JPH10511268A - 等量通気混合物の分配 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 例えば、アイス菓子等の通気された同様の量の混合物は、圧力をかけた混合物を分配点（３）に移動するギアポンプにより形成された室（６）の列の一端に入れることで連続的に置かれる。

Description

【発明の詳細な説明】 等量通気混合物の分配 発明の分野 本発明は、菓子の処理に関し、特に、同様の量の通気混合物の連続的な製造に 関する。 発明の背景 通気された材料を連続的に分配することは困難である。なぜなら、このような 材料は形が崩れ、処理中に量が変化すると考えられるからである。これらの問題 は、泡状の通気に起因し、小さく部分的な圧力変化を受けたときでも量が変化し 得る。この問題は、冷やしたアイス菓子にとりわけ多く見られる。なぜなら、こ れらの混合物は通気され、脂肪または脂肪代替物とミルクから得られた固体に加 えて水を含む複雑な構造から成るからである。アイスクリーム、アイスミルク、 冷凍ヨーグルト、および冷凍カスタードを含むこれらの菓子は、低温、即ち、０ ℃以下で注意深く処理して、その形を崩さないことが必要である。通気されたチ ョコレートも圧力を受けて変化する材料の他の例である。 圧力の付加的な変化や量の結果的な変化はしばしば粘度の変化に関連している 。従って、通気された材料は圧力を受けると異なる流速を示す。生産ラインの動 作速度を高めるには、菓子材料を高速かつ正確に分量することが必要である。 ＷＯ ９４／１９９６３（Unilever）に、圧力を受けた通気混合物の一部を一 定容積の室に入れて、そして室を空気に晒してから室上り通気協合物を取り出す ことにより、例えば、アイスクリームのような通気された形が崩れやすい混合物 を等量ずつ分配する方法が開示されている。この方法ではピストンポンプを用い ている。減圧充填用に用いられるピストンポンプの主な欠点は減圧工程を終える のにかかる時間とシリンダの出口、即ち、負荷、減圧、および供給位置に三位置 バルブを設ける必要があることである。このような長いサイクル時間は、ほとん どの業務用には受入れ難いものである。 発明の概要 通気された菓子材料の分配は、本発明により、圧力をかけた材料を規定の量ま で圧縮して泡が測定誤差を効果的に除去する量まで低減されることにより達成さ れる。 本発明は、i）圧力をかけた混合物をギアポンプで形成された室の列の一端に 入れるステップと、ii）室の列を排出点に移動するステップとを含む、通気され た形が崩れやすい混合物を同量ずつ排出する方法を提供する。 通気された形が崩れやすい混合物をギアポンプを用いて同量ずつ分配すること は重要である。蠕動性ポンプ等の他のポンプは、通気された形が崩れやすい混合 物を要求された精度で供給しない。 ギアポンプは、空気が圧縮された高い圧力下の小さな一定の体積（ギアの歯の 間のスペースで表される）を測定することによって正確な分量を供給する。通常 、２つのギアを用い、パルスの影響をあまり受けない一方のギアが他方のギアを 駆動する。圧力は計測された体積の材料が高い圧力から低い圧力（通常の状態で 低い圧力は大気圧に等しい）に進むにつれ減少する。高い圧力で計測された体積 は非常に正確に制御されるので、同量かつ正確な分量でくりかえし供給できる。 固まりの列を圧力がかけられた入力領域から通常の状態で大気圧の状態にある 分配点に移動させると、製品組織が劣化することがある。これは排出点の急激な 圧力低下から起こる。従って、室の間に圧力抜け経路を設け、それぞれの室の間 で圧力を変化させることが好ましい。 製造工程を稼働させて連続した製品を作るとき、室（乃至室内の固まり）の列 は個々の固まりを排出するためその移動中に中断されることがある。好適な方法 において、室（乃至室内の固まり）の列はステッピングモータにより移動させる 。 この方法がとりわけ適用可能なアイス菓子は、普通、５０％から２００％の範 囲でオーバランを有する。 固まりの列があると、通気された製品の一定量を正確に排出することができる 。従って、最後の固まりは多数の小さな固まりの合計であり、方法の精度、即ち 、方法の正確度は列を形成する比較的小さな固まりの１つに関する。小さな室の 列にすると、高い圧力の入力と低い圧力の排出点の間の抜け経路の数が増加する 。 ０.７（列中の固まり）と３０（分配された固まり）の分配比は満足のいく数字 で、１：３０の比はいくかの製品に対し許容可能な精度である。しかし、この比 は約５０以上であることが望ましい。 本発明は、いくつかの給送装置を１つのマニフォールドに設けて材料を送ると き特に有効である。装置が変化しても、各給送装置から供給される量に影響を与 えない。なぜなら、膨脹し得る量で送られる通気された材料の量はマニフォール ドの供給口から離れているためである。供給速度は比較的速く、標準的な生産工 程で利用可能である。なぜなら、通常の供給サイクルでは往復移動を必要としな いためである。分配された製品の最後の部分のたれ下りは、固まりの列を少し反 転させて吸引することにより低減される。 ギアポンプは流速を柔軟ではあるが正確に制御する。なぜなら、ポンプの回転 速度を精密に制御して要求される送り速度プロフィールを生成するからである。 従って、ギアポンプは制御されたプロフィールの底部持上げ充填動作とともに用 いて、一定でない形状および／または閉じていない形状（例えば、タコスのシェ ル）を一杯にするのに好都合に用いられる。 ギアポンプを逆方向に回転しても計量対象の間の滴りを防ぐことができる。こ れにより、閉鎖バルブを必要としなくなる。 発明の詳細な説明 本発明の方法の一例を添付した図面を参照して示すが、本発明を限定するもの ではない。ここで図１は、本発明に用いられた装置の断面を示す。 ギアポンプは、入力ノズル２と出力導管３を備えるハウジング１を有する。歯 が付いたギアホイール４，５は、ハイジング内で軸止（journalled）されて噛み 合う。歯の付いたギアホイール４，５は、矢印で示すように図示しない標準的な 手段を用いて互いに逆の方向に駆動される。駆動手段の好適な形態はステッピン グモータである。 動作中、１００％オーバランした−６℃のアイスクリームが、示すように回転 しているホイールによって導管３から排出される。歯がハウジング１の円柱面７ を越えて移動するとき室６の列が現れる。６バーゲージの圧力にあるアイスクリ ームがノズル２を介して供給され、導管３への各ギアホイールの室６に送られ る。 室の列に入るのと個々の室から出る間の時間にアイスクリームの個々の体積は 雰囲気圧力に迄減る。歯と面７の間の隙間が過度な圧力を逃がすことができるの で、この圧力の低下が起こる。 ギアホイールが連続的に回転していると、雰囲気圧力下にあるアイスクリーム の流れが導管３から排出される。ステッピングモータを用いるか、または断続駆 動をする他の手段を用いれば、ほぼ一定量のアイスクリームが排出される。一般 に、装置の精度は、個々の室のサイズに関連しており、大きなピッチギヤを備え るに伴ない分配の精度が低下する。この方法の分配速度は容易に変更され、１分 間に５０ストローク、即ち、５０分配が達成できる。ポンプの中断は急激であっ てはならない。ポンプの磨耗を低減させる明確な加速／減速期間はポンプの摩耗 を減少させる。これにより、ポンプを高速に動作させることもできる。 上述した実施例で、ギヤホイールの直径は４１ｍｍｓ、幅は２０ｍｍｓであり 歯間に０．７ｍｌｓの室が設けられる。これは連続製造工程で３０ｍｌｓの体積 のアイスクリーム（１００％オーバラン）の製造に用いられた。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，Ｕ Ｇ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，Ｂ Ｙ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ， ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，Ｌ Ｖ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ， ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 ビンレイ、ゲイリー・ノーマン 英国、ノーザンプトン、エヌエヌ15・６エ スディー、ケタリング、バートン・シーグ レイブ、レイベン・ドライブ 15 (72)発明者 サワント、ビイェイ・アージュン 英国、ノーザンプトン、エヌエヌ９・６ピ ーイー、ウェリンボロ、ローンズ、サクソ ン・ウェイ 10 (72)発明者 ワード、アンソニー・バーナード 英国、ノーザンプトン、エヌエヌ10・９エ ルビー、ラシュデン、リンク・ロード ５

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．i）圧力をかけた混合物に圧力抜け経路を設けるのが好ましいギアポンプで 形成される室の列の一端に入れるステップと、ii）室の列を排出点に移動するス テップとを含む通気された崩れやすい混合物を同量ずつ分配する方法。 ２．室の列が個々の固まりを排出するためその移動中に中断される請求項１に記 載の方法。 ３．室の列がステッピングモータにより移動される請求項１と２のいずれか１項 に記載の方法。 ４．通気された混合物が５０％から２００％の範囲オーバランされたアイス菓子 である請求項１から３のいずれか１項に記載の方法。 ５．i）圧力をかけた混合物に圧力抜け経路を設けるのが好ましいギアポンプで 形成される室の列の一端に入れるステップと、ii）室の列を制御されたプロフィ ール底上げ充填動作に結合して排出点に移動するステップとを含む通気された崩 れやすい混合物を一定でない形状および／または閉じていない場所へ排出する方 法。