JPH10510872A - 高屈折率を有する有機フォトクロミック材料、その製造方法並びにその材料から形成した製品 - Google Patents

高屈折率を有する有機フォトクロミック材料、その製造方法並びにその材料から形成した製品

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JPH10510872A
JPH10510872A JP8519792A JP51979296A JPH10510872A JP H10510872 A JPH10510872 A JP H10510872A JP 8519792 A JP8519792 A JP 8519792A JP 51979296 A JP51979296 A JP 51979296A JP H10510872 A JPH10510872 A JP H10510872A
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チャン,ユー−ピン
アンリ,ダビデ
メルエ,レミ
ジャン ヴィアル,ジャック
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    • C09K9/00Tenebrescent materials, i.e. materials for which the range of wavelengths for energy absorption is changed as a result of excitation by some form of energy
    • C09K9/02Organic tenebrescent materials
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • G02B5/22Absorbing filters
    • G02B5/23Photochromic filters

Abstract

(57)【要約】 本発明は、光学品質の高分子マトリクスおよび該マトリクスにフォトクロミック特性を付与する、スピロオキサジン、スピロピランおよびクロメンから選択される少なくとも1つの染料からなる有機フォトクロミック材料に関するものである。マトリクスを構成する高分子は、30-95重量%のエトキシレートビスフェノールAメタクリレートおよび末端にジまたはトリアクリルもしくはジまたはトリメタクリル官能価を有する5-70重量%のポリウレタンオリゴマーのコポリマーである。このようなフォトクロミック材料は、眼鏡用レンズおよび耐日光性レンズの製造に最も適している。

Description

【発明の詳細な説明】 高屈折率を有する有機フォトクロミック材料、 その製造方法並びにその材料から形成した製品 発明の属する技術分野 本発明は、高屈折率および調節可能な特性を有する新しい有機フォトクロミッ ク材料、その製造方法並びにこれらの材料から形成された製品に関するものであ る。 発明の背景 フローレン等による、「温度安定性および耐日光性のあるフォトクロミック製 品」と題する特許出願には、高分子マトリクスから形成され、高屈折率を有する 透明有機フォトクロミック材料であって、高分子マトリクスが、化学式I: を有し、RがHまたはCH3であり、mおよびnが独立して存在する1または2 であるエトキシレート(ethoxylated)ビスフェノールAジメチルアクリレートの ホモポリマーからなり、必要に応じて、このジメチルアクリレートが、ビニル、 アクリルまたはメタクリルの官能価を有する芳香族コモノマーにより30重量%ま で改質され、マトリクスにフォトクロミック特性を付与する少なくとも1つの染 料を含有し、この染料が、スピロオキサジン、スピロピランおよびクロメンから 選択される透明有機フォトクロミック材料が開示されている。 これらの材料は、必要に応じてビニル、アクリルまたはメタクリルの官能価を 有する1つ以上の芳香族モノマーの存在下で、アゾビスイソブチロニトリルのよ うなジアゾラジカル開始剤の存在下で、過酸化物ラジカル開始剤の不在下で、上 述した化学式Iを有するメトキシレートビスフェノールAジメタクリレートを重 合させる工程からなる方法により調製することができる。 過酸化物開始剤が存在しないので、スピロオキサジン、スピロピランおよびク ロメンから選択される1つ以上のフォトクロミック染料を重合性モノマー中に直 接含ませて、大量に着色されるマトリクスを得ることができる。フローレント等 の参照文献によると、モノマーおよびフォトクロミック染料を含有する重合性混 合物をレンズ型内で重合させて、直接フォトクロミックレンズを得ることもでき る。別のヶ所には、例えば、米国特許第5,130,353号、同第5,185,390号、および 同第5,180,254号に記載されているように、染料を含ませずにモノマーを重合さ せて、続いて、例えば、熱拡散法により、フォトクロミック染料を用いて、得ら れたマトリクス(例えば、そのマトリクスはレンズの形態であっても差し支えな い)を着色することも開示されている。典型的に、熱拡散工程において、1つ以 上のフォトクロミック染料に含浸される支持体を高分子マトリクスの一方の側に 施して(レンズの場合には、通常凸面の側)、混合物を1時間から3時間に亘り 100-150℃で加熱して、最後に支持体をマトリクスから分離する。 1つ以上のフォトクロミック染料に関連した、上述した特許出願のマトリクス は、実質的に一定のフォトクロミック特性(速度論、熱依存性)を示している。 より良好にフォトクロミック材料を様々な用途に適用するために、上述した材料 のフォトクロミック特性を変更できることは有用である。したがって、本発明の 目的は、調節可能なフォトクロミック特性を有する有機フォトクロミック材料を 提供することにより、この必要条件を満たすことにある。 発明の概要 手短に言うと、本発明は、上述した化学式Iを有するモノマーを特定のポリウ レタンオリゴマーと共重合させることにより形成された、調節可能なフォトクロ ミック特性を有する有機フォトクロミック材料に関するものである。 より詳しくは、本発明は、少なくとも1.54の屈折率を有し、マトリクスにフォ トクロミック特性を与える少なくとも1つの染料を含有し、この染料がスピロオ キサジン、スピロピランおよびクロメンからなる群より選択される、光学品質の 高分子マトリクスからなる有機フォトクロミック材料に関するものである。マト リクスを構成する高分子は、(i)以下の化学式I: を有する30-95重量%のエトキシレートビスフェノールAジメタクリレートおよ び(ii)末端にジまたはトリアクリルもしくはジまたはトリメタクリル官能価を有 する、5-70重量%のポリウレタンオリゴマーからなるコポリマーである。 別の形態において、本発明は、化学式I: を有し、RがHまたはCH3であり、mおよびnが独立して存在する1または2 である30-95重量%のエトキシレートビスフェノールAジメタクリレートを、末 端にジまたはトリアクリルもしくはジまたはトリメタクリル官能価を有する、5- 70重量%のポリウレタンオリゴマーと、ジアゾラジカル開始剤の存在下で、過酸 化物ラジカル開始剤の不在下で、共重合させることにより有機フォトクロミック 材料を調製する方法に関するものである。 発明の詳細な説明 末端にジまたはトリアクリルもしくはジまたはトリメタクリル官能価を有する ポリウレタンオリゴマーは、多官能価イソシアネートを有する水酸化アクリレー トまたはメタクリレートの存在下でポリオール(ジオールまたはトリオール)を 反応させることにより得ることができる。この種類のオリゴマーおよびその調製 方法は、従来技術においてよく知られており、例えば、米国特許第4,994,208号 、同第5,246,630号および同第4,360,653号のような参照文献に広く記載されてい る。これらの文献をここに引用する。 よく知られているように、ポリウレタンオリゴマーは、その構造内に「硬い」 または「柔らかい」セグメントを含み得る。概して、柔らかいセグメントを有す るポリウレタンオリゴマーは、ポリウレタンオリゴマーを含まないホモポリマー マトリクスのものと比較して、高分子材料の硬度およびガラス転移温度を減少さ せ、一方、硬いセグメントを有するポリウレタンオリゴマーは、マトリクスの硬 度およびガラス転移温度を増大させる。高分子マトリクスの特性におけるこれら の変化により、本発明による材料のフォトクロミック特性を調節できることが分 かった。実際、フォトクロミック暗色化および淡色化の速度は、マトリクスのガ ラス転移温度および硬度が増大するときに遅くなる傾向にある。一方、フォトク ロミック特性の熱依存性は、マトリクスのガラス転移温度および硬度が増大する につれて減少する。 「柔らかい」ポリウレタンは、環状またはより好ましくは線状脂肪族ジイソシ アネートと関連して、ポリカプロラクトンジオール、ポリエーテルジオール、ポ リエステルジオールのような線状脂肪族ジオールから由来する。柔らかいポリウ レタンの例が、Polyurethane Handbook,G.Bertel,MacMillan Publishing Co. ,New York,1986に記載されている。 「硬い」ポリウレタンは、芳香族特性を有するジオールから由来する。芳香族 環の存在により、構造がより硬くなり、したがって、これらのジオールが環状ジ イソシアネートと反応するときに、ガラス転移温度を増大させることがよく知ら れている。 オリゴマーの調製に使用できる水酸化アクリレートおよびメタクリレートは、 ヒドロキシアルキルアクリレートまたはメタクリレートもしくはラジカル重合の もととなる得る他の水酸化アクリレートまたはメタクリレートであって差し支え ない。 有用なフォトクロミック染料は、フォトクロミック特性を有するスピロオキサ ジン、スピロピランおよびクロメンからなる群より選択することができる。非常 に多数のフォトクロミック染料が文献に記載されており、市販されている。有用 な染料のリストは、例えば、上述した米国特許第5,246,630号および同第4,994,2 08号に掲載されている。使用できるスピロオキサジンは、例えば、米国特許3,56 2,172号、同第4,634,767号、同第4,637,698号、同第4,720,547号、同第4,756,97 3号、同第4,785,097号、同第4,792,224号、同第4,816,584号、同第4,831,142号 、同第4,909,963号、同第4,931,219号、同第4,936,995号、同第4,986,934号、同 第5,114,621号、同第5,139,707号、同第5,233,038号、同第4,215,010号、同第4, 342,668号、同第4,699,473号、同第4,851,530号、同第4,913,544号、同第5,171, 63 6号、同第5,180,524号、および同第5,166,345号、並びに、ヨーロッパ特許出願 公開第0,508,219号、同第0,232,295号、および同第0,171,909号に記載されてい る。使用できるクロメンは、例えば、米国特許第3,567,605号、同第4,889,413号 、同第4,931,221号、同第5,200,116号、同第5,066,818号、同第5,244,602号、同 第5,238,981号、同第5,106,998号、同第4,980,089号、および同第5,130,058号、 並びにヨーロッパ特許出願公開第0,562,915号に記載されている。これらの参照 文献をここに引用する。 有用なスピロピランが、例えば、Photochromism,G.Brown,Editor.,Techniqu es of Chemistry,Wiley Interscience,Vol.III,1971,Chapter III,45-294 頁, H.Bouas-Laurent,Elseiver,1990,Chapter 8,"Spiropyrans,"314-455頁,R.Gu glielmetti等の文献に記載されている。これらの参照文献をここに引用する。 非限定の説明として、マトリクス中に混合すべきフォトクロミック染料の比率 は、0.03重量%から0.3重量%までに亘り、好ましくは、0.05重量%から0.1重量 %までに亘る。 また、暗色状態で灰色または茶色の色合いとなる1つ以上のフォトクロミック 着色剤の組合せを使用することが好ましい。 本発明はまた、本発明は、化学式I: を有し、RがHまたはCH3であり、mおよびnが独立して存在する1または2 である30-95重量%のエトキシレートビスフェノールAジメタクリレートを、末 端にジまたはトリアクリルもしくはジまたはトリメタクリル官能価を有する、5- 70重量%のポリウレタンオリゴマーと、ジアゾラジカル開始剤の存在下で、過酸 化物ラジカル開始剤の不在下で、共重合させることを特徴とする、本発明の新し い有機フォトクロミック材料を調製する方法に関するものである。 RはHであり、m=n=2であることが好ましい。 好ましい実施の形態によると、さらに、最終材料を多量に着色することのでき る少なくとも1つのフォトクロミック染料の存在下で、重合を行う。 本発明の方法の特徴の1つは、過酸化物ラジカル開始剤の不在下において適用 し、この開始剤がジアゾ開始剤により置き換えられていることである。このこと には、ジアゾ開始剤の重合に関しては、樹脂マトリクス中にフォトクロミック染 料を混合できるという利点がある。過酸化物開始剤を用いることによっては、染 料の存在下で重合を行うことはできない。なぜならば、過酸化物開始剤は、製造 される有機ガラスの初期色を濃くしてしまうからであり、フォトクロミック効果 が失われることもあるからである。現在使用されている有機ガラスの製造方法に おけるように、過酸化物を使用するには、例えば、染料のガラスマトリクス中へ の高温拡散によって、別の工程においてガラスを着色する必要がある。本発明の 好ましい方法は、この追加の工程を除去でき、重合がレンズ型内で直接的に行わ れる場合に、1つの工程においてフォトクロミックレンズを製造することができ る点で有利である。 当然、所望であれば、染料を重合性混合物から除いても差し支えなく、例えば 、米国特許第5,130,353号、同第5,185,390号および同第5,180,254号により詳し く記載されているように、熱拡散標準方法により、重合マトリクス中にフォトク ロミック染料を混合しても差し支えない。 ジアゾラジカル開始剤として、他にもあるが、アゾビスイソブチロニトリル( AIBN)および2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)を使用する ことができる。有用なジアゾラジカル開始剤の他の例が、”Polymer Handbook, ”by Bandrup and Immergut,p.11-2,John Wiley(1989)に記載されている。 重合を行うために、例えば、窒素およびフリーラジカルを放出する、ジアゾ化 合物の熱分解が始まるまで、重合性混合物を加熱することができる。このことは 、比較的低温で行うことができる。この温度は、使用されるジアゾ化合物に依存 する(AIBNの場合には、約65℃)。重合は数時間(例えば、10-20時間)に 亘り行われる。最後に、100℃を越えても差し支えない、連続温度プラトーで、 各々約1時間の期間に亘り加熱することにより、構造体を焼成する。 本発明は最後に、本発明の有機フォトクロミック材料から全体または一部がな る製品に関するものである。このような製品の非限定実施例としては、眼鏡用 (矯正)グラスまたはサングラスのレンズ、自動車および他の乗物の窓材料、建 物の窓材料等が挙げられる。本発明の製品において、有機フォトクロミック材料 は、製品(中実製品)の全厚さを構成しても、または透明有機支持体または鉱物 支持体上に形成されたフイルムまたは層の形態にあっても差し支えない。レンズ 、特に眼鏡用レンズが特に好ましい本発明の製品である。 これらのレンズは、例えば、米国特許第2,542,386号、同第3,136,000号、およ び同第3,881,683号に記載されているように、従来の方法で、レンズ型内で重合 を行うことにより、都合よく製造することができる。 層状製品は、重合性混合物を支持体に施して(例えば、浸漬、遠心分離、ブラ シ等により)、この混合物をその場で重合することにより容易に製造できる。 実施例 本発明を明白にするために、以下に非限定実施例を示す。部は重量部である。実施例1 (対照) 以下のプロトコルにしたがって、有機フォトクロミック材料を調製する:100 重量部のジアクリル101(アクゾ社により販売されているエトキシレートビス フェノールA(化学式I,R=Hおよびm=n=1))に、重合開始剤としての 、0.5重量部のアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)、および0.2重量部のフ ォトクロミック染料を加える。 染料1 混合物を65℃で16時間に亘り窒素雰囲気でレンズ型内で重合させる。次いで、 得られた材料を、70℃で1時間、80℃で1時間、そして110℃で1時間に亘り再 度焼成する。型から取り出した後、製品は眼鏡用レンズとなる。実施例2 末端にジメタクリレート官能価を有するポリウレタンオリゴマーを以下のよう に調製する:50℃に加熱された反応器内において、撹拌しながら、窒素雰囲気下 で、以下の混合物を導入する。 530の分子量を有する ポリカプロラクトンジオール 0.08モル ヒドロキシエチルメタクリレート 0.16モル ジブチルスズラウレート 0.02重量% (dibutyltin laurate) 1時間半後、窒素流れを除去した後に、約1時間以内に0.16モルのイソホロン ジイソシアネートを導入し、このようにして、ジメタクリレート官能価を有する ポリウレタン(PUDMA)を製造する。実施例3 実施例1のプロトコルを用いて、重量部で表した以下の組成を有する、青色の フォトクロミックレンズを調製する: ジアクリル101 90 PUDMA 10 フォトクロミック染料1(実施例1の) 0.2 アゾビスイソブチロニトリル(AIBN) 0.5実施例4 重量部で表した組成が以下のとおりであることを除いて、実施例1のプロトコ ルを再度用いる: ジアクリル101 75 PUDMA 25 染料1 0.2 AIBN 0.5実施例5 重量部で表した組成が以下のとおりであることを除いて、実施例1のプロトコ ルを再度用いる: ジアクリル101 50 PUDMA 50 染料1 0.2 AIBN 0.5 機械的特性(ショア硬度、ガラス転移温度)およびフォトクロミック特性(淡 色化の速度)に関して、得られた結果が表Iに列記されている。 柔らかいポリウレタン改質コモノマーを使用することにより、機械的特性をそ れほど変更せずに、フォトクロミック工程の速度論が改良されることが分かる。実施例6 (対照) 実施例1のプロトコルを用いて、アクゾ社によりジアクリルの名称で販売され ている、R=H,m=n=2である化学式(I)を有するエトキシレートビスフ ェノールAジメタクリレートのホモポリマーからなる、灰色のフォトクロミック 材料を調製する。重量部で表した材料の組成は、以下のとおりである: ジアクリル121 100部 染料1 0.2部 染料2 0.025部 染料3 0.2部 染料1(実施例1の) 染料2 染料3 実施例7 この実施例は、コモノマーとしてトリメタクリル官能価を有するポリウレタン オリゴマーを使用することを説明するものである。 機械式撹拌機、添加漏斗、温度計、窒素パージが備えられ、温度調節浴中に完 全に浸漬された反応器内において、以下を導入する: 33.5gのトリメチロールプロパン(0.25モル) 97.6gのヒドロキシエチルメタクリレート(0.75モル) 0.3gのジブチルスズラウレート 反応器の内容物を30分間に亘り窒素流中で撹拌しながら50℃で加熱する。次い で、窒素流を取り除き、183.2g(0.75モル)のテトラメチルキシレンジイソシア ネート(TMZXDI)を1時間以内にゆっくりと添加する。 次いで、943g(1.75モル)のエトキシレートビスフェノールAジメタクリレー ト(アクゾのジアクリル101)を添加する前に、混合物を1時間に亘り撹拌す る。 上述のように得られた20gの生成物に、以下を加える: 0.04gのフォトクロミック化合物染料1 0.01gのフォトクロミック化合物染料2 0.04gのフォトクロミック化合物染料3 0.04gの2,2’−アゾビス(2−2−メチルブチロニトリル) 完全に溶解させた後、混合物が真空下でガス抜きして、次いで、レンズ型中に 注ぎ入れ、16時間以内に25℃から80℃までに温度を上昇させるある重合サイクル にかけ、2時間に亘り再度110℃で焼成する。得られたレンズは灰色である。実施例8 この実施例は、ジメタクリル官能を有する別のポリウレタンオリゴマーのコモ ノマーとして使用することを説明するものである。プロトコルは、以下の生成物 を使用した、実施例7のプロトコルと同一である: x+y=4である以下の化学式 を有する、アクゾ社から得られる101g(0.25モル)のジアノル240 65g(0.5モル)のヒドロキシエチルメタクリレート 111.5g(0.5モル)のイソホロンジイソシアネート 0.25gのジブチルスズラウレート 647g(1.2モル)のジアクリル121 得られた20gの混合物に以下を加える: 0.4gのフォトクロミック化合物染料1 0.01gのフォトクロミック化合物染料2 0.4gのフォトクロミック化合物染料3 0.04gの2,2’−アゾビス(2−2−メチルブチロニトリル) そして、実施例7のように実施する。 実施例6,7および8により得られた灰色のレンズの特性が表IIに列記されて いる。 上述した実施例(7および8)によるマトリクスの変更により、フォトクロミ ック材料の熱依存性が減少する。このことは、暖かく晴れ渡った天気においてサ ングラスの着用者を十分に保護する上で非常に重要である。実施例7および8は 、本発明の最高の形態を示している。実施例9−11 実施例8のように、ジアノール240を用いずに、アクゾ社のジアノール22 0(同一の化学式であるが、x+y=2)を用いて、ジメタクリル官能価を有す るポリウレタンを調製する。 次に、増加した重量の官能価ポリウレタン(10,20および30%)をジアクリル1 21に加える。 実施例8のように、各々の組成物に同一のフォトクロミック染料を同一の比率 で加え、実施例8のプロトコルにしたがって重合を行い、灰色のレンズを得る。 得られた結果が表IIIに示されている。 これらの実施例は、本発明により熱依存性が減少できることを示している。
【手続補正書】 【提出日】1997年11月19日 【補正内容】 (1) 明細書第1頁、第9行から第10行 「フローレン等による、「温度安定性および耐日光性のあるフォトクロミック 製品」と題する特許出願には、」を「フローレント等により、本出願と同時に出 願された、「温度安定性および耐日光性のあるフォトクロミック製品」と題する 米国特許庁を受理官庁とした国際特許出願には、」に訂正する。 (2) 請求の範囲を別紙のように補正する。 請求の範囲 1.(a)少なくとも1.54の屈折率を有する光学品質の高分子マトリクス、および (b)該マトリクスにフォトクロミック特性を付与する少なくとも1つの染料か らなる有機フォトクロミック材料であって、該染料が、スピロオキサジン、スピ ロピランおよびクロメンからなる群より選択され、該高分子が、(i)以下の化学 式I を有し、RがHまたはCH3であり、mおよびnが独立して存在する1または 2である 30-95重量%のエトキシレートビスフェノールAジメタクリレートおよ び (ii)末端にジアクリルまたはトリアクリルもしくはジメタクリルまたはトリメ タクリル官能価を有する5-70重量%のポリウレタンオリゴマーのコポリマーであ ることを特徴とするフォトクロミック材料。 2.暗色化状態において前記フォトクロミック材料に灰色または茶色を付与する 2種類以上のフォトクロミック染料の混合物からなることを特徴とする請求の範 囲1記載のフォトクロミック材料。 3.ジアゾラジカル開始剤の存在下であって、過酸化物ラジカル開始剤の不在下 において、化学式(I): を有し、RがHまたはCH3であり、mおよびnが独立して存在する1または 2である30-95重量%のエトキシレートビスフェノールAジメチルアクリレート を末端にジアクリルまたはトリアクリルもしくはジメタクリルまたはトリメタク リル官能価を有する5-70重量%のポリウレタンオリゴマーと共重合させることに より、請求の範囲1記載の有機フォトクロミック材料を製造する方法。 4.化学式(I)において、R=Hであり、m=n=2であることを特徴とする 請求の範囲3記載の方法。 5.前記重合が、スピロピラン、スピロオキサジンおよびクロメンからなる群よ り選択される少なくとも1つのフォトクロミック染料の存在下で行われることを 特徴とする請求の範囲3記載の方法。 6.前記重合工程の後に、前記少なくとも1つのフォトクロミック染料の前記高 分子マトリクス中への熱拡散により、該染料を該マトリクス中に含ませる工程を 含むことを特徴とする請求の範囲3記載の方法。 7.請求の範囲1記載の透明有機フォトクロミック材料からなるフォトクロミッ ク製品。 8.前記製品がレンズであることを特徴とする請求の範囲7記載の製品。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08F 220:30) (72)発明者 メルエ,レミ フランス国 エフ−69009 リヨン リュ エクトール−ベルリオ 42 (72)発明者 ヴィアル,ジャック ジャン フランス国 エフ−77123 ノワイジシュ −レコール シュマン ド ラ プランド シャトーヴォー 15

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)少なくとも1.54の屈折率を有する光学品質の高分子マトリクス、および (b)該マトリクスにフォトクロミック特性を付与する少なくとも1つの染料か らなる有機フォトクロミック材料であって、該染料が、スピロオキサジン、スピ ロピランおよびクロメンからなる群より選択され、該高分子が、(i)以下の化学 式I を有する30-95重量%のエトキシレートビスフェノールAジメタクリレートお よび (ii)末端にジアクリルまたはトリアクリルもしくはジメタクリルまたはトリメ タクリル官能価を有する5-70重量%のポリウレタンオリゴマーのコポリマーであ ることを特徴とするフォトクロミック材料。 2.暗色化状態において前記フォトクロミック材料に灰色または茶色を付与する 2種類以上のフォトクロミック染料の混合物からなることを特徴とする請求の範 囲1記載のフォトクロミック材料。 3.ジアゾラジカル開始剤の存在下であって、過酸化物ラジカル開始剤の不在下 において、化学式(I): を有し、RがHまたはCH3であり、mおよびnが独立して存在する1または 2である30-95重量%のエトキシレートビスフェノールAジメチルアクリレート を末端にジアクリルまたはトリアクリルもしくはジメタクリルまたはトリメタク リル官能価を有する5-70重量%のポリウレタンオリゴマーと共重合させることに より、請求の範囲1記載の有機フォトクロミック材料を製造する方法。 4.化学式(I)において、R=Hであり、m=n=2であることを特徴とする 請求の範囲3記載の方法。 5.前記重合が、スピロピラン、スピロオキサジンおよびクロメンからなる群よ り選択される少なくとも1つのフォトクロミック染料の存在下で行われることを 特徴とする請求の範囲3記載の方法。 6.前記重合工程の後に、前記少なくとも1つのフォトクロミック染料の前記高 分子マトリクス中への熱拡散により、該染料を該マトリクス中に含ませる工程を 含むことを特徴とする請求の範囲3記載の方法。 7.請求の範囲1記載の透明有機フォトクロミック材料からなるフォトクロミッ ク製品。 8.前記製品がレンズであることを特徴とする請求の範囲7記載の製品。
JP8519792A 1994-12-22 1995-11-09 高屈折率を有する有機フォトクロミック材料、その製造方法並びにその材料から形成した製品 Pending JPH10510872A (ja)

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