されたままの状態であるのに十分な、しかし意図的な締結解除及び/又は着用超過の際の使い捨て吸収性パンツの他の部分に対する修復不可能な損傷を防止し又は最小にするのに十分に低い、剪断分離強度をもつように設計される。
図1を参照すると、使い捨て吸収性パンツ20は部分的に締結された状態で図示されている。使い捨て吸収性パンツ20は、シャーシ32及び締結システム80を含む。シャーシ32は、前領域22と、背領域24と、該前領域及び該背領域を相互接続する股領域26と、を定める。更に図2及び図3を参照すると、シャーシ32はまた、横方向に相対する一対の前側部パネル34と、横方向に相対する一対の背側部パネル134とを含む。前側部パネル34は前中央パネル35に独立して取り付けることもでき(図2及び図3)、或いは前領域22と一体に形成することもできる(図1)。同様にして、背側部パネル134は背中央パネル135に独立して取り付けることもでき(図2及び図3)、或いは背領域24と一体に形成することもできる。更に図2及び図3を参照すると、シャーシ32はまた、前ウエスト縁38及び背ウエスト縁39と名づけられる、縦方向に相対する一対のウエスト縁も定める。前領域22は前ウエスト縁38に連続し、背領域24は背ウエスト縁39に連続する。図2及び図3には、参照のために、使い捨て吸収性パンツ20の縦方向軸線の配向を表す矢印48と、横方向軸線の配向を表す矢印49が示されている。
シャーシ32は、着用者に接触するように構成された身体側ライナ42と、着用者の衣服と接触するように構成された、該身体側ライナ42と相対する外側カバー40とを含む。吸収性組立体44(図3)は、外側カバー40と身体側ライナ42の間に位置決めされる即ち配置される。
図1に部分的に示される締結された状態の使い捨て吸収性パンツ20においては、前領域22と背領域24は互いに接合されて、ウエスト開口部50及び一対の脚開口部52を有する3次元のパンツ構成を定める。前領域22は、着用時に着用者の前に配置される使い捨て吸収性パンツ20の部分を含み、一方、背領域24は着用時に着用者の後ろに配置される使い捨て吸収性パンツの部分を含む。使い捨て吸収性パンツ20の股領域26は、着用時に着用者の脚の間に配置され、着用者の胴の下部を覆う使い捨て吸収性パンツの部分を含む。
使い捨て吸収性パンツの両側に沿って各々ウエスト開口部50から一方の脚開口部52に延びる一対の再締結可能なシーム62は、前領域22を背領域24に接続する。再締結可能なシームを有する衣類は、例えばRoessler他に付与された1993年1月5日付米国特許第5,176,671号に教示されている。締結システム80は、締結部材82を含み、これは嵌合相手である締結部材84と再締結可能に接続するようになっている。1つの実施形態においては、締結部材82及び84の各々の表面の1つは、その表面から突出した複数の係合要素を備える。これらの締結部材82の係合要素は、嵌合相手である締結部材84の係合要素に繰り返し係合され及び外されるようになっている。再締結可能なシーム62が各々ウエスト開口部50から始まって一方の脚開口部52で終わる限りにおいて、衣類は異なった幅の前領域22及び背領域24を持つことができる。
1つの具体的な実施形態においては、締結部材82の各々はフック型のファスナを含み、嵌合相手である締結部材84の各々は相補的なループ型のファスナを含む。別の具体的な実施形態においては、締結部材82の各々はループ型のファスナを含み、嵌合相手である締結部材84の各々は相補的なフック型のファスナを含む。或いは又、テープ、接着剤、粘着剤、自己係合ファスナ、又は他のタイプのメカニカルファスナのような他のタイプの締結部材もまた用いることができる。
ループ型ファスナは通例、構造体と該構造体の少なくとも1つの表面の上にある複数のループ部材を有する布又は材料を含む。ループ材料は、アクリル、ナイロン、又はポリエステルなどの適切な材料のいずれからも形成することができ、また縦編み、ステッチ結合、又はニードル・パンチングなどの方法で形成することもできる。好適なループ材料は、米国ノースカロライナ州グリーンズボロー所在のギルフォード・ミルズ・インクから入手可能である。1つの実施形態においては、外側カバー材料及び/又は身体側ライナ材料及び/又は側部パネル材料がループ型ファスナとして働くものになり、従って独立に取り付けられたループ型ファスナが不要となる。ループ材料はまた、カーデッド、スパンボンド、又は他の不織ウェブ又はエラストマー性複合材及び非エラストマー性複合材を含む不織複合材といった、フック材料に絡まったり引っかかったりする能力があるいずれかの繊維質構造体から形成することもできる。
フック型ファスナは通例、下地構造体の少なくとも1つの表面から上向きに延びる複数のフック部材を有する布又は材料を含む。締結部材82又は嵌合相手である締結部材84に適した片面フック材料は、オランダのアムステルダム所在のVelcro Industries B.V.社又はその関連会社から入手可能である。1つの実施形態においては、外側カバー材料及び/又は身体側ライナ材料及び/又は側部パネル材料がフック型ファスナとして働くものになる。
前側部パネル34の内表面に取り付けられた締結部材82と、背側部パネル134の外表面に取り付けられた嵌合相手である締結部材84によって、又はその逆によって、前側部パネル34は背側部パネル134を覆うか、又はその逆とすることができる。図2及び図3に示したように、各前側部パネル34の締結部材82は、該前側部パネルの末端縁86に隣接して前側部パネルに結合することができる。同様にして、図2及び図3に示したように、各背側部パネル134の嵌合相手である締結部材84は、該背側部パネルの末端縁86に隣接して背側部パネルに結合することができる。1つの実施形態においては(図示せず)、締結部材82及び/又は嵌合相手である締結部材84はそれぞれの側部パネルに、末端縁86に隣接して結合することができ、且つ末端縁86を超えて延びることもできる。
再締結可能なシーム62は一旦締結されると、約0.3キログラム(kg)と約2.7キログラムの間、又は約0.5kgと約1.7kgの間、又は約0.7kgと約1.2kgの間の剪断分離強度によって締結解除することができ、これらの値は各々1インチ幅のサンプルに属する値であるか、又は1インチ幅のサンプルに正規化された値である。再締結可能なシーム62の剪断分離強度は、これらに限定されないが、締結部材82及び嵌合相手である締結部材84の幅対長さ比、特定の結合強度を持つフック及び特定の結合強度を持つループといった締結部材82及び84の選定、並びに個々のフックの形状、配向、及び寸法、及び/又はフックの数及び/又はループの数といった種々の要因によって制御することができる。締結強度はまた、材料自体の強度及び/又は材料のデニール数を左右する糸強度と関連して、ループ材料のタイプによっても左右される。
1つの実施形態においては、再締結可能なシーム62は、各シームのウエスト端部64に沿って、及び/又は脚端部68に沿って、各シームの中間部66に比べて大きい剪断分離強度を持つことができる。ここで用いる「ウエスト端部」という用語は、ウエスト開口部50から計測した再締結可能なシームの縦方向の長さの三分の一以下を指し、「脚端部」という用語は脚開口部52から計測した再締結可能なシームの縦方向の長さの三分の一以下を指し、「中間部」という用語はウエスト端部64と脚端部68の間に位置する再締結可能なシームの縦方向の長さの三分の一以上を指す。
1つの実施形態においては、再締結可能なシーム62の剪断分離強度は、好適には、前領域22及び背領域24が作られている材料の引張強度又は引裂強度より小さい。そうすることで、使い捨て吸収性パンツ20に剪断力が加わった時に、前領域又は背領域が引き裂けるのではなく、再締結可能なシーム62の一方又は両方が締結解除されることになる。例えば、外側カバー40及び/又は側部パネル34及び134に対する修復不可能な損傷を回避するためには、外側カバー40及び/又は側部パネル34及び134が作られている材料は、再締結可能なシーム62の剪断分離強度より大きい引張強度を持たねばならない。より具体的には、使い捨て吸収性パンツ20は、再締結可能なシーム62の剪断分離強度と前領域及び背領域の引張強度との比が、単位シーム長さ当り約0.01と約0.99の間か、約0.1と約0.9の間か、又は約0.3と約0.8の間であるのが好適である。更に、前領域22及び背領域24が作られている材料、即ち外側カバー40及び/又は側部パネル34及び134が作られている材料は、好適には、再締結可能なシーム62の剪断分離強度より大きな層分離強度又は引裂強度を持つ。
前領域22が、前シャーシ・シーム70に沿って2つの前側部パネル34が結合された前中央パネル35を含む(図2及び図3)、及び/又は背領域24が、背シャーシ・シーム72に沿って2つの背側部パネル134が結合された背中央パネル135を含む(図2及び図3)、1つの実施形態においては、前シャーシ・シーム70及び/又は背シャーシ・シーム72は、好適には、再締結可能なシーム62の剪断分離強度より大きな結合強度を持つ。より具体的には、使い捨て吸収性パンツ20は、再締結可能なシーム62の剪断分離強度と前シャーシ・シーム70及び/又は背シャーシ・シーム72の結合強度との比が、単位シーム長さ当り約0.01と約0.99の間か、約0.1と約0.9の間か、又は約0.3と約0.8の間であるのが好適である。シャーシ・シーム70及び72の結合強度は、これらに限定されないが、側部パネルを中央パネルに結合するのに用いられる、超音波結合、接着剤、又は超音波結合と接着剤の組み合わせといった結合様式、用いられた接着剤の量、結合パターン、側部パネルと中央パネルの重なり部分の量及び結合された重なり部分の量、材料強度、及び、一方のパネルの1つの層を他方のパネルの2つの層の間に配設するなどといった結合領域の位置を含む幾つもの要因によって制御することができる。
加えて、再締結可能なシーム62は、好適に、剥離分離強度より大きな剪断分離強度を持つ。シーム62の剥離分離強度は、シーム62の剪断分離強度の制御に用いられたのと同じ要因を用いて制御することができる。更に、剥離分離は一度にごく少数のフック・ループ連結を分離することによって為されるのに対し、剪断分離は本質的に同時に全てのフック・ループ連結が分離することを必要とするという事実に起因して、フック・ループ式ファスナ及び接着ファスナといったファスナは本来的に、剥離分離強度より大きな剪断分離強度を持つ。剪断力に比べ、剥離力を用いたシームの締結解除の方を容易にすることで、使い捨て吸収性パンツを締結解除しようとする時に消費者が剪断力ではなく剥離力を加える可能性が高くなり、それにより、使い捨て吸収性パンツに何らかの修復不可能な損傷が起こる可能性が更に減らされる。
本発明の更なる実施形態においては、シャーシ32と締結部材82及び/又は嵌合相手である締結部材84の間の結合強度は、再締結可能なシーム62の剪断分離強度より大きい。より具体的には、使い捨て吸収性パンツ20は、再締結可能なシーム62の剪断分離強度と、シャーシ32と締結部材82及び/又は嵌合相手である締結部材84の間の結合強度との比が、単位シーム長さ当り約0.01と約0.99の間か、約0.1と約0.9の間か、又は約0.3と約0.8の間であるのが好適である。シャーシ32と締結部材82及び/又は嵌合相手である締結部材84の間の結合強度は、シャーシ・シーム70及び72の結合強度の制御に用いられたのと同じ要因を用いて制御することができる。強度にこれらの変化をもたせることで、使い捨て吸収性パンツ20に剪断力が加えられた時には、締結部材82又は嵌合相手である締結部材84がシャーシ32から引き離された状態になるのではなく、再締結可能なシーム62が締結解除されるはずである。
以下に説明する引張試験法は、剪断分離強度、引張強度又は引裂強度、結合強度、更には層分離強度を求めるために使うことができる。報告された数値は、締結システム又は材料が製品に取り付けられた時に、締結システム又は材料を製品の横方向軸線49と平行な方向に向かって試験することから導出される。図4は、製品から取られた、材料102、締結領域104(ウエスト端部)、106(中間部)、108(脚端部)、又は結合されたシャーシ・シーム領域110のサンプルの配向を図示する。試験されるシステムにより、再締結可能なシームの剪断強度が全長に亘って実質的に均一であるかどうか、又はシームが該シームの脚開口部及びウエスト開口部の近辺において中間領域より大きな剪断強度を有するかどうかによって、幾つかの変形が可能である。
使い捨て吸収性パンツを締結解除することを意図した動き以外の動きによって剪断力が生じた場合であっても、それら全てが使い捨て吸収性パンツを使用不能とし、要交換とする修復不可能な損傷である、締結部材82及び84がシャーシ32から引き離された状態になる、又はシャーシに断裂が形成される、或いはシャーシ32が層分離される、もしくはシャーシ・シーム70及び72に沿って断裂が形成されるのではなく、再締結可能なシーム62が締結解除された状態になることが好ましい。対照的に、再締結可能なシーム62が締結解除された時には、使い捨て吸収性パンツを丸ごと交換する必要なしにシームを容易に再締結することができる。
側部パネル34及び134は、使い捨て吸収性パンツ20の横方向軸線49に対してほぼ平行な方向に伸びることができる弾性材料を含むことが望ましい。好適な弾性材料、並びに側部パネルを使い捨て吸収性パンツに組み入れる工程は当業者に公知であり、例えば、引用によりここに組み入れられる、Van Gompel他に付与された1990年7月10日付米国特許第4,940,464号に記載されている。
使い捨て吸収性パンツとおむつの間の重要な構造上の違いの1つは、側部シームの長さ及び配置にある。おむつは通例、衣類の前面に互いに近接して締結される比較的縦方向に短いタブを持つ。おむつタブは目につきやすく、通常は介護者にとって到達しやすく、介護者が各タブに片方の手を用いて各タブを後ろに剥離し、おむつを開くことができるように配設されている。これに対し、使い捨て吸収性パンツは通常、再締結可能又は恒久的に結合されたシームを有し、該シームは、着用者の正反対の両方の側部においてウエスト開口部から脚開口部に延び、そのことにより両方のシームが同時には見えず、従っておむつタブに比べて締結解除することがより困難である。その結果、介護者はしばしば、シームの周り又は周辺材料を手さぐりし、該領域を剪断的な形で引き開ける結果になる。使い捨て吸収性パンツの着用者は通例、おむつ着用者より活動的であり、従って、使い捨て吸収性パンツは家具又は他の環境内のでっぱりによってかぎ裂きを起こしたり、引っかかったりしやすい。そのようなかぎ裂き又は引っかけが起こった場合に、本発明の使い捨て吸収性パンツは、シームのところで開いて、そのことにより、パンツが修復不可能な損傷を受け、損傷したパンツを新しいパンツと交換する必要性なしに再締結可能となるように設計されている。
本発明の使い捨て吸収性パンツ20の改善されたフィット性及び外観の特定の実施形態においては、着用者の各側(左右)の側部パネル34及び134の少なくとも一方は、望ましくは縦方向軸線48に平行に計測された使い捨て吸収性パンツの全体的な長さ寸法の約10パーセント又はそれ以上、特に約25パーセント又はそれ以上の、最小長さ寸法を有する。ここで用いる「最小長さ寸法」という用語は、衣類の縦方向軸線48に平行に計測された、ウエスト開口部と脚開口部の間の側部パネル34及び134の最短距離を指す。例えば、約54センチメートルの全長寸法を有する使い捨て吸収性パンツにおいては、側部パネル34及び134は、望ましくは約14センチメートルといった約6センチメートル又はそれ以上の最小長さ寸法を有する。側部パネル34及び134の各々は、ウエスト開口部50から脚開口部52の一方まで延びるが、前側部パネル34及び/又は背側部パネル134は、図2及び図3の背側部パネル134に最も良く示されるように、シャーシ・シーム72からそれぞれの側部パネル34及び134の末端縁74に移行するにつれて継続的に減少する長さ寸法を有することができる。
外側カバー40は、前領域22、股領域26、及び背領域24を好適に覆う。特定の実施形態においては、外側カバー40の一部は更に側部パネル34及び134も覆うか又は形成して、全てを囲む一体式の衣類外面を生成することができる。外側カバー40は、ほぼ液体不透過性とすることができ、且つ弾性、伸長可能、又は非伸長可能とすることができる材料を含むことが望ましい。外側カバー40は液体不透過性の材料の単一の層とすることができるが、少なくとも層の1つが液体不透過性である多層のラミネート構造からなることが望ましい。例えば、外側カバー40は、ラミネート接着剤(図示せず)により互いに適切に接合される、液体透過性の外側層と液体不透過性の内側層とを含むことができる。ビード、スプレー、平行スワールなどの形で連続的に又は断続的に付着させることができる好適なラミネート接着剤は、米国ウィスコンシン州ウォーワトサ所在のFindley Adhesives, Inc.又は米国ニュージャージー州ブリッジウォーター所在のナショナル・スターチ・アンド・ケミカル・カンパニーから入手できる。液体透過性の外側層は、適切な材料であればいずれであってもよいが、一般的に布のような感触を与えるものが望ましい。そうした材料の一例は、20gsm(グラム毎平方メートル)のスパンボンド・ポリプロピレンの不織ウェブである。外側層は、液体透過性の身体側ライナ42を形成する材料から製造することもできる。外側層は、液体透過性である必要性はないが、着用者に比較的布に似た感触を与えることが望ましい。
ネック結合ラミネートは外側カバー40を形成するのに特に適している。ネック結合ラミネートは、一般に、伸長可能即ちエラストマー性の層に結合された少なくとも1つのネックされた又はネック可能な材料の層を含む。ネック結合ラミネート、及びネック結合ラミネートの製造方法は、例えば、引用によりここに組み入れられる、Mormanに付与された米国特許第5,910,224号に教示されている。
外側カバー40の内側層は、液体不透過性且つ蒸気不透過性であってもよいし、液体不透過性且つ蒸気透過性であってもよい。内側層は、薄いプラスチック・フィルムから製造されることが望ましいが、他の可撓性のある液体不透過性材料を用いてもよい。内側層、又は単層である場合の液体不透過性外側カバー40は、敷布及び衣服といった物品や、着用者及び介護者が汚物で濡れるのを防ぐ。液体不透過性の内側層、又は単層の液体不透過性外側カバー40としての使用に適した液体不透過性フィルムは、米国イリノイ州ショームバーグ所在のPliant Corporationから市販されている0.2ミリメートルのポリエチレン・フィルムである。外側カバー40が単一材料層である場合には、より布に近い外観を与えるためにエンボス加工及び/又はマット仕上げすることができる。上記したように、液体不透過性の材料は、使い捨て吸収性物品の内部から蒸気が逃げられるようにする一方で、なおかつ液体が外側カバー40を透過するのを防ぐことができる。好適な通気性材料は、微孔性の高分子フィルムで構成されるか、或いは所望の液体不透過性レベルを与えるようにコーティングされるか又はその他の方法で処理された不織布から構成される。好適な微孔性フィルムは、日本国東京所在の三井東圧化学株式会社から市販されているPMP−1フィルム材料か、又は米国ミネソタ州ミネアポリス所在の3Mカンパニーから市販されているXKO−8044ポリオレフィン・フィルムである。
特定の非通気性弾性フィルムもまた、外側カバー40を作るのに用いることができる。好適な非通気性フィルムの例は、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン・ブロック共重合体又はスチレン−イソプレン−スチレン・ブロック共重合体、米国オハイオ州ベルプレのKraton Polymers USLLCからのKRATONポリマー、メタロセン触媒エラストマー又はプラストマーなどで作ることができる。外側カバー40を作るのに好適な他の材料は、例えばPEBEXのようなポリエーテルアミドをベースとしたポリマーのようなモノリシック通気性フィルム、及びエーテル/エステル・ポリウレタン熱可塑性プラスチック・エラストマーを含む。
液体透過性身体側ライナ42は、外側カバー40と吸収性組立体44の上に重なるように図示されており、必ずしもそうである必要はないが外側カバー40と同じ寸法を持つことができる。身体側ライナ42は、応従性があり、柔軟な感触で、着用者の皮膚に刺激を与えないことが望ましい。更に、身体側ライナ42は、着用者に比較的乾いた表面を提供し、且つ液体が該身体側ライナの厚みを通して容易に浸透できるように、吸収性組立体44より親水性の低いものにしてもよい。
身体側ライナ42は、合成繊維(例えばポリエステル繊維又はポリプロピレン繊維)、天然繊維(例えば木材繊維又は綿繊維)、天然繊維と合成繊維の組み合わせ、多孔性発泡体、網状発泡体、穿孔されたプラスチック・フィルム等といったウェブ材料の幅広い選択肢の中から製造することができる。身体側ライナ42には種々の織布及び不織布を用いることができる。例えば、身体側ライナ42はポリオレフィン繊維をメルトブローしたウェブ又はスパンボンドしたウェブで構成することができる。身体側ライナ42はまた、天然繊維及び/又は合成繊維で構成されたボンデッド・カーデッド・ウェブであってもよい。身体側ライナは、ほぼ疎水性の材料で構成することができ、疎水性材料は、所望のレベルの湿潤性と親水性を付与するために、随意的に界面活性剤で処理するか又は他の手法で処理することができる。例えば、この材料は、米国デラウェア州ニューキャッスル所在のICIの一部門であるユニケマ社から入手可能なAHCOVEL(登録商標)N−62と、オハイオ州シンシナティで製造され、ペンシルヴァニア州アンブラー所在のコグニス社から入手可能なGLUCOPON(登録商標)220UPとを有効比3:1で含む約0.45重量パーセントの界面活性剤混合物で表面処理することができる。界面活性剤は、スプレーすること、プリントすること、ブラシ・コーティングすること等といった従来の手法のいずれかを用いて塗布することができる。界面活性剤は、身体側ライナ42の全体に塗布してもよいし、身体側ライナ42の縦方向中心線沿いの中間部のような特定の部分に選択的に塗布してもよい。
好適な液体透過性の身体側ライナ42は、約27gsmの坪量を有する二成分の不織ウェブである。不織二成分ウェブは、二成分のスパンボンド・ウェブか、又は二成分のボンデッド・カーデッド・ウェブであってもよい。好適な二成分ステープル繊維は、日本国大阪所在のチッソ株式会社から入手可能なポリエチレン/ポリプロピレン二成分繊維を含む。この特定の二成分繊維においては、ポリプロピレンが繊維の芯を形成し、ポリエチレンが繊維の鞘を形成する。マルチローブ、並列構成、エンドツーエンド等といった他の繊維配向も可能である。外側カバー40及び身体側ライナ42はエラストマー材料を含むことができるが、幾つかの実施形態においては、複合構造体は一般的に非弾性とすることが望ましい場合もあり、このとき外側カバー、身体側ライナ、及び吸収性組立体は、一般的にエラストマー性でない材料を含む。
吸収性組立体44は、全体的に圧縮可能で、応従性があり、子供の肌を刺激せず、液体及びある程度の汚物を吸収及び保持することが可能などんな構造であってもよい。吸収性組立体44は、多種多様の寸法及び形状から製造することができ、またこの技術分野で一般に用いられる多様な液体吸収性材料から製造することができる。例えば、吸収性組立体44は、超吸収性材料として一般に知られる高吸収性材料の粒子と混合されたセルロース・フラフのウェブのような親水性繊維のマトリックスを適切に含むことができる。特定の実施形態において、吸収性組立体44は、木材パルプ・フラフなどのセルロース・フラフのマトリックスと、ヒドロゲルを形成する超吸収性の粒子を含む。木材パルプ・フラフは、合成高分子のメルトブローされた繊維か、又はメルトブロー繊維と天然繊維の組み合わせに置き変えることができる。超吸収性粒子は、親水性繊維とほぼ均一に混合するか、又は不均一に混合することができる。フラフと超吸収性粒子はまた、身体排出物をより良好に閉じ込め及び吸収するために、吸収性組立体44の所望の区域に選択的に設置することができる。吸収性組立体44は、股領域の中心部におけるような目標域をより厚くした、可変的な厚さを有することができる。また、超吸収性粒子の濃度は、吸収性組立体44の厚みにわたって変えることができる。或いは、吸収性組立体44は、繊維ウェブと超吸収性材料のラミネート、又は超吸収性材料を局所的な領域に保持する他の適切な手段を含むことができる。
好適な超吸収性材料は、天然、合成、及び修飾天然ポリマー及び材料から選択することができる。超吸収性材料は、シリカゲルといった無機材料であってもよいし、架橋ポリマーのような有機化合物であってもよい。好適な超吸収性材料は、米国ミシガン州ミッドランド所在のDow Chemical社、及びドイツ連邦共和国クレーフェルトD−47805のStockhausen GmbH&Co.KGのような種々の販売供給業者から入手可能である。超吸収性材料は、典型的には自重の少なくとも約15倍の水を吸収することができ、自重の約25倍より多くの水を吸収できることが望ましい。
1つの実施形態においては、吸収性組立体44は、米国ジョージア州ジェサップ所在のRayonier Corporationから入手可能なNOVATHIN(登録商標)という商標名で市販されている極めて薄い吸収性複合材料、及び/又は、SAPとパルプ繊維との混合物を含む超薄型吸収性(UTA)材料を含むことができる。好適なUTAの例は、ドイツ連邦共和国クレーフェルト所在のStockhausen GmbH&Co.KGから入手可能な3.7グラム(g)のFAVOR(登録商標)SXM9543SAPと、フェデラルウェイ所在のWeyerhauser社から入手可能な3.7gのNB416パルプ繊維を含むことができる。
シャーシ32はまた、所望であれば、主として液体を受け入れ、一時的に貯蔵し、及び/又は、吸収性組立体44との相互対向面に沿って液体を運び、そのことにより吸収性組立体44の全体的な吸収力を最大化するように設計された他の材料を組み入れることもできる。1つの好適な材料はサージ層と呼ばれる。
使い捨て吸収性パンツ20は、身体排出物の閉じ込め及び/又は吸収を増強するために、当業者には公知のように前ウエスト弾性部材54と、後ウエスト弾性部材56と、脚弾性部材58とを含むことができる(図3)。或いは又、別個の独立した前ウエスト弾性部材54及び後ウエスト弾性部材56の代わりに、使い捨て吸収性パンツ20のウエスト開口部50を完全に取り囲む、完全包み込み型のウエスト弾性部材(図示せず)をパンツに含めることができる。ウエスト弾性部材54及び56は、両側のウエスト縁38及び39に沿って外側カバー40及び/又は身体側ライナ42に作動的に取り付けることができ、ウエスト縁の一部又は全体にわたって延びていてもよい。脚弾性部材58は、シャーシ32の両側の側縁に沿って外側カバー40及び/又は身体側ライナ42に作動的に取り付けられ、使い捨て吸収性パンツ20の股領域26に配置されることが望ましい。
ウエスト弾性部材54及び56、並びに脚弾性部材58は、好適な弾性材料のいずれからも形成することができる。当業者には周知のように、好適な弾性材料は、天然ゴム、合成ゴム、又は熱可塑性エラストマー・ポリマーのシート、ストランド、又はリボンを含む。弾性材料は、伸ばして基体に接着するか、又はギャザー寄せされた基体に接着するか、或いは基体に接着してから例えば熱を加えることによって弾性を付与するか又は収縮させることができ、それにより基体に弾性収縮力が付与される。特定の実施形態の1つにおいて、脚弾性部材58は、例えば米国デラウェア州ウィルミントン所在のE.I.デュポン・ド・ヌムール・アンド・カンパニーから入手可能な、LYCRA(登録商標)の商標名で販売されている複数のマルチフィラメント・スパンデックス・エラストマー糸が乾式紡糸集合されたものを含む。
シャーシ32は、着用者から放出されたどんな身体排出物の閉じ込め及び/又は吸収をも更に増強するために、身体排出物の横方向の流出に対する障壁を与えるように構成された一対の閉じ込めフラップ46を含むことができる。フラップ弾性部材53(図3)は、当該技術分野では公知の適切な方法のいずれかによって各閉じ込めフラップ46に作動的に接合される。弾性を付与された閉じ込めフラップ46は、使い捨て吸収性パンツ20の少なくとも股領域26において直立したほぼ垂直な形状となる、取り付けられていない縁部を定め、着用者の身体に対するシールを形成する。閉じ込めフラップ46は、脚開口部に沿って設置し、各脚開口部の少なくとも一部を囲むことができる。閉じ込めフラップ46に適した構成及び配置は、一般に当業者には公知である。
ここで説明されるように、使い捨て吸収性パンツの種々の構成材は、接着剤、超音波、及び熱結合又はそれらの組み合わせといった種々のタイプの好適な取り付け手段を用いて互いに一体に組み立てることができる。結果として得られる製品は、通常の使用下では締結された状態に留まり、過剰な剪断力の下では締結解除して、使い捨て吸収性パンツに対する修復不可能な損傷を避けるのに十分なだけの剪断分離強度を有する再締結可能なシームを伴った、使い捨て吸収性パンツである。
説明のために与えられた上記の実施形態の詳細な説明は、本発明の適用範囲を限定するものと解釈されるべきでないことは認識されるであろう。上記では本発明のほんの幾つかの例示的な実施形態について詳細に説明したが、当業者には、本発明の新規な教示及び利点から本質的に逸脱することなく、例示的な実施形態に多くの修正が可能であることが容易に分かるであろう。従って、そのような修正の全ては、特許請求の範囲の請求項とそれらの全ての均等物において定義される本発明の適用範囲内に含まれることを意図している。さらに、多くの実施形態は、幾つかの実施形態、特に好ましい実施形態の利点の全てを達成しないと考えられることが認識され、また、特定の利点がないことは、そのような実施形態が本発明の適用範囲外にあることを必ずしも意味するとは見なされない。
試験方法
この試験は、再締結可能なシームの剪断分離強度、2つの結合された要素の結合強度、ラミネートの剪断層分離強度、及び/又は材料の剪断分離強度又は引裂強度を計測するものである。分離しようとする力は、試験片が引き離される際の負荷値を判断することによって計測される。再締結可能なシーム、ラミネート、及び結合された要素については、図4の試験領域102、104、106、108、110によって示されるような接合された材料の接触面と平行に力が加えられる。試験値は、同様の力を及ぼされた時の下にある1つ又はそれ以上の材料、及び結合領域などの製品の隣接部分の強度との関係で、再締結可能な締結システムが平面内の剪断力に対抗してどれだけ良好に係合したままでいるかを示すものである。サンプルは分離するまで(又はピーク負荷の50%かそれより下に落ちるまで)引張試験機で引っ張られる。剪断強度又は引張強度は、ピーク負荷の結果値である。
1.概説
約1インチ(25.4mm)×6インチ(152mm)の大きさのトレーニングパンツ又は他のパンツ状衣類の断片を除去することにより、長方形の材料試験片が得られる。長い方の寸法は、衣類のほぼ周方向の向きでなければならない(図4)。各試験片は、締結システム、結合領域、及び/又は1つ又はそれ以上の原材料を備えることができる。好適な締結システムは、ここで説明するように使い捨て吸収性パンツに好適に組み入れられたフック・ループ式締結システム及び、接着式、粘着式、自己係合式、及び他のタイプの再締結可能な締結システムを含む。試験片が、関心ある1つ又はそれ以上の材料層に取り付けられていない衣類の吸収体コアの一部を含む場合には、試験に先立って吸収体を除去することができる。加えて、どのシーム又は結合領域も各試験片の長さ方向の実質的に中間に位置するべきであり(図4の領域104、106、108、110を見よ)、一方の長縁から他方へ延びるべきである。或いは又、締結システムを含まない使い捨て吸収性衣類の部分を試験することもできる。いずれの材料サンプルについても、各試験片の長寸法が衣類の周方向に確実に対応するように注意が払われるべきである。最後に、再締結可能なシームが脚縁及び/又はウエスト縁においてシームの中央部より大きな剪断強度を有する場合には、シームは強度の高い区域と低い区域の両方でサンプリングすることもできる(図4を見よ)。
試験片は引張試験機のクランプの間に置かれる。試験片の片方の狭い端が上クランプに保持され、もう片方が下クランプに保持され、試験片の長寸法が引張試験機の方向となる。締結システム又は結合部は、存在する場合には、クランプの間に、クランプ面の縁とほぼ平行に、且つその間のほぼ均等な位置となるように配置される。ゲージ長さは、クランプ面の縁の間で2インチ(50.8mm)である。「負荷」という用語は、引張試験機のロードセルによって測定されるグラム値を指す。
ジョーは、試験片が破断する(ピーク負荷の50%又はそれより小さくなる)か、又は2つの結合された又は締結された部材が分断されるまで、制御された速度で離間される。このプロセスを通して材料に生じる負荷値が記録される。
再締結可能なシームが再締結可能なファスナによって接合される別個の材料層から形成され、該ファスナは層の1つに結合されるというように、サンプルが1つより多くの変数を含む場合には、幾つかの可能性ある独立故障モードが考慮される。例えば、再締結可能なシームは剪断モードで分離することもあり、ファスナはそれが結合された下にある材料から裂けて取れることもあり、或いは下にある材料が引裂けるか又は層分離することもある。サンプル断裂時のピーク負荷は、最初に故障したシステム即ち断裂の原因となったシステムに割り当てられる。サンプル試験片の残りの1つ又はそれ以上のシステムは、引張歪みの下で、その試験片について測定されたピーク負荷値より大きな強度を持つと推測される。
標準から外れた幅を持つ試験片からのデータは、その試験片の幅が1インチ(25.4mm)から逸脱した係数を乗じるか又はそれで除することによって、1インチ(25.4mm)の試験片有効幅へ正規化されねばならない。例えば、3インチ(76.2mm)幅の試験片を引き離すことで得られたピーク負荷値は、3で除されねばならない。正規化された1インチ試験片ピーク負荷値は、平均及び強度比の算出に用いられる。
各サンプルについて少なくとも4つの試験片が試験され、結果が平均されねばならない。単一のサンプルからの試験片の故障モードが異なった場合(即ち1つの試験片は締結された領域において剪断を呈し、一方、別の試験片は下にある材料の層分離を呈する)には、追加の試験によって、最も頻繁に観察された1つ又はそれ以上の故障タイプを呈した4つの試験片のデータを得る努力がなされねばならない。同じ故障モードを呈した最初の4つの試験片の結果が平均化されねばならない。
2.装置及び材料
2.1 米国ノースカロライナ州リサーチ・トライアングル・パーク所在のMTSシステムズ・コーポレーションから入手可能なMTS引張試験機モデルSynergie200試験台などの定速伸長(CRE)引張試験機。
2.2 ロードセル:ピーク負荷値の大部分が、製造業者の推奨するロードセルのフルスケール値の範囲の10から90%の間に収まるように、好適なセルが選択される。例えば、米国ノースカロライナ州リサーチ・トライアングル・パーク所在のMTSシステムズ・コーポレーションから入手可能なモデル100N。
2.3 米国ノースカロライナ州リサーチ・トライアングル・パーク所在のMTSシステムズ・コーポレーションから入手可能なMTS TestWorks(登録商標) for Windows(登録商標)用ソフトウェアバージョン4などのオペレーティング・ソフトウェア及びデータ取得システム。
2.4 グリップ:MTSシステムズ・コーポレーションから入手可能な部品番号38.00716として識別される上下の空気圧作動グリップ。
2.5 グリップ面:MTSシステムズ・コーポレーションから入手可能なもののような相互鎖錠面25mm×75mm(1インチ×3インチ)のもの。
3.条件づけ
サンプルの試験には、華氏73±2度及び相対湿度50±2%といった、妥当な周囲条件が使用されるべきである。用いられる器具は、各器具毎に製造業者の取扱説明書に記載されている通りに校正されねばならない。
4.手順
引張試験機試験条件:
破断感度…50%
破断閾値…3グラム力/サンプル幅1ミリメートル
予荷重?…なし
試験速度…508±10mm/分
ゲージ長さ…2インチ(50.8mm)
サイクル数…1回
A.クロスヘッド位置のための引張フレーム・プッシュボタン制御を用いてグリップを動かして、2インチ(50.8mm)のゲージ長さを与える。この最初のゲージ長さに対してクロスヘッド・チャネルの風袋を計る。
B.締結領域に触れないようにして、ファスナ又は結合シーム(存在する場合には)がグリップの間の(垂直に)中心に位置し、各グリップの中で(水平に)中心の位置に保持され、且つ正確に配向される(1インチ/25.4mm寸法がグリップの幅方向に延びる)ように、材料試験片を設置する。
C.試験片の上グリップを閉じ、ロード・チャネルの風袋を計る。
D.試験片の緩みが最小となるが引張は受けないように試験片を保持し、試験片の下グリップを閉じる。
E.RUNボタンをクリックして、上記のパラメータを用いた試験を行う。試験片がグリップ面に保持された時に滑ることが観察された場合には、グリップ表面はより高い摩擦面を供するように調整されねばならない。滑りが起こった試験片のデータは廃棄されねばならない。
F.試験の終了時には、データをサンプルファイルに保存する。
G.グリップから試験片を除去する。
H.段階B−E及びGを用いて、所与のサンプルの追加の試験片を行う。全ての試験片のデータは単一のファイルに保存されねばならない。
I.全てのサンプルの試験をこの要領で続行する。
J.データは各サンプルについて平均ピーク負荷値として報告される。
上記の説明において本発明をその特定の好ましい実施形態との関連で説明し、多くの詳細が、説明目的で示されたが、当業者には、本発明には追加の実施形態の余地があり、ここで説明した詳細の幾つかは、本発明の基本原理を逸脱することなく、大幅に変更可能であることが明らかとなるであろう。
再締結可能なシームを有する使い捨て吸収性パンツの側面斜視図である。 部分的に分解され、平らに伸ばされた状態にあり、物品の着用時に着用者と反対を向く物品面を示した使い捨て吸収性パンツの平面図である。 部分的に分解され、平らに伸ばされた状態にあり、物品の着用時に着用者に面する物品面を示し、下にある特徴を示すために一部が切り取られた、図2の使い捨て吸収性パンツの平面図である。 ここに説明した引張試験による試験に適したサンプル材料の配向を図示した使い捨て吸収性パンツの側面斜視図である。

Claims (43)

  1. 前領域及び背領域を含み、ウエスト開口部並びに第1及び第2脚開口部を定めるシャーシと、
    前記ウエスト開口部から前記前領域と前記背領域との間の第1脚開口部まで延びる第1の再締結可能なシームと、
    前記ウエスト開口部から前記前領域と前記背領域との間の第2脚開口部まで延びる第2の再締結可能なシームと、
    を備え、前記第1及び第2の再締結可能なシームの各々が、前記前及び背領域の引張強度より小さい剪断分離強度を有することを特徴とする使い捨て吸収性パンツ。
  2. 前記第1及び第2の再締結可能なシームの一方の剪断分離強度と前記前及び背領域の引張強度との比が、単位シーム長さ当り約0.01から約0.99までの間であることを特徴とする請求項1に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  3. 前記第1及び第2の再締結可能なシームの一方の剪断分離強度と前記前及び背領域の引張強度との比が、単位シーム長さ当り約0.1から約0.9までの間であることを特徴とする請求項1に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  4. 前記第1及び第2の再締結可能なシームの一方の剪断分離強度と前記前及び背領域の引張強度との比が、単位シーム長さ当り約0.3から約0.8までの間であることを特徴とする請求項1に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  5. 前記第1及び第2の再締結可能なシームの各々の剪断分離強度が、幅1インチのサンプルにおいて約0.3から約2.7キログラムまでの間であることを特徴とする請求項1に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  6. 前記第1及び第2の再締結可能なシームの各々の剪断分離強度が、幅1インチのサンプルにおいて約0.5から約1.7キログラムまでの間であることを特徴とする請求項1に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  7. 前記第1及び第2の再締結可能なシームの各々の剪断分離強度が、幅1インチのサンプルにおいて約0.7から約1.2キログラムまでの間であることを特徴とする請求項1に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  8. 前記第1及び第2の再締結可能なシームの各々が、前記前及び背領域を含む外側カバーの引張強度より小さい剪断分離強度を有することを特徴とする請求項1に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  9. 前記外側カバーが、前記第1の再締結可能なシームの剪断分離強度より大きい層分離強度を有することを特徴とする請求項8に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  10. 前記外側カバーが、伸長可能な材料からなることを特徴とする請求項8に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  11. 前記第1及び第2の再締結可能なシームの各々が、前記前及び背領域を含む身体側ライナの引張強度より小さい剪断分離強度を有することを特徴とする請求項1に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  12. 前記身体側ライナが、前記第1の再締結可能なシームの剪断分離強度より大きい層分離強度を有することを特徴とする請求項11に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  13. 前記前領域が、第1及び第2前シャーシ・シームに沿って前中央パネルに結合された2つの前側部パネルを含み、前記背領域が、第1及び第2背シャーシ・シームに沿って背中央パネルに結合された2つの背側部パネルを含み、前記第1及び第2の再締結可能なシームの各々が、前記前及び背側部パネルのいずれかの引張強度より小さい剪断分離強度を有することを特徴とする請求項1に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  14. 前記前シャーシ・シーム及び前記背シャーシ・シームの各々が、前記再締結可能なシームの各々の前記剪断分離強度より大きい結合強度を有することを特徴とする請求項13に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  15. 前記前及び背側部パネルの各々が、前記第1の再締結可能なシームの前記剪断分離強度より大きい層分離強度を有することを特徴とする請求項13に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  16. 前記前側部パネルの各々が、伸長可能な材料からなることを特徴とする請求項13に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  17. 前記背側部パネルの各々が、伸長可能な材料からなることを特徴とする請求項13に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  18. 前記第1の再締結可能なシームが前記シャーシに結合された第1締結部材を備え、前記第1締結部材と前記シャーシとの間の結合強度が前記第1の再締結可能なシームの前記剪断分離強度より大きく、前記第2の再締結可能なシームが前記シャーシに結合された第2締結部材を備え、前記第2締結部材と前記シャーシとの間の結合強度が前記第2の再締結可能なシームの前記剪断分離強度より大きいことを特徴とする請求項1に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  19. 前記第1及び第2の再締結可能なシームの各々が、各シームのウエスト端部に沿って及び脚端部に沿って、各シームの中間部に比べて大きい剪断分離強度を有することを特徴とする請求項1に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  20. 前中央パネル、背中央パネル、第1及び第2前シャーシ・シームに沿って前記前中央パネルに取り付けられた第1及び第2前側部パネルと、第1及び第2背シャーシ・シームに沿って前記背中央パネルに取り付けられた第1及び第2背側部パネルとを含み、ウエスト開口部と第1及び第2脚開口部とを定めるシャーシと、
    前記ウエスト開口部から前記第1前側部パネルと前記第2背側部パネルとの間の第1脚開口部まで延びる第1の再締結可能なシームと、
    前記ウエスト開口部から前記第2前側部パネルと前記第2背側部パネルとの間の第2脚開口部まで延びる第2の再締結可能なシームと、
    を備え、前記第1の再締結可能なシームが、前記第1前及び背シャーシ・シームの各々の結合強度より小さい剪断分離強度を有し、前記第2の再締結可能なシームが、前記第2前及び背シャーシ・シームの各々の結合強度より小さい剪断分離強度を有することを特徴とする使い捨て吸収性パンツ。
  21. 前記第1の再締結可能なシームの剪断分離強度と前記第1の前及び背シャーシ・シームの一方の結合強度との比が、単位シーム長さ当り約0.01から約0.99までの間であることを特徴とする請求項20に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  22. 前記第1の再締結可能なシームの剪断分離強度と前記第1の前及び背シャーシ・シームの一方の結合強度との比が、単位シーム長さ当り約0.1から約0.9までの間であることを特徴とする請求項20に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  23. 前記第1の再締結可能なシームの剪断分離強度と前記第1の前及び背シャーシ・シームの一方の結合強度との比が、単位シーム長さ当り約0.3から約0.8までの間であることを特徴とする請求項20に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  24. 前記第1及び第2の再締結可能なシームの各々の剪断分離強度が、幅1インチのサンプルにおいて約0.3から約2.7キログラムまでの間であることを特徴とする請求項20に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  25. 前記第1及び第2の再締結可能なシームの各々の剪断分離強度が、幅1インチのサンプルにおいて約0.5から約1.7キログラムまでの間であることを特徴とする請求項20に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  26. 前記第1及び第2の再締結可能なシームの各々の剪断分離強度が、幅1インチのサンプルにおいて約0.7から約1.2キログラムまでの間であることを特徴とする請求項20に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  27. 前記第1の再締結可能なシームが、前記第1の前及び背側部パネルの一方に結合された第1締結部材を備え、前記第1締結部材と前記第1前及び背側部パネルの一方との間の結合強度が前記第1の再締結可能なシームの前記剪断分離強度より大きく、前記第2の再締結可能なシームが、前記第2の前及び背側部パネルの一方に結合された第2締結部材を備え、前記第2締結部材と前記第2の前及び背側部パネルの一方との間の結合強度が前記第2の再締結可能なシームの前記剪断分離強度より大きいことを特徴とする請求項20に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  28. 前記第1の前及び背側部パネルの各々が、前記第1の再締結可能なシームの前記剪断分離強度より大きい層分離強度を有することを特徴とする請求項20に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  29. 前記第1及び第2の再締結可能なシームの各々が、各シームのウエスト端部に沿って及び脚端部に沿って、各シームの中間部に比べて大きい剪断分離強度を有することを特徴とする請求項20に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  30. 前記第1及び第2前側部パネルの各々が、伸長可能な材料からなることを特徴とする請求項20に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  31. 前記第1及び第2背側部パネルの各々が、伸長可能な材料からなることを特徴とする請求項20に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  32. 前領域及び背領域を含み、ウエスト開口部並びに第1及び第2脚開口部を定めるシャーシと、
    前記ウエスト開口部から前記前領域と前記背領域との間の第1脚開口部まで延び、前記前領域及び前記背領域の一方に結合された第1締結部材を含む第1の再締結可能なシームと、
    前記ウエスト開口部から前記前領域と前記背領域との間の第2脚開口部まで延び、前記前領域及び前記背領域の一方に結合された第2締結部材を含む第2の再締結可能なシームと、
    を備え、前記第1締結部材と前記第1締結部材が結合される領域との間の結合強度が、前記第1の再締結可能なシームの剪断分離強度より大きく、前記第2締結部材と前記第2締結部材が結合される領域との間の結合強度が、前記第2の再締結可能なシームの剪断分離強度より大きいことを特徴とする使い捨て吸収性パンツ。
  33. 前記第1の再締結可能なシームの剪断分離強度と、前記第1締結部材と前記第1締結部材が結合されるパネルとの間の結合強度との比が、単位シーム長さ当り約0.01から約0.99までの間であることを特徴とする請求項32に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  34. 前記第1の再締結可能なシームの剪断分離強度と、前記第1締結部材と前記第1締結部材が結合されるパネルとの間の結合強度との比が、単位シーム長さ当り約0.1から約0.9までの間であることを特徴とする請求項32に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  35. 前記第1の再締結可能なシームの剪断分離強度と、前記第1締結部材と前記第1締結部材が結合されるパネルとの間の結合強度との比が、単位シーム長さ当り約0.3から約0.8までの間であることを特徴とする請求項32に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  36. 前記第1及び第2の再締結可能なシームの各々の剪断分離強度が、幅1インチのサンプルにおいて約0.3から約2.7キログラムまでの間であることを特徴とする請求項32に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  37. 前記第1及び第2の再締結可能なシームの各々の剪断分離強度が、幅1インチのサンプルにおいて約0.5から約1.7キログラムまでの間であることを特徴とする請求項32に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  38. 前記第1及び第2の再締結可能なシームの各々の剪断分離強度が、幅1インチのサンプルにおいて約0.7から約1.2キログラムまでの間であることを特徴とする請求項32に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  39. 前記第1及び第2の再締結可能なシームの各々が、各シームのウエスト端部に沿って及び脚端部に沿って、各シームの中間部に比べて大きい剪断分離強度を有することを特徴とする請求項32に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  40. 前記前領域が伸長可能な材料からなることを特徴とする請求項32に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  41. 前記背領域が伸長可能な材料からなることを特徴とする請求項32に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  42. 前記前領域が、第1前側部パネルと、前中央パネルの反対側の縁部に取り付けられた第2前側部パネルとを備えることを特徴とする請求項32に記載の使い捨て吸収性パンツ。
  43. 前記背領域が、第1背側部パネルと、背中央パネルの反対側の縁部に取り付けられた第2背側部パネルとを備えることを特徴とする請求項32に記載の使い捨て吸収性パンツ。
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