JPH10510197A - スペーサー付きエノッサル性単一歯移植組織 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 基礎本体の冠状端の方に開いた盲穴を備えた、本質的に円筒形で、顎骨の中に設けられた穴の中にはめ込み可能な基礎本体及び、その基礎本体の冠状の表面にねじ込み固定により押し当て可能なスペーサー及び、その基礎本体の盲穴の中に直接または間接にはめ込み可能であり、そしてそのスペーサーの中を少なくとも部分的に通過する移植組織支柱及び、義歯のための固定頭を備えた、義歯を確実に固定するエノッサル性単一歯移植組織であり、スペーサーはその周囲に人体構造上の条件に適合させる基礎本体の表面から外周方向に変化する余裕を持ち、義歯用の回転する押当て肩を備えていることを特徴とするエノッサル性単一歯移植組織。

Description

【発明の詳細な説明】 スペーサー付きエノッサル性単一歯移植組織 本発明は、本質的に円筒形の、基礎本体の冠状の端部の方に開いた盲穴を備え た、顎骨に設けられた穴にはめ込み可能な基礎本体、その基礎本体の冠状の表面 にねじ込み固定により押し当て可能なスペーサー、その基礎本体の盲穴に直接ま たは間接にはめ込み可能な、そしてスペーサーの中を少なくとも部分的に通過す る移植組織支柱、及び義歯のための固定頭を有し、取付け固定する義歯用のエノ ッサル性単一歯移植組織に関する。 この種のエノッサル性移植組織は、例えばドイツ特許ＤＥ−ＰＳ４０２８８５ ５に記載されているように、医師の業務の中で完全に実証されている。その場合 、各患者の人体構造に適合するように歯冠状の義歯を取り付けるために十分な手 段が備えられておらず、それは時たま不利に感じられている。 そのため本発明は、その種の方法に対応したエノッサル性単一歯移植組織を、 歯冠の形状の義歯が各患者の人体構造の周囲の角度に適合して取り付けることが できるように改良構築するという課題に基づいている。 本発明によれば、この課題は、スペーサーがその周囲に義歯用の回転する押当 て肩を備えており、その肩は人体構造上の条件に適合させる際に基礎本体の額面 から外周方向に変化する余裕を持つことにより解決される。 本発明はまた、押当て肩が少なくとも一つの冠状に調 整された調整切込み及び／または調整ノーズを備えることを提案している。 その際、調整切込み及び／または調整ノーズの円周上の配列がスペーサーに関 する周囲の角度に応じて画定され得る。 本発明はまた、義歯が調整切込み及び／または調整ノーズに補足的な突起また は凹みを備え得る。 押当て肩の軸方向高さは人体構造上の条件に適合し得る。 本発明はさらに、押当て肩の半径方向の基礎の高さが人体構造上の条件に適合 されることを提案している。 その際、スペーサーがその冠状の領域において少なくとも部分的に義歯のため の固定頭として使用され得る。 本発明はまた、移植組織支柱が基礎本体とねじ込み固定による結合を可能にし 得る。 移植組織支柱がその冠形状の領域内では、少なくとも部分的に義歯の用の固定 頭として使用され得る。 本発明は、スペーサーがその頸部端において閉形状に形成され、基礎本体の開 いた冠状の端部にはめ込み可能であり、そしてその冠状の端部の方向に開いた内 ねじ山付きの穴が移植組織支柱のねじ込みまたはセメント固定のために設けられ ていることを提案している。 本発明に従えば、スペーサーは基礎本体の表面に対応する頸部の嵌合結合部を 備え得る。 本発明はまた、基礎本体がその冠状の端部においてス ペーサーの頸部の嵌合結合部の突起に対する円筒形環状の凹みを備え得る。 その際、スペーサーは基礎本体の上方の表面に押し当て得る肩を備え得る。 本発明は、スペーサーが基礎本体の中にセメントまたはねじ込み固定可能であ り、移植組織支柱の冠状の端部をセメントまたはねじ込み固定し得るスペーサー 下部、及び嵌合結合部と基礎本体の冠状の表面に押し当てるための肩とを備えた スペーサー上部を有することを提案している。 本発明はさらに、スペーサー上部がその冠状の領域において、基礎本体の円筒 形の環状凹みの内径に一致した外径の頸部領域より大きい外径の長手区域を備え 、それに伴い異なった直径の両領域の間に肩が形成され、そしてスペーサー下部 がその冠状の領域において環状肩を囲む頭区域を備え、その環状肩の外径はスペ ーサー上部の冠形状の領域における外径に一致し、その頭区域は基礎本体の内側 穴の直径に一致した外径を有する頸部領域につながり得る。 本発明は、基礎本体の円筒形の環状凹みが少なくとも一つの基礎本体の閉形状 の要素を備え、そしてスペーサー上部の嵌合結合部が少なくとも一つの基礎本体 の閉形状の要素を補助するスペーサーの閉形状の要素を備えるように、基礎本体 上へのスペーサーのねじ込み固定強化のための結合手段が構成され得る。 その際、基礎本体の閉形状の要素は環状凹みの押当て肩において少なくとも一 つの軸方向の基礎本体が閉形状のポケット及び／または少なくとも一つの軸方向 の基礎本体の閉形状の舌部を、そしてスペーサーが閉じた形状の要素はそれに応 じて少なくとも一つの補助的なスペーサーが閉じた形状の舌部及び／または少な くとも一つの補助的なスペーサー閉形状ポケットを備え得る。 さらに、基礎本体及びスペーサーはそれぞれ円周上で等間隔に配置された六つ の閉形状の要素が備えられ得る。 本発明はまた、スペーサー下部がその冠状の端部において工具用のかかり部分 を備え得る。 最後に本発明は、義歯がそれのはめ込み前に移植組織支柱とともにスペーサー 中にしっかりと結合され、特に鋳込まれることを提案している。 本発明は、押し当て肩を持つスペーサーの形状が、基礎本体の額面から円周方 向に変化する余裕を持つことにより、義歯が移植組織支柱において、より良好に 支えを保持し、そして義歯の形状と配列が患者の顎及び歯の構造の人体構造上の 条件により良く適合し得ることを実施するという驚くべき知識に基づいている。 それに伴い、スペーサーはそれ自身完全にまたは部分的に義歯のための固定頭を 構成し、それにより義歯はこの場合、一方ではスペーサーの押し当て肩において 、他方では義歯またはその支持骨格において相応の突起または凹みを用いた特に 有利な方法で、スペーサーとねじ込み固定により結 合され得ることができ、一方ではまた、移植組織支柱はスペーサーより高く冠状 に設けられ、この場合とりわけ義歯またはその支持骨格と一体鋳造することがで きる固定頭を備え得る。 本発明の他の特徴及び利点は請求の範囲により、及び添付図面に基づいて実施 例が詳細に示される以下の説明により与えられる。 ここで、第１図は本発明によるエノッサル性単一歯移植組織の実施例の組立て 状態における長手方向部分断面図を示す。 第２図は第１図の単一歯移植組織の基礎本体の軸方向断面図を示す。 そして第３図は第１図の単一歯移植組織のスペーサー上部の側面図を示す。 第１図に示す単一歯移植組織はここに示す実施例では、例えばドイツ特許ＤＥ −ＰＳ３８３９７４４に記載されているような、既知の技術による基礎本体１０ を示す。その基礎本体１０は示された実施例ではチタン・プラズマ被覆されたチ タンにより構成される。さらに単一歯移植組織はスペーサー下部１２及びスペー サー上部１４により構成されるスペーサーを備えている。スペーサー下部１２は その外周において基礎本体１０の内ねじ１６に対応する外ねじ３０を備えている 。その環状領域において、スペーサー下部１２は、例えばドイツ特許ＤＥ−ＰＳ ３９１７６９０またはＤＥ−ＰＳ３８３９７２４に記 載されているように、移植組織支柱１５がセメントで固定される、固定工具用に 内ねじ３２を備えている。移植組織支柱１５の固定頭には、移植組織支柱１５と 共に鋳込まれる歯冠１７が義歯に取り付けられる。 第２図は、基礎本体１０が内ねじ１６を備えており、その環状の、図では上方 表面において、その頸部端に押当て肩２０が隣接する環状凹み１８が備えられて いることを示している。その押当て肩においては、六つの均等な円周ピッチで配 置された深い閉形状のポケット２２を備えている。 スペーサー上部１４はその頸部端において（第３図参照）、基礎本体１０の環 状凹み１８の内径に一致する外径を持つ嵌合突起２４を備えている。嵌合突起２ ４は、基礎本体１０の閉形状のポケット２２と補完し合う、六つの均等な円周ピ ッチで配置された閉形状の舌部２６を備えている。スペーサー上部１４の冠状部 分は頸部より大きい外径を備えており、それに伴って両部分の中間に肩２８が形 成されている。さらにスペーサー上部１４はその周囲に、人体構造上の条件に合 わせて基礎本体の表面から円周方向に変化する余裕があり、回転する押当て肩２ ９を備えている。 その冠形状領域において、スペーサー下部１２は環状肩３５を囲む頭部３４（ 第１図参照）を備えており、その外径はスペーサー上部１４の冠状領域における より大きい外径に一致し、そしてその環状肩３５は基礎本体の 内孔の直径に一致する外径を持つ頸部領域につながっていく。 スペーサー下部１２の冠状端部においてはスパナ形式の工具用の掛かり部分を 備えている。 第３図は、押当て肩２９が冠状の調整された調整切込み４０を備えており、そ の角度を持つ配列が閉じた形状の要素２６に画定されていることを示す。調整切 込み４０は、単に患者の顎骨にはめ込まれる基礎本体におけるスペーサーの固定 に際して、工具の押当てを良好にできることのみならず、閉形状要素２６に対し てその角度方向に位置決めのため、基礎本体に対するスペーサーの、六つの閉じ た形状の要素を介して任意に相対方向が選択されることにより、基礎本体に関連 した押当て肩２９の所望の角度に応じた位置決めも可能にする。 上記の単一歯移植組織の組立ては以下のとおりである（第１図参照）。すでに 身体組織または顎骨にはめ込まれた基礎本体にスペーサー上部１４を取り付け、 それに伴い、閉形状舌部２６は閉形状ポケット２２との共同作用において、ねじ 込み固定により嵌合結合される。それに続いて、スペーサー下部１２は基礎本体 １０の中にセメント固定され、それに伴い、スペーサー上部１４の肩２８は基礎 本体１０の上方表面に、そしてスペーサー下部１２の環状肩３４はスペーサー上 部１４の冠状端面に押つけられ、そのため基礎本体１０はスペーサー上部１４及 びスペーサー下部１２と軸方向に相互に結合される。 これにより全体として、スペーサー上部１４は基礎本体１０に対してその環状 肩３５と軸方向にも回転方向にも固定されるに至る。歯冠部１７と結合した移植 組織支柱は（歯冠部１７は移植組織支柱１５と有利に鋳込まれている）義歯構成 のためスペーサー下部１２の内ねじ３２の中にセメント固定される。その後、義 歯の歯冠部１７が移植組織支柱１５に押し付けられ、あらかじめ適用されたセメ ント１９により固定することができる。それに伴い、押当て肩２９は歯冠部１７ の押当てを容易にし、患者の人体構造上の条件である歯冠部１７の形状及び配列 に適合させることを可能にする。 調整切込み４０の工夫をこらした適用により、上記の望ましい方法で、基礎本 体１０またはスペーサー下部１２に対するスペーサー上部１４の角度に応じた配 列が固定される。 二つの部分から成るスペーサー１２，１４は押当て肩の高さにおいても基礎の 高さ（移植組織上端）においても種々の形式で製造されることができるので、ス ペーサーを取り囲む個々の顎形状への適合が可能である。 上に示した、図面及び請求の範囲で明らかな、本発明の特徴は単独においても 任意の組合わせにおいても種々の実施例での本発明の実施に対して本質的なもの となり得る。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】１９９７年１月３０日 【補正内容】 明細書 スペーサー付きエノッサル性単一歯移植組織 本発明は、本質的に円筒形の、基礎本体の冠状の端部の方に開いた盲穴を備え た、顎骨に設けられた穴にはめ込み可能な基礎本体、その基礎本体の冠状の表面 にねじ込み固定により押し当て可能なスペーサー、その基礎本体の盲穴に直接ま たは間接にはめ込み可能な、そしてスペーサーの中を少なくとも部分的に通過す る移植組織支柱、及び義歯のための固定頭を有し、取付け固定する義歯用のエノ ッサル性単一歯移植組織に関する。 この種のエノッサル性移植組織は、例えばドイツ特許ＤＥ−ＰＳ４０２８８５ ５に記載されているように、医師の業務の中で完全に実証されている。その場合 、各患者の人体構造に適合するように歯冠状の義歯を取り付けるために十分な手 段が備えられておらず、それは時たま不利に感じられている。 そのため本発明は、ドイツ特許ＤＥ−ＰＳ４０２８８５５に対応したエノッサ ル性単一歯移植組織を、歯冠の形状の義歯が各患者の人体構造の周囲の角度に適 合して取り付けることができるように改良構築するという課題に基づいている。 米国特許ＵＳ−Ａ５４１７５６８において、弓形の輪郭を有す移植組織の冠状 構造のための押当て手段が記載されており、それによって歯肉の自然な形成に有 利な適合が行われ得る。その点で上記の問題が顧慮されている。 本発明によれば、この課題は、スペーサーがその周囲に義歯用の回転する押当 て肩を備えており、その肩は人体構造上の条件に適合させる際に基礎本体の額面 から外周方向に変化する余裕を持つことにより解決される。 本発明はまた、押当て肩が少なくとも一つの冠状に調 請求の範囲 １．基礎本体の冠状端の方に開いた盲穴を備えた、本質的に円筒形の、顎骨に設 けられた穴にはめ込み可能な基礎本体、前記基礎本体の冠状の額面にねじ込み固 定により押当て可能なスペーサー、前記基礎本体の盲穴の中に直接または間接に はめ込み可能な、そして前記スペーサーの中を少なくとも部分的に通過する移植 組織支柱、及び義歯用に固定頭を備え、義歯を取付け固定するエノッサル性単一 歯移植組織において、 スペーサー（１２，１４）はその周囲において、義歯用の回転する押当て肩（２ ９）を備えており、その回転通路は本質的に存在する円筒対称からそれており、 そのため前記回転通路は基礎本体（１０）の表面から外周方向に変化する余裕を 持つことを特徴とするエノッサル性単一歯移植組織。 ２．押当て肩（２９）は少なくとも一つの冠状の調整された調整切込み（４０） 及び／または調整ノーズを備えていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載 されたエノッサル性単一歯移植組織。 ３．調整切込み（４０）及び／または調整ノーズの円周上の配列は、スペーサー （１２，１４）の周囲の角度に応じて画定されていることを特徴とする請求の範 囲第２項に記載されたエノッサル性単一歯移植組織。 ４．義歯は調整切込み（４０）及び／または調整鼻に対して補助的な突起部また は凹みを備えていることを特徴 とする請求の範囲第２項または第３項に記載されたエノッサル性単一歯移植組織 。 ５．スペーサー（１２，１４）はその冠状領域において少なくとも部分的に義歯 用の固定頭として役立つことを特徴とする請求の範囲第１項から第６項までのい ずれか一つに記載されたエノッサル性単一歯移植組織。 ６．移植組織支柱（１５）は基礎本体（１０）とねじ込み固定により結合可能で あることを特徴とする請求の範囲第１項から第７項までのいずれか一つに記載さ れたエノッサル性単一歯移植組織。 ７．移植組織支柱（１５）はその冠状領域において少なくとも部分的に義歯用の 固定頭として役立つことを特徴とする請求の範囲第１項から第８項までのいずれ か一つに記載された単一歯移植組織。 ８．スペーサー（１２，１４）はその頸部端において閉形状に形成され、そして 基礎本体（１０）の開いた冠状端部にはめ込み可能であり、そして前記基礎本体 （１０）の冠状端の方に開いた穴は移植組織支柱（１５）のねじ込みまたはセメ ント固定のための内ねじを備えていることを特徴とする請求の範囲第１項から第 ９項までのいずれか一つに記載されたエノッサル性単一は移植組織。 ９．スペーサー（１２，１４）は基礎本体（１０）の額面に対応する頸部嵌合突 起を備えていることを特徴とする請求の範囲第８項に記載されたエノッサルな性 単一歯移植組織。 １０．基礎本体（１０）はその冠状端においてスペーサー（１２，１４）の頸部 嵌合突起を受け入れるための円筒形の環状凹み（１８）を備えていることを特徴 とする請求の範囲第９項に記載されたエノッサル性単一歯移植組織。 １１．スペーサー（１２，１４）は基礎本体（１０）の上表面に設けられ得る肩 （２８）を備えていることを特徴とする請求の範囲第１０項に記載されたエノッ サル性単一歯移植組織。 １２．スペーサー（１２，１４）は移植組織支柱（１５）の冠状端がセメント固 定可能またはねじ込み可能な、基礎本体（１０）の中にセメント固定可能または ねじ込み可能であるスペーサー下部（１２）、及び嵌合突起と基礎本体（１０） の冠状表面に設けられる肩（２８）を備えたスペーサー上部（１４）とから成る ことを特徴とする請求の範囲第１１項に記載されたエノッサル性単一歯移植組織 。 １３．スペーサー上部（１４）はその冠状領域において、基礎本体（１０）の円 筒形の環状凹み（１８）の内径に一致する外径を持つ頸部領域より大きい外径の 長さ区間を備えており、それに伴い、異なった直径の両領域の中間において肩（ ２８）が形成されており、及びスペーサー下部（１２）はその冠状領域において 、スペーサー上部（１４）の冠状領域における外径に一致する外径を持つ環状肩 （３５）を囲み、そして基礎本体（１０）の内 孔の直径に一致する外径を持つ頸部領域につながっていく頭部（３４）を備えて いることを特徴とする請求の範囲第１４項に記載されたエノッサル性単一歯移植 組織。 １４．基礎本体（１０）にスペーサー（１２，１４）をねじ込みにより固定する ための結合手段は、前記基礎本体（１０）の円筒形の環状凹み（１８）が少なく とも一つの基礎本体が閉形状の要素（２２）を、そしてスペーサー上部（１４） の嵌合突起（２４）が少なくとも一つの基礎本体が閉形状の要素（２２）である ことに対して補助するスペーサーの閉形状の要素（２６）を備えているように構 成されていることを特徴とする請求の範囲第１項から第１２項までのいずれか一 つに記載されたエノッサル性単一歯移植組織。 １５．基礎本体の閉形状の要素は環状凹み（１８）の押当て肩（２０）において 、少なくとも一つの軸方向の基礎本体が閉形状のポケット（２２）及び／または 少なくとも一つの軸方向の基礎本体が閉形状の舌部を、そしてスペーサー閉形状 の要素はそれに対応して少なくとも一つの補助的なスペーサー閉形状の舌部（２ ６）及び／または少なくとも一つの補助的なスペーサーが閉形状のポケットを備 えていることを特徴とする請求の範囲第１４項に記載されたエノッサル性単一歯 移植組織。 １６．基礎本体（１０）及びスペーサー（１２，１４）においてはそれぞれ均等 な円周ピッチで配列された六つの閉形状の要素（２２，２６）が設けられている ことを 特徴とする請求の範囲第１５項に記載されたエノッサル性単一歯移植組織。 １７．スペーサー下部（１２）はその冠状端において工具用の掛かり部分（３８ ）を備えていることを特徴とする請求の範囲第１２項から第１６項までのいずれ か一つに記載されたエノッサル性単一歯移植組織。 １８．義歯（１０）はスペーサー（１２，１４）の中にそれをはめ込む前に移植 組織支柱（１５）と固く結合され、特に鋳込まれることを特徴とする請求の範囲 第１項から第１７項までのいずれか一つに記載されたエノッサル性単一歯移植組 織。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，Ｕ Ｇ)，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，Ｃ Ａ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ， ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，Ｍ Ｎ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＳ， ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．基礎本体の冠状端の方に開いた盲穴を備えた、本質的に円筒形の、顎骨に設 けられた穴の中にはめ込み可能な基礎本体、前記基礎本体の冠状表面にねじ込み 固定により押し当てられたスペーサー、前記基礎本体の盲穴に直接または間接に はめ込み可能な、前記スペーサーの中を少なくとも部分的に通過する移植組織支 柱、及び義歯のための固定頭を備えた、義歯を取付け固定するエノッサル性単一 歯移植組織であり、 前記スペーサー（１２，１４）はその周囲に、人体構造上の条件に適合させる際 、前記基礎本体（１０）の表面から外周方向に変化する余裕を持つ、義歯用の回 転する押当て肩（２９）を備えていることを特徴とするエノッサル性単一歯移植 組織。 ２．押当て肩（２９）は少なくとも一つの冠状の調整された調整切込み（４０） 及び／または調整ノーズを備えていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載 されたエノッサル性単一歯移植組織。 ３．調整切込み（４０）及び／または調整ノーズの円周上の配列は、スペーサー （１２，１４）の周囲の角度に応じて画定されていることを特徴とする請求の範 囲第２項に記載されたエノッサル性単一歯移植組織。 ４．義歯は調整切込み（４０）及び／または調整鼻に対して補助的な突起部また は凹みを備えていることを特徴とする請求の範囲第２項または第３項に記載され たエノ ッサル性単一歯移植組織。 ５．押当て肩（２９）の軸方向の高さは人体構造上の条件に適合することを特徴 とする請求の範囲第１項から第４項までのいずれか一つに記載されたエノッサル 性単一歯移植組織。 ６．押当て肩（２９）の半径方向の基礎の高さは人体構造上の条件に適合するこ とを特徴とする請求の範囲第１項から第５項までのいずれか一つに記載されたエ ノッサル性単一歯移植組織。 ７．スペーサー（１２，１４）はその冠状領域において少なくとも部分的に義歯 用の固定頭として役立つことを特徴とする請求の範囲第１項から第６項までのい ずれか一つに記載されたエノッサル性単一歯移植組織。 ８．移植組織支柱（１５）は基礎本体（１０）とねじ込み固定により結合可能で あることを特徴とする請求の範囲第１項から第７項までのいずれか一つに記載さ れたエノッサル性単一歯移植組織。 ９．移植組織支柱（１５）はその冠状領域において少なくとも部分的に義歯用の 固定頭として役立つことを特徴とする請求の範囲第１項から第８項までのいずれ か一つに記載された単一歯移植組織。 １０．スペーサー（１２，１４）はその頸部端において閉形状に形成され、そし て基礎本体（１０）の開いた冠状端部にはめ込み可能であり、そして前記基礎本 体（１０）の冠状端の方に開いた穴は移植組織支柱（１５）の ねじ込みまたはセメント固定のための内ねじを備えていることを特徴とする請求 の範囲第１項から第９項までのいずれか一つに記載されたエノッサル性単一は移 植組織。 １１．スペーサー（１２，１４）は基礎本体（１０）の額面に対応する頸部嵌合 突起を備えていることを特徴とする請求の範囲第１０項に記載されたエノッサル な性単一歯移植組織。 １２．基礎本体（１０）はその冠状端においてスペーサー（１２，１４）の頸部 嵌合突起を受け入れるための円筒形の環状凹み（１８）を備えていることを特徴 とする請求の範囲第１１項に記載されたエノッサル性単一歯移植組織。 １３．スペーサー（１２，１４）は基礎本体（１０）の上表面に設けられ得る肩 （２８）を備えていることを特徴とする請求の範囲第１２項に記載されたエノッ サル性単一歯移植組織。 １４．スペーサー（１２，１４）は移植組織支柱（１５）の冠状端がセメント固 定可能またはねじ込み可能な、基礎本体（１０）の中にセメント固定可能または ねじ込み可能であるスペーサー下部（１２）、及び嵌合突起と基礎本体（１０） の冠状表面に設けられる肩（２８）を備えたスペーサー上部（１４）とから成る ことを特徴とする請求の範囲第１３項に記載されたエノッサル性単一歯移植組織 。 １５．スペーサー上部（１４）はその冠状領域において、 基礎本体（１０）の円筒形の環状凹み（１８）の内径に一致する外径を持つ頸部 領域より大きい外径の長さ区間を備えており、それに伴い、異なった直径の両領 域の中間において肩（２８）が形成されており、及びスペーサー下部（１２）は その冠状領域において、スペーサー上部（１４）の冠状領域における外径に一致 する外径を持つ環状肩（３５）を囲み、そして基礎本体（１０）の内孔の直径に 一致する外径を持つ頸部領域につながっていく頭部（３４）を備えていることを 特徴とする請求の範囲第１４項に記載されたエノッサル性単一歯移植組織。 １６．基礎本体（１０）にスペーサー（１２，１４）をねじ込みにより固定する ための結合手段は、前記基礎本体（１０）の円筒形の環状凹み（１８）が少なく とも一つの基礎本体が閉形状の要素（２２）を、そしてスペーサー上部（１４） の嵌合突起（２４）が少なくとも一つの基礎本体が閉形状の要素（２２）である ことに対して補助するスペーサーの閉形状の要素（２６）を備えているように構 成されていることを特徴とする請求の範囲第１項から第１５項までのいずれか一 つに記載されたエノッサル性単一歯移植組織。 １７．基礎本体の閉形状の要素は環状凹み（１８）の押当て肩（２０）において 、少なくとも一つの軸方向の基礎本体が閉形状のポケット（２２）及び／または 少なくとも一つの軸方回の基礎本体が閉形状の舌部を、そしてスペーサー閉形状 の要素はそれに対応して少なくとも一 つの補助的なスペーサー閉形状の舌部（２６）及び／または少なくとも一つの補 助的なスペーサーが閉形状のポケットを備えていることを特徴とする請求の範囲 第１６項に記載されたエノッサル性単一歯移植組織。 １８．基礎本体（１０）及びスペーサー（１２，１４）においてはそれぞれ均等 な円周ピッチで配列された六つの閉形状の要素（２２，２６）が設けられている ことを特徴とする請求の範囲第１７項に記載されたエノッサル性単一歯移植組織 。 １９．スペーサー下部（１２）はその冠状端において工具用の掛かり部分（３８ ）を備えていることを特徴とする請求の範囲第１４項から第１８項までのいずれ か一つに記載されたエノッサル性単一歯移植組織。 ２０．義歯（１０）はスペーサー（１２，１４）の中にそれをはめ込む前に移植 組織支柱（１５）と固く結合され、特に鋳込まれることを特徴とする請求の範囲 第１項から第１９項までのいずれか一つに記載されたエノッサル性単一歯移植組 織。